JP3142174U - 衣服用被取付体 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣服等に取り付けが容易で、かつ、衣服に予め取り付けられた裏座部材に、所望の表面部材を容易に装着できる衣服用被取付体を提供する。
【解決手段】衣服用被取付体は、所定の材料で形成され、被係合穴が設けられた裏座部材1と、所定の材料で形成され、裏座部材に対して着脱可能に装着される表面部材2と、台座部3aと、台座部の略中央に立設され、被係合穴1aと係合可能な棒状係止部3bとを備え、所定の材料で形成される固定部材3とからなる衣服用被取付体である。固定部材3は、衣服の生地5に形成された被取付部材取付用穴に挿通された棒状係止部3bが裏座部材1の被係合穴と係合するものである。裏座部材1と固定部材3は、衣服に対して予め取り付けておくものであり、取り付けられた裏座部材1に対して、所望の表面部材2を装着するとよい。
【選択図】図1

Description

本考案は、衣服等に取り付けが容易であるとともに、表面部材の交換が可能である衣服用被取付体に関する。さらに詳しくは、衣服に予め取り付けられた裏座部材に、選択された所望の表面部材を容易に装着できるようにした衣服用被取付体に関する。
従来、衣服のボタンは、生地に糸で縫いつけられているものが多い。しかし、縫糸が切れてボタンがとれてしまうことがある。また、縫糸が切れるようなことは、朝の着替え時など忙しいときに起こることが多い。近年、縫糸が切れてしまうこと、針と縫糸とを使用してボタンをつけ直す作業が煩雑であること等の理由から、縫糸で縫いつけない方法が提案されている。すなわち、縫糸を使用せずに衣服の生地に取り付けることができるボタンに関する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。このボタンの取付作業では、ミシン、針等が不要であり、ボタンつけ作業を簡単にかつ短時間に行うことができるとされている。
さらに、衣服を着用する人が、気分転換を図るために色や形を簡単に変えられる組み合わせボタンに関する技術も知られている(例えば、特許文献3、4参照)。
特開2005−278955号公報 特開平08−187110号公報 特開平10−113204号公報 実開平06−011511号公報
しかしながら、特許文献1に示された技術のものでは、糸で縫いつけたような柔軟性に欠け、衣服を着て、ボタンをかけるときの手触り感が良くないなどという問題点が生じるおそれがあった。特許文献2に示された技術のものは、糸で縫いつけたような柔軟性を出そうとしているが、ボタン本体が回転したり、衣服の上下方向に倒れが生じ易く、衣服着用時にボタンがけがしにくいなどという問題点が生じるおそれがあった。
特許文献3、4の技術は、前述したような問題点を解決するものでなかった。
また、特許文献3の技術では、ボタン基板に取り付けられる装飾体(表面部材に相当)は弾性体に限られ、硬質(例えば、金属製)材料の表面部材に適用することが困難であるという問題点があった。
例えば、学生服などは、学校ごとの指定ボタンとなるため、表面部材のみ後付ができるとよい。すなわち、全国共通の衣服を製造して販売することができ、販売時に学校ごとの指定ボタンに相当するマークの表面部材を装着すればよいので、経済的効果も大きい。そのために、硬質の表面部材を容易に着脱できる構造のボタンの開発が要望されていた。
一方、衣服に取り付けられる他の被取付体として、幼児、児童等がつけている名札、バッジのようなものがある。これらは、安全ピンで衣服に取り付けられていることが多い。しかしながら、安全ピンは、先の尖った形状の針(ピン)を使用して衣服に止めており、ちょっとした力が作用することではずれやすい。このはずれた針は危険なものとなり、あまり安全なものとは言えなかった。
本考案は、以上のような従来の問題点を解決するために創案されたもので、次の目的を達成する。
本考案の目的は、縫糸、ピンを使用しないで簡単に衣服の生地に取り付けられる衣服用被取付体を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、表面部材の交換が容易で、目的、用途にあわせて交換可能な衣服用被取付体を提供することにある。
本考案は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本考案1の衣服用被取付体は、
ポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、真鍮、リン青銅から選択される1以上の材料で形成され、被係合穴が設けられた裏座部材と、真鍮、リン青銅、アルミニウム、不飽和ポリエステル樹脂、カゼイン樹脂、ナイロン樹脂、ABS樹脂から選択される1以上の材料で形成され、前記裏座部材に対して着脱可能に装着される表面部材と、台座部と、この台座部の略中央に立設され、前記被係合穴と係合可能な棒状係止部とを備え、ナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ゴム材料から選択される1以上の材料で形成される固定部材とからなる衣服用被取付体であって、前記固定部材は、前記衣服の生地に形成された被取付部材取付用穴に挿通された前記棒状係止部が前記裏座部材の被係合穴と係合するものであり、前記衣服に対して予め取り付けられた前記裏座部材に対して、所望の前記表面部材を装着できるようにしたことを特徴とする。
本考案2の衣服用被取付体は、本考案1において、
前記衣服用被取付体は、前記衣服に取り付けられるボタンであり、前記表面部材は、前記表面部材は、表面部が、所望の形状、及び/または、所望の色彩に形成されているものであることを特徴とする。
本考案3の衣服用被取付体は、本考案1において、
前記衣服用被取付体は、前記衣服に取り付けられる名札またはバッジであることを特徴とする。
本考案4の衣服用被取付体は、本考案2または3において、
前記固定部材は、前記棒状係止部の断面が略長方形であって、長辺部が前記衣服の上下方向に位置するように取り付けられていることを特徴とする。
本考案5の衣服用被取付体は、本考案4において、
前記裏座部材は、外周面に係止溝が形成されたものであり、前記表面部材は、内周面に内周溝が形成されたものであり、前記係止溝と前記内周溝との間に設けられた弾性部材を介して、前記裏座部材に対して前記表面部材を装着できるようにしたことを特徴とする。
本考案6の衣服用被取付体は、本考案5において、
前記弾性部材は、前記表面部材の内周溝に内設されたものであることを特徴とする。
本考案7の衣服用被取付体は、本考案6において、
前記固定部材は、前記台座部の両端の前記衣服の生地と対向する側に形成された係止爪部により、前記生地に対する回転を防止するものであることを特徴とする。
本考案8の衣服用被取付体は、本考案7において、
前記棒状係止部は、鋸状突起部が形成されたものであり、前記裏座部材には、前記被係合穴側に突出するラッチ爪と、このラッチ爪の両側に設けられた溝部とが形成されていることを特徴とする。
本考案9の衣服用被取付体は、本考案8において、
前記裏座部材は、2本以上のスリットが、外周部から中心側に、放射状に形成されたものであることを特徴とする。
本考案の衣服用被取付体は、針、縫糸等を使用して縫いつけるような作業が不要であり衣服への取り付けが容易である。また、針などのように先端が尖った部材を使用していないので、安全性が高い。すなわち、衣服に取り付けるボタン、名札、バッジ等いろいろなものとして好適なものとすることができる。
また、衣服用被取付体がボタンの場合、衣服購入時に、衣服着用者、衣服購入者等が所望の表面部材を選択し、選択された表面部材を簡単に装着できるため経済的効果が大きい。また、表面部材は容易に着脱できるので、衣服着用者は気分転換等のため、所望の表面部材に交換することができる。さらに、弾性部材を介して係止して装着するため、硬質材料の表面部材であっても着脱が容易である。
さらに、衣服用被取付体が名札、バッチ等の場合、普段の場合と、運動会、遠足等イベントの場合で表面部材の使い分けが容易である。また、安全ピンのような尖った形状のものがないので、幼児、児童用の衣服等に使用してもたいへん安全である。
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
衣服用被取付体の実施の形態1として、ボタンを例にして説明を行う。
図1は、衣服用被取付体の実施の形態1であるボタンを示す図であって、裏座部材に表面部材が装着後の状態を示す断面図である。図2は、衣服用被取付体の実施の形態1であるボタンを示す図であって、裏座部材に表面部材が装着前の状態を示す断面図である。図3は、図1をX−X線で切断した部分断面図、図4は、図3をY−Y線で切断した断面図である。図5は、裏座部材にスリットを形成した裏座部材の他の形態を示す正面図である。
なお、この実施の形態1の説明では、図1、2の紙面に直交する方向を、人に着用された衣服の上下方向に相当するものとし、図1、2における左右方向を衣服の左右方向に相当するものとして説明を行う。
衣服の生地5には、ボタン取付用穴(被取付部材取付用穴)5aが形成されている。ボタンAは、裏座部材1、表面部材2、固定部材3、座板6等とから構成されている。なお、ボタンAは、座板がない形態のものであってもよい。
図1、2に示すように、裏座部材1には、中央部に貫通穴1aが、外周部に係止溝1bが形成されている。貫通穴1aは、断面視で矩形形状の穴である。図3に示すように、貫通穴1aの両側(左右方向)の表側には、溝部1d、1dが各々形成されている。裏座部材1の生地5側の反対側(表面部材2側)には、貫通穴1a側に突出するようにラッチ爪1cが設けられている。ラッチ爪1cは、突出している先端側(図1、2、4における上側)が貫通穴1aの中心側に傾斜するように設けられている。この貫通穴1aとラッチ爪1cとで被係合穴が構成されている。なお、裏座部材1は、ポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、真鍮、リン青銅から選択される1以上の材料で形成されているとよい。
表面部材2は、本体部2bに表面装飾部2aが形成されたものである。表面装飾部2aは、所定の形状、及び/または、所定の色彩を有することで、ボタンAに装飾性等を持たせている。例えば、ボタンAは、衣服を学生服、制服とすると、各学校毎に定められた指定マーク(例えば、校章)等を形成されたいわゆる金ボタン等である。表面部材2は、真鍮、リン青銅、アルミニウム、不飽和ポリエステル樹脂、カゼイン樹脂、ナイロン樹脂、ABS樹脂から選択される1以上の材料で形成されているとよい。
表面部材2の開口部側の内周面には、内周溝2cが形成されており、内周溝2cに弾性部材(例えば、ゴム製のO−リング)4が内設されている。弾性部材4は、裏座部材1に表面部材2が挿入されたとき、係止溝1bに係止される。弾性部材4は、裏座部材1の係止溝1bに係脱可能に係止される。すなわち、裏座部材1と表面部材2とは弾性部材4を介して係止、離脱可能になっている。そして、係止されたとき、裏材部材1に表面部材2が装着された一体のものとなる。
なお、弾性部材4は、挿入時、弾性変形して容易に挿入できるとともに、挿入後、係止された状態では弾性力によって容易にはずれないものであればよい。すなわち、係止溝1bに係止された状態では、衣服を着用した人が運動、歩行等を行っても、多少、ボタンAを机、柱等他の部材にぶつけてもはずれることなく、装着状態(係止状態)が維持可能なものであればよい。また、弾性部材4は、表面部材2、または、裏座部材1に接着剤等で接合されているものであってもよい。
固定部材3は、台座部3aと、台座部3aから立設している棒状係止部3b、台座部3aの両端に形成された係止爪部3c等とから構成されている。台座部3aは、図1に示すように、側面視で、両端部と中央部とが高くなるような波形状をしている。また、台座部3は、図3に示すように、正面視で、左右方向が長く、上下方向が短い、略長方形の形状をしている。
棒状係止部3bは、図3に示すように、断面視で、上下方向が長く、左右方向が短い略長方形の形状をしている。棒状係止部3bの長辺部の両面には、鋸状突起部3dが形成されている。この鋸状突起部3dは、裏座部材1のラッチ爪1cと係合するものである。言い換えると、棒状係止部3bは、短辺部が、裏座部材1の貫通穴1aの側面1e、1eに案内され、長辺部は鋸状突起部3dが裏座部材1のラッチ爪1cと接して移動可能になっている。
すなわち、裏座部材1に対して、固定部材3を矢印P方向から挿入する場合、ラッチ爪1cが弾性変形(図3における想像線参照)して挿入可能となる。その後、裏座部材1に対して、固定部材3を矢印Q方向に引き抜こうとした場合、鋸状突起部3dとラッチ爪1cとが係合して、引き抜くことができないようになっている。
図5は、裏座部材の他の実施の形態であって、スリットが形成された裏座部材を示す。図5に示す裏座部材11は、外周部から中心側に、正面視で放射状に、所定の寸法のスリット1gが複数本(この形態では4本)設けられている。スリット1gの数は、2本以上であればよい。このように、裏座部材11にスリット1gが形成されていると、表面部材2の着脱がさらに容易となり好ましい。
台座部3aの両端には、棒状係止部3bが突出している方向と同じ向きに係止爪部3cが形成されている。すなわち、棒状係止部3bが衣服の生地に形成されたボタン取付用穴5aに挿通されたとき、前記衣服の生地5と対向する側に係止爪部3cが形成されている。そして、係止爪部3cは、裏座部材1と固定部材3とが衣服の生地5を挟持して固定されたとき、衣服の生地5に対してボタンAが回転することを防止するものである。なお、固定部材3は、両端に複数個(例えば2個)の係止爪が設けられたものであってもよい。
固定部材3は、ナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ゴム材料から選択される1以上の材料で形成されているとよい。
このボタンAの組み付け方法について説明を行う。
衣服の生地5には、所定の位置にボタン取付用穴5aが形成されている。
ボタン取付用穴5aに、固定部材3の棒状係止部3bを挿通させる。棒状係止部3bに座板6を挿入する。その後、棒状係止部3bに裏座部材1を挿入し、鋸状突起部3dとラッチ爪1cとを係合させる。生地5を、裏座部材1と固定部材3とで挟持できる位置まで、裏座部材1と固定部材3とを相対的に移動させる。生地5を裏座部材1と固定部材3とで挟持し、衣服に裏座部材1と固定部材3とが取り付けられた状態とする。
まだ、表面部材2を装着していない状態、または、仮の表面部材が装着された状態の衣服が店頭、店内などに陳列される。衣服購入時に、衣服を購入する人、衣服を着用する人等が所望の表面部材2を選択する。裏座部材1に、選択された表面部材2を装着する(図2参照)。すなわち、表面部材2を裏座部材1に押し込むと、弾性部材4は弾性変形し、裏座部材1を覆うように挿入される。弾性部材4が係止溝1bに係止することで装着完了となる。
例えば、衣服が学生服(制服)であると、購入時に、各学校で定められた指定マーク(例えば、校章)の表面部材2を選択すればよく、いちいち、○○学校用学生服(制服)、**学校用学生服など学校ごとの学生服(制服)を製造する必要がない。すなわち、各学校共通のサイズの異なる学生服(制服)を製造して店頭、店内などに陳列すればよい。このようにすることで、製造コストの大幅な低減が図れ、経済的効果が生じて好ましい。
また、学生服以外でも次のように使用できる。すなわち、購入時に、購入者、衣服着用者の感性に合った所望の表面部材2を選択し、装着することができる。すなわち、衣服を着用する人等の感性にあったボタンAを選択してオリジナルの衣服とすることができる。さらに、衣服を着用する人が気分転換のためボタンAの種類(デザイン、色彩等)を変更したいときには、所望の種類の表面部材2を選択して交換することもできる。同じ衣服でも、ボタン種類、形状が変わることで、異なる気分で着用することが可能である。
このように組み付けられたボタンAは、衣服を着用した状態の上下方向が棒状係止部3bの長方形形状の長辺部に相当し、ボタンAが垂れ下がることを防止できる。また、衣服を着用した状態の左右方向が棒状係止部3bの長方形形状の短辺部に相当して移動が容易であり、衣服のボタン穴にボタンAをかけるときの動作を阻害しない。すなわち、糸で縫いつけたボタンのボタンがけ動作と差がなく行うことができる。また、棒状係止部3bは、縫糸と比べ強度があり、糸切れのためボタンがとれてしまうようなことが生じない。さらに、係止爪部3cによって、ボタンAが生地5に対して回転することがない。
〔実施の形態2〕
衣服用被取付体の第2の実施の形態として、バッジBを例にして説明を行う。
図6は、衣服用被取付体の実施の形態2である名札を示す正面図、図7は、図6をZ−Z線で切断した断面図、図8は、実施の形態2における表面部材の例を示す正面図である。
なお、この実施の形態2では、前述した実施の形態1と同じ部位には同一の符号を付与し詳細な説明を省略する。
すなわち、バッジBは衣服に取り付ける位置が異なるが、衣服の生地5に取り付ける構成は同一である。すなわち、バッジBに適用した場合、表面部材12が実施の形態1と異なるのみである。表面部材12は、本体部12bに表面装飾部12aが形成されたものである。表面部材12の開口部側の内周面には、内周溝12cが形成されており、内周溝12cに弾性部材(例えば、ゴム製のO−リング)4が内設されている。弾性部材4は、裏座部材1に表面部材12が挿入されたとき、係止溝1bに係止される。すなわち、裏座部材1に表面部材12が装着される。
この実施の形態2では、第1表面装飾部12a−1が形成された第1表面部材12−1と、第2表面装飾部12a−2が形成された第2表面部材12−2とが、裏座部材1に装着可能になっている。例えば、普段は名札(第1表面部材)12−1として使用し、運動会や遠足等では、分かり易い花や動物の形にして班分けが容易にできる班用バッジ、クラス用バッジ(第2表面部材)12−2として使用することができる。
また、このバッジBは、従来のバッジのように衣服への固定に先の尖った針形状のピン等を使用していないので、遊んでいるとき、転んだときなどに危険でなく安全性が高い。すなわち、児童、幼児用の衣服に取り付けるのに、好適なものとすることができる。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案はこの実施の形態に限定されることはない。本考案の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、座板は、生地の裏座部材側ではなく、生地の台座部側にあってもよい。その場合には、固定部材の台座部に係止爪部を形成しなくてもよい。
図1は、衣服用被取付体の実施の形態1であるボタンを示す図であって、裏座部材に表面部材が装着後の状態を示す断面図である。 図2は、衣服用被取付体の実施の形態1であるボタンを示す図であって、裏座部材に表面部材が装着前の状態を示す断面図である。 図3は、図1をX−X線で切断した部分断面図である。 図4は、図3をY−Y線で切断した断面図である。 図5は、裏座部材にスリットを形成した裏座部材の他の形態を示す正面図である。 図6は、衣服用被取付体の実施の形態2である名札を示す正面図である。 図7は、図6をZ−Z線で切断した断面図である。 図8は、実施の形態2における表面部材の例を示す正面図である。
符号の説明
1…裏座部材
2…表面部材
3…固定部材
4…弾性部材
5…生地
6…座板
12…表面部材
A…ボタン
B…バッジ

Claims (9)

  1. ポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、真鍮、リン青銅から選択される1以上の材料で形成され、被係合穴が設けられた裏座部材と、
    真鍮、リン青銅、アルミニウム、不飽和ポリエステル樹脂、カゼイン樹脂、ナイロン樹脂、ABS樹脂から選択される1以上の材料で形成され、前記裏座部材に対して着脱可能に装着される表面部材と、
    台座部と、この台座部の略中央に立設され、前記被係合穴と係合可能な棒状係止部とを備え、ナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ゴム材料から選択される1以上の材料で形成される固定部材とからなる衣服用被取付体であって、
    前記固定部材は、前記衣服の生地に形成された被取付部材取付用穴に挿通された前記棒状係止部が前記裏座部材の被係合穴と係合するものであり、
    前記衣服に対して予め取り付けられた前記裏座部材に対して、所望の前記表面部材を装着できるようにした
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  2. 請求項1に記載された衣服用被取付体において、
    前記衣服用被取付体は、前記衣服に取り付けられるボタンであり、
    前記表面部材は、表面部が、所望の形状、及び/または、所望の色彩に形成されているものである
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  3. 請求項1に記載された衣服用被取付体において、
    前記衣服用被取付体は、前記衣服に取り付けられる名札またはバッジである
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  4. 請求項2または3に記載された衣服用被取付体において、
    前記固定部材は、前記棒状係止部の断面が略長方形であって、長辺部が前記衣服の略上下方向に位置するように取り付けられている
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  5. 請求項4に記載の衣服用被取付体において、
    前記裏座部材は、外周面に係止溝が形成されたものであり、
    前記表面部材は、内周面に内周溝が形成されたものであり、
    前記係止溝と前記内周溝との間に設けられた弾性部材を介して、前記裏座部材に対して前記表面部材を装着できるようにした
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  6. 請求項5に記載された衣服用被取付体において、
    前記弾性部材は、前記表面部材の内周溝に内設されたものである
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  7. 請求項6に記載された衣服用被取付体において、
    前記固定部材は、前記台座部の両端の前記衣服の生地と対向する側に形成された係止爪部により、前記生地に対する回転を防止するものである
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  8. 請求項7に記載された衣服用被取付体において、
    前記棒状係止部は、鋸状突起部が形成されたものであり、
    前記裏座部材には、前記被係合穴側に突出するラッチ爪と、このラッチ爪の両側に設けられた溝部とが形成されている
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
  9. 請求項8に記載された衣服用取付体において、
    前記裏座部材は、2本以上のスリットが、外周部から中心側に、放射状に形成されたものである
    ことを特徴とする衣服用被取付体。
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