JPH10153649A - 海岸線位置標識の無線通信システム - Google Patents

海岸線位置標識の無線通信システム

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JPH10153649A
JPH10153649A JP8323312A JP32331296A JPH10153649A JP H10153649 A JPH10153649 A JP H10153649A JP 8323312 A JP8323312 A JP 8323312A JP 32331296 A JP32331296 A JP 32331296A JP H10153649 A JPH10153649 A JP H10153649A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶航行の安全のための種々の航海計器があ
るが、特に港への入港時に天候不良などで船舶が入港す
る港に対してどの位置にいるか判別する海岸線位置標識
の無線通信システムを提供する。 【解決手段】 海岸線に沿って所定の間隔で微弱電波を
送信する固定局無線装置1a〜nを設置する。この固定
局無線装置は識別符号をつけて10secタイマーの間
隔で3sec程度常時送信する。隣接する固定局無線装
置は混信を避ける為に送信タイマーの時系列を変えて送
信する。この固定局の送信信号を船舶局無線受信機2で
受信検出すると、検出した識別符号による固定局1a〜
nの中の1つ又は2つの固定局の位置情報を表示すると
ともに警告音を出力し、識別符号により判別した固定局
の位置に近接したことを知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の航行に関し
て安全に航行出来るように小電力無線機を用いて標識と
する無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の航行に関しては、事前に航行する
航路を決めて海図に基づいて船長自身の意志で航行する
もので船舶の進行航行義務が課せられている。しかし、
視界不良などで海岸沿いや港での事故は多く起きてお
り、海の状態は秒単位で変化するので、思いがけない異
常事態が日常茶飯事で起きている。
【0003】船舶の安全航海のためにレーダー、GPS
位置表示装置及び、ロラン受信機等の計器を備えた大形
船舶もあるが、小形船舶の場合はそれらの機器を何も備
えてない船もある。このような船舶では船長自身が判断
処理を行う時に正確な判断に基づく処理がなし得ないこ
とが発生する場合がある。それに夜間や濃霧の場合は特
に海岸線や港の位置の目視による監視も行なっているが
視界不良などで航行の不安がぬぐいされない、従って出
港時や帰港時などに自船が港や海岸線に対する位置関係
を知り得ることが安全航行の観点から重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】船舶の航行において、
船長が航行するのにあたって航行路や状況を全て把握し
てからでないとその航行はしてはならない法則がある。
様々な海の状況の中で、特に気象の変化などによる視界
不良により航行の困難の場合などがあり、自船が海岸線
や入港する港に対してどのくらい離れた位置を航行して
いるかが判別でき、しかもそのような最も安全な航海を
しなければならないときなど色々な計器類だけに頼って
いられないほど忙しく立ち回つて操船や監視をしなけれ
ばならない。そのために直接計器類を監視しなくても海
岸線のどの付近の位置にいるのか入港する港にどの位近
づいたかを音声により警告するものが望まれていた。本
発明はこのような港からの出港や入港に対して安心して
航行できる海岸線位置標識の無線通信システムの提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】受信した電波により船舶
位置を判別する海岸線位置標識の無線通信システムであ
って、陸上側は海岸線に沿って複数の小電力の固定局無
線装置を送信電力に対応させて所定の間隔で配置し、該
固定局無線装置はそれぞれ固有の前記識別信号を付して
送信する手段と、予め設定した送信間隔タイマーに基づ
き送信する手段とを備えて、常時送信するよう構成した
海岸線位置標識の固定局無線装置と、該固定局無線装置
の送信信号を受信して船舶位置を判別する船舶局無線受
信機は前記識別符号を検出して固有の固定局無線装置を
判別する手段を備えて、受信した識別符号に基づき対応
する海岸線の位置データを表示器に表示するとともに警
告信号を出力して、船舶が近接した海岸線の位置が確認
できる海岸線位置標識の無線通信システムである。
【0006】海岸線位置標識の無線通信システムにおけ
る海岸線に配置した全固定局無線装置は、単一の送信周
波数で送信し、隣接する前記固定局無線装置の送信タイ
マーが同時出力とならないタイマーの時系列により送信
する海岸線位置標識の無線通信システムである。
【0007】船舶局無線受信機は、必要に応じて出入港
場所の前記固定局無線装置の識別符号の複数組を記憶す
る手段と、記憶された固定局無線装置から所定の範囲内
の固定局無線装置の識別符号を前記記憶した固定局無線
装置のグループとして認識する手段と、識別符号が記憶
された固定局無線装置を認識する音声に変換する音声合
成手段とを備えて、記憶した固定局無線装置のグループ
内の固定局無線装置の送信信号が受信されると警告信号
の出力は、音声合成手段により変換された認識可能な音
声信号を出力することで、港の出入港時の船舶の位置情
報が音声で判別できる海岸線位置標識の無線通信システ
ムである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の概要を図1により説明す
る。海岸線に近接して所定の間隔、例えば800m乃至
1kmおきに設けられたそれぞれ固有の識別符号が割り
当てられた複数の固定局無線送信装置1a〜n(以下固
定局と記す)が設置されている。図1では識別符号の代
わりに後記で説明する船舶局無線受信機2の表示器の表
示、図6及び図7に対応させて固定局1a〜nをそれぞ
れ16進によるエリアで記載し、出港する港の固定局1
a〜nがその表示の中心になる7エリアとする。これら
の固定局は受信可能な範囲は1km程度とし、送信電力
は10mW以下の特定小電力無線通信機の規格に準じて
400MHz帯や1.2GHz帯の周波数から選択した
単一周波数による送信機とする。この特定小電力無線通
信機は見通しの良い海岸等では10mWの送信電力では
およそ3kmの範囲が通信圏内であるから、予め受信可
能な1kmの範囲受信可能な送信電力に設定すればよ
い。
【0009】この固定局の小電力送信機は一定の送信タ
イマーに基づき、それぞれの識別符号が付された固定局
を1a〜nとして説明すると、それぞれの固定局が識別
できるDTMFまたはMODEM等の識別符号を付けて
送信間隔のタイマーの半分以下の予め設定した期間だけ
送信する。この識別符号は他の電波と区別できるように
例えば0から9の数字とAからFまでの英文字との16
文字を5桁組み合わせて識別符号とする。例えば「B6
1C7」の符号とする。最初の文字Bは相対位置判別無
線通信方式を特定する文字とし、後ろの4桁の文字は固
有の固定局を表す。この設定では16の4乗で6553
8の固定局が設定できるので1kmおきに配置しても日
本の海岸線は全てカバーできる。この識別符号をDTM
Fで送信すると約120mS程度を必要とするが送信タ
イマーが10secであれば、船舶局無線受信機が固定
局1a〜nの送信電波が混信しないように隣接する固定
局1a〜1nは送信タイマーを5secずらせて送信す
ることで混信を防止できる。
【0010】図2はこの固定局1a〜nの送信機の構成
を示すブロック図であり、図2について説明する。図中
11はアンテナ、12は送信部、13は送信部を含む制
御機能と時計機能を備えた制御部、14は記憶部、15
はDTMFまたは、MODEM等の識別符号編成部、1
6は必要に応じて設けられる表示器である。
【0011】この固定局1a〜nの動作を説明する。記
憶部14には送信のタイマーこの場合10sec毎の送
信、送信期間を3sec以内とするデータがメモリされ
ており、このデータを制御部13で読み出しその送信期
間に識別符号編成部15によりDTMFまたはMODE
M信号を送信部12に出力して後記するDTMFまたは
MODEM等の識別符号を付してタイマーの10sec
毎に3sec以内の送信をする。この送信タイマーは時
計機能を備えているので、隣接する固定局1a〜1nは
送信スタートを0sec,10sec,20sec等の
10sec単位で送信するグループと、それらの隣接固
定局1a〜1nを5sec,15sec,25sec等
で送信する2組の時系列に設定することで船舶局無線受
信機は混信が避けられる。送信は機器点検時を除くフル
タイムで送信を続ける。
【0012】図3は船舶局無線受信機(以下受信機と記
す)のブロック図である。図において21はアンテナ、
22は受信部、23は制御部、24は記憶部、25はD
TMFまたはMODEM等の識別符号判別部であり、2
6は表示器、27はスピーカである。
【0013】この受信機の動作を説明する。受信部22
で受信検出した信号を識別符号判別部25に入力して、
海岸線に設置されている位置の固定局1a〜nの識別符
号の有無を判別する。ここでは識別符号をDTMF信号
の場合について説明する。固定局のDTMF信号を「B
****」信号とすると、受信した識別符号がその「B
****」符号でなければ無効として破棄する。但し、
*は0から9とAからFの16文字とする。従って、
「B0000」から「BFFFF」の65536通りか
ら選択して固定局に割り当てる。その送信信号を受信し
検出したDTMFが位置標識の固定局1a〜nの信号で
あればその信号を取り込み、制御部23により記憶部2
4のメモリデータと対比して例えば固定局1a〜nの中
の該当する固定局の識別符号が図12に示すように「B
2F33」であれば、その通り表示器26に表示すると
ともにスピーカ27から海岸に近接したことを知らせる
警報音を出力する。また、船内で警告の必要な場所にも
警告信号を出力してもよい。表示部26で表示された固
定局1a〜nについてはこの固定局1a〜nが記入され
た海図によってその固定局から1km以内にいることが
確認できる。
【0014】本発明の固定局無線送信機及びその送信信
号を受信して位置情報を得る船舶局無線受信機の動作を
図5のフローチャートにより説明する。図5の(a)は
固定局無線送信機1a〜1nの動作を示すフローチャー
トであり、(b)は船舶局の無線受信機の動作を示すフ
ローチャートである。先ず送信動作から説明するがこの
説明例として固定局データはDTMF信号とする。処理
S11は送信に必要な送信タイマー、時計起動、識別符
号の奇数、偶数による送信タイマーの5sec差の設
定、処理S12は識別符号の設定であるが、この処理S
11、S12は全てROMに書き込んでおき、電源オン
で自動起動させる。処理S13で送信タイマー(この場
合は10secタイマー)がスタートし、識別符号は海
岸線に連続的に配設した固定局の数字の順に番号を付し
たものとして、隣合う固定局送信信号が混信を起こさな
いように奇数番号の固定局を5sec遅らせて送信する
よう設定する。処理S14はは各固定局の情報内容をD
TMF符号にして送信する。その送信信号を船舶局無線
受信機で受信して固定局の識別符号を検出すると海岸線
に近接した船舶の現在の位置情報が得られる。処理S1
5は送信タイマーを計測し、判断ボックスH11は処理
S13で設定されたタイマーが10sec経過したかを
判断し、10sec経過すると処理S13に戻り、以下
同様の処理を実行して送信を繰り返す送信動作をする。
【0015】次に、固定局無線送信機から識別符号を付
した信号を受信する船舶局の無線受信機の動作を図5
(b)のフローチャートにより説明する。先ず処理S1
6で初期設定をして、判断ボックスH12で受信したか
を判断し、受信したと判定すると判断ボックスH13で
DTMFの識別符号を判断して「B****」でなけれ
ばその受信信号は取り込まずに破棄する。「B***
*」であれば処理S17でメモリに記憶して処理S18
で表示部に表示し、処理S19でトーン信号などで警告
報知する。判断ボックスH14で受信を終了するか引き
続き受信を継続するかを判断し、終了でなければ判断ボ
ックスH12に戻り受信を継続する。
【0016】図1の海岸に沿って設置された固定局の無
線送信エリアにおいて、図6及び図7には、表示器26
が船舶が出港して右側の送信エリアに沿って移動する状
態を表示した図である。この表示器26の表示について
は、図8と図9に記載したフローチャートに従って説明
する。この表示器26により1からFまでの16の表示
素子を用いて船舶の移動にともない海岸に設置されてい
る17の固定局のエリアを順々に移動していく様子を示
すものである。船舶が港から出港する場合や、メモリが
初期化状態では最初に受信した固定局が表示器26の中
心位置7に対応するメモリ7に記憶されて表示の中心位
置7が表示される。
【0017】この図8と図9のフローチャートでは固定
局無線送信機から送信される識別符号を付した送信信号
を発信局データとして説明し、各発信局データは図1に
記載された各エリア1からFまでとして説明する。処理
S101で初期設定し、処理S102で発信局データを
受信検出する。判断ボックスH101で受信後1分以上
受信無しが続いたかを判断して、海岸位置標識の無線送
信信号の受信エリア内か外かを判別し、受信後1分以上
がYESの場合は再度初期設定をする。判断ボックスH
102でメモリの初期化状態か否かを判断し、YESで
あれば処理S103で受信した発信局データを無線受信
機の記憶部の表示用の16進のメモリの中心(メモリ
7)に書き込む、NOでは処理S104でその他のメモ
リ領域に記憶する。
【0018】次に、判断ボックスH103による発信デ
ータ判定で、1からFに振り分けた受信メモリ番号がメ
モリ7である中心の0エリアで有るかを判定し、YES
であれば処理S105で表示器26の1からFまでの表
示素子の中央の7に位置情報メモリ7を表示し、処理S
102に戻り同じ処理を繰り返す、NOであれば次の判
断ボックスH104により発信データを判定し、設定さ
れた受信メモリ番号が0エリアと0エリアの7に対して
6の場合の−1エリアであるか判定する。その理由とし
て1つのエリアのみ受信できる場合と、2つのエリアに
またがり受信する場合が有るための判定である。YES
では処理S106で表示器26に位置情報表示メモリ
6,7を対応する表示素子の位置6と7に表示し、処理
S102に戻り同じ処理を繰り返し、NOでは判断ボッ
クスH105により発信データ判定で、設定された受信
メモリ番号が−1エリアであるかを判定し、YESでは
処理S107で表示器26に位置情報表示メモリ6を表
示し、処理S102に戻り同じ処理を繰り返し、NOで
は判断ボックスH106による発信データ判定で、設定
された受信メモリ番号が−1と−2エリアであるかを判
定し、YESでは処理S108で表示器26の対応する
位置に位置情報表示メモリ5と6を表示し、処理S10
2に戻り同じ処理を繰り返し、NOでは判断ボックスH
107による発信データ判定で、設定された受信メモリ
番号が−2エリアであるかを判定し、YESでは処理S
109で表示器26に位置情報表示メモリ5を表示し、
処理S102に戻り同じ処理を繰り返し、NOは判断ボ
ックスH108による発信データ判定で、設定された受
信メモリ番号が−2と−3エリアであるかを判定し、Y
ESは処理S110で表示器26に位置情報表示メモリ
5、6を表示し、処理S102に戻り同じ処理を繰り返
す。
【0019】次に、判断ボックスH108がNOでは判
断ボックスH109による発信データ判定で、設定され
た受信メモリ番号が−3エリアであるかを判定し、YE
Sでは処理S111で表示器26の対応する位置に位置
情報表示メモリ4を表示し、処理S102に戻り同じ処
理を繰り返し、NOでは判断ボックスH110による発
信データ判定で、設定された受信メモリ番号が−3と−
4エリアであるかを判定し、YESでは処理S112で
表示器26に位置情報表示メモリ3、4を表示し、処理
S102に戻り同じ処理を繰り返し、NOでは判断ボッ
クスH111による発信データ判定で、設定された受信
メモリ番号が−4エリアであるかを判定し、YESでは
処理S113で表示器26に位置情報表示メモリ3を表
示し、処理S102に戻り同じ処理を繰り返し、NOで
は判断ボックスH112による発信データ判定で、設定
された受信メモリ番号が−4と−5エリアであるかを判
定し、YESでは処理S114で表示器26に位置情報
表示メモリ2、3を表示し、処理S102に戻り同じ処
理を繰り返す。
【0020】判断ボックスH112でNOであれば、次
に判断ボックスH113による発信データ判定で、設定
された受信メモリ番号が−5エリアであるかを判定し、
YESでは処理S115で表示器26に位置情報表示メ
モリ2を表示し、処理S102に戻り同じ処理を繰り返
し、NOでは判断ボックスH114による発信データ判
定で、設定された受信メモリ番号が−5と−6エリアで
あるかを判定し、YESでは処理S116で表示器26
に位置情報表示メモリ1、2を表示し、処理S102に
戻り同じ処理を繰り返し、NOでは判断ボックスH11
5による発信データ判定で、設定された受信メモリ番号
が−6エリアであるかを判定し、YESでは処理S11
7で表示器26に位置情報表示メモリ1を表示し、処理
S102に戻り同じ処理を繰り返し、NOでは判断ボッ
クスH116による発信データ判定で、設定された受信
メモリ番号が−6と−7エリアであるかを判定し、YE
Sでは処理S118で表示器26に位置情報表示メモリ
0、1を表示し、処理S102に戻り同じ処理を繰り返
し、NOは判断ボックスH117発信データ判定で、設
定された受信メモリ番号が−7エリアであるかを判定
し、YESは処理S119で表示器26に位置情報表示
メモリ0を表示し、処理S102に戻り同じ処理を繰り
返す。このようにしてメモリ7から0の判定が終わる
と、次は1〜Fの中のメモリ7からF迄を判定する。
【0021】上記と同様の処理が繰り返されて、判断ボ
ックスH117でNOでは次に移り判断ボックスH11
8がYESでは処理S120で位置情報表示メモリ7と
8を表示し、NOでは次の判断ボックスH119に移り
YESでは処理S121で位置情報表示メモリ8を表示
する。NOでは次の判断ボックスH120に移りYES
では処理S122で位置情報表示メモリ8と9を表示し
て、NOでは次の判断ボックスH121に移りYESで
は処理S123で位置情報表示メモリ9を表示する。N
Oでは次の判断ボックスH122に移りYESでは処理
S124で位置情報表示メモリ9とAを表示して、NO
では次の判断ボックスH123に移りYESでは処理S
125で表示器26に位置情報表示メモリAを表示す
る。NOでは次の判断ボックスH124に移りYESで
はS126で位置情報表示メモリAとBを表示し、NO
では次の判断ボックスH125に移りYESでは処理S
127で位置情報表示メモリBを表示し、NOでは次の
判断ボックスH126に移りYESでは処理S128表
示器26に位置情報表示メモリBとCを表示し、NOで
は次の判断ボックスH127に移りYESでは処理12
9で位置情報表示メモリCを表示し、NOでは次の判断
ボックスH128に移りYESでは処理S130で位置
情報表示メモリCとDを表示し、NOでは次の判断ボッ
クスH129に移りYESでは処理S131で位置情報
表示メモリDを表示し、NOでは次の判断ボックスH1
30に移りYESでは処理S132で位置情報表示メモ
リDとEを表示し、NOでは次の判断ボックスH131
に移りYESでは処理S133で位置情報表示メモリE
を表示し、NOでは次の判断ボックスH132に移りY
ESでは処理S134で位置情報表示メモリEとFを表
示し、NOでは次に移り判断ボックスH133に移りY
ESでは処理S135で位置情報表示メモリFを表示
し、この判断ボックスH133がNOの場合は、判断ボ
ックスH101以降の全ての判断ボックスがNOと判断
したことになり、メモリ1からF以外のエリアに入った
ことになるから処理S136でメモリを初期化するの
で、新しいエリアで受信したエリアが位置情報メモリ7
として表示器の中央部から表示を開始する。
【0022】
【実施例】図4は本発明の船舶局無線受信機の一実施例
を示すブロック図であり、図4は図3に音声合成部28
を付加した回路である。図4の船舶局無線受信機の動作
を図10のフローチャートに従って説明する。処理S2
1で初期設定し、船舶が入港するための1ないし複数の
港の選択位置を処理S22で設定する。判断ボックスH
21で受信信号が検出されると、判断ボックスH22で
識別符号「B****」を判別してYESであれば次
に、判断ボックスH23でメモリされている選択位置の
範囲化を演算する。この位置範囲を選択した位置の港に
対して10km程度が設定エリアとし、選択した2カ所
の距離が20km以下の場合はその距離を折半した範囲
が設定した位置エリアとなる。YESの場合は処理S2
3でメモリされた位置データに基づき制御部23からの
制御信号により音声合成部28で音声信号に変換して例
えば「石巻東8」と音声出力する。判断ボックスH23
でメモリ範囲外と判断すると処理S24で単に「ビープ
ー」等の警告音を出力する。処理S25で表示器26に
選択エリア内では図12に示すように「B2F33」や
エリア外では「B2F30」等と表示する。判断ボック
スH24で終了まで以上のフローチャートを実行する。
【0023】図13は上記の動作を理解するための海図
である。沖にいる船舶が入港する場合に漁船の場合など
では各漁港の競市の値をきいて入港場所を設定する場合
がある。図12は3カ所の港を選択して入港する場合を
示してある。そこで図に示してあるように識別符号が石
巻港は「B2F3B」、塩竈港が「B2F58」、仙台
港が「B2F66」として、その地区の海岸線には固定
局が連続的に設置されそれらの識別符号の番号が順番に
割り当ててあるととする。aからbの範囲は石巻港「B
2F3B」の選択したエリアであり、「B2F32」か
ら「B2F45」識別符号20が対象となる。塩竈港と
仙台港の間は距離が短いのでその範囲は折半となりc,
d,eのエリア区分となる。
【0024】海岸位置標識の無線通信方式の固定局送信
電力を特定小電力無線通信機の許容最大定格値10mW
で送信した場合、海上においては交信エリアはおよそ3
km程度である。固定局と固定局の間隔はおよそ1km
程度の間隔で配置するので船舶局無線受信機は最高感度
で受信すると海岸に近づく程混信を生じやすくなる。そ
こで受信感度を調整して混信を避ける必要がある。これ
は受信検出したレベルを複数段階のしきい値により受信
感度を自動設定することで可能になる。しきい値を2段
階に設定し、識別符号が誤りなく読みとれる受信レベル
のしきい値を1とし、距離は1kmでの受信を可能とす
る。2km以上離れた場所でも受信できる感度しきい値
2として設定する。しきい値2で受信する場合は受信機
は次回の受信がしきい値1で受信できる程度に受信感度
を減衰させることで隣接する固定局との間で混信を起こ
させない。
【0025】図11は船舶局無線受信機の自動ゲイン設
定のフローチャートである。受信レベルを3段階として
検出不能レベルを0、良好な受信レベルを1と強受信レ
ベルを2とし、処理S31で初期設定して、処理S32
で受信すると、判断ボックスH31で識別符号を検出す
る。YESでは次に判断ボックスH32で受信レベルを
判別するしきい値が2以上の受信レベルかを判断し、Y
ESであれば処理S33で感度制御オンにしてゲインを
下げてしきい値1の範囲の受信レベルに制御し、受信レ
ベルがしきい値2以下だと処理S34で感度制御オフに
する。次に判断ボックスH33で20sec経過を判別
し、YESでは処理S35で感度制御をオフにして最高
感度に戻し、NOでは現在の感度制御状態を保持する。
このようにして特定小電力の10mWで送信した場合で
も固定局の送信電波を受信しても混信などを生じない。
それに、気象条件が晴天時と、濃霧状態及び降雪時等で
電波の通達距離が大きく異なるので、気象条件に左右さ
れずに位置確認が可能になる。この説明では2レベル制
御としたが電波の通達距離1km以上は受信感度を連続
的に制御してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば海岸線に沿って所定の間
隔で設置した小電力の固定局無線装置により所定のタイ
マで送信する。その信号を受信すると受信信号に含まれ
る識別符号により、船舶が海岸線のどの辺に近接したか
が判定できる。そのため船長が船舶を航行させる時、夜
間航行中位置を受信した信号により位置監視表示器や警
告音などに出力して状況をいち早く知ることができ船舶
の安全航行に効果がある。しかも固定局の消費電力も小
さいので電線回線の設置が困難な局地的な場所でも太陽
電池による充電電源でも十分運用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる海岸線位置標識の無線通信システ
ムの運用の概念を表した図である。
【図2】本発明の固定局無線送信機のブロック図であ
る。
【図3】本発明の海岸線位置標識の無線送信システムに
用いる船舶用の無線受信機のブロック図である。
【図4】本発明の船舶用の一実施例を示す無線受信機の
ブロック図である。
【図5】本発明の固定局無線送信機の動作を示すフロー
チャート(a)と、その信号を受信する無線受信機のフ
ローチャート(b)である。
【図6】本発明の船舶用の無線受信機において船舶の移
動にともなうエリア移動を表示器に表示した図である。
【図7】図6の表示が更にエリア移動した場合の表示器
の表示図である。
【図8】船舶用の無線受信機の表示器に出力するための
フローチャートである。
【図9】図8に続き表示器に出力するためのフローチャ
ートである。
【図10】本発明の船舶用の無線受信機の一実施例の動
作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の船舶用の無線受信機のゲイン自動調
整のフローチャートである。
【図12】本発明の無線受信機の表示器に固定局無線送
信機の識別符号を表示した図である。
【図13】本発明について説明するための海図である。
【符号の説明】
1a〜n 固定局無線装置 2 船舶局無線受信機 11 アンテナ 12 無線送信部 13 制御部 14 記憶部 15 識別符号編成部 16 表示部 21 アンテナ 22 無線受信部 23 制御部 24 記憶部 25 識別符号判別部 26 表示部 27 スピーカ 28 音声合成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した電波により船舶位置を判別する海
    岸線位置標識の無線通信システムであって、陸上側は海
    岸線に沿って複数の小電力の固定局無線装置を送信電力
    に対応させて所定の間隔で配置し、該固定局無線装置は
    それぞれ固有の前記識別信号を付して送信する手段と、
    予め設定した送信間隔タイマーに基づき送信する手段と
    を備え、常時送信するよう構成した海岸線位置標識の固
    定局無線装置と、該固定局無線装置の送信信号を受信し
    て船舶位置を判別する船舶局無線受信機は前記識別符号
    を検出して固有の固定局無線装置を判別する手段を備え
    て、受信した識別符号に基づき対応する海岸線の位置デ
    ータを表示器に表示するとともに警告信号を出力して、
    船舶が近接した海岸線の位置が確認できることを特徴と
    する海岸線位置標識の無線通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1の海岸線位置標識の無線通信シス
    テムにおける海岸線に配置した全固定局無線装置は、単
    一の送信周波数で送信し、隣接する前記固定局無線装置
    の送信タイマーが同時出力とならないタイマーの時系列
    により送信することを特徴とする海岸線位置標識の無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の船舶局無線受信機は、必要
    に応じて出入港場所の前記固定局無線装置の識別符号の
    複数組を記憶する手段と、記憶された固定局無線装置か
    ら所定の範囲内の固定局無線装置の識別符号を前記記憶
    した固定局無線装置のグループとして認識する手段と、
    識別符号が記憶された固定局無線装置を認識する音声に
    変換する音声合成手段とを備えて、記憶した固定局無線
    装置のグループ内の固定局無線装置の送信信号が受信さ
    れると警告信号の出力は、音声合成手段により変換され
    た認識可能な音声信号を出力することで、港の出入港時
    の船舶の位置情報が音声で判別できることを特徴とする
    海岸線位置標識の無線通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101349883B1 (ko) * 2012-04-13 2014-01-16 삼성중공업 주식회사 자선 위치 식별 시스템 및 그 방법

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