JPH10157994A - 揺動軸のバランサ機構 - Google Patents

揺動軸のバランサ機構

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Publication number
JPH10157994A
JPH10157994A JP31988296A JP31988296A JPH10157994A JP H10157994 A JPH10157994 A JP H10157994A JP 31988296 A JP31988296 A JP 31988296A JP 31988296 A JP31988296 A JP 31988296A JP H10157994 A JPH10157994 A JP H10157994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
swing
shaft
spring
swing shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP31988296A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Nakajima
紀好 中島
Shinobu Tsunoda
忍 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP31988296A priority Critical patent/JPH10157994A/ja
Publication of JPH10157994A publication Critical patent/JPH10157994A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揺動軸が支点を中心に下方に倒れてしまうの
を回避することが可能な揺動軸のバランサ機構を提供す
る。 【解決手段】 アーム11(12,13)とアーム12
(13,14)との間の関節部30a(30b,30
c)において、アーム12に結合する揺動軸33に係止
板37を螺合し、固定アーム11に結合する基部部材3
1のフランジ部31bとこの係止板37との間に第2バ
ネ38を設ける。これにより、アーム12(13,1
4)を揺動の中立位置へ復帰させようとする第2バネ3
8による力と、アーム12(13,14)が下方へ倒れ
ようとする力とが釣り合った位置でアーム11〜14か
らなるアーム部材の姿勢を保持できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動規制機構を有
した揺動軸のバランサ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】揺動軸が用いられる装置として、例え
ば、電線の張り替え工事において作業者が作業を行うと
きにその作業者の代わりに一時的に電線を支持させてお
くため等に用いられる作業補助アームがある。この作業
補助アームは、ボールジョイントを用いて連結された複
数の揺動アームを有しており、各揺動アームはそれに連
結された揺動アームに対して自在に揺動することができ
る。揺動アーム間の各関節においては、各揺動アームの
揺動を規制する揺動規制手段が設けられており、作業者
は、揺動規制手段による揺動規制を解除した状態におい
て、先端に設けられた把持機構に電線を把持させ、作業
の邪魔にならないような位置に移動させ、この後揺動規
制手段により揺動アームの揺動を規制して、アーム先端
の把持機構より把持された電線を所望の位置で支持させ
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような作業補助アームにおいて、電線を支持している状
態で揺動規制手段による揺動アームの揺動規制を解除し
てしまった場合、作業補助アームは電線を把持したまま
支点を中心に下方に倒れてしまうおそれがあるという問
題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、揺動軸が支点を中心に下方に倒れてしま
うのを回避することが可能な揺動軸のバランサ機構を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の揺動軸のバランサ機構は、基部と、基部
に揺動自在に枢支された揺動軸と、揺動軸の揺動を規制
することが可能な規制手段と、揺動軸を揺動の中立位置
へ復帰させる方向の付勢力を常時付与する復帰手段とか
ら構成されている。
【0006】このような構成によれば、復帰手段により
揺動軸には常に揺動の中立位置へ復帰させる方向の力が
作用するので、規制手段による揺動軸の揺動規制が解除
された場合でも、揺動軸が自重あるいは揺動軸に作用す
る負荷により揺動しようとする力と復帰手段による力と
がつり合った位置で揺動軸をバランス保持させることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態に
ついて図を参照して説明する。図2には、本発明の揺動
軸のバランサ機構を備えたアーム部材として、高所にお
ける電線張り替え工事用の作業補助アームを示してい
る。
【0008】図示されるように、作業補助アーム1は、
固定アーム11と、この固定アーム11に第1関節部3
0aを介して連結された第1揺動アーム12と、この第
1揺動アーム12に第2関節部30bを介して連結され
た第2揺動アーム13と、この第2揺動アーム13に第
3関節部30cを介して連結される第3揺動アーム14
とからなるアーム部材10をベースに構成されている。
このアーム部材10は、作業者Mが搭乗して任意の高所
に移動するための作業台Bの側面上部に固定台20を介
して取り付けられており、第3揺動アーム14先端に
は、電線Lの把持が可能な把持機構14aを備えてい
る。
【0009】第1〜第3関節30a〜30cは、同じ関
節機構により構成されている。この関節機構について、
第1関節30aを基に説明する。図1に詳しく示すよう
に、第1関節30aにおいて、固定アーム11の先端に
は基部部材31が結合されている。この基部部材31は
中空の円柱状体からなり、上部が先つぼみ形状に形成さ
れているるとともに上端には開口31aが形成されてお
り、底面部には外方に延びてフランジ部31bが形成さ
れている。この基部部材31内には、球状部材32が配
設され、この球状部材32には揺動軸33が一体結合さ
れており、この揺動軸33の上端が第1揺動アーム12
と結合している。球状部材32の下側表面には、第1バ
ネ34により皿部材35が押しつけられている。
【0010】この皿部材35の下面には、規制解除シリ
ンダ36のピストンロッド36a先端部が取り付けられ
ている。この規制解除シリンダ36は、空圧または油圧
式により作動する伸縮シリンダであり、固定アーム11
先端部に内蔵されている。なお、上記第1バネ34、皿
部材35、および規制解除シリンダ36が、請求項に記
載した「規制手段」に相当する。
【0011】すなわち、球状部材32は、第1バネ34
による付勢を受けて皿部材35により上方に押され、基
部部材31の上端部内面との摩擦によってその回転摺動
が規制される。これにより、規制解除シリンダ36を短
縮作動させない状態においては、揺動軸33の揺動が規
制されて、第1揺動アーム12の揺動が規制される。一
方、規制解除シリンダ36を短縮作動させると、皿部材
35が球状部材32から離れて、球状部材32はフリー
な状態となり、揺動軸33は自在に揺動することができ
る。これにより、第1揺動アーム12が揺動可能とな
る。
【0012】なお、規制解除シリンダ36の作動は、固
定台20に取り付けられた操作装置40のスイッチを切
り換えて行うことができるように構成されている。
【0013】揺動軸33の上部には、ネジ部33aに螺
合して係止板37が取り付けられており、この係止板3
7と基部部材31のフランジ部31bとの間には第2バ
ネ38が設けられている。この第2バネ38は、自らの
弾性力により係止板37底面およびフランジ部31b上
面を付勢するとともに、これらに形成された段部にその
両端部が係合している。このため、第1揺動アーム12
を固定アーム11に対して揺動させると第2バネ38が
弾性変形することになり、揺動軸12には、第2バネ3
8により揺動の中立位置に復帰させようとする付勢力が
作用することになる。従って、「規制手段」により揺動
アーム12〜14の揺動が規制されていない状態におい
ては、アーム部材10は図の実線に示すように真上に起
立した状態となる。
【0014】係止板37は、揺動軸33と螺合されてい
るのでこれを回転させてフランジ部31bとの間隔を調
整することができる。これにより、第2バネ38の係止
板37底面およびフランジ部31bへの付勢力を増減さ
せることができ、第2バネ38による揺動の中立位置に
復帰させようとする付勢力を調整できる。なお、この第
2バネ38が、請求項に記載した「復帰手段」に相当す
る。
【0015】このように構成された作業補助アーム1を
用いて作業を行うときは、例えば、まず、作業者Mは、
アーム部材10の先端付近を持ちながら、操作装置20
を操作して規制解除シリンダ36を短縮作動させ、関節
部30a〜30cにおける揺動アーム12〜14の揺動
規制を解除する。そして、把持機構14aに電線Lの切
断予定部分の一側方を把持させ、アーム状部材10を図
の2点鎖線で示すような作業の邪魔にならない位置に移
動させる。この後、操作装置20を操作して規制解除シ
リンダ36を伸長作動させ、揺動アーム12〜14の揺
動を規制状態に切り換えてアーム部材10の姿勢を保持
させる。作業補助アーム1の操作を終えた後、作業者M
は、片手で上記切断予定部分を切断する。電線Lを2つ
に切断した後、各方の電線Lは、それぞれ作業補助アー
ム1と作業者Mの片手で支持されているため、電柱(図
示せず)から垂れ下がってしまうことはなく、作業者M
は電線Lを処理することができる。
【0016】ところが、このように電線Lを把持した状
態において、誤って操作装置20を操作してしまうなど
して規制解除シリンダ36を短縮作動させてしまった場
合においては、上記第1バネ34、皿部材35、および
規制解除シリンダ36からなる「規制手段」による揺動
アーム12〜14の揺動規制が行われないことになる。
しかしながら、この作業補助アーム1には、第2バネ3
8(復帰手段)が設けられているので、作業補助アーム
1は電線Lを把持したまま倒れることはない。
【0017】すなわち、この場合、アーム部材3は電線
Lの重量および自重により倒れようとするが、関節部3
0a〜30cには第2バネ38が設けられているので、
図3の実線に示すように、各々の関節部においてこの第
2バネ38による中立復帰力と電線および自重による負
荷とが釣り合った位置にアーム部材10の姿勢が保持さ
れることになる。
【0018】さらに、係止板37を回転させて、第2バ
ネ38の中立復帰力を調整することにより、図において
2点鎖線で示すように、もう少し高い位置に姿勢保持し
たりすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の揺動軸のバラン
サ機構によれば、規制手段を作動させることにより揺動
軸の揺動を規制することが可能であるだけでなく、規制
手段による揺動軸の揺動規制が解除された場合でも、復
帰手段により揺動軸には常に揺動の中立位置へ復帰させ
る方向の力が作用するので、自重あるいは揺動軸に作用
する負荷により揺動軸が揺動しようとする力と復帰手段
による力とがつり合った位置で揺動軸をバランスさせる
ことができる。このため、揺動軸が支点を中心に下方に
倒れるのを回避することができる。
【0020】また、本発明の揺動軸のバランサ機構は単
純な構成であるため、軽量であり、また低コストで製造
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る揺動軸のバランサ機
構を示す断面図である。
【図2】図1の揺動軸のバランサ機構を備えた作業補助
アームを示す斜視図である。
【図3】図2の作業補助アームのバランス状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
31 基部部材 32 球状部材 33 揺動軸 34,38 バネ 35 皿部材 36 規制解除シリンダ 37 係止板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、 前記基部に揺動自在に枢支された揺動軸と、 前記揺動軸の揺動を規制することが可能な規制手段と、 前記揺動軸を揺動の中立位置へ復帰させる方向の付勢力
    を常時付与する復帰手段とからなることを特徴とする揺
    動軸のバランサ機構
JP31988296A 1996-11-29 1996-11-29 揺動軸のバランサ機構 Pending JPH10157994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31988296A JPH10157994A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 揺動軸のバランサ機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31988296A JPH10157994A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 揺動軸のバランサ機構

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JPH10157994A true JPH10157994A (ja) 1998-06-16

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ID=18115298

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31988296A Pending JPH10157994A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 揺動軸のバランサ機構

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