JPH10160271A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH10160271A JPH10160271A JP31449196A JP31449196A JPH10160271A JP H10160271 A JPH10160271 A JP H10160271A JP 31449196 A JP31449196 A JP 31449196A JP 31449196 A JP31449196 A JP 31449196A JP H10160271 A JPH10160271 A JP H10160271A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の冷凍サイクルで凝縮器と蒸発器のフィン
を共有した空気調和機で減圧装置の制御を適正にし、高
効率の空気調和機を得る。 【解決手段】二つの冷凍サイクルの蒸発用伝熱管と凝縮
用伝熱管を、それぞれ並列に並べた一群のフィンを共有
するように挿入して蒸発器と凝縮器を構成した空気調和
機で、減圧装置に開度を可変にできる電動膨張弁を用
い、それぞれの冷凍サイクルの運転状態を監視し、一方
の冷凍サイクルの運転状態が変化した時、電動膨張弁の
開度を所定量変化させ、圧縮機の入口過熱度の増大や、
圧縮機への液冷媒の戻り量を少なくする。
を共有した空気調和機で減圧装置の制御を適正にし、高
効率の空気調和機を得る。 【解決手段】二つの冷凍サイクルの蒸発用伝熱管と凝縮
用伝熱管を、それぞれ並列に並べた一群のフィンを共有
するように挿入して蒸発器と凝縮器を構成した空気調和
機で、減圧装置に開度を可変にできる電動膨張弁を用
い、それぞれの冷凍サイクルの運転状態を監視し、一方
の冷凍サイクルの運転状態が変化した時、電動膨張弁の
開度を所定量変化させ、圧縮機の入口過熱度の増大や、
圧縮機への液冷媒の戻り量を少なくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】圧縮機,凝縮器,減圧装置,蒸発器を接
続してなる冷凍サイクルの減圧装置として、冷凍サイク
ルの運転状態により、開度を調節し、冷媒循環量を制御
できる電動膨張弁が知られている。
続してなる冷凍サイクルの減圧装置として、冷凍サイク
ルの運転状態により、開度を調節し、冷媒循環量を制御
できる電動膨張弁が知られている。
【0003】例えば特開平4−24457号公報に記載されて
いるものでは、圧縮機入口の過熱度を検出し、電動膨張
弁の開度を制御して目標過熱度に制御する際、目標過熱
度と検出過熱度の差が大きい場合、検出間隔を短くし、
速やかに目標過熱度に到達するようにした制御方法が知
られている。
いるものでは、圧縮機入口の過熱度を検出し、電動膨張
弁の開度を制御して目標過熱度に制御する際、目標過熱
度と検出過熱度の差が大きい場合、検出間隔を短くし、
速やかに目標過熱度に到達するようにした制御方法が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、一
台の冷凍サイクルでは負荷変動に対応して適正な冷媒循
環量が得られるが、複数の冷凍サイクルで凝縮器と蒸発
器のフィンを共有した空気調和機については考慮されて
いない。すなわち、一方の冷凍サイクルが稼働中の時、
他方の冷凍サイクルが起動,停止を行うと冷媒の状態変
化に即応できずに、圧縮機入口の過熱度が大きくなり、
能力,効率が低下する。あるいは大量の液冷媒が圧縮機
に戻る状態が生じ、適切な制御ができないといった問題
がある。
台の冷凍サイクルでは負荷変動に対応して適正な冷媒循
環量が得られるが、複数の冷凍サイクルで凝縮器と蒸発
器のフィンを共有した空気調和機については考慮されて
いない。すなわち、一方の冷凍サイクルが稼働中の時、
他方の冷凍サイクルが起動,停止を行うと冷媒の状態変
化に即応できずに、圧縮機入口の過熱度が大きくなり、
能力,効率が低下する。あるいは大量の液冷媒が圧縮機
に戻る状態が生じ、適切な制御ができないといった問題
がある。
【0005】本発明の目的は、複数の冷凍サイクルで凝
縮器と蒸発器のフィンを共有した空気調和機で一方の冷
凍サイクルが起動,停止を行ったときにも、減圧装置の
開度により冷媒循環量を適正に制御し、圧縮機入口での
過大な過熱度による性能低下、あるいは圧縮機への液冷
媒の戻りを少なくし、高効率で信頼性の高い空気調和機
を提供することにある。
縮器と蒸発器のフィンを共有した空気調和機で一方の冷
凍サイクルが起動,停止を行ったときにも、減圧装置の
開度により冷媒循環量を適正に制御し、圧縮機入口での
過大な過熱度による性能低下、あるいは圧縮機への液冷
媒の戻りを少なくし、高効率で信頼性の高い空気調和機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の冷凍サイクルの蒸発用伝熱管と凝
縮用伝熱管を、それぞれ平行に並べた一群のフィンを共
有するように挿入して蒸発器と凝縮器を構成した空気調
和機において、減圧装置に開度を可変にできる電動膨張
弁を用るとともに、それぞれの冷凍サイクルの運転状態
を監視し、一方の冷凍サイクルの運転状態が変化した
時、電動膨張弁の開度を所定量変化させる。
め、本発明は、複数の冷凍サイクルの蒸発用伝熱管と凝
縮用伝熱管を、それぞれ平行に並べた一群のフィンを共
有するように挿入して蒸発器と凝縮器を構成した空気調
和機において、減圧装置に開度を可変にできる電動膨張
弁を用るとともに、それぞれの冷凍サイクルの運転状態
を監視し、一方の冷凍サイクルの運転状態が変化した
時、電動膨張弁の開度を所定量変化させる。
【0007】さらに、冷凍サイクルの停止時に電動膨張
弁の開度を全閉にすると共に、起動時に該電動膨張弁の
開度をあらかじめ設定した値に制御する。
弁の開度を全閉にすると共に、起動時に該電動膨張弁の
開度をあらかじめ設定した値に制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により説明
する。
する。
【0009】図1は本発明の実施例の空気調和機のブロ
ック図、図2は空気調和機の動作を示すタイミングチャ
ート、図3は冷媒量と電動膨張弁の開度の関係を示す特
性図である。
ック図、図2は空気調和機の動作を示すタイミングチャ
ート、図3は冷媒量と電動膨張弁の開度の関係を示す特
性図である。
【0010】図1で、1は空気調和機、2は空気調和機
の全てを制御する制御器、3Aは冷凍サイクルで圧縮機
4A,逆止弁5A,凝縮伝熱管6A,冷媒中の水分を吸
着するドライヤ7A,電動膨張弁8A,蒸発伝熱管9
A,アキュムレータ10Aを接続して構成されている。
11Aは圧縮機4Aを駆動する圧縮機駆動装置、12A
は電動膨張弁8Aを駆動する電動膨張弁駆動装置、13
Aは圧縮機4Aの吐出温度を検出する吐出温度検出器、
14Aは冷凍サイクルの蒸発温度を検出する蒸発温度検
出器、15Aは冷凍サイクルの圧縮機の吸込冷媒温度を
検出する吸込温度検出器である。また、3Bは冷凍サイ
クルで圧縮機4B,逆止弁5B,凝縮伝熱管6B,ドラ
イヤ7B,電動膨張弁8B,蒸発伝熱管9B,アキュム
レータ10Bを接続して構成されている。11Bは圧縮機
4Bを駆動する圧縮機駆動装置、12Bは電動膨張弁8
Bを駆動する電動膨張弁駆動装置、13Bは圧縮機4B
の吐出温度を検出する吐出温度検出器、14Bは冷凍サ
イクルの蒸発温度を検出する蒸発温度検出器、15Bは
冷凍サイクルの圧縮機の吸込冷媒温度を検出する吸込温
度検出器である。16は凝縮器を構成し放熱促進用に一
群のフィンが平行に並べられ凝縮伝熱管6Aと凝縮伝熱
管6Bが挿入された凝縮用フィンで、凝縮用ファン駆動
装置18で駆動される凝縮用ファン17により送風され
る。19は蒸発器を構成し吸熱促進用に一群のフィンが
平行に並べられ蒸発伝熱管9Aと蒸発伝熱管9Bが挿入
された蒸発用フィンで蒸発用ファン駆動装置21で駆動
される蒸発用ファン20により送風される。22は空気
温度を検出する空気温度検出器である。冷凍サイクル3
A及び冷凍サイクル3Bには冷媒、たとえばハイドロフ
ルオロカーボンからなるR32,R125及びR134
aの混合冷媒、圧縮機4A及び圧縮機4Bには冷媒と相
溶性のある冷凍機油例えばエステル油が所定量封入され
ている。
の全てを制御する制御器、3Aは冷凍サイクルで圧縮機
4A,逆止弁5A,凝縮伝熱管6A,冷媒中の水分を吸
着するドライヤ7A,電動膨張弁8A,蒸発伝熱管9
A,アキュムレータ10Aを接続して構成されている。
11Aは圧縮機4Aを駆動する圧縮機駆動装置、12A
は電動膨張弁8Aを駆動する電動膨張弁駆動装置、13
Aは圧縮機4Aの吐出温度を検出する吐出温度検出器、
14Aは冷凍サイクルの蒸発温度を検出する蒸発温度検
出器、15Aは冷凍サイクルの圧縮機の吸込冷媒温度を
検出する吸込温度検出器である。また、3Bは冷凍サイ
クルで圧縮機4B,逆止弁5B,凝縮伝熱管6B,ドラ
イヤ7B,電動膨張弁8B,蒸発伝熱管9B,アキュム
レータ10Bを接続して構成されている。11Bは圧縮機
4Bを駆動する圧縮機駆動装置、12Bは電動膨張弁8
Bを駆動する電動膨張弁駆動装置、13Bは圧縮機4B
の吐出温度を検出する吐出温度検出器、14Bは冷凍サ
イクルの蒸発温度を検出する蒸発温度検出器、15Bは
冷凍サイクルの圧縮機の吸込冷媒温度を検出する吸込温
度検出器である。16は凝縮器を構成し放熱促進用に一
群のフィンが平行に並べられ凝縮伝熱管6Aと凝縮伝熱
管6Bが挿入された凝縮用フィンで、凝縮用ファン駆動
装置18で駆動される凝縮用ファン17により送風され
る。19は蒸発器を構成し吸熱促進用に一群のフィンが
平行に並べられ蒸発伝熱管9Aと蒸発伝熱管9Bが挿入
された蒸発用フィンで蒸発用ファン駆動装置21で駆動
される蒸発用ファン20により送風される。22は空気
温度を検出する空気温度検出器である。冷凍サイクル3
A及び冷凍サイクル3Bには冷媒、たとえばハイドロフ
ルオロカーボンからなるR32,R125及びR134
aの混合冷媒、圧縮機4A及び圧縮機4Bには冷媒と相
溶性のある冷凍機油例えばエステル油が所定量封入され
ている。
【0011】以上のように構成した空気調和機1は、空
気温度検出器22で検出された温度が設定された空気温
度T2より高い場合、制御器2によって冷凍サイクル3
A,冷凍サイクル3Bが運転される。この時、電動膨張
弁8Aは吐出温度検出器13Aの検出温度が設定値以下の
場合、蒸発温度検出器14Aと吸込温度検出器15Aの
温度差により算出される圧縮機入口過熱度を検出し、検
出した過熱度が設定値になるように開度が制御させる。
吐出温度検出器13Aの検出温度が設定値例えば110
℃以上になると高温による冷凍機油の劣化防止のために
110℃以下になるように制御される。冷凍サイクル3
Aの動作は、圧縮機4Aにより高温高圧になった冷媒は
逆止弁5Aを通り凝縮伝熱管6Aで凝縮用ファン17に
よって送風された空気への放熱によって凝縮し液冷媒と
なりドライヤ7Aを通り電動膨張弁8Aで減圧される。
電動膨張弁8Aから蒸発伝熱管9Aに送られた低圧の冷
媒は蒸発用ファン20からの送風により空気から吸熱し
蒸発し、ガス冷媒となってアキュムレータ10Aを通り
圧縮機4Aに戻る。この時、電動膨張弁8Aの開度は吐
出温度あるいは蒸発温度と吸入温度の差が適正になるよ
うに制御器2で制御されており、適正な圧縮機入口の過
熱度で冷凍サイクルの運転が行える。また、冷凍サイク
ル3Bも冷凍サイクル3Aと同様の運転を行う。
気温度検出器22で検出された温度が設定された空気温
度T2より高い場合、制御器2によって冷凍サイクル3
A,冷凍サイクル3Bが運転される。この時、電動膨張
弁8Aは吐出温度検出器13Aの検出温度が設定値以下の
場合、蒸発温度検出器14Aと吸込温度検出器15Aの
温度差により算出される圧縮機入口過熱度を検出し、検
出した過熱度が設定値になるように開度が制御させる。
吐出温度検出器13Aの検出温度が設定値例えば110
℃以上になると高温による冷凍機油の劣化防止のために
110℃以下になるように制御される。冷凍サイクル3
Aの動作は、圧縮機4Aにより高温高圧になった冷媒は
逆止弁5Aを通り凝縮伝熱管6Aで凝縮用ファン17に
よって送風された空気への放熱によって凝縮し液冷媒と
なりドライヤ7Aを通り電動膨張弁8Aで減圧される。
電動膨張弁8Aから蒸発伝熱管9Aに送られた低圧の冷
媒は蒸発用ファン20からの送風により空気から吸熱し
蒸発し、ガス冷媒となってアキュムレータ10Aを通り
圧縮機4Aに戻る。この時、電動膨張弁8Aの開度は吐
出温度あるいは蒸発温度と吸入温度の差が適正になるよ
うに制御器2で制御されており、適正な圧縮機入口の過
熱度で冷凍サイクルの運転が行える。また、冷凍サイク
ル3Bも冷凍サイクル3Aと同様の運転を行う。
【0012】蒸発用ファン20で送風された空気は蒸発
伝熱管14A,14B及び蒸発用フィン19で冷却され
冷房が必要な室に送られる。室の温度が低下し時間t1
に、空気温度検出器22の検出温度が設定温度T1にな
り冷凍サイクルの一台を停止する。停止する冷凍サイク
ルはその前に1台運転をしていた冷凍サイクルが冷凍サ
イクルの場合は冷凍サイクルを停止,運転していたのが
冷凍サイクルであれば冷凍サイクルを停止し、二つ冷凍
サイクルの運転時間を均等にする。ここでは冷凍サイク
ル3Bの停止を例にとって説明する。冷凍サイクル3B
はまず制御器2によって電動膨張弁8Bを全閉にした
後、圧縮機駆動装置11Bにより圧縮機4Bを停止す
る。さらに電動膨張弁8Aの開度を予め制御器2内に記
憶された所定量ΔP1(詳細後述)だけ電動膨張弁制御
器12Aにより開ける制御を行う。冷凍サイクル3Bが
停止することにより凝縮伝熱管6Bからの放熱及び蒸発
伝熱管14Bからの吸熱がなくなり、運転中の冷凍サイ
クル3Aでは、凝縮伝熱管6Aの温度が低下、蒸発伝熱
管9Aの温度が上昇し、冷凍サイクル3A内を流れる冷
媒循環量が増加するが、冷凍サイクル3B停止時に電動
膨張弁8AがΔP1開になっているために、早く適正量
に達し、圧縮機入口での過熱度が過大になることなく高
効率で運転できる。冷凍サイクル3B内では、電動膨張
弁8Bが全閉になり、さらに逆止弁5Bにより凝縮伝熱
管6B内の冷媒はそのまま保持される。
伝熱管14A,14B及び蒸発用フィン19で冷却され
冷房が必要な室に送られる。室の温度が低下し時間t1
に、空気温度検出器22の検出温度が設定温度T1にな
り冷凍サイクルの一台を停止する。停止する冷凍サイク
ルはその前に1台運転をしていた冷凍サイクルが冷凍サ
イクルの場合は冷凍サイクルを停止,運転していたのが
冷凍サイクルであれば冷凍サイクルを停止し、二つ冷凍
サイクルの運転時間を均等にする。ここでは冷凍サイク
ル3Bの停止を例にとって説明する。冷凍サイクル3B
はまず制御器2によって電動膨張弁8Bを全閉にした
後、圧縮機駆動装置11Bにより圧縮機4Bを停止す
る。さらに電動膨張弁8Aの開度を予め制御器2内に記
憶された所定量ΔP1(詳細後述)だけ電動膨張弁制御
器12Aにより開ける制御を行う。冷凍サイクル3Bが
停止することにより凝縮伝熱管6Bからの放熱及び蒸発
伝熱管14Bからの吸熱がなくなり、運転中の冷凍サイ
クル3Aでは、凝縮伝熱管6Aの温度が低下、蒸発伝熱
管9Aの温度が上昇し、冷凍サイクル3A内を流れる冷
媒循環量が増加するが、冷凍サイクル3B停止時に電動
膨張弁8AがΔP1開になっているために、早く適正量
に達し、圧縮機入口での過熱度が過大になることなく高
効率で運転できる。冷凍サイクル3B内では、電動膨張
弁8Bが全閉になり、さらに逆止弁5Bにより凝縮伝熱
管6B内の冷媒はそのまま保持される。
【0013】空気温度検出器22で検出される空気温度
が再び上昇し、時間t2で設定温度T2になると、停止
していた冷凍サイクル3Bの運転が再開される。制御器
2により、電動膨張弁8Bの開度が所定量P3に設定さ
れ、圧縮機4Bが駆動されるとともに、電動膨張弁8A
が所定量ΔP2閉じられる。冷凍サイクル3B内の冷媒
量は全閉になった電動膨張弁8Bと逆止弁5Bにより運
転中とほとんど変化することなく滞留しているために、
起動後すみやかに適正分布になり圧縮機への液冷媒の戻
りも少なくなる。さらに、冷凍サイクル3Bが運転さ
れ、凝縮器での放熱量及び蒸発器での吸熱量が増加し、
凝縮伝熱管6A内の冷媒温度が上昇し、蒸発伝熱管9A
内の冷媒温度が低下し、冷凍サイクル3Aの冷媒循環量
が少なくなるが、冷凍サイクル3Bの運転開始とともに
電動膨張弁8AがΔP2閉になるために、圧縮機4Aへ
の液戻りを少なくでき、冷凍サイクル3Aも速やかに適
正運転にすることができる。
が再び上昇し、時間t2で設定温度T2になると、停止
していた冷凍サイクル3Bの運転が再開される。制御器
2により、電動膨張弁8Bの開度が所定量P3に設定さ
れ、圧縮機4Bが駆動されるとともに、電動膨張弁8A
が所定量ΔP2閉じられる。冷凍サイクル3B内の冷媒
量は全閉になった電動膨張弁8Bと逆止弁5Bにより運
転中とほとんど変化することなく滞留しているために、
起動後すみやかに適正分布になり圧縮機への液冷媒の戻
りも少なくなる。さらに、冷凍サイクル3Bが運転さ
れ、凝縮器での放熱量及び蒸発器での吸熱量が増加し、
凝縮伝熱管6A内の冷媒温度が上昇し、蒸発伝熱管9A
内の冷媒温度が低下し、冷凍サイクル3Aの冷媒循環量
が少なくなるが、冷凍サイクル3Bの運転開始とともに
電動膨張弁8AがΔP2閉になるために、圧縮機4Aへ
の液戻りを少なくでき、冷凍サイクル3Aも速やかに適
正運転にすることができる。
【0014】時間t3で再び設定温度T1になると、今
度は冷凍サイクル3Aの運転が停止される。この時の動
作は前回の冷凍サイクル3Bが停止するときと同様であ
る。さらに、空気温度が低下し時間t4で設定温度T3
になると動いていた冷凍サイクル3Bも停止する。この
時電動膨張弁8Bは全閉になる。さらに、凝縮用ファン
17及び蒸発用ファン20も停止される。
度は冷凍サイクル3Aの運転が停止される。この時の動
作は前回の冷凍サイクル3Bが停止するときと同様であ
る。さらに、空気温度が低下し時間t4で設定温度T3
になると動いていた冷凍サイクル3Bも停止する。この
時電動膨張弁8Bは全閉になる。さらに、凝縮用ファン
17及び蒸発用ファン20も停止される。
【0015】2台の冷凍サイクルが停止し、空気温度が
上昇し、時間t5で空気温度が設定温度T4になると、
1台の冷凍サイクルのみが運転開始される。制御器2は
冷凍サイクル3Aと冷凍サイクル3Bの運転時間が均等
になるように、冷凍サイクルを選定して運転を開始す
る。ここでは冷凍サイクル3Aが運転を開始する例で説
明する。制御器2により、電動膨張弁8Aが全閉から設
定量P4になり、圧縮機4A,凝縮用ファン17及び蒸
発用ファン20が駆動される。この時、冷凍サイクル3
Bは停止しているために、2台運転中より凝縮伝熱管6
Aの冷媒温度は低く、また、蒸発伝熱管9Aの温度は高
くなるなるために冷媒循環量は多くなるが、電動膨張弁
8Aの開度は2台運転中より大きく開かれているため
に、圧縮機入口の過熱度が適正になり、速やかに所定の
能力が得られる。その後、空気温度検出器22の検出温
度が設定値T3以下になると冷凍サイクルは電動膨張弁
8Aが全閉になった後停止する。
上昇し、時間t5で空気温度が設定温度T4になると、
1台の冷凍サイクルのみが運転開始される。制御器2は
冷凍サイクル3Aと冷凍サイクル3Bの運転時間が均等
になるように、冷凍サイクルを選定して運転を開始す
る。ここでは冷凍サイクル3Aが運転を開始する例で説
明する。制御器2により、電動膨張弁8Aが全閉から設
定量P4になり、圧縮機4A,凝縮用ファン17及び蒸
発用ファン20が駆動される。この時、冷凍サイクル3
Bは停止しているために、2台運転中より凝縮伝熱管6
Aの冷媒温度は低く、また、蒸発伝熱管9Aの温度は高
くなるなるために冷媒循環量は多くなるが、電動膨張弁
8Aの開度は2台運転中より大きく開かれているため
に、圧縮機入口の過熱度が適正になり、速やかに所定の
能力が得られる。その後、空気温度検出器22の検出温
度が設定値T3以下になると冷凍サイクルは電動膨張弁
8Aが全閉になった後停止する。
【0016】電動膨張弁の開度変更量は、以下のように
決定する。図3に示すように、1台運転時と2台運転時
を比べると1台運転時の冷媒循環量が多く、膨張弁最適
開度も大きくなる。したがって、2台運転中に他のもう
一台のが運転が停止したとき、最適開度は(P2−P
1)だけ変化するが、収束を早くするためにΔP1は
(P2−P1)より少し大きくする。逆に、1台運転中
に他の1台が運転を開始するときΔP2も(P1−P
2)より少しおおく設定することにより収束を早めるこ
とができる。同様に、停止から運転を開始するときは、
1台運転時,2台運転時の電動膨張弁最適開度、P1及
びP2に収束分だけ大きくしたP4及びP3を決定す
る。
決定する。図3に示すように、1台運転時と2台運転時
を比べると1台運転時の冷媒循環量が多く、膨張弁最適
開度も大きくなる。したがって、2台運転中に他のもう
一台のが運転が停止したとき、最適開度は(P2−P
1)だけ変化するが、収束を早くするためにΔP1は
(P2−P1)より少し大きくする。逆に、1台運転中
に他の1台が運転を開始するときΔP2も(P1−P
2)より少しおおく設定することにより収束を早めるこ
とができる。同様に、停止から運転を開始するときは、
1台運転時,2台運転時の電動膨張弁最適開度、P1及
びP2に収束分だけ大きくしたP4及びP3を決定す
る。
【0017】以上のように本実施例では、空気調和機の
二つの冷凍サイクルのうち、1台の冷凍サイクルの運転
が起動,停止された場合、運転中の冷凍の冷凍サイクル
の電動膨張弁の開度が所定量変化し、運転状態が変化し
ても電動膨張弁の開度が速やかに適正量になる。さら
に、冷凍サイクル停止時に電動膨張弁を全閉にし圧縮機
出口に逆止弁を設けることにより、圧縮機停止時の冷凍
サイクル内の冷媒移動がなくなり、定常運転時に近い冷
媒分布を常に維持できる。この結果、圧縮機入口の過大
な過熱度、あるいは圧縮機への液戻りを防止でき、高効
率で、信頼性の高い空気調和機を提供できる。本実施例
では、圧縮機出口に逆止弁を設けて停止時の冷媒移動を
防止したが、逆止弁がない場合でも、圧縮機を介して凝
縮器側から蒸発器側への移動は圧縮機内部の隙間をガス
冷媒が通るだけであり、移動の時間は長くかかり、頻繁
に圧縮機の起動,停止が生じる場合には同様の効果があ
る。
二つの冷凍サイクルのうち、1台の冷凍サイクルの運転
が起動,停止された場合、運転中の冷凍の冷凍サイクル
の電動膨張弁の開度が所定量変化し、運転状態が変化し
ても電動膨張弁の開度が速やかに適正量になる。さら
に、冷凍サイクル停止時に電動膨張弁を全閉にし圧縮機
出口に逆止弁を設けることにより、圧縮機停止時の冷凍
サイクル内の冷媒移動がなくなり、定常運転時に近い冷
媒分布を常に維持できる。この結果、圧縮機入口の過大
な過熱度、あるいは圧縮機への液戻りを防止でき、高効
率で、信頼性の高い空気調和機を提供できる。本実施例
では、圧縮機出口に逆止弁を設けて停止時の冷媒移動を
防止したが、逆止弁がない場合でも、圧縮機を介して凝
縮器側から蒸発器側への移動は圧縮機内部の隙間をガス
冷媒が通るだけであり、移動の時間は長くかかり、頻繁
に圧縮機の起動,停止が生じる場合には同様の効果があ
る。
【0018】さらに、圧縮機入口の過熱度に加え、圧縮
機出口温度を一定以上にならないように制御するため
に、何らかの事故により圧縮機出口の温度が上昇しても
一定値以下にできるために、冷凍機油の劣化を防止でき
信頼性の高い空気調和機を提供できる。さらに、ハイド
ロフルオロカーボンからなる冷媒を用いた場合、相溶性
のある冷凍機油としてエステル油を使用した場合、エス
テル油が冷媒中に含まれる水分により加水分解し、スラ
ッジが減圧装置近傍で発生しても、開度可変の電動膨張
弁を使用し、圧縮機入口の過熱度を検出し開度を制御す
るために、膨張弁が閉塞することはない。
機出口温度を一定以上にならないように制御するため
に、何らかの事故により圧縮機出口の温度が上昇しても
一定値以下にできるために、冷凍機油の劣化を防止でき
信頼性の高い空気調和機を提供できる。さらに、ハイド
ロフルオロカーボンからなる冷媒を用いた場合、相溶性
のある冷凍機油としてエステル油を使用した場合、エス
テル油が冷媒中に含まれる水分により加水分解し、スラ
ッジが減圧装置近傍で発生しても、開度可変の電動膨張
弁を使用し、圧縮機入口の過熱度を検出し開度を制御す
るために、膨張弁が閉塞することはない。
【0019】以上の実施例では圧縮機入口の過熱度を検
出するのに蒸発伝熱管の温度と圧縮機の吸込温度の差を
検出して行ったが、蒸発伝熱管温度の変わりに圧縮機吸
込圧力を検出し、検出した圧力から冷媒の飽和温度を算
出し、算出した飽和温度と検出した圧縮機の吸込温度の
差から算出してもよい。さらに、本実施例では1台の制
御器で2台の冷凍サイクルを制御したが、冷凍サイクル
にそれぞれ制御器を設け、それぞれの制御器間で起動,
停止の信号を送受信しても良い。
出するのに蒸発伝熱管の温度と圧縮機の吸込温度の差を
検出して行ったが、蒸発伝熱管温度の変わりに圧縮機吸
込圧力を検出し、検出した圧力から冷媒の飽和温度を算
出し、算出した飽和温度と検出した圧縮機の吸込温度の
差から算出してもよい。さらに、本実施例では1台の制
御器で2台の冷凍サイクルを制御したが、冷凍サイクル
にそれぞれ制御器を設け、それぞれの制御器間で起動,
停止の信号を送受信しても良い。
【0020】図4は本発明の他の実施例の空気調和機の
ブロック図である。図4で23Aは凝縮伝熱管6Aに設
けられた凝縮温度検出器、23Bは凝縮伝熱管6Bに設
けられた凝縮温度検出器である。
ブロック図である。図4で23Aは凝縮伝熱管6Aに設
けられた凝縮温度検出器、23Bは凝縮伝熱管6Bに設
けられた凝縮温度検出器である。
【0021】以上のように構成した空気調和機1の電動
膨張弁8Aと電動膨張弁8Bの制御は、実施例の圧縮機
入口の過熱度の代わりに、圧縮機出口の過熱度により行
う。すなわち、冷凍サイクル3Aでは吐出温度検出器1
3Aで検出される温度と凝縮温度検出器23Aで検出さ
れる温度の差、冷凍サイクル3Bでは吐出温度検出器1
3Bで検出される温度と凝縮温度検出器23Bで検出さ
れる温度の差が、予め制御器2内に記憶された最適な圧
縮機出口過熱度になるように制御される。他の動作は実
施例と同様である。
膨張弁8Aと電動膨張弁8Bの制御は、実施例の圧縮機
入口の過熱度の代わりに、圧縮機出口の過熱度により行
う。すなわち、冷凍サイクル3Aでは吐出温度検出器1
3Aで検出される温度と凝縮温度検出器23Aで検出さ
れる温度の差、冷凍サイクル3Bでは吐出温度検出器1
3Bで検出される温度と凝縮温度検出器23Bで検出さ
れる温度の差が、予め制御器2内に記憶された最適な圧
縮機出口過熱度になるように制御される。他の動作は実
施例と同様である。
【0022】本実施例のように圧縮機出口の過熱度によ
り電動膨張弁を制御することにより、吸込温度検出器が
不要になり構成が簡単になるとともに、R32,R12
5,R134a混合冷媒のような非共沸混合冷媒では蒸
発時に温度勾配を生じ最適圧縮機入口過熱度が小さくな
る場合にも、過熱度の範囲が大きい圧縮機出口過熱度に
より電動膨張弁を制御することにより、容易に制御でき
る。
り電動膨張弁を制御することにより、吸込温度検出器が
不要になり構成が簡単になるとともに、R32,R12
5,R134a混合冷媒のような非共沸混合冷媒では蒸
発時に温度勾配を生じ最適圧縮機入口過熱度が小さくな
る場合にも、過熱度の範囲が大きい圧縮機出口過熱度に
より電動膨張弁を制御することにより、容易に制御でき
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、複数の冷凍サイクルの
蒸発用伝熱管と凝縮用伝熱管を、それぞれ並列に並べた
一群のフィンを共有するように挿入して蒸発器と凝縮器
を構成した空気調和機で、減圧装置に開度を可変にでき
る電動膨張弁を用いるとともに、それぞれの冷凍サイク
ルの運転状態を監視し、一方の冷凍サイクルの運転状態
が変化した時、電動膨張弁の開度を所定量変化させるこ
とにより、電動膨張弁の開度を速やかに適正量に設定で
き、高効率で信頼性の高い空気調和機を提供できる。
蒸発用伝熱管と凝縮用伝熱管を、それぞれ並列に並べた
一群のフィンを共有するように挿入して蒸発器と凝縮器
を構成した空気調和機で、減圧装置に開度を可変にでき
る電動膨張弁を用いるとともに、それぞれの冷凍サイク
ルの運転状態を監視し、一方の冷凍サイクルの運転状態
が変化した時、電動膨張弁の開度を所定量変化させるこ
とにより、電動膨張弁の開度を速やかに適正量に設定で
き、高効率で信頼性の高い空気調和機を提供できる。
【0024】さらに、冷凍サイクルの停止時に電動膨張
弁の開度を全閉にすると共に、起動時にあらかじめ設定
した値に制御することで、冷凍サイクルの冷媒量を停止
時にも運転時に近い状態で維持でき、圧縮機起動直後の
液冷媒の戻りを少なくできるとともに速やかに冷凍サイ
クルを高効率で運転が可能になる。
弁の開度を全閉にすると共に、起動時にあらかじめ設定
した値に制御することで、冷凍サイクルの冷媒量を停止
時にも運転時に近い状態で維持でき、圧縮機起動直後の
液冷媒の戻りを少なくできるとともに速やかに冷凍サイ
クルを高効率で運転が可能になる。
【図1】本発明の実施例の空気調和機のブロック図。
【図2】空気調和機の動作を示すタイミングチャート。
【図3】冷媒循環量と電動膨張弁開度の関係を示す特性
図。
図。
【図4】本発明の他の実施例の空気調和機のブロック
図。
図。
1…空気調和機、2…制御器、3A,3B…冷凍サイク
ル、4A,4B…圧縮機、5A,5B…逆止弁、6A,
6B…凝縮伝熱管、8A,8B…電動膨張弁、9A,9
B…蒸発伝熱管、13A,13B…吐出温度検出器、1
4A,14B…蒸発温度検出器、15A,15B…吸込
温度検出器。
ル、4A,4B…圧縮機、5A,5B…逆止弁、6A,
6B…凝縮伝熱管、8A,8B…電動膨張弁、9A,9
B…蒸発伝熱管、13A,13B…吐出温度検出器、1
4A,14B…蒸発温度検出器、15A,15B…吸込
温度検出器。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の冷凍サイクルの蒸発用伝熱管と凝縮
用伝熱管を、それぞれ平行に並べた一群のフィンを共有
するように挿入して蒸発器と凝縮器を構成した空気調和
機において、減圧装置に開度を変えられる電動膨張弁を
用い、それぞれの前記冷凍サイクルの運転状態を監視
し、一方の前記冷凍サイクルの運転状態が変化した時、
前記電動膨張弁の開度を所定量変化させることを特徴と
する空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31449196A JPH10160271A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31449196A JPH10160271A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160271A true JPH10160271A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18053945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31449196A Pending JPH10160271A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160271A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048566A3 (en) * | 2007-10-08 | 2009-05-28 | Emerson Climate Technologies | System and method for monitoring overheat of a compressor |
US7895003B2 (en) | 2007-10-05 | 2011-02-22 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Vibration protection in a variable speed compressor |
JP2011058663A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍空調装置 |
US8950206B2 (en) | 2007-10-05 | 2015-02-10 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Compressor assembly having electronics cooling system and method |
US9494354B2 (en) | 2007-10-08 | 2016-11-15 | Emerson Climate Technologies, Inc. | System and method for calculating parameters for a refrigeration system with a variable speed compressor |
US9494158B2 (en) | 2007-10-08 | 2016-11-15 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Variable speed compressor protection system and method |
US9541907B2 (en) | 2007-10-08 | 2017-01-10 | Emerson Climate Technologies, Inc. | System and method for calibrating parameters for a refrigeration system with a variable speed compressor |
US11206743B2 (en) | 2019-07-25 | 2021-12-21 | Emerson Climate Technolgies, Inc. | Electronics enclosure with heat-transfer element |
CN115468325A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-12-13 | 特灵比尔机械(苏州)有限公司 | 一种工业冷冻机一体化调试装置 |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31449196A patent/JPH10160271A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9494158B2 (en) | 2007-10-08 | 2016-11-15 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Variable speed compressor protection system and method |
US10962009B2 (en) | 2007-10-08 | 2021-03-30 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Variable speed compressor protection system and method |
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