JPH1016239A - インクジェット記録装置のノズル - Google Patents
インクジェット記録装置のノズルInfo
- Publication number
- JPH1016239A JPH1016239A JP17205696A JP17205696A JPH1016239A JP H1016239 A JPH1016239 A JP H1016239A JP 17205696 A JP17205696 A JP 17205696A JP 17205696 A JP17205696 A JP 17205696A JP H1016239 A JPH1016239 A JP H1016239A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- orifice plate
- nozzle body
- nozzle
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】オリフィスプレートをノズルボディーにねじで
締付ける際の間隙のばらつきが生じると、加振体の振動
がノズルボディーを介してオリフィスプレートに伝わ
り、その振動がオリフィスプレートと共振し、プレート
中央部で増幅され、オリフィスプレートの中央部の振動
にもばらつきが生じ、インク粒子化も不安定である。 【解決手段】ノズルボディー23とオリフィスプレート
18の対向する面の中央部近くにノズルボディー23ま
たはオリフィスプレート18の少なくとも一方に凸部2
6または山部を設ける。
締付ける際の間隙のばらつきが生じると、加振体の振動
がノズルボディーを介してオリフィスプレートに伝わ
り、その振動がオリフィスプレートと共振し、プレート
中央部で増幅され、オリフィスプレートの中央部の振動
にもばらつきが生じ、インク粒子化も不安定である。 【解決手段】ノズルボディー23とオリフィスプレート
18の対向する面の中央部近くにノズルボディー23ま
たはオリフィスプレート18の少なくとも一方に凸部2
6または山部を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置のノズルに関する。
装置のノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に振動式インクジェット記録装置で
は、ノズルボディーとオリフィスプレートの対向する面
は、各々の平坦になっている。この構造では、オリフィ
スプレートとノズルボディーにねじで固定すると、ノズ
ルボディーとオリフィスプレートの対向した面の中央部
に間隙が発生する場合がある。この間隙は、オリフィス
プレートをノズルボディーにねじで固定する際の締付け
方およびノズルボディー,オリフィスプレートの端面の
寸法精度で、ばらつきが生じる。
は、ノズルボディーとオリフィスプレートの対向する面
は、各々の平坦になっている。この構造では、オリフィ
スプレートとノズルボディーにねじで固定すると、ノズ
ルボディーとオリフィスプレートの対向した面の中央部
に間隙が発生する場合がある。この間隙は、オリフィス
プレートをノズルボディーにねじで固定する際の締付け
方およびノズルボディー,オリフィスプレートの端面の
寸法精度で、ばらつきが生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、オリ
フィスプレートをノズルボディーにねじで締付ける際の
間隙のばらつきが生じると、加振体の振動がノズルボデ
ィーを介してオリフィスプレートに伝わり、その振動が
オリフィスプレートと共振し、プレート中央部で増幅さ
れ、オリフィスプレートの中央部の振動にもばらつきが
生じ、インク粒子化も不安定であるという問題がある。
フィスプレートをノズルボディーにねじで締付ける際の
間隙のばらつきが生じると、加振体の振動がノズルボデ
ィーを介してオリフィスプレートに伝わり、その振動が
オリフィスプレートと共振し、プレート中央部で増幅さ
れ、オリフィスプレートの中央部の振動にもばらつきが
生じ、インク粒子化も不安定であるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、オリフィスプレート中央
部の振動を押え、加振体の振動子のみの振動でインクの
粒子化を行うことで安定したインク粒子の作成を行うこ
とにある。
部の振動を押え、加振体の振動子のみの振動でインクの
粒子化を行うことで安定したインク粒子の作成を行うこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は加振体の振動がノズルボディーを介してオ
リフィスプレートに伝わり、その振動がオリフィスプレ
ートと共振し、プレート中央部で増幅されようとする
が、中央部近くが凸部または山部になっていて、ノズル
ボディーとオリフィスプレートの中央近くは必ず密着す
るためにプレート中央部の振動は抑制され増幅されるこ
とはなく、またねじによるオリフィスプレートの締付け
方によるばらつきも生じない。そのため加振体の振動子
のみの振動でインクの粒子化を行うため、安定したイン
ク粒子の作成が出来る。
め、本発明は加振体の振動がノズルボディーを介してオ
リフィスプレートに伝わり、その振動がオリフィスプレ
ートと共振し、プレート中央部で増幅されようとする
が、中央部近くが凸部または山部になっていて、ノズル
ボディーとオリフィスプレートの中央近くは必ず密着す
るためにプレート中央部の振動は抑制され増幅されるこ
とはなく、またねじによるオリフィスプレートの締付け
方によるばらつきも生じない。そのため加振体の振動子
のみの振動でインクの粒子化を行うため、安定したイン
ク粒子の作成が出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0007】図1は本発明のノズル部の断面図であり、
図2はインクジエット記録装置の説明図、図3はノズル
部の断面図、図4は従来のノズル部の断面図である。図
5,図6はその他の実施例である。
図2はインクジエット記録装置の説明図、図3はノズル
部の断面図、図4は従来のノズル部の断面図である。図
5,図6はその他の実施例である。
【0008】インク粒子1を発生させる圧電素子4を含
む加振体2と、この加振体2を固定するノズルボディー
23と、このノズルボディー23と対向する面の中央部
近くに凸部が設けられたインク噴出口を持つオリフィス
プレート18と、このオリフィスプレート18から噴出
されたインク粒子1を荷電,偏向する制御系と、加振体
2にインクを供給するインクの循環系からなっている。
む加振体2と、この加振体2を固定するノズルボディー
23と、このノズルボディー23と対向する面の中央部
近くに凸部が設けられたインク噴出口を持つオリフィス
プレート18と、このオリフィスプレート18から噴出
されたインク粒子1を荷電,偏向する制御系と、加振体
2にインクを供給するインクの循環系からなっている。
【0009】すなわち、圧電素子4を含む加振体2は、
励振源3に接続され、圧電素子4の機械的な振動によっ
てオリフィスプレート18先端からインク粒子を噴出す
るようになっている。
励振源3に接続され、圧電素子4の機械的な振動によっ
てオリフィスプレート18先端からインク粒子を噴出す
るようになっている。
【0010】帯電電極5は、インク粒子1がノズル先端
のインク柱から分離する位置に配置され、情報信号源6
に接続されている。帯電電極5に印加されるパルス状の
情報信号電圧によって、インク粒子1が所定の電荷を有
するように荷電される。
のインク柱から分離する位置に配置され、情報信号源6
に接続されている。帯電電極5に印加されるパルス状の
情報信号電圧によって、インク粒子1が所定の電荷を有
するように荷電される。
【0011】そして、帯電されたインク粒子1の飛行通
路を挟んで対向する偏向電極8内を通される。
路を挟んで対向する偏向電極8内を通される。
【0012】このときインク粒子1は、それのもつ個々
の電荷量に応じて所定量だけ偏向され、記録体9上に付
着する。
の電荷量に応じて所定量だけ偏向され、記録体9上に付
着する。
【0013】一方、電荷の与えられなかったインク粒子
1はそのまま直進し、ガター10によって記録体9への
付着が阻止される。
1はそのまま直進し、ガター10によって記録体9への
付着が阻止される。
【0014】さらに11は、インクタンク12に収納さ
れたインクで、このインク11はポンプ13,フィルタ
14および調整器15を介して加振体2に供給され、ガ
ター10によって阻止されたインク11は、フィルタ1
6およびポンプ17を介して、インクタンク12に循環
される。
れたインクで、このインク11はポンプ13,フィルタ
14および調整器15を介して加振体2に供給され、ガ
ター10によって阻止されたインク11は、フィルタ1
6およびポンプ17を介して、インクタンク12に循環
される。
【0015】以上のような構成装置で、インク11は、
インクタンク12からポンプ13によりフィルタ14,
調整器15を通して、加振体2に加圧状態で供給され
る。
インクタンク12からポンプ13によりフィルタ14,
調整器15を通して、加振体2に加圧状態で供給され
る。
【0016】加圧されたインク11は、加振体2を通過
して、次にインク室19を通過してオリフィスプレート
18先端から噴出される。加振体2に含まれる圧電素子
4に加えられた励振源3により、振動子24に振動が伝
わり、この振動でインク室19のインクの圧力を変化さ
せてインク粒子1にする。またもう一方では、加振体の
振動がノズルボディー23を介してオリフィスプレート
18に伝わるが、オリフィスプレート18が加振体2の
振動と共振して増幅することを抑制するように、ノズル
ボディー23とオリフィスプレート18の対向する面の
中央部近くに空隙27が生じることなく、必ず密着する
ようにオリフィスプレート18中央部近くには凸部26
が設けてある。そのため、インク粒子化は加振体2の振
動子24のみの振動で行うので、オリフィスプレート上
18をノズルボディー23に固定する際のねじ25の締
付け方によるばらつきの影響もなく、規則的な安定した
インク粒子1になる。
して、次にインク室19を通過してオリフィスプレート
18先端から噴出される。加振体2に含まれる圧電素子
4に加えられた励振源3により、振動子24に振動が伝
わり、この振動でインク室19のインクの圧力を変化さ
せてインク粒子1にする。またもう一方では、加振体の
振動がノズルボディー23を介してオリフィスプレート
18に伝わるが、オリフィスプレート18が加振体2の
振動と共振して増幅することを抑制するように、ノズル
ボディー23とオリフィスプレート18の対向する面の
中央部近くに空隙27が生じることなく、必ず密着する
ようにオリフィスプレート18中央部近くには凸部26
が設けてある。そのため、インク粒子化は加振体2の振
動子24のみの振動で行うので、オリフィスプレート上
18をノズルボディー23に固定する際のねじ25の締
付け方によるばらつきの影響もなく、規則的な安定した
インク粒子1になる。
【0017】インク粒子1に、帯電電圧5より文字信号
に応じた電荷が与えられ、偏向電極8中の静電界で偏向
され、ガター10を飛びこえて記録体9上に衝突する。
に応じた電荷が与えられ、偏向電極8中の静電界で偏向
され、ガター10を飛びこえて記録体9上に衝突する。
【0018】そして、記録体9が、インク粒子1の偏向
方向と直角な方向に移動することにより、記録体9上に
印字ドットマトリックスが構成される。
方向と直角な方向に移動することにより、記録体9上に
印字ドットマトリックスが構成される。
【0019】一方、印字に使用されなかったインク粒子
1(帯電電圧5を通過するとき電荷が与えられなかった
インク粒子1)は、偏向電極8によって偏向されること
なく直進し、ガター10にぶつかりポンプによってイン
クタンク12に回収される。図5はその他の実施例で、
ノズルボディー23の端面部中央部近くに山部29を設
けたものである。図6もその他の実施例で、オリフィス
プレート18の端面中央部近くに山部29を設けたもの
である。
1(帯電電圧5を通過するとき電荷が与えられなかった
インク粒子1)は、偏向電極8によって偏向されること
なく直進し、ガター10にぶつかりポンプによってイン
クタンク12に回収される。図5はその他の実施例で、
ノズルボディー23の端面部中央部近くに山部29を設
けたものである。図6もその他の実施例で、オリフィス
プレート18の端面中央部近くに山部29を設けたもの
である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、オリフィスプレート1
8先端より好適なインク粒子を噴出することにより、安
定した印字品質を保つ効果がある。
8先端より好適なインク粒子を噴出することにより、安
定した印字品質を保つ効果がある。
【図1】本発明の一実施例のノズル部の断面図。
【図2】インクジェット記録装置の系統図。
【図3】ノズル部全体の断面図。
【図4】従来のノズル部の断面図。
【図5】その他の実施例のノズル部の断面図。
【図6】その他の実施例のノズル部の断面図。
1…インク、2…加振体、18…オリフィスプレート、
23…ノズルボディー、24…振動子、26…オリフィ
スプレート凸部、27…間隙。
23…ノズルボディー、24…振動子、26…オリフィ
スプレート凸部、27…間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 厚 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内
Claims (1)
- 【請求項1】インクタンクから供給されるインクを励振
素子の振動周期に同期して、ノズルボディー先端に固定
したインク噴出口を持つオリフィスプレートから噴出さ
れるインク粒子を所定の情報信号で荷電し、これを偏向
して記録体上に付着させるものにおいて、前記ノズルボ
ディーと前記オリフィスプレートの対向する面の中央近
くに、前記ノズルボディーと前記オリフィスプレートの
少なくとも一方に凸部、または山部を設けたことを特徴
とするインクジェット記録装置のノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17205696A JPH1016239A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | インクジェット記録装置のノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17205696A JPH1016239A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | インクジェット記録装置のノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016239A true JPH1016239A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15934724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17205696A Pending JPH1016239A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | インクジェット記録装置のノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016239A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100776132B1 (ko) | 2006-06-14 | 2007-11-15 | 김성진 | 잉크젯프린터 헤드의 노즐플레이트 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17205696A patent/JPH1016239A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100776132B1 (ko) | 2006-06-14 | 2007-11-15 | 김성진 | 잉크젯프린터 헤드의 노즐플레이트 |
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