JPH10159026A - 橋桁の送り出し架設工法及びその装置 - Google Patents

橋桁の送り出し架設工法及びその装置

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JPH10159026A
JPH10159026A JP33440596A JP33440596A JPH10159026A JP H10159026 A JPH10159026 A JP H10159026A JP 33440596 A JP33440596 A JP 33440596A JP 33440596 A JP33440596 A JP 33440596A JP H10159026 A JPH10159026 A JP H10159026A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】橋台3の手前の送り出しヤードA2 に門型
構造物(門構)の押え込み機構10を実質的に配設し、
該橋桁4のビームに沿う方向に変位自在な移動式押えジ
ャッキと該押えジャッキに併設して盛り換え用の仮受け
ジャッキを設け、最後端のユニット橋桁4' の連結接続
時以外は継続して橋桁4を送り出しし、重心Gの前出に
伴う負反力(浮力)を常に支持し、スムーズに橋桁の架
設を行う。 【効果】橋桁の後端にカウンターウエイト(均衝錘)等
の載荷を行う必要がなく、使用工数が少くなり、送り出
しヤード等のスペースを狭く出来、スムーズに設計通り
の橋桁の送り出し式架設が安全裡に高能率に行え、コス
トダウンが図れ、しかも、ストレートの橋桁のみなら
ず、曲線桁に対しても設計通りの架設が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、河川を横断して渡設
する橋梁の橋桁の架設工事の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、山岳林野部が多く、そのう
え、複雑に入り組んだ長い海岸線に近接している地勢条
件の我が国にあっては農耕牧畜用地は勿論のこと、住宅
用や各種産業施設に利用出来る平野部は限られており、
したがって、かかる生活や産業に利用する装置は全国的
に散在しており、したがって、これらを連絡する道路や
港湾施設はネットワーク的に全国津々浦々に敷設されて
いる。
【0003】したがって、鉄道,道路,埠頭等の港湾施
設のまた全国的に多数構築され、山岳林野部を通る河川
等は急峻であり、したがって、かかる河川,湖沼や山岳
の渓谷部等を通さざるを得ない鉄道や道路等には多くの
橋梁が架設される建設工事的な条件が不可欠である。
【0004】ところで、かかる橋梁の架設する橋桁の下
には既設の鉄道や道路,河川等があり、橋桁架設工事に
際し、通行止めが出来ない場合があり、又、河川に対し
橋桁を架設する場合には出水等の虞がある場合もあり、
又、橋梁の上部空間には高圧送電線等の障害物がある場
合があり、クレーンによる橋桁の架設には不都合が生ず
る虞がある。
【0005】これに対処するに、橋桁架設の一方側の地
組組立ヤードにおいてユニット橋桁を接続させ、その前
端部に手延べ機を接続させて送り出し的に一方側の橋台
から前方側に予め立設した橋台や橋脚に対し架設する橋
桁の送り出し工法が広く採用されている。
【0006】かかる橋桁の送り出し工法について河川に
対する橋梁施工工事の態様について図6により略説する
と、河川1の川岸2に構築された橋台3と河川1の所定
部位に予め構築立設された橋台、或いは、橋脚3' との
間に橋桁4を架設するに際し、該橋台3側の地組立ヤー
ドA1 において、クレーン車7等により各ユニット橋桁
4' ,4' …を接続連結し、最先端のユニット橋桁4'
に手延べ機5を連結し、橋台3の手前の送り出しヤード
2 に配設した送り出し装置6により、送り出しして架
設施工を行うようにしているが、かかる送り出し工法に
よれば架設する橋桁4の上下空間に河川1や高圧送電線
等があっても架設施工には支障がないメリットはあるも
のの、所定長の橋桁4を橋台3、橋台、或いは、橋脚3
' の間に架設するには次のような問題があった。
【0007】即ち、橋台3側の地組立ヤードA1 や送り
出しヤードA2 にはスペース的に限りがあり、したがっ
て、各ユニット橋桁4' ,4' …、手延べ機5の送り出
し長さは片持ち的な送り出し長さになり、その重心Gが
送り出し装置6よりは地組立ヤードA1 、或いは、送り
出しヤードA2 内に在る時にはスムーズな送り出しが可
能であるが、重心Gが送り出し装置6を越えて河川1側
に出ると、手延べ機5が橋台3、或いは、橋脚3' に到
達する前にその進行方向とは反対側の後端のユニット橋
桁4' が負反力(浮力)を生じ、手延べ機5が河川1に
降下したりする施工上重大なトラブルが生じ、架設施工
に支障をきたす虞がある。
【0008】これに対処するに、各ユニット橋桁4' ,
4' を地組立ヤードA1 において重連式に長く地組立し
たり、クレーン車7により後端のユニット橋桁4' を連
結接続するに際し、当該後端のユニット橋桁4' 上にカ
ウンターウエイト(均衝錘)9を仮設ブラケットを介し
載置して負反力(浮力)が生じないような手段が講ぜら
れている。
【0009】しかしながら、かかる手段を採るには地組
立ヤードA1 のスペースを相当に広大面積にする必要が
あり、その造成作業が複雑な地形等により著しく困難を
極めるという難点があるうえに作業工数が多くなり、工
期の長期化をきたしコスト的に高くなるというデメリッ
トがある。
【0010】又、カウンターウエイト(均衝錘)9の載
置手段を講じるにはクレーン車7の後端のユニット橋桁
4' とカウンターウエイト(均衝錘)9との懸吊作業や
該カウンターウエイト(均衝錘)9の送り出しプロセス
に伴う盛り換えが不可欠となる煩瑣な点があり、又、当
該カウンターウエイト(均衝錘)9のユニット橋桁4'
に取り付けするための仮ブラケットの配設等の施工や管
理等の作業が極めて煩瑣となる不都合さがあり、このよ
うにコスト高となり、工期の長期化につながるという不
都合さがあった。
【0011】又、橋桁4が直線状のストレートの場合に
は施工がし易いが、橋梁がその橋桁について曲線桁方式
を採らざるを得ない場合も多々あり、かかる曲線桁方式
による橋桁架設を行う場合には、各ユニット橋桁に生ず
る負反力(浮力)の大きさが異なるために、カウンター
ウエイト(均衝錘)9の載荷荷重の分配の調整や仮ブラ
ケットのカウンターウエイト(均衝錘)9との盛り換え
作業が調整等を含めて極めて繁雑となり、橋桁を設計曲
線に沿って計画通りに送り出しすることが著しく難しい
という不利点があった。
【0012】而して、上述問題点は河川を横断して橋桁
を架設する施工のみにかかわらず、道路や峻険な谷間や
高圧送電線下部に於ける橋梁の構築施工においても同様
な問題であった。
【0013】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく河川等を跨いで構築された橋台や橋脚間に橋桁を
送り出し式に架設する一種の送り出し架設に際しての橋
桁の端部に於ける負反力(浮力)の対処技術の問題点を
解決すべき技術的課題とし、橋桁工法の送り出しヤード
に負反力(浮力)を押え込みする門型構造物(門構)に
押え装置を設置し、橋桁の地組立ヤードにおける後端の
ユニット橋桁の連結接続時以外は経時的に継続してスム
ーズに送り出しが行えるようにして建築産業における橋
梁構築技術利用分野に益する優れた橋桁の送り出し架設
工法、及び、該工法に直接使用する装置を提供せんとす
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、河川や峻険な峡谷等に橋梁を構
築するに際し橋台、又は、橋脚間に所定数のユニット橋
桁を連結接続する地組立ヤードを可及的に狭いエリヤの
スペースにし、送り出しヤードに橋桁に対しオーバーハ
ング状に門型構造物(門構)を架設し、該門型構造物
(門構)の橋桁に沿う方向に設けたビームに沿って橋桁
に対する移動式押えジャッキと該押えジャッキに併設さ
れた盛り換え用の仮受けジャッキとよりなる押え装置を
設け、送り出し装置を該門型構造物(門構)と橋台、又
は、橋脚との間に設け、橋桁を送り出し式に前進させて
該橋桁の後端部に於ける負反力(浮力)の発生を押え込
み、橋台、又は、橋脚間に橋桁を架設することがストレ
ートの橋桁のみならず、曲線桁においても設計通りの曲
線に沿って架設出来るようにした技術的手段を講じたも
のである。
【0015】
【作用】而して、地組立ヤードにおいてユニット橋桁を
連結接続し、送り出し装置により前方の橋台、又は、橋
脚に対し送り出しを行い、先端部の手延べ機が橋台、又
は、橋脚に到達する前に該橋桁の重心が前出して橋桁の
後端に負反力(浮力)が生じても、該橋桁の後端部が門
型構造物(門構)により浮き上がりを押え込みされ、該
門型構造物(門構)に設けた押え装置の移動式押えジャ
ッキ、及び、該押えジャッキに併設した盛り換え用の仮
受けジャッキにより盛り換え式に橋桁が前方に押え込み
され、この際、該橋桁がストレートタイプであっても、
曲線桁タイプであっても、各ユニット橋桁に生ずる負反
力(浮力)を該門型構造物(門構)と押え装置により反
力をもたせることが出来、スムーズに送り出しが成さ
れ、設計通りの橋桁の架設が成され、カウンターウエイ
ト(均衝錘)の載荷や盛り換え等の煩瑣な作業を省略
し、工期を短縮し、コストを圧縮し、送り出しヤードの
スペースの可及的縮少を図り、施工の安全性の向上が図
れるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施しよ
うとする形態を図1〜図5を参照して説明すれば以下の
通りである。
【0017】尚、図6と同一態様部分は同一符号を用い
て説明するものとする。
【0018】図示実施形態は河川1上に橋梁を渡設する
際の橋桁4の架設態様であり、図6に示す在来態様同様
に川岸2に予め構築立設された橋台3や河川1の所定部
位に立設された橋台、又は、橋脚3' に橋桁4を送り出
し式に架設するに際し、該橋台3側の地組立ヤードA1
において先端の手延べ機5にクレーン車7により連結接
続されて送り出しヤードA2 の送り出し装置6により所
定に送り出し前進させて橋台、或いは、橋脚3' との間
に架設する態様であり、当該実施形態においては図6に
示す在来態様の如き該橋桁4の重心Gが送り出し装置6
より前出した時に橋桁4の後部のユニット橋桁4' に生
ずる負反力(浮力)G' を押え込みするカウンターウエ
イト(均衝錘)9を載置するものに代えて図2〜図4に
詳示する押え込み機構10を地組立ヤードA1 に前置し
て設けた送り出しヤードA2 の基礎に敷設して設け、該
押え込み機構10は4本の支柱10o ,10o …に縦横
のビーム10' ,10''を渡設して橋桁4の後端のユニ
ット橋桁4' を内側にしてオーバーハング状に図2,図
3,図4に示す様に、設けられて該後端のユニット橋桁
4' に生ずる負反力(浮力)を押え込みするようにされ
ている。
【0019】尚、上記送り出し装置6は図示しないレー
ルに減速機付モータが連結されたピニオン・ラックによ
り橋桁4を載置して所定に前方に送り出しされるように
されており、在来態様と同一機構構造を有するものであ
る。
【0020】而して、押え込み機構10は予め設計によ
りクレーン車7を介し送り出しヤードA2 の基礎に渡設
状態に設置されて一種の設備構造とされるようにされて
いる。
【0021】而して、該押え込み機構10においては後
端のユニット橋桁4' の両側端縁に沿う方向のビーム1
0''' に沿って所定のウオームギヤ機構やピニオン・ラ
ック機構を有する移動ブラケット11を該ビーム10''
' に沿って前後方向に移動自在に設けられ、該移動ブラ
ケット11には移動式押えジャッキ12が設けられ、該
移動式押えジャッキ12の側部に併設して盛り換え用の
仮受けジャッキ12'が装備されて該移動式押えジャッ
キ12の所要移動距離に達すると、これを元の位置に戻
す、即ち、盛り換えすることが出来、移動式押え込みジ
ャッキ12の反力を一時的に受け持つことが出来るよう
にされている。
【0022】尚、移動式押えジャッキ12は単に滑走し
てユニット橋桁4' に追従するだけの構造であっても良
い。
【0023】そして、移動式ブラケット11はそのウオ
ームギヤ機構、又は、ピニオン・ラック機構は図示しな
いレールに沿って送り出し作用を行う送り出し装置6と
同一速度で前後動するようにされている。
【0024】尚、図において白矢印は橋桁4の送り出し
方向を示すものである。
【0025】而して、移動式押えジャッキ12と盛り換
え用仮受けジャッキ12' はユニット橋桁4' の上部フ
ランジ13に面当接して押え込み反力を支持するように
されている。
【0026】したがって、橋桁4の最後端のユニット橋
桁4' を連結接続する時は停止状態にあるが、当該連結
接続時以外は継続して送り出しの前進作用を行うように
されているものである。
【0027】又、橋桁4' の重心Gが送り出し装置6よ
りも前出した状態のタイミングにおいては、後端のユニ
ット橋桁4' に負反力(浮力)G' が生じようとする
が、押え込み機構10により次述図5の(チ)のステッ
プに示す様に、当該負反力(浮力)G' は当該押え込み
機構10により押え込みされ浮き上がりを防止し、橋桁
4のストレートの水平状態で橋台3、又は、橋脚3' に
その先端の手延べ機5を送り出しし、橋台、或いは、橋
脚3' に到達して橋桁4を架設出来るようにされる。
【0028】上述構成において、図5の各ステップ図の
プロセスを参照して橋桁4の橋台3、或いは、橋脚3'
に対する渡設架設の態様を説明すると、地組立ヤードA
1 において各ユニット橋桁4' ,4''…、及び、それら
の先端に手延べ機5を連結接続した橋桁4を押え込み機
構10と送り出し装置6との距離を可及的に短く設定し
た狭小スペースの送り出しヤードA2 に於て後端のユニ
ット橋桁4' を該送り出し装置6と台車8との間にて押
え込み機構10の門型構造物(門構)の移動式押えジャ
ッキ12と盛り換え用の仮受けジャッキ12' の下部に
挿入して手延べ機5を橋台3より前出した図5の(ハ)
のステップ状態にする。
【0029】その時、該橋桁4の重心Gは送り出しヤー
ドA2 上に在るために、最後端のユニット橋桁4' には
負反力(浮力)G' は生じない。
【0030】特に、当該図5の(ニ)のステップに示す
様に、送り出し装置6により地組立されて手延べ機5を
連結した橋桁4を前方に送り出しし、最後端のユニット
橋桁が押え込み機構10に近接する位置まで前送する。
【0031】但し、当該図5の(ニ)のステップでは重
心Gは送り出し装置6より前には出ないようにされてい
る。
【0032】したがって、当該図5の(ニ)のステップ
においては負反力(浮力)は生じておらず、押え込み機
構10は未だ何らその機能を発揮しない。
【0033】続いて、当該図5の(ホ)のステップにお
いて最後端のユニット橋桁4' にクレーン車7により後
続するユニット橋桁4' を吊り込んで台車8と共に最後
端のユニット橋桁4に連結接続する。
【0034】したがって、この間は送り出し装置6と押
え込み機構10の移動式押えジャッキ12、及び、移動
ブラケット11は停止状態にあり、次いで、当該図5の
(ヘ)のステップに示す様に、送り出し装置6と押え込
み機構10の移動式押えジャッキ12により、送り出し
作用が行われて所定長連結された橋桁4が河川1の上に
矢印に示す様に前出されて行く。
【0035】そして、この間重心Gは送り出し装置6を
越えて前出するために、最後端のユニット橋桁4' には
負反力(浮力)G' が生ずるが、負反力(浮力)G' は
押え込み機構10の門型構造物(門構)のビーム10'
'、移動式押えジャッキ12、移動ブラケット11によ
り該負反力(浮力)G' は押え込みされる。
【0036】そして、次の図5の(ト)のステップにお
いて最後端のユニット橋桁4' に対し、次のユニット橋
桁4' をクレーン車7により台車8を介し地組立ヤード
1上にて連結接続する。
【0037】したがって、このステップにおいては送り
出し装置6は停止し、移動式押えジャッキ12は門型構
造物(門構)のビーム10''' に沿って元の位置にバッ
クし、当該移動式押えジャッキ12の反力を一時的に盛
り換え用の仮受けジャッキ12' により盛り換え的に移
動式押えジャッキ12の反力を受け持つ。
【0038】そして、図5の(チ)に示すステップにお
いて送り出し装置6、及び、移動式押えジャッキ12に
より橋桁4を送り出し前出させ、上述各ステッププロセ
スを反復し、橋桁4の手延べ機5を河川1に立設構築し
た橋台、或いは、橋脚3' に到達させて橋桁4の架設を
終了する。
【0039】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
形態に限るものでないことは勿論であり、例えば、橋桁
はストレートの直線桁に限ることなく、曲線桁にも適用
出来、この場合には当該曲線桁の各ユニット橋桁に負反
力(浮力)の差が生じても、当該負反力(浮力)にかか
わらず、門型構造物(門構)、及び、該門型構造物(門
構)内に装備した移動式押えジャッキより当該負反力
(浮力)を受け持たせることが出来、曲線桁の設計曲線
に沿って当該曲線桁を送り出しすることが出来るように
する等種々の態様が採用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に急峻な河川や峻険な渓谷や既設道路、或いは、上部に
高圧送電線等が在るような時における橋梁構築に際して
の橋桁の送り出し式架設を行うに際し、地組立した橋桁
の一方の橋台等からの送り出しによる重心の前出によっ
て後端のユニット橋桁に発生する負反力(浮力)を門型
構造物(門構)等の押え込み機構により当該負反力(浮
力)を支持させることが出来、在来態様の如く後端のユ
ニット橋桁にカウンターウエイト(均衝錘)を載荷する
等の作業を要せず、又、当該カウンターウエイト(均衝
錘)の取り付けブラケット等の取り付け作業等の余分な
工数や手間が省け、施設的な押え込み機構により橋桁を
重心を介してそれによる負反力(浮力)の発生が生じて
もその反力を常に支持し、スムーズに橋桁を架設出来る
という優れた効果が奏される。
【0041】そして、押え込み機構の押え装置は直線タ
イプの、或いは、曲線タイプの橋桁の後端のユニット橋
桁に後続のユニット橋桁を連結接続する時以外は送り出
し作業を継続的に行うことが出来、したがって、当該押
え込み機構の門型構造物(門構)や押え装置の能力によ
り送り出し装置と門型構造物(門構)の押え込み機構と
の距離が決まり、送り出しヤードが比較的小さくするこ
とが出来、又、地組立ヤードをも大面積のスペースにす
る必要がなくなり、その用地のスペースの小サイズ化が
図れ、コスト的にも安くつき、送り出し式橋桁架設のメ
リットをフルに生かすことが出来、コスト的にも安くつ
くという利点があるうえに、施工工数が低減され、管理
制御もし易く、安全性も高くなるというメリットがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)はこの出願の発明の1実施形態の概略側
面図であり、(ロ)は同平面図である。
【図2】押え込み機構の概略平面図である。
【図3】同、概略正面図である。
【図4】同、概略側面図である。
【図5】(ハ)〜(チ)はこの出願の発明の橋桁の送り
出し式架設の各ステップのプロセス概略図である。
【図6】従来技術に基づく橋桁の送り出し式架設方式の
概略側面図である。
【符号の説明】
5 手延べ機 4' ユニット橋桁 4 橋桁 A2 送り出しヤード 3' 橋台、或いは、橋脚 G' 負反力(浮力) 10 押え込み機構 10' ,10'' 門型構造物(門構) 10''' ビーム 12 移動式押えジャッキ 12' 盛り換え用仮受けジャッキ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に手延べ機が接続されユニット橋桁
    と地組立された橋桁を送り出しヤードからその前方の橋
    台又は橋脚に到達させるプロセスにて該橋桁の送り出し
    方向とは反対側の後方に生じる負反力(浮力)を押え込
    み連続して橋桁の送り出し作業を行うようにする橋桁の
    送り出し架設工法において、上記送り出しヤードに負反
    力(浮力)の押え込み機構を設置して常に橋桁の負反力
    (浮力)を押え込みと共に送り出しを行うようにするこ
    とを特徴とする橋桁の送り出し架設工法。
  2. 【請求項2】上記送り出しを盛り換え式に反復して行う
    ようにすることを特徴とする請求項1記載の橋桁の送り
    出し架設工法。
  3. 【請求項3】上記橋桁の送り出しを曲線桁の送り出しに
    用いるようにすることを特徴とする請求項1記載の橋桁
    の送り出し架設工法。
  4. 【請求項4】上記橋桁の送り出しは後続するユニット橋
    桁の連結接続時以外は連続して行うようにすることを特
    徴とする請求項1乃至3いずれか記載の橋桁の送り出し
    架設工法。
  5. 【請求項5】先端部に手延べ機が接続されたユニット橋
    桁と地組組立された橋桁を送り出しヤードからその前方
    の橋台又は橋脚に到達させるプロセスにて該橋桁の送り
    出し方向とは反対側の後方に生じる負反力(浮力)を押
    え込み連続して橋桁の送り出し作業を行うようにする橋
    桁の送り出し架設工法に使用する装置において、上記送
    り出しヤードに橋桁にオーバーハング状に門型構造物
    (門構)を固設し、該門型構造物(門構)の橋桁に沿う
    方向のビームに橋桁に対する押え装置が変位自在に配設
    されていることを特徴とする橋桁の送り出し架設装置。
  6. 【請求項6】上記押え装置が移動式押えジャッキと該移
    動式押えジャッキに併設された盛り換え用の仮受けジャ
    ッキとより成ることを特徴とする請求項5記載の橋桁の
    送り出し架設装置。
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