JPH10154051A

JPH10154051A - ネットワークプリンタ

Info

Publication number: JPH10154051A
Application number: JP8330470A
Authority: JP
Inventors: Michinori Aoki; 通則青木
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1996-11-25
Filing date: 1996-11-25
Publication date: 1998-06-09

Abstract

(57)【要約】【課題】印刷途中でデータの削除をしたとき、無駄な
データの排出や次のデータへの悪影響を防ぐネットワー
クプリンタを提供すること。【解決手段】印刷処理部はデータの処理を行う。完全
なデータではないので、途中までの画像を印刷して処理
不能なデータなどがプリンタ内のバッファに残ったまま
になる。（この状態の時に次の印刷データが来た場合に
は、無意味なデータが出力されてしまう）ネットワーク
コントローラは、印刷データ削除完了コマンドをプリン
タに送出する（Ｓ１７）。プリンタはこのコマンドを受
信後、プリンタの初期化印刷バッファのクリア等の処理
を実行する（Ｓ２０）。これにより、印刷データの削除
によりデータが不完全のまま終わってしまっているプリ
ンタの状態を初期化し、溜まったままになっているデー
タをクリアする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタが印刷デ
ータを出力している最中にそのデータの削除要求が出た
場合に無駄なデータの排出や次のデータへの悪影響を防
ぐネットワークプリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、オフィスなどでパーソナルコンピ
ュータ、プリンタ等をネットワークで接続して使用する
ことが広く行われている。このようなネットワーク環境
において、共有プリンタが印刷データを出力している最
中にそのデータの削除要求（印刷のキャンセル）をする
ことができる。この要求ができるのは、印刷要求を出し
たユーザーとその権限が許可されている管理者のみであ
る。この印刷中データの削除要求を出した場合、ネット
ワークのコントローラ内ではユーザーとの間ではそれま
でと同じデータのやり取りを行うが、プリンタへは削除
要求受信後のデータは送らず読み捨てる動作を行うよう
になっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなネットワー
クプリンタにおいては、印刷途中でデータの削除をした
場合、データとしては不完全なものであるので、途中ま
での不完全なデータをプリンタが排紙したとしても、プ
リンタの状態が正常な状態ではなく、またバッファにも
意味のないデータが溜まった状態になったままである。
このような場合、次のデータが送られて来ると、次のデ
ータを印刷する前に溜まっているゴミデータを排出する
ため意味のないデータを何枚も排紙し、また次のデータ
の印刷にも影響を及ぼしてしまうことがある。

【０００４】さらに、ネットワークコントローラ内で印
刷処理言語毎の対応を定めた管理リスト保持している場
合がある。この印刷処理言語毎の管理リストを更新でき
ない点は、一つの難点である。印刷処理言語が改良され
て、印刷中のデータを削除したとき「プリンタの初期
化」「バッファのクリア」を必要としない場合には、管
理リストを更新して無駄な処理は実行しない方が好まし
い。しかし、現時点では管理リストを更新する手段を持
っていない。

【０００５】そこで、本発明の第１の目的は、印刷途中
でデータの削除をした場合、ネットワークコントローラ
とプリンタの間で削除要求に関するやり取りをし、無駄
なデータ（無駄紙）の排出や次のデータへの悪影響を防
ぐネットワークプリンタを提供することである。本発明
の第２の目的は、印刷処理言語の種類により判断するこ
とにより、印刷途中でのデータの削除要求をされても次
のデータに悪影響を与えない印刷処理言語の場合には余
計な処理（プリンタの初期化、バッファのクリア等）は
行わなくて済むネットワークプリンタを提供することで
ある。

【０００６】本発明の第３の目的は、印刷ドライバの種
類により削除要求のＯＮ／ＯＦＦの判断をプリンタの内
部で行うことにより、処理の手順を減らすことができる
ネットワークプリンタを提供することである。本発明の
第４の目的は、印刷処理言語が更新されて、印刷中のデ
ータを削除しても「プリンタの初期化」「バッファのク
リア」を必要としない場合、管理リストの更新により無
駄な処理を実行しないようにし、システムの効率をアッ
プさせたネットワークプリンタを提供することである。

【０００７】本発明の第５の目的は、管理リストを変更
できるユーザーを管理者の権限を持っているものに限定
させることにより、不用意に間違った設定にされること
を防止したネットワークプリンタを提供することであ
る。本発明の第６の目的は、プリンタの起動時に、プリ
ンタ側から更新する管理情報を取得し、ネットワークコ
ントローラがプリンタに情報を要求し取得後更新するこ
とにより自動的に起動した環境での最新の情報に管理リ
ストをセットすることができるネットワークプリンタを
提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、複数のＯＡ機器とプリンタをネットワーク接続した
環境において、このネットワークを管理するネットワー
ク管理手段と、前記ＯＡ機器からの印刷要求データなど
各種要求を前記ネットワーク管理手段を介して受領する
データ受領手段と、このデータ受領手段が印刷要求デー
タを受領したとき、印刷処理を実行する印刷実行手段
と、この印刷実行手段により印刷処理を実行している最
中に、前記データ受領手段が印刷キャンセル要求を受領
したとき、プリンタおよびバッファを初期化して次のデ
ータへの影響を防止する初期化手段とを具備したことに
より前記第１の目的を達成する。

【０００９】請求項２記載の発明では、請求項１記載の
ネットワークプリンタにおいて、前記印刷実行手段によ
り印刷処理を実行している最中に、前記データ受領手段
が印刷キャンセル要求を受領したとき、該印刷処理言語
を確認する印刷処理言語確認手段と、この印刷処理言語
確認手段により確認された印刷処理言語が前記初期化手
段によりプリンタおよびバッファを初期化する必要があ
る言語か否かを判断する判断手段とを具備したことによ
り前記第２の目的を達成する。

【００１０】請求項３記載の発明では、請求項２記載の
ネットワークプリンタにおいて、印刷処理言語を確認す
る印刷処理言語確認手段と、印刷処理言語確認手段によ
り確認された印刷処理言語が前記初期化手段によりプリ
ンタおよびバッファを初期化する必要がある言語か否か
を判断する判断手段をプリンタ側に設けたことにより前
記第３の目的を達成する。

【００１１】請求項４記載の発明では、請求項２記載の
ネットワークプリンタにおいて、前記ネットワーク管理
手段が印刷処理言語毎の印刷キャンセル要求を受領した
ときの対応を示した管理リストを保持し、この管理リス
トの内容をユーザーからの要求に応じて更新する更新手
段を具備し、前記データ受領手段が印刷キャンセル要求
を受領したとき、この管理リストに基づき判断手段が前
記初期化手段よりプリンタおよびバッファを初期化する
必要がある言語か否かを判断することにより前記第４の
目的を達成する。

【００１２】請求項５記載の発明では、請求項４記載の
ネットワークプリンタにおいて、前記管理リストの内容
を更新手段により更新する際、更新要求を出しているユ
ーザーが正規の管理者か否かを確認する管理者確認手段
をさらに具備したことにより前記第５の目的を達成す
る。

【００１３】請求項６記載の発明では、請求項４記載の
ネットワークプリンタにおいて、前記管理リストの内容
を更新手段により更新する際、ネットワーク管理手段
が、プリンタの起動時に、プリンタ側から情報を取得し
自動的に管理リストを更新することにより前記第６の目
的を達成する。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図１ないし図１２を参照して詳細に説明する。図１
は、ユーザーとネットワークコントローラ、プリンタの
関係を示した図である。ここで、ユーザーは、ＰＣ１０
よりネットワークボード１２を介してネットワークコン
トローラ１６に印刷要求を出す。すると、プリンタ１４
の印刷処理部１８は印刷処理を行うようになっている。
この環境において、ネットワークによるデータ印刷の処
理の手順を図２のフローチャートを参照して説明する。

【００１５】まず、ユーザーから印刷要求があった場合
には、ネットワークコントローラ１６はプリンタ１４側
との間に印刷用のコネクションを確立する（ステップ１
０）。ネットワークコントローラ１６は、この印刷用の
コネクションを使ってプリンタ１４ヘデータの送信を行
う（ステップ１１）。そして、ネットワークコントロー
ラ１６は印刷途中（ステップ１９）にユーザーから削除
要求を受け取った場合（ステップ１３；Ｙ）、その直後
からプリントサーバから印刷データを受け取ってもプリ
ンタ１４側には送信しないようにする。

【００１６】そして、ネットワークコントローラ１６と
プリンタ１４の間のコネクションを切断する。プリンタ
１４側ではこのコネクションの切断により、受信した分
のデータの処理を行うが、データが不完全であるため当
然途中までのデータの排出となる。そして、このときプ
リンタ１４内にデータが一部残ったりして、プリンタ１
４の状態が正しくない状態の場合には次に印刷するデー
タに悪影響を及ぼしてしまうことになる。

【００１７】ユーザーから印刷削除要求が来た場合（ス
テップ１３；Ｙ）、「印刷データ削除開始コマンド」を
プリンタ１４側に送る（ステップ１４）。プリンタ１４
側は「印刷データ削除開始コマンド」を受信後、内部的
に必要と思われる準備を行う（パネルに＜印刷途中デー
タ削除中＞と表示するなど．．．）（ステップ２０）。
ネットワークコントローラ１６側は、「印刷データ削除
開始コマンド」をプリンタ１４側へ送出後はユーザーか
ら受け取ったデータをプリンタ１４へは送らず読み捨て
る（ステップ１５）。印刷処理部１８に送られたデータ
は、印刷データ削除開始コマンドが送られてくる前まで
のデータであり不完全な印刷データである。データの処
理が終了したら、ネットワークコントローラ１６は印刷
用コネクションの終了をする。

【００１８】これにより、印刷処理部１８はデータの処
理を行う。完全なデータではないので、途中までの画像
を印刷して処理不能なデータなどがプリンタ１４内のバ
ッファに残ったままになってしまう。（この状態の時に
次の新しい印刷データが来た場合には、正しく印刷され
ず無意味なデータが出力されてしまうことになる。）ネ
ットワークコントローラ１６は、最後に「印刷データ削
除完了コマンド」をプリンタ１４に送出する（ステップ
１７）。プリンタ１４はこのコマンドを受信後、「プリ
ンタの初期化」「印刷バッファのクリア」等の処理を実
行する（ステップ２０）。これにより、印刷データの削
除によりデータが不完全のまま終わってしまっているプ
リンタ１４の状態を初期化し、溜まったままになってい
るデータをクリアする。

【００１９】次に、第２の実施の形態について説明す
る。この実施の形態は、第１の実施の形態と同様の構成
で、印刷データが使用するプリンタドライバごとに「プ
リンタの初期化」「印刷バッファのクリア」等の後処理
の有無を判断するものである。即ち、プリンタドライバ
の種類により、印刷途中のデータの削除によるプリンタ
１４の誤状態が発生しない場合や今後改良された場合に
対応するためのものである。この第２の実施の形態の処
理の手順を図３のフローチャートを参照して説明する。
基本的な処理の手順は、概ね第１の実施の形態を同様で
ある。まず、ユーザーから印刷データ削除要求が来た場
合（ステップ３４；Ｙ）、データの削除開始コマンドの
送信する（ステップ３５）。残りのデータは、ユーザー
から来てもすべて捨てる（ステップ３６）。そして、コ
ネクションの終了の動作を行う（ステップ３７）。

【００２０】次に、追加機能として、「使用中プリンタ
ドライバ取得要求コマンド」をプリンタ１４へ送出する
（ステップ３８）。プリンタ１４は、現在処理中のデー
タが使用しているプリンタドライバの種類を「レスポン
ス」として返す（ステップ４３）。このレスポンスの内
容を判断し、「プリンタの初期化＆バッファのクリア」
を必要とするドライバの場合には（ステップ３９；Ｙ）
第１の実施の形態と同じ処理をする。一方、「プリンタ
の初期化＆バッファのクリア」を必要としないドライバ
の場合には（ステップ３９；Ｎ）、「印刷途中データ削
除開始コマンド」「印刷途中データ削除完了コマンド」
（ステップ４０）はプリンタ１４側へは送出せず、処理
を終了する。

【００２１】この実施の形態にれば、これにより、印刷
途中データの削除をした場合でも誤印刷が生じない場合
には、「プリンタの初期化」「印刷バッファのクリア」
等の処理を行わず、プリンタ１４内の処理の付加を軽減
させることができる。

【００２２】続いて、第３の実施の形態について説明す
る。第３の実施の形態は、第２の実施の形態の機能を実
現するためのものであり、プリンタドライバの種類の判
断をプリンタ１４側で行い、「プリンタの初期化＆バッ
ファのクリア」を実行するものである。この処理の手順
を図４のフローチャートを参照して説明する。基本的な
処理手順は、第２の実施の形態と同様である。まず、ユ
ーザーから印刷削除要求が来た場合（ステップ５３；
Ｙ）、「印刷データ削除開始コマンド」をプリンタ１４
側に送る（ステップ５４）。一方、プリンタ１４側は
「印刷データ削除開始コマンド」を受信後、内部的に必
要と思われる準備を行う（パネルに＜印刷途中データ削
除中＞と表示するなど．．．）（ステップ６０）。ネッ
トワークコントローラ１６側は、「印刷データ削除開始
コマンド」をプリンタ１４側へ送出後はユーザーから受
け取ったデータをプリンタ１４へは送らず読み捨てる
（ステップ５５）。ネットワークコントローラ１６は、
ユーザーからのデータの受信が完了したら、「印刷用コ
ネクションの終了」（ステップ５６）をプリンタ１４に
送出する。

【００２３】プリンタ１４はこのコマンドを受信後、受
信した部分の印刷データの処理を行い紙に排出する。次
に、「印刷データ削除完了コマンド」をプリンタ１４側
に送る（ステップ５７）。そして、現在使用している印
刷処理言語の種類を判断する（ステップ６１）。完全な
データでないとプリンタ１４のその後の動作に悪影響を
及ぼす種類の言語の場合には（ステップ６２；Ｙ）、
「プリンタの初期化」「印刷バッファのクリア」を実行
する（ステップ６３）。

【００２４】一方、悪影響を及ぼさない言語の場合には
（ステップ６２；Ｎ）、そのまま終了する。これによ
り、印刷途中データの削除をした場合でも誤印刷が生じ
ない言語の場合には、「プリンタの初期化」「印刷バッ
ファのクリア」等の処理を行わず、プリンタ１４内の処
理の負荷を軽減することができる。

【００２５】続いて、第４の実施の形態について説明す
る。ネットワークコントローラ１６内でプリンタ１４の
管理リストを保持している。このリストは、プリンタ１
４の印刷処理言語毎に「印刷データの途中削除時の処
理」のＯＮ／ＯＦＦを示したものである。本実施の形態
は、その管理リストの更新をＰＣ１０側から可能とする
ものである。本実施の形態の処理の手順を図５のフロー
チャートを参照して説明する。ユーザー（ＰＣ１０側）
から管理リストの更新をしたい場合には、図６の内容の
印刷処理言語情報コマンドをネットワークコントローラ
１６に送る（ステップ７０）。ここで、コマンドの種類
としては、新規登録、更新、削除の３種類がある。ま
た、コマンドのパケット例として、最初の１バイトは、
値により０１：新規登録、０２：更新、０３：削除とな
っている。次の８バイトは、プリンタ１４の処理言語名
を入れる。そして、最後の１バイトは、０１：ＯＮ、０
２：ＯＦＦを示している。

【００２６】一番はじめの場合には、新規登録のコマン
ドを出し、ネットワークコントローラ１６内の管理リス
トに登録する（ステップ７２）。ＯＮ／ＯＦＦの機能を
更新したい場合には、更新コマンドを発行する（ステッ
プ７４）。使用しない印刷処理言語がでてきた場合に
は、その印刷処理言語は削除コマンドで削除する（ステ
ップ７３）。ここで、メモリの状況により、使用しない
ものは登録しておかない方が望ましい。ネットワークコ
ントローラ１６側は、このコマンド情報を元に管理リス
トを構成する。この管理リストの内容の一例を図７に示
す。

【００２７】図８にネットワークコントローラ１６とプ
リンタ１４側とのやりとりの手順を示す。まず、ネット
ワークコントローラ１６は、データ削除要求を受信した
後（ステップ８４；Ｙ）、印刷処理言語要求コマンドを
プリンタ１４側に発行する（ステップ８８）。レスポン
スとして現在のデータが使用している印刷処理言語名を
得る（ステップ９４）。ネットワークコントローラ１６
はこの名前と管理リストをチェックして（ステップ８
９）、後処理機能のＯＮ／ＯＦＦを判断する（ステップ
９０）。ＯＮの場合には（ステップ９０；Ｙ）、データ
削除完了コマンドをプリンタ１４側に出し（ステップ９
１）、「プリンタの初期化」「バッファのクリア」を実
行する（ステップ９５）。一方、ＯＦＦの場合には（ス
テップ９０；Ｎ）、データ削除完了コマンドは発行しな
い。

【００２８】次に、第５の実施の形態を説明する。この
実施の形態は、第４の実施の形態において、管理リスト
の内容変更を管理者のみに限定するものである。ここ
で、管理者とは、ネットワークコントローラ１６自体で
保有しているパスワードを知っている者のことである。
パスワードチェック機能を追加した場合の処理の手順を
図９に示す。パスワードチェック機能を追加した場合
の、パケットコマンドの内容を図１０に示す。ネットワ
ークコントローラ１６では印刷処理言語情報コマンドが
来た場合（ステップ１００）、先ず始めにパケットコマ
ンド内のパスワードをチェックする。（ステップ１０
１）。パスワードが合っている場合には（ステップ１０
２；ＯＫ）管理者と判断し、管理リスト更新のための処
理をする（ステップ１０３）。一方、パスワードが間違
っていた場合には（ステップ１０２；Ｎ）、その旨を応
答パケットとしてユーザー側に返す（ステップ１０
７）。

【００２９】最後に第６の実施の形態を説明する。この
実施の形態は、第４の実施の形態において管理リストの
作成をユーザー（ＰＣ１０側）が行うのではなく、プリ
ンタ１４からその情報を起動時に取得し、ネットワーク
コントローラ１６が行うものである。本実施の形態の処
理の手順を図１１、図１２のフローチャートを参照して
説明する。ネットワークコントローラ１６は印刷処理言
語の情報を、起動時にプリンタ１４に要求する。要求と
しては、「印刷処理言語情報取得コマンド」を発行する
（ステップ１１０）。プリンタ１４は、このコマンドを
要求したらプリンタ１４側で持っている印刷処理言語の
情報を１つづつネットワークコントローラ１６側に返す
（ステップ１１２）。ネットワークコントローラ１６側
は、受信したレスポンスをリストに登録していく。（ス
テップ１１１）。

【００３０】この管理リストは、ネットワークコントロ
ーラ１６が再起動したとき（つまりプリンタ１４が再起
動したとき）とリセットされたときに実行されるプリン
タシステムがリセットされた場合、起動する時にプリン
タ１４側から「リセット通知パケット」を送信する（ス
テップ１２２、図１２）。ネットワークコントローラ１
６はこれを受け取った場合には、起動時と同様にプリン
タ１４に対して「印刷処理言語情報取得パケット」を送
信し（ステップ１２０）、最新の情報に更新する（ステ
ップ１２３）。これにより、ネットワークコントローラ
１６としては常に最新の情報を保持できることになる
（ステップ１２１）。

【００３１】

【発明の効果】請求項１記載の発明では、印刷処理を実
行中に印刷キャンセル要求を受領したとき、初期化手段
によりプリンタおよびバッファを初期化するので、キャ
ンセル後のプリンタの状態を正常な状態に戻しデータの
ゴミがバッファに残ることを防ぎ、次に来た印刷データ
に悪影響を及ぼしたり無意味な紙の排出を防止すること
が可能になる。請求項２記載の発明では、印刷中のデー
タを途中でキャンセルした場合でもでも次の印刷データ
に悪影響を及ぼさない印刷処理言語の場合には、後処理
（初期化＆バッファのクリア）を行わず処理の軽減を図
ることができる。請求項３記載の発明では、印刷処理言
語確認手段と初期化手段をプリンタ側に設けてあるの
で、より処理の軽減を図ることができる。

【００３２】請求項４記載の発明では、更新手段による
管理リストの更新により無駄な処理を実行しないように
し、印刷処理言語が新しくなった場合でも、それにあっ
た内容にネットワーク管理手段の情報も更新することが
できる。請求項５記載の発明では、更新作業について、
パスワードを知っている人（管理者）に限定することに
より管理リストの不用意な更新や操作間違いによる変更
を防止することができる。請求項６記載の発明では、起
動時にプリンタから情報を取得し更新することにより、
自動的に常に新しい管理リストを保持することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
タのユーザーとネットワークコントローラ、プリンタの
関係を示した図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態に係るネットワーク
プリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図３】本発明の第２の実施の形態に係るネットワーク
プリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図４】本発明の第３の実施の形態に係るネットワーク
プリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図５】本発明の第４の実施の形態に係るネットワーク
プリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図６】印刷処理言語情報コマンドのパケット例を示す
図である。

【図７】管理リストの内容の一例を示す図である。

【図８】本発明の第４の実施の形態に係るネットワーク
プリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図９】本発明の第５の実施の形態に係るネットワーク
プリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図１０】パスワードチェック機能を追加した場合のパ
ケットコマンドの内容の一例を示す図である。

【図１１】本発明の第６の実施の形態に係るネットワー
クプリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【図１２】本発明の第６の実施の形態に係るネットワー
クプリンタの処理の手順を説明するフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１０ＰＣ（パーソナルコンピュータ）１２ネットワークボード１４プリンタ１６ネットワークコントローラ１８印刷処理部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のＯＡ機器とプリンタをネットワー
ク接続した環境において、このネットワークを管理するネットワーク管理手段と、前記ＯＡ機器からの印刷要求データなど各種要求を前記
ネットワーク管理手段を介して受領するデータ受領手段
と、このデータ受領手段が印刷要求データを受領したとき、
印刷処理を実行する印刷実行手段と、この印刷実行手段により印刷処理を実行している最中
に、前記データ受領手段が印刷キャンセル要求を受領し
たとき、プリンタおよびバッファを初期化して次のデー
タへの影響を防止する初期化手段とを具備したことを特
徴とするネットワークプリンタ。
【請求項２】前記印刷実行手段により印刷処理を実行
している最中に、前記データ受領手段が印刷キャンセル
要求を受領したとき、該印刷処理言語を確認する印刷処
理言語確認手段と、この印刷処理言語確認手段により確認された印刷処理言
語が前記初期化手段によりプリンタおよびバッファを初
期化する必要がある言語か否かを判断する判断手段とを
具備したことを特徴とする請求項１記載のネットワーク
プリンタ。
【請求項３】印刷処理言語を確認する印刷処理言語確
認手段と、印刷処理言語確認手段により確認された印刷
処理言語が前記初期化手段によりプリンタおよびバッフ
ァを初期化する必要がある言語か否かを判断する判断手
段をプリンタ側に設けたことを特徴とする請求項２記載
のネットワークプリンタ。
【請求項４】前記ネットワーク管理手段が印刷処理言
語毎の印刷キャンセル要求を受領したときの対応を示し
た管理リストを保持し、この管理リストの内容をユーザーからの要求に応じて更
新する更新手段を具備し、前記データ受領手段が印刷キャンセル要求を受領したと
き、この管理リストに基づき判断手段が前記初期化手段
よりプリンタおよびバッファを初期化する必要がある言
語か否かを判断することを特徴とする請求項２記載のネ
ットワークプリンタ。
【請求項５】前記管理リストの内容を更新手段により
更新する際、更新要求を出しているユーザーが正規の管
理者か否かを確認する管理者確認手段をさらに具備した
ことを特徴とする請求項４記載のネットワークプリン
タ。
【請求項６】前記管理リストの内容を更新手段により
更新する際、ネットワーク管理手段が、プリンタの起動
時に、プリンタ側から情報を取得し自動的に管理リスト
を更新することを特徴とする請求項４記載のネットワー
クプリンタ。