JPH10157842A - ダイバータ駆動制御方法、ダイバータ駆動制御装置、ダイバータ駆動装置、及び仕分け装置 - Google Patents

ダイバータ駆動制御方法、ダイバータ駆動制御装置、ダイバータ駆動装置、及び仕分け装置

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JPH10157842A
JPH10157842A JP31468896A JP31468896A JPH10157842A JP H10157842 A JPH10157842 A JP H10157842A JP 31468896 A JP31468896 A JP 31468896A JP 31468896 A JP31468896 A JP 31468896A JP H10157842 A JPH10157842 A JP H10157842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイバータの払出板の動作速度が可変であ
り、かつ荷物を確実に払い出すことで仕分け能力を向上
でき、かつかつ低騒音、メンテナンスフリーである、ダ
イバータ駆動制御方法、制御装置、ダイバータの駆動装
置、及び仕分け装置を提供する。 【解決手段】 仕分け用制御装置6及びインバータ装置
502を備え、各荷物30ごとに可変である第1周波数
の電流をモータ501へ供給して払出板51を駆動し
(S61)、所定時間経過後(S62)、第2周波数の
電流を供給して払出板を停止用速度とした後(S6
3)、検出器60の検出動作により(S64)上記モー
タへの電流供給を停止する(S65)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば配送センタ
やトラックターミナル等において、コンベヤ上に載置さ
れた多数の荷物を配送先ごとに自動的に上記コンベヤ上
から払い出すためのダイバータを駆動する制御方法、駆
動制御装置、上記駆動制御方法が適用される上記ダイバ
ータの駆動装置、並びに上記駆動制御装置及び駆動装置
を備えた仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチールベルト等を使用したベル
トコンベヤ式の仕分け装置では、図8に示すような払い
出し装置(以下、「ダイバータ」と記す)が仕分けコン
ベヤのベルト53に沿って仕分け先別に複数配列されて
いる。このようなダイバータ50は、払出板51の一端
部に設けられた旋回軸52を中心として、ダイバータ5
0の構成部品である払出板51を待機位置61と払出位
置62との間にて往復揺動することで、上記ベルト上に
載置されて搬送される被仕分け物(以下、「荷物」と記
す)を上記ベルト53の側方に設けたシュートへ払い出
す動作を行う。尚、上記待機位置61とは、上記ベルト
53における搬送方向の一端縁側であってベルト53上
に載置されて搬送される上記荷物を通過させる位置をい
い、上記払出位置62とは、ベルト53上から上記荷物
を上記シュートへ払い出すことができる位置をいう。こ
のようなダイバータ50は、その駆動装置部分として図
8に示すように、ブレーキモータ54と、旋回軸52に
連結されたクランク機構55と、該クランク機構55を
構成する一つのアーム55aの一端が周縁上の一部分5
6aに回動自在に連結され、かつモータ54の出力軸が
中心部に固定される回転板56とを設けている。又、ブ
レーキモータ54には、コントローラ58にて動作制御
される電磁接触機(マグネットコンタクタ)57を介し
て商用交流が供給される。
【0003】このような駆動装置を有するダイバータ5
0の動作を説明する。まず、コントローラ58が送出す
る制御信号により電磁接触機57をオン状態としてモー
タ54のブレーキを解放し、かつモータ54を作動させ
る。よって、回転板56が例えば時計回りへ1回転分の
回転を開始する。回転板56の回転により、クランク機
構55を介して旋回軸52が回転し、払出板51は、上
記待機位置61から上記払出位置62を通り再び上記待
機位置61へ戻る、往復動作を行う。又、払出板51が
上記払出位置62から上記待機位置61へ移動すると
き、例えば回転板56に設けた被検知板59を例えば近
接スイッチのような検出部60にて検出することで、検
出部60はコントローラ58へ信号を送出する。そし
て、該信号の供給にて、コントローラ58は電磁接触機
57をオフ状態とする。よって、モータ54の制動動作
により、払出板51は上記待機位置61に停止する。
尚、モータ54の制動力は一定であることから、払出板
51の作動ごとに払出板51が常に上記待機位置61に
停止するように、検出部60の設置時には、検出部60
が被検知板59を検出する位置、即ち検出部60の配置
位置が調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダイ
バータ50では、ブレーキモータ54に対して商用電流
を供給していることから、ブレーキモータ54の出力軸
の回転速度は一定であり、当然に払出板51の動作速度
も一種類に固定されてしまい、上記動作速度を可変とす
ることはできない。一方、仕分け装置では、単位時間当
たりに仕分けることができる荷物の数、即ち仕分け能力
を向上させなければならない。上記仕分け能力を向上さ
せる一つの手法として、搬送方向に沿ってベルト53に
載置される荷物どうしの間隔をできるだけ狭くし、か
つ、狭い間隔で配列された荷物を仕分けるために払出板
51の上記往復動作速度を上げる方法がある。
【0005】ところが、ベルト53にて搬送されてくる
荷物の長さはさまざまであり、一様に払出板51の上記
往復動作速度を向上させたのでは、例えば荷長が長い荷
物の場合、搬送方向における該荷物の先端部分のみが払
出板51にてシュート側へ配向されるだけで、該荷物の
重心は依然としてベルト53上に残ったままとなる場合
がある。係る場合には、仕分けがなされない、シュート
部分に荷物が詰まる、等の不具合が発生する。又、上述
した従来のダイバータ50では、ブレーキモータ54及
び電磁接触機57を使用することから、払出板51の制
動動作を開始するときには相当の衝撃音が発生し、又、
モータ54のブレーキの摩耗やモータ54用のマグネッ
トの接点の摩耗等が発生することから定期的なメンテナ
ンスが必要であるという問題もある。本発明はこのよう
な問題点を解決するためになされたもので、ダイバータ
の払出板の動作速度が可変であり、かつ荷物を確実に払
い出すことで仕分け能力を向上でき、かつ低騒音、メン
テナンスフリーである、ダイバータ駆動制御方法、駆動
制御装置、上記駆動制御方法が適用される上記ダイバー
タの駆動装置、並びに上記駆動制御装置及び駆動装置を
備えた仕分け装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様である
ダイバータ駆動制御方法は、被仕分け物を搬送するベル
ト上から上記被仕分け物が払い出されるシュートに対向
して設けたダイバータの払出板を、該払出板の一端部に
設けた旋回軸を中心として上記被仕分け物を上記シュー
トへ払い出す払出位置と上記被仕分け物を通過させる待
機位置との間で、インバータ制御により上記払出板を駆
動する駆動源にて往復揺動させることで、上記被仕分け
物について自動的に仕分け処理を行う仕分け装置のダイ
バータの駆動制御方法において、上記被仕分け物を上記
シュートへ払い出すために必要な払出速度にて上記払出
板を動作させるための第1周波数の電流を各被仕分け物
ごとに、上記第1周波数又は上記払出速度に対応して設
定されている電流供給時間にて上記駆動源へ供給し、上
記電流供給時間の終了時に、上記払出速度の高低に拘わ
らず上記払出板を上記待機位置に停止させるために必要
な一定の停止用速度にて上記払出板を動作させるための
一定の第2周波数の電流を上記駆動源へ供給し、上記第
2周波数の電流供給開始後、上記払出板が上記待機位置
に戻る前に、上記駆動源への上記第2周波数の供給を停
止して上記払出板を上記待機位置に停止させる、ことを
特徴とする。
【0007】又、本発明の第2態様であるダイバータ駆
動制御装置は、被仕分け物を搬送するベルト上から上記
被仕分け物が払い出されるシュートに対向して設けたダ
イバータの払出板を、該払出板の一端部に設けた旋回軸
を中心として上記被仕分け物を上記シュートへ払い出す
払出位置と上記被仕分け物を通過させる待機位置との間
で、インバータ制御により上記払出板を駆動する駆動源
にて往復揺動させることで、上記被仕分け物について自
動的に仕分け処理を行う仕分け装置のダイバータの駆動
制御装置において、上記被仕分け物を上記シュートへ払
い出すために必要な払出速度にて上記払出板を動作させ
るための第1周波数の電流を各被仕分け物ごとに、上記
第1周波数又は上記払出速度に対応して設定されている
電流供給時間にて上記駆動源へ供給し、上記電流供給時
間の終了時に、上記払出速度の高低に拘わらず上記払出
板を上記待機位置に停止させるために必要な一定の停止
用速度にて上記払出板を動作させるための一定の第2周
波数の電流を上記駆動源へ供給し、上記第2周波数の電
流供給開始後、上記払出板が上記待機位置に戻る前に、
上記駆動源への上記第2周波数の供給を停止して上記払
出板を上記待機位置に停止させる、ことを特徴とする。
【0008】又、本発明の第3態様であるダイバータ駆
動装置は、上記第2態様のダイバータ駆動制御装置にて
動作が制御されるダイバータ駆動装置において、上記第
1周波数及び第2周波数の電流が供給される駆動源と、
上記駆動源の出力軸とともに回転する回転板と、上記回
転板の周縁部の一部と上記払出板の旋回軸とを連結し、
上記回転板の一回転に対応して上記払出板を上記待機位
置と上記払出位置との間で往復揺動させるクランク機構
と、を備えたことを特徴とする。
【0009】又、本発明の第4態様である仕分け装置
は、被仕分け物を搬送するベルト上から上記被仕分け物
が払い出されるシュートに対向して設けたダイバータの
払出板を、該払出板の一端部に設けた旋回軸を中心とし
て上記被仕分け物を上記シュートへ払い出す払出位置と
上記被仕分け物を通過させる待機位置との間で往復揺動
させることで、上記被仕分け物について自動的に仕分け
処理を行う仕分け装置であって、インバータ制御により
上記払出板を駆動する駆動源を有する上記ダイバータの
駆動装置と、上記駆動源の駆動制御を行う駆動制御装置
であって、上記被仕分け物を上記シュートへ払い出すた
めに必要な払出速度にて上記払出板を動作させるための
第1周波数の電流を各被仕分け物ごとに、上記第1周波
数又は上記払出速度に対応して設定されている電流供給
時間にて上記駆動源へ供給し、上記電流供給時間の終了
時に、上記払出速度の高低に拘わらず上記払出板を上記
待機位置に停止させるために必要な一定の停止用速度に
て上記払出板を動作させるための一定の第2周波数の電
流を上記駆動源へ供給し、上記第2周波数の電流供給開
始後、上記払出板が上記待機位置に戻る前に、上記駆動
源への上記第2周波数の供給を停止して上記払出板を上
記待機位置に停止させる、駆動制御装置と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である、ダイ
バータ駆動制御方法、ダイバータ駆動制御装置、ダイバ
ータ駆動装置、及び仕分け装置について、図を参照して
以下に説明する。尚、上記ダイバータ駆動制御方法は、
上記ダイバータ駆動制御装置を介して上記ダイバータ駆
動装置に対して実行されるものであり、上記仕分け装置
は、上記ダイバータ駆動制御装置及びダイバータ駆動装
置を備えるものである。又、本実施形態において、上記
ダイバータ駆動制御装置に対応した機能を果たす部分
は、仕分け用制御装置6及びインバータ装置502であ
る。又、各図において、同一の又は同様の機能を果たす
部分については同じ符号を付している。
【0011】図3は、上記仕分け装置40の構成を示し
ている。該仕分け装置40は、例えばスチールベルト5
3上に載置されて搬送されてくる荷物30の仕分け動作
を行うための仕分けコンベヤ10、及び該仕分けコンベ
ヤ10へ所定時間間隔にて荷物30を供給するための供
給コンベヤ20を備えている。まず、仕分けコンベヤ1
0について説明する。仕分けコンベヤ10は、スチール
ベルト53、ダイバータ500a,…(総称して「ダイ
バータ500」と記す場合もある)、インバータ装置5
02a,…(総称して「インバータ装置502」と記す
場合もある)、シュート3a…(総称して「シュート
3」と記す場合もある)、光電スイッチ4、エンコーダ
5、及び仕分け用制御装置6を備えている。尚、ダイバ
ータ500による荷物30の払い出しが円滑に行われる
ように、本実施形態では薄鋼板製のベルトを使用する
が、これに限定されるものではなく、ベルトとしての強
度を有しかつ上記払い出しに支障が生じない材料のもの
が使用可能である。
【0012】ダイバータ500a,…は、上述した従来
のダイバータ50と同様に、スチールベルト53の搬送
方向に沿ってスチールベルト53の一方の端縁部に適宜
な間隔をおいて複数配列され、搬送されてくる荷物30
をスチールベルト53上からシュート3へ払い出す動作
を行う。ダイバータ500は、上述したように、払出板
51、旋回軸52、クランク機構55、回転板56、及
び駆動源としてインバータ制御されるモータ501を備
える。このようなダイバータ500の構造は、上述した
ダイバータ50におけるブレーキモータ54に代えてモ
ータ501を設け、さらに電磁接触機57を取り除いた
点を除いて、上記ダイバータ50の構造と変わるところ
はない。よって、ダイバータ500の構造については説
明を省略する。このようにブレーキモータ54及び電磁
接触機57の使用を止めたことにより、ブレーキの摩耗
やモータ54用のマグネットの接点の摩耗等に起因する
定期的なメンテナンスは不要となる。又、モータ501
は、インバータ制御にて駆動される、購入可能な交流モ
ータであり、例えば住友重機械工業(株)製、型番CN
HM2−4115等が使用可能である。シュート3a,
…は、スチールベルト53を挟み各ダイバータ500
a,…に対向する位置に配置される。又、図3には、3
組のダイバータ500及びシュート3を配設した場合を
示すが、これに限らず1組以上のダイバータ500及び
シュート3を設けることができる。
【0013】各ダイバータ500a,500b,…に備
わる各モータ501,…には、該モータ501の駆動を
インバータ制御するためのインバータ装置502a,5
02b,…が接続される。このようなインバータ装置5
02a,502b,…は、後述の仕分け用制御装置6に
接続される。尚、仕分け用制御装置6及びインバータ装
置502によるダイバータ500の駆動制御方法の詳細
については後述する。
【0014】エンコーダ5は、距離信号送出装置に相当
するものであり、ベルト53に載置された荷物30の移
動距離算出用の信号を発生させるために、例えばスチー
ルベルト53の駆動とともに回転するローラに機械的に
接続され、該ローラの回転に応じてパルス信号を発生す
る。このようなパルス信号は仕分け用制御装置6へ送出
される。光電スイッチ4は、荷物30における搬送方向
の長さ、いわゆる荷長を測定するためのもので、荷物3
0が供給される仕分けコンベヤ10の始端部から搬送方
向に適宜な距離を隔てた位置に設けられ、その出力端子
は仕分け用制御装置6に電気的に接続される。光電スイ
ッチ4は、スチールベルト53にて搬送される荷物30
が検出範囲に入ったとき例えばオンとなり上記検出範囲
から荷物30が外れたときにオフとなり、それぞれオン
信号、オフ信号を仕分け用制御装置6へ送出する。尚、
上記荷長の算出方法の説明は、以下の仕分け用制御装置
6の説明にて行う。又、荷長測定等のための信号発生手
段としては、上述の光電スイッチ4に限るものではなく
上述した動作を行うことのできる種々の公知の手段を採
用することができる。
【0015】仕分け用制御装置6には、予め上記パルス
信号のパルス数とスチールベルト53が移動する距離と
の関係が供給されている。よって仕分け用制御装置6
は、光電スイッチ4から供給される上記オン、オフ信号
及び上述したパルス信号のパルス数に基づき荷物30の
荷長を算出する。又、ダイバータ500の払出板51に
て荷物30をシュート3へ払い出すために必要な払出速
度にて払出板51を動作させるため、仕分け用制御装置
6は、上記算出した荷長の情報に基づき、インバータ装
置502からモータ501へ送出する電流の第1周波数
を決定する。即ち、従来の仕分け装置にて説明したよう
に、荷長の長短に関係なく一定の動作速度にて払出板5
1を駆動した場合にはシュート3への払い出しを失敗す
る荷物30が生じるという問題を解決するため、本実施
形態では、荷長の長短に応じて払出板51の払出速度を
可変とした。上記払出速度を可変とするために、上記荷
長情報に基づきモータ501へ供給する電流の第1周波
数を可変とし、仕分け用制御装置6は上記荷長情報に基
づき上記第1周波数を決定する。尚、上記払出速度と
は、上記第1周波数の電流にて駆動されているときの払
出板51の動作速度と定義することもできる。さらに、
払出板51の払出速度の高低に拘わらず払出板51を常
に待機位置61に停止させるため、仕分け用制御装置6
は、上記第1周波数の電流供給の後、所定時間経過後に
固定の第2周波数にてなる電流をインバータ装置502
からモータ501へ供給させる。又、仕分け用制御装置
6には、回転板56に取り付けられた検知板59を検出
して検知信号を送出する検出器60が接続され、仕分け
用制御装置6は、上記第2周波数を有する電流の供給
後、検出器60の上記検知信号の供給に基づきモータ5
01への電流供給を停止する。尚、上述した、仕分け用
制御装置6及びインバータ装置502によるモータ50
1の駆動制御の詳しい説明は、後述の動作説明にて行
う。
【0016】又、ベルト53に投入された各荷物30
は、それぞれの配送先に対応したダイバータ500によ
りシュート3へ払い出されなければならない。よって仕
分け用制御装置6は、各荷物30の配送先に対応したダ
イバータ500まで各荷物30を搬送するための移動距
離測定の基準時として、上述の荷長の測定に使用した光
電スイッチ4の上記オン信号の供給時を採用する。この
ように、光電スイッチ4が送出する上記オン信号は、荷
長測定のために上記パルス信号のパルス数の計数開始に
使用されるとともに、荷物30の移動距離測定用のため
に上記パルス信号のパルス数の計数開始に使用される。
尚、以下の説明において、光電スイッチ4の設置位置、
正確に言えば上記オン信号の送出位置を「基準位置」と
し、又、該基準位置から各ダイバータ500の払出板5
1における所定位置までの距離を「搬送距離」とする。
又、仕分け用制御装置6には、各ダイバータ500a,
…に対応して上記搬送距離に対応してそれぞれのパルス
数情報が格納されている。
【0017】又、仕分け用制御装置6はホストコンピュ
ータ8に接続されている。ホストコンピュータ8には、
荷物30に記された例えばバーコードを読み取る読取装
置81から予め上記配送先に関する仕分け先情報が供給
されている。よって、ホストコンピュータ8から、各荷
物30毎に上記仕分け先情報、例えば配送先名が仕分け
用制御装置6に送られる。仕分け用制御装置6は、各荷
物30毎にコストコンピュータ8から供給された上記仕
分け先情報を、予め当該仕分け用制御装置6に格納して
いる、配送先と仕分けシュート3との対応テーブルを参
照することでシュート3の番号、即ち動作させるべきダ
イバータ500の番号に変換する。このようにして上記
動作させるべきダイバータ500が求まることで、仕分
け用制御装置6は、当該動作させるべきダイバータ50
0に対応する上記パルス数情報を検索する。そして、仕
分け用制御装置6は、上記基準時から上記パルス信号の
パルス数を計数し得られる移動距離情報が、上記パルス
数情報に一致した時点で、当該動作させるべきダイバー
タ500のインバータ装置502へ制御信号を送出す
る。よって、該当するインバータ装置502は、該当す
るダイバータ500のモータ501を詳細後述の制御方
法に従い駆動させる。このようにして、各荷物30はそ
れぞれ仕分け先に応じたダイバータ500にて仕分けら
れる。
【0018】次に、供給コンベヤ20について説明す
る。供給コンベヤ20は、上述した仕分けコンベヤ10
に対して一直線上に配置され、かつ仕分けコンベヤ10
と同一方向に荷物を搬送する。供給コンベヤ20は、樹
脂ベルト21と、光電スイッチ22と、供給用制御装置
23とを備えており、光電スイッチ22は供給用制御装
置23に接続される。又、供給用制御装置23は供給コ
ンベヤ20の駆動モータの動作制御を行う。尚、光電ス
イッチ22は供給コンベヤ20の終端位置の近傍に配置
される。
【0019】供給用制御装置23について説明する。供
給用制御装置23は、上述した仕分け用制御装置6の場
合と同様に、光電スイッチ22から供給されるオン、オ
フ信号に基づき供給コンベヤ20にて搬送される荷物3
0の荷長を測定する。さらに供給用制御装置23は、仕
分けコンベヤ10において搬送される隣接する荷物3
0、30’間の搬送時間が所定時間以上の間隔となるよ
うに、供給コンベヤ20から仕分けコンベヤ10へ荷物
30を供給するため、ある荷物30を仕分けコンベヤ1
0へ供給した後、上記所定時間以上の間隔を確保するた
め供給コンベヤ20の動作を一時停止させる制御を行う
ものである。
【0020】このように構成される仕分け装置40の動
作について以下に説明する。尚、仕分け装置40におけ
る、供給コンベヤ20による荷物30の投入からダイバ
ータ500による荷物30の払い出しまでの動作につい
ては、仕分け用制御装置6等の説明にて概説したことよ
り、図2を参照して主工程のみを説明する。即ち、ステ
ップ(図内では「S」にて示す)1では、各荷物30に
付されたバーコードを読取装置にて読み取ることで該読
取装置から仕分け先等の情報がホストコンピュータ8に
入力される。ステップ2では、荷物30はまず供給コン
ベヤ20へ投入され、該供給コンベヤ20から仕分けコ
ンベヤ10へ供給される。ステップ3では、上述したよ
うに、光電スイッチ4から供給される上記オン、オフ信
号及び上述したパルス信号のパルス数に基づき荷物30
の荷長を算出する。ステップ4では、上述したように、
ホストコンピュータ8から供給される上記仕分け先情報
に基づき、仕分け用制御装置6は、当該荷物30に対応
して駆動させるダイバータ500を認識する。さらに、
仕分け用制御装置6は、ステップ4にて、算出された当
該荷物30の荷長に基づき、上述した第1周波数を決定
するとともに該第1周波数の電流を供給する時間である
電流供給時間を演算する。即ち、本実施形態では仕分け
用制御装置6は、上記荷長が800mmを越える場合、
当該荷物30を長尺物と認定して払出板51を低速で駆
動するように制御し、一方、上記800mm以下の場合
には当該荷物30を短尺物と認定して払出板51を高速
で駆動するように制御する。本実施形態では、払出板5
1を低速駆動する場合、インバータ装置502からモー
タ501へ供給する電流の第1周波数を30Hzとし、
払出板51を高速駆動する場合、インバータ装置502
からモータ501へ供給する電流の第1周波数を90H
zとしている。よって、仕分け用制御装置6が荷物30
を上記長尺物と判断したときには、仕分け用制御装置6
は第1周波数として30Hzを選択し、当該荷物30の
仕分けを行うダイバータ500に接続されるインバータ
装置502へその旨の信号を送出する。一方、仕分け用
制御装置6が荷物30を上記短尺物と判断したときに
は、仕分け用制御装置6は第1周波数として90Hzを
選択し、当該荷物30の仕分けを行うダイバータ500
に接続されるインバータ装置502へその旨の信号を送
出する。尚、本実施形態では上述のように、荷長を2種
類に区分しそれに対応して第1周波数を2種類に設定し
ているが、これに限られるものではなく、荷長を3種類
以上に区分しそれに対応して第1周波数を3種類以上に
設定することができる。さらに、荷長情報に基づき演算
により第1周波数を求めるようにしてもよい。このよう
に本実施形態の仕分け装置40によれば、荷長の長短に
応じて払出板51の動作速度をインバータ制御にて可変
とできるので、荷長の長短に拘わらずいずれの荷物30
も確実にシュート3へ払い出すことができ、仕分け能力
を向上させることができる。
【0021】ステップ5では、上述したように、仕分け
用制御装置6は、上記移動距離情報が上記パルス数情報
に到達したか否かを判断する。そして、仕分け用制御装
置6は、上記移動距離情報が上記パルス数情報に到達し
たと判断したとき、ステップ6にて、駆動すべきダイバ
ータ500のインバータ装置502へ制御信号を送出す
る。よって、後述するように、駆動すべきダイバータ5
00はインバータ装置502によって駆動が制御され、
当該荷物30はシュート3へ払い出される。
【0022】次に、上述したステップ6における、イン
バータ装置502によるダイバータ500の駆動制御動
作について図1を参照して詳しく述べる。ステップ61
では、仕分け用制御装置6は、上述したように荷長情報
に基づいて選択又は演算して決定された上記第1周波数
に対応する信号及び上記電流供給時間に対応する信号
を、払い出しを行うダイバータ500に接続されている
インバータ装置502へ送出する。よって、当該インバ
ータ装置502は、上記第1周波数の電流をモータ50
1へ供給する。ステップ62では、仕分け用制御装置6
は、上記第1周波数の電流をモータ501へ供給してい
る時間である上記電流供給時間が経過したか否かを判断
する。該電流供給時間は、荷長、換言すれば第1周波数
に対応して設定されるものであり、本実施形態では、上
記長尺物、換言すれば払出板51を低速駆動する場合に
は0.4秒、上記短尺物、換言すれば払出板51を高速
駆動する場合には0.13秒に設定している。尚、図6
は払出板51を高速駆動した場合の払出板51の速度変
化を経過時間とともに示しており、図7は払出板51を
低速駆動した場合の払出板51の速度変化を経過時間と
ともに示している。図6に示す「T1」が上記0.13
秒に相当し、図7に示す「T2」が上記0.4秒に相当
する。
【0023】ステップ63では、ステップ62にて上記
電流供給時間の経過が判断されたとき、その経過時点、
即ち図6に示す時刻t1、図7に示す時刻t2にて、仕
分け用制御装置6は、第2周波数送出用の信号を、払い
出しを行うダイバータ500に接続されているインバー
タ装置502へ送出する。ここで第2周波数について説
明する。本実施形態のダイバータ500では、上述のよ
うにモータ501の出力軸と払出板51の旋回軸52と
をクランク機構55を介して連結する構造を採ってい
る。よって、上記払出位置62から上記待機位置61へ
戻ってくる払出板51の停止位置が待機位置61に一致
しなかった場合、当該払出板51が次に駆動されるとき
には、当該払出板51は、本来位置すべき待機位置61
に対して払出位置62に近い位置又は遠い位置から動作
を開始することになる。一方、払出板51の駆動を開始
させるタイミングは、払出板51が待機位置61に停止
している場合に基づき設計されている。したがって上記
のように、払出板51の停止位置が待機位置61に一致
していないときには、荷物30をシュート3へ払い出す
べきタイミングが本来のタイミングからずれるため、払
い出しを失敗する場合が発生する。よって、払出板51
の払出速度の高低に拘わらず、払出板51を常に待機位
置61に停止させる必要がある。そこで、払出板51の
停止前に払出板51の速度を上記払出速度の高低に拘わ
らず同一であり一定の停止用速度にする必要があり、上
記停止用速度とするためにモータ501へ供給される電
流の周波数が上記第2周波数である。尚、本実施形態で
は、上記第2周波数は60Hzに固定されている。よっ
て、払出板51を高速駆動した場合、図6に示す上記時
刻t1から仕分け用制御装置6は、上記第2周波数送出
用信号を、払い出しを行うダイバータ500に接続され
ているインバータ装置502へ送出する。又、払出板5
1を低速駆動した場合、図7に示す上記時刻t2から仕
分け用制御装置6は、上記第2周波数送出用信号を、払
い出しを行うダイバータ500に接続されているインバ
ータ装置502へ送出する。よって、いずれの場合もイ
ンバータ装置502は、上記時刻t1又は時刻t2から
第2周波数の電流をモータ501へ供給を開始する。
又、図6における符号71及び図7における符号72に
対応する速度が上記払出速度に相当し、図6における符
号73及び図7における符号74に対応する速度が上記
停止用速度に相当する。尚、該停止用速度73,74
は、上述のように、同じ速度である。
【0024】ステップ64では、モータ501への電流
供給を停止するためにダイバータ500の回転板56に
取り付けた検知板59を検出器60が検知したか否かが
判断される。このような検出器60を設ける理由を説明
する。即ち、払出板51は、モータ501への電流供給
が停止された後は惰力にて移動を続けるが摩擦力により
やがて停止する。上述のように上記払出速度の高低に拘
わらず上記停止用速度は同一であり一定であることか
ら、この電流供給停止から払出板51の停止までに払出
板51が移動する距離は、上記払出速度の高低に拘わら
ず一定となる。よって、上記第2周波数の電流の供給に
より上記払出速度の高低に拘わらず同一の停止用速度と
なった払出板51を待機位置61に一致するように停止
させるためには、電流供給停止のタイミングを調整すれ
ばよいことになる。よって、本実施形態では、払出板5
1が待機位置61に位置するときに上記検知板59が位
置する回転開始位置からほぼ3/4回転した位置にて検
知板59を検出器60が検知するように、検出器60を
設置している。尚、払出板51の停止位置が待機位置6
1に一致するように電流供給停止のタイミングの微調整
が可能なように、検出器60の設置位置を適宜調整でき
るようにして検出器60は支持部材63に取り付けられ
る。又、本実施形態では検出器60として近接スイッチ
を使用しているが、これに限定されるものではなく、リ
ミットスイッチ、光電スイッチ等、種々のセンサを使用
できることは言うまでもない。
【0025】ステップ65では、インバータ装置502
からモータ501への電流供給が停止される。即ち、図
6における時刻t3及び図7における時刻t4が検出器
60が検知板59を検知した時刻である。よって、時刻
t3及び時刻t4にて、検知板59を検知した旨の検知
信号が検出器60から仕分け用制御装置6へ送出され、
この時点にて仕分け用制御装置6は、ダイバータ500
を駆動させているインバータ装置502に対してモータ
501への電流供給停止を指示する。よって、当該イン
バータ装置502は、時刻t3及び時刻t4にて、モー
タ501への電流供給を停止する。したがって時刻t3
及び時刻t4後、払出板51は惰力にて移動しやがて上
記待機位置61にて停止する。
【0026】以上説明したように、払出板51を待機位
置61に停止させるためには、払出板51を上記停止用
速度とし、かつ適切な時点でモータ501への電流供給
を停止することが必要である。よって、払出板51を上
記停止用速度とする工程を設けず、払出板51を例えば
上記高速駆動又は低速駆動から直接に上記待機位置61
に停止させようとした場合には以下の問題が生じる。即
ち、上記払出速度として例えば2種類設けた場合には、
上記電流供給停止用の検出器を上記高速駆動停止用と、
低速駆動停止用との2つを設けなければならない。この
ように、設定する払出速度の種類に応じた数の検出器を
設ける必要が生じる。又、逆に、検出器の設置スペース
上の問題から、設置できる検出器の個数には限度がある
ので、設定できる上記払出速度の種類が限定されてしま
う。これに対し、本実施形態の仕分け装置40では、上
記払出速度を最大、無段階に設定でき、その場合でも一
つの検出器を設置すれば足りるという、従来の装置に比
べ顕著な効果を奏することができる。
【0027】尚、上述した実施形態では、検出器60
は、モータ501の出力軸に取り付けた回転板56を検
知するようにしたが、これに限定されるものではなく、
例えばクランク機構55を構成するある部材が所定位置
に到達したことを検知するようにしてもよい。
【0028】又、上述した実施形態では、荷物30の搬
送方向に沿って複数のダイバータ500及びシュート3
を配列した場合を例に採ったが、これに限らず、一つの
ダイバータ500及びシュート3を設けた場合にも本実
施形態を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
ダイバータ駆動制御方法、第2態様のダイバータ駆動制
御装置、第3態様のダイバータ駆動装置、及び第4態様
の仕分け装置によれば以下の効果を奏する、即ち、イン
バータ制御にて払出板の駆動を行う駆動源を用いたこと
より、低騒音でありメンテナンスを不要とすることがで
きる。さらに、被仕分け物に応じて払出板の駆動源へ供
給する電流の第1周波数を可変とし上記払出板の払出速
度を可変としたことから、いずれの荷物も確実にシュー
トへ払い出すことができる。よって被仕分け物の仕分け
能力を向上させることができる。さらに、上記払出速度
の高低に拘わらず、同一であり一定の停止用速度にて上
記払出板を一旦駆動し、かつ上記停止用速度への設定
後、停止前に上記払出板の駆動源への電流供給を停止す
るようにしたことから、上記払出板を常に待機位置に停
止させることができる。よって上記払出板の動作起点が
常に同一となることから、被仕分け物を確実にシュート
へ払い出すことができるときの被仕分け物と上記払出板
とが当接する適切なタイミングに対して、上記当接のタ
イミングがずれることはなく、いずれの荷物に対しても
確実にシュートへの払い出しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるダイバータ駆動制
御方法における動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図2】 図1に示す動作を行う、本発明の一実施形態
の仕分け装置における仕分け動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】 本発明の一実施形態の仕分け装置の構成を示
す図である。
【図4】 図3に示すダイバータの平面図である。
【図5】 図4に示すダイバータの正面図である。
【図6】 図3に示すダイバータを高速駆動させた場合
の速度変化を示すグラフである。
【図7】 図3に示すダイバータを低速駆動させた場合
の速度変化を示すグラフである。
【図8】 従来のダイバータの構成を示す図である。
【符号の説明】
3…シュート、6…仕分け用制御装置、30…荷物、5
1…払出板、52…旋回軸、53…ベルト、55…クラ
ンク機構、56…回転板、59…検知板、60…検出
器、61…待機位置、62…払出位置、71,72…払
出速度、73,74…停止用速度、500…ダイバー
タ、501…モータ、502…インバータ装置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被仕分け物(30)を搬送するベルト
    (53)上から上記被仕分け物が払い出されるシュート
    (3)に対向して設けたダイバータ(500)の払出板
    (51)を、該払出板の一端部に設けた旋回軸を中心と
    して上記被仕分け物を上記シュートへ払い出す払出位置
    (62)と上記被仕分け物を通過させる待機位置(6
    1)との間で、インバータ制御により上記払出板を駆動
    する駆動源(501)にて往復揺動させることで、上記
    被仕分け物について自動的に仕分け処理を行う仕分け装
    置のダイバータの駆動制御方法において、 上記被仕分け物を上記シュートへ払い出すために必要な
    払出速度にて上記払出板を動作させるための第1周波数
    の電流を各被仕分け物ごとに、上記第1周波数又は上記
    払出速度に対応して設定されている電流供給時間にて上
    記駆動源へ供給し、 上記電流供給時間の終了時に、上記払出速度の高低に拘
    わらず上記払出板を上記待機位置に停止させるために必
    要な一定の停止用速度にて上記払出板を動作させるため
    の一定の第2周波数の電流を上記駆動源へ供給し、 上記第2周波数の電流供給開始後、上記払出板が上記待
    機位置に戻る前に、上記駆動源への上記第2周波数の供
    給を停止して上記払出板を上記待機位置に停止させる、
    ことを特徴とするダイバータ駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 上記被仕分け物が上記ダイバータにて払
    い出される前に、上記被仕分け物の搬送方向の長さであ
    る荷長を各被仕分け物ごとに測定し、測定された荷長に
    基づき上記払出速度及び該払出速度に対応した上記第1
    周波数を上記各被仕分け物ごとに決定する、請求項1記
    載のダイバータ駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 被仕分け物(30)を搬送するベルト
    (53)上から上記被仕分け物が払い出されるシュート
    (3)に対向して設けたダイバータ(500)の払出板
    (51)を、該払出板の一端部に設けた旋回軸を中心と
    して上記被仕分け物を上記シュートへ払い出す払出位置
    (62)と上記被仕分け物を通過させる待機位置(6
    1)との間で、インバータ制御により上記払出板を駆動
    する駆動源(501)にて往復揺動させることで、上記
    被仕分け物について自動的に仕分け処理を行う仕分け装
    置のダイバータの駆動制御装置において、 上記被仕分け物を上記シュートへ払い出すために必要な
    払出速度にて上記払出板を動作させるための第1周波数
    の電流を各被仕分け物ごとに、上記第1周波数又は上記
    払出速度に対応して設定されている電流供給時間にて上
    記駆動源へ供給し、 上記電流供給時間の終了時に、上記払出速度の高低に拘
    わらず上記払出板を上記待機位置に停止させるために必
    要な一定の停止用速度にて上記払出板を動作させるため
    の一定の第2周波数の電流を上記駆動源へ供給し、 上記第2周波数の電流供給開始後、上記払出板が上記待
    機位置に戻る前に、上記駆動源への上記第2周波数の供
    給を停止して上記払出板を上記待機位置に停止させる、
    ことを特徴とするダイバータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 上記第1周波数は、上記被仕分け物が上
    記ダイバータにて払い出される前に、上記被仕分け物の
    搬送方向の長さである荷長を各被仕分け物ごとに測定
    し、測定された荷長に基づき上記払出速度及び該払出速
    度に対応して上記各被仕分け物ごとに決定する、請求項
    3記載のダイバータ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のダイバータ駆動
    制御装置にて動作が制御されるダイバータ駆動装置にお
    いて、 上記第1周波数及び第2周波数の電流が供給される駆動
    源(501)と、 上記駆動源の出力軸とともに回転する回転板(56)
    と、 上記回転板の周縁部の一部と上記払出板の旋回軸とを連
    結し、上記回転板の一回転に対応して上記払出板を上記
    待機位置と上記払出位置との間で往復揺動させるクラン
    ク機構(55)と、を備えたことを特徴とするダイバー
    タ駆動装置。
  6. 【請求項6】 被仕分け物(30)を搬送するベルト
    (53)上から上記被仕分け物が払い出されるシュート
    (3)に対向して設けたダイバータ(500)の払出板
    (51)を、該払出板の一端部に設けた旋回軸を中心と
    して上記被仕分け物を上記シュートへ払い出す払出位置
    (62)と上記被仕分け物を通過させる待機位置(6
    1)との間で往復揺動させることで、上記被仕分け物に
    ついて自動的に仕分け処理を行う仕分け装置であって、 インバータ制御により上記払出板を駆動する駆動源(5
    01)を有する上記ダイバータの駆動装置(55,5
    6,501)と、 上記駆動源の駆動制御を行う駆動制御装置であって、 上記被仕分け物を上記シュートへ払い出すために必要な
    払出速度にて上記払出板を動作させるための第1周波数
    の電流を各被仕分け物ごとに、上記第1周波数又は上記
    払出速度に対応して設定されている電流供給時間にて上
    記駆動源へ供給し、 上記電流供給時間の終了時に、上記払出速度の高低に拘
    わらず上記払出板を上記待機位置に停止させるために必
    要な一定の停止用速度にて上記払出板を動作させるため
    の一定の第2周波数の電流を上記駆動源へ供給し、 上記第2周波数の電流供給開始後、上記払出板が上記待
    機位置に戻る前に、上記駆動源への上記第2周波数の供
    給を停止して上記払出板を上記待機位置に停止させる、
    駆動制御装置(6,502)と、を備えたことを特徴と
    する仕分け装置。
  7. 【請求項7】 上記被仕分け物が上記ダイバータにて払
    い出される前に、上記被仕分け物の搬送方向の長さであ
    る荷長を各被仕分け物ごとに測定する荷長測定装置
    (4,6)をさらに備え、 上記駆動制御装置は、上記測定された荷長に基づき上記
    払出速度及び該払出速度に対応した上記第1周波数を上
    記各被仕分け物ごとに決定する、請求項6記載の仕分け
    装置。
  8. 【請求項8】 上記駆動制御装置が上記駆動源への上記
    第2周波数の電流供給を停止するため、上記払出板又は
    上記ダイバータ駆動装置の構成部品が所定位置に到達し
    たことを検出し、上記第2周波数の供給停止用の信号を
    上記駆動制御装置へ送出する検出器(60)をさらに備
    えた、請求項6又は7記載の仕分け装置。
  9. 【請求項9】 上記ダイバータ駆動装置は、 上記第1周波数及び第2周波数の電流が供給される駆動
    源(501)と、 上記駆動源の出力軸とともに回転する回転板(56)
    と、 上記回転板の周縁部の一部と上記払出板の旋回軸とを連
    結し、上記回転板の一回転に対応して上記払出板を上記
    待機位置と上記払出位置との間で往復揺動させるクラン
    ク機構(55)と、を備えた、請求項6ないし8のいず
    れかに記載の仕分け装置。
  10. 【請求項10】 上記駆動制御装置によって上記駆動源
    への上記第2周波数の電流供給が停止された後、上記払
    出板は惰力により移動して上記待機位置に停止する、請
    求項6ないし9のいずれかに記載の仕分け装置。
  11. 【請求項11】 複数の上記ダイバータ及び上記シュー
    トが上記被仕分け物の搬送方向に沿って配置される場
    合、さらに、 各被仕分け物が払い出されるシュートを指示する仕分け
    先情報が各被仕分け物ごとに入力され、該仕分け先情報
    を上記駆動制御装置へ送出する仕分け先入力装置(8
    1)と、 上記ベルトに投入された各被仕分け物について基準位置
    からの移動距離情報を算出するための距離信号を上記駆
    動制御装置へ送出する距離信号送出装置(5)と、を備
    え、上記駆動制御装置は、 各仕分け先情報と、上記基準位置から各ダイバータが配
    置される位置までの搬送距離情報との関係を予め格納し
    ており、供給される上記仕分け先情報から得られる上記
    搬送距離情報及び上記距離信号に基づき算出された上記
    移動距離情報に基づき各被仕分け物の仕分け先に対応す
    る上記ダイバータを駆動する、請求項6ないし10のい
    ずれかに記載の仕分け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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