JPH10161058A - 表示装置 - Google Patents

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JPH10161058A
JPH10161058A JP32515296A JP32515296A JPH10161058A JP H10161058 A JPH10161058 A JP H10161058A JP 32515296 A JP32515296 A JP 32515296A JP 32515296 A JP32515296 A JP 32515296A JP H10161058 A JPH10161058 A JP H10161058A
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JP
Japan
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user
display device
virtual image
image
lens
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JP32515296A
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Shiho Onishi
志保 大西
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが、収差の少ない虚像を、容易に見る
ことができるようにする。 【解決手段】 装置保持機構6によって所定の位置に保
持されているディスプレイ装置3では、ディスプレイパ
ネル12に表示された映像がレンズ11によって拡大さ
れることにより形成される虚像が、ユーザに提供され
る。一方、画像処理CPU32Lおよび32Rでは、ユ
ーザの眼球の位置の移動が検出され、頭部移動量検出C
PU33において、その検出結果に基づき、ユーザの眼
球の位置の移動に追従するように、ディスプレイ装置3
を保持している装置保持機構6が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関し、
特に、映像の虚像を明確に観賞することができるように
する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】虚像を、ユーザに提供する表示装置とし
て、例えば、HMD(Head Mount Display)(頭部装着
型映像表示装置)などが実現されている。
【0003】ここで、虚像は、物体が、焦点距離よりレ
ンズに近い位置にある場合に、その物体側にできるもの
で、その形成原理については、例えば、「レンズの科学
入門(上)」、小倉敏布、朝日ソノラマ社や、「光
学」、村田和美、サイエンス社などに、その詳細が記載
されている。
【0004】HMDは、例えば、映像を拡大して虚像を
形成するレンズと、そのレンズの焦点距離より近い位置
に配置されたディスプレイパネル(例えば、液晶ディス
プレイなど)を含んで構成される。ユーザは、HMDを
頭部に装着し、ディスプレイパネルに表示された映像を
レンズを介して見ることで、その虚像を観賞することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、HMDで
は、その装着が正常になされていない場合には、レンズ
の光軸から、ユーザの瞳がずれ、その結果、ユーザが観
賞する虚像が、収差の大きい、いわゆるぼやけたものと
なることがあった。
【0006】さらに、HMDが正常に装着されている場
合であっても、ユーザが頭部を動かすことによって、や
はり、ユーザの瞳がレンズの光軸からずれ、得られる虚
像がぼやけたものとなることがあった。
【0007】また、左眼用と右眼用のレンズを有するH
MDでは、一般的に、そのレンズどうしの間隔が、例え
ば、人間の平均的な瞳孔間隔(瞳孔間距離)に対応して
設定されているため、ユーザは、そのように設定された
レンズの間隔が、自身の瞳孔間隔からずれている場合に
は、レンズの光軸から、ユーザの瞳がずれ、その結果、
ユーザが観賞する虚像が、収差の大きいぼやけたものと
なることがあった。
【0008】なお、HMDの中には、左眼用と右眼用の
レンズの間隔を調整するための調整機構を有するものが
あるが、これを、ユーザが、自身に最適な状態に調整す
ることは容易ではなかった。
【0009】さらに、HMDは頭部に装着して使用する
ことを前提に設計されているため、頭部に装着せずに使
用すると、やはり、ユーザの瞳がレンズの光軸からず
れ、得られる虚像がぼやけたものとなることがあった。
【0010】そこで、この場合、虚像が明確に観賞する
ことができるような位置を、例えば試行錯誤することに
より探し出し、その位置において、一定の姿勢で虚像を
観賞する方法があるが、これでは、頭部その他を自由に
動かすことができず、著しい疲労感を感じることにな
る。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ユーザが、明確な虚像を容易に観賞する
ことができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表示装
置は、ユーザに虚像を提供する提供手段を所定の位置に
保持する保持手段と、ユーザの眼球の位置の移動を検出
する検出手段と、検出手段の検出結果に基づき、ユーザ
の眼球の位置の移動に追従するように、保持手段を制御
する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の表示装置は、ユーザの瞳
の位置を検出する検出手段と、検出手段による検出結果
に基づいて、表示手段に表示された映像を拡大すること
により虚像を形成する拡大光学系を移動する移動手段と
を備えることを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の表示装置においては、保
持手段は、ユーザに虚像を提供する提供手段を所定の位
置に保持し、検出手段は、ユーザの眼球の位置の移動を
検出するようになされている。制御手段は、検出手段の
検出結果に基づき、ユーザの眼球の位置の移動に追従す
るように、保持手段を制御するようになされている。
【0015】請求項4に記載の表示装置においては、検
出手段は、ユーザの瞳の位置を検出し、移動手段は、検
出手段による検出結果に基づいて、表示手段に表示され
た映像を拡大することにより虚像を形成する拡大光学系
を移動するようになされている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した虚像提
供システムの一実施の形態の構成を示している。この虚
像提供システムにおいては、臨場感ある虚像を、ユーザ
に対して、明確に提供することができるようになされて
いる。
【0017】即ち、ユーザ保持機構1は、ユーザを座っ
た状態に保持する、例えば、椅子やソファなどで、ユー
ザは、そこに腰掛けることでリラックスした状態に保持
されるようになされている。
【0018】さらに、ユーザ保持機構1の背もたれの上
部には、ユーザがそこに座ったときに、そのユーザの頭
部を覆うように構成された、例えば、半球状のカバー機
構7が設けられている。このカバー機構7は、ユーザ保
持機構1に支持されており、さらに、その支持されてい
る部分を回転中心として、上下方向に回動するようにす
るようになされている。なお、カバー機構7の回動は、
リフト装置10によって行われるようになされている。
また、カバー機構7は、上方向に回動したときは所定の
位置で、また、下方向に回動したときは、ユーザ保持機
構1に保持されているユーザの頭部に接触しないような
位置で、それぞれロック(係止)されるようになされて
いる。
【0019】従って、ユーザは、カバー機構7を上方向
に回動することで、ユーザ保持機構1に容易に腰掛ける
ことができ、また、ユーザ保持機構1から容易に立ち上
がることができる。
【0020】カバー機構7の内部(内側)には、ディス
プレイ装置3(提供手段)が設けられている。即ち、デ
ィスプレイ装置3は、装置保持機構6(保持手段)によ
って、カバー機構7の内部の所定の位置に保持されてい
る。装置保持機構6は、例えば、カバー機構7の内部の
空間(3次元空間)の範囲内において、ディスプレイ装
置3を任意の向きに、かつ任意の位置に保持するように
なされている。そして、装置保持機構3は、ディスプレ
イ装置3を任意の方向に向け、かつ任意の位置に移動さ
せるために、例えば、ステッピングモータなどの回転機
構5を含んで構成されている。
【0021】ディスプレイ装置3は、映像(画像)を表
示する、例えば液晶ディスプレイなどで構成される小型
のディスプレイパネル12(12Lおよび12R)(表
示手段)と、そのディスプレイパネル12に表示された
映像を拡大することにより虚像を形成し、ユーザの左眼
と右眼とで観察される虚像を、空間上同一の位置に配置
する拡大光学系としてのレンズ11(11Lおよび11
R)を有しており、これにより、ユーザに対して、所定
の映像を拡大した虚像を提供するようになされている。
【0022】なお、本実施の形態では、ディスプレイ装
置3には、左眼または右眼それぞれに虚像を観察させる
ための左眼用または右眼用の拡大光学系として、レンズ
11Lまたは11Rが設けられており、また、これに対
応して、映像を表示するディスプレイパネルについて
も、左眼または右眼用のディスプレイパネル12Lまた
は12Rが設けられている。但し、1つのレンズやディ
スプレイパネルによって、ユーザの両眼に虚像を観察さ
せるようにすることも可能である。また、拡大光学系と
しては、レンズの他、凹面鏡などを用いることも可能で
ある。
【0023】さらに、ディスプレイ装置3には、小型の
CCD(Chage Coupled Device)カメラ2Lおよび2R
が設けられている。CCDカメラ2Lまたは2Rは、異
なる角度からユーザの頭部を撮像し、その結果得られる
画像(映像)データをフレームメモリ31Lまたは31
Rにそれぞれ供給するようになされている。ここで、こ
の画像データは、後述するように、ユーザの頭部の移動
(眼球の位置の移動)、および瞳位置の検出に用いられ
る。従って、ユーザの頭部を撮像するCCDカメラの数
は多い方が、その検出精度を高くすることができる(但
し、少なくとも1台以上であれば良い)。
【0024】操作部8(操作手段)は、各種のボタンや
レバーなどで構成され、システムに所定の処理を行わせ
るときに操作される。
【0025】即ち、例えば、カバー機構7は、ECD
(Electrochromic Display)などの光の透過率が可変な
素子(以下、適宜、透過率可変素子という)などで構成
されており、あるいは、また、透明な部材に、液晶シャ
ッタなどを組み込んで構成されており、この透過率可変
素子や液晶シャッタなどを制御するときに、操作部8は
操作される。従って、ユーザは、操作部8を操作するこ
とにより、カバー機構7の透過率を変化させ、これによ
り、外部の景色(状況)を見たり、あるいは、外部の景
色が目に入らないようにすることなどができる。
【0026】さらに、操作部8は、例えば、カバー機構
7を上方向または下方向に回動させる場合にも操作され
る。
【0027】また、操作部8は、例えば、後述するよう
なディスプレイ装置3の自動追従機能をオン/オフする
ときにも操作される。
【0028】震度検知装置9(検知手段)は、緊急事態
を検知するようになされている。即ち、震度検知装置9
は、例えば、ある程度の揺れを検知するようになされて
いる。そして、震度検知装置9は、揺れを検知すると、
その旨を、リフト装置10およびモータコントロールコ
ンピュータ34に報知するようになされている。
【0029】リフト装置10は、カバー機構7が下方向
に回動されている状態のときに、震度検知装置9から緊
急事態である旨を受信すると、カバー機構7を上方向に
回動させる。即ち、カバー機構7は、例えば、図2に示
すように、バネなどの弾性体の力などによって、上方向
に、いわば跳ね上げられるように回動される。
【0030】また、モータコントロールコンピュータ3
4は、自動追従機能がオン状態のときに、震度検知装置
9から緊急事態である旨を受信すると、自動追従機能を
解除する。
【0031】従って、ユーザは、虚像を観賞している場
合において、緊急事態となったとき(ここでは、地震が
起きたとき)に、即座に、ユーザ保持機構1から立ち上
がって行動を起こすことができる。
【0032】なお、震度検知装置9には、揺れの他、温
度の上昇や、大きな音などを検知させるようにすること
が可能である。
【0033】フレームメモリ31Lまたは31Rは、C
CDカメラ2Lまたは2Rから供給される画像データ
を、例えばフレーム単位(またはフィールド単位)でそ
れぞれ記憶するようになされている。なお、フレームメ
モリ31Lおよび31Rには、画像データが、順次上書
きされるようになされている。
【0034】画像処理CPU(Central Processing Uni
t)32Lまたは32R(検出手段)は、フレームメモ
リ31Lまたは31Rに記憶された画像データをそれぞ
れ読み出し、例えば、画像の特徴抽出や差分検出などの
処理を行うことによって、ユーザの左眼または右眼の位
置の移動、および左眼または右眼の瞳位置をそれぞれ検
出するようになされている。これらの検出結果は、頭部
移動量検出CPU33に供給されるようになされてい
る。
【0035】頭部移動量検出CPU33は、画像処理C
PU32Lまたは32Rそれぞれから供給されるユーザ
の左眼または右眼の位置の移動の検出結果に基づいて、
ディスプレイ装置3を縦方向、横方向、および奥行き方
向に移動させるべき移動量と、ヨー(yaw)方向、ロー
ル(roll)方向、およびピッチ(pitch)方向に回転さ
せるべき回転量とを算出し、モータコントロールコンピ
ュータ34に供給するようになされている。
【0036】さらに、頭部移動量検出CPU33は、画
像処理CPU32Lまたは32Rそれぞれから供給され
るユーザの左眼または右眼の瞳位置の検出結果に基づい
て、ディスプレイ装置3のレンズ11Lまたは11Rを
移動させるべき移動量を算出し、モータコントロールコ
ンピュータ34に供給するようにもなされている。
【0037】モータコントロールコンピュータ34(制
御手段)は、頭部移動量検出CPU33から供給される
信号に基づいて、装置保持機構6を制御し、これによ
り、ディスプレイ装置3を、ユーザの頭部(眼球)の移
動に追従させるようになされている。さらに、モータコ
ントロールコンピュータ34は、頭部移動量検出CPU
33から供給される信号に基づいて、レンズ11Lまた
は11Rを移動させるようにもなされている。
【0038】以上のように構成される虚像提供システム
においては、例えば、ユーザがユーザ保持機構1に保持
された状態で、操作部8を操作すると、例えば、図示せ
ぬTV(Television)チューナで受信された、NTSC
方式のテレビジョン信号や、ハイビジョン放送のテレビ
ジョン信号、あるいは図示せぬ再生装置で再生された映
像信号などがディスプレイ装置3に供給され、それに対
応する映像が、ディスプレイパネル12LおよびRに表
示される。
【0039】ディスプレイパネル12Lまたは12Rに
表示された映像は、レンズ11Lまたは11Rによりそ
れぞれ拡大され、その拡大された映像としての光それぞ
れが、ユーザの左眼または右眼に入射する。これによ
り、ディスプレイパネル12Lまたは12Rに表示され
た映像の虚像が、ユーザの左眼または右眼でそれぞれ観
察される。
【0040】この場合、ユーザは、ユーザ保持機構1に
保持されているので、非常にリラックスした状態で、虚
像を観賞することができる。
【0041】さらに、上述したように、ユーザは、操作
部8を操作することで、その頭部を覆っているカバー機
構7の透過率を変化させることができる。従って、例え
ば、透過率を低くした場合、外部からの光のほとんどが
遮断されるため、ユーザは、虚像空間に没頭することが
できる。また、透過率を高くした場合、ユーザは、周囲
の状況を確認しながら、虚像を観賞すること、即ち、周
囲の状況(景色)を、虚像に重ねて観察(確認)するこ
とができる。さらに、透過率を適切な値とすることで、
明るさのバランスのとれた虚像と、外部の景色とを観察
することができる。そして、この場合、ユーザは、外部
が見えないことによる不安を感じることなく、虚像を観
賞することができる。一方、例えば、透過率を徐々に下
げていった場合、ユーザは、現実の世界から虚像空間に
没入していく感覚を享受することができる。
【0042】なお、カバー機構7の内部には、図示せぬ
スピーカが設けられており、そこに供給される映像に付
随する音声がある場合には、その音声がスピーカから出
力されるようになされている。
【0043】ここで、以下、音声についての説明は省略
する。
【0044】ところで、ユーザは、ユーザ保持機構1に
保持されているが、身動きがとれないように完全に固定
されているわけではないため、虚像を観賞しながら、頭
部を動かす場合がある。従って、ユーザが、ユーザ保持
機構1に腰掛け、虚像を観賞し始めたときは、その虚像
全体を、収差の小さい状態で見ることができていたとし
ても、頭部を動かすことにより、ユーザの左眼または右
眼(左または右の瞳)の位置がレンズの光軸からずれ、
これにより、ユーザが観賞する虚像は、その一部が欠
け、また、収差の大きいぼやけたものとなることがあ
る。
【0045】そこで、図1の虚像提供システムは、ユー
ザが動いても、そのユーザの動きに自動追従する自動追
従機能を有しており、これにより、ユーザの左眼および
右眼と、ディスプレイ装置3との位置関係を、常に、ユ
ーザが虚像全体を明確(鮮明)に見ることができるもの
(以下、適宜、適切位置関係という)に維持するように
なされている。
【0046】即ち、CCDカメラ2Lまたは2Rでは、
ユーザの、例えば頭部が撮像され、その結果得られる画
像データが、フレームメモリ31Lまたは31Rにそれ
ぞれ供給されて記憶される。そして、画像処理CPU3
2Lまたは32Rにおいて、フレームメモリ31Lまた
は31Rに記憶された画像データがそれぞれ読み出さ
れ、ユーザの左眼または右眼の位置の移動が検出され
る。この検出結果は、頭部移動量検出CPU33に供給
される。
【0047】頭部移動量検出CPU33では、画像処理
CPU32Lまたは32Rそれぞれから供給されるユー
ザの左眼または右眼の位置の移動の検出結果に基づい
て、ディスプレイ装置3を縦方向、横方向、および奥行
き方向に移動させるべき移動量(以下、適宜、直線移動
量という)と、ヨー(yaw)方向、ロール(roll)方
向、およびピッチ(pitch)方向に回転させるべき回転
量とが算出され、モータコントロールコンピュータ34
に供給される。
【0048】モータコントロールコンピュータ34は、
頭部移動量検出CPU33から供給される直線移動量お
よび回転量に基づいて、装置保持機構6を制御し、ディ
スプレイ装置3を、縦方向、横方向、または奥行き方向
に移動させ、また、ヨー方向、ロール方向、またはピッ
チ方向に回転させる。即ち、ディスプレイ装置3は、ユ
ーザとの位置関係が適切位置関係になるように移動され
る。
【0049】従って、ユーザは、ある程度自由に身体を
動かしても、明確な虚像であって、その全体を、容易に
観賞することができる。即ち、ユーザは、大きな疲労感
を感じることなく、虚像を観賞することができる。
【0050】なお、適切位置関係は、例えば、製造工場
などにおいて出荷前に、あらかじめ設定しておくことも
可能であるし、また、例えば、システム購入後、ユーザ
に設定してもらうようにすることも可能である。ユーザ
に適切位置関係を設定してもらう場合、その設定は、例
えば、システムを設定モードとして、ディスプレイ装置
4を手で動かすことなどにより行うことができる。この
場合、頭部移動量検出CPU33では、設定モードにお
いて得られる画像データが、適切位置関係の状態にある
ユーザの頭部として認識され、その後は、その状態の画
像データが常時得られるように、上述の直線移動量およ
び回転量が算出される。
【0051】また、以上のような自動追従機能によれ
ば、常時、ディスプレイ装置3が、ユーザの正面に位置
するように移動されるが、例えば、ユーザが、虚像の観
賞中に、誰かに呼ばれるなどして、その人の方向に顔を
向けたときなども、このようにディスプレイ装置3が移
動したのでは、ユーザに煩わしさを感じさせることにな
る。そこで、ユーザは、上述したように、操作部8を操
作することで、自動追従機能を、自由にオン/オフする
ことができるようになされている。
【0052】次に、装置保持機構6によるディスプレイ
装置3の移動方法について、図3を参照して説明する。
【0053】装置保持機構6は、同図に示すように、部
材41,42L,42R、ワイヤ43L,43R、部材
44、回転ロール45、金具46,47、ストッパ4
8、部材49、並びにステッピングモータA,B1,B
2,C乃至Fから構成される。なお、ステッピングモー
タA,B1,B2,C乃至Fが、図1における回転機構
5に相当する。
【0054】表面に凹凸が形成され、縦方向に向けられ
た部材44は、その一端にストッパ48が取り付けられ
ており、ステッピングモータCと回転ロール45とによ
って、所定の圧力をもって挟まれている。ステッピング
モータCまたは回転ロール45には、金具46または4
7がそれぞれ取り付けられている。この金具46および
47は、カバー機構7に固定されており、これにより、
装置保持機構6全体が、カバー機構7に保持されてい
る。
【0055】部材44の他端は、部材49の中央部分が
固定されており、部材49の左端または右端には、ワイ
ヤ43Lまたは43Rがそれぞれ取り付けられている。
そして、このワイヤ43Lまたは43Rによって、表面
に凹凸が形成された部材42Lまたは42Rが奥行き方
向の向きに支持されている。
【0056】ステッピングモータB1またはB2は、表
面に凹凸が形成された部材41に固定され、部材42L
または42Rに沿って奥行き方向に移動可能なように取
り付けられている。また、部材41は、その左端または
右端にそれぞれ固定されたステッピングモータB1およ
びB2によって、横方向の向きに支持されている。
【0057】ステッピングモータAは、部材41に沿っ
て横方向に移動可能なように取り付けられており、さら
に、そこには、回転方向がピッチ方向となるように、ス
テッピングモータFが固定されている。このステッピン
グモータFの回転軸には、回転方向がロール方向となる
ように、ステッピングモータEが固定されており、さら
に、このステッピングモータEの回転軸には、回転方向
がヨー方向となるように、ステッピングモータDが固定
されている。そして、ステッピングモータDの回転軸に
ディスプレイ装置3が固定されている。
【0058】以上のように構成される装置保持機構6で
は、モータコントロールコンピュータ34によって、ス
テッピングモータA,B1,B2,C1乃至C4,D乃
至Fが回転駆動されることにより、ディスプレイ装置3
が移動される。
【0059】即ち、ステッピングモータAが回転駆動さ
れることにより、ディスプレイ装置3が、部材41に沿
って、横方向に移動される。また、ステッピングモータ
Cが回転駆動されることにより、ディスプレイ装置3
が、部材44に沿って、縦方向に移動される。さらに、
ステッピングモータB1およびB2が回転駆動されるこ
とにより、ディスプレイ装置3が、部材42Lおよび4
2Rに沿って、奥行き方向に移動される。
【0060】また、ステッピングモータD乃至Fが回転
駆動されることにより、ディスプレイ装置3がヨー方
向、ロール方向、またはピッチ方向にそれぞれ回転され
る。
【0061】なお、ステッピングモータCと回転ロール
44は、部材44を、それより下部の部分の荷重に耐え
られるような圧力で挟んでおり、これにより、ステッピ
ングモータCが回転駆動されていないのにも拘らず、デ
ィスプレイ装置3が下方向に移動してしまうことのない
ようになされている。
【0062】ところで、ユーザとディスプレイ装置3と
が適切位置関係の状態にあっても、ディスプレイ装置3
を構成するレンズ11Lと11Rとの間の間隔が、ユー
ザの瞳孔間隔に対応したものになっていない場合、レン
ズ11Lまたは11Rのうちの一方の光軸上に、ユーザ
の左眼または右眼の瞳うちの一方を位置させることは可
能であるが、レンズ11Lまたは11Rの光軸上に、ユ
ーザの左眼または右眼の瞳をそれぞれ位置させることは
できず、従って、両眼で、収差の小さい虚像全体を観賞
するのは困難となる。
【0063】そこで、本実施の形態においては、次のよ
うにして、レンズ11Lと11Rとの間の間隔が、ユー
ザの瞳孔間隔に対応したものとし、かつ、レンズ11L
または11Rの光軸上に、ユーザの左眼または右眼の瞳
をそれぞれ位置させ、これにより、ユーザが、両眼で、
収差の小さい虚像全体を観賞することができるようにな
されている。
【0064】即ち、図4は、ディスプレイ装置3の正面
の断面図である。
【0065】ディスプレイ装置3においては、レンズ1
1Lまたは11Rが、CCDカメラ2Lまたは2Rとそ
れぞれ連結されている。また、それぞれの連結部分に
は、ネジの切られたシャフト52Lまたは52Rが通さ
れており、このシャフト52Lまたは52Rが回転する
ことにより、レンズ11Lまたは11Rは、CCDカメ
ラ2Lまたは2Rとともに、横方向(左右方向)にそれ
ぞれ移動されるようになされている。
【0066】シャフト52Lまたは52Rは、ステッピ
ングモータ51Lまたは51Rによりそれぞれ回転され
るようになされており、また、ステッピングモータ51
Lおよび51Rは、モータコントロールコンピュータ3
4(図1)によって回転駆動されるようになされてい
る。従って、レンズ11Lおよび11Rは、モータコン
トロールコンピュータ34によって、その横方向の位置
を変えることができるようになされており、これによ
り、その間隔を調整することができるようになされてい
る。
【0067】次に、レンズ11Lと11Rとの間隔の調
整方法について、図5を参照して説明する。
【0068】上述したように、画像処理CPU32Lま
たは32Rにおいては、フレームメモリ31Lまたは3
1Rに記憶された画像データがそれぞれ読み出され、ユ
ーザの左眼または右眼の位置の移動が検出されるが、こ
のとき、画像処理CPU32Lまたは32Rでは、左眼
または右眼の瞳位置もそれぞれ検出される。そして、こ
の瞳位置の検出結果は、頭部移動量検出CPU33に供
給される。
【0069】頭部移動量検出CPU33は、画像処理C
PU32Lまたは32Rそれぞれから供給されるユーザ
の左眼または右眼の瞳位置の検出結果に基づいて、ディ
スプレイ装置3のレンズ11Lまたは11Rを移動させ
るべき移動量が算出され、モータコントロールコンピュ
ータ34に供給される。
【0070】即ち、本実施の形態においては、例えば、
CCDカメラ2Lまたは2Rによる撮像画面の中央(例
えば、対角線の交点)などの所定の場所に、左眼または
右眼の瞳がそれぞれ位置している場合に、左眼または右
眼の瞳が、レンズ11Lまたは11Rの光軸上に位置す
るように、ディスプレイ装置3が構成されている。
【0071】従って、例えば、図5(A)に示すよう
に、CCDカメラ2Lまたは2Rから得られた画像が、
ユーザの左眼または右眼の瞳それぞれが、その画面の中
央からずれているものである場合は、左眼または右眼の
瞳それぞれが、レンズ11Lまたは11Rの光軸上に位
置していないことになる。また、図5(B)に示すよう
に、CCDカメラ2Lまたは2Rから得られた画像が、
ユーザの左眼または右眼の瞳それぞれが、その画面の中
央に位置しているものである場合は、左眼または右眼の
瞳それぞれが、レンズ11Lまたは11Rの光軸上に位
置していることになる。
【0072】そこで、頭部移動量検出CPU33では、
ユーザの左眼または右眼の瞳それぞれが、その画面の中
央からずれている場合、その水平方向(横方向)につい
てのずれ量(画面中央の位置と、瞳位置との差分)と方
向(右方向か、または左方向か)が求められ、それを補
正するような信号が、モータコントロールコンピュータ
34に出力される。
【0073】モータコントロールコンピュータ34で
は、頭部移動量検出CPU33から供給される信号に基
づいて、ステッピングモータ51Lまたは51Rが回転
駆動され、これにより、シャフト52Lまたは52Rが
回転し、レンズ11Lまたは11Rが、CCDカメラ2
Lまたは2Rとともに移動される。
【0074】以上のようにして、レンズ11Lまたは1
1Rは、CCDカメラ2Lまたは2Rから得られる画像
が、図5(B)に示したように、左眼または右眼の瞳そ
れぞれが画面の中央に位置しているものとなるように移
動される。
【0075】この場合、左眼または右眼の瞳が、レンズ
11Lまたは11Rの光軸上に位置するようになるので
(従って、レンズ11Lと11Rとの間の間隔が、ユー
ザの瞳孔間隔に対応したものになるので)、ユーザは、
容易に、その両眼で、収差の小さい虚像を観賞すること
ができる。
【0076】なお、垂直方向(縦方向)のずれは、装置
保持機構6を制御することにより、即ち、ステッピング
モータC(図3)を回転駆動することにより補正され
る。
【0077】また、図4および図5では説明しなかった
が、ユーザの左眼と右眼とで観察される虚像を、空間上
同一の位置に配置するためには、レンズ11L,11R
の移動に伴い、ディスプレイパネル12L,12Rも移
動する必要がある。
【0078】即ち、図6は、図1のディスプレイ装置3
の光学系の構成例を示している。なお、図6は、ディス
プレイ装置3の上面の断面図である。
【0079】同図に示すように、ディスプレイ装置3
は、映像を拡大することにより虚像を形成するための拡
大光学系として、光軸の異なる左眼用の光学系である
(を構成する)レンズ11Lと右眼用の光学系であるレ
ンズ11Rとを有している。
【0080】即ち、レンズ11Rまたは11Lは、右眼
または左眼に対して、ディスプレイパネル12Rまたは
12Lに表示された映像を拡大することにより得られる
虚像RまたはLをそれぞれ提供するための同一特性の凸
レンズで、これらは同一平面上に配置されている。従っ
て、レンズ11Rおよび11Lは、その主平面どうしが
一致するように配置されている。
【0081】ここで、図6において、O1またはO2
は、レンズ11Rまたは11Lの主点をそれぞれ表して
おり、F1またはF2は、レンズ11Rまたは11Lの
焦点をそれぞれ表している。また、Oは、主点O1とO
2との間の中点を表している。
【0082】ディスプレイパネル12Rまたは12L
は、その中心点(例えば、ディスプレイパネル12R,
12Lが長方形状をしている場合において、その長方形
の対角線の交点など)が、中点Oと焦点F1またはF2
それぞれとを結ぶ直線OF1またはOF2上にそれぞれ
位置し、かつ両者が同一平面上に位置するように配置さ
れている。
【0083】以上のように構成されるディスプレイ装置
3によれば、ディスプレイパネル12Rまたは12Lに
表示された映像が、レンズ11Rまたは11Lで拡大さ
れ、この拡大された映像に対応する光が右眼または左眼
にそれぞれ入射することにより、その映像に対応する虚
像が、右眼または左眼で観察される。即ち、レンズ11
Rまたは11Lによって形成される虚像RまたはLが、
右眼または左眼それぞれで観察される。
【0084】図6の構成によれば、右眼または左眼で観
察される虚像は、別々の光学系であるレンズ11Rまた
は11Lでそれぞれ形成されるが、これらの虚像は、3
次元空間において、同一の位置に配置される。即ち、ユ
ーザの左眼と右眼とで観察される虚像は、空間上同一の
位置に配置される。
【0085】これは、次のような理由による。即ち、例
えば、いま、主点O2からO1の方向をd軸とするとと
もに、レンズ11Lの光軸方向(主点O2から焦点F2
の方向)をs軸とする。そして、ディスプレイパネル1
2Lの中心点をM1とし、そのsd平面における座標を
(s1,d1)とするとともに、レンズ11Lが形成す
る虚像Lの中心点をM1’とし、そのsd平面における
座標を(s1’,d1’)とする。さらに、焦点F1と
F2との間の中点をO’とする。
【0086】この場合、上述したように、ディスプレイ
パネル12Rまたは12Lは同一平面内にあり、かつそ
の中心点が、直線OF1またはOF2上にあるから、デ
ィスプレイパネル12Rおよび12Lは、レンズ11R
および11Lの主平面(これも、上述したように同一平
面内にある)から等距離にある。従って、虚像Rおよび
Lも同一平面内にあるから、この虚像RおよびLの中心
点が、いずれも、中点OとO’とを結ぶ直線OO’上に
あれば、虚像RおよびLは同一位置にあることになる。
【0087】そこで、いま、ディスプレイパネル12L
の中心点M1(s1,d1)は、直線OF2上にあるこ
とから、次式が成立する。
【0088】 d1=L/2−L×s1/(2×f) ・・・(1) 但し、Lは、主点O1とO2との距離を表し、fは、レ
ンズ11Lの焦点距離を表す。
【0089】一方、結像公式により、次式が成立する。
【0090】 1/f=1/s1−1/s1’ ・・・(2)
【0091】また、主点O2、中心点M1,M1’は、
一直線上にあることから、次式が成立する。
【0092】 s1/s1’=d1/d1’ ・・・(3)
【0093】式(1)乃至(3)から、式 d1’=L/2 ・・・(4) が得られる。
【0094】式(4)より、虚像Lの中心点M1’は、
直線OO’上にある。
【0095】レンズ11Lが構成する光学系と、レンズ
11Rが構成する光学系とは、直線OO’に対して対称
であり、従って、虚像Rの中心点も、直線OO’上にあ
る。
【0096】以上のように、虚像RおよびLは、同一平
面内にあり、かつ、それらの中心点が、いずれも直線O
O’上にあるので、虚像RおよびLは同一位置にあるこ
とになる。
【0097】従って、ユーザは、両眼の輻輳と調整を一
致させた状態で、即ち、リラックスした状態で(無理な
く)、虚像を観察することができる。
【0098】ここで、ディスプレイ装置3において、デ
ィスプレイパネル12Rまたは12Lそれぞれを、その
中心点が、直線OF1またはOF2上を、同一平面内に
含まれるように同期して移動させるようにすることによ
り、虚像RおよびLが形成される位置を、ユーザの近く
から無限遠まで移動させることができる。
【0099】以上のように、ユーザの左眼と右眼とで観
察される虚像を、空間上同一の位置に配置するために
は、ディスプレイパネル12Rおよび12Lが、レンズ
11Rおよび11Lの主平面と平行な面内にあり、か
つ、それぞれの中心点が、直線OF1またはOF2上に
ある必要がある。
【0100】このため、ディスプレイ装置3では、レン
ズ11L,11Rが移動された場合には、ディスプレイ
パネル12L,12Rも、上述の条件を満たすように移
動されるようになされている。
【0101】以上、本発明を、虚像を形成するディスプ
レイ装置3が、ユーザを保持するユーザ保持機構1と一
体化した虚像提供システムに適用した場合について説明
したが、本発明は、その他、例えば、HMDその他の虚
像により映像を提供する装置にも適用可能である。
【0102】なお、本実施の形態においては、ディスプ
レイ装置3を移動させるために用いるユーザの画像と、
レンズ11Lおよび11Rを移動させるために用いるユ
ーザの画像とのいずれをも、CCDカメラ2Lおよび2
Rから得るようにしたが、これらの画像は、別々のCC
Dカメラで撮像して得るようにすることも可能である。
【0103】
【発明の効果】請求項1に記載の表示装置によれば、ユ
ーザの眼球の位置の移動が検出され、その検出結果に基
づき、ユーザの眼球の位置の移動に追従するように、ユ
ーザに虚像を提供する提供手段を所定の位置に保持する
保持手段が制御される。従って、ユーザに、明確な虚像
の全体を、容易に提供することが可能となる。
【0104】請求項4に記載の表示装置によれば、ユー
ザの瞳の位置が検出され、その検出結果に基づいて、表
示手段に表示された映像を拡大することにより虚像を形
成する拡大光学系が移動される。従って、ユーザに、明
確な虚像を、容易に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した虚像提供システムの一実施の
形態の構成を示す図である。
【図2】カバー機構7が上方向に回動した状態を示す図
である。
【図3】図1の装置保持機構6の詳細を説明するための
斜視図である。
【図4】図1のディスプレイ装置3の断面図である。
【図5】レンズ11Lと11Rとの間隔の調整方法を説
明するための図である。
【図6】図1のディスプレイ装置3の光学系を説明する
ための断面図である。
【符号の説明】
1 ユーザ保持機構, 2L,2R CCDカメラ,
3 ディスプレイ装置, 5 回転機構, 6 装置保
持機構, 7 カバー機構, 8 操作部,9 震度検
知装置, 10 リフト装置, 11L,11R レン
ズ, 12L,12R ディスプレイパネル, 31
R,31L フレームメモリ, 32R,32L 画像
処理CPU, 33 頭部移動量検出CPU, 34
モータコントロールコンピュータ, 41乃至44 部
材, 51L,51R ステッピングモータ, 52
L,52R シャフト, A乃至F ステッピングモー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する表示手段と、前記表示手
    段に表示された映像を拡大することにより虚像を形成す
    る拡大光学系とを有し、ユーザに虚像を提供する提供手
    段と、 前記提供手段を所定の位置に保持する保持手段と、 ユーザの眼球の位置の移動を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、ユーザの眼球の位置
    の移動に追従するように、前記保持手段を制御する制御
    手段とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段による前記保持手段の制御
    をオン/オフするときに操作される操作手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 緊急事態を検知する検知手段をさらに備
    え、 前記制御手段は、前記検知手段により緊急事態であるこ
    とが検知されたとき、前記保持手段の制御を停止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 映像を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された映像を拡大することにより虚
    像を形成する拡大光学系と、 ユーザの瞳の位置を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づいて、前記拡大光学
    系を移動する移動手段とを備えることを特徴とする表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記拡大光学系として、左眼または右眼
    に前記虚像をそれぞれ観察させる左眼用または右眼用の
    光学系を備え、 前記移動手段は、前記左眼用または右眼用の光学系を、
    その間隔が、ユーザの瞳孔間隔に対応するものとなるよ
    うに移動することを特徴とする請求項4に記載の表示装
    置。
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