JPH10163889A - 自動インピーダンス整合方式 - Google Patents

自動インピーダンス整合方式

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JPH10163889A
JPH10163889A JP32287296A JP32287296A JPH10163889A JP H10163889 A JPH10163889 A JP H10163889A JP 32287296 A JP32287296 A JP 32287296A JP 32287296 A JP32287296 A JP 32287296A JP H10163889 A JPH10163889 A JP H10163889A
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JP
Japan
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impedance
matching
output
power amplifier
load
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Application number
JP32287296A
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English (en)
Inventor
Takao Sato
孝雄 佐藤
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力増幅器の出力インピーダンスが変化する
場合でも入出力の整合を確実にとることができ、広範囲
且つ高精度にインピーダンス整合がとれる自動インピー
ダンス整合方式の提供にある。 【解決手段】 電力増幅器1とアンテナ(負荷)との間
に負荷側インピーダンス検出器2を設け、この検出信号
によって整合回路3を制御し入出力インピーダンスの整
合をとる。負荷インピーダンス検出器2は、電力増幅器
1の出力インピーダンスと負荷インピーダンスとの間の
整合がとれたときの入出力インピーダンス値で、負荷イ
ンピーダンスの検出信号電圧が検出電圧の中心値になる
ように較正してある。整合回路3を制御するCPU8
は、検出出力によってモータ又はリレー駆動回路7を駆
動して整合制御し、その整合制御プログラムのインピー
ダンス判定しきいが電力増幅器1の出力インピーダンス
の変化に応じて変更される。インピーダンス判定しきい
値の変更は判定しきい値設定器9によって切替設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信機の自動イン
ピーダンス整合方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送信機おいて、電力増幅器とアンテナと
のインピーダンス整合を自動的にとるインピーダンス整
合方式に、従来、図2のような回路構成のものがある。
【0003】図において、電力増幅器1とアンテナ(負
荷)4との間に負荷側インピーダンス(整合回路を含
む)を検出する検出器2を設け、検出信号によって整合
回路3を制御する。負荷インピーダンス検出器2でイン
ピーダンスをR(抵抗分)とΦ(位相分)に分けて検出
し、検出信号をA/Dコンバータ5でデジタル変換して
マイクロコンピュータ(CPU)6に入力する。CPU
6では検出信号のR分とΦ分の値が電力増幅器1の出力
インピーダンスと等しく整合するようにモータ又はリレ
ー等の駆動回路7を駆動し整合回路3の制御を行なう。
【0004】ここで、負荷インピーダンス検出器2は、
電力増幅器1の出力インピーダンスと負荷インピーダン
スとの間の整合がとれたときの、例えば入出力インピー
ダンスが50Ω(純抵抗)の状態で、負荷インピーダン
スの検出信号電圧が、検出電圧の中心値になるように較
正してある。例えば、入出力インピーダンスが50Ωの
ときの検出電圧をOVに設定し、R分が50Ωより大き
い場合はR値に比例した正電圧が検出され、R分が50
Ωより低い場合はR値に反比例した負電圧が検出される
ように較正されている。また、Φ分も同様に位相値に比
例して中心値からの正負電圧が検出されるように較正さ
れている。
【0005】このように較正された負荷インピーダンス
検出器2を用い、検出信号のR分及びΦ分をCPU6に
入力し、CPU6はR値に比例した正電圧信号によりR
分を下げ又負電圧信号によりR分を上げ、常にR分がイ
ンピーダンス50Ωの較正値に等しくなるようモータ又
はリレー駆動回路7を駆動して整合回路3を可変制御
し、電力増幅器1の出力インピーダンスと負荷側インピ
ーダンスが50Ωで整合がとれるよう制御する。またΦ
分の整合も同様に制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
動インピーダンス整合方式では、次のような欠点があ
る。
【0007】前記のように、負荷インピーダンス検出器
2は、入出力インピーダンスが50Ωで較正されてい
る。このため、電力増幅器1の出力インピーダンスが5
0Ωで変化なければ、負荷側とのインピーダンスが50
Ωで整合がとれるが、電力増幅器1の出力インピーダン
スが50Ωから離れた場合は、このときも整合回路3は
50Ωに整合がとれるよう制御されるから、電力増幅器
1とアンテナ4とは完全な整合がとれずに、ずれてしま
う。特に、電力増幅器1が広帯域増幅になるほど、電力
増幅器1の出力インピーダンスは周波数特性により変化
をするから前記整合のずれは顕著となる。
【0008】本発明の目的は、この問題点を解決するこ
とにある。しかも、インピーダンス不整合を解決し、広
範囲且つ高精度にインピーダンス整合がとれる自動イン
ピーダンス整合方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、電力増幅
器の出力インピーダンスと負荷インピーダンスとの間の
整合がとれた入出力インピーダンス値において較正さ
れ、負荷インピーダンスのR分とΦ分を検出する負荷イ
ンピーダンス検出器と、該負荷インピーダンス検出器の
検出出力を入力し整合制御プログラムを用いて整合回路
を制御するCPUと、前記整合制御プログラム中のイン
ピーダンス判定しきい値を前記電力増幅器の出力インピ
ーダンスの変化に対応させて変更させる手段とを設けた
ことによって達成される。
【0010】前記の手段によると、電力増幅器の出力イ
ンピーダンスが変化しても、常に入出力インピーダンス
の整合が得られる。例えば、電力増幅器が広帯域増幅に
なると、その出力インピーダンスは周波数特性によって
変化する。この場合も負荷インピーダンス検出器の検出
する検出出力は較正された値で変りはないが、しかし、
検出出力によって整合回路を制御するCPUのインピー
ダンス判定しきい値が、インピーダンス変更手段によっ
て電力増幅器の出力インピーダンスの変化に対応して変
更せしめられる。例えば、電力増幅器の出力インピーダ
ンスが送信周波数によって変化するとき、その送信周波
数によってインピーダンス判定しきい値を変更する。こ
れにより電力増幅器の出力インピーダンスが較正値から
ずれる場合でも確実に入出力インピーダンスの整合がと
れるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態の構成ブロッ
ク図で、従来例と同符号は同一部分を示す。整合制御プ
ログラムを用いて整合回路3を制御するCPU8は、整
合制御プログラムの中のインピーダンス判定しきい値
が、判定しきい値設定器9により送信周波数に応じて変
えられる。
【0013】負荷インピーダンス検出器2の検出出力
は、既でに較正された入出力インピーダンス(例えば5
0Ω)時の値を検出し、負荷インピーダンスが50Ωの
検出出力電圧はOVである。この時の、CPU8のイン
ピーダンス判定しきい値もOVにしてある。しかし、送
信周波数の変化により電力増幅器1の出力インピーダン
スが変化すると、それに応じて、例えば電力増幅器1の
出力インピーダンスが40Ωなら−0.1V、60Ωに
変化したら+0.1Vというように判定しきい値を変更
する。電力増幅器1の出力インピーダンスと送信周波数
とは対応するから、判定しきい値設定器9により送信周
波数によってCPU8のインピーダンス判定しきい値を
OVを中心に−0.1V,+0.1Vというように変更
することができる。
【0014】このようにしてインピーダンス判定しきい
値を変更したCPU8によってモータ又はリレー駆動回
路7を駆動して整合回路3を制御することにより、イン
ピーダンス判定しきい値がOVで入出力インピーダンス
50Ωに整合させるとき、インピーダンス判定しきい値
−0.1Vでは負荷インピーダンス40Ωに制御でき、
判定しきい値+0.1Vでは負荷インピーダンス60Ω
に制御させることができ、これにより電力増幅器1の出
力インピーダンス40Ω、60Ωに各々整合させること
ができる。なお、判定しきい値設定器9は、送信周波数
に対応した判定しきい値が設定できるテーブルをCPU
8のメモリに登録しておくことにより、送信周波数の変
化に対応して容易に判定しきい値を切替設定することが
できる。
【0015】この方式を用いると、電力増幅器1の出力
インピーダンスとアンテナ(整合回路を含む)の負荷イ
ンピーダンスとの間の整合がとれた入出力インピーダン
ス値、例えば50Ωにおいて較正した負荷インピーダン
ス検出器で検出した負荷インピーダンス検出信号を用
い、電力増幅器の出力インピーダンスが50Ωからずれ
る場合でも、整合回路を制御するCPUのインピーダン
ス判定しきい値を電力増幅器の出力インピーダンスの変
化に対応させて最適値に変更させることができ、これに
より確実に入出力インピーダンスの整合がとれるように
なり、整合範囲が拡大できると同時に、整合精度を向上
させることができる。
【0016】なお、整合制御プログラムのインピーダン
ス判定しきい値の変更設定は、電力増幅器1の出力イン
ピーダンスをインピーダンス検出器で検出しながら判定
しきい値を変更制御する閉ループ制御回路を設けること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、広帯域電
力増幅のように、周波数によって出力インピーダンスが
変化する電力増幅器を用いる場合でも、確実に整合がと
れるため整合範囲が広げられ、また、電力増幅器の出力
インピーダンスに合わせて整合をとるため整合精度を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路ブロック図。
【図2】従来の回路ブロック図。
【符号の説明】
1…電力増幅器、2…負荷インピーダンス検出器、3…
整合回路、4…アンテナ、5…A/D変換器、7…モー
タ又はリレー駆動回路、8…CPU、9…判定しきい値
設定器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機の電力増幅器と整合回路との間
    に、整合がとれた入出力インピーダンス値において較正
    され、負荷インピーダンスのR分とΦ分を検出する負荷
    インピーダンス検出器を設け、該検出出力により前記整
    合回路を入出力インピーダンスの整合がとれるよう制御
    する自動インピーダンス整合方式において、前記負荷イ
    ンピーダンス検出器の検出出力を入力し整合制御プログ
    ラムを用いて前記整合回路を制御するCPUと、前記整
    合制御プログラム中のインピーダンス判定しきい値を前
    記電力増幅器の出力インピーダンスの変化に対応させて
    変更させる手段とを設けたことを特徴とする自動インピ
    ーダンス整合方式。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンスしきい値変更手段
    は、送信周波数に対応させてしきい値を変更するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の自動インピーダン
    ス整合方式。
JP32287296A 1996-12-03 1996-12-03 自動インピーダンス整合方式 Pending JPH10163889A (ja)

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