JPH10153300A - 液状体供給装置 - Google Patents

液状体供給装置

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JPH10153300A
JPH10153300A JP31753996A JP31753996A JPH10153300A JP H10153300 A JPH10153300 A JP H10153300A JP 31753996 A JP31753996 A JP 31753996A JP 31753996 A JP31753996 A JP 31753996A JP H10153300 A JPH10153300 A JP H10153300A
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liquid
liquid material
filling container
container
pressure
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JP31753996A
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Motohisa Aoki
源久 青木
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は外気に触れることなく、低い剪断力
で高粘度の液状体を定量的に供給できる液状体供給装置
を提供する。 【解決手段】 使用圧力で体積変化の生じない密閉され
た外装体と、その内部に収容され圧力によって変形可能
な密閉された液状体充填容器を有し、液状体充填容器に
は、外装体を貫通して外部に導出された液状体導出管が
連結され、外装体には作動液を注入する作動液注入口が
形成されてなり、かつ、液状体充填容器と外装体との空
隙は作動液で満たされると共に、作動液の注入又は断面
が一定の棒状体の挿入によって液状体充填容器を加圧し
て液状体を外部に導出するようにした液状体供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外気に触れること
なく、低い剪断力で高粘度の液状体を定量的に供給でき
る液状体供給装置に関する。特に、浸蝕性の強い液状
体、あるいは、剪断力によって反応が生じるような反応
性の高い液状体の供給に適する液状体供給装置を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線硬化樹脂あるいは熱硬化性
樹脂を塗布あるいは注型するために、連続的又は断続的
に、かつ定量的に供給することが行なわれている。しか
し、紫外線硬化性樹脂あるいは熱硬化性樹脂は重合開始
剤等が添加され反応性が高められた状態で使用されるた
め、送給の際に剪断力を加えると硬化してゲル化し、い
わゆるぶつが発生して均一で欠陥のない塗膜の形成、あ
るいは、注型ができなくなる問題がある。また、腐蝕性
の強い液状体あるいは溶解力の強い溶媒をポンプで送給
する場合には、ポンプの摺動部のシール性と耐浸蝕性を
両立させる必要がある。
【0003】一方、液状体の送給用ポンプとしては、従
来、翼の回転運動を液状体の送り運動に変換するポン
プ、ポンプ室内容積を変化させることによって液を送給
するポンプ、あるいはポンプ室内の液状体を回転体によ
って前方へ絞り出すようにして送給するポンプが使用さ
れている。しかし、これ等のポンプはいずれも翼と液状
体間、あるいは、固定部と回転又は往復動をする移動体
間の相対運動が大きく、翼あるいは移動体に接触する液
状体に大きな剪断力が発生し反応性の高い硬化性樹脂を
ポンプで圧送すると硬化が生じゲルが発生するおそれが
ある。また、これ等のポンプは摺動部分を有するため腐
蝕性あるいは溶解力の強い液状体を送給するときは、摺
動部のシール部材として耐浸蝕性の優れた材質を用いて
シール性を確保することに難しい問題があった。
【0004】更に、従来のポンプを用いて高粘度の液状
体を送給する場合、吐出側は吐出圧の高いポンプを用い
ることによって連続的に送給することができるが、ポン
プの吸引側はキャビティーが発生して液状体の送給が不
安定となる問題がある。これを防ぐため、一般に、液状
体を貯留する貯留槽を高所に設置してその位置エネルギ
ーを利用するか、貯留槽に内圧を付与するなどの手段が
行なわれているが、粘度の極めて高い液状体の場合は、
太い配管を必要とし、また、貯留槽に空気圧を作用させ
ると、圧力に比例して空気の溶解量が増加するため、ポ
ンプから吐出された液が配管端部から流出して圧力が大
気圧に戻ったとき過剰に溶解した空気が気泡となり、吐
出された液で塗膜を形成する場合は、膜中に泡が残る問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は外気に触れる
ことなく、低い剪断力で高粘度の液状体を定量的に供給
できる液状体供給装置を提供することにある。また、高
粘度の液状体を高圧で送給する場合にも空気の溶解が増
加することのない液状体供給装置を提供することにあ
る。特に、浸蝕性の強い液状体、あるいは剪断力によっ
て反応が生じるような反応性の高い液状体の供給に適す
る液状体供給装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、その要旨は、使用圧力
で体積変化の生じない密閉された外装体と、その内部に
収容され圧力によって変形可能な密閉された液状体充填
容器を有し、液状体充填容器には、外装体を貫通して外
部に導出された液状体導出管が連結され、外装体には作
動液を注入する作動液注入口が形成されてなり、かつ、
液状体充填容器と外装体との空隙は作動液で満たされる
と共に、作動液の注入又は断面が一定の棒状体の挿入に
よって液状体充填容器を加圧して液状体を外部に導出す
るようにされた液状体供給装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明液状体供給装置1は、図1
に示すように外装体2を有している。外装体2は、内部
に液状体充填容器3と作動液4を収容し、作動液4の圧
力を液状体充填容器に作用させるもので、作動液4の注
入によって伸びの生じない材料であれば可撓性材料によ
るものであっても剛性材料によるものであってもよい。
塗装用装置への取付け、あるいは、作動液4の注入に対
する内部圧力上昇の応答性の点から剛性材料が最適であ
るが、伸びのない材料であれば可撓性材料を用いること
もできる。図1においては、剛性の外装体2を示してお
り、鉄、銅、アルミニウム、ステンレススチール等を用
いることができる。また、ポリカーボネート、不飽和ポ
リエステル、FRP等の合成樹脂を用いることもでき
る。内圧は、液状体充填容器3内の液状体をその圧力で
絞り出して導出できる圧力とされ、外装体2は、その圧
力によって体積変化のない材質、構造とされる。
【0008】また、外装体2の内部には、液状体充填容
器3が内装されており、液状体充填容器3としては、作
動液4の圧力によって押し潰されて液状体が絞り出され
るように容積が変化する構造とされ、可撓性材料による
袋状体あるいは肉薄の容器が用いられる。使用する材質
としては、液状体に浸蝕されないものであればよく、ポ
リエチレン、ポリプロピンレン、ポリエステル、ポリア
ミド等の熱可塑性樹脂のシート、フィルム、あるいはこ
れ等の積層体を超音波ウエルダー、ヒートシーラー等で
融着することによって製造することができる。
【0009】また、充填される液状体によっては空気の
接触あるいは空気の溶解を防止する必要がある場合があ
り、この場合には、ポリエステル、ポリアミド等のガス
バリヤー性の優れた材料を用いて成形するか、ガスバリ
ヤー性の優れた材料とヒートシール性に優れた材料とを
積層して用いることができる。液状体充填容器3をガス
バリヤー性とする場合は、該充填容器3を形成する材料
として、ガス透過率1.0×10-10 cm3 ・cm/c
mHg・sec・cm 2 以下、好ましくは0.1×10
-10 cm3 ・cm/cmHg・sec・cm2以下のフ
ィルムを使用することが望ましい。本発明においてガス
透過率とは、それが積層体であるときは、積層された複
合体のガス(空気)透過率を表わす。
【0010】液状体充填容器3は、ヒートシール性、耐
蝕性及びガスバリヤー性を配慮すれば、液状体に対する
耐蝕性とヒートシール性を有する材質を少なくとも最内
層として、これにガスバリヤー性のある材質と必要に応
じて強靱性のある材質を一層または二層以上積層したも
のが好ましい。また、液状体充填容器3は、図2に示す
ように瓶状の容器とすることもでき、この場合は前述の
合成樹脂を中空成形することによって得ることができ
る。液状体充填容器3には液状体を外部に導出する液状
体導出管5が連結され、外装体2の壁を貫通して外装体
2の外部に導かれている。液状体充填容器3と液状体導
出管5は漏れのないように連結されることが必要であ
る。液状体充填容器3と液状体導出管5の連結は例えば
図3に示すパネル型ジョイント6を用いることができ
る。
【0011】パネル型ジョイント6は、中央部に鍔7を
有する管状連結具8を液状体充填容器3を構成するフィ
ルム9に開設された穴部にOリング10、11と共に挿
入した後、ナット12で締付ける事によって液状体充填
容器3と結合され、液状体導出管5はフェルール13、
袋ナット14で結合される。パネル型ジョイント6は、
液状体を充填して封じるためにコック(図示せず)を併
設していることが望ましい。図1図3においては、下方
にも第2のフェルール15、袋ナット16を用いて液状
体導出管5を下方に延長して、液状体が少量となったと
きに下部の液状体が導出できなくなることを回避するよ
うにされている。なお、液状体導出管5を取付けるため
の液状体充填容器3の開口は、加熱された環状のホット
ナイフを押し当てて開設することによって、フィルムの
開口の周囲に環状のビードが形成され補強された開口を
得ることができる。
【0012】液状体充填容器3に連結された液状体導出
管5は外装体2の壁を貫通して外部に導かれバルブ20
を介して外部に開口している。液状体導出管5を外部に
導き出すための外装体2の壁との連結は図3と同様のパ
ネル型ジョイント27を使用することができる。また、
液状体充填容器3には内部の空気の脱気、あるいは密封
性の試験を行なうためのコック付口金を有する空気孔1
9が設けられている。液状体充填容器3の製法は特に限
定されないが、液状体充填容器3を製造するフィルムに
予めパネルジョイント6及び空気孔19の口金を取付け
た後、一辺を開放した状態の袋を製袋し、液状体を充填
した後、開放された辺をシールするのが一般的である。
【0013】外装体2は、外装体本体2aと蓋体2bを
有しボルト21、21で密封されるようになっている。
蓋体2bには、外装体2と液状体充填容器3間の空隙に
作動液4を注入して外装体2内を加圧して液状体充填容
器3中の液状体を外部に導出させるための注入口22と
空気抜き23を有しており、注入口22は、作動液4を
注入するためのポンプ24を介して作動液貯留タンク2
5に連結されている。26はポンプ24を駆動するため
の駆動モーターである。作動液4を注入するためのポン
プ24としては、液状体充填容器3中の液状体が液状体
導出管5を通して外部に流出する際の液流量に対する圧
力損失に見合う吐出圧のあるものであればいかなるもの
でもよいが、通常、定量性を有し脈動の極力少ないもの
が用いられる。
【0014】かかる液状体供給装置1を用いて液状体を
供給する方法について述べる。使用する液状体充填容器
3は、パネルジョイント6と空気抜き19が設けられ、
下方の底辺が開放された状態で液状体が未充填の袋を使
用する場合について述べる。液状体供給装置1を用いて
液状体を供給するときは、先ず液状体充填容器3の開放
された底辺を仮シールしパネル型ジョイント6のコック
を閉とした後、空気孔19から空気を圧入して空気漏れ
のないことを確認した後、底辺を開口して液状体を充填
し、底辺をシールする。この場合、液状体充填容器3内
に空気が残らないようにすることが望ましい。空気が残
らないようにするためには真空パック用装置を用いて液
状体を充填シールするか、あるいは底辺をシールした後
に空気抜き19から脱気をすることが望ましい。
【0015】次いで、液状体充填容器3のパネルジョイ
ント6に液状体導出管5を連結して外装体2内に装填し
た後液状体導出管5の他端を外装体2のパネルジョイン
ト27に連結すると共に、液状体充填容器3と外装体2
間に作動液4を注入する。次いで、蓋体2bで密封した
後、空気抜き23を開とし注入口22からポンプ24に
よって作動液4を注入する。空気抜き23から作動液が
溢れ出したら、空気抜き23を閉とすると共にポンプ2
4を停止する。この場合、外装体2と液状体充填容器3
間に空気が残らないようにする。空気が残っている場
合、作動液を注入した際の内部圧上昇の応答性が悪くな
る。なお、作動液4は圧力による体積変化の少ない液体
が用いられ、一般には、水又は油が使用される。作動液
4の充満によって準備は完了する。
【0016】液状体を供給するときは、バルブ20を開
とし、ポンプ24から作動液4を注入すると外装体2の
内部圧力が上昇し、その圧力によってバルブ20から液
状体が流出し、液状体が供給されることになる。なお、
液状体の供給を停止した際には、次回の供給応答性を高
くするために、注入口22、バルブ20を閉鎖して、外
装体2内部の圧力を低下させないようにすることが望ま
しい。上記の実施態様においては、液状体の導出を作動
液の注入によって行ったが、液状体の導出は外装体2の
内部に所定の容積の物質が挿入されればよく、例えば図
4に示すように断面が一定の棒状体27を挿入する構造
とすることができる。
【0017】また、本発明は、外装体2として可撓性の
フィルムを用いることによって簡易な液状体供給装置1
を製造することができる。例えば、図5に示すように、
ポリエチレン等の可撓性フィルムを中央で折返して底部
とし、側部二辺をヒートシールした一辺が開口した液状
体充填容器3(図においては、左端を開放状態とする)
を、使用圧力において伸びの生じない材料で製造した一
辺が開口した外装体2に、底部が一致する方向に挿入し
て底部の近傍を加熱圧着して液状体充填容器3と外装体
2の融着部2cを形成し、この部分に孔を開設してコッ
ク付のパネルジョイント6、液状体導出管5を取り付け
る。
【0018】液状体充填容器3の開放された一辺を仮封
じすると共に液状体導出管5から空気を圧入して漏れの
ないことを確認した後、パネルジョイント6のコックを
閉じると共に仮封じを開いて液状体を充填し、再度ヒー
トシールする。外装体2には、作動液注入用の注入口2
2を形成するためのパネルジョイント28を取付け、開
放部を仮封じして気密性を確認した上で開放部をヒート
シールする。
【0019】この液状体供給装置1を使用するときは注
入口22より外装体2と液状体充填容器3間の空気を吸
引して空気を除いた後、作動液4を注入し、液状体充填
容器3に圧力をかけると共にパネルジョイント6のコッ
クを開くと液状体導出管5から液状体が導出される。本
発明液状体供給装置1は、かかる構成からなるから、溶
解力の強い溶媒、浸蝕性の強い薬品、高粘度で高い吐出
圧を必要とする液体、空気の溶解あるいは接触を回避す
べき液体の他、フォトレジスト剤等のように極めて微少
のコンタミをも防止すべきELグレード薬剤、あるいは
外部との接触を極度に回避する必要のある菌体溶液等の
供給に適する。
【0020】
【実施例】
実施例1 次の方法によって、図1の液状体供給装置を組立てた。
液状体充填容器3としてはナイロン15μm/ポリエチ
レン20μm/リニヤー低密度ポリエチレン40μmの
ラミネートシートを使い、リニヤー低密度ポリエチレン
側を接着層として20cm×30cmの一辺が開放した
袋を形成した。これにジーエルサイエンス社製コック付
きパネル型ジョイント6及びコック付きスリーブ19を
ラミネートシートの両側にパッキンを挟んで取り付け
た。袋には旭電化(株)UV硬化樹脂液BYX−324
−21を約1kg充填して開放部をシールした後、パネ
ル型ジョイント6のコックを閉じた状態でコック付きス
リーブ19を開として脱気し直ちに閉とした。
【0021】該樹脂液粘度は80ポイズであった。これ
を外装体2内に入れ、液状体充填容器3のパネルジョイ
ント6から出ているチューブと外装体2の内面のジョイ
ントとを接続し、パネルジョイント6のコックを開とし
た。作動液として水道水を外装体2と液状体充填容器3
との間に注入した後蓋体2bで外装体2を密封した。作
動液貯留タンク25にも水道水を入れ、空気抜き23と
注入口22を開として外装体2にポンプ24によって1
5ml/minの速度で水道水を注入した。ポンプとし
ては、兵神装備社製のモーノポンプを使用した。
【0022】しばらくすると、空気抜き23から水道水
が溢出し始めたので空気抜き23を閉とし同時にバルブ
20を開とし作動液の注入を続けた。およそ3分でバル
ブ20に連なるノズルからUV硬化樹脂が15ml/m
inの流速で流出した。該UV硬化樹脂をアルミ板に受
け、ドクターブレードで約200μの膜を作り、UVラ
ンプからUV光を照射してキュアーした。キュアーされ
たUV樹脂膜は平滑でポチ傷も泡も全く含まれていなか
った。
【0023】比較例1 ポンプより3m高い位置に液状体貯留槽を設け、実施例
1で用いたUV硬化樹脂を液状体貯留槽に入れて該貯留
槽から内径12mmのチューブでポンプの吸引側にUV
硬化性樹脂を導入し、ポンプの吐出側はバルブ20に接
続し、ポンプを稼働した。ポンプとしては、実施例1と
同じモーノポンプを使用した。吐出量は5ml/min
であった。実施例1と同様にノズルから流出したUV硬
化樹脂液をアルミ板に受け、ドクターブレードで膜を作
り、UV硬化した。ポンプ24のステーターはバイトン
製であったが、膜の中にはバイトンのくずと思われる黒
い点と、UV樹脂がUVキュアー前にゲル化したと思わ
れる白いつぶとが含まれていた。吐出量を増加させよう
とすると樹脂液に含まれる泡が大きくなり、実質的な吐
出量増加は行なえなかった。
【0024】比較例2 比較例2において液状体貯留槽を耐圧容器とし、該貯留
槽に実施例1と同じUV硬化性樹脂液を入れると共に空
気を圧入して3kg/cm2 の圧力でポンプの吸引側へ
UV硬化性樹脂液を圧送した。実施例1と同様アルミ板
に樹脂液を受けた。樹脂液には泡が含まれ、硬化した膜
にもそのまま残り、その部分が凸となった。
【0025】実施例2 1)装置の組立 材料 外装体用シート ナイロン20μm/ポリエチレン60
μm/リニヤー低密度ポリエチレン40μm、 液状体充填容器用シート ナイロン15μm/ポリエチ
レン20μm/リニヤー低密度ポリエチレン40μm。 上記材料を用いて図5に示す液状体供給装置1を製造し
た。即ち、上記材料夫々を4辺形に裁断して、中央を折
返して折径14cm、12cm、長さ20cm、15c
mとして、2方をヒートシールすることによって一辺が
開放した袋状体を夫々形成した。
【0026】液状体充填容器3を外装体2の中に入れ底
部を合わせ、最下点から少し離れた位置に20mmφの
ヒーターを外装体側から当て、充填容器と外装体とを外
装体のリニヤー低密度ポリエチレンを接着層として直径
20mmの融着部2cを形成した。接合した部分にヒー
トナイフで穴を開け液状体導出用パネルジョイント(コ
ック付き)6をセットした。また、外装体2に作動液導
入口22を取り付けた。液状体充填容器3の最上部を仮
にヒートシールして、ジョイント6から圧空を導入し、
液状体充填容器3をふくらませた状態で水に漬け漏れの
ないことを確認した。次いで、液状体充填容器3の前記
仮のヒートシールの一部を切断した。外装体2について
も仮封じをして同じように漏れのないことを確認した
後、仮のヒートシールの一部を切断した。
【0027】2)液充填 液状体充填容器3のヒートシール切断部から電子写真感
光体用電荷移動層塗料150c.p.を500cc投入
し、切断部を再びヒートシールした。外装体2と充填容
器3との間に水をヒートシールに困難を来さない程度に
入れ、外装体2の切断部を再シールした。
【0028】3)操作 液導出バルブ20を閉とし、作動液導入口22から作動
液を導入し、ポンプを止めた。再びポンプを作動し作動
液を6ml/minを導入始めると同時にバルブ20を
開とする。しばらくするとバルブ先端のノズルから電荷
移動層塗料が6ml/minで流出し始めた。本電荷移
動層塗料はジオキサンとテトラハイドロフランとの混合
溶媒を使って調液しており、ポンプのローター材質はバ
イトンを使用した。ポンプで直接該電荷移動層塗料を輸
送するとバイトンが膨潤して、ポンプの運転が出来なく
なるが、本発明による方式では、全くその様な問題は発
生しない。
【0029】
【発明の効果】本発明液状体供給装置は、水又は油から
なる作動液をポンプで送給することによって液状体を送
給するものであるから、ポンプとして一般的なものを使
用することができ、供給すべき液状体に対する耐蝕性と
摺動部のシールとを両立させる難しい問題も生じること
がない。従って、浸蝕性の強い液状体の供給が容易であ
る。更に液状体は回転羽根、プランジャー等の移動体に
接触しないから液状体に付与される剪断力が小さく、剪
断力によって反応するおそれのある液状体であっても反
応が生じるおそれがない。また、作動液の注入量に応じ
て液状体が導出されるから作動液の注入量を制御するこ
とによって液状体を定量的に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液状体供給装置の実施例を示す縦断面
図。
【図2】液状体充填容器の例を示す斜視図。
【図3】液状体導出管の取付部分を示す縦断面図。
【図4】液状体供給装置の他の例を示す部分断面図。
【図5】液状体供給装置の他の例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 液状体供給装置 2 外装体 3 液状体充填容器 4 作動液 5 液状体導出管 6 パネル型ジョイント 19 空気孔 20 バルブ 22 注入口 23 空気抜き 24 ポンプ 25 作動液貯留タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用圧力で体積変化の生じない密閉され
    た外装体と、その内部に収容され圧力によって変形可能
    な密閉された液状体充填容器を有し、液状体充填容器に
    は、外装体を貫通して外部に導出された液状体導出管が
    連結され、外装体には作動液を注入する作動液注入口が
    形成されてなり、かつ、液状体充填容器と外装体との空
    隙は作動液で満たされると共に、作動液の注入又は断面
    が一定の棒状体の挿入によって液状体充填容器を加圧し
    て液状体を外部に導出するようにされてなることを特徴
    とする液状体供給装置。
  2. 【請求項2】 液状体充填容器内の液状体が、作動液の
    注入によって外部に導出されるようにしてなる請求項1
    記載の液状体供給装置。
  3. 【請求項3】 液状体供給の休止中は、液状体導出管及
    び作動液注入口を閉鎖して外装体の内部圧力を維持する
    ようにしてなる請求項1記載の液状体供給装置。
  4. 【請求項4】 ガス透過率が1×10-10 cm3 ・cm
    /cmHg・sec・cm2 以下のガスバリヤー性材料
    で液状体充填容器が形成されてなる請求項1記載の液状
    体供給装置。
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CN100447428C (zh) * 2005-12-08 2008-12-31 武善东 一种流体变送方法和装置
JP2012223715A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Cemedine Co Ltd 塗布装置
CN114216058A (zh) * 2021-12-23 2022-03-22 贵州微化科技有限公司 液体物料输送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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