JPH10155188A - リモコン信号伝送装置及びリモコン信号伝送方法 - Google Patents

リモコン信号伝送装置及びリモコン信号伝送方法

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JPH10155188A
JPH10155188A JP30965796A JP30965796A JPH10155188A JP H10155188 A JPH10155188 A JP H10155188A JP 30965796 A JP30965796 A JP 30965796A JP 30965796 A JP30965796 A JP 30965796A JP H10155188 A JPH10155188 A JP H10155188A
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JP
Japan
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remote control
transmission
control signal
data
network
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Application number
JP30965796A
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English (en)
Inventor
Takehiko Okuyama
武彦 奥山
Jun Okazaki
純 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ある機器をネットワークで接続されている他
の機器のリモコン送信機を用いて制御できるようにす
る。 【解決手段】 1394ネットワーク上の機器は予め自
機のカスタムコードを記憶手段2に記憶している。リモ
コン受光部3により受光したリモコン信号はカスタムコ
ード認識手段4aによってカスタムコードが認識され一
致比較手段5で記憶手段2のカスタムコードと認識した
ものとの一致比較を行う。一致する機器が複数ある場合
には、受信機器決定手段6により選択し、ヘッダ発生手
段7により一致する機器をデータ受信機、自機をデータ
送信機に指定するように送信データパケット内の所定エ
リアに機器ID値を挿入し、送信データパケット手段8
によりパケット化したリモコンデータを送信データパケ
ット内に挿入して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、リモコン制御(遠隔制
御)の可能な機器が例えばIEEE1394で複数ネッ
トワークされたネットワークシステムに関し、特に任意
のリモコンを用いて目的の機器を制御するのに好適のリ
モコン信号伝送装置及びリモコン信号伝送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が検討され
ている。一般に、映像信号をディジタル化すると、その
情報量は膨大となり、情報を圧縮することなく伝送又は
記録等を行うことは、通信速度及び費用等の点で困難で
ある。このため、ディジタル映像信号の伝送又は記録等
においては、画像圧縮技術が必須であり、近年各種標準
化案が検討されている。動画用としては、MPEG(Mo
ving Picture Experts Group)方式が規格化されてい
る。
【0003】特に、MPEG2方式は、画像圧縮の標準
化方式として最も普及しており、アメリカ及び欧州のデ
ィジタル放送において採用されていることが決定されて
いる。このMPEG規格に対応したデコーダも商品化さ
れており、MPEGデコードボードとして供給されて、
コンピュータ等にも搭載されている。
【0004】また、画像圧縮技術の成長に伴って、ディ
ジタル画像機器の開発も進んでおり、ディジタルVTR
でけではなく、ディジタル放送用デコーダ(ディジタル
セットトップボックス)、ディジタルビデオディスクプ
レーヤ(以下、DVDと称す)等も商品化されてきてい
る。ディジタル化によって、伝送及び記録における劣化
を低減することができ、高品質の再生画像を得ることが
できるという利点がある。この利点を考慮すると、各デ
ィジタル画像機器は、従来と同様のアナログ入出力を可
能とするだけでなく、ディジタル信号のままでの入出力
を可能とするディジタルインターフェ−スを有する構成
とした方が良い。ディジタルインターフェ−スを備える
ことにより、画像データを単なるディジタルデータとし
て扱うことも可能になり、画像機器同士の接続だけでな
く、コンピュータとの間でも接続を行って、データを伝
送することができる。
【0005】ところで、ディジタルインターフェ−スを
備えた装置においては、全てのディジタル画像機器及び
コンピュータ相互間でのデータ転送を可能とするため
に、統一したインターフェース方式を採用することが考
えられている。即ち、ディジタル画像機器相互間だけで
なく、コンピュータシステムにおいても使用可能なよう
に、例えばSCSI又はRS232等の規格を採用する
ことが考えられる。しかし、SCSI及びRS232等
の伝送レートは極めて低レートであり、数Mbps(ビ
ット/秒)以上の伝送レートを確保する必要がある画像
データを伝送することは不可能である。また、画像デー
タはコンピュータデータとは異なり、リアルタイムに一
定の周期で伝送(同期伝送ともいう)する必要があり、
これらのインターフェイス方式を画像伝送用として採用
することができない。
【0006】そこで、現在、ディジタルインターフェ−
スVTRの協議会及びアメリカのTV(Advanced TV )
デコーダの協議会であるE1AのR4.1においては、
画像データに適した高速インターフェイス方式の検討が
なされ、特に、イソクロナス(isochronous )転送(同
期転送ともいう)機能を有するP1394方式(アメリ
カ電子電気学会:The Institute of Electrical and El
ectronics Engineers,Inc. の略で、以下、IEEE1
394と記載)がポストSCSIとして採用されようと
している。
【0007】このIEEE1394方式については、主
に1394トレードアソシエーション(Trade Associat
ion:1394TAともいう) が中心になって、規格化作業、拡
張化を行っている。また、同時に、該伝送方式は同期通
信が可能であり画像伝送用として特に有効であることか
ら、AV機器器メーカも積極的に規格化作業に参加して
いる。
【0008】このように期待されているIEEE139
4方式については、特願平7−81548号公報に記載
されている従来技術、あるいは日経エレクトロニクス1
994.7.4(nO.612)号の「ポストSCSI
の設計思想を探る三つの新インターフェースを比較」の
記事(文献1)の152〜163ページに内容が詳述さ
れている。同記事の161ページ以降に掲載されている
ように、IEEE1394はコンピュータ用がベースで
あるが、「マルチメディア用にイソクロナス転送機能を
備えている」ことを特徴とすることから、他のインター
フェイス方式よりも画像データ用として有効である。即
ち、動画や音声のデータを必ず一定時間毎に転送し、再
生してもギクシャクすることがない。
【0009】また、IEEE1394においてはトポロ
ジを自動設定する機能を備えている、(文献1の155
ページ〜159ページ項の「トポロジを自動設定」参
照)。IEEE1394はデバイスの接続、非接続時又
は電源投入時において、各デバイスの接続関係の確認、
デバイス間の親子関係をの設定及び各デバイスのID設
定等を再設定するのである。つまり、SCSIのトポロ
ジはディジー・チェインだけだが、IEEE1394は
ツリー構成も可能とし、複数のデバイスを接続すること
ができるものである。
【0010】ところで、このような特徴を有するIEE
E1394が規格化され、また実用化された場合を考慮
すると、IEEE1394の規格化に伴い映像機器やP
C、PC関連機器においては、IEEE1394対応の
ディジタルインターフェイス(IEEE1394対応接
続端子も含む)を備えて構成されることが予想される。
したがって、スタジオ等の建物内や一般家庭内に設置さ
れた複数のIEEE1394対応の機器間をIEEE1
394を用いて接続することにより、IEEE1394
ネットワークシステムとして構築する場合も考えられ
る。
【0011】このようなネットワークシステムでは、伝
送系としてIEEE1394を採用しているため、画像
データ伝送に適したイソクロナス伝送(同期伝送)が可
能であり、特に各映像機器間における画像データ伝送に
おいては有効である。また、IEEE1394は、周知
のようにコンピュータデータ伝送に適したエイシンクロ
ナス伝送(非同期伝送)も可能であることから、夫々の
機器間における制御データもIEEE1394方式のコ
マンドとしてデータ伝送するのに有効である。
【0012】ここで、従来より普及している他のネット
ワークシステムの一例を示すと、例えば従来より一般の
家庭内で採用されているホームバス等のネットワークシ
ステムがある。このネットワークシステムでは、共通の
伝送系を介して接続される複数の機器の内、いずれか1
つの機器(例えば主制御機器)を用いて操作することに
より、夫々の機器に対する制御を可能にする。つまり、
操作内容を簡易化するためには、IEEE1394を採
用してIEEE1394ネットワークシステムを構築し
た場合においても、ホームバスのようにユーザにとっ
て、極力1つの機器による操作で他の目的とする機器制
御を行うことが望ましい。
【0013】機器を操作制御する方法としては、リモコ
ン装置による遠隔制御が一般的であり、本来各機器に
は、夫々固有のリモコン装置が備えられている。IEE
E1394ネットワークにおける各機器についても、夫
々リモコン装置が備えられており、できれば任意のリモ
コン装置を用いて接続される目的の機器が制御可能にな
ることが望ましい。
【0014】図7には一般にリモコン装置を用いて送信
されるリモコン送信用IC出力波形が示されている。一
般のリモコン装置では、図中に示すように、リモコン信
号を搬送する搬送波によって、メーカ等を識別するため
の識別データであるリーダコード、機種毎に異なる8ビ
ットのカスタムコード、伝送時におけるデータの信頼性
を向上させるための該カスタムコード反転データ、制御
コマンドに対応した8ビットのデータコード及び該デー
タコードを反転させたデータコード反転データ(全てを
含めると32ビットのデータ)が順次所定の期間で送信
される。
【0015】一方、受信側のリモコン受光部は、照射さ
れる例えば赤外線のリモコン信号を受信することが正常
ではあるが、他の赤外線を受光したり、あるいは蛍光灯
から発生するノイズによる影響から、正規なリモコン信
号を受信できなくなってしまう虞れがある。このため、
送信側では、上述したように予めカスタムコード及びデ
ータコードを反転させたものを送信することにより、受
信側では、これを用いて正常なカスタムコード及びデー
タコードが受信された否かの判定を行い、結果としてリ
モコン信号の信頼性を向上させ、誤動作を防止するよう
にしている。
【0016】このように従来のリモコン装置では、メー
カ別に設けられたリーダコードや、機器の機種を識別す
るためのカスタムコード、またコマンドに対応したデー
タコードを送信することによって、複数の機器が設置さ
れた場合でも、受信する機器側ではこれを区別し、リモ
コン信号に対応する機器のみが制御されるようになって
いる。ところが、IEEE1394ネットワークが構築
された場合でも、上述したように接続される機器には、
夫々固有のリモコン装置が備えられていることになる。
ここで、ホームバス等のネットワークシステムのよう
に、いずれか1つのリモコン装置を用いて他の目的機器
を制御することが望ましいが、接続される機器単体に夫
々設けられたリモコン装置では、機器特有の機器制御が
多く、また煩雑な制御信号も送信されることから、リモ
コン制御全部がIEEE1394規格における共通コマ
ンドとして扱うことは極めて困難である。即ち、IEE
E1394ネットワークでは、任意の機器に対して、ネ
ットワークに接続された他の機器のリモコン装置を用い
てリモコン信号を送信することで目的とする接続された
機器を制御することはできない。
【0017】また、リモコン装置による遠隔制御方法で
は、通常送信されるカスタムコードがメーカ及び機器機
種毎に異なるものであるが、同一メーカ製造で且つ同一
の機種では、少なくとも2種類のカスタムコードが用い
られている。この場合、同一機種での誤動作を防止する
ために、リモコンのスイッチ切換により、どちらか一方
のカスタムコードを一方の機器用として設定すること
で、受信時のリモコン信号を区別して夫々のリモコン制
御を可能にしている。しかしながら、IEEE1394
ネットワーク内においても、同一メーカ製造で且つ同一
機種の機器が複数接続される場合も考えられ、仮に異な
るカスタムコードを利用したリモコン制御が可能になっ
たとしても、同一メーカで且つ同一機種が複数ある場合
には、カスタムコードによる設定が不可能であるため、
これらの機器に対するリモコン制御が極めて困難であ
り、誤動作が生じてしまう虞もある。
【0018】このような理由から、仮にIEEE139
4ネットワークが構築されたとしても、IEEE139
4規格に基づくAVコマンドで接続される全ての機器を
リモコン制御可能にすることは不可能であり、実現され
ていないのが現状である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のリ
モコン装置を用いた制御方法では、メーカ及び機器機種
毎に設定されたカスタムコードを利用することにより、
夫々のリモコン装置による個々のリモコン制御を可能に
していたが、これらのリモコン装置は機器特有の制御が
多く、また煩雑な制御信号もある。IEEE1394ネ
ットワークが一般家庭の普及された場合でも、AVコン
トロールセンターとなる機器から、IEEE1394の
コマンドによって、各機器全ての機器を制御するような
状況にはならず、各機器毎のリモコン自体の存在は続く
であろう。つまり、IEEE1394規格における共通
のAVコマンドでネットワーク内の機器の全ての機能を
制御することは極めて困難である。このため、IEEE
1394ネットワーク内においても、任意の機器に対
し、リモコンによる制御は、従来通り各機器に向かって
リモコン送信を行い、制御しなければならなかった。つ
まり、ユーザにとってIEEE1394ネットワークに
なっても、各機器経の制御方法の使い勝手はあまり向上
しないという問題点があった。
【0020】また、リモコンのカスタムコードによって
機器を識別する方法は、同一メーカ製造で且つ同機種の
機器が複数存在し、且つこれらの機器が近傍に配設され
た場合には、リモコン制御が混乱してしまい、誤動作を
生じてしまうという虞れもあった。
【0021】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、リモコン受光部を有する任意の機器に対し
て、ネットワークで接続されている他の機器のリモコン
送信機を用いて接続されている他の機器を制御すること
のできるリモコン信号伝送装置及びリモコン信号伝送方
法の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
によるリモコン信号伝送装置は、複数の機器間で複数の
パケット信号の送受信が可能な伝送手段を介してネット
ワーク接続された複数の機器の内、所定の機器に備えら
れたリモコン装置からのリモコン信号を受信する受信手
段と、前記ネットワーク接続された複数の機器の内、前
記受信手段を有する機器が、リモコン信号に含まれる自
機のリモコンカスタムコードを前記伝送手段を介してネ
ットワーク接続された他の各機器に通知するための第1
の通知手段と、前記第1の通知手段により通知された前
記カスタムコードを記憶する記憶手段と、前記受信手段
により前記リモコン信号を受信したことを前記ネットワ
ーク接続された他の各機器に通知するための第2の通知
手段と、前記受信リモコン信号に含まれるリモコンカス
タムコードを認識する認識手段と、前記認識手段により
認識したリモコンカスタムコードが前記ネットワーク接
続されたいずれかの機器に基づくカスタムカードと一致
するか否かの比較を行い、一致する機器を検出する一致
比較手段と、前記一致比較手段により一致した機器の中
から、リモコン制御するリモコンデータ受信機器を選択
するための機器選択手段と、前記機器選択手段により選
択された機器を前記伝送手段に基づく送信データパケッ
ト内のデータ受信機器を示す機器IDに指定するととも
に、自機をデータ送信機器を示す機器IDに指定して、
該送信データパケットに挿入するための挿入手段と、前
記挿入手段により挿入された前記送信データパケット内
の所定エリアに前記受信リモコン信号に含まれるリモコ
ンデータを挿入してパケット化することにより得た該送
信データパケットを、前記伝送手段を介して送信する送
信手段と、を具備したものである。
【0023】請求項1記載の本発明においては、前記受
信手段は、複数の機器間で複数のパケット信号の送受信
が可能な伝送手段を介してネットワーク接続された複数
の機器の内、所定の機器に備えられたリモコン装置から
のリモコン信号を受信する。第1の通信手段は、前記ネ
ットワーク接続された複数の機器の内、前記受信手段を
有する機器が、リモコン信号に含まれる自機のリモコン
カスタムコードを前記伝送手段を介してネットワーク接
続された他の各機器に通知する。記憶手段は、前記第1
の通知手段により通知された前記カスタムコードを記憶
する。一方、第2の通信手段は、前記受信手段により前
記リモコン信号を受信したことを前記ネットワーク接続
された他の各機器に通知する。認識手段は、前記受信リ
モコン信号に含まれるリモコンカスタムコードを認識す
る。一致比較手段は、前記認識手段により認識したリモ
コンカスタムコードが前記ネットワーク接続されたいず
れかの機器に基づくカスタムカードと一致するか否かの
比較を行い、一致する機器を検出する。機器選択手段
は、前記一致比較手段により一致した機器の中から、リ
モコン制御するリモコンデータ受信機器を選択する。こ
のとき、挿入手段は、前記機器選択手段により選択され
た機器を前記伝送手段に基づく送信データパケット内の
データ受信機器を示す機器IDに指定するとともに、自
機をデータ送信機器を示す機器IDに指定して、該送信
データパケットに挿入する。その後、送信手段は、前記
挿入手段により挿入された前記送信データパケット内の
所定エリアに前記受信リモコン信号に含まれるリモコン
データを挿入してパケット化することにより得た該送信
データパケットを、前記伝送手段を介して送信する。こ
れにより、ネットワーク接続された任意の機器に対し
て、所定のリモコン装置を用いてリモコン信号を送信し
た場合でも、ネットワーク接続された目的の機器を制御
することが可能となる。
【0024】請求項8に記載の本発明によるリモコン信
号伝送装置は、複数の機器間で複数のパケット信号の送
受信が可能な伝送手段を介してネットワーク接続された
複数の機器の少なくとも1つの機器に設けられ、リモコ
ン装置からのリモコン信号を受信する受信手段と、前記
受信手段により受信したリモコン信号に含まれるコマン
ドデータに基づく機器を前記伝送手段に基づく送信デー
タパケット内のデータ受信機器を示す機器IDに指定す
るとともに、前記リモコン信号を受信した機器をデータ
送信機器を示す機器IDに指定して、該送信データパケ
ットに挿入するための挿入手段と、前記挿入手段により
挿入された前記送信データパケット内の所定エリアに前
記受信リモコン信号に含まれるコマンドデータを挿入し
てパケット化することにより得た該送信データパケット
を、前記伝送手段を介して送信する送信手段と、を具備
したものである。
【0025】請求項8記載の本発明においては、受信手
段は、複数の機器間で複数のパケット信号の送受信が可
能な伝送手段を介してネットワーク接続された複数の機
器の少なくとも1つの機器に設けられ、リモコン装置か
らのリモコン信号を受信する。挿入手段は、前記受信手
段により受信したリモコン信号に含まれるコマンドデー
タに基づく機器を前記伝送手段に基づく送信データパケ
ット内のデータ受信機器を示す機器IDに指定するとと
もに、前記リモコン信号を受信した機器をデータ送信機
器を示す機器IDに指定して、該送信データパケットに
挿入する。その後、前記挿入手段により挿入された前記
送信データパケット内の所定エリアに前記受信リモコン
信号に含まれるコマンドデータを挿入してパケット化す
ることにより得た該送信データパケットを、前記伝送手
段を介して送信する。この場合の前記リモコン装置は、
例えば送信する送信データ内に、前記ネットワーク接続
されている複数の機器から所定の機器を指定するコマン
ドを設定するためのコマンド設定手段と、前記コマンド
設定手段により指定した機器に対するコマンドデータを
リモコン信号として送信する送信手段とで構成されたも
のである。これにより、請求項1記載の発明による一致
比較処理及び認識処理を行わずとも、機器を指定するコ
マンドデータを送信することができることから、ネット
ワーク上に接続された少なくとも1つの機器にリモコン
信号を送信するだけで、指定した機器を制御することが
可能となる。
【0026】請求項10に記載の本発明のリモコン信号
伝送方法は、複数の機器間で複数のパケット信号の送受
信が可能な伝送手段を介して前記複数の機器がネットワ
ーク接続され、所定の機器に備えられたリモコン装置か
らのリモコン信号を受信する受信方法と、前記ネットワ
ーク接続された複数の機器の内、前記受信手段を有する
機器が、リモコン信号に含まれる自機のリモコンカスタ
ムコードを前記伝送手段を介してネットワーク接続され
た他の各機器に通知するための第1の通知方法と、前記
第1の通知方法により通知された前記カスタムコードを
記憶する記憶方法と、前記受信方法により前記リモコン
信号を受信したことを前記ネットワーク接続された他の
各機器に通知するための第2の通知方法と、前記受信リ
モコン信号に含まれるリモコンカスタムコードを認識す
る認識方法と、前記認識方法により認識したリモコンカ
スタムコードが前記ネットワーク接続されたいずれかの
機器に基づくカスタムカードと一致するか否かの比較を
行い、一致する機器を検出する一致比較方法と、前記一
致比較方法により一致した機器の中から、リモコン制御
するリモコンデータ受信機器を選択するための機器選択
方法と、前記機器選択方法により選択された機器を前記
伝送手段に基づく送信データパケット内のデータ受信機
器を示す機器IDに指定するとともに、自機をデータ送
信機器を示す機器IDに指定して、該送信データパケッ
トに挿入するための挿入方法と、前記挿入方法により挿
入された前記送信データパケット内の所定エリアに前記
受信リモコン信号に含まれるリモコンデータを挿入して
パケット化することにより得た該送信データパケット
を、前記伝送手段を介して送信する送信方法と、を含む
ことを特徴とするものである。
【0027】請求項10記載の本発明においては、これ
らの方法を用いることによって、請求項1の発明と同様
に動作することが可能である。即ち、ネットワーク接続
された任意の機器に対して、所定のリモコン装置を用い
てリモコン信号を送信した場合でも、ネットワーク接続
された目的の機器を制御することが可能となる。
【0028】請求項15に記載の本発明のリモコン信号
伝送方法は、複数の機器間で複数のパケット信号の送受
信が可能な伝送手段を介してネットワーク接続された複
数の機器の少なくとも1つの機器に設けられ、リモコン
装置からのリモコン信号を受信する受信方法と、前記受
信方法により受信したリモコン信号に含まれるコマンド
データに基づく機器を前記伝送手段に基づく送信データ
パケット内のデータ受信機器を示す機器IDに指定する
とともに、前記リモコン信号を受信した機器をデータ送
信機器を示す機器IDに指定して、該送信データパケッ
トに挿入するための挿入方法と、前記挿入方法により挿
入された前記送信データパケット内の所定エリアに前記
受信リモコン信号に含まれるコマンドデータを挿入して
パケット化することにより得た該送信データパケット
を、前記伝送手段を介して送信する送信方法と、を含む
ことを特徴とする。
【0029】請求項15記載の本発明においては、これ
らの方法を用いることによって、請求項8と同様に動作
することが可能であり、更に請求項16の発明に係るリ
モコン装置を用いる方法を採用することにより、結果と
して、請求項10記載の発明による一致比較方法及び認
識方法を行わずとも、機器を指定するコマンドデータを
送信することができることから、ネットワーク上に接続
された少なくとも1つの機器にリモコン信号を送信する
だけで、指定した機器を制御することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0031】図1及び図2は本発明に係るリモコン信号
伝送装置の一実施形態例を示し、図1はリモコン信号伝
送装置の一例を示すブロック図、図2は該リモコン伝送
装置をネットワーク接続した場合のシステム構成図であ
る。
【0032】図1に示すように、本発明に係るリモコン
信号伝送装置1は、ネットワーク接続される機器に夫々
組み込まれて構成され、該複数の機器をネットワーク接
続することにより、本発明に係るリモコン信号伝送装置
を用いたネットワークシステムが構築されるようになっ
ている。
【0033】具体的には、ネットワークシステム内の夫
々の機器に組み込まれたリモコン信号伝送装置1は、図
中に示すように、例えばIEEE1394方式のケーブ
ルでネットワーク接続され、該ケーブルを介して伝送さ
れるデータ(例えばリモコンデータ)は、ネットワーク
機器カスタムコード記憶手段(以下、記憶手段と略記)
2に供給されるようになっている。記憶手段2は、例え
ばIEEE1394ネットワークを介して供給されるリ
モコンデータから、自機のリモコンカスタムコードを記
憶するためのものである。
【0034】また、リモコン信号伝送装置1には、リモ
コン送信機(以下、リモコンと略記)11からのリモコ
ン信号を受信するリモコン受光部3が設けられている。
リモコン受光部3によって受信されたリモコン信号は、
機器内部に設けられたシステムマイコン4のカスタムコ
ード認識手段4aに供給される。
【0035】カスタムコード認識手段4は、受信したリ
モコン信号に含まれるカスタムコードを認識し、認識し
たカスタムコードを一致比較手段5に与えるとともに、
受信リモコン信号をシステムマイコン4内のリモコンデ
ータ格納手段4bに与える。
【0036】一致比較手段5には、前記記憶手段2から
の受信リモコンデータに含まれるカスタムコードが供給
されるようになっている。つまり、一致比較手段5は、
カスタムコード認識手段5からのカスタムコードと、記
憶手段2からのカスタムコードとを用いて比較を行うこ
とにより、認識したカスタムコードがネットワーク上の
いずれかの機器に基づくカスタムコードと一致するのか
を検出し、検出結果を受信器決定手段6に与える。
【0037】受信器決定手段6は、一致するカスタムコ
ードに対応する機器から、リモコン制御する目的の機器
を選択し、選択した機器を示す情報をヘッダ発生手段7
に与える。
【0038】ヘッダ発生手段7は、選択された機器を示
す情報から、選択された機器を、例えば図4に示すエイ
シンクロナス伝送におけるパケットフォーマットのデー
タ受信器(destination ID)に指定すると共に、自機を
データ受信機(source ID)に指定するように、このネ
ットワークの送信データパケット内に挿入する。一方、
送信データパケット化手段8には、送信データ発生手段
10からのリモコンデータを受信したことをネットワー
クシステム内に通知するために生成されたデータととも
にリモコンデータが供給されており、送信データパケッ
ト化手段8は、該データと前記ヘッダ発生手段7からの
リモコンデータとでパケット化を行い、ネットワーク上
に送信するか、またはリモコンデータをネットワークコ
マンド(AVコマンドともいう)に変換して、ネットワ
ーク上に送信する。
【0039】一方、送信データ発生手段10に供給する
リモコンデータは、システムマイコン4による制御によ
り供給されるようになっている。つまり、カスタムコー
ド認識手段4aを介して供給されたリモコンデータは、
リモコンデータ格納手段4bによって格納される。この
とき、システムマイコン4は、通常の伝送形態の場合に
は、スイッチ(SW)を切換て該リモコンデータ格納手
段4bからのリモコンデータをそのままの状態で送信デ
ータ発生手段10に与え、また、IEEE1394規格
のネットワークコマンドとしてリモコンデータを変換す
る場合には、SWを切換てネットワークコマンド変換手
段4cによりネットワークコマンドに変換したリモコン
データを送信データ発生手段10に与えるように制御す
る。これにより、受信したリモコンデータをネットワー
クコマンド(ネットワーク接続形態に基づくAVコマン
ド)として伝送することも可能となる。
【0040】したがって、このような構成により、ネッ
トワークシステム内のいずれかの機器のリモコン装置を
用いてリモコン操作した場合でも、いずれかの機器にお
けるリモコン受光部によって送信されたリモコンデータ
を受信することができ、また受信機器によって、リモコ
ンデータ及びリモコン操作する機器ID、自機IDに基
づくデータをネットワーク上へ送信することが可能とな
る。即ち、リモコン操作する目的の機器が、送信された
パケットデータを受信した場合には、パケットデータに
含まれるカスタムコードの一致するか否かによって自機
が、制御される目的の機器であることを認識することが
でき、同時に伝送されたリモコンデータに基づく制御を
行うことが可能となる。
【0041】このように構成されたリモコン信号伝送装
置を有する機器が、ネットワーク接続されたシステムを
示すと、図2に示すものとなる。
【0042】例えば、本実施形態例では、図2に示すよ
うに、A内至Eの建物内や家庭内、あるいはスタジオ内
にて、リモコン信号伝送装置を有する複数の機器がIE
EE1394規格のケーブルでネットワーク接続するこ
とにより、IEEE1394ネットワークシステムとし
て構成する。これらの機器は、PC、PC関連機器やA
V機器、あるいは空調機器やその他のホームエレクロニ
クス機器である。また、部屋内だけでなく、部屋間で接
続されているネットワークでも、本実施形態例では有効
である。
【0043】一般に、家庭用電気機器は各機器固有のリ
モコンを有していることが多い。即ち、リモコンコード
はメーカー別及び機種(TV,VTR、エアコンなど)
別に、カスタムコード8ビットを有しており、その下位
のデータコードで、実際の機器固有のコマンドを表して
いる。つまり、カスタムコードは、メーカーの区別と、
機種の区別がつけられる。例えば、カスタムコードが4
1、データコードが28の場合、実際のリモコンからの
送信データは、図3または図7に示すように、リーダコ
ードが出力された後、41BE28D7という32ビッ
トが出力されることになる。
【0044】図4及び図5には上記構成にて説明したよ
うにリモコンデータを送信する際のエイシンクロナス伝
送(Asyncronus 伝送)におけるパケット構造が示され
ている。即ち、本実施形態例では、図中に示すように、
パケット中の目的ノードIDフィルード(destination
ID)には、受信するカスタムコードと一致する機器ID
番号を挿入し、また、ソース・ノードIDフィールド
(source ID)には、リモコン信号を受信した機器ID
番号を挿入する。また、受信したリモコンデータは、ヘ
ッダCRCフィールドの下のブロックデータフィールド
内に挿入する。こうのように、ヘッダ発生手段7及び送
信データパケット化手段8によって、パケット化された
パケットデータを、例えばIEEE1394ネットワー
ク上へと送信するようにしている。
【0045】また、図5に示すように、エイシンクロナ
ス伝送パケットでは、上述の他に、パケツトヘッダ内に
は、ラベルフィールド、リトライフィールド、tCode フ
ィールド、Pri フィールド、データ length フィール
ド、destination offset フィールド、ヘッダCRCフ
ィールド(ヘッダ情報に対するCRC)、データブロッ
クエリアには、ブロックデータフィールドの他、データ
CRCフィルードを備えて構成され、夫々必要なデータ
が伝送されて伝送されるようになっている。
【0046】次に、本発明のリモコン信号伝送装置を有
する機器が複数ネットワーク接続されて構成した図2に
示すネットワークシステムの動作を図6を参照しながら
詳細に説明する。
【0047】図6はネットワークシステム内のリモコン
信号伝送装置におけるシステムマイコンの制御動作例を
示すフローチャートである。
【0048】尚、本実施形態例では、例えば図2に示す
ネットワークシステムにおいて、機器AがA社製のT
V、機器BがB社製のVTR、機器CがC社製のPC、
機器DがB社製のエアコン、機器EがA社のVTRだと
想定し、また、この場合の機器A〜Eのカスタムコード
は夫々異なるものとして説明する。例えば、夫々の機器
のカスタムコードについては、機器Aのカスタムコード
をA0、機器BのカスタムコードをB0、機器Cのカス
タムコードをC0、機器DのカスタムコードをD0、機
器EのカスタムコードをE0とする。また、A〜Eの夫
々の機器は、自分の機器のリモコンを受信するために、
自分のリモコンカスタムコードを認識することが可能な
機能を備えている。
【0049】先ず、図2に示すネットワークシステムの
電源が夫々投入されると、機器A〜E内において、IE
EE1394の規格に基づいてバス調停(アービトレー
ション)が行われることにより、各機器の接続が認識さ
れるとともに、ルートノードが決定され、ノードID
(機器ID)が割り振られた後に、制御動作を開始す
る。即ち、処理をステップS50に以降し、この処理
で、上記のカスタムコードを機器間で通知しあう処理を
行う。
【0050】この場合の通知し合う方法としては、例え
ばIEEE1394で規定されているIEEE1212
のメモリ空間の所定アドレスに、各機器が書き込む方
法、または、各機器が図7に示すエイシンクロナスパケ
ット内のデータフィールドを利用して全機器に通知する
方法等が考えられる。
【0051】後者の場合には、図7に示すように、目的
ノードID(destination ID )をオールFhにして、
全機器にデータ送るようにし(IEEE1394規
格)、ソース・ノードID(source ID )を自分の機器
IDとし、データエリアの先頭に、カスタムコードデー
タ送信識別子を所定バイト入れた後、自分の機器のカス
タムコードデータ8バイトを挿入して、エイシンクロナ
スデータ(Asynchronus データ)として送信する。
【0052】この場合、リモコン受光部3を備えていな
い機器がある場合には、カスタムコードにあり得ないデ
ータ、例えばFFhを挿入することにより、その機器I
Dの機器がリモコン受光部3を備えていない機器だと認
識することが可能である。
【0053】このようにして、各機器のカスタムコード
データのエイシンクロナスデータは、送信機器以外の機
器によって全て受信可能であることから、IEEE13
94で接続された機器は、接続された全ての機器のカス
タムコードのデータを受信することができ、これによ
り、各機器のマイコンやメモリ等(図中に示す記憶手段
2)に、各機器のカスタムコードを記憶することができ
る。尚、記憶する機器としては、ネットワーク機器のう
ち、リモコン受光部3を有する機器のみが記憶するよう
に構成しても良く、またネットワークのルートノードを
持つ機器だけが、記憶するように構成しても良い。この
場合、エイシンクロナスパケット内の目的ノードIDは
親機に設定した方が良い。
【0054】この段階で、ユーザーは例えば機器Aとす
るTVを視聴しながら目を離すことなく、部屋内の異な
る位置に設置され、あるいは別部屋に設置されたエアコ
ンのリモコン11を用いてリモコン信号を発することが
可能となる。
【0055】いま、機器A(A社製のTV)のリモコン
受光部3(図1参照)に向けて、機器D(B)社製のエ
アコンのリモコン装置を用いて、エアコン電源オンを指
定するキーを押したとする。すると、機器Aのシステム
マイコン4は、処理をステップS51に移行し、この処
理でリモコン受光部3を用いてリモコン信号を受信す
る。
【0056】その後、リモコン信号を受信すると、シス
テムマイコン4は、ステップS52による処理で受信デ
ータが連続キーで発せられたデータか否かの判定を行
い、連続キーのデータでない場合には、処理をステップ
S53に移行し、そうでない場合には、ステップS54
による処理で、前のパケットと同じ目的ノードID、ソ
ース・ノードIDとして、前と同じデータか、または連
続コードを表すデータを、ネットワークシステム上(I
EEE1394ケーブル上)に伝送して処理を終了す
る。
【0057】ステップS52による判定で受信したリモ
コン信号が連続キーのデータでないと判定された場合
は、受信データがエイシンクロナス伝送形態で伝送され
たものあることから、次のステップS53による処理
で、カスタムコード認識手段4aにより、リモコン受信
及びカスタムコードの識別を行い、リモコンを受信した
機器が複数有るか否かの判定を行う。そして、複数の機
器がリモコンを受信した場合には、処理をステップS5
5に移行し、そうでない場合には、ステップS56へと
移行する。
【0058】この、ステップS63による判断は、以下
のように行う。
【0059】受信した機器Aは、同じようにエイシンク
ロナスパケットで、 目的ノードIDをオールFh(全
機器に通知)に設定して挿入するとともに、リモコンデ
ータを受信したことを示すフラグを挿入してなる送信デ
ータを各機器に通知する。仮に、機器Bが機器Aの近く
にあり、機器Dのリモコン装置の信号を同時に受けたと
すれば、機器Aだけでなく、機器Dも上記フラグのエイ
シンクロナスパケットを出力することになる。即ち、リ
モコン受信できた機器をフラグを出した機器の機器ID
によって識別できる。
【0060】受信機器が複数ある場合には、ステップS
55による処理で、例えば機器IDの大きさによって、
予めID値が大きい(または小さい)機器を受信後、後
述するネットワークにリモコンデータを送信するリモコ
ンデータ送信機器として設定する。また、この場合、バ
スアービトレーション時に、予め機器間で、受信機器の
優先順位を決めておいて、優先順位の高い機器を後述す
るネットワークにリモコンデータを送信するリモコンデ
ータ送信機器としても良い。
【0061】このような理由から、仮に決定した受信機
器(ネットワークにリモコンデータ送信する)を機器a
とする。尚、識別した機器が複数でない場合には、ステ
ップS56により、受信した機器を機器aと設定する。
【0062】そして、機器a(図2中では機器Aを示
す)のシステムマイコン4は、処理をステップS57に
移行し、この処理で、受信したカスタムコードが、IE
EE1394ネットワーク上の機器のカスタムコードと
一致するか否かの判定を行う。
【0063】つまり、機器a(機器Aを示す)のカスタ
ムコード認識手段4a(図1参照)は、従来なら自分の
カスタムコードである“A0”以外のカスタムコードを
受信した場合、それ以下のデータコードは読まないのが
通常であったが、本実施形態例では、受信したカスタム
コード“D0”も認識される同時に一致比較手段5に取
り込まれるようになっている。
【0064】その後、前述したように記憶手段2に格納
してある各機器のカスタムコードA0,B0,C0,D
0,E0と、今受信したD0とを、一致比較手段5によ
り比較を行う。これにより、IEEE1394ネットワ
ークシステム内の目的機器、即ち、機器Dであることを
認識することが可能となる。
【0065】そして、システムマイコン4は、ステップ
S58による処理により、一致する機器が複数有るか否
かの判定を行う。この場合、本実施形態例では、目的制
御機器が機器Dのみであることから、判定結果は、一致
する機器が複数でないものと判定されることになる。し
たがって、その後、ステップS60による処理によっ
て、該一致する機器、即ち、カスタムコードD0である
機器Dを機器b(被制御機器を示す)として設定する。
【0066】また、ステップS58による判定で、一致
する機器が複数であるものと判定される場合も考えられ
る。つまり、例えば、機器Dが機器Bと同じく、B社の
VTRだった場合に、機器Dのリモコン送信機で、機器
Aに向かって送信した場合である。この場合、一致比較
手段5で格納されているカスタムコードB0と、記憶手
段2にあるカスタムコードと一致する機器の数は2つと
なる。
【0067】この場合、機器選択方法としては、現状の
リモコンのように、同じ会社の同じ機種で、2種類のカ
スタムコードを送信できるリモコンのSWと機器のSW
とを連動させて、カスタムコードを別の(予めメーカー
が持っている)カスタムコードにする方法もあるが、例
えばカスタムコードが2台以上一致したり、同一機種に
複数のカスタムコードを持っていないメーカー製造のも
のでは、区別できなくなる。このような場合の機器選択
方法を以下に示す。
【0068】例えば、リモコン11にセレクト用のキー
を設け、キーを押す毎に、機器aである機器Aは、自機
のTV画面上に機器Bと機器Dとを順次表示させるか、
またはIEEE1394規格のコマンドを用いて、割り
振られたID番号により機器Bと機器Dとの夫々の表示
部を点滅や点灯させる等制御して順次表示させることに
より、選択を行う。この場合、順次というのは、セレク
ト用のキーを押す毎に、例えば機器Bのみ表示→機器D
のみ表示→機器B及び機器D両方表示をサイクリックに
表示させるようにしても良い。さらに、セレクト用のキ
ーの他に、決定用キーを設け、セレクト用のキーにより
順次表示されている機器を選択したいときに、前記決定
用のキーを押下する。このような方法により、カスタム
コードが一致する複数の機器から1または複数の特定の
機器bを選択することができる。
【0069】尚、本実施形態例では、リモコンによる選
択手段の例を示したが、他にも数多く選択手段及び、機
器決定手段があり、例えば、接続されている機器にモニ
タがある場合、モニタに接続されている機器が表示さ
れ、さらに、カスタムコードが一致する機器が、どれか
わかるように点滅させたり、マークが付いたりする。ユ
ーザは表示されている機器や機器名にアイコンでクリッ
クするなどして決定することができる。
【0070】したがって、ステップS59では、上述し
たような一致機器選択方法を採用することにより、該当
機器を機器bとして設定する。
【0071】その後、システムマイコン4は、処理をス
テップS61に移行し、最終的なリモコンデータを含む
エイシンクロナスパケットデータをIEEE1394ネ
ットワーク上に伝送するための処理を行う。つまり、ヘ
ッダ発生手段6によって、選択されたリモコン受信機器
aを1394のエイシンクロナスパケットの送信機器を
示すソース・ノードIDに指定し、カスタムコードが一
致する機器b(上記方法により選択された機器)を13
94のエイシンクロナスパケットの受信機器を示す目的
ノードに指定し、図5に示した所定のフィールドに機器
ID値を挿入する。
【0072】また、エイシンクロナスパケットのブロッ
クデータフィールドには、送信データ発生手段10によ
り発生されたリモコンデータコード識別子(他のネット
ワークコマンドにないコマンドヘッダー)と、受信した
データコード8ビットを挿入すればよい。このとき、例
えば図7に示すように、リモコンキーを押し続けている
場合にはカスタムコードのない送信出力が連続して来る
場合も考えられるが、このような場合には、同じエイシ
ンクロナスパケットを連続してネットワーク上に送信し
続けるか、あるいは同じソース・ノードIDと目的ノー
ドIDとし、ブロックデータフィールドには、連続キー
を表す識別データを挿入するなどの方法を採用すること
により、対応することが可能である(ステップS5
4)。
【0073】その結果、機器bとしての機器Dは、IE
EE1394で伝送されたリモコンデータを確実に受信
し、且つ受信したリモコンデータに含まれるコマンドに
対応した制御データに基づいて制御されることになる。
【0074】したがって、本実施形態例によれば、リモ
コン受光部を有する機器がネットワーク接続されたシス
テムにおいて、いずれか1つの機器のリモコン装置を用
いて、任意の機器にリモコン信号を送信したとしても、
ネットワーク接続される目的の機器を制御することが可
能となる。これにより、IEEE1394規格のネット
ワークシステムが構築された場合、メーカ及び同一機種
に関わらずネットワークに接続された夫々の機器に備え
られた全てのリモコンでのリモコン操作(遠隔操作)を
可能にすることができる。
【0075】尚、本実施形態例では、エイシンクロナス
パケットのブロックデータフィールドに、実際に目的機
器を制御するためのリモコンデータを挿入して伝送する
ように説明したが、例えばブロックデータフィールドに
挿入するデータはリモコンデータそのものではなく、I
EEE1394ネットワークコマンド(1394AV/
Cコマンド)に該当するものであれば、ネットワークコ
マンド変換手段8を用いてネットワークコマンドに変換
してデータを送信するように制御しても良い。また、本
実施形態例におけるネットワークの伝送形態は、IEE
E1394規格のネットワークを採用したことについて
説明したが、これに限定されることはなく、IEEE1
394以外のネットワークシステムを構築した場合でも
同様の効果を得、上述したソース・ノードIDと目的ノ
ードIDとについては、夫々のネットワークで規定され
るフォーマットに基づきコマンド送信機器、コマンド受
信機器の指定方法で指定すれば良い。
【0076】ところで、今後、IEEE1394方式が
実用化されると、IEEE1394方式に基づくネット
ワークシステムの普及が予想される。IEEE1394
方式では、上記の如く、ネットワーク上の全ての複数の
機器にID番号が割り当てられるものであることから、
ユーザの操作により、目的とする機器を指定することも
可能となる。このため、リモコン送信信号方式もIEE
E1394ネットワークの普及に伴い、一部改良される
ことも予想される。例えば、1394ネットワークのA
Vセンター的役割を果たす機器専用のリモコンが新たに
開発され、接続されている全ての複数機器の中からの機
器指定をリモコンで指定できるようになる可能性もあ
る。このような場合に対応した実施形態例を下記に示
す。
【0077】つまり、IEEE1394ネットワークシ
ステムが構築されると、IEEE1394規格に基づく
手順(ID番号の割り振りや親子関係の決定等)によ
り、接続関係や接続されている装置が明確に認識される
ことから、リモコン装置のキー選択によって、目的とす
る被制御機器の選択指定を行うことが可能となる。した
がって、このような場合には、前記実施形態例の如くカ
スタムコードを利用した一致比較を行う必要はない。
【0078】つまり、複数機器同士で複数のパケット信
号が送受信可能であるネットワークで接続された機器に
おいて、ネットワーク内の少なくとも1つの機器(例え
ば機器A)がリモコン装置からのリモコン信号を受信す
る手段としては、前記実施形態例と同様の構成で良い。
【0079】次に、リモコン装置による送信データ内
に、接続されている機器(機器B)を指定するコマンド
を新たに設ける。これにより、リモコンを受信した機器
が目的ノードID を決めるための手段は、前記実施形
態例とは異なったものとなり、即ち、制御する目的の機
器bを選択して決定するための方法を用いずとも、機器
の指定を明確にすることができる。この場合、上記リモ
コンコマンドで直接指定した機器の機器IDを、エイシ
ンクロナスパケットの 目的ノードIDフィールド内に
挿入する。
【0080】以降は、前記実施形態例と同様の方法によ
り、IEEE1394ネットワークを介してリモコンコ
マンドを目的とする機器に送信する。
【0081】これにより、目的とする機器におけるリモ
コン制御を行うことが可能となる。したがって、本実施
形態例によれば、IEEE1394方式の利点を活かす
ことにより、リモコン装置による機器指定を行うことが
可能となり、前記実施形態例にて行われていたカスタム
コード一致比較処理を不要にすることができるととも
に、前記実施形態例と同様にリモコン制御を行うことが
できるという効果を得る。
【0082】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
家庭の部屋内や部屋間にて複数機器がネットワーク接続
されたネットワークシステムにおいて、リモコン受光部
を有する任意の機器に対して、ネットワークで接続され
ている他の機器のリモコン送信機を用いて接続されてい
る目的とする他の機器を制御することができる。これに
より、全民生機器用のネットワークコマンドを全部標準
化する必要がなく、本発明によれば、現在のリモコン装
置におけるコマンドのままで実現することが可能である
という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリモコン信号伝送装置の一実施形
態例を示すブロック図。
【図2】図1に示す装置を組み込んで構成した機器をネ
ットワーク接続して構成した場合のネットワークシステ
ムの一例を示すシステム構成図。
【図3】リモコン信号の構成を説明するための説明図。
【図4】リモコンデータの送信時におけるエイシンクロ
ナスパケット挿入方法を説明するための説明図。
【図5】本発明に用いられるエイシンクロナス伝送パケ
ットのパケット構成を説明するための説明図。
【図6】本発明に係るリモコン信号伝送装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図7】従来のリモコン装置におけるリモコン信号送信
出力波形を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…リモコン信号伝送装置、2…ネットワーク機器カス
タムコード記憶手段、3…リモコン受光部、4…システ
ムマイコン、4a…カスタムコード認識手段、4b…リ
モコンデータ格納手段、4c…ネットワークコマンド変
換手段、5…一致比較手段、6…受信機器決定手段、7
…ヘッダ発生手段、8…送信データパケット手段、9…
リモコン信号受信機器決定手段、10…送信データ発生
手段、11…リモコン。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器間で複数のパケット信号の送
    受信が可能な伝送手段を介してネットワーク接続された
    複数の機器の内、所定の機器に備えられたリモコン装置
    からのリモコン信号を受信する受信手段と、 前記ネットワーク接続された複数の機器の内、前記受信
    手段を有する機器が、リモコン信号に含まれる自機のリ
    モコンカスタムコードを前記伝送手段を介してネットワ
    ーク接続された他の各機器に通知するための第1の通知
    手段と、 前記第1の通知手段により通知された前記カスタムコー
    ドを記憶する記憶手段と、 前記受信手段により前記リモコン信号を受信したことを
    前記ネットワーク接続された他の各機器に通知するため
    の第2の通知手段と、 前記受信リモコン信号に含まれるリモコンカスタムコー
    ドを認識する認識手段と、 前記認識手段により認識したリモコンカスタムコードが
    前記ネットワーク接続されたいずれかの機器に基づくカ
    スタムカードと一致するか否かの比較を行い、一致する
    機器を検出する一致比較手段と、 前記一致比較手段により一致した機器の中から、リモコ
    ン制御するリモコンデータ受信機器を選択するための機
    器選択手段と、 前記機器選択手段により選択された機器を前記伝送手段
    に基づく送信データパケット内のデータ受信機器を示す
    機器IDに指定するとともに、自機をデータ送信機器を
    示す機器IDに指定して、該送信データパケットに挿入
    するための挿入手段と、 前記挿入手段により挿入された前記送信データパケット
    内の所定エリアに前記受信リモコン信号に含まれるリモ
    コンデータを挿入してパケット化することにより得た該
    送信データパケットを、前記伝送手段を介して送信する
    送信手段と、 を具備したことを特徴とするリモコン信号伝送装置
  2. 【請求項2】 前記受信手段により受信したリモコンデ
    ータを前記伝送手段に共通のネットワークコマンドに変
    換して前記送信手段に与えるネットワークコマンド変換
    手段を付加したことを特徴とする請求項1に記載のリモ
    コン信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記機器選択手段は、前記カスタムコー
    ドが一致する機器を所定の機器の表示部及び又は前記一
    致する機器の表示部に表示させる表示手段と、前記表示
    手段により表示された機器から特定の機器を選択決定す
    る機器選択決定手段とで構成されたものであって、前記
    一致比較手段により前記カスタムコードと一致する機器
    がネットワーク内に複数ある場合には、前記表示手段と
    前記機器選択決定手段とを用いて、リモコン制御するリ
    モコンデータ受信機器を選択することを特徴とする請求
    項1に記載のリモコン信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の通知手段による通知によって
    リモコン信号を受信した機器が複数ある場合に、これら
    複数の機器の内、いずれかの機器が前記送信手段による
    送信データパケットをネットワークに送信するかを決定
    するための送信機器選択手段を付加したことを特徴とす
    る請求項1に記載のリモコン信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記リモコン信号を受信した機器が複数
    あるかどうか認識するために、前記第2の通知手段によ
    り通知された通知パケットの数によって受信した機器数
    の判別を行う判別手段を付加したことを特徴とする請求
    項4に記載のリモコン信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、リモコンデータを挿入
    する前記送信データパケット内の所定エリアに、前記リ
    モコンデータを識別するためのリモコンデータ識別子を
    挿入することを特徴とする請求項1に記載のリモコン信
    号伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記伝送手段は、IEEE1394方式
    のディジタルインターフェースであることを特徴する請
    求項1に記載のリモコン信号伝送装置。
  8. 【請求項8】 複数の機器間で複数のパケット信号の送
    受信が可能な伝送手段を介してネットワーク接続された
    複数の機器の少なくとも1つの機器に設けられ、リモコ
    ン装置からのリモコン信号を受信する受信手段と 、 前記受信手段により受信したリモコン信号に含まれるコ
    マンドデータに基づく機器を前記伝送手段に基づく送信
    データパケット内のデータ受信機器を示す機器IDに指
    定するとともに、前記リモコン信号を受信した機器をデ
    ータ送信機器を示す機器IDに指定して、該送信データ
    パケットに挿入するための挿入手段と、 前記挿入手段により挿入された前記送信データパケット
    内の所定エリアに前記受信リモコン信号に含まれるコマ
    ンドデータを挿入してパケット化することにより得た該
    送信データパケットを、前記伝送手段を介して送信する
    送信手段と、 を具備したことを特徴とするリモコン信号伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記リモコン装置は、送信する送信デー
    タ内に、前記ネットワーク接続されている複数の機器か
    ら所定の機器を指定するコマンドを設定するためのコマ
    ンド設定手段と、前記コマンド設定手段により指定した
    機器に対するコマンドデータをリモコン信号として送信
    する送信手段とで構成されたことを特徴とする請求項8
    に記載のリモコン信号伝送装置。
  10. 【請求項10】 複数の機器間で複数のパケット信号の
    送受信が可能な伝送手段を介して前記複数の機器がネッ
    トワーク接続され、所定の機器に備えられたリモコン装
    置からのリモコン信号を受信する受信方法と、 前記ネットワーク接続された複数の機器の内、前記受信
    手段を有する機器が、リモコン信号に含まれる自機のリ
    モコンカスタムコードを前記伝送手段を介してネットワ
    ーク接続された他の各機器に通知するための第1の通知
    方法と、 前記第1の通知方法により通知された前記カスタムコー
    ドを記憶する記憶方法と、 前記受信方法により前記リモコン信号を受信したことを
    前記ネットワーク接続された他の各機器に通知するため
    の第2の通知方法と、 前記受信リモコン信号に含まれるリモコンカスタムコー
    ドを認識する認識方法と、 前記認識方法により認識したリモコンカスタムコードが
    前記ネットワーク接続されたいずれかの機器に基づくカ
    スタムカードと一致するか否かの比較を行い、一致する
    機器を検出する一致比較方法と、 前記一致比較方法により一致した機器の中から、リモコ
    ン制御するリモコンデータ受信機器を選択するための機
    器選択方法と、 前記機器選択方法により選択された機器を前記伝送手段
    に基づく送信データパケット内のデータ受信機器を示す
    機器IDに指定するとともに、自機をデータ送信機器を
    示す機器IDに指定して、該送信データパケットに挿入
    するための挿入方法と、 前記挿入方法により挿入された前記送信データパケット
    内の所定エリアに前記受信リモコン信号に含まれるリモ
    コンデータを挿入してパケット化することにより得た該
    送信データパケットを、前記伝送手段を介して送信する
    送信方法と、 を含むことを特徴とするリモコン信号伝送方法。
  11. 【請求項11】 前記受信方法により受信したリモコン
    データを前記伝送手段に共通のネットワークコマンドに
    変換して前記送信方法に与えるネットワークコマンド変
    換方法を付加したことを特徴とする請求項10に記載の
    リモコン信号伝送方法。
  12. 【請求項12】 前記機器選択方法は、リモコンに設け
    られたセレクト用キー操作毎に応答して前記カスタムコ
    ードが一致する機器に設けられた表示部を順次表示させ
    るセレクト表示制御方法と、リモコンに設けられた決定
    用キー操作に応答して前記セレクト表示制御方法により
    表示している機器の内、所定の機器を決定する決定方法
    とを含んだものであって、前記一致比較方法により前記
    カスタムコードと一致する機器がネットワーク内に複数
    ある場合には、前記セレクト表示制御方法と前記決定方
    法とを用いて、リモコン制御するリモコンデータ受信機
    器を選択することを特徴とする請求項10に記載のリモ
    コン信号伝送方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の通知方法による通知によっ
    てリモコン信号を受信した機器が複数ある場合に、これ
    ら複数の機器の内、いずれかの機器が前記送信方法によ
    る送信データパケットをネットワークに送信するかを決
    定するための送信機器選択方法を付加したことを特徴と
    する請求項10に記載のリモコン信号伝送方法。
  14. 【請求項14】 前記送信方法は、リモコンデータを挿
    入する前記送信データパケット内の所定エリアに、前記
    リモコンデータを識別するためのリモコンデータ識別子
    を挿入することを特徴とする請求項10に記載のリモコ
    ン信号伝送方法。
  15. 【請求項15】 複数の機器間で複数のパケット信号の
    送受信が可能な伝送手段を介してネットワーク接続され
    た複数の機器の少なくとも1つの機器に設けられ、リモ
    コン装置からのリモコン信号を受信する受信方法と、 前記受信方法により受信したリモコン信号に含まれるコ
    マンドデータに基づく機器を前記伝送手段に基づく送信
    データパケット内のデータ受信機器を示す機器IDに指
    定するとともに、前記リモコン信号を受信した機器をデ
    ータ送信機器を示す機器IDに指定して、該送信データ
    パケットに挿入するための挿入方法と、 前記挿入方法により挿入された前記送信データパケット
    内の所定エリアに前記受信リモコン信号に含まれるコマ
    ンドデータを挿入してパケット化することにより得た該
    送信データパケットを、前記伝送手段を介して送信する
    送信方法と、 を含むことを特徴とするリモコン信号伝送方法。
  16. 【請求項16】 前記リモコン装置は、送信する送信デ
    ータ内に、前記ネットワーク接続されている複数の機器
    から所定の機器を指定するコマンドを設定するためのコ
    マンド設定方法と、前記コマンド設定方法により指定し
    た機器に対するコマンドデータをリモコン信号として送
    信する送信方法とを用いてリモコン信号を送信すること
    を特徴とする請求項15に記載のリモコン信号伝送方
    法。
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