JPH10162250A

JPH10162250A - 売り上げ情報印字システム

Info

Publication number: JPH10162250A
Application number: JP31792796A
Authority: JP
Inventors: Makoto Kurokawa; 誠黒川
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1996-11-28
Filing date: 1996-11-28
Publication date: 1998-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】印字用紙に印字される売り上げ情報（ジャー
ナル情報）の記録密度が高く、印字用紙の消費量を低減
させることができる売り上げ情報印字システムを提供す
ること。【解決手段】商品の売り上げ情報を入力する情報入力
部３と、入力された売り上げ情報をバーコード情報に変
換する情報変換部５と、バーコード情報を入力してこの
バーコード情報に対応したバーコードを印字用紙Ｐに印
字する印字部１１と、これら各部を制御する主制御部９
とを備えること。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、売り上げ情報印字
システムに係り、特に一般の店舗等に装備されるＰＯＳ
(Point Of Sales)機器等に使用する売り上げ情報印字シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、売り上げ情報印字システムと
しては、以下のようなものがあった。即ち、一般の店舗
等で商品を販売した場合に、店舗の従業者はＰＯＳ機器
に装備されたバーコードリーダや通常のレジスタ等を操
作して、商品の売り上げ情報（ジャーナル情報）を入力
する。そして、入力された売り上げ情報は、ＰＯＳ機器
やレジスタに装備されているプリンタによって印字され
る。

【０００３】このとき、プリンタによって印字されるも
のは２つあり、一方は買い物客に手渡される領収書（レ
シート）であり、他方は店舗に保存するジャーナルであ
る。このジャーナルは、税法上の理由等から保存するこ
とが要求されるものである。但し、領収書及びジャーナ
ルとは、両方とも売り上げ商品名及び金額、そして売り
上げの日付等が英数字，カタカナ又は漢字により印字さ
れる。従って両者に実質的な差異はない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような不都合があった。即ち、ジャーナ
ルは印字用紙上にスペースを含めた文字（キャラクター
データ）で印字されるため、印字用紙に印字される情報
の冗長度が高く、印字用紙の消費が激しい、という不都
合を生じていた。特に、ジャーナルは、通常はほとんど
使用されず、必ずしも文字情報として記録されていなく
ても問題とならない。即ち、売り上げ情報自体は、ＰＯ
Ｓ機器等が接続されているホストコンピュータで管理さ
れているからである。

【０００５】

【発明の目的】本発明は。上記した不都合を改善し、特
に印字用紙に印字される売り上げ情報（ジャーナル情
報）の記録密度が高く、印字用紙の消費量を低減させる
ことができる売り上げ情報印字システムを提供すること
を、その目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項１記載の発明では、商品の売り上げ情報
を入力する情報入力部と、入力された売り上げ情報をバ
ーコード情報に変換する情報変換部と、バーコード情報
を入力してこのバーコード情報に対応したバーコードを
印字用紙に印字する印字部と、これら各部の動作を制御
する主制御部とを備える、という構成を採っている。本
発明の２次元のバーコードを印字する売り上げ情報印字
システムは、ＰＯＳ機器等より受取った文字コードデー
タ（キャラクタデータ）からなる売り上げ情報を、２次
元バーコード情報に変換し、印字用紙に印字することに
より、文字を印字する場合の２０〜４０倍の情報密度に
高めることができる。

【０００７】請求項２記載の発明では、情報入力部と情
報変換部との相互間に売り上げ情報を記憶する情報記憶
部を設け、主制御部が、情報記憶部に所定容量の売り上
げ情報が記憶された場合に、情報記憶部から売り上げ情
報を出力させる売り上げ情報出力調整機能を有するとい
う構成を採り、その他の構成は請求項１記載の発明と同
様である。以上のように構成されたことにより、情報入
力部から売り上げ情報が入力された場合には、順次情報
入力部に売り上げ情報が記憶される。そして、記憶量が
ある所定量に達した場合に、主制御部が情報記憶部の動
作を制御し、売り上げ情報を情報記憶部にまとめて送信
する。

【０００８】更に、請求項３記載の発明では、情報変換
部と印字部との相互間に、バーコード情報を記憶する情
報記憶部を設け、主制御部が、情報記憶部に所定容量の
バーコード情報が記憶された場合に、情報記憶部からバ
ーコード情報を出力させるバーコード情報出力調整機能
を有するという構成を採り、その他の構成は請求項１記
載の発明と同様である。以上のように構成されたことに
より、情報入力部から売り上げ情報が入力された場合に
は、情報変換部でバーコード情報に変換される。そし
て、変換された後のバーコード情報は順次情報記憶部に
記憶される。そして、記憶量がある所定量に達した場合
に、主制御部が情報記憶部の動作を制御し、バーコード
情報を情報記憶部にまとめて送信する。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図１を参照して説明する。

【００１０】本発明の売り上げ情報印字システム１で
は、商品の売り上げ情報を入力する情報入力部３と、入
力された売り上げ情報をバーコード情報に変換する情報
変換部５と、バーコード情報を入力してこのバーコード
情報に対応したバーコードを印字用紙Ｐに印字する印字
部１１と、これら各部を制御する主制御部９とを備える
ことを特徴としている。

【００１１】以下にこれを詳細に説明すると、情報入力
部３は、ＰＯＳ機器（図示略）等に装備されているバー
コードリーダ（図示略）や、数字や記号が配列された通
常のキーボード（図示略）等である。この情報入力部３
では、販売された商品毎にその商品名と金額の情報が入
力される。より具体的には、バーコードリーダで入力す
る場合には、予め商品に付されたバーコードに対応する
商品名と金額の情報が図示しないホストコンピュータに
蓄えられており、入力されたバーコードに対応した商品
名等が売り上げ情報として入力される。ここで、売り上
げ情報には、商品名や金額の情報の他、売り上げ日時、
合計金額等が含まれ、これらを示す文字のＡＳＣ１１コ
ードで構成されている。

【００１２】また、情報入力部３から入力された売り上
げ情報は、下流側に備えられている情報変換部５に送ら
れる。この情報変換部５では、送られてきた売り上げ情
報を２次元バーコード情報に変換する機能を有してい
る。具体的には、情報変換部５内に変換プログラムが記
憶されている。本発明の売り上げ情報印字システム１で
は、売り上げ情報が、２次元バーコードの規格の１つで
あるＣＯＤＡＢＬＯＣＫのデータに編集される。

【００１３】情報変換部５には、バーコード情報を印字
する印字部１１が接続されている。この印字部１１は、
情報変換部５から供給されたバーコード情報をバーコー
ドとして印字用紙Ｐに印字するものである。印字部１１
には、ロール状の印字用紙Ｐが装備されており、連続的
に印字できるようになっている。また、印字用紙Ｐの表
面には印字ヘッド１３が近接して配設されている。この
印字ヘッド１３によってバーコードが印字される。

【００１４】また、売り上げ情報印字システム１には、
主制御部９が配設されている。この主制御部９は情報入
力部３，情報変換部５及び印字部１１の動作をそれぞれ
制御して、売り上げ情報の送信やバーコード情報への変
換、そして印字部１１の印字動作を制御する。

【００１５】以上のように、従来文字情報（キャラクタ
データ）で印字されていた売り上げ情報を、２次元バー
コードとして印字することとしたので、記録密度を非常
に高めることができる。また、万が一、ホストコンピュ
ータ等に保存されている売り上げ情報が破損した場合で
も、印字されたバーコードをバーコードリーダ等で読み
込むことにより、容易に売り上げ情報を修復することが
できる。このことは、文字情報をＯＣＲ（光学文字読み
取り装置）で読み込む場合と比較して、より正確にコン
ピュータに売り上げ情報を読み込むことができる、とい
う特質を有している。

【００１６】次に、第２の実施形態について図２に基づ
いて説明する。当該実施形態では、主要な構成要素を第
１の実施形態とほぼ同様としている。しかしながら、情
報入力部３と情報変換部５との相互間に情報記憶部７を
有する点が異なっている。即ち、本実施形態の売り上げ
情報印字システム１ａでは、主制御部９の売り上げ情報
出力調整機能によって、ある所定容量の売り上げ情報が
情報記憶部７に蓄えられる。そして、売り上げ情報の記
憶量がある基準値に達した場合に、まとめて情報変換部
５に売り上げ情報が送信される。

【００１７】情報変換部５では、まとめて送られてきた
売り上げ情報を順次バーコード情報に変換し、そのバー
コード情報を印字部１１に送り、印字部１１で印字がな
される。これらの動作の制御は全て主制御部９によって
なされるが、この点は第１の実施形態と同様である。以
上のように構成することにより、印字動作がまとめてな
され、効率的に印字をすることができる。

【００１８】次に、第３の実施形態について図３に基づ
いて説明する。当該実施形態では、主要な構成要素を第
１の実施形態とほぼ同様としている。しかしながら、情
報変換部５と印字部１１との相互間に情報記憶部７を有
する点が異なっている。即ち、本実施形態の売り上げ情
報印字システム１ｂでは、主制御部９のバーコード情報
出力調整機能により、ある所定容量のバーコード情報が
情報記憶部７に蓄えられる。そして、バーコード情報の
記憶量がある基準値に達した場合に、まとめて印字部１
１にバーコード情報が送信される。

【００１９】印字部１１は、まとめて送られてきたバー
コード情報に基づいて、印字動作を行う。そして、これ
らの動作の制御は全て主制御部９によってなされるが、
この点は第１の実施形態と同様である。以上のように構
成することにより、印字動作がまとめてなされ、効率的
に印字をすることができる。特に、バーコード情報は記
憶密度が高いので、売り上げ情報を情報記憶部７に記憶
する場合に比較して、より多くの情報量を記憶すること
ができる。このため、より大量のバーコード情報をまと
めて印字することができる。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明では、売り
上げ情報をバーコード情報に変換して印字部によって２
次元のバーコードを印字することとした。ここで、２次
元バーコードは、文字データを２０〜４０倍に圧縮して
表すことができるので、従来の売り上げ情報印字システ
ムに比較し、２０〜４０倍の密度で売り上げ情報の印字
が可能となる、という優れた効果を生じる。

【００２１】また、情報入力部と印字部との相互間に情
報記憶部を設けることとしたので、大量の売り上げ情報
をまとめてバーコードとして印字することができる、と
いう優れた効果を生じる。特に、情報変換部で一旦バー
コード情報に変換されたあとのバーコード情報は、情報
密度が高いので、情報変換部の下流側に情報記憶部を備
える場合には、より大量の売り上げ情報をバーコードと
してまとめて印字できる、という優れた効果を生じる。

【００２２】更には、万が一売り上げ情報が失われた場
合でも、売り上げ情報がバーコードとして保存されてい
れば、これをバーコードリーダ等で読み込むことは容易
であり、文字情報（キャラクターデータ）として印字し
て保存する場合と比較して、コンピュータ等に情報を入
力するための労力が軽減される、という優れた効果を生
じる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示すブロック図である。

【図２】本発明の第２の実施形態を示すブロック図であ
る。

【図３】本発明の第３の実施形態を示すブロック図であ
る。

【符号の説明】

１売り上げ情報印字システム３情報入力部５情報変換部７情報記憶部９主制御部１１印字部Ｐ印字用紙

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品の売り上げ情報を入力する情報入力
部と、入力された売り上げ情報をバーコード情報に変換
する情報変換部と、前記バーコード情報を入力してこの
バーコード情報に対応したバーコードを印字用紙に印字
する印字部と、これら各部の動作を制御する主制御部と
を備えることを特徴とした売り上げ情報印字システム。
【請求項２】前記情報入力部と前記情報変換部との相
互間に前記売り上げ情報を記憶する情報記憶部を設け、前記主制御部が、前記情報記憶部に所定容量の売り上げ
情報が記憶された場合に、前記情報記憶部から売り上げ
情報を出力させる売り上げ情報出力調整機能を有するこ
とを特徴とした請求項１記載の売り上げ情報印字システ
ム。
【請求項３】前記情報変換部と前記印字部との相互間
に、前記バーコード情報を記憶する情報記憶部を設け、前記主制御部が、前記情報記憶部に所定容量のバーコー
ド情報が記憶された場合に、前記情報記憶部からバーコ
ード情報を出力させるバーコード情報出力調整機能を有
することを特徴とした請求項１記載の売り上げ情報印字
システム。