JPH10155477A - 微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法 - Google Patents
微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法Info
- Publication number
- JPH10155477A JPH10155477A JP8332879A JP33287996A JPH10155477A JP H10155477 A JPH10155477 A JP H10155477A JP 8332879 A JP8332879 A JP 8332879A JP 33287996 A JP33287996 A JP 33287996A JP H10155477 A JPH10155477 A JP H10155477A
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- JP
- Japan
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- contaminant
- container
- ultrasonic wave
- microorganisms
- decomposition
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、微弱超音波によって微生物の増殖
を促すようにした微弱超音波を用いた微生物用汚染物質
分解方法を提供するものである。 【構成】 容器１に装着されたモータ２で回転されるフ
ァン３を持つ撹拌装置で、容器１内に充填された微生物
を入れた汚染物質混入溶液４を撹拌するように構成し、
さらに、容器１の底部に装着された超音波振動子５から
この汚染物質混入溶液４に超音波を照射するが、この超
音波の出力は輻射面積１ｃｍ2当たり１ワット以下の微
弱超音波になるように、発振器６からの出力を調節する
制御装置７が装着されている。このように、汚染物質混
入溶液４に照射される微弱超音波は微生物に柔らかい刺
激を与え、それによって微生物が活性化されるので、溶
液４に混入された汚染物質の分解が促進され、さらに、
この微弱超音波の照射は低温の環境、特に冬場でも微生
物が増殖され、汚染物質の分解が非常に大きく促進され
る。
を促すようにした微弱超音波を用いた微生物用汚染物質
分解方法を提供するものである。 【構成】 容器１に装着されたモータ２で回転されるフ
ァン３を持つ撹拌装置で、容器１内に充填された微生物
を入れた汚染物質混入溶液４を撹拌するように構成し、
さらに、容器１の底部に装着された超音波振動子５から
この汚染物質混入溶液４に超音波を照射するが、この超
音波の出力は輻射面積１ｃｍ2当たり１ワット以下の微
弱超音波になるように、発振器６からの出力を調節する
制御装置７が装着されている。このように、汚染物質混
入溶液４に照射される微弱超音波は微生物に柔らかい刺
激を与え、それによって微生物が活性化されるので、溶
液４に混入された汚染物質の分解が促進され、さらに、
この微弱超音波の照射は低温の環境、特に冬場でも微生
物が増殖され、汚染物質の分解が非常に大きく促進され
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、微弱超音波によって微
生物の増殖を促すようにした微弱超音波を用いた微生物
用汚染物質分解方法に関するものである。
生物の増殖を促すようにした微弱超音波を用いた微生物
用汚染物質分解方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、微生物を用いた汚染物質分解装置
が普及するようになり、例えば、ポリ塩化ディフェニー
ル分解菌、トリクロロエタン分解菌などが発見され、公
害物質の除去に効果を発揮することができるようにな
り、この他に、ＰＣＢ分解菌や磁性細菌などの応用も考
えられ、今後の発展が期待される。
が普及するようになり、例えば、ポリ塩化ディフェニー
ル分解菌、トリクロロエタン分解菌などが発見され、公
害物質の除去に効果を発揮することができるようにな
り、この他に、ＰＣＢ分解菌や磁性細菌などの応用も考
えられ、今後の発展が期待される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの分
解菌は生き物であるので、低温の環境、特に冬場では殆
ど増殖されないという問題があつた。
解菌は生き物であるので、低温の環境、特に冬場では殆
ど増殖されないという問題があつた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器に微生物
を入れた汚染物質混入溶液を充填し、前記容器に装着し
た撹拌装置で撹拌するとともに、前記容器に装着した超
音波振動子から前記汚染物質混入溶液に輻射面積１ｃｍ
2当たり１ワット以下の微弱超音波を照射するように発
振器からの出力を調整し、前記微生物を増殖して前記汚
染物質の分解を促進するものである。
を入れた汚染物質混入溶液を充填し、前記容器に装着し
た撹拌装置で撹拌するとともに、前記容器に装着した超
音波振動子から前記汚染物質混入溶液に輻射面積１ｃｍ
2当たり１ワット以下の微弱超音波を照射するように発
振器からの出力を調整し、前記微生物を増殖して前記汚
染物質の分解を促進するものである。
【０００５】
【実施の態様】本発明によれば、容器に充填した微生物
を入れた汚染物質混入溶液を撹拌装置で撹拌し、さらに
この汚染物質混入溶液に輻射面積１ｃｍ2当たり１ワッ
ト以下の微弱超音波を照射すると、超音波の振動よって
汚染物質混入溶液に入れた微生物が活性化されることに
より、汚染物質の分解を促進することが認められ、さら
に、この微弱超音波を照射することによって、低温の環
境、特に冬場でも微生物の増殖が認められる。
を入れた汚染物質混入溶液を撹拌装置で撹拌し、さらに
この汚染物質混入溶液に輻射面積１ｃｍ2当たり１ワッ
ト以下の微弱超音波を照射すると、超音波の振動よって
汚染物質混入溶液に入れた微生物が活性化されることに
より、汚染物質の分解を促進することが認められ、さら
に、この微弱超音波を照射することによって、低温の環
境、特に冬場でも微生物の増殖が認められる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の１実施例の原理を説明するた
めの説明図で、容器１に装着されたモータ２で回転され
るファン３を持つ撹拌装置で、容器１内に充填された微
生物を入れた汚染物質混入溶液４を撹拌するように構成
し、さらに、容器１の底部に装着された超音波振動子５
からこの汚染物質混入溶液４に超音波を照射するが、こ
の超音波の出力は輻射面積１ｃｍ2当たり１ワット以下
の微弱超音波になるように、発振器６からの出力を調節
する制御装置７が装着されている。
めの説明図で、容器１に装着されたモータ２で回転され
るファン３を持つ撹拌装置で、容器１内に充填された微
生物を入れた汚染物質混入溶液４を撹拌するように構成
し、さらに、容器１の底部に装着された超音波振動子５
からこの汚染物質混入溶液４に超音波を照射するが、こ
の超音波の出力は輻射面積１ｃｍ2当たり１ワット以下
の微弱超音波になるように、発振器６からの出力を調節
する制御装置７が装着されている。
【０００７】このように構成された本実施例の微弱超音
波を用いた微生物用汚染物質分解方法では、汚染物質混
入溶液４に照射される微弱超音波が微生物に柔らかい刺
激を与え、それによって微生物が活性化されるので、溶
液４に混入された汚染物質の分解が促進され、さらに、
この微弱超音波の照射は低温の環境、特に冬場でも微生
物が増殖され、汚染物質の分解が非常に大きく促進され
る。
波を用いた微生物用汚染物質分解方法では、汚染物質混
入溶液４に照射される微弱超音波が微生物に柔らかい刺
激を与え、それによって微生物が活性化されるので、溶
液４に混入された汚染物質の分解が促進され、さらに、
この微弱超音波の照射は低温の環境、特に冬場でも微生
物が増殖され、汚染物質の分解が非常に大きく促進され
る。
【０００８】一般に、強力な超音波を照射すると、超音
波振動によって微生物自体が分解されて死んでしまう
が、本願発明のように、微弱超音波を照射すると、逆に
微生物は活性化され、低温の環境でも微生物の増殖が認
められる。
波振動によって微生物自体が分解されて死んでしまう
が、本願発明のように、微弱超音波を照射すると、逆に
微生物は活性化され、低温の環境でも微生物の増殖が認
められる。
【０００９】図２は本発明の他の実施例の原理を説明す
るための説明図で、コンポスタ１に分解用の微生物が入
れられた生ゴミ８が充填され、又、コンポスタ１にモー
タ９によって回転される十字状の回転羽根からなる撹拌
ロータ１０が生ゴミ８を撹拌し、又、容器１の底部に装
着された超音波振動子５からこの汚染物質混入溶液４に
超音波を照射するが、この超音波の出力は輻射面積１ｃ
ｍ2当たり１ワット以下の微弱超音波になるように、発
振器６からの出力を調節する制御装置７が装着されてい
る。
るための説明図で、コンポスタ１に分解用の微生物が入
れられた生ゴミ８が充填され、又、コンポスタ１にモー
タ９によって回転される十字状の回転羽根からなる撹拌
ロータ１０が生ゴミ８を撹拌し、又、容器１の底部に装
着された超音波振動子５からこの汚染物質混入溶液４に
超音波を照射するが、この超音波の出力は輻射面積１ｃ
ｍ2当たり１ワット以下の微弱超音波になるように、発
振器６からの出力を調節する制御装置７が装着されてい
る。
【００１０】このように構成された本実施例において
も、生ゴミ８に照射される微弱超音波が微生物に柔らか
い刺激を与え、それによって微生物が活性化されるの
で、生ゴミ８の分解が促進され、さらに、この微弱超音
波の照射は低温の環境、特に冬場でも微生物が増殖さ
れ、汚染物質の分解が非常に大きく促進される。
も、生ゴミ８に照射される微弱超音波が微生物に柔らか
い刺激を与え、それによって微生物が活性化されるの
で、生ゴミ８の分解が促進され、さらに、この微弱超音
波の照射は低温の環境、特に冬場でも微生物が増殖さ
れ、汚染物質の分解が非常に大きく促進される。
【００１１】 図３は本発明のさらに他の実施例の、原
理を説明するための説明図で、１はコンポスタ、６は発
振器、７は制御装置、８は生ゴミ、９はモータ、１０は
十字状の回転羽根からなる撹拌ロータで、これらの構成
は図２の実施例と同じであるので、説明は省略するが、
本実施例では、金属製の撹拌ロータ１０の回転羽根にそ
れぞれ超音波振動子５が装着され、発振器６からの出力
は集電子１１からスリツプリング１２を介して撹拌ロー
タ１０の回転軸１０ａを通してそれぞれの超音波振動子
５に印加される。
理を説明するための説明図で、１はコンポスタ、６は発
振器、７は制御装置、８は生ゴミ、９はモータ、１０は
十字状の回転羽根からなる撹拌ロータで、これらの構成
は図２の実施例と同じであるので、説明は省略するが、
本実施例では、金属製の撹拌ロータ１０の回転羽根にそ
れぞれ超音波振動子５が装着され、発振器６からの出力
は集電子１１からスリツプリング１２を介して撹拌ロー
タ１０の回転軸１０ａを通してそれぞれの超音波振動子
５に印加される。
【００１２】このように構成した本実施例においては、
撹拌ロータ１０の回転羽根のそれぞれに超音波振動子５
を装着したので、超音波振動子５で発生した微弱超音波
は撹拌ロータ１０の金属製の回転羽根から生ゴミ８に向
けて照射され、生ゴミ８内の微生物がより大きく活性化
され、生ゴミ８の分解が促進される。
撹拌ロータ１０の回転羽根のそれぞれに超音波振動子５
を装着したので、超音波振動子５で発生した微弱超音波
は撹拌ロータ１０の金属製の回転羽根から生ゴミ８に向
けて照射され、生ゴミ８内の微生物がより大きく活性化
され、生ゴミ８の分解が促進される。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の微弱超音
波を用いた微生物用汚染物質分解方法では、微弱超音波
を汚染物質混入溶液又は生ゴミに照射すると、汚染物質
混入溶液又は生ゴミに入れられた微生物に柔らかい刺激
を与え、それによって微生物が活性化され、常温は勿論
のこと低温の環境、特に冬場でも微生物が増殖され、汚
染物質の分解が非常に大きく促進されるという利点があ
る。
波を用いた微生物用汚染物質分解方法では、微弱超音波
を汚染物質混入溶液又は生ゴミに照射すると、汚染物質
混入溶液又は生ゴミに入れられた微生物に柔らかい刺激
を与え、それによって微生物が活性化され、常温は勿論
のこと低温の環境、特に冬場でも微生物が増殖され、汚
染物質の分解が非常に大きく促進されるという利点があ
る。
【図１】本発明の１実施例の原理を説明する構成図であ
る。
る。
【図２】本発明の他の実施例の原理を説明する構成図で
ある。
ある。
【図３】本発明のさらに他の実施例の原理を説明する構
成図である。
成図である。
１ 容器 ２ モータ ３ ファン ４ 汚染物質混入溶液 ５ 超音波振動子 ６ 発振器 ７ 制御装置 ８ 生ゴミ ９ モータ １０ 撹拌ロータ １１ 集電子 １２ スリツプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０５Ｆ 9/04 Ｂ０９Ｂ 3/00 ＺＡＢＡ
Claims (3)
- 【請求項１】 容器に微生物を入れた汚染物質混入溶液
を充填し、前記容器に装着した撹拌装置で撹拌するとと
もに、前記容器に装着した超音波振動子から前記汚染物
質混入溶液に輻射面積１ｃｍ2当たり１ワット以下の微
弱超音波を照射するように発振器からの出力を調整し、
前記微生物を増殖して前記汚染物質の分解を促進するこ
とを特徴とする微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分
解方法。 - 【請求項２】 容器に微生物を入れた生ゴミを充填し、
前記容器に装着した撹拌ロータで撹拌するとともに、前
記容器に装着した超音波振動子から前記汚染物質混入溶
液に輻射面積１ｃｍ2当たり１ワット以下の微弱超音波
を照射するように発振器からの出力を調整し、前記微生
物を増殖して前記汚染物質の分解を促進することを特徴
とする微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法。 - 【請求項３】 前記超音波振動子は前記撹拌ロータの回
転羽根に装着することを特徴とする請求項２記載の微弱
超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8332879A JPH10155477A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8332879A JPH10155477A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10155477A true JPH10155477A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18259828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8332879A Pending JPH10155477A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 微弱超音波を用いた微生物用汚染物質分解方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10155477A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19842005A1 (de) * | 1998-09-04 | 2000-03-09 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren und Vorrichtung zur Behandlung von biologischen Abfällen |
| CN112439376A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-03-05 | 北京大学深圳研究生院 | 多功能日光聚光光催化反应装置 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP8332879A patent/JPH10155477A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19842005A1 (de) * | 1998-09-04 | 2000-03-09 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren und Vorrichtung zur Behandlung von biologischen Abfällen |
| DE19842005C2 (de) * | 1998-09-04 | 2000-09-28 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren und Vorrichtung zur Behandlung von biologischen Abfällen |
| CN112439376A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-03-05 | 北京大学深圳研究生院 | 多功能日光聚光光催化反应装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060811 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070320 |