JPH10160617A - 回流型二重縮流風洞 - Google Patents

回流型二重縮流風洞

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JPH10160617A
JPH10160617A JP33765296A JP33765296A JPH10160617A JP H10160617 A JPH10160617 A JP H10160617A JP 33765296 A JP33765296 A JP 33765296A JP 33765296 A JP33765296 A JP 33765296A JP H10160617 A JPH10160617 A JP H10160617A
Authority
JP
Japan
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cylinder
measuring
wind
wind tunnel
contraction
Prior art date
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JP33765296A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tomioka
靖博 富岡
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い設置場所を必要とすることがなく、また
測定装置を共用することができる2個所の測定部を持つ
回流型二重縮流風洞を提供すること。 【解決手段】 流路2に1台の送風機3を設置し、この
送風機3に続いて第1拡散胴4を設置し、この第1拡散
胴4の下流側で、前記送風機3とは反対側の流路に第1
整流胴7、第1縮流胴8及び第1測定部の第1測定胴9
を設置し、更にこの第1測定胴9に続いて第2縮流胴12
及び第2測定部13を設置すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回流型二重縮流風
洞、詳細には流路の同じ側に2個所の測定部を持つ回流
型二重縮流風洞に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、風洞としては、図5に示すように
軸流式の送風機3で発生した風は、直線状の胴28、第1
屈曲胴5及び第2屈曲胴6を通って拡散胴4に供給さ
れ、この拡散胴4で減速され、整流胴7で流れが整えら
れ、縮流胴8で高速化されて測定胴9に入り、ここで風
洞試験に供され、この測定胴9を出た風は、第3屈曲胴
16及び第4屈曲胴17を通って送風機3に回流するように
した回流型風洞が知られていた。しかし、この風洞1
は、測定胴が1個所しかなく、また送風機3の調節でで
きる範囲も限られているため、静圧、風速などを大幅に
変化させることは困難であった。そこで、この風洞で測
定できない条件の測定は、別の風洞を設置して行うか、
他の施設の風洞を利用して行う必要があった。
【0003】また、このような欠点を解消する風洞とし
て、図6に示すように流路2に1台の送風機3を設置
し、この送風機3に続いて第1拡散胴4、第1整流胴
7、第1縮流胴8及び第1測定胴9を設置し、この第1
測定胴9の下流側で、且つ反対側の流路2に、前記第1
測定胴9と断面積の異なる第2測定胴13などを設けた2
個所の測定胴を持つ回流型二重縮流風洞1が実開平4─
29845号などで知られている。なお、この回流型二
重縮流風洞装置1の25a 〜25c は給気口、26a 〜26c は
給気扉、27はダンパである。しかし、この風洞は、第2
測定胴13が第1測定胴9の反対側にあるため、測定装置
を共用することができないし、また測定装置を共用する
ことができないために回流流路の両外側に測定装置を設
置することになり、この風洞装置全体の設置場所として
広い場所が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広い設置場
所を必要とすることがなく、また測定装置を共用するこ
とができる2個所の測定部を持つ回流型二重縮流風洞を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回流型二重縮流風洞においては、長方形の
流路に1台の送風機を設置し、この送風機に続いて必要
に応じて消音するための消音ディフューザーを設置し、
この消音ディフューザーに直線状の第1拡散胴を連結
し、この第1拡散胴の下流側で、前記送風機とは反対側
の流路に第1整流胴、第1縮流胴、第1測定胴及び第2
縮流胴をこの順に設置し、更にこの第2縮流胴に続いて
第1測定胴より断面積が小さい、すなわち空気の流れの
断面積の小さい第2測定部を設けたことである。
【0006】また、上記目的を達成するため、本発明の
回流型二重縮流風洞においては、長方形の流路に1台の
送風機を設置し、この送風機に続いて必要に応じて消音
ディフューザーを設置し、この消音ディフューザーに直
線状の第1拡散胴を連結し、この第1拡散胴の下流側
で、前記送風機とは反対側の流路に第1整流胴、第1縮
流胴及び第1測定胴をこの順に設置し、この第1測定胴
に続いて第2拡散胴、第2整流胴及び第2縮流胴をこの
順に設置し、更にこの第2縮流胴に続いて第1測定胴よ
り断面積が小さい、すなわち空気の流れの断面積の小さ
い第2測定部を設けたことである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の回流型二重縮流風洞の
第一の実施の形態を示す平面図、及び図3は、第一の実
施の形態の回流型二重縮流風洞の変形例の部分平面図で
ある。本発明の第一の実施の形態の回流型二重縮流風洞
1は、長方形の長い辺の流路2に1台の軸流式の送風機
3を設置し、この送風機3に続いて消音するための第1
消音ディフューザー14が設置され、この消音ディフュー
ザー14に続いて直線状で先が拡がったテーパー状の第1
拡散胴4が設置されている。またこの第1拡散胴4に続
いて空気の流れを整流するためのコーナーベーン21a 及
び冷却装置22を取り付けた第1屈曲胴5が設置され、こ
の第1屈曲胴5に続いて第1消音器19、コーナーベーン
21b を取り付けた第2屈曲胴6が設置されている。
【0008】この第2屈曲胴6に続いており、また送風
機3とは反対側の通路2に整流金網、整流格子などから
なる整流装置23が入っている第1整流胴7が設置され、
この第1整流胴7に続いて空気の流れを高速化する第1
縮流胴8、第1測定部である第1測定胴9が設置されて
いる。この第1測定胴9に続いて第2縮流胴12が設置さ
れ、更にこの第2縮流胴12に続いて第1測定胴9より断
面積が小さい第2測定部13が設けられている。この第2
測定部13は、開放胴からなるもので、第1測定部で測定
する供試体より小さな供試体を高風速での試験に供する
ものである。
【0009】この第2測定部13に続いて第2消音ディフ
ューザー15が設置され、この消音ディフューザー15に続
いてコーナーベーン21c を取り付けた第3屈曲胴16、第
2消音器20、コーナーベーン21d を取り付けた第4屈曲
胴17が設置され、この第4屈曲胴17に続いて前記送風機
3が設置されている。
【0010】この回流型二重縮流風洞1の送風機3で送
られた空気の流れ、すなわち風は、第1消音ディフュー
ザー14で消音され、第1拡散胴4で低速化され、第1屈
曲胴5でコーナーベーン21a などにより風の流れを乱す
ことなく向きが変えられ、また冷却装置22で所定温度に
維持するように冷却され、第1消音器19で消音され、更
に第2屈曲胴6でコーナーベーン21b などにより風の流
れを乱すことなく再び向きが変えられる。この向きを変
えられた風は第1整流胴7の整流金網、整流格子を通っ
て風の流れが整えられ、第1縮流胴8で風の流れが乱れ
ることなく高速化されて第1測定胴9に入る。この第1
測定胴9は断面積が大きいので、比較的低速の風の中で
大型の供試体の風洞試験を行うことができる。
【0011】第1測定胴9を出た風は、第2縮流胴12に
入り更に高速化されて第2測定部13に流れる。第2測定
部13は開放胴からなり、断面積が小さいので、第1測定
胴9で試験をしていない場合において比較的高速の風の
中で小型の供試体の試験を行うことができる。この第2
測定部13を出た風は、第2消音ディフューザー15で消音
され、第3屈曲胴16でコーナーベーン21c などにより風
の流れを乱すことなく再び向きが変えられ、第2消音器
20で消音され、更に第4屈曲胴17でコーナーベーン21d
などにより風の流れを乱すことなく再び向きが変えられ
て送風機3に回流する。
【0012】この回流型二重縮流風洞1は、第2測定部
13が開放胴からなるものであるが、図3に示すように密
閉胴18からなるものとすることができるし、開放胴と密
閉胴18とを交換して使用することができるようにするこ
ともできる。また、この回流型二重縮流風洞1は、第1
測定胴9と第2縮流胴10との間に第2整流胴を設けてい
ないが、必要に応じて第2整流胴を設けることができ
る。更に、この回流型二重縮流風洞1には、ダンパ、給
気口及び給気扉が設けられていないが、必要に応じて図
6に示したようにこれらのものを設けることができる。
【0013】次に、本発明の第二の実施の形態の回流型
二重縮流風洞について説明する。図2は、本発明の回流
型二重縮流風洞の第二の実施の形態を示す平面図、及び
図4は、第二の実施の形態の回流型二重縮流風洞の変形
例の部分平面図である。本発明の第二の実施の形態の回
流型二重縮流風洞1は、第一の実施の形態の回流型二重
縮流風洞と同様なものの第1測定胴9と第2縮流部12の
間に第2拡散胴10及び内部に整流金網、整流格子などか
らなる整流装置23が入っている第2整流胴11を設置した
ものである。
【0014】この回流型二重縮流風洞1の送風機3で送
られた風は、第1測定胴9を出るまでは第一の実施の形
態の回流型二重縮流風洞と同じ流れであるが、第1測定
胴9を出た後第2拡散胴10で低速化され、第2整流胴11
の整流金網、整流格子を通って風の流れが整えられ、第
2縮流胴12で風の流れが乱れることなく高速化されて第
2測定部13に供給される。この第2測定部13の風の流れ
は第一の実施の形態の回流型二重縮流風洞の第2測定部
13の風の流れより整流されたものとなる。第2測定部13
を出た風は第一の実施の形態の回流型二重縮流風洞と同
様に流れて送風機3に回流する。
【0015】この回流型二重縮流風洞1は、第2測定部
13が開放胴からなるものであるが、図4に示すように密
閉胴18からなるものとすることができるし、開放胴と密
閉胴18とを交換して使用することができるようにするこ
ともできる。また、この回流型二重縮流風洞1には、ダ
ンパや給気口と給気扉を設けていないが、必要に応じて
図6に示したようにこれらのものを設けることができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の回流型二重縮流風洞は、上記構
成にしたことにより、次のような優れた効果を奏する。 (1)1つの流路に断面積の異なる2個所の測定部を設
けているので、1つの送風機で巾の広い風速条件の風洞
試験を行うことができる。 (2)2個所の測定部が流路の同じ側にあり、且つ連続
して設けているので、測定機器を共用することができ
る。 (3)2個所の測定部が流路の同じ側にあるため、測定
機器を一方の側にのみ設置すればよいため、装置全体の
巾を狭くすることができるので、本発明の回流型二重縮
流風洞を設置する場所が狭くてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の回流型二重縮流風
洞の平面図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態の回流型二重縮流風
洞の平面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の回流型二重縮流風
洞の変形例を示す部分平面図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態の回流型二重縮流風
洞の変形例を示す部分平面図である。
【図5】従来の測定胴が1個所の回流型風洞の正面図で
ある。
【図6】従来の測定胴が2個所の回流型二重縮流風洞の
正面図である。
【符号の説明】
1 回流型二重縮流風洞 2 流路 3 送風機 4 第1拡散胴 5 第1屈曲胴 6 第2屈曲胴 7 第1整流胴 8 第1縮流胴 9 第1測定胴 10 第2拡散胴 11 第2整流胴 12 第2縮流胴 13 第2測定部 14 第1消音ディフューザー 15 第2消音ディフューザー 16 第3屈曲胴 17 第4屈曲胴 18 第2測定胴 19 第1消音器 20 第2消音器 21a 〜21d コーナーベーン 22 冷却器 23 整流装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路(2)に1台の送風機(3)を設置
    し、この送風機(3)に続いて第1拡散胴(4)を設置
    し、この第1拡散胴(4)の下流側で、前記送風機
    (3)とは反対側の流路に第1整流胴(7)、第1縮流
    胴(8)、第1測定部の第1測定胴(9)及び第2縮流
    胴(12) を設置し、この第2縮流胴(12)に続いて第1
    測定胴(9)より断面積が小さい第2測定部(13) を設
    けたことを特徴とする回流型二重縮流風洞。
  2. 【請求項2】 流路(2)に1台の送風機(3)を設置
    し、この送風機(3)に続いて第1拡散胴(4)を設置
    し、この第1拡散胴(4)の下流側で、前記送風機
    (3)とは反対側の流路に第1整流胴(7)、第1縮流
    胴(8)及び第1測定部の第1測定胴(9)を設置し、
    この第1測定胴(9)に続いて第2拡散胴(10) 、第2
    整流胴(11) 及び第2縮流胴(12)を設置し、更にこの
    第2縮流胴(12)に続いて第1測定胴(9)より断面積
    が小さい第2測定部(13) を設けたことを特徴とする回
    流型二重縮流風洞。
JP33765296A 1996-12-04 1996-12-04 回流型二重縮流風洞 Pending JPH10160617A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006130125A1 (fr) * 2005-05-30 2006-12-07 Victor Petruk Soufflerie
KR101508982B1 (ko) * 2014-02-17 2015-04-07 한국해양과학기술원 저소음형 대형 캐비테이션 터널
CN107436220A (zh) * 2017-07-19 2017-12-05 国网福建省电力有限公司 一种回流式变频调速多风扇阵列风洞及其试验方法

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