JPH10155779A - X線撮影装置および出力写真 - Google Patents

X線撮影装置および出力写真

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JPH10155779A
JPH10155779A JP8337689A JP33768996A JPH10155779A JP H10155779 A JPH10155779 A JP H10155779A JP 8337689 A JP8337689 A JP 8337689A JP 33768996 A JP33768996 A JP 33768996A JP H10155779 A JPH10155779 A JP H10155779A
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JP
Japan
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image
film
subject
photographing
exposure
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JP8337689A
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Yoshiaki Sakamoto
義明 坂本
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RITSUKU KK
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RITSUKU KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/508Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for non-human patients

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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影されたX線透視写真と被撮影者の対応が
容易で、他人のX線透視写真との混同を確実に回避でき
るX線撮影装置を提供する。 【解決手段】 光源部12から照射したX線を患者に透
過させ、撮影部20に保持させた感光性フィルム21に
胸腹部の透視像を露光する。感光性フィルム21の右下
隅に遮蔽板23を配置して、X線による露光を部分的に
遮断し、この部分の感光性フィルム21の裏面側から、
カメラ11で撮影した被撮影者10の顔写真を、露光部
17を用いて可視光で露光転写する。顔写真の画像は、
補正回路16によって、感光性フィルムの特性に応じて
調整されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被撮影者の透視像
を撮影用フィルム上に形成する際に、被撮影者を特定す
るための情報を同じ撮影用フィルムの一部分に記録する
X線撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用、警察用、獣医学、生物学用等の
用途に向けて各種のX線撮影装置が開発されている。撮
影用フィルム上に形成された透視像、例えば骨格写真や
内臓写真は、一般的には被撮影者との一致/不一致が不
明確であるから、撮影用フィルムの一部分を占めさせて
被写体に関する各種情報や識別コードを焼き付け、他の
被撮影者の透視像と混同しないようにしている。
【0003】特開昭52−20788号、および特開昭
56−83731号公報には、X線直接撮影を行う際の
撮影用フィルムの一部分に遮光板を配置してX線に対し
て非露光とし、この部分に文字情報や識別コードを投影
して記録するX線撮影装置が示される。また、特開昭6
1−32838号公報には、X線直接撮影用または間接
撮影用のフィルムの一部分に、透過型の液晶画像表示素
子と光源を用いて、被撮影者や撮影条件に関する各種情
報を投影し、露光して写真記録するX線撮影装置が示さ
れる。被撮影者に関する情報は、例えば、氏名、年齢、
カルテ番号、担当医師名、疾病名等とし、撮影条件に関
する各種は、撮影年月日、使用機材、撮影者名等で構成
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】撮影用フィルム上でこ
れらの情報が占める面積は、透視像を記録するためのス
ペースを損なわせる。しかし、小さな面積では情報量が
不足し、記録内容が断片的で不十分なものとなる。かと
言って、記録密度を高めると文字が小さくなって肉眼で
読み取りにくくなる。また、このような情報は、カル
テ、撮影記録、データベース、文献等を利用すれば容易
に入手できる。実際の診断は、これらの記録を念頭に置
いて投影像を目視検査し、必要に応じて広い範囲の情報
を検索する手順で行われ、より多くの情報を機動的に利
用する必要があるから、撮影用フィルムに重複記録され
た簡単な情報では利用価値が低い。
【0005】特に、パソコンを用いてデータベースから
リアルタイムに必要な情報を取り出し得る場合、読みづ
らい上に不十分な撮影フィルム上のデータをわざわざ読
み取る必要性に欠ける。逆に、撮影用フィルムに簡単な
コード番号だけを記録し、コード番号を頼りにデータベ
ースを引いたり、必要な資料と符合させる方がむしろ合
理的と言える。また、記録しようとするデータを選択
し、データの投影像を形成する過程で間違いが発生すれ
ば、間違ったデータは確実に診断の妨げとなる。また、
氏名や疾病名を撮影用フィルムに記録すると、撮影用フ
ィルムを通じて個人的な秘密が他人に漏洩する可能性が
ある。撮影用フィルムの処分や保管にも多大な注意が必
要となる。秘密にしている情報が診察中の患者本人に漏
れて不安を増長させる場合もある。これらの意味からも
コード番号だけの記録が無難であると言える。
【0006】しかし、撮影用フィルムにコード番号だけ
を記録する場合、データ、資料、被撮影者に対する撮影
用フィルムの符合と確認が困難になる。単なる数字で
は、キーボードを通じたデータの検索入力や、2つのコ
ード番号を比較する確認操作で間違いが起き易くなる。
間違った検索を通じて抽出された撮影用フィルムの間違
いに他の誰かが気付く可能性も低い。そして、間違った
他人の透視像を用いて診察が行われると、診断に透視像
が役立たないばかりか、正しい診断の妨げともなる。撮
影用フィルム上に患者の名前が記録してあれば、少なく
とも診察中の医師や患者が透視像の間違いを発見できる
が、コード番号だけでは、撮影用フィルム上の透視像を
患者本人のものと信じるしかない。さらに、撮影時、撮
影用フィルム上に間違ったコード番号を記録した場合や
記録が不鮮明だった場合、後で照合する方法が全く無
い。投影像と被撮影者の対応は全く不明となり、撮影が
無駄となる。
【0007】本発明は、X線透視像と被撮影者の対応を
確実に理解でき、被撮影者の名前や個人的な秘密が漏れ
ないで済むような記録を撮影用フィルム上に形成するX
線撮影装置、および、現像された撮影用フィルムの間違
いを医師や被撮影者が容易に発見できるX線撮影の出力
写真を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、透視
撮影用のX線を発生する光源部と、光源部と対向して配
置され、撮影用フィルムを保持して前記X線による被写
体の透視像を形成させる撮影部とを有し、前記光源部と
撮影部の間に前記被写体を位置させるX線撮影装置にお
いて、前記被写体の外観を撮影して画像信号を形成する
カメラ手段と、前記カメラ手段の画像信号に対して前記
撮影用フィルムの感光特性に適合させた調整を施した後
に、前記撮影用フィルムの一部分に前記画像信号を用い
て前記被写体の外観像を再生する画像再生手段と、前記
撮影用フィルムの前記外観像が再生される部分を前記光
源部によるX線から遮蔽して透視像を形成させない遮蔽
手段とを有するものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のX線撮影装
置における画像再生手段が、前記撮影用フィルムの一部
分に投影された外観像の反射光を検知して露光量を制御
する露光制御装置を含むものである。
【0010】請求項3の発明は、X線による被撮影者の
部分的な透視像を直接撮影または間接撮影により感光性
の媒体上に形成した出力写真において、前記媒体の一部
分を占めて被撮影者の顔の外観写真を形成し、これによ
り、前記媒体上に透視像として再生された被撮影者本人
を、同一媒体上の前記顔の外観写真によって目視確認可
能としたことを特徴とする出力写真。
【0011】
【作用】請求項1のX線撮影装置では、被撮影者等の被
写体を光源部と撮影部の間に配置して、被写体の透視像
を撮影用フィルムの大部分に投影する際に、撮影用フィ
ルムの一部分を占めて被写体の外観像、例えば患者の顔
の正面像、骨折部の外傷状態等を記録する。カメラ手段
は、被写体の外観を撮影してアナログまたはデジタルの
画像信号を形成する。画像再生手段は、撮影された画像
信号に基づいて、撮影用フィルム上に自然な見栄えの外
観像を再生するために必要な信号処理を行う。例えば、
投影露光によって撮影用フィルムに外観像を形成する際
に、ネガ/ポジ反転や、特定の階調範囲の伸長、圧縮
等、撮影用フィルムの感光特性に適合させた投影画像の
階調調整を行う。現像された投影画像の観察方向に適合
させて、外観像の左右や上下を反転してもよい。遮蔽手
段は、光源部と撮影用フィルムの間に配置され、外観像
を形成するための領域が透視像を形成するためのX線に
起因して露光されないようにする。
【0012】請求項2のX線撮影装置では、X線撮影用
に製造された撮影用フィルムに、可視光、赤外光、紫外
光等を用いて投影露光による写真記録を行う。そして、
撮影用フィルム面に投影された外観像の反射光を検知し
て投影像の露光量を自動制御する。
【0013】請求項3の出力写真では、患者等の被撮影
者の部分的な透視像が形成された媒体、すなわち、印画
紙、印刷用スクリーン、撮影用フィルム等の片隅に、被
撮影者の顔写真が形成される。医師や被撮影者は、撮影
用フィルム上の顔写真と被撮影者の顔を比較して、X線
による透視像を被撮影者本人のものと確認できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して実施例のX
線撮影装置を説明する。図1は実施例のX線撮影装置の
構成の説明図、図2は現像された撮影用フィルムの説明
図、図3は投影部の構成の説明図、図4は撮影用フィル
ムの写真特性の説明図である。
【0015】図1に示すように、患者10は、撮影用フ
ィルム21を内部に保持させた撮影部20に隣接して起
立する。光源部12は、図示しないX線発生管を含み、
電源部18が発生する高電圧により作動して、破線で示
すようにX線を発生して背後側から患者10に向かって
照射する。これにより、患者10の胸腹部の透視像が撮
影用フィルム21上に露光される。撮影用フィルム21
は、患者10を透過した光源部12のX線によってもい
くらか露光されるが、重ね合わせた増感紙24が発生す
る可視光によって主に露光される。増感紙24は特殊な
塩類を含む薄いシートで構成され、X線の照射を受けて
可視領域の蛍光を発生する。
【0016】撮影用フィルム21の右下隅の一部分に対
応させて、撮影部20の内部に遮蔽板23が配置され
る。遮蔽板23は、増感紙24および撮影用フィルム2
1の一部分を光源部12からのX線から遮蔽し、その部
分に患者10の透視像が形成されないようにする。撮影
部20の遮蔽板23に対応する裏側位置に露光部17が
配置される。露光部17は、撮影用フィルム21の裏面
側から図2の(a)、(b)に示すような識別表示22
を投影露光する。
【0017】図2の(a)に示すように、現像された撮
影用フィルム21のほぼ全体を占めて透視画像25が形
成され、画面の右下隅のわずかな部分に識別表示22が
配置される。識別表示22は、図2の(b)に示すよう
に、識別用のコード番号BCと顔写真PFを含む。撮影
用フィルム21のエッジにコード信号BCのバーコード
を配置して、専用の読み取りヘッドに自動的に位置決め
されるようにしている。読み取りヘッドでコード信号B
Cのバーコードを機械的に読み取ることで、人間による
コード番号BCの打ち込みや数字の確認無しに既存のデ
ータベースや資料と対応させ、必要な情報を検索でき
る。コード信号BCは、撮影用フィルム21の透視像2
5に対して付与されており、患者の個人情報のみなら
ず、撮影日時、使用機材、撮影条件等の撮影情報もコー
ド信号BCを通じて検索可能である。そのように、病院
内の情報システムが構築されている。
【0018】撮影部20によって識別表示22が投影さ
れる範囲は、遮蔽板23の面積よりも狭く設定されてい
るため、ネガフィルムの特性を持つ撮影用フィルム21
の識別表示22の外側には、未露光の白帯BAが形成さ
れる。白帯BAを形成する理由は、透視像25と識別表
示22をそれぞれ露光する光が干渉しないようにし、透
視像25の領域に撮影部20から漏れた光が影響しない
ようにするためである。また、漏れた場合でも白帯BA
に漏れの痕跡を残させて、透視像25上の本来の濃度情
報と混同しないようにしている。
【0019】仕切り壁25を挟んだ患者10と反対側の
空間に、X線撮影の操作室が配置される。図示しない操
作者が操作部14を操作して、患者10側の空間に配置
された光源部12(電源部18)、露光部17、カメラ
11を遠隔操作し、患者10の胸腹部のX線透視像を撮
影する。制御回路13は、操作部14を通じて撮影開始
が指令されると、電源部18を起動して光源部12から
X線を出力させる。患者10の正面にカメラ11が配置
される。カメラ11は、患者10の正面から見た顔を撮
影し、白黒階調のデジタル画像に変換する。制御回路1
3は、また、カメラ11によって刻々と撮影される顔の
画像をモニタ15へ表示させる。操作者は、操作部14
を操作して、モニタ15に表示される顔の画像を適当な
タイミングで固定し、撮影用フィルム21に識別表示2
2(照合用の顔写真)として記録するための画像を選択
する。
【0020】制御回路13は、選択された顔写真PFの
画像と、検索用のバーコード付きコード番号BCとを組
み合わせて識別表示22の原画像を形成し、補正回路1
6へ送出する。操作者は、予め、操作部15を通じて、
使用する撮影用フィルム21の特性を制御回路16に指
定している。制御回路16は、指定された特性に応じて
露光条件(露光時間)を定めて露光部17に入力する。
また、原画像の補正条件を定めて補正回路16に入力す
る。露光条件は、現像された撮影用フィルム21上で露
光レベルに応じた階調が形成されて、顔写真PFが白つ
ぶれや黒つぶれを起こさない値に設定される。補正回路
16は、入力された補正条件を用いて識別表示22の原
画像を処理して、撮影用フィルム21の特性に応じた転
写画像を形成する。撮影用フィルム21がネガフィルム
であるから、撮影像の白黒の階調を反転する。また、現
像された顔写真PFに自然な階調変化を持った陰影が構
成されるように、転写画像の濃度の傾きを調整する。
【0021】露光部17は、図3に示すように、投影光
学系32を用いて識別表示22の転写画像を撮影用フィ
ルム21の裏面側に縮小して投影露光する。テレビ回路
34は、補正回路16で形成された識別表示22の転写
画像から映像信号を形成してブラウン管(CRT)33
に表示する。透視像25と顔写真PFの上下を合わせる
ため、ブラウン管33には、識別表示22の倒立画像が
表示される。投影光学系32は、ブラウン管33に表示
された識別表示22の画像を撮影用フィルム21の裏面
側に縮小投影し、識別表示22の正立像を元の画像より
も細密に形成する。
【0022】シャッター36は、露光制御部35によっ
て駆動されて、投影光学系32を通じた露光光の透過/
遮断を切り換える。受光素子(PSD)31は、露光中
の識別表示22の投影像からの反射光を検知し、投影像
の平均明るさに対応する信号出力を発生する。露光制御
部35は、設定された露光条件と受光素子31の出力を
検知してシャッター36を制御する。露光制御部35
は、X線透視像の撮影開始と同時にシャッター36を開
いて識別表示22の露光を開始し、同時に受光素子31
の受光量の積算を開始する。そして、受光量の積算値が
露光条件の設定値に達するとシャッター36を閉じて露
光を終了させる。
【0023】図4に示すように、撮影用フィルム21
は、ネガフィルムであって、ピークが形成されるまでの
範囲では、露光量が増大すると現像された画像の濃度値
が高まる。未露光の部分は白く残される。上述した補正
回路16は、操作部14を通じて設定された撮影用フィ
ルム21や露光部17のデータに応じて露光条件を定
め、露光量と階調の関係がほぼ直線的に対応する破線で
囲まれた範囲を利用すべく、露光制御部35に受光量の
積算目標値を設定している。
【0024】実施例のX線撮影装置によれば、現像され
た出力写真の撮影用フィルム21に識別表示22として
患者10の顔写真PFが形成されるから、患者10と透
視像25の対応が誰の目にも明らかであり、撮影、現
像、データ処理、検索、確認、診察、診断のいずれの段
階でも、コード番号のみを記録した場合に比較して他人
の透視像と混同する可能性が著しく低下する。また、無
垢の撮影用フィルム21に透視像25を露光するのと同
時に投影部17を用いて識別表示22を露光するから、
撮影用フィルム21に他の患者の顔写真を誤って記録し
てしまう心配が無い。これに対して、透視像25と識別
表示22を別々に時間を置いて露光する場合、他の患者
の顔写真を謝って記録する可能性がある。
【0025】また、顔写真PFは、面積が小さく、画質
や階調に多少問題があっても、本人との照合に不自由し
ないから、識別表示22は、切手大〜名刺大の大きさで
十分であり、高価な撮影用フィルム21のより多くの面
積をX線による透視像に割当てて、本来の診断に役立て
ることが可能である。また、制御回路13、補正回路1
6、および露光部17を用いて、ネガフィルムの撮影用
フィルム21に自然な階調の顔写真PFを形成させ、さ
らに、ブラウン管33に表示した画像を投影光学系32
により縮小投影して画像密度を高めているから、識別表
示22としての顔写真PFの品質が著しく高まり、診断
の参考用の外観の記録写真としても十分に活用できる。
また、名前、日付、病名等を撮影用フィルムに記録しな
いで済むから、第3者や患者10に秘密が暴露される心
配も無い。顔が割れても顔自体ではデータベースを検索
しようが無いから、データの管理、出力写真の保管や破
棄の安全性も確保される。
【0026】また、識別表示22のコード信号BCにバ
ーコードを設けたから、読み取りや検索入力を機械的に
実行でき、操作者の読み取りに伴う間違い、過度の精神
集中や確認の手間を省け、病院内の業務の効率と信頼性
が改善される。データベース側にも本人の顔写真を登録
しておけば、単なる記号よりも人の顔のほうが楽に判断
できる人間の特性を利用して、効率的で間違いが少な
く、作業の疲労度も低い照合確認が可能である。
【0027】なお、実施例では、ブラウン管33に再生
した転写画像を投影光学系32を用いてX線フィルム2
1の右下隅に投影する構成としたが、顔写真の形成面に
沿って一方向に走査されるLEDアレイ、走査ミラーを
用いたレーザービームによる描画等の手法で撮影用フィ
ルム21上に顔写真を再生してもよい。透過型の液晶画
像表示素子を使用し、表示させた透過画像を撮影用フィ
ルムを直接重ね、液晶画像表示素子の背後側からストロ
ボ光源を発光させて、瞬間的に露光転写させてもよい。
また、実施例では、撮影用フィルム21の右下隅の一定
位置に識別表示22を形成する構成としたが、X線によ
る投影像25の配置状態に合わせて、邪魔にならない任
意の場所に遮蔽板23と投影部17を移動できる構成と
してもよい。また、実施例では、X線の光源部12と撮
影用フィルム21の間に患者を配置する直接撮影法の装
置を説明したが、撮影用フィルム21の代わりにX線を
検知するセンサアレイを配置して一方向に走査させ、走
査位置情報とセンサ出力から画像信号を形成する間接撮
影法においても、画像信号から印画紙やフィルムに透視
像を再生する段階で、患者の顔写真を識別表示として、
実施例と同様に小さく再生することが可能である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、撮影された透
視像の出力写真の一部分を占めて被写体の外観像が再生
されるから、外観像を頼りにして透視像と被写体の一致
/不一致を判断し、確認することができる。また、撮影
された画像信号を画像再生手段を用いて調整し、撮影用
フィルムに形成される外観像の画質や階調表現を改善し
ているから、骨折した足の外傷状況のように、外観像を
記録写真としても利用できる。
【0029】請求項2の発明によれば、撮影用フィルム
に投影された外観像の輝度からフィードバックを得て露
光量を制御するから、直接的に適正な露光量を確保で
き、画質や階調表現が自然な高品質の外観像を記録でき
る。
【0030】請求項3の発明によれば、被撮影者の顔写
真と被撮影者本人を見比べて透視像を検査できるから、
他人の透視像を被撮影者のものと混同する心配が無い。
単なる一般的な情報では無く、被撮影者の固有の情報で
ある顔写真を利用するから、社会生活を通じて培われた
判断力を利用して、言葉、記号、性格や知識レベルに頼
ることなく、写真の画質や大きさに問題があっても、そ
の微小差異を容易に識別して、一致/不一致を瞬時に正
確に判断できる。同じ固有の情報であっても、顔写真
は、指紋、歯形、遺伝子情報等に比較して採取も判断も
容易であり、保証人、物的証拠、戸籍抄本等に比較して
速やかな判断が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のX線撮影装置の構成の説明図である。
【図2】現像された撮影用フィルム上の透視像の説明図
である。
【図3】露光部の構成の説明図である。
【図4】撮影用フィルムの特性の説明図である。
【符合の説明】
10 患者 11 カメラ 12 光源部 13 制御回路 14 操作部 15 モニタ 16 補正回路 17 露光部 18 電源部 20 撮影部 21 撮影用フィルム 22 識別表示 23 遮蔽板 24 増感紙 25 透視像 31 受光素子 32 投影光学系 33 ブラウン管 34 テレビ回路 35 露光制御部 36 シャッター BC 識別コード PF 顔写真 BA 白帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透視撮影用のX線を発生する光源部と、 光源部と対向して配置され、撮影用フィルムを保持して
    前記X線による被写体の透視像を形成させる撮影部とを
    有し、前記光源部と撮影部の間に前記被写体を位置させ
    るX線撮影装置において、 前記被写体の外観を撮影して画像信号を形成するカメラ
    手段と、 前記カメラ手段の画像信号に対して前記撮影用フィルム
    の感光特性に適合させた調整を施した後に、前記撮影用
    フィルムの一部分に前記画像信号を用いて前記被写体の
    外観像を再生する画像再生手段と、 前記撮影用フィルムの前記外観像が再生される部分を前
    記光源部によるX線から遮蔽して透視像を形成させない
    遮蔽手段とを有することを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のX線撮影装置において、 前記画像再生手段は、前記撮影用フィルムの一部分に投
    影された外観像の反射光を検知して露光量を制御する露
    光制御装置を含むことを特徴とするX線撮影装置。
  3. 【請求項3】 X線による被撮影者の透視像を直接撮影
    または間接撮影により感光性の媒体上に形成した出力写
    真において、 前記媒体の一部分を占めて被撮影者の顔の外観写真を形
    成し、これにより、前記媒体上に透視像として再生され
    た被撮影者本人を、同一媒体上の前記顔の外観写真によ
    って目視確認可能としたことを特徴とする出力写真。
JP8337689A 1996-12-04 1996-12-04 X線撮影装置および出力写真 Pending JPH10155779A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288908A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
CN110192435A (zh) * 2016-12-08 2019-08-30 维苏斯健康信息技术有限责任公司 用于x射线胶片的探测器带

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