JPH10164547A - ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置 - Google Patents

ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置

Info

Publication number
JPH10164547A
JPH10164547A JP31995096A JP31995096A JPH10164547A JP H10164547 A JPH10164547 A JP H10164547A JP 31995096 A JP31995096 A JP 31995096A JP 31995096 A JP31995096 A JP 31995096A JP H10164547 A JPH10164547 A JP H10164547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
power supply
amplifier
information
learning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31995096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Machida
浩 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31995096A priority Critical patent/JPH10164547A/ja
Publication of JPH10164547A publication Critical patent/JPH10164547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CATV伝送路上の故障箇所を特定して検出
する。 【解決手段】 監視装置703に、CATV伝送路上の
アンプ装置や電源供給装置等が故障したときの各エラー
情報パターンと、そのときに出力されるはずの故障判定
出力を入力すると、これに基づいて学習演算制御部7が
ニューラルネット判定器5の学習制御を行う。通常時
に、アンプ・電源通信制御部809がCATV伝送路上
のアンプ装置や電源供給装置等と通信を行いエラー情報
の取り込みを行うと、ニューラルネット判定器5は、こ
のエラー情報に基づいて故障判定を行う。ニューラルネ
ット判定器5の各故障判定出力端子は、CATV伝送路
上のアンプ装置や電源供給装置にそれぞれ割り当てられ
ており、故障アンプ・電源表示制御部9は、ニューラル
ネット判定器5の各故障判定出力端子を監視し、その出
力が故障を示すものであった場合にこれをモニタ表示装
置802に表示制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるケーブル
テレビジョンシステム(CATVシステム)のCATV
伝送路において、複数のアンプ装置,アンプ装置に電源
を供給する電源供給装置及び伝送ケーブルを、センタ装
置側に設けられた監視装置で遠隔監視し、これらの故
障,異常を検出,診断するケーブルテレビジョンシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】CATVシステムは、番組のオペレータ
と各加入者との間をCATV伝送路で接続し、このCA
TV伝送路を介して番組の提供を行うものである。CA
TV伝送路は、大きく分けて伝送ケーブルと、アンプ装
置と、このアンプ装置に電源を供給する電源供給装置と
で構成されているが、このCATV伝送路に故障が発生
すると、番組供給の停止等の不都合を生ずるため、これ
を防止し又は被害を最小限に抑えるために、図7に示す
ようにセンタ装置701側に監視装置703を設け、こ
れによりCATV伝送路のアンプ装置,電源供給装置等
の状態を遠隔監視するようになっている。
【0003】具体的には、センタ装置701には、テレ
ビジョン信号を出力するヘッドエンド装置704と、C
ATV伝送路上の各装置と通信を行うことで該各装置を
監視する監視装置703と、監視装置703からデジタ
ル化され出力される通信情報をアナログ信号に変換して
伝送ケーブル707上に出力すると共に、伝送ケーブル
707上の各装置からアナログ信号として伝送された通
信情報をデジタル化して監視装置703に供給するモデ
ム702とが設けられている。
【0004】ヘッドエンド装置704は、地上波放送,
衛星放送の再放送装置、自主放送の放送装置、下りパイ
ロット信号発生器、テレビ変調器等で構成されており、
該テレビ変調器により各種放送信号を周波数多重し、こ
れを伝送ケーブル707を介して加入者宅へ伝送するよ
うになっている。
【0005】下りパイロット信号発生器は、所定周波数
のキャリア信号を発生するようになっている。このキャ
リア信号は、CATV伝送路上の下り方向のアンプ装置
のゲイン制御、調整等に使用されるようになっている。
【0006】監視装置703は、CATV伝送路のアン
プ装置705及び各アンプ装置705に電源を供給する
電源供給装置706と、モデム702を介して通信を行
い、各装置705,706の各種制御又は各種計測デー
タの収集と監視を行っている。
【0007】CATV伝送路は、アンプ装置705や電
源供給装置706,伝送ケーブル707,パイロット信
号発生装置708等で構成されており、一般的には階層
構造となっている。そして、このCATV伝送路の末端
には加入者の端末装置が接続されている。
【0008】アンプ装置705は、分岐、分配アンプ、
延長用アンプとがあり、双方向の通信機能と、各種計測
機能と、センタ装置701の監視装置703との通信機
能とを備えている。
【0009】電源供給装置706は、商用AC電源を降
圧し、伝送ケーブル707を介して複数のアンプ装置7
05にそれぞれ電源を供給するようになっている。ま
た、電源供給装置706は、バッテリ,インバータ回路
及び停電検知回路を有しており、停電検知回路で商用A
C電源の停電が検知されると、バッテリからのDC電源
をインバータ回路でAC電源に変換し、これを各アンプ
装置705に供給するようになっている。
【0010】上りパイロット信号発生器708は、セン
タ装置701のヘッドエンド装置に設けられている下り
パイロット信号発生器と同様に、所定周波数のキャリア
信号を発生する。このキャリア信号は、アンプ装置70
5の上り方向のアンプ装置のゲイン制御、調整等に使用
されるようになっている。
【0011】また、この上りパイロット信号発生器70
8は、CATV伝送路上に複数設けられている。このた
め、各パイロット信号発生器708から出力されるキャ
リア信号が階層構造を有するCATV伝送路上で衝突し
ないように、このキャリア信号の抑圧を行うアンプ装置
705のフィルタの該抑圧量の設定を行う機能が設けら
れている。
【0012】次に、監視装置703は、図8に示すよう
に構成されており、アンプ装置705,電源供給装置7
06を制御する場合、ユーザ入力装置であるキーボード
入力装置801から入力されたアンプ電源制御データ
は、アンプ・電源制御入力部804によりアンプ・電源
制御データテーブル806に書き込まれるようになって
いる。
【0013】また、キーボード入力装置801からは、
アンプ装置705,電源供給装置706との通信により
得られた計測データの判定のための基準値(判定閾値)
が入力されるようになっており、この入力された判定閾
値は、判定閾値入力部805により、判定閾値データテ
ーブル807に書き込まれるようになっている。
【0014】監視装置702は、アンプ・電源通信制御
部809が、アンプ・電源制御データテーブル806に
記憶されているアンプ電源制御データ基づいて、アンプ
装置705及び電源供給装置706と通信を行う。
【0015】具体的には、アンプ・電源通信制御部80
9は、いわゆるポーリング/セレクティング方式を用い
てアンプ装置705及び電源供給装置706と双方向の
通信を行うようになっている。
【0016】この通信によりアンプ装置705及び電源
供給装置706から得られた計測データ及び状態データ
は、アンプ・電源状態監視データテーブル808に書き
込まれる。
【0017】なお、アンプ装置705の計測データ及び
状態データとしては、アンプ装置705の蓋の開閉,通
信エラー,下りパイロット信号レベル,上りパイロット
信号レベル,電源電圧,電源電流,温度等があり、電源
供給装置706の計測データ及び状態データとしては、
商用AC電圧,出力電圧,バッテリー電圧等がある。
【0018】アンプ装置705又は電源供給装置706
から収集されたアンプ・電源状態監視データテーブル8
08の内容は、比較エラー検出部810で判定閾値デー
タテーブル807の内容と比較される。そして、この比
較により、エラーが検出されると、エラー表示制御部8
11が、エラーの発生したアンプ装置705及び電源供
給装置706と、そのエラーの内容をモニタ表示装置8
02に表示制御する。これにより、エラーの発生したア
ンプ装置705及び電源供給装置706を検出すること
ができる。
【0019】次に、各アンプ装置705は、図9に示す
ように双方向分岐アンプ装置となっており、入力端子9
01を介して供給される信号を増幅し、これを出力端子
902を介して外部に出力すると共に、4つの分岐出力
端子903に信号を分岐出力する。また、各分岐出力端
子903からは上り信号が供給され、これらを多重,増
幅して入力端子901を介して外部に出力する。
【0020】入力端子901を介しては、放送信号や監
視装置703からの下り信号が供給されるようになって
いる。また、監視装置703からの下り信号は、主にア
ンプ装置705及び電源供給装置706の制御信号とな
っており、この制御信号により例えば分岐出力を切断す
るためのスイッチ回路912を制御するようになってい
る。
【0021】入力端子901を介して供給された信号
は、下りアンプ回路905で増幅される。このとき、下
りAGC回路906は、下り方向のパイロット信号を検
出し、アンプのゲインを自動調節する。この増幅された
信号は、分岐/ミキサ回路909により、出力端子90
2及び分岐出力端子903を介して下流のアンプ装置7
05に供給される。
【0022】次に、出力端子902,分岐出力端子90
3に供給される信号は、階層構造上に構成されたデータ
伝送路707の下流アンプ装置705及び電源供給装置
706から、センタ装置701の監視装置703へ伝送
される上り信号であり、アンプ装置705及び電源供給
装置706の状態を示すデータ及び計測データ等となっ
ている。
【0023】出力端子902或いは分岐出力端子903
に供給された信号は、上りアンプ回路907で増幅され
る。このとき、AGC回路908で上り方向のパイロッ
ト信号が検出され、アンプ装置705のゲインを自動調
節する。増幅された信号は入力端子901を介して上流
のアンプに伝送される。
【0024】次に、CATV伝送路上の複数のアンプ装
置705に対しては、電源供給装置706から電源が供
給されるようになっている。
【0025】すなわち、電源供給装置706は、所定の
1つのアンプ装置705に接続されており、そのアンプ
装置705が、伝送ケーブル707に電源を多重し、複
数の各アンプ装置705へ電源を供給するようになって
いる。伝送ケーブル707を介して電源が供給される各
アンプ装置705は、電源の供給される端子を介して供
給される信号から電源を分離しこれを取り込む。
【0026】そのアンプ装置705が電源供給装置70
6に接続される場合は、図9に示す電源装置接続端子9
04に接続されるようになっており、この電源装置接続
端子904を介して電源供給装置706からの商用AC
電源を取り込むようになっている。
【0027】この場合、電源装置接続端子904に供給
された商用AC電源は、電力分離/多重回路915,9
16又は917により、データ伝送路707に出力され
るが、どの端子に電源を出力するかは電力スイッチ回路
918,919,920の設定により決められる。
【0028】また、電源供給装置706から直接電源を
供給されずにデータ伝送路707から他のアンプ装置7
05を経由して電源が供給される場合は、電力スイッチ
回路918、919、920の設定により、入力端子9
01,出力端子902,分岐出力端子903のいずれか
から電源が供給される。
【0029】次に、各アンプ装置705には、アンプ装
置全体を制御し、各種計測を行うと共に、センタ装置7
01の監視装置703との通信を行うために制御回路9
13が設けられている。
【0030】監視装置703との通信は、モデム回路9
10を介して入力端子901に通信データが入出力され
るようになっている。各種信号は、アナログ信号として
供給されるようになっており、A/D変換回路911
は、この各種信号をデジタル信号に変換して制御回路9
13に供給する。制御回路913は、これに基づいて各
種データの計測を行うようになっている。
【0031】例えば、図9は、入力AC電圧、電源回路
出力、DC電圧、下りパイロット信号レベル、上りパイ
ロット信号レベルを計測する例を示している。
【0032】計測したデータは通信手段によりセンタ装
置701の監視装置706に伝送される。また、制御回
路913は、分岐出力から多大なノイズが発生した際、
このノイズの流合を防止するために、スイッチ回路91
2を制御し、分岐出力をオフ状態とする。これは、セン
タ装置701の監視装置703に設けられている通信手
段により制御されるようになっている。
【0033】次に、電源供給装置706は、図10に示
すように構成されており、商用AC入力端子1001に
供給された商用AC電源は、変圧回路1004で所定の
電圧に降圧され、切り換えスイッチ回路1005及び電
力多重回路1003を介して、AC電源出力端子100
2に接続されているアンプ装置705に供給される。
【0034】停電検出回路1006は、商用AC入力端
子1001を介して供給される商用AC電源を監視して
おり、停電を検出すると、この検出出力を制御回路10
12に供給する。
【0035】制御回路1012は、停電の検出出力が供
給されると、スイッチ回路1008をオン状態にすると
共に、インバータ回路1009を起動制御する。また、
インバータ回路1009に出力を選択するように切り換
えスイッチ回路1005を切り換え制御する。これによ
り、バッテリ1007からのDC電源がインバータ回路
1009に供給される。インバータ回路1009は、前
記DC電源をAC電源に変換し、これをAC電源出力端
子1002に接続されているアンプ装置705に供給す
る。これにより、伝送中の番組が停電時に中断されるよ
うな不都合を防止することができる。
【0036】一方、制御回路1012は、各種データの
計測を行うと共に、センタ装置701の監視装置703
との間で通信を行う。この監視装置703との通信は、
AC電源出力端子1002に接続されたアンプ装置70
5を介して入出力される通信データを、モデム回路10
11を介して行われるようになっている。
【0037】また、制御回路1012は、A/D変換回
路1010でアナログ信号からデジタル信号に変換され
供給された各種信号に基づいて、各種データの計測を行
う。この図10においては、バッテリ電圧,インバータ
出力電圧,AC出力電圧を計測する例を示している。計
測したデータは、通信手段により、上述のようにセンタ
装置701の監視装置703に伝送される。
【0038】監視装置703は、このように伝送路上の
各アンプ装置705,各電源供給装置706との通信に
より伝送された計測データを、図8を用いて説明したよ
うに判定し、アンプ装置705及び電源供給装置706
の異常,故障を検出する。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のCAT
Vシステムは、図7を用いて説明したようにCATV伝
送路が階層構造を有しており、監視のための通信データ
の伝送路が番組データ等を伝送する伝送路と同じである
ことから、下流側のアンプ装置はその上流側に設けられ
ているアンプ装置を介して上り通信データをセンタ装置
701に伝送するようになっている。
【0040】このため、例えば図7において、アンプ番
号A22のアンプ装置(A22アンプ装置)の上りアン
プ回路907が故障したとすると、このA22アンプ装
置の下流側に設けられているアンプ番号A220,A2
22,A223の各アンプ装置からの上り通信データ
が、A22アンプ装置の故障した上りアンプ回路907
で止まってしまうこととなる。このため、センタ装置7
01に上り通信データが伝送されず、監視装置703で
は、これを「通信無応答エラー」として検出するように
なる。
【0041】また、この場合、A22,A220,A2
22,A223の各アンプ装置からの上りパイロット信
号も、A22アンプ装置の故障した上りアンプ回路90
7で止まってしまうこととなる。このため、前記各A2
2アンプ装置の上流側のアンプ装置であるアンプ番号A
1,A2の各アンプ装置も、A22,A220,A22
2,A223の各アンプ装置からの上りパイロット信号
をセンタ装置701側に伝送することができず、監視装
置703では、これを「上りレベルエラー」として検出
するようになる。
【0042】従って、この場合、故障したアンプ装置は
A22アンプ装置であるにも拘らず、センタ装置701
の監視装置703では、A1,A2,A22,A22
0,A222,A223の各アンプ装置それぞれについ
てエラーが発生したものと検出することとなり、故障し
たアンプ装置を特定することはできなかった。
【0043】さらに、このような各エラーの発生は、ア
ンプ装置が故障した場合のみならず、電源供給装置70
6或いは伝送ケーブル707が故障した場合でも同様に
発生する。このため、故障箇所が電源供給装置706或
いは伝送ケーブル707である場合には、監視装置70
3において、何等故障が発生していないにも拘らずA
1,A2,A22,A220,A222,A223の各
アンプ装置にそれぞれでエラーが発生したものと検出さ
れる不都合を生ずることとなる。
【0044】このようなことから、従来のCATVシス
テムは、故障したアンプ装置705,電源供給装置70
6或いは伝送ケーブル707を即座に特定して検出する
ことはできなかった。
【0045】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、伝送路上の故障したアンプ装置,電源供給装
置或いは伝送ケーブルを即座に特定して検出することが
できるようなケーブルテレビジョンシステムの提供を目
的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブルテ
レビジョンシステムは、センタ装置と各加入者宅に設け
られた端末装置との間を、複数のアンプ装置及び複数の
電源供給装置を有する伝送路で接続してなるケーブルテ
レビジョンシステムにおける技術的思想であり、以下の
特徴的な各手段を合わせ持つ。
【0047】すなわち、本発明に係るケーブルテレビジ
ョンシステムは、センタ装置側、或いは各アンプ装置側
及び/又は各電源供給装置側に設けられ、各アンプ装置
及び/又は各電源供給装置で検出されたアンプ装置及び
/又は電源供給装置に関する情報に基づいて、その装置
の故障発生の有無を検出して故障情報を出力する故障検
出手段を有する。
【0048】また、センタ装置側に設けられ、前記伝送
路の各アンプ装置及び/又は各電源供給装置及び/又は
各伝送ケーブルに故障が生じた場合に、前記故障検出手
段から出力されるはずの各故障情報と、この各故障情報
に対応して出力されるはずの故障判定情報とが予め入力
され、これら各情報に基づいて、各アンプ装置及び/又
は各電源供給装置及び/又は各伝送ケーブル毎に、故障
判定に関する学習を行うと共に、この学習に基づいて、
前記故障検出手段から供給される故障情報から各アンプ
装置及び/又は各電源供給装置及び/又は各伝送ケーブ
ル毎に故障判定を行い故障判定情報を出力する故障判定
学習手段を有する。
【0049】そして、センタ装置側に設けられ、前記故
障判定学習手段からの各故障判定情報に基づいて、故障
の発生したアンプ装置及び/又は電源供給装置及び/又
は伝送ケーブルを特定して報知する報知手段とを有す
る。
【0050】本発明に係るケーブルテレビジョンシステ
ムは、このような構成とすることで、故障判定学習手段
の学習内容に基づいて、各アンプ装置,各電源供給装
置,各伝送ケーブル毎に故障判定を行い、これを報知手
段でオペレータ等に報知する。これにより、正確に故障
箇所を特定してオペレータ等に報知することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るケーブルテレ
ビジョンシステムの好ましい実施の形態について、図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0052】まず、本発明に係るケーブルテレビジョン
システム(CATVシステム)は、センタ装置と各加入
者宅に設けられた端末装置との間をCATV伝送路によ
り接続し、このCATV伝送路を介して番組の提供を行
うCATVシステムに適用することができる。
【0053】この第1の実施の形態に係るCATVシス
テムに設けられているCATV伝送路は、従来同様、大
きく分けて伝送ケーブル707と、番組データや各種計
測データ等を伝送するためのアンプ装置705と、この
アンプ装置705に電源を供給する電源供給装置706
とで構成されており、各アンプ装置705の下流側(端
末装置側)に複数のアンプ装置705或いは電源供給装
置706が接続された階層構造を有している。
【0054】また、センタ装置701には、このCAT
V伝送路の故障により番組供給の停止等の不都合が生ず
るのを防止し又は被害を最小限に抑えるために、図1に
示すような監視装置703が設けられており、この監視
装置703によりCATV伝送路のアンプ装置705,
電源供給装置706,伝送ケーブル707等の状態を遠
隔監視するようになっている。
【0055】具体的には、監視装置703は当該システ
ムの立ち上げ時、或いは定期点検時等に設定される「学
習モード」時に、キーボード入力装置801を介してC
ATV伝送路に発生する各エラーを予測して予め形成さ
れた各エラー情報パターン及びこの各エラーにより以下
に説明するニューラルネット判定器5から出力されるは
ずの故障判定出力(故障判定出力の期待値)が入力され
るようになっており、図1に示すように従来の構成(図
8と同符号を付す)に加え、前記各エラー情報パターン
及び故障判定出力の書き込み制御を行う手動学習データ
入力部1と、手動学習データ入力部1により前記故障判
定出力の期待値が書き込み制御される手動入力期待値デ
ータテーブル2と、手動学習データ入力部1により前記
各エラー情報パターンが書き込み制御される手動入力状
態データテーブル3とを有している。
【0056】また、監視装置703は、学習モード時に
は手動入力状態データテーブル3からのエラー情報パタ
ーンを選択し、番組データの伝送時等の通常時には比較
エラー検出部810で実際に検出されたエラー情報パタ
ーンを選択するスイッチ4と、学習モード時において前
記エラー情報パターンのエラー判定を行いこの故障判定
出力を出力するニューラルネット判定器5と、学習モー
ド時には手動入力期待値データテーブル2からの故障判
定出力を選択し、通常時にはアンプ・電源制御データテ
ーブル806からの制御情報を選択するスイッチ6とを
有している。
【0057】また、監視装置703は、学習モード時に
おいて、ニューラルネット判定器5からの故障判定出力
及びスイッチ6を介して供給される手動入力期待値デー
タテーブル2からの学習用の故障判定出力の差分等を検
出する学習演算制御部7と、学習演算制御部7の演算結
果に基づいて、ニューラルネット判定器5の重み係数
(Wji,θj)を可変制御するパラメータ制御部8
と、ニューラルネット判定器5からの故障判定出力に基
づいて、CATV伝送路上の故障が生じたアンプ装置7
05,電源供給装置706及び伝送ケーブル707を特
定してモニタ装置802に表示する故障アンプ・電源表
示制御部9とを有している。
【0058】次に、このような構成を有する第1の実施
の形態に係るケーブルテレビジョンシステムの動作説明
をする。
【0059】まず、当該ケーブルテレビジョンシステム
は、当該システムの立ち上げ時、或いは定期点検時等に
「学習モード」が設定され、ニューラルネット判定器5
が、アンプ装置705等の故障を正確かつ特定して行う
べく学習を行う。
【0060】すなわち、オペレータは、この学習モード
を設定すると、キーボード入力装置801を操作してケ
ーブル伝送路の各アンプ装置705,各電源供給装置7
06及び伝送ケーブル707がそれぞれ故障した場合の
エラー情報パターンと、そのエラー発生時にニューラル
ネット判定器5から出力されるはずの故障判定出力を入
力する。
【0061】手動学習データ入力部1は、前記エラー情
報パターン及び故障判定出力が入力されると、この故障
判定出力を手動入力期待値データテーブル2に書き込み
制御すると共に、エラー情報パターンを手動入力状態デ
ータテーブル3に書き込み制御する。
【0062】スイッチ4は、通常時には比較・エラー検
出部810からの出力を選択するが、この学習モード時
には、手動入力状態データテーブル3からのエラー情報
パターンを選択し、これをニューラルネット判定器5に
供給する。
【0063】ここで、ニューラルネット判定器5は、図
4(a)に示す「ニューロン」で構成されており、以下
の数1式に示すようにオペレータにより入力された各エ
ラー情報パターン(入力V1〜入力Vi)に、パラメー
タ制御部8で設定された重み係数Wjiを乗算処理し、
これらを加算処理すると共に、所定の閾値θjを減算処
理する。そして、この減算出力に、図4(b)に示すよ
うなシグモイド特性であるニューロンの出力特性を決め
るためのニューロ特性Fjを乗算処理し、これを故障判
定出力Vjとして学習演算制御部7に供給する。
【0064】
【数1】 さらに具体的には、ニューラルネット判定器5は、全体
的には図4(c)に示すように、入力層,中間層,出力
層の3層構造となっている。各層には、上述の複数のニ
ューロンが設けられており、入力層の各ニューロンの出
力は中間層の各ニューロンに供給され、中間層の各ニュ
ーロンの出力は出力層の各ニューロンに供給されるよう
になっている。
【0065】また、前記故障判定出力Yjの各出力端子
は、CATV伝送路上の各アンプ装置705,電源供給
装置706,伝送ケーブル707にそれぞれ割り当てら
れており、学習演算制御部7及び故障アンプ・電源表示
制御部9に接続されている。このため、故障判定出力Y
j及びそれが出力される出力端子を監視することによ
り、故障箇所を特定して検出可能となっている。
【0066】次に、スイッチ6は、通常時にはアンプ・
電源制御データテーブル806からの出力を選択する
が、この学習モード時には手動入力期待値データテーブ
ル2からの学習用の故障判定出力を選択し、これを学習
演算制御部7に供給するようになっている。
【0067】学習演算制御部7は、ニューラルネット判
定器5からの故障判定出力Yj及び手動入力期待値デー
タテーブル2からの学習用の故障判定出力に基づいて、
「バックプロパゲーション法」によりニューラルネット
判定器5の重み係数Wji及び閾値θjを算出する。
【0068】すなわち、学習演算制御部7は、以下の数
2式に示すようにニューラルネット判定器5の入力Xm
としてオペレータにより入力されたエラー情報パターン
に対してニューラルネット判定器5から出力された故障
判定出力Yjと、手動入力期待値データテーブル2から
の学習用の故障判定出力Tjとの差の2乗和の1/2の
値Eを算出する。
【0069】
【数2】 そして、この値Eが最小値となるように図4(c)に示
す各重み係数Wjk,Wkmをパラメータ制御部8を介
して適宜可変制御しながら数2式の演算を繰り返し行
い、値Eが最小値となったときの重み係数Wjk,Wk
mを、確定した重み係数Wjk,Wkmとしてニューラ
ルネット判定器5に設定する。
【0070】具体的には、学習演算制御部7は、アンプ
装置705、電源供給装置706及び伝送ケーブル70
7毎に、故障を示す「1」及び故障ではないことを示す
「0」を入力Xmのエラー情報パターンとして入力し、
故障を示す「1」を入力したときには、その装置(又は
ケーブル)に割り当てられている出力端子から故障を示
す「1」の故障判定出力Tjが出力され、故障ではない
ことを示す「0」を入力したときには、その装置(又は
ケーブル)に割り当てられている出力端子から故障では
ないことを示す「0」の故障判定出力Tjが出力される
ように重み係数Wjk,Wkmの適正化を行う。
【0071】重み係数Wjk,Wkmの修正幅をそれぞ
れΔWjk,ΔWkmとすると、この修正幅ΔWjk,
ΔWkmは、以下の数3式,数4式でそれぞれ算出する
ことができる。なお、数3式,数4式中の係数ηは、修
正速度と計算の安定性によって定められる係数である。
【0072】
【数3】
【数4】 次に、このような学習モードにおいて、ニューラルネッ
ト判定器5の重み係数Wjk,Wkmが適性化される
と、番組の伝送時等の通常時においてCATV伝送路上
の故障したアンプ装置705等を特定して検出可能とな
る。
【0073】すなわち、監視装置703は、アンプ・電
源通信制御部809によりCATV伝送路上のアンプ装
置705,電源供給装置706と通信を行い、各装置7
05,706からの計測データを常時収集する。そし
て、この計測データをアンプ・電源状態監視データテー
ブル808に書き込み制御する。
【0074】監視装置703(センタ装置701)から
アンプ装置705に伝送される下り通信データとして
は、図5(a)に示すように通信を行うアンプ装置を特
定するための各アンプ装置毎に付されたアンプ識別アド
レスと、そのアンプ装置の制御内容を示す制御コマンド
と、そのアンプ装置の制御箇所を示す入力端子制御デー
タ〜電源出力制御データとが伝送されるようになってい
る。
【0075】また、監視装置703から電源供給装置7
06に伝送される下り通信データとしては、図5(b)
に示すように通信を行う電源供給装置を特定するための
各電源供給装置毎に付された電源識別アドレスと、その
電源供給装置の制御内容を示す制御コマンドと、出力電
圧を制御するための出力電源制御データとが伝送される
ようになっている。
【0076】また、各アンプ装置705から監視装置7
03(センタ装置701)に伝送される上り通信データ
としては、図5(c)に示すように当該データを伝送す
るアンプ装置に付されたアンプ識別アドレスと、下りレ
ベルデータと、上りレベルデータと、電源DC電圧デー
タと、電源AC電圧データと、スイッチ状態データとが
伝送されるようになっている。
【0077】また、各電源供給装置706から監視装置
703(センタ装置701)に伝送される上り通信デー
タとしては、図5(d)に示すように当該データを伝送
する電源供給装置に付された電源識別アドレスと、出力
AC電圧データと、商用AC入力電圧データと、バッテ
リー電圧データと、インバータ出力電圧データと、スイ
ッチ状態データとが伝送されるようになっている。
【0078】一方、判定閾値データテーブル807に
は、キーボード入力装置801及び判定閾値入力部80
5を介して、アンプ装置705及び電源供給装置706
の計測データのエラー判定を行うため基準値が予め入力
され記憶されている。
【0079】比較・エラー検出部810は、判定閾値デ
ータテーブル807からの基準値と、前記通信によって
アンプ装置705及び電源供給装置706から伝送され
アンプ・電源状態監視データテーブル808に書き込ま
れた計測データとを比較する。そして、この比較出力
を、エラーの発生したアンプ装置又は電源供給装置のエ
ラー情報としてエラー表示制御部811に供給すると共
にスイッチ4に供給する。
【0080】エラー表示制御部811は、エラーの発生
したアンプ装置705又は電源供給装置706の該エラ
ーの内容をモニタ表示装置802に表示制御する。
【0081】スイッチ4は、上述の学習モード時には手
動入力状態データテーブル3からの出力を選択するが、
この通常時には、比較・エラー検出部810からのエラ
ー情報を選択する。そして、このエラー情報を「入力X
m」としてニューラルネット判定器5に供給する。
【0082】ニューラルネット判定器5は、図4(c)
に示す入力層に供給されたエラー情報に基づいて以下の
数5式に示す演算を行い、アンプ装置705,電源供給
装置706又は伝送ケーブル707の故障判定出力Yj
を算出する。そして、この故障判定出力Yjを故障アン
プ・電源表示制御部9に供給する。
【0083】
【数5】 上述のように、各アンプ装置705、電源供給装置70
6、伝送ケーブル707は、固有の識別番号又は記号等
により区別されており、ニューラルネット判定器5の各
出力端子は、各装置705,706又は伝送ケーブルが
割り当てられている。このため、故障アンプ・電源表示
制御部9は、故障を示す故障判定出力Yjが出力された
出力端子を検出することで、故障が生じたアンプ装置7
05、電源供給装置706或いは伝送ケーブル707を
特定して検出することができる。そして、故障アンプ・
電源表示制御部9は、故障が生じたアンプ装置705、
電源供給装置706或いは伝送ケーブル707を検出す
ると、これをモニタ表示装置802に表示制御する。
【0084】これにより、オペレータに故障が生じた装
置705,706或いは伝送ケーブル707を特定して
表示することができ、オペレータは、エラー表示制御部
811により表示されたエラーの内容に応じて迅速に修
理等を行うことを可能とすることができる。
【0085】また、ニューラルネット判定器5は、予め
行われる学習により適正化された重み係数Wjk,Wk
mを用いて故障判定を行うこととなるため、その装置7
05,706或いは伝送ケーブル707が故障であるか
否かを正確に判定することができる。
【0086】次に、本発明の第2の実施の形態に係るケ
ーブルテレビジョンシステムの説明をする。
【0087】上述の第1の実施の形態に係るケーブルテ
レビジョンシステムは、エラー情報パターン及びこれに
対応する故障判定出力をオペレータが予め入力し、これ
によりニューラルネット判定器5の学習を行うものであ
ったが、この第2の実施の形態に係るケーブルテレビジ
ョンシステムは、実際に発生したエラーのエラー情報パ
ターンと、そのエラー発生時に出力されるはずの故障判
定出力を入力して、ニューラルネット判定器5の学習を
「常時」行うようにしたものである。
【0088】なお、この第2の実施の形態に係るケーブ
ルテレビジョンシステムは、この点のみが第1の実施の
形態と異なるため、その説明では、この異なる点の説明
のみ行うこととする。
【0089】すなわち、この第2の実施の形態に係るケ
ーブルテレビジョンシステムでは、CATV伝送路で何
らかの故障が発生すると、そのアンプ装置705又は電
源供給装置706からの状態データが監視装置703に
伝送され、アンプ・電源通信制御部809により、アン
プ・電源状態監視データテーブル808に書き込み制御
される。
【0090】一方、オペレータは、キーボード入力装置
801を操作することにより、その故障発生時に出力さ
れるはずの故障判定出力を入力する。これにより、この
故障判定出力が、手動学習データ入力部1により、手動
入力期待値データテーブル2に書き込み制御される。
【0091】比較・エラー検出部810は、アンプ・電
源状態監視データテーブル808に書き込まれた前記状
態データと、判定閾値データテーブル807に書き込ま
れた故障判定出力の出力とを比較し、この比較出力をエ
ラー情報としてスイッチ4を介してニューラルネット判
定器115に供給する。ニューラルネット判定器5は、
その時の故障判定出力を、学習演算器制御部7に供給す
る。
【0092】また、手動入力期待値データテーブル2に
書き込まれた故障判定出力は、スイッチ6を介して学習
演算制御部7に供給される。
【0093】学習演算制御部7は、前記数2式を用いて
説明したようにニューラルネット判定器5からの故障判
定出力と、手動入力期待値データテーブル2からの故障
判定出力の差の2乗和の1/2の値Eを算出し、この値
Eに応じてニューラルネット判定器5の各重み係数Wj
k,Wkmを適宜可変制御する。
【0094】そして、ニューラルネット判定器5は、こ
のような各重み係数Wjk,Wkmの可変制御は、通常
時において常時繰り返し行う。これにより、ニューラル
ネット判定器5の各重み係数Wjk,Wkmを徐々に適
正化することができ、故障した装置705,706及び
伝送ケーブル707を特定して正確に故障判定すること
ができる。
【0095】次に、本発明の第3の実施の形態に係るケ
ーブルテレビジョンシステムの説明をする。
【0096】この第3の実施の形態に係るケーブルテレ
ビジョンシステムは、監視装置703のアンプ・電源通
信制御部809の通信により、各アンプ装置705又は
各電源供給装置706に、予め故意に故障と同等な状態
を発生させ、そのときに発生したエラーのエラー情報の
パターンと、制御したアンプ装置705又は電源供給装
置706の制御情報とに基づいてニューラルネット判定
器5の学習を行うようにしたものである。
【0097】すなわち、この第3の実施の形態に係るケ
ーブルテレビジョンシステムのCATV伝送路に設けら
れるアンプ装置705は、図2に示すように各スイッチ
回路11〜14、912,17,20が設けられてい
る。この各スイッチ回路は、予めニューラルネット判定
器5の学習を行う際に、監視装置703からの通信デー
タによりオンオフ制御されるようになっており、当該ア
ンプ装置705の部分的な機能を停止させる(擬似的に
故障状態とする)ものである。
【0098】具体的には、スイッチ回路11は、アンプ
装置705の入力端子901に接続された伝送ケーブル
707の故障と同等な現象を故意に発生させるために設
けられている。また、スイッチ回路14,912は、当
該アンプ装置705の出力端子902或いは分岐出力端
子903に接続された伝送ケーブル707の故障と同等
な現象を発生させるために設けられている。
【0099】スイッチ回路14は、アンプ装置705の
下りアンプ回路905の故障と同等な現象を発生させる
ために設けられており、同様にスイッチ回路13は、上
りアンプ回路907の故障と同等な現象を発生させるた
めに設けられている。
【0100】また、スイッチ回路17は、当該アンプ装
置705に電源供給装置706が接続される場合に制御
されるスイッチ回路であり、電源供給装置706との接
続ケーブルの故障と同等な現象を発生させるために設け
られており、スイッチ20は、当該アンプ装置705の
電源回路18,19の故障と同等な現象を発生させるた
めに設けられている。
【0101】電源回路18,19は、監視装置703に
より各スイッチ回路11〜14、912,17,20の
遮断制御を行った場合に、制御通信系及び制御通信系以
外の系に電源を供給するためのものであり、該遮断制御
時に当該アンプ装置705の通信機能が停止状態となる
不都合を防止するためのものである。
【0102】この電源回路18,19は、監視装置70
3により各スイッチ回路11〜14、912,17,2
0の遮断制御が行われると、前記各系に電源の供給を行
い、遮断解除の制御データを受信したタイミングで前記
各系への電源供給を停止する。これにより、各スイッチ
回路11〜14、912,17,20の遮断制御に拘ら
ず、通信機能を確保することができる。
【0103】なお、各スイッチ回路11〜14、91
2,17,20を遮断制御することで電源供給停止と同
等の状態に制御された場合には、故障時と同等の現象を
再現するために、制御回路913は、監視装置703へ
の応答は行わないようになっている。これにより、監視
装置703は、そのアンプ装置705を故障状態と判断
することができる。
【0104】タイマ回路16は、監視装置703により
各スイッチ回路11〜14、912,17,20が遮断
制御された後、伝送路上の通信障害等の何らかの要因で
遮断を解除する制御データが入力できなかった場合の保
護回路である。
【0105】このタイマ回路16は、監視装置703に
より各スイッチ11〜14、912,17,20が遮断
制御されたタイミングで時刻のカウントを開始し、この
カウントデータを制御回路913に供給する。
【0106】制御回路913は、カウントデータにより
各スイッチ11〜14、912,17,20が遮断制御
された時間を検出し、所定時間内に監視装置703から
遮断したスイッチ回路の遮断解除を行う制御データが伝
送されないときに遮断制御されたスイッチ回路の遮断解
除を行う。
【0107】判定値基準値メモリ15には、アンプ装置
705の計測データがエラーであるか否かを判定するた
めの判定値基準値が記憶されている。制御回路913
は、アンプ装置705の計測データと、この判定値基準
値とを比較することで、エラー情報の検出を自ら行い、
これを監視装置703に伝送する。
【0108】この判定基準メモリ15は、アンプ装置7
05から監視装置703に計測データを伝送し、監視装
置703でエラー情報の検出を行う場合は不要である
が、アンプ装置705でエラーの判定を行い、その結果
のエラー情報を監視装置703に伝送する際に必要とな
る。
【0109】なお、この判定基準値メモリ15の内容
は、アンプ装置単体で設定されるか、ROM(Read Onl
y Memory)等で予め設定されるか、或いは通信機能を用
いて監視装置703により設定されるようになってい
る。
【0110】次に、当該第3の実施の形態に係るケーブ
ルテレビジョンシステムのCATV伝送路に設けられる
電源供給装置706は、図3に示すように従来の構成に
加え、スイッチ回路21,タイマ回路22及び判定基準
値メモリ23を有している。
【0111】スイッチ回路21は、ニューラルネット判
定器5の学習を行う際に、監視装置703により遮断制
御されるスイッチ回路であり、当該電源供給装置706
の電源出力機能を停止させるためのものである。このス
イッチ回路21を遮断制御することにより、当該電源供
給装置703全体の故障と同等な現象を発生させること
ができるようになっている。
【0112】タイマ回路22は、監視装置703により
スイッチ21が遮断制御されたタイミングで時刻のカウ
ントを開始し、このカウントデータを制御回路1012
に供給する。
【0113】制御回路1012は、カウントデータによ
りスイッチ21が遮断制御された時間を検出し、所定時
間内に監視装置703から遮断したスイッチ回路の遮断
解除を行う制御データが伝送されないときに遮断制御さ
れたスイッチ回路の遮断解除を行う。
【0114】判定基準値メモリ23には、当該電源供給
装置706の計測データを、自らエラーであるか否かを
判定するための判定値基準値が記憶されている。制御回
路1012は、当該電源供給装置706の計測データ
と、この判定値基準値とを比較することで、エラー情報
の検出を自ら行い、これを監視装置703に伝送する。
【0115】この判定基準メモリ23は、電源供給装置
706から監視装置703に計測データを伝送し、監視
装置703でエラー情報の検出を行う場合は不要である
が、電源供給装置706でエラーの判定を行い、その結
果のエラー情報を監視装置703に伝送する際に必要と
なる。
【0116】なお、この判定基準値メモリ23の内容
は、電源供給装置単体で設定されるか、ROM(Read O
nly Memory)等で予め設定されるか、或いは通信機能を
用いて、監視装置703により設定されるようになって
いる。
【0117】このような第3の実施の形態に係るケーブ
ルテレビジョンシステムは、上述の「学習モード」時に
おいて、オペレータがキーボード入力装置801を操作
することにより、遮断制御するアンプ装置705又は電
源供給装置706及びその制御内容の入力を行う。
【0118】この入力データは、監視装置703のアン
プ電源通信制御部809を介してアンプ装置705又は
電源供給装置706に伝送され、これを受信した制御回
路913(図2)又は制御回路1012(図3)が、該
入力データに応じて各スイッチ11〜14、912,1
7,20又はスイッチ回路21を遮断制御する。
【0119】具体的には、アンプ装置705において
は、各スイッチ回路11〜14、912,17,20を
遮断制御することにより、入力端子の遮断、出力端子の
遮断、分岐出力の遮断、AC電源の遮断、電源回路出力
の遮断、下りアンプ回路の遮断、上りアンプ回路の遮断
を行うことができ、それぞれ、入力端子接続ケーブルの
故障、出力端子接続ケーブルの故障、分岐出力接続ケー
ブルの故障または分岐出力スイッチの故障、AC電源接
続ケーブルの故障、電源回路の故障、下りアンプ回路の
故障、上りアンプ回路の故障を意図的に発生させる。
【0120】また、電源供給装置706においては、ス
イッチ回路21を遮断制御することにより出力AC電源
を遮断することができ、当該電源供給装置796の故障
を意図的に発生させる。
【0121】このように監視装置703の通信制御によ
り、アンプ装置705又は電源供給装置706に対して
意図的に故障を発生させると、アンプ・電源通信制御部
809は、そのアンプ装置705又は電源供給装置70
6からの状態データがアンプ・電源状態監視データテー
ブル808に記憶される。このアンプ・電源状態監視デ
ータテーブル808の出力は、判定閾値データテーブル
807の値と比較され、エラー情報としてスイッチ4を
介してニューラルネット判定器5に供給される。そし
て、このニューラルネット判定器5の出力は、学習演算
制御部7に供給される。
【0122】一方、その時の期待される故障判定出力
は、制御したアンプ装置705又は電源供給装置706
とその制御内容から予め分かっているため、その故障判
定出力はアンプ・電源制御データテーブル806からス
イッチ6を介して学習演算制御部7に供給される。学習
演算制御部7は、上述の第1の実施の形態と同様に、ニ
ューラルネット判定器5の各重み係数Wjk,Wkm
を、パラメータ制御部8を介して適宜可変制御して学習
を行う。
【0123】これにより、アンプ装置705,電源供給
装置706等の各部が故障したときの状態を予め学習し
ておくことができるため、上述の第1の実施の形態に係
るケーブルテレビジョンシステムと同様に、通常時にお
いて故障箇所を正確に特定して検出することができる。
【0124】なお、上述の各実施の形態の説明では、セ
ンタ装置701に設けられている監視装置703は、ア
ンプ装置705及び電源供給装置706と通信を行い、
これらの各計測データを収集することとしたが、これ
は、アンプ装置705のみと通信を行い、該アンプ装置
705の計測データのみを収集するようにしてもよい。
【0125】また、アンプ装置705または電源供給装
置706からの計測データを監視装置703に伝送し、
該監視装置703がこの計測データに基づいてエラー検
出を行うこととしたが、これは、監視装置703に設け
られている判定閾値入力部805,判定閾値データテー
ブル807,アンプ・電源状態監視データテーブル80
8,比較・エラー検出部810をアンプ装置705側及
び(又は)電源供給装置706側に設け、これにより検
出されたエラー情報を伝送するようにし、監視装置70
3は、このアンプ装置705側及び(又は)電源供給装
置706からのエラー情報に基づいて、上述の学習によ
るCATV伝送路上の故障箇所を検出するようにしても
よい。
【0126】この場合、判定閾値の設定は、各アンプ装
置705又は各電源供給装置706毎にオフラインで個
々に設定するか、或いは監視装置703が該各装置70
5,706との間で通信を行いオンラインで設定するよ
うにすればよい。
【0127】また、キーボード入力装置801により、
エラー情報のパターンや故障判定出力等を入力すること
としたが、これは、この各情報を例えば磁気ディスクや
光ディスク等の記憶媒体に記憶しておき、これを再生し
て上述の学習に用いる他、通信モデムを介して外部端末
装置から各情報を取り込み、これにより上述の学習を行
うようにしてもよい。
【0128】また、検出されたエラー箇所をモニタ表示
装置802に表示することとしたが、これは、各アンプ
装置705や各電源供給装置706を特定可能な表示ラ
ンプを設け、これを検出された故障箇所に応じて点灯駆
動或いは点滅駆動させると共に、警報ブザーを作動させ
るようにしてもよい。或いは、検出されたエラー箇所を
記憶媒体に記憶制御し、オペレータがこれを再生してエ
ラー箇所の確認等をするようにしてもよい。
【0129】また、センタ装置701において複数のC
ATV伝送路の監視及び故障判定を行う場合には、図1
に示すように各CATV伝送路に対してそれぞれニュー
ラルネット判定器5を対応させて設けるようにしてもよ
い。
【0130】同様に、CATV伝送路が地域などによっ
て分割される場合には、ニューラルネット判定器5を複
数設け、この各ニューラルネット判定器5を各CATV
伝送路に割り当て、各地域毎に上述の学習及びエラー箇
所の検出を行うようにしてもよい。
【0131】具体的には、図6に示すようにセンタ装置
701の後段に、それぞれニューラルネット判定器5の
設けられた第1〜第nのサブセンタ装置750を設け、
この各サブセンタ装置750に、各地域に配された第1
〜第nのCATV伝送路751を接続する。これによ
り、各サブセンタ装置750に設けられたニューラルネ
ット判定器5により、各地域毎に上述の学習及びエラー
箇所の検出を行うことができる。
【0132】この場合、各サブセンタ装置750は、そ
の地域に信号を分配するいわゆる「ノード」として設け
るようにしてもよい。
【0133】最後に、上述の各実施の形態は本発明の一
例であり、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱しな
い範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であ
ることは勿論である。
【0134】
【発明の効果】本発明に係るケーブルテレビジョンシス
テムは、伝送路上の故障したアンプ装置,電源供給装置
或いは伝送ケーブルを正確に特定して検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るケーブルテレ
ビジョンシステムに設けられている監視装置のブロック
図である。
【図2】本発明の第3の実施の形態に係るケーブルテレ
ビジョンシステムに設けられているアンプ装置のブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るケーブルテレ
ビジョンシステムに設けられている電源供給装置のブロ
ック図である。
【図4】各実施の形態に係るケーブルテレビジョンシス
テムに設けられているニューラルネット判定器の動作を
説明するための模式図である。
【図5】各実施の形態に係るケーブルテレビジョンシス
テムにおいて、センタ装置に設けられた監視装置と、ア
ンプ装置,電源供給装置との間で送受信される通信デー
タを説明するための図である。
【図6】各地域のCATV伝送路毎にそれぞれ監視を行
う場合の当該ケーブルテレビジョンシステムの構成を説
明するための図である。
【図7】階層構造を有するCATV伝送路を説明するた
めの図である。
【図8】従来のケーブルテレビジョンシステムに設けら
れている監視装置のブロック図である。
【図9】従来のケーブルテレビジョンシステムに設けら
れているアンプ装置のブロック図である。
【図10】従来のケーブルテレビジョンシステムに設け
られている電源供給装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…手動学習データ入力部,2…手動入力期待値データ
テーブル 3…手動入力状態データテーブル,5…ニューラルネッ
ト判定器 7…学習演算制御装置,8…パラメータ制御装置 9…故障アンプ・電源表示制御部,810…比較・エラ
ー検出部 701…センタ装置,703…監視装置,705…アン
プ装置 706…電源供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311W 311Q

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置と各加入者宅に設けられた端
    末装置との間を、複数のアンプ装置及び複数の電源供給
    装置を有する伝送路で接続してなるケーブルテレビジョ
    ンシステムにおいて、 センタ装置側、或いは各アンプ装置側及び/又は各電源
    供給装置側に設けられ、各アンプ装置及び/又は各電源
    供給装置で検出されたアンプ装置及び/又は電源供給装
    置に関する情報に基づいて、その装置の故障発生の有無
    を検出して故障情報を出力する故障検出手段と、 センタ装置側に設けられ、前記伝送路の各アンプ装置及
    び/又は各電源供給装置及び/又は各伝送ケーブルに故
    障が生じた場合に、前記故障検出手段から出力されるは
    ずの各故障情報と、この各故障情報に対応して出力され
    るはずの故障判定情報とが予め入力され、これら各情報
    に基づいて、各アンプ装置及び/又は各電源供給装置及
    び/又は各伝送ケーブル毎に、故障判定に関する学習を
    行うと共に、この学習に基づいて、前記故障検出手段か
    ら供給される故障情報から各アンプ装置及び/又は各電
    源供給装置及び/又は各伝送ケーブル毎に故障判定を行
    い故障判定情報を出力する故障判定学習手段と、 センタ装置側に設けられ、前記故障判定学習手段からの
    各故障判定情報に基づいて、故障の発生したアンプ装置
    及び/又は電源供給装置及び/又は伝送ケーブルを特定
    して報知する報知手段とを有することを特徴とするケー
    ブルテレビジョンシステム。
  2. 【請求項2】 センタ装置と各加入者宅に設けられた端
    末装置との間を、複数のアンプ装置及び複数の電源供給
    装置を有する伝送路で接続してなるケーブルテレビジョ
    ンシステムにおいて、 センタ装置側、或いは各アンプ装置側及び/又は各電源
    供給装置側に設けられ、各アンプ装置及び/又は各電源
    供給装置で検出されたアンプ装置及び/又は電源供給装
    置に関する情報に基づいて、その装置の故障発生の有無
    を検出して故障情報を出力する故障検出手段と、 センタ装置側に設けられ、前記伝送路の各アンプ装置及
    び/又は各電源供給装置及び/又は各伝送ケーブルに故
    障が生じた場合に、前記故障検出手段から出力されるは
    ずの各故障情報と、この各故障情報に対応して出力され
    るはずの故障判定情報とが予め入力され、これら各情報
    に基づいて、各アンプ装置及び/又は各電源供給装置及
    び/又は各伝送ケーブル毎に、故障判定に関する学習を
    行うか、或いは前記伝送路の各アンプ装置及び/又は各
    電源供給装置及び/又は各伝送ケーブルに、実際に故障
    が生じた場合に、前記故障検出手段から供給される各故
    障情報と、予め入力されるこの各故障情報に対応して出
    力されるはずの故障判定情報とに基づいて、各アンプ装
    置及び/又は各電源供給装置及び/又は各伝送ケーブル
    毎に、故障判定に関する学習を行う故障判定学習手段
    と、 センタ装置側に設けられ、前記故障判定学習手段からの
    各故障判定情報に基づいて、故障の発生したアンプ装置
    及び/又は電源供給装置及び/又は伝送ケーブルを特定
    して報知する報知手段とを有することを特徴とするケー
    ブルテレビジョンシステム。
  3. 【請求項3】 伝送路上に設けられた複数のアンプ装置
    及び/又は複数の電源供給装置をそれぞれ意図的な故障
    状態に通信制御する通信故障制御手段と、前記通信故障
    制御手段により各アンプ装置及び/又は各電源供給装置
    を意図的な故障状態に通信制御した際に、該各装置でそ
    れぞれ検出されたアンプ装置に関する情報及び電源供給
    装置に関する情報に基づいて、その装置の故障発生の有
    無を検出して故障情報を出力する故障検出手段と、前記
    各アンプ装置,各電源供給装置及び/又は各伝送ケーブ
    ルに故障が生じた場合に、前記故障検出手段から出力さ
    れるはずの各故障情報と、この各故障情報に対応して出
    力されるはずの故障判定情報とが予め入力され、これら
    各情報に基づいて、各アンプ装置,各電源供給装置及び
    /又は各伝送ケーブル毎に故障判定に関する学習を行う
    と共に、この学習に基づいて前記故障検出手段から供給
    される故障情報から各アンプ装置,各電源供給装置及び
    /又は各伝送ケーブル毎に故障判定を行い故障判定情報
    を出力する故障判定学習手段と、前記故障判定学習手段
    からの各故障判定情報に基づいて、故障の発生したアン
    プ装置,電源供給装置及び/又は伝送ケーブルを特定し
    て報知する報知手段とを備えるセンタ装置と、 伝送路上に複数設けられ、前記センタ装置の通信制御に
    より、意図的な故障状態を形成するアンプ用故障状態形
    成手段と、前記アンプ用故障状態形成手段で意図的な故
    障状態に通信制御された際に、このときの当該アンプ装
    置に関する情報をセンタ装置側に送信するアンプ用情報
    送信手段とを備えるアンプ装置、及び/又は、伝送路上
    に複数設けられ、前記センタ装置の通信制御により、意
    図的な故障状態を形成する電源用故障状態形成手段と、
    前記電源用故障状態形成手段で意図的な故障状態に通信
    制御された際に、このときの当該電源供給装置に関する
    情報をセンタ装置側に送信する電源用情報送信手段とを
    備える電源供給装置とを有することを特徴とするケーブ
    ルテレビジョンシステム。
  4. 【請求項4】 前記各アンプ装置及び/又は各電源供給
    装置に設けられ、意図的な故障状態とされた時間を計測
    する計測手段と、 前記計測手段により意図的な故障状態とされてから所定
    時間の経過が計測された場合、その装置を故障状態から
    復帰状態に制御する復帰手段とを有することを特徴とす
    る請求項3記載のケーブルテレビジョンシステム。
  5. 【請求項5】 前記各アンプ装置側に設けられ、意図的
    な故障状態に通信制御された際に、当該アンプ装置に電
    源を供給する予備電源供給手段を有することを特徴とす
    る請求項3又は請求項4記載のケーブルテレビジョンシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記故障判定学習手段は複数設けられて
    おり、それぞれ目的に応じた学習を行うことを特徴とす
    る請求項1,請求項2,請求項3,請求項4又は請求項
    5記載のケーブルテレビジョンシステム。
  7. 【請求項7】センタ装置の通信制御により、伝送路上の
    各アンプ装置及び/又は各電源供給装置にそれぞれ設け
    られた故障状態形成手段が、該各アンプ装置及び/又は
    各電源供給装置を意図的な故障状態に制御し、このとき
    の当該装置に関する情報をセンタ装置側に送信し、或い
    はこのときの当該装置に関する情報に基づいて検出した
    故障発生の有無を示す故障情報をセンタ装置側に送信す
    るケーブルテレビジョンシステムのセンタ装置であっ
    て、 前記各アンプ装置及び/又は各電源供給装置を意図的な
    故障状態に通信制御する通信故障制御手段と、 前記通信故障制御手段の通信制御により、伝送路上の各
    アンプ装置及び/又は各電源供給装置が意図的な故障状
    態とされた際に、各アンプ装置及び/又は各電源供給装
    置から当該装置に関する情報が送信される場合に設けら
    れ、当該装置に関する情報に基づいて、その装置の故障
    発生の有無を検出して故障情報を出力する故障検出手段
    と、 前記各アンプ装置及び/又は各電源供給装置から送信さ
    れる故障情報、或いは前記故障検出手段から出力される
    故障情報と、意図的な故障状態に通信制御した各アンプ
    装置及び/又は各電源供給装置毎に予め入力される前記
    各故障情報に対応して出力されるはずの故障判定情報と
    に基づいて、各アンプ装置及び/又は各電源供給装置及
    び/又は各伝送ケーブル毎に、故障判定に関する学習を
    行う故障判定学習手段とを有することを特徴とするケー
    ブルテレビジョンシステムのセンタ装置。
  8. 【請求項8】 前記故障判定学習手段は複数設けられて
    おり、それぞれ目的に応じた学習を行うことを特徴とす
    る請求項7記載のケーブルテレビジョンシステムのセン
    タ装置。
  9. 【請求項9】 伝送路上の各アンプ装置を意図的な故障
    状態に通信制御し、これにより各アンプ装置から伝送さ
    れる情報に基づいて、各アンプ装置の故障判定に関する
    学習を行う故障判定学習手段を備えるセンタ装置と、各
    加入者宅に設けられた端末装置とで構成されるケーブル
    テレビジョンシステムのアンプ装置であって、 前記センタ装置の通信制御により、意図的な故障状態を
    形成する故障状態形成手段と、 前記故障状態形成手段で意図的な故障状態に通信制御さ
    れた際に、このときの当該アンプ装置に関する情報をセ
    ンタ装置側に送信し、或いは当該アンプ装置に関する情
    報に基づいて故障発生の有無を検出し、この故障情報を
    センタ装置側に送信する情報送信手段とを有することを
    特徴とするケーブルテレビジョンシステムのアンプ装
    置。
  10. 【請求項10】 意図的な故障状態とされた時間を計測
    する計測手段と、 前記計測手段により意図的な故障状態とされてから所定
    時間の経過が計測された場合、その装置を故障状態から
    復帰状態に制御する復帰手段とを有することを特徴とす
    る請求項9記載のケーブルテレビジョンシステムのアン
    プ装置。
  11. 【請求項11】 意図的な故障状態に通信制御された際
    に、当該アンプ装置に電源を供給する予備電源供給手段
    を有することを特徴とする請求項9又は請求項10記載
    のケーブルテレビジョンシステムのアンプ装置。
  12. 【請求項12】 伝送路上の各電源供給装置を意図的な
    故障状態に通信制御し、これにより各電源供給装置から
    伝送される情報に基づいて、各電源供給装置の故障判定
    に関する学習を行う故障判定学習手段を備えるセンタ装
    置と、各加入者宅に設けられた端末装置とで構成される
    ケーブルテレビジョンシステムの電源供給装置であっ
    て、 前記センタ装置の通信制御により、意図的な故障状態を
    形成する故障状態形成手段と、 前記故障状態形成手段で意図的な故障状態に通信制御さ
    れた際に、このときの当該電源供給装置に関する情報を
    センタ装置側に送信し、或いは当該電源供給装置に関す
    る情報に基づいて故障発生の有無を検出し、この故障情
    報をセンタ装置側に送信する情報送信手段とを有するこ
    とを特徴とするケーブルテレビジョンシステムの電源供
    給装置。
  13. 【請求項13】 意図的な故障状態とされた時間を計測
    する計測手段と、 前記計測手段により意図的な故障状態とされてから所定
    時間の経過が計測された場合、その装置を故障状態から
    復帰状態に制御する復帰手段とを有することを特徴とす
    る請求項12記載のケーブルテレビジョンシステムの電
    源供給装置。
JP31995096A 1996-11-29 1996-11-29 ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置 Pending JPH10164547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31995096A JPH10164547A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31995096A JPH10164547A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10164547A true JPH10164547A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18116061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31995096A Pending JPH10164547A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10164547A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002016898A (ja) * 2000-04-27 2002-01-18 Maspro Denkoh Corp 双方向catvシステム、伝送路機器、センタ装置
WO2004045220A1 (ja) * 2002-11-11 2004-05-27 Oss Broadnet K.K. Catv伝送路監視装置、方法及びプログラム
JP2007158393A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Maspro Denkoh Corp 電源監視装置及びプログラム
JP2009246786A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Maspro Denkoh Corp テレビ放送信号増幅システム、電源装置及び増幅装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002016898A (ja) * 2000-04-27 2002-01-18 Maspro Denkoh Corp 双方向catvシステム、伝送路機器、センタ装置
JP4740464B2 (ja) * 2000-04-27 2011-08-03 マスプロ電工株式会社 双方向catvシステム、伝送路機器、センタ装置
WO2004045220A1 (ja) * 2002-11-11 2004-05-27 Oss Broadnet K.K. Catv伝送路監視装置、方法及びプログラム
US7694317B2 (en) 2002-11-11 2010-04-06 Oss Broadnet K.K. CATV transmission line monitoring system, method, and program
JP2007158393A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Maspro Denkoh Corp 電源監視装置及びプログラム
JP4599281B2 (ja) * 2005-11-30 2010-12-15 マスプロ電工株式会社 電源監視装置及びプログラム
JP2009246786A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Maspro Denkoh Corp テレビ放送信号増幅システム、電源装置及び増幅装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE41871E1 (en) Alarm system with individual alarm indicator testing
KR101642522B1 (ko) 통보 기기 회로를 제어 및 테스트하는 설비
KR101615394B1 (ko) 통보 기기 회로를 제어하는 방법 및 장치
US20100265080A1 (en) Apparatus for Signaling Different Notification Appliance Circuit Configurations
KR20180055468A (ko) P형 수신기의 화재감지 오류 제어장치 및 그 방법
GB2150793A (en) Signal transmission system
JPH10164547A (ja) ケーブルテレビジョンシステム,そのセンタ装置,そのアンプ装置及びその電源供給装置
KR102060467B1 (ko) 개선된 스피커 선로 모니터링 장치를 포함하는 비상방송 시스템 및 스피커 선로 모니터링 방법
JPH07262474A (ja) 防災監視システム
KR101214299B1 (ko) 오경보 여부를 확인할 수 있는 r형 화재 경보 수신기 시스템 및 오경보 판정 방법
JP3729643B2 (ja) 火災報知設備
CN110737256A (zh) 一种用于控制变频传动系统的方法及装置
JP2005322122A (ja) セキュリティシステムの制御装置
US6265971B1 (en) Fiber-sync communications channel
KR102089672B1 (ko) 구내 방송 시스템
JP2000003489A (ja) 火災報知設備
JP5279171B2 (ja) アナログ式火災感知器
KR102215999B1 (ko) 전관 방송 스피커 관리 시스템
EP1196907B1 (en) Audio signal sound diffusion system
JP4095402B2 (ja) 火災受信機
KR102652607B1 (ko) 장애를 대비한 이중화기능을 구비한 경보방송장치, 및 그의 장애관리방법
EP3866133B1 (en) Output module for a fire alarm system
JPH06177902A (ja) 通信ネットワークシステムの障害監視装置
JP2892691B2 (ja) 火災報知設備における信号伝送装置
JP3168222B2 (ja) 火災報知設備