JPH10159901A - 免振装置 - Google Patents

免振装置

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Publication number
JPH10159901A
JPH10159901A JP8314770A JP31477096A JPH10159901A JP H10159901 A JPH10159901 A JP H10159901A JP 8314770 A JP8314770 A JP 8314770A JP 31477096 A JP31477096 A JP 31477096A JP H10159901 A JPH10159901 A JP H10159901A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibration damping
support member
fastening
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8314770A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Oikawa
浩 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP8314770A priority Critical patent/JPH10159901A/ja
Publication of JPH10159901A publication Critical patent/JPH10159901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的に簡単な構成によって振動減衰部材を
変形させることなく、被加振体を加振源に確実に支持す
ることができる免振装置を提供すること。 【解決手段】 胴部3の両端にフランジ部2aを有し、
かつ胴部3及びフランジ部2aに貫通する孔3aを有す
る糸巻き様の支持部材2と、支持部材2のフランジ部間
の胴部周辺に装着し、かつ外周部分にほぼ全周に亘って
溝部6を有する振動減衰部材4と、端部にほぼU字状の
切欠き部8を有する被加振体7と、加振源1と、締結部
材9とを具備し、前記支持部材2に装着した振動減衰部
材4の溝部6に被加振体7の切欠き部8を挿入した状態
で、支持部材2を加振源1に、支持部材2の孔3aを利
用して締結部材9にて締結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は免振装置に関し、
特に自動車用の電装部品及びその構成部品に適用される
免振装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の電装部品及びその構
成部品には、自動車の走行時に路面から受ける振動,衝
撃やエンジンなどからの振動によって本来の性能が損な
われないように工夫する必要がある。
【0003】従って、従来においては、電装部品及びそ
の構成部品に作用する振動を軽減するための種々の提案
がなされている。例えば図4〜図5に示す免振装置が広
く実用に供されている。この免振装置は、車両のベース
部などの加振源Aに各種電子制御回路を実装したプリン
ト基板などの被加振体Bが、両者の間にゴムなどよりな
る筒状の振動減衰部材Cを介在させた上で、ボルトなど
の締結部材Dによって締結して構成されている。
【0004】この免振装置によれば、加振源Aからの振
動は振動減衰部材Cに伝達されるが、振動減衰部材Cが
ゴムなどのように柔軟性ないし弾力性を有するために、
振動減衰部材Cにて大幅に減衰し、被加振体Bへの伝達
が効果的に抑制される。従って、被加振体Bの不所望な
振動を制限でき、その性能を十分に発揮させることが可
能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の免振
装置は広く実用に供されている反面、次のような問題を
有している。例えば加振源Aに被加振体B及び振動減衰
部材Cを締結するには、ボルト,リベットなどが使用さ
れるのであるが、振動減衰部材Cがゴムなどのように柔
らかい部材にて構成されているために、締結時に、振動
減衰部材Cが不所望に変形する傾向にある。特に、振動
減衰部材Cが大きく変形すると、振動の減衰特性が損な
われ、被加振体Bに実装されている電装部品などに悪影
響を与えるようになる。
【0006】又、上述のように振動減衰部材Cはゴムな
どのように柔らかい部材にて構成されているために、締
結部材Dによる締め付けトルクを一定値にコントロール
することが難しい。このために、振動減衰部材Cが変形
しないように締結すれば、トルク不足となって使用中に
締結部材Dが外れたりして被加振体Bが加振源Aから脱
却されたりするようになる。逆に、締め付けトルクを大
きくすれば、振動減衰部材Cが変形してしまい、十分の
振動減衰効果が得られなくなるという不具合が生ずる。
【0007】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によって振動減衰部材を変形させることなく、被
加振体を加振源に確実に支持することができる免振装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、胴部の両端にフランジ部を有
し、かつ胴部及びフランジ部に貫通する孔を有する糸巻
き様の支持部材と、支持部材のフランジ部間の胴部周辺
に装着し、かつ外周部分にほぼ全周に亘って溝部を有す
る振動減衰部材と、端部にほぼU字状の切欠き部を有す
る被加振体と、加振源と、締結部材とを具備し、前記支
持部材に装着された振動減衰部材の溝部に被加振体の切
欠き部を挿入した状態で、支持部材を加振源に、支持部
材の孔を利用して締結部材にて締結したことを特徴とす
る。
【0009】又、本発明の第2の発明は、前記支持部材
のフランジ部と胴部とを一体的に形成したことを特徴と
し、第3の発明は、前記振動減衰部材を、中心部分に支
持部材の胴部に係合可能な孔を有する筒状の本体部と、
本体部の外周部分にほぼ全周に亘って形成した溝部と、
本体部の一部に本体部の孔に達するように形成した切り
込みとから構成したことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の第4の発明は、前記被加
振体の異なる部分に複数の切欠き部を形成すると共に、
複数の支持部材に振動減衰部材を装着し、かつ被加振体
の切欠き部にそれぞれの振動減衰部材の溝部を挿入した
状態で、支持部材を加振源に、締結部材を利用して締結
したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる免振装置の
1実施例について図1〜図3を参照して説明する。同図
において、1は加振源であって、例えば車両の走行によ
り路面からタイヤを介して振動,衝撃が伝達される部
分、或いはエンジンなどから振動が伝達される部分であ
り、具体的にはエンジンルームのベース部などである。
この加振源1には例えばネジ孔1aが形成されている。
尚、この加振源1は複数部分に離隔して形成されてい
る。この加振源1には後述する締結部材を利用して支持
部材2が締結される。この支持部材2は、例えば円筒状
の胴部3の両端部分に円形のフランジ部2a,2aを一
体的に形成すると共に、胴部3及びフランジ部2a,2
aに貫通する孔3aを形成した糸巻き様に構成されてい
る。尚、この支持部材2は金属の他、樹脂,強化プラス
チック材などにて形成することもできる。
【0012】この支持部材2には振動減衰部材4が若干
圧入されるような状態で装着される。この振動減衰部材
4は振動を減衰させる機能を有するゴム,フェルト,樹
脂などの部材にて形成されており、例えば中心部分に支
持部材2の胴部3に係合可能な孔5aを有する筒状の本
体部5と、本体部5の外周部分にほぼ全周に亘って形成
した溝部6と、本体部5の一部に本体部5の孔5aに達
するように形成した切り込み5bとから構成されてい
る。尚、溝部6の開口高さ(幅)は後述する被加振体の
厚さと同等ないし若干小さい目に設定されている。この
振動減衰部材4を支持部材2の胴部3に装着する際に
は、図3(b)に示すように、切り込み5bの部分を大
きく開口させる。
【0013】この振動減衰部材4には被加振体7が装着
される。この被加振体7は、例えば各種電子制御回路を
実装したプリント基板などであり、その基板の四隅には
ほぼU字状の切欠き部8が形成されている。この被加振
体7は振動減衰部材4に、すべての切欠き部8がそれぞ
れに対応する溝部6に挿入・係止されるように装着され
る。この状態において、ボルトなどの締結部材9を支持
部材2の孔3aに挿入し、加振源1の孔1aに螺入する
ことによって支持部材2は加振源1に固定される。支持
部材2の加振源1への固定によって、被加振体7も振動
減衰部材4を介して支持部材2に支持される。
【0014】この実施例によれば、被加振体7は、それ
の切欠き部8を支持部材2に装着された振動減衰部材4
の溝部6に挿入することによって支持されているため
に、支持部材2を加振源1に締結部材9を利用して締結
しても、その締結力が被加振体7及び振動減衰部材4に
作用しない。従って、締結部材9による締結に基づく被
加振体7の損傷を防止できる上、振動減衰部材4の変形
がないために、十分の振動減衰効果が得られる。
【0015】特に、締結部材9による締結時には、その
締結力のすべてが支持部材2のフランジ部2a及び胴部
3に作用するために、締め付けトルクの設定は振動など
で支持部材2が加振源1から容易に離脱しないことを目
安にすればよく、従って、締め付けトルクを容易に設定
でき、作業の自動化が可能となる。
【0016】又、振動減衰部材4には切り込み5bが形
成されているために、図3(b)に示すように、切り込
み5b部分を開口することによって支持部材2の胴部3
への装着を容易に行うことができる。従って、被加振体
7の取り付け作業性を能率化できる。
【0017】さらには、支持部材2を、胴部3とフラン
ジ部2a,2aとを樹脂などで一体的に成形すれば、加
工が容易になる上、部品点数も少なくなり、作業性を改
善できる。
【0018】尚、本発明は何ら上記実施例にのみ制約さ
れることなく、例えば被加振体の切欠き部の設置数は取
り付け状態において被加振体が振動減衰部材の溝部から
離脱しないように最低限2個あればよいが、安定性など
の観点から3個以上設けることもできる。又、支持部材
は胴部とフランジ部を別々に製作した後に、一体化する
こともできる。このような構成の支持部材を使用する場
合には振動減衰部材の切り込みは省略することもでき
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被加振
体は、それの切欠き部を支持部材に装着された振動減衰
部材の溝部に挿入することによって支持されているため
に、支持部材を加振源に締結部材を利用して締結して
も、その締結力が被加振体及び振動減衰部材に作用しな
い。従って、締結部材の締め付けによる被加振体の損傷
を防止できるのみならず、振動減衰部材が変形しないた
めに、十分の振動減衰機能を発揮でき、所望の振動減衰
効果が得られる。
【0020】特に、締結部材による締結時には、その締
結力のすべてが支持部材のフランジ部及び胴部に作用す
るために、締め付けトルクの設定は振動などで支持部材
が加振源から容易に離脱しないことを目安にすればよ
く、従って、締め付けトルクを容易に設定でき、バラツ
キの少ない締結力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる免振装置の1実施例を示す要部
平面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】同図(a)は分解状態の斜視図、同図(b)は
振動減衰部材の支持部材への装着前の状態を示す平面図
である。
【図4】従来例の要部平面図である。
【図5】図4のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 加振源 1a 孔 2 支持部材 2a フランジ部 3 胴部 3a 孔 4 振動減衰部材 5 本体部 5a 孔 5b 切り込み 6 溝部 7 被加振体 8 切欠き部 9 締結部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の両端にフランジ部を有し、かつ胴
    部及びフランジ部に貫通する孔を有する糸巻き様の支持
    部材と、支持部材のフランジ部間の胴部周辺に装着し、
    かつ外周部分にほぼ全周に亘って溝部を有する振動減衰
    部材と、端部にほぼU字状の切欠き部を有する被加振体
    と、加振源と、締結部材とを具備し、前記支持部材に装
    着された振動減衰部材の溝部に被加振体の切欠き部を挿
    入した状態で、支持部材を加振源に、支持部材の孔を利
    用して締結部材にて締結したことを特徴とする免振装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材のフランジ部と胴部とを一
    体的に形成したことを特徴とする請求項1記載の免振装
    置。
  3. 【請求項3】 前記振動減衰部材は、中心部分に支持部
    材の胴部に係合可能な孔を有する筒状の本体部と、本体
    部の外周部分にほぼ全周に亘って形成した溝部と、本体
    部の一部に本体部の孔に達するように形成した切り込み
    とから構成したことを特徴とする請求項1記載の免振装
    置。
  4. 【請求項4】 前記被加振体の異なる部分に複数の切欠
    き部を形成すると共に、複数の支持部材に振動減衰部材
    を装着し、かつ被加振体の切欠き部にそれぞれの振動減
    衰部材の溝部を挿入した状態で、支持部材を加振源に、
    締結部材を利用して締結したことを特徴とする請求項1
    記載の免振装置。
JP8314770A 1996-11-26 1996-11-26 免振装置 Pending JPH10159901A (ja)

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JP8314770A JPH10159901A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 免振装置

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JP8314770A JPH10159901A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 免振装置

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JPH10159901A true JPH10159901A (ja) 1998-06-16

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ID=18057385

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JP8314770A Pending JPH10159901A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 免振装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101085714B1 (ko) 2010-02-25 2011-11-21 엘에스엠트론 주식회사 배관 고정장치
CN105402308A (zh) * 2015-12-24 2016-03-16 谭军 一种用于车载精密仪器安装固定防护装置

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KR101085714B1 (ko) 2010-02-25 2011-11-21 엘에스엠트론 주식회사 배관 고정장치
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