JPH10159573A - ディーゼル機関プラントの給気装置 - Google Patents
ディーゼル機関プラントの給気装置Info
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- JPH10159573A JPH10159573A JP8336423A JP33642396A JPH10159573A JP H10159573 A JPH10159573 A JP H10159573A JP 8336423 A JP8336423 A JP 8336423A JP 33642396 A JP33642396 A JP 33642396A JP H10159573 A JPH10159573 A JP H10159573A
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- diesel engine
- delay timer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 過給機の台数を増加する等、装置の構造を複
雑化することなく、また、装置コストの高騰を招くこと
なく、負荷の急速投入に対して過給機の反応速度（応答
性）が向上されて、充分な量の空気量が得られ、良好な
燃焼が実現できるディーゼル機関プラントを提供する。 【解決手段】 過給機を備えたディーゼル機関により、
発電機等の被駆動機械を回転駆動するようにしたディー
ゼル機関のプラントにおいて、前記機関への給気通路に
開口され、空気源からの空気が通流する補助空気管路
と、前記機関への給気通路に閉口され、空気だめ等の空
気源からの空気が通流する補助空気管路と、前記補助空
気管路に設けられて該管路を開閉する電磁弁と、前記機
関への負荷変化の信号が入力可能とされ、該負荷変化信
号が入力されたとき、前記電磁弁を所定時間開として、
前記給気通路管内に補助空気を供給せしめる制御装置と
を備える。
雑化することなく、また、装置コストの高騰を招くこと
なく、負荷の急速投入に対して過給機の反応速度（応答
性）が向上されて、充分な量の空気量が得られ、良好な
燃焼が実現できるディーゼル機関プラントを提供する。 【解決手段】 過給機を備えたディーゼル機関により、
発電機等の被駆動機械を回転駆動するようにしたディー
ゼル機関のプラントにおいて、前記機関への給気通路に
開口され、空気源からの空気が通流する補助空気管路
と、前記機関への給気通路に閉口され、空気だめ等の空
気源からの空気が通流する補助空気管路と、前記補助空
気管路に設けられて該管路を開閉する電磁弁と、前記機
関への負荷変化の信号が入力可能とされ、該負荷変化信
号が入力されたとき、前記電磁弁を所定時間開として、
前記給気通路管内に補助空気を供給せしめる制御装置と
を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は負荷の急速投入を可
能としたディーゼル機関のプラントの給気装置に関す
る。
能としたディーゼル機関のプラントの給気装置に関す
る。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電プラント等
に使用される非常用ディーゼル発電プラントにおいて
は、急速始動、急速負荷投入運転、即ち、電圧確立と同
時に負荷の鋸歯的なシーケンシャルな急増運転が要求さ
れる。
に使用される非常用ディーゼル発電プラントにおいて
は、急速始動、急速負荷投入運転、即ち、電圧確立と同
時に負荷の鋸歯的なシーケンシャルな急増運転が要求さ
れる。
【０００３】かかる負荷の急速の増加過程においては、
ガバナの作動によって燃料噴射量は増量されるが、過給
機の排気エネルギーが不足し、充分な空気量が得られな
いため、空気過剰率が低下し、燃焼が悪化する。このた
め、かかるディーゼル発電プラントにおいては、発電機
の周波数及び電圧の変動が規定値（許容値）を逸脱する
という不具合の発生をみることが多くある。
ガバナの作動によって燃料噴射量は増量されるが、過給
機の排気エネルギーが不足し、充分な空気量が得られな
いため、空気過剰率が低下し、燃焼が悪化する。このた
め、かかるディーゼル発電プラントにおいては、発電機
の周波数及び電圧の変動が規定値（許容値）を逸脱する
という不具合の発生をみることが多くある。
【０００４】かかる問題点に対処するため、図５〜図６
に示すように、ディーゼル機関５０に設けた過給機２
６、２６による過給を動圧過給方式とするとともに、該
過給機２６の台数を増加することにより、急速負荷投入
中における過給機の反応速度（応答性）を改善する技術
が、従来より提供されている。
に示すように、ディーゼル機関５０に設けた過給機２
６、２６による過給を動圧過給方式とするとともに、該
過給機２６の台数を増加することにより、急速負荷投入
中における過給機の反応速度（応答性）を改善する技術
が、従来より提供されている。
【０００５】しかしながら、かかる従来技術にあって
は、過給機２６の台数が多くなるとともに、動圧過給方
式であるため、排気管の形状も制約されるため、構造が
複雑となり、装置コストも高沸騰するうえ、上記要求に
応じられるだけの充分な応答性が得られ難いという問題
点がある。
は、過給機２６の台数が多くなるとともに、動圧過給方
式であるため、排気管の形状も制約されるため、構造が
複雑となり、装置コストも高沸騰するうえ、上記要求に
応じられるだけの充分な応答性が得られ難いという問題
点がある。
【０００６】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、過
給機の台数を増加する等、装置の構造を複雑化すること
なく、また、装置コストの高騰を招くことなく、負荷の
急速投入に対して過給機の反応速度（応答性）が向上さ
れて、充分な量の空気量が得られ、良好な燃焼が実現で
きるディーゼル機関プラントを提供することを目的とす
る。
給機の台数を増加する等、装置の構造を複雑化すること
なく、また、装置コストの高騰を招くことなく、負荷の
急速投入に対して過給機の反応速度（応答性）が向上さ
れて、充分な量の空気量が得られ、良好な燃焼が実現で
きるディーゼル機関プラントを提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、過給機を備えたディーゼル機関により、発
電機等の被駆動機械を回転駆動するようにしたディーゼ
ル機関のプラントにおいて、前記機関への給気通路に開
口され、空気だめ等の空気源からの空気が通流する補助
空気管路と、前記補助空気管路に設けられて該管路を開
閉する電磁弁と、前記機関への負荷変化の信号が入力可
能とされ、該負荷変化信号が入力されたとき、前記電磁
弁を所定時間開として、前記給気通路内に補助空気を供
給せしめる制御装置とを備えたことを特徴とするディー
ゼル機関プラントの給気装置を提案する。
決するため、過給機を備えたディーゼル機関により、発
電機等の被駆動機械を回転駆動するようにしたディーゼ
ル機関のプラントにおいて、前記機関への給気通路に開
口され、空気だめ等の空気源からの空気が通流する補助
空気管路と、前記補助空気管路に設けられて該管路を開
閉する電磁弁と、前記機関への負荷変化の信号が入力可
能とされ、該負荷変化信号が入力されたとき、前記電磁
弁を所定時間開として、前記給気通路内に補助空気を供
給せしめる制御装置とを備えたことを特徴とするディー
ゼル機関プラントの給気装置を提案する。
【０００８】また、好ましくは、前記制御装置は、前記
電磁弁の開状態を設定された一定時間保持し、該時間の
経過と同時にこれを開とするタイマ機構を備えてなる。
電磁弁の開状態を設定された一定時間保持し、該時間の
経過と同時にこれを開とするタイマ機構を備えてなる。
【０００９】かかる発明によれば、ディーゼル機関への
負荷投入信号が、前記制御装置に入力されると、該制御
装置はこの負荷投入信号を受けて、電磁弁タイマによっ
て設定された時間開とせしめる。かかる電磁弁の開放に
より、所定圧力に保持された補助空気が補助空気管路を
経て、給気通路内に供給される。
負荷投入信号が、前記制御装置に入力されると、該制御
装置はこの負荷投入信号を受けて、電磁弁タイマによっ
て設定された時間開とせしめる。かかる電磁弁の開放に
より、所定圧力に保持された補助空気が補助空気管路を
経て、給気通路内に供給される。
【００１０】これによって、負荷投入による燃料増に対
応する量の空気が給気通路から燃焼室へと迅速に供給さ
れることとなり、燃料噴射量の変化に速やか追従して、
空気が燃焼室内に、前記制御装置のタイマに設定された
時間内において供給され、所定の空気過剰率が保持され
た良好な燃焼が得られる。
応する量の空気が給気通路から燃焼室へと迅速に供給さ
れることとなり、燃料噴射量の変化に速やか追従して、
空気が燃焼室内に、前記制御装置のタイマに設定された
時間内において供給され、所定の空気過剰率が保持され
た良好な燃焼が得られる。
【００１１】従って、従来技術のように、動圧過給方式
の過給機を多数設けるような複雑かつ高コストの装置を
必要とせず、補助空気の供給手段と、該補助空気の給断
を司どる電磁弁と該電磁弁を開閉制御する制御装置を設
けるのみの、極めて簡単かつ低コストの装置で以って、
急激な負荷変動に対しての応答性が良好で、燃料噴射量
の変化に確実に追従できる給気装置とすることができ
る。
の過給機を多数設けるような複雑かつ高コストの装置を
必要とせず、補助空気の供給手段と、該補助空気の給断
を司どる電磁弁と該電磁弁を開閉制御する制御装置を設
けるのみの、極めて簡単かつ低コストの装置で以って、
急激な負荷変動に対しての応答性が良好で、燃料噴射量
の変化に確実に追従できる給気装置とすることができ
る。
【００１２】また、タイマによって補助空気の供給タイ
ミングを確実に制御できるので、燃料噴射量とのマッチ
ングがさらに確実になされる。
ミングを確実に制御できるので、燃料噴射量とのマッチ
ングがさらに確実になされる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。
【００１４】図１は本発明の実施形態に係る発電用ディ
ーゼル機関のプラントの系統図、図２は図１のＺ部の拡
大図、図３は制御システムの構成図、図４は作用を説明
するための線図である。
ーゼル機関のプラントの系統図、図２は図１のＺ部の拡
大図、図３は制御システムの構成図、図４は作用を説明
するための線図である。
【００１５】図１において、５０は４サイクル型式のデ
ィーゼル機関、２３は該機関の燃焼室、２１は吸気管
（給気管）、２２は吸気弁（給気弁）、２４は排気管、
２５は排気弁、２６は前記機関５０から排気弁２５及び
排気管２４を経た排気ガスによって駆動される過給機、
２７は該過給機２６から吐出された高圧の燃焼用空気を
冷却するための空気冷却器である。
ィーゼル機関、２３は該機関の燃焼室、２１は吸気管
（給気管）、２２は吸気弁（給気弁）、２４は排気管、
２５は排気弁、２６は前記機関５０から排気弁２５及び
排気管２４を経た排気ガスによって駆動される過給機、
２７は該過給機２６から吐出された高圧の燃焼用空気を
冷却するための空気冷却器である。
【００１６】前記吸気管２１の空気冷却器２７の下流側
には、図２に示すように、吸気逆止弁１０及び低圧空気
吹き出し用の低圧空気通路（補助空気通路）７に連通さ
れる方向ガイド１１が設けられている。前記吸気逆止弁
１０はその支持ピン１０ａ廻りに回動可能な板弁であ
り、空気冷却器２７から下流側に流れる流体の流れのみ
を許容する構造である。また、前記低圧空気通路７に連
通される方向ガイド１１は、末拡がりのラッパ状開口部
を備え、前記吸気逆止弁１０の下流側に向けて開口され
ている。
には、図２に示すように、吸気逆止弁１０及び低圧空気
吹き出し用の低圧空気通路（補助空気通路）７に連通さ
れる方向ガイド１１が設けられている。前記吸気逆止弁
１０はその支持ピン１０ａ廻りに回動可能な板弁であ
り、空気冷却器２７から下流側に流れる流体の流れのみ
を許容する構造である。また、前記低圧空気通路７に連
通される方向ガイド１１は、末拡がりのラッパ状開口部
を備え、前記吸気逆止弁１０の下流側に向けて開口され
ている。
【００１７】１は所定圧力の高圧空気が収容されるとと
もに自動補充が可能な空気だめ、６０は減圧装置、２は
該空気だめ１と減圧装置６０とを接続する高圧空気通路
である。前記減圧装置６０は、入口、出口の止め弁３、
３、減圧弁４、アキュムレータ５、オリフィス６よりな
り、減圧弁４及びオリフィス６にて高圧空気通路２から
導入される高圧空気を所定圧力に減圧して前記低圧空気
通路７に送り出す。８は該減圧装置６０出口の低圧空気
通路７を開閉する電磁弁、９は前記電磁弁８側から前記
吸気管２１側に向かう流れのみを許容する逆止弁であ
る。
もに自動補充が可能な空気だめ、６０は減圧装置、２は
該空気だめ１と減圧装置６０とを接続する高圧空気通路
である。前記減圧装置６０は、入口、出口の止め弁３、
３、減圧弁４、アキュムレータ５、オリフィス６よりな
り、減圧弁４及びオリフィス６にて高圧空気通路２から
導入される高圧空気を所定圧力に減圧して前記低圧空気
通路７に送り出す。８は該減圧装置６０出口の低圧空気
通路７を開閉する電磁弁、９は前記電磁弁８側から前記
吸気管２１側に向かう流れのみを許容する逆止弁であ
る。
【００１８】７０は制御装置であり、機関５０の起動信
号発電装置の遮断器入信号等の負荷の変化を示す制御信
号Ａが入力される。該制御装置７０は、図３に示すよう
に入力側のＯＲ回路７１、オンディレイタイマＴ1、オ
フディレイタイマＴ2、ＡＮＤ回路７３、出力側のＯＲ
回路７２等よりなる。また、４はＮＯＴ回路である。
号発電装置の遮断器入信号等の負荷の変化を示す制御信
号Ａが入力される。該制御装置７０は、図３に示すよう
に入力側のＯＲ回路７１、オンディレイタイマＴ1、オ
フディレイタイマＴ2、ＡＮＤ回路７３、出力側のＯＲ
回路７２等よりなる。また、４はＮＯＴ回路である。
【００１９】かかる構成からなるディーゼル機関のプラ
ントの作動時において、過給機２６のコンプレッサにて
加工され、空気冷却器２７にて降温された給気（空気）
は、吸気逆止弁１０を押し開けて吸気管２１に流入し、
所定タイミングで吸気弁２２が開くと、燃焼室２３内に
導入される。かかる運転時において、機関の起動、発電
機の遮断器入等の急速な負荷投入があった際には、ガバ
ナ（図示省略）の作動により該負荷の増加に対応して燃
料噴射ポンプ（図示省略）の燃料噴射量が迅速な応答で
以って増加せしめられる。
ントの作動時において、過給機２６のコンプレッサにて
加工され、空気冷却器２７にて降温された給気（空気）
は、吸気逆止弁１０を押し開けて吸気管２１に流入し、
所定タイミングで吸気弁２２が開くと、燃焼室２３内に
導入される。かかる運転時において、機関の起動、発電
機の遮断器入等の急速な負荷投入があった際には、ガバ
ナ（図示省略）の作動により該負荷の増加に対応して燃
料噴射ポンプ（図示省略）の燃料噴射量が迅速な応答で
以って増加せしめられる。
【００２０】一方、前記負荷投入による制御記号Ａの何
れかが制御装置７０のＯＲ回路７１に入力されると、Ｏ
Ｒ回路７１はこの信号をオンディレイタイマＴ1 及びオ
フディレイタイマＴ2 に入力する。そして、該オンディ
レイタイマＴ1 が設定時間経過後にＯＮとなり、この信
号は出力側のＯＲ回路７２を通って電磁弁８に入力さ
れ、電磁弁８のソノレイド８１が励磁され、開となる。
なお、このとき、オフディレイタイマＴ2 は瞬時にＯＮ
となっている。
れかが制御装置７０のＯＲ回路７１に入力されると、Ｏ
Ｒ回路７１はこの信号をオンディレイタイマＴ1 及びオ
フディレイタイマＴ2 に入力する。そして、該オンディ
レイタイマＴ1 が設定時間経過後にＯＮとなり、この信
号は出力側のＯＲ回路７２を通って電磁弁８に入力さ
れ、電磁弁８のソノレイド８１が励磁され、開となる。
なお、このとき、オフディレイタイマＴ2 は瞬時にＯＮ
となっている。
【００２１】前記電磁弁８のソノレイド８１が励磁され
ると、その励磁信号と前記オフディレイタイマＴ2 のＯ
Ｎ信号とがＡＮＤ回路７３に入力され、該ＡＮＤ回路７
３がＯＮとなり、これが前記出力側のＯＲ回路７２に入
力され、電磁弁８の開弁状態が自己保持される。これに
よって、空気だめ１内の空気は、減圧装置６０にて所定
の圧力に減圧され、該電磁弁８、逆止弁９及び低圧空気
通路７を通り、方向ガイド１１から吸気管２１の下流側
へ向けて噴出せしめられる。
ると、その励磁信号と前記オフディレイタイマＴ2 のＯ
Ｎ信号とがＡＮＤ回路７３に入力され、該ＡＮＤ回路７
３がＯＮとなり、これが前記出力側のＯＲ回路７２に入
力され、電磁弁８の開弁状態が自己保持される。これに
よって、空気だめ１内の空気は、減圧装置６０にて所定
の圧力に減圧され、該電磁弁８、逆止弁９及び低圧空気
通路７を通り、方向ガイド１１から吸気管２１の下流側
へ向けて噴出せしめられる。
【００２２】以上のように、機関５０への負荷投入があ
ると、この負荷変動の制御信号Ａが、制御装置７０に入
力され、該制御装置７０はこの負荷投入信号を受けて、
所定の圧力に減圧された空気を迅速に吸気管２１内に供
給するので、負荷投入による燃料増に対応する量の空気
が吸気管２１内に迅速に供給されることとなり、燃料噴
射量の変化に速やかに追従して、吸気管２１を経て、燃
焼室２３内に空気が供給され、所定の空気過剰率が保持
された良好な燃焼が得られる。
ると、この負荷変動の制御信号Ａが、制御装置７０に入
力され、該制御装置７０はこの負荷投入信号を受けて、
所定の圧力に減圧された空気を迅速に吸気管２１内に供
給するので、負荷投入による燃料増に対応する量の空気
が吸気管２１内に迅速に供給されることとなり、燃料噴
射量の変化に速やかに追従して、吸気管２１を経て、燃
焼室２３内に空気が供給され、所定の空気過剰率が保持
された良好な燃焼が得られる。
【００２３】しかる後、制御装置７０に入力される全て
の制御信号Ａが消えると、入力側のＯＲ回路７１がＯＦ
Ｆとなり、オンディレイタイマＴ1 はＯＦＦとなるが、
前記出力側のＯＲ回路７２とＡＮＤ回路７３とによっ
て、オフディレイタイマＴ2 がＯＮの間は自己保持によ
り、前記電磁弁８の励磁状態即ち開状態が継続され、こ
の間は前記吸気管２１内への空気の導入が継続される。
の制御信号Ａが消えると、入力側のＯＲ回路７１がＯＦ
Ｆとなり、オンディレイタイマＴ1 はＯＦＦとなるが、
前記出力側のＯＲ回路７２とＡＮＤ回路７３とによっ
て、オフディレイタイマＴ2 がＯＮの間は自己保持によ
り、前記電磁弁８の励磁状態即ち開状態が継続され、こ
の間は前記吸気管２１内への空気の導入が継続される。
【００２４】そして、前記オフディレイタイマＴ2 がそ
の設定時間経過後、ＯＦＦになるとＡＮＤ回路７３から
の出力が無くなり、ＮＯＴ回路４が作動して、電磁弁８
は非励磁となる。これにより、該電磁弁８は閉となり、
吸気管２１への空気の供給が遮断される。
の設定時間経過後、ＯＦＦになるとＡＮＤ回路７３から
の出力が無くなり、ＮＯＴ回路４が作動して、電磁弁８
は非励磁となる。これにより、該電磁弁８は閉となり、
吸気管２１への空気の供給が遮断される。
【００２５】図４はかかるディーゼル機関プラントの負
荷及び吸気圧力の時間変化の概念図を示す。図４におい
て、Ａは本発明の前記実施形態における吸気圧力の変
化、Ｂは従来の過給機２６のみによる場合の吸気圧力の
変化、Ｃは負荷の投入パターン図、Ｄ点は全負荷（１０
０％負荷）時の所要吸気圧力点を夫々示す。
荷及び吸気圧力の時間変化の概念図を示す。図４におい
て、Ａは本発明の前記実施形態における吸気圧力の変
化、Ｂは従来の過給機２６のみによる場合の吸気圧力の
変化、Ｃは負荷の投入パターン図、Ｄ点は全負荷（１０
０％負荷）時の所要吸気圧力点を夫々示す。
【００２６】図４に明らかなように、過給機２６の運転
のみによる従来の技術の装置においては、Ｂ線に示すよ
うに、負荷Ｃの急激な投入に対して、吸気圧力の上昇が
緩慢となり、空気供給の遅れが発生するが、本発明の実
施形態の装置においては、Ａ線に示すように、低圧空気
通路７からの吸気管２１内への空気の供給により、吸気
圧力は速やかに上昇し、燃料噴射量の増加に正しく追従
した空気量が得られ、空気量不足の無い良好な燃焼が得
られる。
のみによる従来の技術の装置においては、Ｂ線に示すよ
うに、負荷Ｃの急激な投入に対して、吸気圧力の上昇が
緩慢となり、空気供給の遅れが発生するが、本発明の実
施形態の装置においては、Ａ線に示すように、低圧空気
通路７からの吸気管２１内への空気の供給により、吸気
圧力は速やかに上昇し、燃料噴射量の増加に正しく追従
した空気量が得られ、空気量不足の無い良好な燃焼が得
られる。
【００２７】以上の記載のごとく、本発明によれば、デ
ィーゼル機関への急激な負荷投入があっても、制御装置
がこれを検知して、補助空気通路の電磁弁を開き、補助
空気通路から補助空気を速やかに、かつ所定時間、燃焼
室に供給するので、燃料噴射量の変化に正しく追従した
空気量が得られ、所定の空気過剰率が保持された良好な
燃焼が得られる。
ィーゼル機関への急激な負荷投入があっても、制御装置
がこれを検知して、補助空気通路の電磁弁を開き、補助
空気通路から補助空気を速やかに、かつ所定時間、燃焼
室に供給するので、燃料噴射量の変化に正しく追従した
空気量が得られ、所定の空気過剰率が保持された良好な
燃焼が得られる。
【００２８】したがって、従来の技術のように、動圧過
給方式の過給機を多数設けるごとき、複雑かつ高コスト
の装置を必要とせず、補助空気の供給手段と電磁弁と制
御装置とを設けるのみの極めて簡単かつ低コストの装置
で以って、急激な負荷変動に対する応答性が良好で、上
記のように燃料噴射量の変化に正しく追従でき、発電用
プラントの場合には、周波数及び電圧の変動を規定以内
に保持でき、信頼性、安全性が向上されたディーゼル機
関プラントを得ることができる。
給方式の過給機を多数設けるごとき、複雑かつ高コスト
の装置を必要とせず、補助空気の供給手段と電磁弁と制
御装置とを設けるのみの極めて簡単かつ低コストの装置
で以って、急激な負荷変動に対する応答性が良好で、上
記のように燃料噴射量の変化に正しく追従でき、発電用
プラントの場合には、周波数及び電圧の変動を規定以内
に保持でき、信頼性、安全性が向上されたディーゼル機
関プラントを得ることができる。
【図１】本発明の実施形態に係る発電用ディーゼル機関
プラントの構成図（系統図）である。
プラントの構成図（系統図）である。
【図２】図１のＺ部拡大図である。
【図３】上記実施形態における制御ブロック図である。
【図４】上記ディーゼル機関プラントの過渡応答線図で
ある。
ある。
【図５】従来のディーゼル機関プラントの過給機の配置
を示す側面外観図である。
を示す側面外観図である。
【図６】図５のＹ矢視図である。
１ 空気だめ ２ 高圧空気通路 ７ 低圧空気通路 ８ 電磁弁 ９ 逆止弁 １０ 吸気逆止弁 １１ 方向ガイド ２１ 吸気管 ２４ 排気管 ２６ 過給機 ２７ 空気冷却器 ５０ ディーゼル機関 ６０ 減圧装置 ７０ 制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 過給機を備えたディーゼル機関により、
発電機等の被駆動機械を回転駆動するようにしたディー
ゼル機関のプラントにおいて、 前記機関への給気通路に開口され、空気だめ等の空気源
からの空気が通流する補助空気管路と、 前記補助空気管路に設けられて該管路を開閉する電磁弁
と、 前記機関への負荷変化の信号が入力可能とされ、該負荷
変化信号が入力されたとき、前記電磁弁を所定時間開と
して、前記給気通路内に補助空気を供給せしめる制御装
置とを備えたことを特徴とするディーゼル機関プラント
の給気装置。 - 【請求項２】 前記制御装置は、前記電磁弁の開状態を
設定された一定時間保持し、該時間の経過と同時にこれ
を閉とするタイマ機構を備えてなる請求項１記載のディ
ーゼル機関のプラント給気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8336423A JPH10159573A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ディーゼル機関プラントの給気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8336423A JPH10159573A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ディーゼル機関プラントの給気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10159573A true JPH10159573A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18298983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8336423A Withdrawn JPH10159573A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ディーゼル機関プラントの給気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10159573A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015121230A (ja) * | 2015-03-30 | 2015-07-02 | 三井造船株式会社 | 内燃機関の負荷変動時の過給補助装置 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP8336423A patent/JPH10159573A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015121230A (ja) * | 2015-03-30 | 2015-07-02 | 三井造船株式会社 | 内燃機関の負荷変動時の過給補助装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |