JPH10162106A - Icカードリーダ - Google Patents

Icカードリーダ

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JPH10162106A
JPH10162106A JP8316764A JP31676496A JPH10162106A JP H10162106 A JPH10162106 A JP H10162106A JP 8316764 A JP8316764 A JP 8316764A JP 31676496 A JP31676496 A JP 31676496A JP H10162106 A JPH10162106 A JP H10162106A
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Kenji Hirasawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い接点圧力で接触させることなくIC端子
部とIC接点との両方を同時にクリーニング可能とす
る。 【解決手段】 ICカード3に露出形成されたIC端子
部5に接点ブロック9に保持させたIC接点11を当接
させてデータの記録/再生をするように構成したICカ
ードリーダ1において、接点ブロック9をカード通路2
6から離間した位置27とIC接点11がIC端子部5
に当接する位置との間で移動可能に設け、さらに接点ブ
ロック9の移動に伴うIC接点11の移動経路途中にI
Cカード3のIC端子部5とIC接点11とに接触する
クリーニング部材14を設け、IC接点11の移動経路
途中でIC接点11によりクリーニング部材14をIC
カード3のIC端子部5に押しつけるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードのIC
端子部とIC接点とを接触させて該ICカードの記録/
再生を行うICカードリーダに関する。更に詳述する
と、本発明はICカードリーダのIC端子部とIC接点
とのクリーニングを同時に行う機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードの記録/再生を行うICカー
ドリーダにおいては、ICカードのIC端子部とICカ
ードリーダの接点ブロックのIC接点とを確実に接触さ
せることが必要であることから、IC端子部やIC接点
が付着した塵埃等で接触不良を起こさないようにクリー
ニングするようにしている。
【0003】そこで、IC端子部とIC接点との接触を
確実にするための方法が従来より提案されている。その
ひとつに、まずIC接点に接触しているIC端子部をI
Cカードと相対的に移動させることにより付着物を除去
するものがある。これは、IC接点を回転させる手段を
備えさせて接触位置から異物や付着物を排除したり、あ
るいは図6に示すようにIC接点103としてねじりコ
イルばね104を設け、ICカード101の移動に伴っ
てIC端子部102をこすることにより常時導通状態を
保つ(特開昭62−224873)ものである。
【0004】第二に、ICカードのIC端子部をクリー
ニングする方法がある。例えばごみ取りパッドによりI
C端子部を清掃させる他、記録/再生用ICカード挿入
口の他に清掃装置を備えるカード挿入口を設ける方法、
リールに巻回されたクリーニングテープを走行させると
ともに圧接部を用いてICカードに押しつける方法等が
提案されている。
【0005】第三はカードリーダのIC接点をクリーニ
ングする方法であり、カートリッジの凹部内にクリーニ
ング液を含ませたスポンジのような多孔質弾性体を装着
したものにIC接点を突き刺して清掃を行う方法等があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
第一の方法により付着物の除去を行う場合、IC端子部
102とIC接点103とを接触させたまま擦り動かし
ているために当該接触部位が摩耗し早期に劣化してしま
うという問題を有している。このとき、高い接点圧力を
もって接触させている場合には劣化をさらに早めてしま
うこともある。
【0007】また、第二あるいは第三の方法においては
IC端子部又はIC接点の一方をクリーニングするため
の機構のみ設けられているため、両方のクリーニングを
同時に行うことができない。一方、第二、第三の方法を
組み合わせることによりIC端子部やIC接点を同時に
クリーニングしようとすれば部品点数が増加しカードリ
ーダ本体の小型化が妨げられるとともにコスト削減の要
請にも反してしまうことになる。
【0008】そこで本発明は、高い接点圧力で接触させ
ることなくIC端子部とIC接点との両方を同時にクリ
ーニングすることができるICカードリーダを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め請求項1記載の発明は、ICカードに露出形成された
IC端子部に接点ブロックに保持させたIC接点を当接
させてデータの記録/再生をするように構成したICカ
ードリーダにおいて、接点ブロックをカード通路から離
間した位置とIC接点がIC端子部に当接する位置との
間で移動可能に設け、さらに接点ブロックの移動に伴う
IC接点の移動経路途中にICカードのIC端子部とI
C接点とに接触するクリーニング部材を設け、IC接点
の移動経路途中でIC接点によりクリーニング部材をI
CカードのIC端子部に押しつけるようにしている。
【0010】したがって、IC端子部とIC接点とが接
触するために近付く動作の中でIC端子部がクリーニン
グ部材に接触しながら移動するとともに、その接触に伴
う圧力によって当該クリーニング部材がIC端子部に押
しつけられるようにしてICカードも移動し、ICカー
ドと接点ブロックとがクリーニング部材を挟み込むよう
にして移動する過程において同時にクリーニングがなさ
れている。そしてこのクリーニング部材上又は部材下を
移動し終えたところでIC端子部とIC接点とが接触す
るようにされている。
【0011】請求項2記載の発明のICカードリーダに
おいては、接点ブロックはICカードの端面に当接する
当接部を有してICカードの移動に従動するように構成
している。したがって、ICカードの送り方向側端面が
当該当接部に当接し、さらにICカードが送り方向へ搬
送されるのに伴って接点ブロックも送り方向へと移動す
る。このとき接点ブロックはIC接点がクリーニング部
材に接するように回転され、その接触を保ちながら送り
方向へと移動するため自動的に該IC接点がクリーニン
グされている。またICカードが送り方向と逆方向へと
搬送される際にも接点ブロックは当該当接部を介して連
動している。
【0012】請求項3記載の発明のICカードリーダに
おいては、接点ブロックをカード通路から離間した位置
とIC接点がIC端子部に当接する位置との間を駆動源
により移動されるものとしている。駆動源としては例え
ばソレノイドを用いることができ、これによりICカー
ドの移動と接点ブロックの移動とを行う際にそれぞれの
動きを独立させて駆動させることができる。
【0013】請求項4記載の発明のICカードリーダに
おいては、クリーニング部材はクリーニング液を含浸さ
せたクリーニング部を有し、該クリーニング部は弾性部
材により支持されかつカードリーダのフレームに取り外
し可能に保持されている。したがって、クリーニング液
を含浸したクリーニング部とIC端子部あるいはIC接
点とを接触させることによりクリーニングの効果が向上
する。また、クリーニング部材に接点ブロックから押し
つけ力が加わったときにも弾性部材によりその力が逃が
されるとともに、その押しつけ力を利用して当該クリー
ニング部材をICカードのIC端子部に適度に押しつけ
ることができる。さらに、このクリーニング部材は例え
ば1つのねじにより容易に取り外すことが可能とされて
いるために、部材の交換が簡便なものとされている。
【0014】請求項5記載の発明のICカードリーダに
おいては、クリーニング部として電気導電材を混ぜ込ん
だ繊維質材にクリーニング液を含浸させたものを用いて
いる。これにより、例えばクリーニング液が含浸されて
いないクリーニング部が繰り返し使用され、プラスチッ
ク製ICカードと度重なる接触を行った場合であっても
クリーニング部材及びICカードとも帯電するのが防止
される。またこの繊維質材にはクリーニング液が含浸さ
れているために、クリーニングと帯電防止の両方の面に
おける向上が図られている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1に、本発明のICカードリーダの一実
施形態を示す。このICカードリーダ1は、IC接点1
1を備えた接点ブロック9と、この接点ブロック9を回
転自在に支持するアーム6と、IC接点11及びICカ
ード3のIC端子部5への付着物を除去するクリーニン
グ部材14とを備えている。なお、以下においてICカ
ード3がカード差し込み口20から図4に示す記録/再
生位置21まで搬送される方向を送り方向、記録/再生
を終えたICカード3がカード差し込み口20まで戻さ
れる方向を戻り方向と呼ぶ。
【0017】アーム6は略「コ」の字形状の2つの平板
6a,6bが例えば該平板6a,6bに垂直な支軸6c
により接続されてなる部材であり、平板6a,6bの両
端部にはそれぞれ支点7と支点8とが設けられている。
一方の支点7はICカード3が記録/再生される位置2
1の下方に位置し、当該アーム6をカード送り方向に揺
動自在となるように支持する。本実施形態におけるアー
ム6は湾曲したものとされているが、接点ブロック9や
ICカード3又はアーム6自体の動きを妨げない限りに
おいて直線状その他の形状であっても構わない。
【0018】接点ブロック9は、アーム6のもう一方の
支点8に回転自在に支持されるとともにその下部にはI
Cカード3の通路を越えて突出する当接部10を備えて
いる。この当接部10は支点8の下方に接点ブロック9
から垂直に突出するように設けられている。ただし、接
点ブロック9の大きさや設置位置等によりICカード3
との位置関係も変わるために当接部10を設ける位置は
支点8の真下に限られない。この接点ブロック9の下面
には、ICカード3のIC端子部5と当接してデータの
記録/再生を行うIC接点11が保持されている。ま
た、接点ブロック9上であってカード戻り方向の上端部
9aには一端をICカードリーダ1のフレーム2に取り
付けられた引っ張りばね12が設けられ、当該接点ブロ
ック9をカード戻り方向斜め上方に付勢している。
【0019】規制部材13は、アーム6に当接すること
によって該アーム6及び接点ブロック9が当該当接位置
よりカード戻り方向へ移動又は揺動しないように可動範
囲を制限している。本実施形態においては、ICカード
3を案内する下ガイド23の送り方向最深部に設けられ
た突出部24の上方に該規制部材13と当接した接点ブ
ロック9が位置するように当該規制部材13を設けるよ
うにしている(以下、引っ張りばね12と釣合うととも
にカード通路26から離間している当該接点ブロック9
のこの位置を「離間位置27」と呼ぶ)。なお、この規
制部材13はカードリーダ1のフレーム2に鉛直方向あ
るいはカード進行方向垂直に設けてもよく、又は接点ブ
ロック9と当接するようにしても構わない。
【0020】クリーニング部材14はその上面及び下面
にクリーニング部15が設けられた板状心材16が、離
間位置27の接点ブロック9と下ガイド23の突出部2
4との間に位置するように板ばね17の先端に取り付け
られている。板ばね17のもう一端は例えば下ガイド2
3と対向する上ガイド22の先端部にねじ18により取
り外し可能に設けられているが、その取り付け位置はこ
の部位に限られずフレーム2の好適な位置に取り付けら
れればよい。また、板ばね17以外であって適度な弾性
を有する部材により当該クリーニング部15及び板状心
材16を支持しても構わない。当該クリーニング部材1
4はクリーニング部13と突出部24との隙間がその隙
間を通過するICカード3の厚さよりも薄くなるよう
に、かつ離間位置27において傾斜して保持されている
接点ブロック9が支点8を中心にわずかに回転して水平
になればそのIC接点11がクリーニング部15に接触
するような位置に設けられている。ただし、クリーニン
グ部材14の設置位置はこれに限られることはなく、例
えば当初から接点ブロック9のIC接点11あるいは突
出部24と接触するように設置することも可能である。
【0021】クリーニング部15は例えばフェルトのみ
を板状心材16の上面及び下面に取り付けてなる場合も
あるがこれに限られず、電気導電材を混ぜ込んだ繊維質
材を用いても構わない。これによればクリーニング部材
14を介して静電気を除去することができるためにクリ
ーニング部15が帯電するのが防止される。さらに、こ
れらのクリーニング部15に汚れや付着物を除去するの
に適したクリーニング液を含浸させることによりクリー
ニングの効果を高めるようにすることも好適な実施形態
の一である。
【0022】なお、下ガイド23の送り方向最深部には
既述の突出部24が設けられており、この突出部24と
下ガイド23との間にはその段差を滑らかにつなぐ斜面
25が設けられている。
【0023】以上のように構成されたICカードリーダ
1によると、ICカード3が記録/再生される際に以下
のように当該ICカード3のIC端子部5及びIC接点
11のクリーニングが行われる。なお、本発明における
カードリーダ1は記録及び再生の両方、又は記録若しく
は再生のいずれかを行う機能を有するものである。
【0024】カード差し込み口20より挿入されたIC
カード3は、例えばローラ等の搬送手段(図示省略)あ
るいは手動挿入により通路26をガイド22,23に沿
って送り方向に搬送される。ここで、ICカード3の送
り方向側の端面4は搬送途中で下ガイド23の突出部2
4手前に設けられた斜面25に案内される。そしてIC
カード3は突出部24上を通過し、そのときにクリーニ
ング部材14により表面とりわけIC端子部5に付着す
る付着物が除去される。
【0025】さらに送り方向に搬送されたICカード3
の端面4は、離間位置27にある接点ブロック9の当接
部10に当接する。これからさらにICカード3が搬送
されると、接点ブロック9は引っ張りばね12に抗して
支点8を中心にIC接点11が降下するように回転する
ので、図3に示すように接点11はクリーニング部材1
4の上面と接触する。すなわち、ICカード3を送り方
向へとさらに搬送しようとする力の一部が接点ブロック
9を回転させる力へと変換され、当該接点ブロック9あ
るいはその下面に保持されるIC接点11とICカード
3とがクリーニング部材14を挟み込むかたちとなる。
【0026】このICカード3には続けて送り方向への
搬送力が与えられるが、IC接点11がクリーニング部
材14に当接しているために接点ブロック9はそれ以上
回転することができず、アーム6が支点7を中心にカー
ド送り方向へ回転するのに伴って当該接点ブロック9が
ほぼ水平を保ちながら送り方向へと移動することにな
る。このときIC接点11はクリーニング部材14に押
しつけられたまま移動するので、付着物が除去されるこ
とになる。また、IC接点11がクリーニング部材14
に押しつけられることにより該クリーニング部材14は
さらにICカード3に押しつけられている。
【0027】このように、ICカード3の端子部5及び
IC接点11がクリーニング部材14と接触しながら移
動するので、端子部5とIC接点11とはICカード3
の挿入毎に自動的にクリーニングされることになる。
【0028】さらにICカード3が搬送されると、接点
ブロック9のIC接点11がクリーニング部材14を越
えるため図4に示すようにICカード3のIC端子部5
とIC接点11とが直接接触する(以下、IC端子部5
とIC接点11とが当接するこの位置を「当接位置2
8」と呼ぶ)。この当接位置28においてICカード3
の記録/再生が行われる。
【0029】そして、記録/再生の行われたICカード
3は上述したのとは逆の戻り方向へと搬送される。この
とき、ICカード3の移動に伴いアーム6や接点ブロッ
ク8が引っ張りばね12の引っ張り力によって離間位置
27へと戻されて行く。
【0030】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では接点ブロック9がICカ
ード3と連動するように当該接点ブロック9に当接部1
0を設けているが、他の手段を用いて接点ブロック9を
駆動させてもよい。一例としては図5に示すような形態
が考えられる。これは支点7の近傍においてアーム6に
下方への突出部30を設け、この突出部30を揺動させ
ることによりアーム6を駆動させるものである。接点ブ
ロック9は、ガイド23に揺動可能に支持された一対の
アーム32によりアーム6の揺動による軌跡が規制され
ている。突出部30を揺動させる駆動源としては、例え
ば突出部30の先端にソレノイド31をカード送り方向
に向けて水平に設けたりあるいはモータやギアを用いる
ことが考えられる。これらの駆動源を駆動させることに
よって当該アーム6及び接点ブロック9をICカード3
の動きから独立させて移動させることができる。
【0031】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明
は、ICカードに露出形成されたIC端子部に接点ブロ
ックに保持させたIC接点を当接させてデータの記録/
再生をするように構成したICカードリーダにおいて、
接点ブロックをカード通路から離間した位置とIC接点
がIC端子部に当接する位置との間で移動可能に設けさ
らに接点ブロックの移動に伴うIC接点の移動経路途中
にICカードのIC端子部とIC接点とに接触するクリ
ーニング部材を設け、IC接点の移動経路途中でIC接
点によりクリーニング部材をICカードのIC端子部に
押しつけるようにしているので、IC端子部とIC接点
とが接触するために近付く動作の中でIC端子部がクリ
ーニング部材に接触しながら移動するとともにその接触
に伴う圧力を伴いながら当該クリーニング部材がIC端
子部に接触している。なおかつICカードも移動し、I
Cカードと接点ブロックとがクリーニング部材を挟み込
むようにして移動する過程において同時にクリーニング
がなされている。そしてこのクリーニング部材上又は部
材下を移動し終えたところでIC端子部とIC接点とが
接触するようにされている。
【0032】したがって、ICカードのIC端子部と接
点ブロックに保持されたIC接点とがICカードが差し
込まれる毎に同時にクリーニングされるので、付着物が
除去された当該IC端子部とIC接点とを常に確実に接
触させ、ICカードの記録/再生が行われる際のICカ
ードリーダに関する信頼性の向上を図ることができる。
【0033】請求項2記載の発明のICカードリーダに
おいては、接点ブロックはICカードの端面に当接する
当接部を有してICカードの移動に従動するように構成
されているので、ICカードの送り方向側端面が当接部
に当接し、さらにICカードが送り方向へ搬送されるの
に伴って接点ブロックも送り方向へと移動する。このと
き接点ブロックはIC接点がクリーニング部材に接する
ように回転され、その接触を保ちながら送り方向へと移
動するため自動的にIC接点がクリーニングされてい
る。またICカードが送り方向と逆方向へと搬送される
際にも接点ブロックは当接部を介して連動する。
【0034】したがって、接点ブロックを駆動させるた
めの駆動源を特に必要とせずにICカードと接点ブロッ
クとを同時に駆動させることができる。このとき、IC
カードを搬送するための力を利用して接点ブロックを移
動させかつ回転させて当該IC接点をクリーニング部材
に押しつけるように、またこの押しつけ力によりさらに
該クリーニング部材をICカードに押しつけるようにし
ている。このため上述の押しつける力は適度に分散され
ることになり、IC端子部及びIC接点の劣化を早める
ことがなくなる。
【0035】請求項3記載の発明のICカードリーダに
おいては、接点ブロックをカード通路から離間した位置
とIC接点がIC端子部に当接する位置との間を駆動源
により移動されるものとしている。駆動源としては例え
ばソレノイドを用いることができ、これによりICカー
ドの移動と接点ブロックの移動とを行う際にそれぞれの
動きを独立して駆動させることができる。したがって、
IC端子部とIC接点の両方のクリーニングを行うIC
カードリーダであって非同時期にそれぞれクリーニング
を行わせようとする場合に有効である。
【0036】請求項4記載の発明のICカードリーダに
おいては、クリーニング部材はクリーニング液を含浸さ
せたクリーニング部を有し、該クリーニング部は弾性部
材により支持されかつカードリーダのフレームに取り外
し可能に保持されているので、クリーニングの効果の向
上が図られている。
【0037】また、クリーニング部材に接点ブロックか
ら押しつけ力が加わったときにも弾性部材によりその力
が逃がされるとともに、その押しつけ力を利用して当該
クリーニング部材がICカードのIC端子部に適度に押
しつけられるので当該IC端子部やIC接点における接
点圧力が適度なものとなりその寿命の劣化が防止されて
いる。さらに、フレームに取り外し可能に取り付けられ
ているクリーニング部材は1つのねじにより容易な着脱
が可能であるため、クリーニング部材の交換等に際して
その取り替え又は取り外しが簡便である。
【0038】請求項5記載の発明のICカードリーダに
おいては、クリーニング部として電気導電材を混入させ
た繊維質材にクリーニング液を含浸させたものを用いて
いるので、例えばクリーニング液が含浸されていないク
リーニング部が繰り返し使用され、プラスチック製IC
カードと度重なる接触を行った場合であってもクリーニ
ング部材又はICカードが帯電するのが防止される。ま
たこの繊維質材にはクリーニング液が含浸されているた
めに、クリーニングと帯電防止の両方の面について向上
が図られている。また、含浸させたクリーニング液が蒸
発し乾燥してしまった場合であっても帯電するのが防止
されることにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードリーダの一実施形態を示す
側面図である。
【図2】本発明のICカードリーダの一実施形態を示す
平面図である。
【図3】IC接点がクリーニング部材と接した状態を示
す部分側面図である。
【図4】IC接点とICカードのIC端子部とが接した
状態を示す部分側面図である。
【図5】本発明のICカードリーダの別の実施形態を示
す部分側面図である。
【図6】従来のICカードリーダの一部を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ICカードリーダ 2 フレーム 3 ICカード 4 送り方向側端面 5 IC端子部 9 接点ブロック 10 当接部 11 IC接点 14 クリーニング部材 15 クリーニング部 17 板ばね(弾性部材) 26 カード通路 27 離間位置 28 当接位置 31 駆動源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードに露出形成されたIC端子部
    に、接点ブロックに保持させたIC接点を当接させてデ
    ータの記録/再生をするように構成したICカードリー
    ダにおいて、前記接点ブロックをカード通路から離間し
    た位置と前記IC接点が前記IC端子部に当接する位置
    との間で移動可能に設け、前記接点ブロックの移動に伴
    う前記IC接点の移動経路途中に前記ICカードのIC
    端子部と前記IC接点とに接触するクリーニング部材を
    設け、前記IC接点の移動経路途中で前記IC接点によ
    り前記クリーニング部材を前記ICカードのIC端子部
    に押しつけるようにしたことを特徴とするICカードリ
    ーダ。
  2. 【請求項2】 前記接点ブロックは前記ICカードの端
    面に当接する当接部を有して前記ICカードの移動に従
    動するように構成してなることを特徴とする請求項1記
    載のICカードリーダ。
  3. 【請求項3】 前記接点ブロックは、カード通路から離
    間した位置と前記IC接点が前記IC端子部に当接する
    位置との間を駆動源により移動されるものであることを
    特徴とする請求項1記載のICカードリーダ。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材はクリーニング液
    を含浸させたクリーニング部を有し、該クリーニング部
    は弾性部材により支持され、かつ、カードリーダのフレ
    ームに取り外し可能に保持されたものであることを特徴
    とする請求項1から3の何れかに記載のICカードリー
    ダ。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング部は、電気導電材を混
    ぜ込んだ繊維質材にクリーニング液を含浸させたことを
    特徴とする請求項4に記載のICカードリーダ。
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