JPH10156126A - 排気ガス処理装置 - Google Patents
排気ガス処理装置Info
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- JPH10156126A JPH10156126A JP8323090A JP32309096A JPH10156126A JP H10156126 A JPH10156126 A JP H10156126A JP 8323090 A JP8323090 A JP 8323090A JP 32309096 A JP32309096 A JP 32309096A JP H10156126 A JPH10156126 A JP H10156126A
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- JP
- Japan
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- exhaust gas
- gas
- shower
- liq
- separation tank
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D47/00—Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
- B01D47/06—Spray cleaning
- B01D47/063—Spray cleaning with two or more jets impinging against each other
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L9/00—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L9/14—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes
- A61L9/145—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes air-liquid contact processes, e.g. scrubbing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D39/00—Filtering material for liquid or gaseous fluids
- B01D39/14—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
- B01D39/20—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of inorganic material, e.g. asbestos paper, metallic filtering material of non-woven wires
- B01D39/2068—Other inorganic materials, e.g. ceramics
- B01D39/2072—Other inorganic materials, e.g. ceramics the material being particulate or granular
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/74—General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
- B01D53/77—Liquid phase processes
- B01D53/78—Liquid phase processes with gas-liquid contact
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2239/00—Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
- B01D2239/12—Special parameters characterising the filtering material
- B01D2239/1208—Porosity
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- Treating Waste Gases (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な方法で、排気ガス中の白煙(水蒸気)
を除去するとともに、放出される排気ガスに含まれる有
害ガスや放出される排気ガスの臭気を低減できるような
排気ガス処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 排気ガス処理装置のジェットスクラバー
2から気液分離槽4を経て送られてきた排気ガスが、液
体のシャワー12中を通過するようにした後、セラミッ
クス粒子9間を通過させたてから大気中に放出するよう
にしたことを特徴とする。
を除去するとともに、放出される排気ガスに含まれる有
害ガスや放出される排気ガスの臭気を低減できるような
排気ガス処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 排気ガス処理装置のジェットスクラバー
2から気液分離槽4を経て送られてきた排気ガスが、液
体のシャワー12中を通過するようにした後、セラミッ
クス粒子9間を通過させたてから大気中に放出するよう
にしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却炉等で使用さ
れる排気ガス処理装置に関するもので、特に白煙(水蒸
気)を含んだ排気ガスから白煙を除去するための排気ガ
ス処理装置に関するものである。
れる排気ガス処理装置に関するもので、特に白煙(水蒸
気)を含んだ排気ガスから白煙を除去するための排気ガ
ス処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、排気ガス処理装置は、図3に示す
ように、図外の焼却炉から排気ガス導入管1を通って送
られてくる排気ガスを、ジェットスクラバー2内に導
き、排気ガスに水を吹き付け、上記排気ガスに含まれて
いる媒塵や有害ガス等の微粒子を上記液体に付着させて
捕捉することにより排気ガス中に含まれている媒塵や有
害ガス等を取り除く処理を行なうものである。なお、こ
の水を吹き付けられた排気ガスは、500℃〜900℃
の高温であるため、上記排気ガスに水を吹き付けた場
合、大量の白煙(水蒸気)が発生する。上記白煙を含ん
だ排気ガスは、誘引ファン3により、ジェットスクラバ
ー2の下方に設置された気液分離槽4を経て、煙突5の
下方に設置された集塵機6を通過し、煙突5より大気中
に放出される。なお、上記媒塵や有害ガス等の微粒子を
付着させた水は、気液分離槽4の底部に集められ、排水
管7により、図外の排水処理装置に送られ処理される。
ように、図外の焼却炉から排気ガス導入管1を通って送
られてくる排気ガスを、ジェットスクラバー2内に導
き、排気ガスに水を吹き付け、上記排気ガスに含まれて
いる媒塵や有害ガス等の微粒子を上記液体に付着させて
捕捉することにより排気ガス中に含まれている媒塵や有
害ガス等を取り除く処理を行なうものである。なお、こ
の水を吹き付けられた排気ガスは、500℃〜900℃
の高温であるため、上記排気ガスに水を吹き付けた場
合、大量の白煙(水蒸気)が発生する。上記白煙を含ん
だ排気ガスは、誘引ファン3により、ジェットスクラバ
ー2の下方に設置された気液分離槽4を経て、煙突5の
下方に設置された集塵機6を通過し、煙突5より大気中
に放出される。なお、上記媒塵や有害ガス等の微粒子を
付着させた水は、気液分離槽4の底部に集められ、排水
管7により、図外の排水処理装置に送られ処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記大
気中に放出される白煙には、排気ガスに含まれていた媒
塵や有害ガス等の微粒子のうち、上記気液分離槽に落下
する水に捕獲されなかった、更に細かい媒塵や有害ガス
等の微粒子が含まれている。したがって、上記従来の排
気ガス処理装置では、この細かい媒塵や有害ガスを含ん
だ白煙が大気中に放出されてしまうという欠点があっ
た。この白煙(水蒸気)を除去する方法として、白煙を
含む排気ガスをバーナー等で加熱し、水蒸気を気化させ
る方法が提案されているが、効果が低いことや燃焼装置
がコスト高になることから実用化には到っていない。ま
た、上記白煙を含む排気ガスをフィンチューブに送り、
冷却ファンにより空冷し、ガス中の水蒸気を凝縮して回
収する方法が提案されている。しかしながら、この方法
では、大量の排気ガスを、水蒸気が凝縮するまで冷却す
る必要があるため、設備が大型になり、しかも、費用も
かかるという欠点があった。
気中に放出される白煙には、排気ガスに含まれていた媒
塵や有害ガス等の微粒子のうち、上記気液分離槽に落下
する水に捕獲されなかった、更に細かい媒塵や有害ガス
等の微粒子が含まれている。したがって、上記従来の排
気ガス処理装置では、この細かい媒塵や有害ガスを含ん
だ白煙が大気中に放出されてしまうという欠点があっ
た。この白煙(水蒸気)を除去する方法として、白煙を
含む排気ガスをバーナー等で加熱し、水蒸気を気化させ
る方法が提案されているが、効果が低いことや燃焼装置
がコスト高になることから実用化には到っていない。ま
た、上記白煙を含む排気ガスをフィンチューブに送り、
冷却ファンにより空冷し、ガス中の水蒸気を凝縮して回
収する方法が提案されている。しかしながら、この方法
では、大量の排気ガスを、水蒸気が凝縮するまで冷却す
る必要があるため、設備が大型になり、しかも、費用も
かかるという欠点があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、簡便な方法で、白煙(水蒸気)を除去する
とともに、放出される排気ガスに含まれる有害ガスや放
出される排気ガスの臭気を低減できるような排気ガス処
理装置を提供することを目的とする。
れたもので、簡便な方法で、白煙(水蒸気)を除去する
とともに、放出される排気ガスに含まれる有害ガスや放
出される排気ガスの臭気を低減できるような排気ガス処
理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の排気ガス処理装置は、ジェットスクラバーから気液分
離槽を経て送られてきた排気ガスを、液体のシャワー中
を通過させて排出するようにしたことを特徴とする。ま
た、本発明の請求項2に記載の排気ガス処理装置は、液
体のシャワー中を通過した排気ガスを、セラミック粒子
間を通過させた後大気中に放出するようにしたことを特
徴とする。更に、本発明の請求項3に記載の排気ガス処
理装置は、セラミックス粒子の組成が、(SiO2)a・
(Al2O3)b・(K2O)c・(MxOy)dから成り、a
=75〜90wt%,b=5〜15wt%,c=2.5
〜4.5wt%(a+b+c+d=100wt%)であ
り、上記MxOyは、Fe2O3,TiO2等の金属酸化物
であることを特徴とする。
の排気ガス処理装置は、ジェットスクラバーから気液分
離槽を経て送られてきた排気ガスを、液体のシャワー中
を通過させて排出するようにしたことを特徴とする。ま
た、本発明の請求項2に記載の排気ガス処理装置は、液
体のシャワー中を通過した排気ガスを、セラミック粒子
間を通過させた後大気中に放出するようにしたことを特
徴とする。更に、本発明の請求項3に記載の排気ガス処
理装置は、セラミックス粒子の組成が、(SiO2)a・
(Al2O3)b・(K2O)c・(MxOy)dから成り、a
=75〜90wt%,b=5〜15wt%,c=2.5
〜4.5wt%(a+b+c+d=100wt%)であ
り、上記MxOyは、Fe2O3,TiO2等の金属酸化物
であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は、本実施の形態に係
わる排気ガス処理装置の構成を示す図で、排気ガス処理
装置は、気液分離槽4の排気ガス流出口4pと煙突5の
下方に設置された集塵機6の排気ガス流入口6pの間の
通路にシャワー室8と、煙突5内の集塵機6の下流側
で,誘引ファン3の上流側にセラミックス粒子9を充填
した瀘過ユニット10とを備えている。シャワー室8
は、複数の仕切り板(以下、バッフル板という)11
が、液体シャワー室8に流入した白煙を含む排気ガスの
実質通過距離を長くするように、天井と床に交互に設置
されるとともに、各バッフル板11には、それぞれシャ
ワー12が取付けられている。そして、上記シャワー1
2には、シャワー水を供給する送水管13が接続され、
また、上記放出されたシャワー水を気液分離槽4へ排水
する排水管14が備えられている。なお、上記セラミッ
クス粒子9は、組成式が、(SiO2)a・(Al2O3)
b・(K2O)c・(MxOy)dから成り、a=75〜90
wt%,b=5〜15wt%,c=2.5〜4.5wt
%(a+b+c+d=100wt%,MxOyは、Fe2
O3,TiO2等の金属酸化物)である多孔質のセラミッ
クス(以下、クリーンセラミックスという)から成る。
次に、このような排気ガス処理装置の動作について説明
する。誘引ファン3により誘導され、気液分離槽4の排
気ガス流出口4pから液体シャワー室8へ流入した白煙
(水蒸気)を含む排気ガスは、上記バッフル板11で構
成された通路を通過する間に、液体のシャワーを浴びる
ことで冷却され、上記排気ガスに含まれる水蒸気は水滴
となり、シャワー水とともにシャワー室8の床に集ま
り、排水管14を通って気液分離槽4に排出される。そ
して、上記水蒸気が分離された排気ガスは、集塵機6に
より残留していた媒塵を取り除かれ、瀘過ユニット10
に導かれる。この瀘過ユニット10内に充填されている
クリーンセラミックスより成るセラミックス粒子9は、
気体中の微粒子だけでなく、有害ガスをも吸着する機能
を有するので、上記排気ガスは、ガス中に残留している
細かい媒塵や有害ガスが取り除かれた後、煙突5より大
気中へ放出される。この結果、例えば、建築廃棄材と塩
化ビニル類の混合物を焼却炉で燃焼させ、上記排気ガス
処理装置で処理したところ、煙突5より放出された排気
ガスには、外気温25℃,15℃,5℃のいずれの場合
においても、白煙は目視されず、また、上記塩化ビニル
類の燃焼により発生した塩化水素特有の刺激臭も少なか
った。但し、排気ガスを、上記瀘過ユニット10に流入
する前に抽出した場合、抽出されたガスは明かに塩化水
素特有の強い刺激臭がある。図2は、上記例において、
排気ガスが集塵機6を通過した地点(図1の測定点A)
と、瀘過ユニット10を通過した地点(図1の測定点
B)における、媒塵(ダスト)濃度と、硫黄酸化物,窒
素酸化物,塩化水素等の有害ガスの濃度変化を比較した
グラフである。このグラフから明らかなように、測定点
Bにおける硫黄酸化物濃度と塩化水素濃度が、上述した
クリーンセラミックスより成るセラミックス粒子の吸着
効果により、測定点Aに比較して、1/3〜1/4と大
幅に低減しており、また、媒塵濃度と窒素酸化物濃度に
ついても3.3%〜10%減少している。このように、
本実施の形態によれば、ジェットスクラバーから気液分
離槽を経て送られてきた排気ガスが、液体のシャワー中
を通過するようにし、更に、上記排気ガスを、クリーン
セラミックスより成るセラミック粒子間を通過させた後
大気中に放出するようにしたので、排気ガス中に含まれ
る白煙(水蒸気)を除去することができ、更に、放出さ
れる排気ガスに含まれる細かい媒塵や有害ガスや放出さ
れる排気ガスの臭気を低減できる。
て、図面に基づき説明する。図1は、本実施の形態に係
わる排気ガス処理装置の構成を示す図で、排気ガス処理
装置は、気液分離槽4の排気ガス流出口4pと煙突5の
下方に設置された集塵機6の排気ガス流入口6pの間の
通路にシャワー室8と、煙突5内の集塵機6の下流側
で,誘引ファン3の上流側にセラミックス粒子9を充填
した瀘過ユニット10とを備えている。シャワー室8
は、複数の仕切り板(以下、バッフル板という)11
が、液体シャワー室8に流入した白煙を含む排気ガスの
実質通過距離を長くするように、天井と床に交互に設置
されるとともに、各バッフル板11には、それぞれシャ
ワー12が取付けられている。そして、上記シャワー1
2には、シャワー水を供給する送水管13が接続され、
また、上記放出されたシャワー水を気液分離槽4へ排水
する排水管14が備えられている。なお、上記セラミッ
クス粒子9は、組成式が、(SiO2)a・(Al2O3)
b・(K2O)c・(MxOy)dから成り、a=75〜90
wt%,b=5〜15wt%,c=2.5〜4.5wt
%(a+b+c+d=100wt%,MxOyは、Fe2
O3,TiO2等の金属酸化物)である多孔質のセラミッ
クス(以下、クリーンセラミックスという)から成る。
次に、このような排気ガス処理装置の動作について説明
する。誘引ファン3により誘導され、気液分離槽4の排
気ガス流出口4pから液体シャワー室8へ流入した白煙
(水蒸気)を含む排気ガスは、上記バッフル板11で構
成された通路を通過する間に、液体のシャワーを浴びる
ことで冷却され、上記排気ガスに含まれる水蒸気は水滴
となり、シャワー水とともにシャワー室8の床に集ま
り、排水管14を通って気液分離槽4に排出される。そ
して、上記水蒸気が分離された排気ガスは、集塵機6に
より残留していた媒塵を取り除かれ、瀘過ユニット10
に導かれる。この瀘過ユニット10内に充填されている
クリーンセラミックスより成るセラミックス粒子9は、
気体中の微粒子だけでなく、有害ガスをも吸着する機能
を有するので、上記排気ガスは、ガス中に残留している
細かい媒塵や有害ガスが取り除かれた後、煙突5より大
気中へ放出される。この結果、例えば、建築廃棄材と塩
化ビニル類の混合物を焼却炉で燃焼させ、上記排気ガス
処理装置で処理したところ、煙突5より放出された排気
ガスには、外気温25℃,15℃,5℃のいずれの場合
においても、白煙は目視されず、また、上記塩化ビニル
類の燃焼により発生した塩化水素特有の刺激臭も少なか
った。但し、排気ガスを、上記瀘過ユニット10に流入
する前に抽出した場合、抽出されたガスは明かに塩化水
素特有の強い刺激臭がある。図2は、上記例において、
排気ガスが集塵機6を通過した地点(図1の測定点A)
と、瀘過ユニット10を通過した地点(図1の測定点
B)における、媒塵(ダスト)濃度と、硫黄酸化物,窒
素酸化物,塩化水素等の有害ガスの濃度変化を比較した
グラフである。このグラフから明らかなように、測定点
Bにおける硫黄酸化物濃度と塩化水素濃度が、上述した
クリーンセラミックスより成るセラミックス粒子の吸着
効果により、測定点Aに比較して、1/3〜1/4と大
幅に低減しており、また、媒塵濃度と窒素酸化物濃度に
ついても3.3%〜10%減少している。このように、
本実施の形態によれば、ジェットスクラバーから気液分
離槽を経て送られてきた排気ガスが、液体のシャワー中
を通過するようにし、更に、上記排気ガスを、クリーン
セラミックスより成るセラミック粒子間を通過させた後
大気中に放出するようにしたので、排気ガス中に含まれ
る白煙(水蒸気)を除去することができ、更に、放出さ
れる排気ガスに含まれる細かい媒塵や有害ガスや放出さ
れる排気ガスの臭気を低減できる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
排気ガス処理装置によれば、気液分離槽を経て送られて
きた排気ガスを、液体のシャワー中を通過させて排出す
るようにしたので、簡便な方法で、排気ガス中の白煙
(水蒸気)を除去することができる。また、本発明の請
求項2に記載の排気ガス処理装置によれば、液体のシャ
ワー中を通過した排気ガスを、セラミック粒子間を通過
させた後大気中に放出するようにしたので、放出される
排気ガスに含まれる細かい媒塵を低減することができ
る。また、本発明の請求項3に記載の排気ガス処理装置
によれば、セラミックス粒子を組成式が、(SiO2)a
・(Al2O3)b・(K2O)c・(MxOy)dから成り、
a=75〜90wt%,b=5〜15wt%,c=2.
5〜4.5wt%(a+b+c+d=100wt%,M
xOyは、Fe2O3,TiO2等の金属酸化物)である多
孔質のセラミックスとしたので、大気中に放出される排
気ガスに含まれる有害ガスや放出される排気ガスの臭気
を低減することができる。
排気ガス処理装置によれば、気液分離槽を経て送られて
きた排気ガスを、液体のシャワー中を通過させて排出す
るようにしたので、簡便な方法で、排気ガス中の白煙
(水蒸気)を除去することができる。また、本発明の請
求項2に記載の排気ガス処理装置によれば、液体のシャ
ワー中を通過した排気ガスを、セラミック粒子間を通過
させた後大気中に放出するようにしたので、放出される
排気ガスに含まれる細かい媒塵を低減することができ
る。また、本発明の請求項3に記載の排気ガス処理装置
によれば、セラミックス粒子を組成式が、(SiO2)a
・(Al2O3)b・(K2O)c・(MxOy)dから成り、
a=75〜90wt%,b=5〜15wt%,c=2.
5〜4.5wt%(a+b+c+d=100wt%,M
xOyは、Fe2O3,TiO2等の金属酸化物)である多
孔質のセラミックスとしたので、大気中に放出される排
気ガスに含まれる有害ガスや放出される排気ガスの臭気
を低減することができる。
【図1】本発明の実施形態に係わる排気ガス処理装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係わるセラミックス粒子の
吸着効果を示す図である。
吸着効果を示す図である。
【図3】従来の排気ガス処理装置の構成図である。
1 排気ガス導入管 2 ジェットスクラバー 3 誘引ファン 4 気液分離槽 5 煙突 6 集塵機 7,14 排水管 8 シャワー室 9 セラミックス粒子 10 瀘過ユニット 11 各バッフル板 12 シャワー 13 送水管
Claims (3)
- 【請求項1】 排気ガスに液体を吹き付け排気ガス中の
媒塵等を除去するジェットスクラバーと、上記液体と排
気ガスとを分離する気液分離槽とを備えた排気ガス処理
装置において、上記気液分離槽を経て送られてきた排気
ガスを、液体のシャワー中を通過させて排出するように
したことを特徴とする排気ガス処理装置。 - 【請求項2】 液体のシャワー中を通過した排気ガス
を、セラミック粒子間を通過させた後大気中に放出する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の排気ガス処
理装置。 - 【請求項3】 セラミックス粒子の組成が、(Si
O2)a・(Al2O3)b・(K2O)c・(MxOy)dから
成り、a=75〜90wt%,b=5〜15wt%,c
=2.5〜4.5wt%(a+b+c+d=100wt
%)であり、上記MxOyは、Fe2O3,TiO2等の金
属酸化物であることを特徴とする請求項2記載の排気ガ
ス処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323090A JPH10156126A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 排気ガス処理装置 |
KR1019970048075A KR19980063478A (ko) | 1996-12-03 | 1997-09-22 | 배기가스 처리장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323090A JPH10156126A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 排気ガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10156126A true JPH10156126A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18150971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8323090A Pending JPH10156126A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 排気ガス処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10156126A (ja) |
KR (1) | KR19980063478A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101039373B1 (ko) | 2011-03-04 | 2011-06-08 | (주)씨앤지테크 | 소용돌이 세정집진장치 |
CN105214426A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-01-06 | 桐城市丽琼金属制品有限公司 | 一种排烟除尘装置 |
CN106823628A (zh) * | 2017-01-13 | 2017-06-13 | 安徽未名鼎和环保有限公司 | 一种用于处理高温尾气的设备 |
CN109999593A (zh) * | 2019-04-29 | 2019-07-12 | 漳州豪溢家具有限公司 | 一种低成本高效率的除尘装置 |
CN111514728A (zh) * | 2020-04-13 | 2020-08-11 | 江苏苏菱铝用阳极有限公司 | 一种焙烧炉废气过滤净化装置 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP8323090A patent/JPH10156126A/ja active Pending
-
1997
- 1997-09-22 KR KR1019970048075A patent/KR19980063478A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101039373B1 (ko) | 2011-03-04 | 2011-06-08 | (주)씨앤지테크 | 소용돌이 세정집진장치 |
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