JPH10161442A - 転写方法及び画像形成装置 - Google Patents

転写方法及び画像形成装置

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JPH10161442A
JPH10161442A JP9150197A JP15019797A JPH10161442A JP H10161442 A JPH10161442 A JP H10161442A JP 9150197 A JP9150197 A JP 9150197A JP 15019797 A JP15019797 A JP 15019797A JP H10161442 A JPH10161442 A JP H10161442A
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JP9150197A
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English (en)
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Mitsuru Takahashi
充 高橋
Hiroyuki Sugimoto
浩之 杉本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 感光体をはさむように配置された2つのロー
ラのうちの下流側のローラに転写バイアスを印加した場
合に発生する過大な電界の傾斜によって、上流側のロー
ラに電界が発生してプレ転写の原因となるという事態の
発生を防止する。 【解決手段】 トナー像が形成される像担持体9と、複
数のローラに張架されたベルト状の中間転写体19とを
備え、前記像担持体上に順次形成されるトナー像を前記
中間転写体上に転写用電界を付与して順次に重ね合わせ
て一次転写した後、該トナー像を転写紙上に一括して二
次転写する画像形成装置において、前記一次転写部にお
ける感光体と中間転写体とのニップ部を挾んで、中間転
写体の移動方向下流側に出口バイアスローラ100を配
置するとともに、上流側に入口アースローラ101を配
置し、前記ニップ部内において中間転写体の背面に、弾
性を有する接触部材103を接触させ、かつ該接触部材
をアースした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体などの像担
持体上のトナー像を中間転写体を介して転写紙上に転写
する転写方法や、転写紙を搬送する転写ベルトなどの転
写材担持体を用いて感光体などの像担持体上のトナー像
を転写紙上に転写する転写方法、及び、これらの転写方
法を実施する画像形成装置(複写機、プリンター、ファ
クシミリ)に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置、とりわけフ
ルカラー画像形成装置においては、従来からベルト状の
中間転写体と感光体を接触させ、感光体から中間転写体
上に重ねあわせトナー像を転写する一次転写行程と、こ
のトナー像を一括して転写紙上に転写する二次転写行程
とを行うことで、感光体から転写紙へのトナー像の転写
が行われている。この感光体からベルト状の中間転写体
への一次転写方法として、感光体をはさみこむように設
けられたベルト張架用のローラの片側にバイアスを印加
したり、両ローラにバイアスを印加したり、あいるは、
両側のローラを接地するとともに感光体と中間転写体と
のニップ部中央に設けた接触部材にバイアスを印加した
りするといった転写電界発生手段を用いてきた。そし
て、上記中間転写体としては、転写の際に電荷付与手段
から付与される転写電荷をコロナ放電器などの除電手段
を用いずに除電できるようにするため、又は、このよう
な除電手段を用いた場合であっても極力小さな除電出力
を使用できるよう、体積抵抗又は表面抵抗が中抵抗(1
8〜1013Ωcmまたは107〜1012Ω/□)のもの
を用いることが多い。
【0003】図4(b)は、一例を示すものである。こ
の例では、像担持体としての感光体9と中抵抗のベルト
状中間転写体19が接触する接触部(ニップ)より中間
転写体移動方向下流位置に電荷付与手段としての例えば
絶対値が800ボルトのバイアスが印加されたベルト転
写バイアスローラ100を配置する。これとともに、ニ
ップ部を挟んで中間転写体移動方向上流側の位置に接地
又は所定バイアスが印加された電極としての例えば接地
されたアースローラ101を配置している。この構成で
は、中抵抗という電気的特性を利用し、図中斜線を付し
て示すように、ニップの出口で絶対値600ボルト、ニ
ップの入口で絶対値300ボルトというように中間転写
体上にニップ部下流から上流に向かう電位勾配を生成
し、ニップに転写電界を発生させている。図示の電位勾
配は、わかりやすくするため転写電荷付与位置から除電
位置まで直線で示したが、実際にはニップ部で感光体と
接触する結果、接触部では直線の傾きが変わったり、一
部2次曲線などの非直線勾配になったりする場合もあり
得る。
【0004】なお、この例とは異なり、上記接触部(ニ
ップ)にコロナ放電器、転写ローラ転写ブラシ、転写ブ
レードなどの電荷付与手段を配置するとともに、ニップ
部より中間転写体移動方向上流位置に電極(接地又はバ
イアス印加)を配置した場合にも、中抵抗という電気的
特性を利用して中間転写体上にニップ部内の電荷付与箇
所から中間転写体移動方向上流に向かって電位勾配を生
成し、転写電界を発生させることができる。
【0005】ところが、中間転写体にこの様な中抵抗の
材料を用いると、付与された転写電荷がニップ部以外の
中間転写体上にも移動可能になり、ニップ以外の中間転
写体表面にも電位勾配が生成され電界が発生する。この
ため、ニップ以外での電界に起因して転写トナー像の画
像品質に悪影響を与えていた。特に、ニップ部入り口に
発生する電界(図4(b)中の入口チリ発生部)は、ニ
ップ部前の位置で像担持体に形成されたトナー像に電界
作用を及ぼし、本来転写されるべきニップ部に達する前
の位置でトナー像の一部を中間転写体へ転写させてしま
う、いわゆるプレ転写を起こす。このプレ転写は、トナ
ーが本来乗るべき位置に転写されず、地汚れのように中
間転写体上で飛散するため、文字、線等の画像ではにじ
んだように見える等、画質の低下が著しいものとなる。
例えば、図5(a)は、感光体9上の画像を示し、図5
(b)はこの画像が転写された中間転写体上の画像を示
す。このよに転写チリが生じた画像になってしまう。
【0006】また、装置によっては、本来転写されるべ
きニップ部に達する前の位置よりも、該ニップより下流
側に生じる電界の作用で、一旦良好に転写しているトナ
ー像を乱して、トナーチリ、濃度ムラ、トナーの抜けな
どの上記プレ転写と同様の画像劣化が生じてしまうおそ
れもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の背景に
鑑みてなされたものであり、感光体などの像担持体上の
トナー像を中間転写体を介して転写紙上に転写電界で転
写する転写方法や、転写紙を搬送する転写ベルトなどの
転写材担持体を用いて感光体などの像担持体上のトナー
像を転写紙上に転写電界で転写する転写方法、及び、こ
れらの転写方法を実施する画像形成装置において、転写
予定領域外に望ましくない電界が生じるのを抑制するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体表面と中間転写体表面
とを、互いの表面部分同士が接近していった後に接触す
るよう移動させるとともに、所定の電気的操作により、
互いに接触している両者の表面部分同士の間に転写電界
を形成して像担持体上の顕像を中間転写体に転写する転
写方法において、上記所定の電気的操作による影響が、
互いに接触している両者の表面部分同士に隣接し、かつ
互いに離間している両者の表面部分同士側に及ぶのを抑
制する抑制操作を、両者の表面部分同士が接触している
箇所で行うことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の転写方法に
おいて、上記電気的操作が中間転写体に対する電荷の付
与であり、かつ、上記抑制操作が中間転写体からの該電
荷の除去であることを特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、上
記両者の表面方向において、上記除電を行う箇所を挟
み、上記両者の接近中の表面部分同士とは反対側の箇所
で、上記電荷付与を行うことを特徴とするものである。
【0011】請求項4の発明は、像担持体表面と中間転
写体表面とを、互いの表面部分同士が接近していった後
に接触するよう移動させるとともに、所定の電気的操作
により、互いに接触している両者の表面部分同士の間に
転写電界を形成して像担持体上の顕像を中間転写体に転
写する中間転写装置を備えた画像形成装置において、上
記所定の電気的操作による影響が、互いに接触している
両者の表面部分同士に隣接し、かつ互いに離間している
両者の表面部分同士側に及ぶのを抑制する抑制操作を、
両者の表面部分同士が接触している箇所で行う影響抑制
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、上記電気的操作が中間転写体に対する電荷
の付与であり、かつ、上記抑制操作が中間転写体からの
該電荷の除去であることを特徴とするものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、上記両者の表面方向において、上記抑制操
作を行う箇所を挟み、上記両者の接近中の表面部分同士
とは反対側の箇所で、上記電荷付与を行うように構成し
たことを特徴とするものである。
【0014】請求項7の発明は、像担持体表面と中間転
写体表面とを、互いの表面部分同士が接近していった後
に接触し、その後互いに離間するよう移動させる請求項
6の画像形成装置において、像担持体表面に対して接触
した後に離間した中間転写体部分の、像担持体と接触し
たのとは反対側の表面に接触する電極部材を用いて上記
電荷付与を行うことを特徴とするものである。ここで、
上記電極部材としては導体材料(106Ω未満)からな
るものの他、中抵抗材料(106〜1013Ω未満)から
なるものも使用できる。
【0015】請求項8の発明は、請求項5、6又は7の
画像形成装置において、中間転写体部分の、像担持体に
接触しているのとは反対側の表面に接触する電極部材を
用いて上記除電を行うことを特徴とするものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の画像形成装
置において、上記電極部材は接地されていることを特徴
とするものである。
【0017】請求項10の発明は、上記請求項8の画像
形成装置において、上記電極部材は中間転写体との接触
部が弾性を有する部材であることを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項11の発明は、請求項10の画像形
成装置において、上記電極部材は上記接触部がブラシ状
であることを特徴とするものである。
【0019】請求項12の発明は、請求項10の画像形
成装置において、上記電極部材は、表面が弾性層で形成
された回転体であることを特徴とするものである。
【0020】請求項13の発明は、請求項10の画像形
成装置において、上記電極部材は、先端部が弾性体で形
成された板状部材であることを特徴とするものである。
【0021】請求項14の発明は、像担持体表面と中間
転写体表面とを、互いの表面部分同士が接近していった
後に接触し、この接触状態で所定距離移動し、その後互
いに離間するよう移動させる請求項8の画像形成装置に
おいて、上記互いの表面部分同士が接触した状態で上記
所定距離より短い所定の距離だけ移動した中間転写体部
分の、像担持体に接触しているのとは反対側の表面に接
触するよう上記電極部材を配置したことを特徴とするも
のである。ここで、上記電極部材は、互いの表面部分が
接触して移動する領域における、接触開始地点から離間
地点までの間の中間地点よりも表面移動方向上流側の地
点に位置する中間転写体部分に対して接触させることが
望ましい。
【0022】請求項15の発明は、請求項14の画像形
成装置において、上記互いの表面部分同士が接触する前
の中間転写体部分の、像担持体と接触するのとは反対側
の表面に接触する上記電荷除電用の電極部材も設けたこ
とを特徴とするものである。
【0023】請求項16の発明は、請求項15の画像形
成装置において、上記除電用の電極部材が、金属若しく
は導電性樹脂の、回転体又は板状部材であることを特徴
とするものである。
【0024】請求項17の発明は、像担持体表面と中間
転写体表面とを、互いの表面部分同士が接近していった
後に接触し、この接触状態で所定距離移動し、その後互
いに離間するよう移動させる請求項8の画像形成装置に
おいて、上記互いの表面部分同士が接触する前の中間転
写体部分の、像担持体と接触するのとは反対側の表面か
ら、上記電荷を除電する除電手段も設けたことを特徴と
するものである。
【0025】請求項18の発明は、像担持体表面と、転
写材を担持する転写材担持体の表面とを、互いの表面部
分同士が接近していった後に転写材を介して接触するよ
う移動させるとともに、所定の電気的操作により、互い
に転写材を介して接触している両者の表面部分同士の間
に転写電界を形成して像担持体上の顕像を転写材に転写
する転写方法において、上記所定の電気的操作による影
響が、互いに転写材を介して接触している像担持体と転
写材担持体の両者の表面部分同士に隣接し、かつ互いに
離間している両者の表面部分同士側に及ぶのを抑制する
抑制操作を、両者の表面部分同士が転写材を介して接触
している箇所で行うことを特徴とするものである。ここ
で、上記像担持体は、感光体などの潜像及びトナー像の
担持体の他、中間転写体を用いる装置における中間転写
体も含むものである。また、上記転写材担持体は、転写
材を担持できるものであれば、ベルト状やローラ状など
形状は問わない。
【0026】請求項19の発明は、請求項18の転写方
法において、上記電気的操作が転写材担持体に対する電
荷の付与であり、かつ、上記抑制操作が転写材担持体か
らの該電荷の除去であることを特徴とするものである。
【0027】請求項20の発明は、請求項19の転写方
法において、上記両者の表面方向において、上記除電を
行う箇所を挟み、上記両者の接近中の表面部分同士とは
反対側の箇所で、上記電荷付与を行うことを特徴とする
ものである。 (以下、余白)
【0028】請求項21の発明は、像担持体表面と、転
写材を担持する転写材担持体の表面とを、互いの表面部
分同士が接近していった後に転写材を介して接触するよ
う移動させるとともに、所定の電気的操作により、互い
に転写材を介して接触している両者の表面部分同士の間
に転写電界を形成して像担持体上の顕像を転写材に転写
する転写装置を備えた画像形成装置において、上記所定
の電気的操作による影響が、互いに転写材を介して接触
している両者の表面部分同士に隣接し、かつ互いに離間
している両者の表面部分同士側に及ぶのを抑制する抑制
操作を、両者の表面部分同士が転写材を介して接触して
いる箇所で行う影響抑制手段を設けたことを特徴とする
ものである。ここで、上記像担持体は、感光体などの潜
像及びトナー像の担持体の他、中間転写体を用いる装置
における中間転写体も含むものである。また、上記転写
材担持体は、転写材を担持できるものであれば、ベルト
状やローラ状など形状は問わない。
【0029】請求項22の発明は、請求項21の画像形
成装置において、上記電気的操作が転写材担持体に対す
る電荷の付与であり、かつ、上記抑制操作が転写材担持
体からの該電荷の除去であることを特徴とするものであ
る。
【0030】請求項23の発明は、請求項22の画像形
成装置において、上記両者の表面方向において、上記抑
制操作を行う箇所を挟み、上記両者の接近中の表面部分
同士とは反対側の箇所で、上記電荷付与を行うように構
成したことを特徴とするものである。
【0031】上記請求項1乃至23の発明においては、
転写電界を形成するための所定の電気的操作による影響
が、互いに直接的にあるいは転写材を介して間接的に接
触している像担持体と、中間転写体あいるは転写材担持
体の両者の表面部分同士に隣接し、かつ互いに離間して
いる両者の表面部分同士側に及ぶのを、抑制操作を行う
ことで抑制する。よって、互いに離間している上記両者
の表面部分同士側に上記影響が及び、該部分同士の間で
像担持体から、中間転写体あいるは転写材担持体への顕
像の転写が起こってしまうことを抑制できる。しかも、
上記抑制操作を、両者の表面部分同士が接触している箇
所で行うので、両者の表面部分同士が接触している箇所
に極めて近い両表面部分の離間空隙部分に対しての上記
影響も、該抑制操作を上記両者の表面部分同士が互いに
離間している箇所で行う場合に比して良好に抑制でき
る。
【0032】特に、請求項7の発明においては、中間転
写体の像担持体と接触したのとは反対側の表面に接触す
る電極部材によって中間転写体に付与した電荷で、転写
電界を形成する。この電極部材は、像担持体表面に対し
て接触した後に離間した中間転写体部分に接触するの
で、該接触の確実性を高めるために接触圧を高めに設定
しても、像担持体と中間転写体との間の接触圧を過剰に
高める危険性が、像担持体表面に接触している中間転写
体部分に接触する場合に比して小さい。さらに、電極部
材として回転体を用いても回転の振動が像担持体に伝わ
って像担持体上に顕像を形成する工程に悪影響を及ぼす
危険性も比較的小さい。
【0033】また、請求項10乃至13の発明において
は、中間転写体と電極部材との接触状態が多少変化した
り、装置間でばらついたりした場合、該接触状態の変化
等で中間転写体と電極部材との間の接触圧に及ぼす影響
を、電極部材の弾性を有する接触部の弾性変形によって
ある程度吸収する。
【0034】例えば、この発明と異なり上記電極部材と
して金属ローラや導電性樹脂ブレードなど硬い部材を用
いると、ベルトなどの中間転写体を挟んでこの硬い部材
と感光体とがある程度の接触圧力をもって直に対向する
ため、当該対向部においてベルト移動により発生する駆
動振動が逃げ場を失い感光体に伝わり易くなり、この様
な振動が感光体に伝わると場合によっては書き込み位置
がずれたりする恐れがある。特に、中間転写体を比較的
高速で駆動する場合は駆動振動が大きくなるため注意を
要する。これに対し、中間転写体を比較的高速で駆動す
る装置などその仕様に応じて、この発明のように上記電
極部材の転写ニップへの接触部に弾性体を用いると、電
極部材と感光体間の接触圧力は上記硬い部材の場合に比
べ大幅に低下するため、例えベルト移動による駆動振動
が発生してもその振動は感光体に伝わりにくくなり、振
動による書き込みずれなどの不具合は発生しない。弾性
体としては、導電性樹脂、金属、などの各種繊維、材料
からなるブラシ、表面層が導電性スポンジなどの弾性層
で形成されたローラ(芯金は金属、導電性樹脂などのロ
ーラ)、先端部が導電性スポンジなどの弾性部材で形成
されたブレード(基端部は金属、導電性樹脂などの部
材)などが用いられる。なお、上記電極部材が硬い部材
であっても、該電極部材の中間転写体への接触圧力を所
定値以下に保持する機能を設ければ、ある程度の効果が
期待される。例えば、ローラ状の電極部材の場合、回転
軸を中間転写ベルトの駆動に追随させ揺動自在とする。
【0035】また、請求項14の発明においては、像担
持体と中間転写体の両者の表面部分同士が接触した状態
である程度移動し、上記表面部分同士が互いに離間して
いる離間空隙から、上記表面部分同士が接触を開始した
箇所に比べてより離れた箇所において、中間転写体に接
触する電極部材で電荷が除去される。よって、除電しき
れなかった電荷が上記離間間隙に及ぼす影響を、上記表
面部分同士が接触を開始した箇所で除電する場合に比し
て小さくできる。
【0036】例えば、上記電極部材による中間転写体除
電性能は、中間転写体の時定数、中間転写体への移動速
度、除電手段の除電機能により異なる。例えば、ベルト
の時定数が高い又はベルトの移動速度が早い又は除電手
段の除電機能が経時的に衰えるような場合は、除電位置
でのベルトの帯電電位が落ちきらないこともあり得る。
この様な場合、転写ニップ開始位置(感光体と中間転写
体の接触開始点)に除電手段が配置されているとその位
置では転写電極から付与された電荷を十分に除電でき
ず、当該電荷が除電位置上流である転写ニップ前位置に
流れ、感光体と中間転写体の空隙にプレ転写の原因とな
る電界が発生する。転写ニップ開始位置に除電手段を配
置するのが望ましいが、上記理由により、除電性能には
ある程度の余裕度を確保しておくことがより好ましい。
このため、除電手段である上記電極部材の転写ニップ接
触位置を中間転写体移動方向下流側に向かって転写ニッ
プ開始位置から所定距離下流にする。除電位置が転写ニ
ップ開始点よりも下流であれば、その位置で十分に除電
できなくとも除電位置から転写ニップ開始点の間でベル
ト上の電荷は減衰し、転写ニップ前においてはプレ転写
を引き起こすような電荷は残留しない。なお、中間転写
体の除電をより一層確実なものとするために、転写ニッ
プ前に除電手段を追加して設けてもよい。転写ニップ以
外に配置する除電手段は被除電体である中間転写体と確
実に接触し且つ安定した除電作用の得られる所定の硬度
を有するローラやブレードを使用するのが望ましい。転
写ニップ以外の位置であれば除電手段と感光体とは直に
対向しないので、所定の硬度を有するローラやブレード
を使用しても感光体へ影響は及ぼさず高い確実な除電が
できる。
【0037】また、請求項15あるいは請求項17の発
明においては、像担持体と中間転写の両者の表面部分同
士が互いに離間している箇所でも中間転写体の除電を行
う。よって、上記両者の表面部分同士が接触している箇
所でのみ中間転写体の除電を行う場合に比して、より完
全に中間転写体の除電を行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕以下、本発明をカラー複写装置に適用し
た実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係
るカラー複写装置の概略構成図、図2は同カラー複写装
置の感光体・中間転写ベルト回りの拡大図である。
【0039】このカラー複写装置は、カラー画像読み取
り装置(以下、カラースキャナという)1とカラー画像
記録装置(以下、カラープリンタという)2とからなっ
ている。このカラースキャナ1は、原稿3の画像を照明
ランプ4、ミラー群5、およびレンズ6を介してカラー
センサー7に結像し、原稿のカラー画像情報を、例えば
Blue、Green、Redの色分解光毎に読み取り
電気的な画像信号に変換する。上記カラーセンサ7は、
この例ではB、G、Rの色分解手段とCCDのような光
電変換素子で構成されており、3色同時読み取りを行
う。このカラースキャナ1で得たB、G、Rの色分解画
像信号強度レベルをもとにして、画像処理部(図示な
し)で色変換処理を行い、Black(以下、Bkと記
す)、Cyan(同、C)、Magenta(同、
M)、Yellow(同、Y)のカラー画像データを得
る。具体的には、Bk、C、M、Yの画像データを得る
ため、カラープリンタ2の動作とタイミングを取ったス
キャナースタート信号を受けて、図1において、照明・
ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に
一色の画像データを得る。この動作を合計4回繰り返す
ことによって、順次の4色画像データを得る。
【0040】上記カラープリンタ2は書き込み光学ユニ
ット8を備えている。この書き込み光学ユニット8は、
カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号に変
換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、感光体
ドラム9に静電潜像を形成する。該ユニット8は、例え
ば、半導体レーザー8−1とその発光駆動制御部(図示
なし)、ポリゴンミラー8−2とその回転用モータ8−
3、f/θレンズ8−4や反射ミラー8−5等で構成す
る。
【0041】また、このプリンター2は潜像担持体とし
ての感光体ドラム9を備えている。この感光体ドラム9
は矢印の如く反時計方向に回転駆動する。この感光体ド
ラム9の回りに、感光体クリーニングユニット(クリー
ニング前除電器を含む)10、除電ランプ11、帯電器
12、電位センサー13、Bk(ブラック)現像器1
4、C(シアン)現像器15、M(マゼンタ)現像器1
6、Y(イエロー)現像器17、現像濃度パターン検知
器18、中間転写ベルト19などを配置している。
【0042】上記の各現像器は、静電潜像を現像するた
めに現像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回転する
現像スリーブ(14a、15a、16a、17a)と、
現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現像パドル
(14b、15b、16b、17b)および現像剤のト
ナー濃度検知センサー(14c、15c、16c、17
c)などで構成されている。待機状態では4個の現像器
全てが、現像スリーブ上の剤は穂切り(現像不動作)状
態になっている。
【0043】上記中間転写ベルト19は、駆動ローラ2
1、ベルト転写バイアスローラ100、アースローラ1
01および従動ローラ郡に張架されており、図示してい
ない駆動モータにより後述の如く駆動制御する。この中
間転写ベルト19の周りにベルトクリーニングユニット
22や紙転写ユニット23を配置している。ベルトクリ
ーニングユニット22は、ブラシローラ22a、ゴムブ
レード22b、およびベルトからの接離機構22cなど
で構成している。紙転写ユニット23は、紙転写バイア
スローラ(紙転写ローラ)23a、ローラクリーニング
ブレード23b、およびベルトからの接離機構23cな
どで構成されている。
【0044】また、このプリンター2は、上記紙転写ユ
ニット23と中間転写ベルト19との対向部に転写紙を
送り込むための給紙ローラ25、レジストローラ26、
各種サイズの転写紙を収納する転写紙カセット30、3
1、32、33、OHP用紙や厚紙などの手差し給紙ト
レイ34も備えている。さらに、紙搬送ユニット27で
定着器28、コピートレイ29も備えている。
【0045】次に、画像形成の順序(カラー画像形成順
序)が、Bk、C、M、Yの順である場合を例にして、
このカラー複写装置の動作概略を説明する。ただし、画
像形成順序は、これに限定されるものではない。コピー
動作が開始されると、カラースキャナ1で所定のタイミ
ングからBk画像データの読み取りがスタートし、この
画像データに基づきレーザー光による光書き込み・潜像
形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像を
Bk潜像と称す。C、M、Yについても同じ)。このB
k潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像器14
の現像位置に潜像先端部が到達する前に現像スリーブ1
4aを回転開始して剤の穂立てを行い、Bk潜像をBk
トナーで現像する。以後、Bk潜像領域の現像動作を続
け、Bk潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で速
やかにBk現像スリーブ14aの剤穂切りを行い、現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。上記
穂切りは現像スリーブ14aの回転方向を、現像動作中
とは逆方向に切替えることで行う。
【0046】以上のBk現像器14による現像で感光体
9に形成したBkトナー像は、感光体と等速駆動されて
いる中間転写ベルト19の表面に転写する(以下、感光
体から中間転写ベルトへのトナー像転写をベルト転写と
称す)。このベルト転写は、感光体9と中間転写ベルト
19が接触状態において、ベルト転写バイアスローラ1
00に所定のバイアス電圧を印加することで行う。
【0047】このベルト転写と並行し、感光体9側では
Bk工程の次にC工程に進む。すなわち、所定のタイミ
ングからカラースキャナ1によるC画像データ読み取り
を始め、その画像データによるレーザー光書き込みでC
潜像形成を行う。C現像器15はその現像位置に対し
て、先のBk潜像後先端部が通過した後で、かつC潜像
の先端が到達する前に現像スリーブ15aを回転開始し
て剤の穂立てを行い、このC潜像をCトナーで現像す
る。以後C潜像領域の現像を続け、潜像後端部が通過し
た時点で、先のBk現像器の場合と同様にC現像スリー
ブ15a上の剤穂切りを行う。これもやはり次のM潜像
先端部が到達する前に完了させる。以上のC現像器15
による現像で感光体9に形成したCトナー像を、上記B
kトナー像が転写されているのと同一の中間転写ベルト
19表面に、位置合わせしてベルト転写する。
【0048】MおよびYの工程でも、上述のBk・Cの
工程と同様に、それぞれの画像データ読み取り、潜像形
成、現像及びベルト転写を行う。このようにして、感光
体9に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を中間
転写ベルト19の同一面に順次位置合わせしてベルト転
写し、4色重ねのベルト転写画像を形成する。
【0049】この4色重ね合わせのベルト転写の間、す
なわち、1色目のCトナー像のベルト転写が端部まで終
了した後は、中間転写ベルト19を、例えば、一定速往
動方式、スキップ往動方式、往復動(クイックリター
ン)方式の3方式のなかの1方式で、又はコピー速度の
面からコピーサイズに応じてこのなかの複数の方式を効
率的に組み合わせて駆動する。上記一定往動方式は、一
定方向に低速で転写ベルトを回転させながら、転写を行
う方式である。上記スキップ往動方式は、転写ベルトの
重ね画像形成位置を感光体のトナー像位置に戻すため
に、感光体からベルトを離間させ、そのままの往動方向
に高速スキップさせて所定量を移動したら当初の往動速
度に戻し、その後再び感光体にベルトを接触させること
を繰り返す方式である。上記往復動(クイックリター
ン)方式は、転写ベルトの重ね画像形成位置を感光体の
トナー像位置に戻すために、感光体面からベルトを離間
させ、そして往動を停止させると同時に逆方向に高速リ
ターンさせ、所定量戻した時点で中間転写ベルトを再び
往動方向にスタートさせることを繰り返す方式である。
【0050】また、1色目のBk画像をベルト転写した
後の、2、3、4色目をベルト転写している間は、接離
機構22cによってベルトクリーニングユニット22を
ベルト面から離間させておく。そして、通常はベルト1
9面から離間させておいた紙転写ユニット22の紙転写
バイアスローラ23aを、中間転写ベルト19面に形成
された4色の重ね画像を転写紙に一括転写する時にタイ
ミングを取って接離機構23cで押圧し、該ローラ23
aに所定のバイアス電圧を印加する。これにより、中間
転写ベルト16上の重ねトナー像を転写紙24へ一括転
写する。この転写紙24は、操作パネル(図示なし)で
指定されたサイズ紙の収納カセットからタイミングを取
ってレジストローラ26方向に給紙、搬送し、レジスト
ローラ26によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像
の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに合わせて
給紙する。
【0051】以上のようにして中間転写ベルト面から4
色重ねトナー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送
ユニット27で定着器28に搬送し、所定温度にコント
ロールした定着ローラ28aと加圧ローラ28bでトナ
ー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出されフルカ
ラーコピーを得る。
【0052】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器、ブ
ラシローラ、ゴムブレード)で表面をクリーニングし、
また除電ランプ11で均一に除電する。転写紙24にト
ナー像を転写した後の中間転写ベルト19は、接離機構
22cでベルトクリーニングユニット22を中間転写ベ
ルト19に押圧して表面をクリーニングする。
【0053】また、リピートコピーの時のカラースキャ
ナ1の動作および感光体9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚
目のBk(1色目)画像工程に進む。中間転写ベルト1
9の方は1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工
程に引き続き、表面をクリーニングユニット22でクリ
ーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト
転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作に
なる。
【0054】以上は4色フルカラーを得るコピーモード
の説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモー
ドの場合は、指定された色と回数の分について上記同様
の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの場
合は、所定枚数が終了するまでの間その色の現像器のみ
を現像作動(剤穂立て)状態にして、中間転写ベルト1
9は、感光体9面に接触したまま往動方向に一定速駆動
し、さらにベルトクリーナー22もベルト19に接触し
たままの状態でコピー動作を行う。 (以下、余白)
【0055】以下、本実施形態の特徴的な構成の説明を
行う。図3に示すように、感光体9と中間転写ベルト
(中間転写体)19とのニップ部から成る一次転写ニッ
プ部では、その下流側に電荷付与手段としてのバイアス
を印加したベルト転写バイアスローラ100を、上流側
に接地されたアースローラ101を夫々設け、これらで
中間転写ベルト19を支持して感光体9に押しつけてい
る。そして、感光体9上のトナーが、感光体9と中間転
写ベルト19とのニップ部に進入する直前に、プレ転写
を起こすのを防止するため、一次転写ニップ部の中央部
には、ベルト背面側から除電手段であるブラシ状のニッ
プ接触部材としての導電性の繊維等から成るブラシ10
3が接触している。このブラシ103はアースに接続し
ている。
【0056】本実施形態の装置では、ベルト転写バイア
スローラ100から中間転写ベルト19に付与された転
写電荷を、上記ブラシ103で除電する。これにより、
中間転写ベルト19に付与された転写電荷はニップ部内
のブラシ19接触位置より中間転写ベルト移動方向上流
側には実質的には移動せず又はほとんど移動せず、ニッ
プ部入口(ニップ前の像担持体と中間転写体が接触しな
い部分)おいて中間転写ベルト19上に転写電荷は存在
しない又はほとんど存在しない。よって、ニップ部入口
には電位勾配が生成されず又はほとんど生成されず転写
画質に影響を及ぼす電界が発生しない。例えば、前述の
図4(b)と対比させて図4(a)に斜線で示すように
中間転写ベルト19上の電位勾配はブラシ103までと
なり、入口部に余計な電圧はかからない。
【0057】本実施形態の装置によれば、ローラにより
張架されるベルト状の中間転写体を用いて感光体の上の
トナー像を転写紙上に転写する機構を備えた画像形成装
置において、感光体をはさむように配置されたローラ2
つのうち下流側のローラに転写バイアスを印加した場合
に発生する過大な電界の傾斜によって、上流側のローラ
に電界が発生してプレ転写の原因となるという事態の発
生を防止できる。
【0058】例えば、前述の図5(b)に示すような転
写チリがかなり緩和された状態となった。ここでかなり
緩和されるとしたのは、実際には感光体9やトナーが−
(マイナス)側の電界をもっており、それだけでも多少
の転写、プレ転写が生じるためである。しかし、この程
度のプレ転写による画像の乱れは通常は問題とはならな
い。
【0059】なお、本実施形態の装置では、前述の図4
(b)で示した従来構成と同一のプロセス条件(中間転写
体の電気的特性など各種物性、材料、材質/中間転写体
の移動速度/トナーの電気的特性など各種物性、材料、
材質/他)に対し、本願発明を適用すると場合によって
は従来に比べ転写性(転写率)が低下することもある。
図4(a)中に図示するニップの出口位置の電圧として
前述の図4(b)におけると同等の600Vを得て同じ
転写性を得ようとする場合には、従来に比べ転写バイア
スを上昇させる(例えば従来の800Vを1KV程度に
する)。これに代え、あるいは、加え、感光体表面とベ
ルト19とを十分に接触させてニップ部の面積を拡大し
てもよい。例えば、従来に比べ転写バイアスを上昇させ
るとともにブラシ103より上流側のニップを拡大する
(下流側のニップを拡大してもよい)。勿論、これらの
改良に代え、あるいは、加え、必要な場合には、従来の
転写バイアスやニップ部面積は変えずに、中間転写体の
電気的特性、移動速度など各種プロセス条件を適宜選択
してもよい。
【0060】また、図4(a)の装置を用いる場合、感
光体9に対するブラシ103の押圧力が強過ぎると、感
光体9と中間転写ベルト19のニップ部における接触圧
が過度に上昇し、細線などで虫に喰われたように画像部
が抜けてしまう虫喰い画面が発生してしまう。図6
(a)は、感光体9上の画像を示し、図6(b)はこの
画像が転写された中間転写体上の虫食い版画の画像を示
す。従って、ブラシ103の押圧力が強すぎて虫食い版
画が生じる場合は、これを適正圧に調整したり、ブラシ
103の中間転写ベルト19に対する接触角、すなわ
ち、図7に示すように、接触部におけるベルト接線に垂
直な法線と、ブラシとの間の角度が20°〜60°の範
囲内のものになるようにブラシを傾けて設け、上記押圧
力を低下させる等したりしてもよい。
【0061】〔実施形態2〕次に、本発明をカラー複写
装置に適用した他の実施形態について説明する。このカ
ラー複写装置は、前述の図1のカラー複写装置と同様の
図示しないカラースキャナを備え、画像形成動作も基本
的には図1のカラー複写装置と同じである。主な相違は
カラープリンタの構造・動作にある。図8は、本実施形
態に係るカラー複写装置のカラープリンタ主要部の概略
構成図である。
【0062】このカラープリンタは、感光体ドラム9回
りに、帯電手段としての帯電チャージャ200、クリー
ニングブレード及びファーブラシからなる感光体クリー
ニング装置300、露光手段としての図示しない書き込
み光学ユニット、現像手段としての回転型現像装置であ
るリボルバ現像ユニット400等を備えている。また、
中間転写ユニット500、紙転写ユニット600、定着
ローラ対701を用いた定着ユニット、図示しない給紙
部及び制御部等も備えている。
【0063】このカラー複写装置は、フルカラーコピー
の場合、上記カラースキャナの読み取りがBk、C、
M、Yの順であるとすると次のように動作する。まず、
画像形成サイクルの開始にあたっては、感光体ドラム9
が図示しない駆動モータの駆動で矢印反時計方向の回転
を開始する。上記帯電チャージャ200のコロナ放電を
開始し、例えば負電荷で感光体ドラム9を所定電位に一
様帯電する。上記中間転写ユニット500の中間転写体
としての中間転写ベルト501は上記感光体ドラム9と
等速で矢印時計回りに回転させる。
【0064】上記中間転写ベルト501は、1次転写電
荷付与手段としての1次転写バイアスローラ507、ベ
ルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ50
9、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ロー
ラ511、及び1次転写前除電手段としてのベルト除電
ローラ512に張架されている。各ローラは導電性材料
で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ロ
ーラは接地されている。1次転写バイアスローラ507
には、定電流又は定電圧で制御された1次転写電源80
1で所定の転写バイアスが供給可能である。
【0065】そして、所定のタイミングで、上記カラー
スキャナによるBkカラー画像データの読み取りを開始
する。この画像データに基づき、一様帯電された感光体
ドラム9上に、上記書き込み光学ユニットによるレーザ
ー光での光書き込み(例えばラスタ露光)を行う。これ
により、Bk画像データに対応した静電潜像(以下、B
k静電潜像という。C,M,Yについても同様。)を形
成する。このBk静電潜像を、上記リボルバ現像ユニッ
ト400のBk現像器401で負帯電トナーを用いて反
転現像する。これにより、感光体ドラム9上にBkトナ
ー像を形成する。
【0066】感光体ドラム9上に形成したBkトナー像
は、感光体ドラム9が中間転写ベルト501に接触して
いる1次転写部において、転写電界で中間転写ベルト5
01表面に転写する。この転写電界は、1次転写電荷付
与手段としての1次転写バイアスローラ507で中間転
写ベルト501に付与した電荷によって形成する。な
お、上記1次転写部を通過した感光体ドラム9表面に残
留する未転写残留トナーは、感光体ドラム9の繰り返し
使用のため上記感光体クリーニング装置300で除去す
る。
【0067】上記中間転写ベルト501上に転写された
トナー像は該ベルトの回転で再び上記一次転写部に搬送
する。この搬送の間、中間転写ベルト501上のトナー
像を乱さないよう、中間転写ベルト501の周囲に配置
した転写前帯電手段としてのプレ転写チャージャ(以
下、「PTC」という)502、上記紙転写ユニット6
00、ベルト除電チャージャ503、ベルトクリーニン
グブレード504、及び、潤滑剤塗布ブラシ505は不
作動状態にする。すなわち、PTC502及びベルト除
電チャージャ503は不放電状態にする。紙転写ユニッ
ト600は、3つの支持ローラ602〜604のうち、
上記2次転写対向ローラ510に対向する張架部の転写
紙搬送方向上流側の端部に位置する支持ローラ602や
2次転写電荷付与手段としての2次転写バイアスローラ
605を、図示しない接離機構によって中間転写ベルト
501から離れた位置に位置させ、転写材担持体として
の2次転写ベルト601を中間転写ベルト501から離
すとともに、上記2次転写バイアスローラ605は2次
転写電源802による電圧印加を停止した状態にする。
ベルトクリーニングブレード504や潤滑剤塗布ブラシ
505は図示しない離接機構で中間転写ベルト501か
ら離れた位置に位置させる。これらを不作動にする点
は、後述する中間転写ベルト501上でのトナー像の重
ね合わせが行われている間も同様である。
【0068】感光体ドラム9側ではBk画像形成工程の
次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラー
スキャナによるC画像データ読み取りを始める。このC
画像データを用いたレーザー光書き込みで、C静電潜像
形成を行う。また、先のBk静電潜像の後端部が通過し
た後、速やかにリボルバー現像ユニット400の回転動
作を開始する。そして、C静電潜像の先端部が現像位置
に到達する前に上記回転動作を完了させてC現像器40
2を現像位置にセットし、この現像位置に移動してくる
C静電潜像をCトナーで現像する。M及びYについて
も、上述のBK、Cと同様に、それぞれのカラー画像デ
ータ読み取り、静電潜像形成、及び、現像動作を行う。
これにより、感光体ドラム9に順次形成したBk、C、
M、Yのトナー像を、上記中間転写ベルト501の同一
面に順次位置合わせされて転写し、中間転写ベルト50
1上に最大で4色が重ね合わされたトナー像を形成す
る。
【0069】以上のようにして中間転写ベルト501上
に形成した重ね合わせトナー像を、上記PTC502で
均一に帯電した後、中間転写ベルト501の回転で2次
転写部に搬送する。この中間転写ベルト501上のトナ
ー像と重ねられるようタイミングをとって転写紙を、中
間転写ベルト501に紙転写ユニット600が対向する
2次転写部に送り込む。
【0070】このとき、上記紙転写ユニット600は、
上述の2次転写部への転写紙搬送のため作動状態にす
る。そして、この紙転写ユニット600の2次転写バイ
アスローラ605に転写バイアスを印加して転写電界を
形成し、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像を
転写紙上に一括転写する。トナー像が転写された転写紙
は、転写紙除電チャージャ606との対向部を通過する
ときに作動状態にした該チャージャで除電し中間転写ベ
ルト501から剥離する。剥離した転写紙は、定着ロー
ラ対701に向けて送り、この定着ローラ対701のニ
ップ部でトナー像が溶融定着され、図示しない排出ロー
ラ対で装置本体外に送り出し図示しないコピ−トレイに
スタックする。
【0071】一方、転写紙にトナー像を転写した後の中
間転写ベルト501の表面は、ベルト除電チャージャ5
03で除電するとともに、図示しない接離機構で中間転
写ベルト501に押圧したベルトクリーニングブレード
504により転写残トナーを除去する。さらに、中間転
写ベルト501のクリーニング性向上やトナー像の転写
紙への転写性向上のため、図示しない接離機構で中間転
写ベルト501に押圧した潤滑剤塗布ブラシ505によ
り、板状に成型された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛
506の微粒子が塗布される。また、転写紙が剥離した
後の2次転写ベルト601は、上記ベルト除電チャージ
ャ607で残留電荷が除電される。さらに、上記クリー
ニングブレード608で表面が清掃される。
【0072】以上は、4色フルカラーコピ−を得るコピ
−モ−ドであったが、3色コピ−モ−ド、2色コピ−モ
−ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピ−モ−ド
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像
ユニット400の所定色の現像器のみを現像作動状態に
して、ベルトクリーニングブレード504等を作動状態
にしたまま連続してコピ−動作を行う。
【0073】ここで、本実施形態の装置では、上記中間
転写ベルト501を、図9の断面図に示すように、表層
501a、中間層501b、ベース層501cからなる
多層構造のベルト材で構成している。感光体ドラム9に
接触する外周面側が表層501aであり、内周面側がベ
ース層501cである。また、中間層501bとベース
層501cとの間には、両層を接着するための接着層5
01dが介在している。
【0074】感光体ドラム9上のトナー像を中間転写ベ
ルト501に転写する転写部(以下、「1次転写部」と
いう)では、1次転写バイアスローラ507及びベルト
除電ローラ512で中間転写ベルト501を感光体ドラ
ム9側に押し当てるように張架することにより、感光体
ドラム9と中間転写ベルト501との間に所定幅のニッ
プ部を形成している。また、1次転写バイアスローラ5
07で中間転写ベルト501に付与した電荷が、感光体
ドラム9と中間転写ベルト501とが接近状態にある上
記1次転写部入り口領域に望ましくない電界を形成しな
いよう、上記ニップ部の中間転写ベルト501の内周面
に、1次転写部除電手段としての接地したベルト除電ブ
ラシ513を当接させ、上記電荷を除電させている。図
10に示す上記1次転写部のニップ幅Wn及び上記ニッ
プ部のベルト移動方向下流端からベルト除電ブラシ51
3の当接位置までの距離Lは、所定の転写条件が得られ
るように設定する。
【0075】〔実施例1〕次に、上記実施形態2に係る
カラー複写装置のより具体的な実施例について説明す
る。上記中間転写ベルト501として、厚さ0.15m
m、幅368mm及び内周長565mmの中間転写ベル
トを用い、この中間転写ベルト501の移動速度を20
0mm/secに設定した。上記中間転写ベルト501
の表層501aは厚さ1μm程度の絶縁層で形成した。
上記中間層501bはPVDF(ポリフッ化ビニリデ
ン)からなる厚さ75μm程度の絶縁層(体積抵抗率:
約1013Ωcm)で形成した。上記ベース層501cは
PVDF(ポリフッ化ビニリデン)及び酸化チタンから
なる厚さ75μm程度の中抵抗層(体積抵抗率:108
〜1011Ωcm )で形成した。このような材質で形成
した中間転写ベルト全体の体積抵抗率を測定したとこ
ろ、107〜1012Ωcmであった。上記各体積抵抗率
は、JIS K 6911に記載されている測定方法を用
い、電圧100Vを10秒間印加して測定したものであ
る。上記中間転写ベルト501の表層501a側の表面
における表面抵抗率を、油化電子製の抵抗測定器「ハイ
レスターIP」で測定したところ、107〜1012Ω/
□であった。この表面抵抗率は、上記抵抗測定器を用い
るほか、 JIS K 6911に記載されている表面抵
抗測定法で測定することもできる。
【0076】1次転写バイアスローラ507としてはニ
ッケルメッキの金属ローラを用いた。ベルト除電ローラ
512としては金属ローラを用いた。その他のローラと
しては金属ローラ又は導電性樹脂ローラを用いた。1次
転写バイアスローラ507には、第1色目のトナー像に
対して1.0kV、第2色目のトナー像に対して1.3
〜1.4kV、第3色目のトナー像に対して1.6〜
1.8kV、第4色目のトナー像に対して1.9〜2.
2kVというように、適切な大きさの直流の転写バイア
スを印加した。
【0077】上記1次転写部のニップ幅Wnは10mm
に設定した。上記ニップ部のベルト移動方向下流端から
ベルト除電ブラシ513の当接位置までの距離Lは7m
mに設定した(図10参照)。上記ベルト除電ブラシ5
13としては、カーボン含有樹脂繊維が植設された導電
性のものを用いた。
【0078】上記PTC502としてはグリッド電極付
きのチャージャを用いた。このPTC502に対して、
PTC用電源803により中間転写ベルト501上のト
ナー像の帯電極性と同極性の直流バイアス電圧を印加し
た。より具体的には、PTC502の主ワイヤ502a
に対して−500μAに定電流制御された直流電圧を印
加し、グリッド電極502bに対して0〜−3kVの範
囲内で設定した直流電圧を印加した。
【0079】上記2次転写バイアスローラ605として
は、導電性スポンジ又は導電性ゴムからなる表面層と、
金属又は導電性樹脂からなるコア層とを有するローラを
用いた。このローラに10〜20μAに定電流制御され
た転写バイアスを印加した。上記2次転写ベルト601
としては、 PVDF(ポリフッ化ビリニデン)で形成
された厚さが100μm、体積抵抗率が1013Ωcmの
ベルト材を用いた。
【0080】上記転写紙除電チャージャ606として
は、 図示しない電源によりAC電圧のみ又はAC+D
C電圧を印加した放電器を用いた。上記ベルト除電チャ
ージャ607として、 図示しない電源によりAC電圧
のみ又はAC+DC電圧を印加した放電器を用いた。上
記クリーニングブレード608は、支持ローラ604に
かけ回されている部分の2次転写ベルト601に対して
カウンター方式で当接した。
【0081】〔実施形態3〕次に、本発明をカラー複写
装置に適用した更に他の実施形態について説明する。本
実施形態に係るカラー複写装置は、上記実施形態2のカ
ラー複写装置(図8参照)に対して主に低コスト化を図
ったもので、次に述べる点で上記実施形態2のカラー複
写装置の構成と異なるのみである。よって、同様の構成
部については同じ符号を付し、それらの説明は省略す
る。図11は、本実施形態に係るカラー複写装置のカラ
ープリンタ主要部の概略構成図である。
【0082】本実施形態のカラー複写装置では、中間転
写ベルト501の中間層501bを中抵抗の材質で形成
し、中間転写ベルト501全体も中抵抗となるように構
成している。このように中抵抗の中間転写ベルト501
を用いていることにより1次転写後の中間転写ベルト5
01に帯電ムラが生じにくいので、図8の装置と異な
り、上記プレ転写チャージャ(PTC)502を設けて
いない。ベルト駆動ローラ508は、クリーニング対向
ローラを兼ねるように中間転写ベルト501が2次転写
部から1次転写部に移動する位置に設けている。そし
て、主に低コストを図るため、図8の装置と異なり2次
転写ベルト601を設けず、2次転写バイアスローラ6
05と2次転写対向ローラに掛け回された中間転写ベル
ト501との間に転写紙を直接挟持するように構成して
いる。紙転写ユニット600側の転写紙除電チャージャ
606、ベルト除電チャージャ607、クリーニングブ
レード608も設けていない。
【0083】〔実施例2〕次に、上記実施形態3に係る
カラー複写装置のより具体的な実施例について説明す
る。上記実施形態2と共通に用いる部材等のほとんど
は、上記実施例1と同様に構成したが、次の点で上記実
施例1と異なる構成とした。
【0084】本実施例2で用いた中間転写ベルト501
全体の体積抵抗率及び中間層501bの体積抵抗率はと
もに、中抵抗領域の108〜1011Ωcmであった。上
記中間層501bもベース層501cと同じように、
PVDF(ポリフッ化ビニリデン)及び酸化チタンで形
成した。上記ニップ部のベルト移動方向下流端からベル
ト除電ブラシ513の当接位置までの距離Lを6〜7m
mの範囲内で設定した(図10参照)。
【0085】上記中間転写ベルト501の移動速度は1
56mm/secに設定した。1次転写バイアスローラ
507には、例えば第1色目のトナー像に対して1.2
kV、第2色目のトナー像に対して1.3kV、第3色
目のトナー像に対して1.4kV、第4色目のトナー像
に対して1.6kVというように、適切な大きさの直流
の転写バイアスを印加した。上記2次転写バイアスロー
ラ605としては、導電性ゴムローラを用いた。 (以下、余白)
【0086】〔実施形態4〕次に、本発明を、紙やOH
Pシートなどの転写材を担持搬送するベルトなどの転写
材担持体を用いた画像形成装置に適用した実施形態につ
いて説明する。図12は本実施形態に係る画像形成装置
主要部の概略構成図である。この画像形成装置は、転写
材担持体としての転写ベルト900を用いた画像形成装
置である。潜像担持体あるいは像担持体としての感光体
9上には、周知の電子写真プロセスでトナー像が形成さ
れる。感光体9上に形成担持されたトナー像は、感光体
9と転写ベルト900とが互いに接触する転写ニップに
おいて転写ベルト移動方向下流位置に配置された転写バ
イアスローラ903から印加される転写電荷により静電
的に転写ベルト900で搬送される転写紙24に転写さ
れる。この転写ベルト900は、先に説明した実施形態
における中間転写ベルト900と同様の理由、すなわ
ち、除電容易性から中抵抗体(108〜1013Ωcm又
は107〜1012Ω/□)で形成している。転写ベルト9
00上には転写バイアスローラ902から印加された転
写電荷により電位勾配が形成される。この電位勾配で転
写ニップ部入り口に電界が発生し、転写ニップ部前の位
置で感光体9上に形成されているトナー像の一部が、こ
の電界の作用で本来転写されるべき転写ニップ部に達す
る前の位置で転写紙24へ転写され、画像品質に悪影響
を与えるおそれがある。そこで、除電ブラシ904など
の除電手段を転写ニップ部内に配置し転写電荷を除電
し、転写ニップ前の入り口部においてプレ転写を引き起
こすような電位の発生を抑止している。
【0087】なお、上記実施形態1乃至4では、感光体
9から中間転写ベルト19,501や転写ベルト900
への転写ニップにおける除電手段として除電ブラシを用
いた例について説明したが、ブレード、ローラ等の他の
形状の部材を用いてもよい。
【0088】さらに、上記除電手段で除電する位置は、
上記実施形態で図示した位置に限定されるものではな
く、電荷付与手段としてのバイアスローラ100,50
7,903よりも中間転写ベルト等の移動方向上流側で
あって上記ニップ部内であれば任意の位置でよい。図1
3は図8あるいは図9の装置を例にして、ニップ部内の
除電ブラシ513の設定位置A〜Eと、その設定位置A
〜Eに除電ブラシ513を設けた場合の中間転写ベルト
501の電位Vの勾配のようすを模式的にしめしたもの
である。上記位置Aはニップ開始点、同Bはニップ開始
点からニップ中央の間、同Cはニップ中央、同Dはニッ
プ中央からニップ終了点の間、同Eはニップ終了点であ
る。この図からも、いずれの設定位置であっても転写ニ
ップ前の入り口部に電界が発生するのを抑制できること
がわかる。また、上記1次転写部のニップ部内での除電
位置は1カ所に限定されるものではなく、複数箇所で除
電してもよい。この場合、各箇所毎に互いに異なる形状
の部材を用いてもよい。
【0089】さらに、上記ニップ部内の除電手段に加
え、該ニップ部よりも中間転写ベルト等移動方向上流側
に別の除電手段を設けてもよい。例えば上記ニップ部内
に加え、該ニップより中間転写ベルト等移動方向上流に
別の除電手段を設ける。あるいは、上記ニップ部内に加
え、該ニップより中間転写ベルト等移動方向下流に別の
除電手段を設ける。
【0090】さらに、本実施形態では除電手段としての
除電ブラシを接地しているが、上記ニップ部において転
写に必要な転写電荷に影響を及ぼさない範囲内であれ
ば、転写電荷の極性とは逆極性のバイアスを印加しても
よい。
【0091】また、上記実施形態1乃至4では、像担持
体として感光体ドラム9を用いた例について説明した
が、本発明は、他の形状の像担持体を用いるものにも適
用することができる。例えば、2つのローラ間に張架さ
れ、無端移動する感光体ベルトにも適用することができ
る。
【0092】また、上記実施形態1乃至3では、中間転
写体として中間転写ベルト501を用いた例について説
明したが、本発明は、他の形状の中間転写体を用いるも
のにも適用することができる。また、上記中間転写ベル
ト501の電気的特性(体積抵抗率、表面抵抗率等)、
厚さ、構造(単層、2層、・・・)、材料、材質等は、
作像条件などにより適切なものを種々選択して採用する
ことができる。
【0093】また、上記実施形態1乃至4では、転写電
荷付与手段としてバイアスローラを用いた例について説
明したが、本発明は、他の形状の転写電荷付与手段を採
用したものにも適用することができる。また、中間転写
ベルト移動方向における上記除電ブラシ等の転写除電手
段による除電位置よりも下流側であれば、上記転写ニッ
プ内で転写電荷を付与してもよい。
【0094】また、上記実施形態1乃至4では、転写前
除電手段としてベルト除電用のアースローラを用いた例
について説明したが、本発明は、このローラに代えてブ
レード、ブラシなどの他の形状の部材を用いたものにも
適用することができる。
【0095】また、上記実施形態1乃至3では、2次転
写電荷付与手段として2次転写バイアスローラを用いた
例について説明したが、本発明は、このローラに代えて
ブレード、ブラシなどの他の形状の部材を用いたものに
も適用することができる。
【0096】また、上記実施形態2では、2次転写部に
おいて転写材を担持する転写材担持体として2次転写ベ
ルト601を用いているが、本発明は、このベルトに代
えてドラムなどの他の形状の部材を用いたものにも適用
することができる。
【0097】また、上記実施形態1乃至3では、感光体
ドラム9の帯電電位が負極性であり、2成分系現像剤を
用いた反転現像方式を採用する現像器を備えた場合につ
いて説明したが、本発明は、感光体ドラム9の帯電電位
が負極性であるものに限定されることなく、また、1成
分系現像剤を用いたものや正規現像方式を採用したもの
にも同様に適用できるものである。
【0098】また、上記実施例1及び2において、上記
1次転写バイアスローラ507等の1次転写電荷付与手
段に加えられる1次転写バイアスの電圧、電流などの値
は、上記例に限定されるものではなく、種々の作像条件
に応じて好適な値に設定することができる。
【0099】
【発明の効果】請求項1乃至23の発明によれば、互い
に離間している像担持体と、中間転写体あいるは転写材
担持体の両者の表面部分同士が接触している箇所に極め
て近い両表面部分の離間空隙部分に対しても、転写電界
を形成するための所定の電気的操作による影響が及ぶこ
とを、上記両者の表面部分同士が互いに離間している箇
所で上記抑制操作を行う場合に比して良好に抑制でき
る。よって、上記両者の表面部分同士が互いに離間して
いる箇所で上記抑制操作を行う場合に比して良好にプレ
転写等による画質の低下を軽減できる。
【0100】特に、請求項7の発明によれば、像担持体
表面に接触している中間転写体部分に接触する場合に比
し、像担持体と中間転写体との接触圧を過剰に高める危
険性が小さいので、該接触圧の過剰による版画画像など
の画質低下を抑えることができる。さらに、電極部材と
して回転体を用いても回転の振動が像担持体に伝わって
像担持体上に顕像を形成する工程に悪影響を及ぼす危険
性も小さい。
【0101】また、請求項10乃至13の発明によれ
ば、上記除電のための電極部材の弾性を有する接触部の
弾性変形により、中間転写体と電極部材との間の接触状
態の変化等が両者間の接触圧に及ぼす影響を吸収するの
で、電極部材の接触部が剛体である場合に比して簡単な
位置決め機構を用いて、所望の接触圧が得られるように
中間転写体に対して電極部材を位置決めすることができ
る。
【0102】また、請求項14の発明によれば、電極部
材で除電しきれなかった電荷が上記離間間隙に及ぼす影
響を、像担持体と中間転写体の両者の表面部分同士が接
触を開始した箇所で除電する場合に比して小さくできる
ので、像担持体と中間転写体の両者の表面部分同士が接
触を開始した箇所で除電する場合に比して良好にプレ転
写による画質の低下を軽減できる。
【0103】また、請求項15あるいは請求項17の発
明によれば、像担持体と中間転写の両者の表面部分同士
が接触している箇所でのみ中間転写体の除電を行う場合
に比して、より完全に中間転写体の除電を行うことがで
きるので、像担持体と中間転写の両者の表面部分同士が
接触している箇所でのみ中間転写体の除電を行う場合に
比して良好にプレ転写による画質の低下を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の装置の全体図。
【図2】図1の要部構成図。
【図3】図1の要部構成説明図。
【図4】(a)は本発明の利点を説明する図。(b)は
接触部材を有しない場合の欠点を説明する図。
【図5】(a)は正常なドラム上画像の説明図。(b)
は転写体上の異常な画像の説明図。
【図6】(a)は正常なドラム上画像の説明図。(b)
は転写体上の異常な画像の説明図。
【図7】ブラシの適切な当接角度を示す図。
【図8】実施形態2の装置の洋舞構成図。
【図9】実施形態2の装置の中間転写ベルトの説明図。
【図10】実施形態2の装置の除電ブラシ配置位置の説
明図。
【図11】実施形態3の装置の中間転写ベルトの説明
図。
【図12】実施形態4の装置の説明図。
【図13】ブラシの設定位置の説明図。
【符号の説明】
1 カラー画像読み取り装置(カラースキャナと称
す) 2 カラー画像記録装置(カラープリンタ) 3 原稿 4 照明ランプ 5 ミラー群 6 レンズ 7 カラーセンサー 8 書き込み光学ユニット 9 感光体ドラム 10 感光体クリーニングユニット 11 除電ランプ 12 帯電器 13 電位センサー 14 Bk(ブラック)現像器 15 C(シアン)現像器 16 M(マゼンタ)現像器 17 Y(イエロー)現像器 18 現像濃度パターン検知器 19 中間転写ベルト 100 ベルト転写バイアスローラ 101 アースローラ 103 除電ブラシ 105 接触部 507 ベルト転写バイアスローラ 512 アースローラ 513 除電ブラシ 900 転写ベルト 903 転写バイアスローラ 904 除電ブラシ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体表面と中間転写体表面とを、互い
    の表面部分同士が接近していった後に接触するよう移動
    させるとともに、所定の電気的操作により、互いに接触
    している両者の表面部分同士の間に転写電界を形成して
    像担持体上の顕像を中間転写体に転写する転写方法にお
    いて、上記所定の電気的操作による影響が、互いに接触
    している両者の表面部分同士に隣接し、かつ互いに離間
    している両者の表面部分同士側に及ぶのを抑制する抑制
    操作を、両者の表面部分同士が接触している箇所で行う
    ことを特徴とする転写方法。
  2. 【請求項2】請求項1の転写方法において、 上記電気的操作が中間転写体に対する電荷の付与であ
    り、かつ、上記抑制操作が中間転写体からの該電荷の除
    去であることを特徴とする転写方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記両者の表面方向において、上記除電を行う箇所を挟
    み、上記両者の接近中の表面部分同士とは反対側の箇所
    で、上記電荷付与を行うことを特徴とする転写方法。
  4. 【請求項4】像担持体表面と中間転写体表面とを、互い
    の表面部分同士が接近していった後に接触するよう移動
    させるとともに、所定の電気的操作により、互いに接触
    している両者の表面部分同士の間に転写電界を形成して
    像担持体上の顕像を中間転写体に転写する中間転写装置
    を備えた画像形成装置において、上記所定の電気的操作
    による影響が、互いに接触している両者の表面部分同士
    に隣接し、かつ互いに離間している両者の表面部分同士
    側に及ぶのを抑制する抑制操作を、両者の表面部分同士
    が接触している箇所で行う影響抑制手段を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4の画像形成装置において、上記電
    気的操作が中間転写体に対する電荷の付与であり、か
    つ、上記抑制操作が中間転写体からの該電荷の除去であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、上記両
    者の表面方向において、上記抑制操作を行う箇所を挟
    み、上記両者の接近中の表面部分同士とは反対側の箇所
    で、上記電荷付与を行うように構成したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体表面と中間転写体表面とを、互い
    の表面部分同士が接近していった後に接触し、その後互
    いに離間するよう移動させる請求項6の画像形成装置に
    おいて、像担持体表面に対して接触した後に離間した中
    間転写体部分の、像担持体と接触したのとは反対側の表
    面に接触する電極部材を用いて上記電荷付与を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項5、6又は7の画像形成装置におい
    て、中間転写体部分の、像担持体に接触しているのとは
    反対側の表面に接触する電極部材を用いて上記除電を行
    うことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8の画像形成装置において、上記電
    極部材は接地されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】上記請求項8の画像形成装置において、
    上記電極部材は中間転写体との接触部が弾性を有する部
    材であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項10の画像形成装置において、上
    記電極部材は上記接触部がブラシ状であることを特徴と
    する画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項10の画像形成装置において、上
    記電極部材は、表面が弾性層で形成された回転体である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項10の画像形成装置において、上
    記電極部材は、先端部が弾性体で形成された板状部材で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】像担持体表面と中間転写体表面とを、互
    いの表面部分同士が接近していった後に接触し、この接
    触状態で所定距離移動し、その後互いに離間するよう移
    動させる請求項8の画像形成装置において、上記互いの
    表面部分同士が接触した状態で上記所定距離より短い所
    定の距離だけ移動した中間転写体部分の、像担持体に接
    触しているのとは反対側の表面に接触するよう上記電極
    部材を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項14の画像形成装置において、上
    記互いの表面部分同士が接触する前の中間転写体部分
    の、像担持体と接触するのとは反対側の表面に接触する
    上記電荷除電用の電極部材も設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15の画像形成装置において、上
    記除電用の電極部材が、金属若しくは導電性樹脂の、回
    転体又は板状部材であることを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】像担持体表面と中間転写体表面とを、互
    いの表面部分同士が接近していった後に接触し、この接
    触状態で所定距離移動し、その後互いに離間するよう移
    動させる請求項8の画像形成装置において、上記互いの
    表面部分同士が接触する前の中間転写体部分の、像担持
    体と接触するのとは反対側の表面から、上記電荷を除電
    する除電手段も設けたことを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】像担持体表面と、転写材を担持する転写
    材担持体の表面とを、互いの表面部分同士が接近してい
    った後に転写材を介して接触するよう移動させるととも
    に、所定の電気的操作により、互いに転写材を介して接
    触している両者の表面部分同士の間に転写電界を形成し
    て像担持体上の顕像を転写材に転写する転写方法におい
    て、上記所定の電気的操作による影響が、互いに転写材
    を介して接触している像担持体と転写材担持体の両者の
    表面部分同士に隣接し、かつ互いに離間している両者の
    表面部分同士側に及ぶのを抑制する抑制操作を、両者の
    表面部分同士が転写材を介して接触している箇所で行う
    ことを特徴とする転写方法。
  19. 【請求項19】請求項18の転写方法において、上記電
    気的操作が転写材担持体に対する電荷の付与であり、か
    つ、上記抑制操作が転写材担持体からの該電荷の除去で
    あることを特徴とする転写方法。
  20. 【請求項20】請求項19の転写方法において、上記両
    者の表面方向において、上記除電を行う箇所を挟み、上
    記両者の接近中の表面部分同士とは反対側の箇所で、上
    記電荷付与を行うことを特徴とする転写方法。
  21. 【請求項21】像担持体表面と、転写材を担持する転写
    材担持体の表面とを、互いの表面部分同士が接近してい
    った後に転写材を介して接触するよう移動させるととも
    に、所定の電気的操作により、互いに転写材を介して接
    触している両者の表面部分同士の間に転写電界を形成し
    て像担持体上の顕像を転写材に転写する転写装置を備え
    た画像形成装置において、上記所定の電気的操作による
    影響が、互いに転写材を介して接触している両者の表面
    部分同士に隣接し、かつ互いに離間している両者の表面
    部分同士側に及ぶのを抑制する抑制操作を、両者の表面
    部分同士が転写材を介して接触している箇所で行う影響
    抑制手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項21の画像形成装置において、上
    記電気的操作が転写材担持体に対する電荷の付与であ
    り、かつ、上記抑制操作が転写材担持体からの該電荷の
    除去であることを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項22の画像形成装置において、上
    記両者の表面方向において、上記抑制操作を行う箇所を
    挟み、上記両者の接近中の表面部分同士とは反対側の箇
    所で、上記電荷付与を行うように構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
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