JPH1015605A - 圧延機ロールチョックのロール軸受給脂装置 - Google Patents

圧延機ロールチョックのロール軸受給脂装置

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JPH1015605A
JPH1015605A JP17376596A JP17376596A JPH1015605A JP H1015605 A JPH1015605 A JP H1015605A JP 17376596 A JP17376596 A JP 17376596A JP 17376596 A JP17376596 A JP 17376596A JP H1015605 A JPH1015605 A JP H1015605A
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roll
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JP17376596A
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Yasutaka Horibe
泰隆 堀部
Kenta Sakabe
健太 坂部
Tetsuhei Nishikawa
徹平 西川
Tetsuo Chaie
哲男 茶家
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Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 本発明装置は、圧延機ロールチョックへの給脂を迅速か
つ確実に施す装置を提供する。 【解決手段】 給脂側に複数個の雄カップラー5、5a
または雌カップラー1、1aと、拡縮可能なガイドロッ
ド2を部材4に配設し、雄カップラー5、5a外周また
は雌カップラー1、1a内周にカップラー結合部6、6
a、8、8aを形成し、上記部材4を前退進自在に構成
するとともに、ロールチョック9に雌カップラー1、1
aまたは雄カップラー5、5aとガイド孔12を配設し
た圧延機ロールチヨックのロール軸受給脂装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明装置は、圧延機ロール
チョックのロール軸受給脂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延機ロールチョックのロール軸受への
給脂装置としては、ロール軸受に雌カップラーを配設
し、雄カップラーとガイドピンを軌条上を走行する自走
保持枠に設け、雄カップラーに油脂供給ホースを接続す
るとともに、自走保持枠をロール軸受に対して進退自在
に構成する。ロール軸受への給脂に際しては、自走保持
枠を移動してロール軸受の雌カップラーに雄カップラー
を結合接続した後、油脂を供給することが特公平1−2
6764号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき給脂装置
においては、自走保持枠の規模が大きくなり、圧延機直
近の制限されたスペース内でのセットが困難で、しかも
作業能率が低下する。また、雄・雌カップラーを結合接
続させるとき、位置合わせ等に手間取り、同様に作業能
率が低下する。更に、雄・雌カップラーを結合接続後、
給脂中に高い押し付け力で押し付けつつ、給脂して結合
部からの油洩れを防止することから、高圧の流体圧シリ
ンダー等の押付装置を必要とし、しかも油洩れによる作
業環境を悪化させる等の課題がある。本発明装置は、こ
のような課題を有利に解決するためなされたものであ
り、雄・雌カップラーの位置合わせを迅速に、しかも高
精度で行い正確な結合接続により作業能率を向上し、給
脂中の高い押し付け力を必要とせず、かつ油洩れも確実
に防止することなできる圧延機ロールチョックのロール
軸受給脂装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、給脂側に複数個の雄カップラーまたは雌カップラ
ーと、拡縮可能なガイドロッドを部材に配設し、雄カッ
プラー外周または雌カップラー内周にカップラー結合部
を形成し、上記部材を前退進自在に構成するとともに、
ロールチョックに雌カップラーまたは雄カップラーとガ
イド孔を配設したことを特徴とする圧延機ロールチヨッ
クのロール軸受給脂装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】上記のごとく、給脂側に複数個の
雄カップラーまたは雌カップラーと拡縮可能なガイドロ
ッドを例えば、ガイドロッドを中央にして、その両側に
カップラーを部材に配設して一体化することによって、
簡便な作動機構で同時に作動させることができ、小型化
することができるので、安価な給脂装置とすることがで
きる。また、ガイドロッドを拡縮可能にすることによ
り、この拡縮可能なガイドロッドの対称位置にあるロー
ルチョックに配設したガイド孔へガイドロッドを縮小状
態で位置させ、次いでガイドロッドを拡張(膨張)する
ことによって、上記雄カップラーまたは雌カップラー
と、ロールチョックに配設した雌カップラーまたは雄カ
ップラーの位置合わせが高精度で、しかも迅速にでき
る。即ち、ガイドロッドを縮小状態でガイド孔へ位置さ
せることにより、容易にガイド孔へ位置させることがで
き、その位置でガイドロッドを拡張(膨張)することに
よって、部材に配設した雄カップラーまたは雌カップラ
ーをロールチョックに配設した雌カップラーまたは雄カ
ップラーへの位置合わせが迅速かつ確実にできるもので
ある。
【0006】このような雄カップラーの外周に雌カップ
ラーを結合する結合部として例えば、凹部(溝)を形成
し、一方雌カップラーの内周に雄カップラーを結合する
結合部として凸部を形成し、上記のごとくガイドロッド
によりガイドされ雄・雌カップラーが結合接続すると
き、雄カップラーの凹部と雌カップラーの凸部が結合
(係合)してセルフシール型カップリングとなり、給脂
中に高い押し付け力で一方のカップラーを他のカップラ
ーに押し付ける必要がなく、しかも結合部からの油洩れ
もない。従って、強力な押付装置を省略して装置を簡素
化でき、かつ油洩れによる作業環境の悪化防止、油脂の
無駄を防止することができる。
【0007】次に、例えば前退進フレームに昇降柱を設
置し、この昇降柱に昇降フレームを昇降自在に設け、該
昇降フレームに移動フレームを横行自在に設けてカップ
ラーガイド装置を構成する。このようなカップラーガイ
ド装置の移動フレームに、前記のごとき給脂側に複数個
の雄カップラーまたは雌カップラーと拡縮可能なガイド
ロッドを配設した部材を前退進自在に設置してガイドす
ることにより、ロールチョックのカップラーとガイド孔
直前位置へのガイドを確実に、しかも迅速にできる。
【0008】雌または雄カップラーは、給脂側カップラ
ーを雌カップラー、ロールチョック側を雄カップラーま
た、逆に給脂側カップラーを雄カップラー、ロールチョ
ック側を雌カップラーとして、カップリングを構成する
ことができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明装置の実施例を挙げる。図1及
び図2において、給脂側に複数個の雌カップラー1、1
aをロッド2先端部を割溝7で半割にしてエヤーホース
3からエヤーを供給し、先端部を拡縮可能に構成したガ
イドロッド2の両側に位置せしめ共に部材4に配設して
一体化する。この雌カップラー1、1aの内周に結合部
として、雄カップラー5、5aを結合する凸部6、6a
を形成し、一方ロールチョック9に部材4aを介して配
設した雄カップラー5、5aの外周に雌カップラー1、
1a結合部として凹部8、8aを形成する。しかして、
流体圧シリンダーの作動によりボールスプライン10を
介して部材4を前進させ、ガイドロッド2をロールチョ
ック9に配設したガイド孔12内へ位置せしめ、同時に
雌カップラー1、1aをガイドして雄カップラー5、5
aと係合させ、エヤーホース3からガイドロッド2先端
部へエヤーを供給して拡張し、位置合わせを終え更に部
材4を前進させて雌カップラー1、1aと雌カップラー
1、1aの凹8、8a、凸6、6a部を結合させた後、
ラリーホース13から油脂を供給し、ロールチョック9
のロール軸受へグリースホース13aを経由して給脂す
る。
【0010】上記のごとき、給脂側の雌カップラー1、
1aをロールチョック9に配設した雄カップラー5、5
a直前へ位置させるガイド装置の一例を挙げると、前退
進フレーム15を基台16にボールネジ17及びガイド
レール21を介して設置し、サーボモーター18の作動
により、ボールネジ17を回転し前退進フレーム15を
前退進自在とする。この前退進フレーム15に昇降柱1
9を設け、該昇降柱19に昇降フレーム20をボールネ
ジ17a及びガイドレール21aを介して設置し、サー
ボモーター18aの作動によりボールネジ17aを回転
して、昇降フレーム20を昇降自在に可動可能にすると
ともに、昇降フレーム20にボールネジ17b及びガイ
ドレール21bを介して移動フレーム22を設け、サー
ボモーター18bの作動により移動フレーム22を横行
自在に構成する。
【0011】このようなガイド装置の保持枠23に、雌
カップラー1、1aとガイドロッド2を配設した部材4
をスプリング24を介して設置し、該保持枠23をボー
ルスプライン10先端に接続するとともに、このボール
スプライン10を軸受25を介して移動フレーム22に
前退進方向に設置し、ボールスプライン10の後端に付
設した流体圧シリンダー26の作動によって、雌カップ
ラー1、1aとガイドロッド2を部材4を介して前退進
自在に構成する。
【0012】しかして、前退進フレーム15、昇降フレ
ーム20及び移動フレーム22を作動して雌カップラー
1、1aとガイドロッド2をロールチョック9に部材4
aを介して配設した雄カップラー5、5a直前へ位置さ
せた後、流体圧シリンダー26を作動してボールスプラ
イン10を介して雌カップラー1、1aとガイドロッド
2を前進せしめ、ガイドロッド2がロールチョック9に
配設したガイド孔12へ位置したとき、前記のごとく拡
張して雌カップラー1、1aを雄カップラー5、5aへ
位置合わせした後、流体圧シリンダー26を作動して更
に前進させて雌カップラー1、1aの凸部6、6aと雄
カップラー5、5aの凹部8、8aを係合して結合し、
次いでラリーホース13から油脂を供給し、グリースホ
ース13aを介してロールチョック9内のロール軸受へ
給脂する。給脂完了後は、流体圧シリンダー26を作動
してボールスプライン10を介して保持枠23を後退さ
せ、雌カップラー1、1aを雄カップラー5、5aか
ら、ガイドロッド2はガイド孔12から同時に離脱させ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明装置によれば、雄・雌カップラー
の位置合わせが高精度で、しかも迅速にできることか
ら、作業能率を向上することができる。また、雄・雌カ
ップラーの結合によるシールが確実にでき、雄・雌カッ
プラーの一方を押し付けることなく給脂できるので強力
な押し付け装置を必要とせず、しかも油洩れがなく、作
業環境の悪化を防止することができ、かつ油脂の無駄を
なくすことができる。更に、雄・雌カップラーを部材を
介して一体形成しており、小型化できコンパクトな装置
とすることができる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例を示す要部平面図である。
【図2】本発明装置の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 雌カップラー 1a 雌カップラー 2 ガイドロッド 4 部材 5 雄カップラー 5a 雄カップラー 6 雌カップラー結合部 6a 雌カップラー結合部 8 雄カップラー結合部 8a 雄カップラー結合部 15 前退進フレーム 19 昇降柱 20 昇降フレーム 22 移動フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 徹平 愛知県東海市富木島町北広81番地 太平工 業株式会社東海支店内 (72)発明者 茶家 哲男 愛知県東海市富木島町北広81番地 太平工 業株式会社東海支店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給脂側に複数個の雄カップラーまたは雌
    カップラーと、拡縮可能なガイドロッドを部材に配設
    し、雄カップラー外周または雌カップラー内周にカップ
    ラー結合部を形成し、上記部材を前退進自在に構成する
    とともに、ロールチョックに雌カップラーまたは雄カッ
    プラーとガイド孔を配設したことを特徴とする圧延機ロ
    ールチヨックのロール軸受給脂装置。
  2. 【請求項2】 前退進フレームに昇降柱を設置し、該昇
    降柱に移動フレームを昇降及び横行自在に設け、該移動
    フレームの横行方向に部材に配置した複数個の雄カップ
    ラーまたは雌カップラーと、拡縮可能なガイドロッドを
    前退進自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    圧延機ロールチョックのロール軸受給脂装置。
JP17376596A 1996-07-03 1996-07-03 圧延機ロールチョックのロール軸受給脂装置 Expired - Fee Related JP3280234B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100770137B1 (ko) * 2001-09-21 2007-10-24 주식회사 포스코 압연 롤초크 점검형 안착장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100770137B1 (ko) * 2001-09-21 2007-10-24 주식회사 포스코 압연 롤초크 점검형 안착장치

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