JPH10155833A - 襁褓及びその製造方法 - Google Patents

襁褓及びその製造方法

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JPH10155833A
JPH10155833A JP8312181A JP31218196A JPH10155833A JP H10155833 A JPH10155833 A JP H10155833A JP 8312181 A JP8312181 A JP 8312181A JP 31218196 A JP31218196 A JP 31218196A JP H10155833 A JPH10155833 A JP H10155833A
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barrier
waistband
swaddling
absorbing
edge
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JP8312181A
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English (en)
Inventor
Kokumei Shu
國銘 朱
Chiyo Go
稚洋 呉
Meisho Ro
明璋 盧
Shii So
士維 曽
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ZENJITSUBI JITSUGYO KOFUN YUGE
ZENJITSUBI JITSUGYO KOFUN YUGENKOSHI
Original Assignee
ZENJITSUBI JITSUGYO KOFUN YUGE
ZENJITSUBI JITSUGYO KOFUN YUGENKOSHI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着者の体位の状態にかかわらず、装着者の
排泄物の漏洩を防止することができ、かつ低コストで生
産することができる襁褓及びその製造方法を得ること。 【解決手段】 襁褓は、吸収部が対向する側縁部に吸収
部と連続して所定幅を有する障壁部を設け、その障壁部
の両外縁部が互いに相対向するようにトップシート側に
折り畳まれたその上からウエストバンドを重畳的に固着
する。したがって、襁褓の装着時下腹部側の障壁部を拡
開して装着することにより、襁褓10は、装着時に装着
者の股部から後腰部にかけて吸収部の後側の障壁部が内
方に向かって閉じる形状をなし、吸収部の前側の障壁部
は外側に向かって張開する形状をなす。これにより、後
方の障壁部は装着者の股部から臀部に対して常に直立状
態となって接することとなり、装着者の排泄物の漏洩を
確実に阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体から排出される
排泄物を吸収するために用いられる襁褓に関し、特に襁
褓と人体との間からの排泄物の漏洩を防止する襁褓に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−304437号特許公報に
示されるように、従来の使い捨て襁褓は、すそに障壁部
(barrier cuff)を設置して、排泄物の漏
れを防止し、やわらかい排泄物が着物を汚すことを阻止
している。また、襁褓の装着具合の改善を図ることを目
的とした障壁部の構造が、米国特許382157号公報
に示されている。
【0003】上記公報に示された障壁部の構造は、吸収
部の左右に亘って障壁部の一方の端縁部を接続し、他方
の端縁部を襁褓の前方側は吸収部の中心側に向かうよう
に、後方側は吸収部の左右方向外側に開くように接続し
て構成したものである。この障壁部により、襁褓の装着
者の立位時及び座位時における襁褓の両側からの排泄物
の漏洩を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような障
壁部は、後方側が左右方向外側に開くように構成されて
いるので、装着者が寝る等して仰向けになった場合に
は、吸収部の後方側は装着者の臀部に対して平行状態と
なるので、障壁部からの排泄物の漏洩を阻止できない。
また、襁褓は、ウエストバンドにより装着者の腰部に装
着されているだけであり、吸収部の後方側には障壁部等
の障壁部が設けられていないので、背寝時に装着者の背
中と襁褓との間からの排泄物の漏洩を防止することがで
きない。
【0005】また、米国特願8/286086号公報に
はウエストバンドに弾性体の耳状部を設けたものが示さ
れている。しかし、弾性体の耳状部により襁褓を装着者
の腰部にフィットさせることはできるが、本発明の課題
の一つである、仰向け時において背中と襁褓との間から
の排泄物の漏洩を防止するという課題を解決するために
は、十分なものではない。更に、上記米国特願8/28
6086号公報に示された技術による襁褓は、多くの材
料を必要とするので材料費の負担が大きく、また、製造
コストも割高となり、生産コストの高騰を抑制すること
が困難である。
【0006】本発明は、上記に述べた課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、装着者の体位の状態にか
かわらず、装着者の排泄物の漏洩を防止することがで
き、かつ低コストで生産することができる襁褓及びその
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる襁褓は、吸収部が対向する側縁部に
吸収部と連続して設けられ、所定幅を有する障壁部を設
け、障壁部の両外縁部が互いに相対向するようにトップ
シート側に折り畳まれ固着されたその上からウエストバ
ンドを重畳的に固着する。
【0008】したがって、襁褓の装着時下腹部側の障壁
部を拡開して装着することにより、襁褓10は、装着時
に装着者の股部から後腰部にかけて吸収部の後側の障壁
部が内方に向かって閉じる形状をなし、吸収部の前側の
障壁部は外側に向かって張開する形状をなす。これによ
り、後方の障壁部は装着者の股部から臀部に対して常に
略直立状態となって接することとなり、装着者の排泄物
の漏洩を確実に阻止することができる。
【0009】また、吸収部の装着時背側縁部はウエスト
バンドの背側縁部を固着し、ウエストバンドは障壁部と
重畳する箇所を固着することにより、吸収部の装着時背
側縁部と両側縁部方向の3方向を閉鎖する集液空間部を
形成することができる。したがって、装着者が背寝時に
おいて、襁褓内を装着者の背中側に移動した排泄物を集
液空間部内に収容することができ、襁褓と装着者の背中
との間からの排泄物の漏洩を防ぐ機能を有する。
【0010】また、襁褓の製造方法は、ウエストバンド
用原体の所定位置への接着部材塗布工程は、吸収部の装
着時背側縁部と固着される箇所に接着部材の塗布を行
う。したがって、ウエストバンドと吸収体との間に上述
の集液空間部を容易に形成することができる。
【0011】
【実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態
について詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明にかかる第1の実施の形態
の襁褓10の正面展開図である。尚、図示した襁褓10
は、説明の便宜上、襁褓10が具備する全ての収縮弾性
部品を除去した後平らに並べた未収縮状態を示してい
る。また、その一部分は、断面図を用いてその構造をよ
り一層明らかにしている。
【0013】図示したように、襁褓10は、吸収部18
とウエストバンド40とにより構成され、第1腰部11
と第2腰部12と、股部13とを形成している。吸収部
18は、吸収コア30を間に介在させて略方形の透水性
のトップシート21と不透水性のバックシート22とを
重畳結合することにより構成される。
【0014】また、吸収部18のトップシート21側に
は、トップシート21と吸収コア30とにより集液面2
0が形成される。トップシート21とバックシート22
は、ともに同じ大きさに形成され、その大きさは吸収コ
ア30よりも大きく、吸収コア30より延出した周縁領
域には周辺翼50が形成される。
【0015】そして、吸収部18の左右両側には、襁褓
10の長さ方向に亘って所定幅を有する障壁部60が形
成されている。障壁部60は、吸収部18の左右の周辺
翼50を集液面20側に所定幅だけ折曲することにより
形成される。
【0016】障壁部60は、吸収部18との接続部分に
折線縁61を、自由端側に装着者と当接する当接縁62
を形成し、当接縁62の近傍には図5に示したように吸
収部18の長さ方向に亘って収縮作用を有するする弾性
バンド66が設けられている。この弾性バンド66は、
図38に示したように襁褓10に弾性的に収縮する皺を
生じさせ、襁褓10の装着時に障壁部の当接縁62を集
液面20から隔離する作用を有する。
【0017】尚、図中では、襁褓10を実際に装着する
際には、図38に示したように第1腰部11側を左右側
に開いて装着する。したがって、障壁部60は、当接縁
62が左右方向に開く前方領域63と、吸収体18の中
心に向かう後方領域64とを形成し、前方領域63と後
方領域64の間には障壁部60の当接縁62が拡開方向
から中心へと反転する転折部65を形成する。すなわ
ち、図示したように障壁部60は、拡開状態に形成され
た第1腰部11より徐々に立設状態となり、転折部65
より後方では、当接縁62は徐々に内方に相対向するよ
うに形成される。
【0018】ウエストバンド40は、図1に示したよう
に、吸収部18の後方に吸収部18の長手方向と直交し
て、襁褓10が略T字型を形成するように設けられる。
また、ウエストバンド40は、図2に示したように、横
長の帯状に形成されており、その両端部には粘着テープ
41が設けられている。粘着テープ41は、図25に示
したように、吸収部18の前方領域63のバックシート
22側に、張り付け、はがしを自由に行うことができる
ものである。
【0019】図3は、図1の概要説明図、図4は、図1
の立体説明図である。ウエストバンド40と吸収部18
は、障壁部60を間に介して重畳的に結合される。本実
施の形態では、図3に示したように、ウエストバンド4
0と吸収部18は略逆さU字型に結合される(図中、ハ
ッチング部分)。
【0020】すなわち、略逆さU字型の結合部分は、障
壁部60の左右両側側縁とウエストバンドとを結合した
縦部接合領域44と、ウエストバンド40の装着時背側
縁部となる上縁部400(図2参照)と吸収部18の装
着時背側縁部となる後縁部51とを接着部材81により
左右幅方向に亘って結合した横部接合領域43とにより
形成され、縦部接合領域44と横部接合領域により3方
を囲まれた空間部領域42を構成する。また、障壁部6
0と集液面20とは横部接合領域43において結合され
ている。
【0021】また、図3に示したように吸収コア30
は、排泄物に含まれる液体分を吸収する吸収素材等によ
り構成されており、前端部領域31と下腹部領域32と
臀部領域33とに分けられる。吸収コア30の形状は、
臀部領域33から下腹部領域32にかけて左右幅方向が
なだらかに狭くなるように形成されている。
【0022】そして、前端部領域31にかけては逆に左
右幅方向に臀部領域33側よりも広い幅を有している。
この左右幅方向に突出した凸耳部34は、折線縁61を
超えて障壁部60内に延出するように形成されている。
図4は、図1の立体説明図である。
【0023】図5は、図4のI−I′断面図を示す。図
示のように、凸耳部34は障壁部60内に延出してい
る。したがって、隅52は、凸耳部34により襁褓10
の前方領域63の左右両側の構造強度を増強することが
できる。これにより、襁褓10の装着後にてウエストバ
ンド40の引張による第1腰部11のねじり変形を防止
することができ、長時間安定して装着することができ
る。
【0024】図6は、図1のA−A′線断面図を示す。
図示のように、第1腰部11に位置する障壁部60は、
左右方向に平らに拡開している。尚、弾性バンド66
は、本実施の形態では3本用いているが、襁褓10の装
着時に当接縁62が収縮的な皺を形成することができれ
ば何本でも良い。
【0025】すなわち、この皺は、襁褓10の装着時
に、装着者の股部に対して直立状態に当接するように形
成され、装着者が快適な着物の感覚を有することがで
き、更に、弾性バンド66の弾性集合作用によって集液
面20を装着者の身体から引き離すことができる作用を
有すればよいものである。
【0026】図7は、図1のB−B′線断面図である。
図示したように、下腹部領域32において吸収コア30
は幅が狭いため、周辺翼50は他よりも幅広く形成され
ている。したがって、下腹部領域32は、剛性が高く、
襁褓10を開く方向に展開する作用を有する。これによ
り、障壁部60は、吸収体18に対して略直立する形状
をなす。また、障壁部60は、周辺翼50の当接縁62
を所定幅だけ内方に位置する折線縁61にて上方に折曲
することにより形成される。
【0027】図8は、図1のC−C′線断面図を示す。
図示したように、周辺翼50は、ほぼ立設状態に形成さ
れ、内壁の作用を有する。この内壁の構造によって、吸
収コア30内に吸収された液体は障壁部60の折線縁6
1からの毛細管現象を起こさず、障壁部60に浸出せ
ず、当接縁62から外部にも浸出しない。
【0028】図9は、図1のD−D′線断面図を示す。
図示したように、障壁部60は、内方に向かって折曲さ
れ、障壁部60と周辺壁50との間には障壁空間67が
形成されている。この障壁空間67は、襁褓10を取り
外すまで排泄物の外部への浸出を阻止し、襁褓10内に
収容することができる。
【0029】図10は、図1のE−E′線断面図を示
す。本図は、襁褓10とウエストバンド40の断面構造
である。また、図11は、図4におけるH−H′線断面
図を示し、図12は、周辺翼50と障壁部60の立体説
明図である。図示したように、吸収コア30の両側の周
辺に形成された障壁部60は、折線縁61にて吸収部1
8の内方に折り曲げられ、吸収コア30の上面に重畳的
に重ねられている。
【0030】そして、図10に示したように、トップシ
ート21とウエストバンド40との間には、集液空間部
45が形成されている。
【0031】図13は、図1のF−F′の断面図を示
す。本図は、吸収部18とウエストバンド40との間お
よび粘着テープ41の断面構造を示している。図中にお
いて、障壁部60は、ウエストバンド40及びトップシ
ート21にそれぞれ結合され密閉状態を形成する。
【0032】図14は、図4のG−G′線断面図を示
す。図示したように、吸収部18の後方側の周辺翼50
である後縁部51とウエストバンド40の横部接合領域
43とは、熱溶着法、熱漏射法あるいは、熱圧接着法に
よって密着形成されている。そして、ウエストバンド4
0の端縁部401側と吸収部18との間は結合されずに
空間部領域42を形成している。
【0033】尚、上述のウエストバンド40は、上記構
成及び形状に拘束されるものではなく、例えば、ウエス
トバンド40を図15に示したように2層構造により構
成しても良い。すなわち、ウエストバンド40は、外層
46と内層47との2層構造を有し、一体成形により形
成される。内層47は一方縁部472にて集液空間部4
5側に折り込まれるように内折され、その先端縁部47
1はトップシート21に粘着されている。
【0034】また、ウエストバンド40は、図16に示
したように、ウエストバンド40の下方縁部401の吸
収部18と重畳する部分を幅広くした凸辺402を形成
しても良い。これにより、ウエストバンド40と吸収部
18との間に形成される集液空間部45の空間部領域4
2をより大きくすることができる。したがって、多くの
排泄物を集液することができる。
【0035】更に、他の応用例として図17に示したよ
うに、下方縁部401を吸収部18と接合する側に折り
返し、集液空間部45の開口部に集液するときだけ開口
して集液空間部45内に集液した排泄物の逆流を防止す
る逆流防止弁403を形成しても良い。
【0036】また、本発明にかかる障壁部60も上述の
形態に拘束されるものではなく、以下に説明する形態を
形成しても良い。
【0037】すなわち、図18は、図4におけるH−
H′線断面図を示しており、図示したように、障壁部6
0は吸収体18の周辺翼50と別体に設けても良い。こ
こで、両者は組立工程時において当接縁62近傍に弾性
バンド66を介在して接着剤69により重畳的に結合さ
れる。
【0038】更に、図19は、障壁部60の更に他の実
施の形態を示したものであり、図20は、周辺翼50と
その左右両側に形成される障壁部60の立体説明図であ
る。図示したように、本実施の形態における障壁部60
は、右方向へ向かう周辺翼50を所定幅だけ内方(図1
9中、左側)へ180度折曲して上方に重ね合わせるこ
とにより第2障壁部602を形成し、更に外方(図中、
右側)へ第2障壁部602の半分の幅だけ折曲した第1
障壁部601を形成している。したがって、ウエストバ
ンド40と周辺翼50との間に、第1障壁部601と第
2障壁部602が重畳的に形成される。
【0039】したがって、吸収部18の後方領域64に
おいて障壁部60は、蛇腹状に形成される。これによ
り、装着した際に、装着者の臀部と第1障壁部601と
が面接触により密着することとなり、装着者の不快感を
排除できる。
【0040】図21は、障壁部60の更に他の実施の形
態を示したものであり、図22は、周辺翼50と障壁部
60の立体説明図である。本実施の形態では、障壁部6
0は第1障壁部601と第2障壁部602とを同じ幅に
形成されている。ここで、第1障壁部601と第2障壁
部602とは接着剤69により密着結合されているが、
結合していなくても良い。
【0041】図23は、障壁部60の更に他の実施の形
態を示したものである。ここで、障壁部60は、図示し
たように、別体に吸収部18上に設けられ、障壁部60
の折り曲げ側が吸収部18の内方に位置するように設け
られている。そして、障壁部60は、上層障壁部603
と下層障壁部604を形成し、上層障壁部603は下層
障壁部の幅のほぼ半分の大きさに形成されている。
【0042】また、周辺翼50と障壁部60とは、間に
弾性バンド66を介在して密閉部品69により結合さ
れ、障壁部60は、ウエストバンド40と周辺翼50と
の間に介在して接着剤69により両者と結合している。
また、図24は、図23に示した上層障壁部603と下
層障壁部604との幅を等しく形成した実施の形態を示
すものである。
【0043】図25は、上述の第1の実施の形態におけ
る襁褓10の装着時の形状を示したものである。図示し
たように、ウエストバンド40は、両側端部の粘着テー
プ41によって第1腰部11の左右両側の隅52に取り
外し自由に留めることができる。
【0044】障壁部60の後方領域64は、襁褓10の
内方に向かって折曲されており、装着時には装着者の股
部から臀部に対して直立して接することにより、襁褓1
0の左右方向からの排泄物の漏洩を防止することができ
る。また、ウエストバンド40と吸収部18との間に
は、後縁部51から背中側に漏れるのを防ぐ集液空間部
45が形成される。
【0045】また、股部13における障壁部60の当接
縁62は、弾性バンド66により装着時には皺を生じ
る。この障壁部60の皺により股部13と装着者の大腿
と臀部の間からの排泄物の漏洩を防ぐことができる他
に、装着者が快適な着物の感覚を得ることもできる。
尚、皺を有する当接縁62は、緊縮作用を有するのみで
あり、装着時に大腿や臀部との間に大きい摩擦を生じな
い。
【0046】図26は、本発明にかかる襁褓の使用中に
おける実施の形態を示す。図中の装着者は子供である
が、子供以外、成人(例えば、失禁の成人)にもその対
象を広げることができる。子供が本発明の襁褓10を臀
部に着ける時、障壁部60の前方領域63と後方領域6
4は、子供の大腿と臀部および鼠径部の間にピンと貼
り、ウエストバンド40の束縛で襁褓10を確実に装着
することができる。
【0047】図27は、装着者が装着した状態の襁褓1
0の縦断面図を示し、襁褓10の後半分が見える状態を
示したものである。吸収コア30は、円弧形状をなして
おり、吸収コア30の両側には、障壁部60が吸収部1
8の内方に相対向して形成されている。この襁褓10の
後半部の障壁部60は、左右方向より排泄物の漏出を防
ぐことができる。
【0048】したがって、上記構成を有する襁褓10に
よれば、装着時に襁褓10の後方に位置する障壁部60
が直立状態で装着者の股部から臀部にかけて接するの
で、排泄物の障壁部60からの漏洩を防止することがで
きる。また、ウエストバンド40と吸収部18との固着
部分に集液空間部45を形成することによって、装着者
が背寝時に、背中側から漏れ出ようとする排泄物を集液
空間部45内に収容することができ、排泄物の漏洩を防
止することができる。
【0049】尚、障壁部60は、別体の障壁部60を吸
収部18の周辺翼50と結合することにより形成しても
良い。図28は、その一例を示したものであり、図1に
おけるD−D′線断面図を示している。
【0050】図中において、障壁部60は、結合端縁部
68を接着部材69により周辺翼50と結合する。した
がって、結合端縁部68は密閉構造を形成するので、排
泄物の液体分が透水性であるトップシート21の毛細管
現象によって障壁部60へと侵出することを阻止する効
能を有する。
【0051】図29は、本発明にかかる襁褓の第2の実
施の形態を示したものであり、図30は、装着者の装着
状態を示したものである。図示したように、襁褓10
は、第1腰部11の長さが第1の実施の形態よりも第1
腰部14が延長された高腰用吸収コア30′を有してい
る。
【0052】高腰用吸収コア30′は、前端部領域31
が延長されているので、装着者の腰部に対して束縛部位
を寛骨70よりも上方に位置させることができる。ま
た、吸収コア30′は大きくなるので、その分だけ吸収
容量を増大させることができる。
【0053】したがって、ウエストベルト40を繋ぐ行
程を容易にし、放尿あるいは排泄の後、排泄物の重さに
よる襁褓10のずり下がりを防ぐことができる。この高
腰吸収体は、主として体内液の排出量が多い成人用の吸
収体に実施される。
【0054】次に、本発明にかかる襁褓の製造方法につ
いて以下に説明する。尚、吸収体18の製造工程は、従
来と同様であるのでその詳細な説明を省略し、ウエスト
バンド40の製造工程と、ウエストバンド40と吸収部
18との結合工程と、襁褓10の最終製造工程について
説明する。
【0055】図31は、襁褓10の製造段階を示したフ
ローチャート、図32は、図31のフローに沿った襁褓
10の製造工程を概略的に示したものである。まず最初
に、ウエストバンド製造工程について説明する。図31
のステップ(以下、単に「S」とする)101におい
て、後にウエストバンド40を構成するバンド原体40
0を連続的に搬送する。そして、S102にて、バンド
原体400の左右両側に粘着テープ41を等間隔に貼
る。
【0056】すなわち、図32において長尺状をなすウ
エストバンド40のバンド原体400が上流側より搬送
され、上方より供給される粘着テープ41のテープ原体
401がテープカッタ80により所定幅に切断され、張
り付けローラ82によりバンド原体400の左右両側に
粘着テープ41の約半分だけ等間隔毎に張り付ける。
【0057】粘着テープ41は、左右方向への引張力に
対して伸縮する作用を有するゴム引き布により構成され
ている。この状態では、粘着テープ41の粘着部分は、
バンド原体400の左右両側に突出している。
【0058】次に、S103にて、左右両側に突出して
いる粘着テープ41の粘着部分をウエストバンド40側
に折り畳む作業が行われる。ここでは、上流より連続し
て搬送されるバンド原体400の両側に、粘着テープ4
1を折り畳む、折畳み装置83が設けられている。
【0059】折畳み装置83は、上流側から下流側に流
れる際にバンド原体400の中心方向に螺旋状に湾曲す
る翼辺部材により構成されており、上流からバンド原体
400を流すことにより、粘着テープ41の残り半分、
すなわち突出している部分をバンド原体400の上面側
に転折する。
【0060】そして、S104にて、ウエストバンド4
0の固定部を形成するテープ圧縮工程が行われる。ここ
では、粘着テープ41を具備するバンド原体400を圧
縮ローラ84の間を通過させて上下方向より挟持圧縮す
ることによりウエストバンド40の固定部が形成され
る。
【0061】次に、S105にて、ウエストバンド40
と吸収部18とを結合するための接着部材69、本実施
の形態ではゴム81を塗布する塗布工程が行われる。こ
こで、ゴム81は、ゴム塗布装置85によりバンド原体
400の上面に所定間隔毎に略U字型をなすように塗布
される。
【0062】この略U字形状の縦部接合領域44は、障
壁部60の上面に密閉状に結合され、横部接合領域43
は、吸収部18のトップシート21と結合される。した
がって、ウエストバンド40を吸収体18と結合した際
に、両者間には上述の集液空間部45を形成することが
できる。
【0063】S106では、バンド原体400の切断が
行われる。ここで、バンド原体400はバンド用カッタ
86により所定幅に切断され、ウエストバンド40を製
造する。そして、S107では、S106にて切断され
たウエストバンド40を吸収部18と結合する結合工程
へと搬送する搬送行程が行われる。図示したように、ウ
エストバンド40は、搬送結合ローラ87により所定タ
イミングで搬送される。
【0064】そして、S108にて、ウエストバンド4
0は、間に障壁部60を介して吸収体18と結合され
る。ここで、ウエストバンド40は、吸収部18の原体
である吸収原体100とともに、搬送結合ローラ87と
圧縮ローラ88の間を通過することにより、結合され
る。吸収原体100は、障壁部60を上面の左右両側に
予め具備している。
【0065】S109において、ウエストバンド40
は、吸収部18の幅に折り畳まれる。ここでは、完成後
の襁褓10をコンパクトにして包装するための折畳み工
程が行われる。結合ローラ87の下流側には、吸収部1
8と結合されたウエストバンド40を吸収部18の集液
面20側に折り畳む、折畳み装置89が設けられてい
る。
【0066】この折畳み装置89は、上流側から下流側
に流れる際にバンド原体400の中心方向に螺旋状に湾
曲する翼辺により形成されており、上流より通過させる
ことにより、左右両側に突出しているウエストバンド4
0を集液面20側に折り畳むことができる。
【0067】S110では、吸収原体100を所定間隔
毎に切断する切断工程が行われる。ここで、折畳み装置
89の下流側には、吸収原体100を切断する切断装置
90が設けられている。そして、上流側より連続して搬
送されてきたウエストバンド40を具備する吸収原体1
00は、切断装置90を通過することによりウエストバ
ンド40の下流側部分にて切断され、襁褓10を製造す
る。
【0068】S111において、襁褓10は、完成品の
形状に成形して包装する包装工程に搬送される。したが
って、切断装置90の下流側には、包装前の襁褓10が
流れることとなり、上述の機能を有する襁褓10を少な
い工程でより簡単に大量生産することが可能となる。
【0069】図33は、S107とS108との間に行
われる工程、すなわち障壁部60を具備する吸収部18
の製造工程を示したものである。図示したように、上流
側よりトップシート21とバックシート22とを間に所
定形状の吸収コア30を介在して結合して形成した吸収
原体100が連続して搬送される。そして、ゴム吹き機
91により吸収原体100の左右方向に所定幅で所定間
隔毎、すなわち、襁褓10の形成後に吸収部18の後縁
部51となる位置に接着部材となるゴム81が塗布され
る。
【0070】そして、その下流側には、吸収原体100
の左右両側を集液面20側に転折する曲がり案内板92
が設けられており、図示したように、吸収原体100を
曲がり案内板92を通過させることにより吸収原体10
0の上面の左右両側に所定幅を有する障壁部60を形成
することができる。転折により形成された障壁部60
は、圧縮ローラ93により圧縮され、塗布されたゴム8
1により所定間隔毎に集液面20と結合される。
【0071】そして、更にその下流側において、吸収原
体100の障壁部60と集液面20とが結合された箇所
に、結合ローラ87により所定のタイミングで搬送され
てきたウエストバンド40の略U字型のゴムの横長部分
が結合され、横部接合領域42が形成される。したがっ
て、本発明にかかる製造方法によれば、吸収原体100
は、襁褓10の後方側に隙間を作ることなく、3方向が
完全に密閉された集液空間部45を形成することができ
る。したがって、吸収体18とウエストバンド40との
間における排泄物の漏れを防止することができる。
【0072】次に、上述の障壁部60を具備する吸収部
18の製造方法の他の実施の形態について以下に説明す
る。本実施の形態において特徴的なことは、障壁部60
と吸収部18とは別体に設けられており、本工程を実施
において両者を結合することである。
【0073】図34は、図31の工程に吸収原体100
と障壁部60の結合工程を加えたものを示すフローチャ
ートであり、図35は、その製造工程を概略的に示した
説明図である。尚、上述の実施の形態における要素と同
様の要素については同一の符号を付することでその詳細
な説明を省略する。まず最初に、S201にて、襁褓1
0の後方を密閉するための接着部材が塗布される。ここ
では、ゴム吹き装置91により吸収原体100の左右方
向に亘ってゴム81が所定幅で所定間隔毎に塗布され
る。
【0074】次に、S202にて吸収原体100と障壁
部60とを接合するための接着部材の塗布が行われる。
ここでは、第2ゴム吹き装置95により吸収原体100
の左右両端縁に所定幅で縦方向に連続するように障壁部
結合部材である接着部材69が塗布される。ここで、塗
布される接着部材69は、障壁部60の結合端縁部68
を吸収原体100の周辺翼50に接合するように塗布を
行う。
【0075】S203にて、障壁部60が供給される。
すなわち、障壁部60は、吸収原体100の上方から左
右両側に別体に供給される。また、障壁部60は当接縁
62近傍に既に弾性バンド66を有している。
【0076】そして、S204にて、障壁部60と吸収
原体100は結合する。すなわち、障壁部60と吸収原
体100は、結合ローラ94により吸収部18の左右端
縁側を密閉状態に結合され、更に下流側に設けられてい
る圧縮ローラ93により圧縮されることにより成形され
る。以上の作業工程を経ることによって吸収原体100
と障壁部60は、その側縁部を密閉状態に結合する。
【0077】図36は、上記述べた製造方法により製造
された襁褓10の正面説明図である。図示したように、
障壁部60は、集液面20側に折り畳まれた状態に形成
され、使用の際に前方領域63を開け放して装着する。
【0078】図37は、図32における搬送結合ローラ
87の正面構造図を示す。図示したように、その横幅
は、ウエストバンド40の長さL1とほぼ同一に形成さ
れており、周面上には、側面に設けられた吸気通路(図
示せず)と連通する無数の吸気孔が穿設されている。し
たがって、吸気通路に負圧を供給して吸気孔より空気を
吸い込むことにより、ウエストバンド40を搬送結合ロ
ーラ87の周面上に吸い付けて、搬送することができる
構造となっている。
【0079】これにより、所定のタイミングでウエスト
バンド40を吸い付け搬送することにより、吸収原体1
00と同期して搬送することができる。したがって、吸
収原体100の左右方向に塗布された接着部材81とウ
エストバンド40の略U字型に塗布された接着部材81
の横長部分とを結合することができる。尚、図38は、
搬送結合ローラ87により結合された襁褓10の完成状
態を示したものである。
【0080】また、図39は、図37の他の実施の形態
を示したものである。図示したように、搬送結合ローラ
87と同様の無数の吸気孔を有する2つのローラ871
により構成され、各ローラ871は、上方が下方よりも
互いに接近するネガティブのキャンバー角が付けられて
いる。
【0081】したがって、ウエストバンド40は、横方
向にのばされた状態で吸収部18と結合されるので、そ
の結合部分に図40に示したような皺部49を形成する
ことができる。したがって、1つの搬送結合ローラ87
(図37参照)により結合したもの(図39参照)と比
較して、皺部49により得られる収縮作用を用いて装着
者の腰回りに確実にフィットさせる作用を有することが
できる。
【0082】尚、本発明は、上述の実施の形態に拘束さ
れるものではなく、種々の組み合わせが可能であり、例
えば、障壁部60の形状を2つ折りにしたものでも、同
様の作用効果を有することができるものである。
【0083】また、本発明にかかる襁褓の製造方法によ
れば、襁褓は、一体で製造成型されるのであるので、製
造過程が簡単化されて経済実益が高い。また、本発明に
かかる吸収体は、切断工程において切れ端を形成しない
ので歩留まりが良く、材料費の削減によるコスト低減を
図ることができる等本発明特有の効果を有する。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる襁
褓によれば、障壁部を装着者の後腰部に対して常に直立
するように接することができるので、装着者の排泄物の
漏洩を阻止することができる。
【0085】また、ウエストバンドと吸収部との間に設
けられた集液空間部は、背寝時に装着者の背中側に流れ
込む排泄物を収容することにより、襁褓と後腰部からの
漏洩を防ぐ機能を有する。したがって、装着者が歩行時
や座位時若しくは背寝時においても障壁部及び襁褓の後
方端部からの漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態の襁褓の正面
展開図である。
【図2】ウエストバンドの概略説明図である。
【図3】図1の概要説明図である。
【図4】図1の立体説明図である。
【図5】図4のI−I′断面図を示す。
【図6】図1のA−A′線断面図を示す。
【図7】図1のB−B′線断面図である。
【図8】図1のC−C′線断面図を示す。
【図9】図1のD−D′線断面図を示す。
【図10】図1のE−E′線断面図を示す。
【図11】図4におけるH−H′線断面図を示す。
【図12】周辺翼と障壁部の立体説明図である。
【図13】図1のF−F′の断面図を示す。
【図14】図4のG−G′線断面図を示す。
【図15】図14における他の実施の形態を示したもの
である。
【図16】図14における他の実施の形態を示したもの
である。
【図17】図14における他の実施の形態を示したもの
である。
【図18】図4におけるH−H′線断面図を示す。
【図19】図18における障壁部の更に他の実施の形態
を示したものである。
【図20】周辺翼とその左右両側に形成される障壁部の
立体説明図である。
【図21】図18における障壁部60の更に他の実施の
形態を示したものである。
【図22】周辺翼50と障壁部60の立体説明図であ
る。
【図23】図18における障壁部60の更に他の実施の
形態を示したものである。
【図24】図23に示した上層障壁部603と下層障壁
部604との幅を等しく形成した実施の形態を示すもの
である。
【図25】上述の第1の実施の形態における装着時の襁
褓の形状を示したものである。
【図26】本発明にかかる襁褓の使用中における実施の
形態を示す。
【図27】装着者が装着した状態の襁褓の縦断面図を示
したものである。
【図28】図1における他の実施の形態を示したもので
ある。
【図29】本発明にかかる襁褓の第2の実施の形態を示
したものである。
【図30】襁褓を装着者に実際に装着させた状態を示し
たものである。
【図31】襁褓10の製造段階を示したフローチャート
である。
【図32】図31のフローに沿った襁褓の製造工程を概
略的に示したものである。
【図33】障壁部を具備する吸収部の製造工程を示した
ものである
【図34】図31の工程に吸収原体と障壁部の結合工程
を加えたものを示すフローチャートである。
【図35】図34の製造工程を概略的に示した説明図で
ある。
【図36】図34及び図35に示した製造方法により製
造された襁褓の正面説明図である。
【図37】図32の搬送結合ローラの平面構造図を示
す。
【図38】図34及び図35に示した製造方法により製
造された襁褓の立体説明図である。
【図39】図37の他の実施の形態を示したものであ
る。
【図40】図39を用いて製造した襁褓の立体説明図で
ある。
【符号の説明】
10 襁褓 18 吸収部 21 トップシート 22 バックシート 30 吸収コア 40 ウエストバンド 45 集液空間部 50 周辺翼 60 障壁部 62 末端縁 66 弾性バンド(弾性体)
フロントページの続き (72)発明者 曽 士維 台湾台北縣五股郷五権二路19號 全日美實 業股▲分▼有限公司内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排泄物の液体分を吸収する吸収コアを間
    に介在して透水性のトップシートと不透水性のバックシ
    ートとを重畳的に結合した略方形の吸収部と、 該吸収部の対向する両側縁部に前記吸収部に連続して設
    けられた所定幅を有する障壁部と、 該障壁部の外縁部に前記障壁部を収縮させるように設け
    られた弾性体と、 前記吸収部の装着時背側に前記吸収部の前記両側縁部に
    略直交方向に取付けられたウエストバンドとを有する襁
    褓において、 前記ウエストバンドの取付は、前記障壁部の両外縁部が
    互いに相対向するようにトップシート側に折り畳まれ固
    着されたその上から重畳的に固着したことを特徴とする
    襁褓。
  2. 【請求項2】 前記吸収部の装着時背側縁部は、 前記ウエストバンドの装着時背側縁部を固着し、前記ウ
    エストバンドは前記障壁部と重畳する箇所を固着するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の襁褓。
  3. 【請求項3】 前記障壁部は、 前記吸収部の一部を用いて形成することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の襁褓。
  4. 【請求項4】 前記吸収コアは、 装着時下腹部側の前端部領域にて前記両側縁部方向に拡
    大して前記障壁部内に延在していることを特徴とする請
    求項1〜4に記載の襁褓。
  5. 【請求項5】 前記ウエストバンドは、 該ウエストバンドの非固着側の縁部を前記吸収部側に所
    定幅だけ折り返した折返し部を有することを特徴とする
    請求項1〜4に記載の襁褓。
  6. 【請求項6】 前記ウエストバンドは、 前記吸収部と重畳する部分の幅が他よりも大きく形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜5に記載の襁褓。
  7. 【請求項7】 長尺状のウエストバンド用原体の両端に
    所定間隔毎に粘着テープを装着するテープ張り付け工程
    と、 ウエストバンド用原体の所定位置に接着部材の塗布を行
    う接着部材塗布工程と、 前記ウエストバンド用原体を等間隔毎に切断してウエス
    トバンドとするウエストバンド切断工程と、 排泄物の液体分を吸収する吸収コアを間に介在して透水
    性のトップシートと不透水性のバックシートとを重畳的
    に結合した吸収部の対向する両側縁部を所定幅だけ前記
    トップシート側に折り畳む折曲工程と、 前記吸収部を前記トップシート側とバックシート側から
    圧接することにより障壁部を形成する障壁部製造工程
    と、 前記ウエストバンドを前記吸収部のトップシート側に固
    着するウエストバンド固着工程と、により製造される襁
    褓の製造方法において、 前記接着部材塗布工程時に、 前記ウエストバンド用原体の所定位置への接着部材塗布
    工程は、前記接着部材を前記吸収部の背側縁部と固着さ
    れる箇所及び障壁部と重畳する箇所に塗布することを特
    徴とする襁褓の製造方法。
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