JPH10152693A - ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法 - Google Patents
ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法Info
- Publication number
- JPH10152693A JPH10152693A JP31239996A JP31239996A JPH10152693A JP H10152693 A JPH10152693 A JP H10152693A JP 31239996 A JP31239996 A JP 31239996A JP 31239996 A JP31239996 A JP 31239996A JP H10152693 A JPH10152693 A JP H10152693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- acid ester
- lipase
- highly unsaturated
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
法の提供。 【解決手段】 ω−3系高度不飽和脂肪酸を含有する長
鎖脂肪酸と低級アルコールとから構成される脂肪酸エス
テルを、リパーゼを用いて直鎖高級アルコールと選択的
アルコリシス反応させることを特徴とするω−3系高度
不飽和脂肪酸エステルの精製方法。
Description
和脂肪酸エステルの精製方法に関する。
性作用が注目されている。特に、エイコサペンタエン酸
(以下、EPAと称する。)やドコサヘキサエン酸(以
下、DHAと称する。)は、動脈硬化症、血栓症などの成
人病に対する予防効果や制癌作用、学習能の増強作用な
どの多くの生理活性作用を有していることが知られてい
る。そして、その利用法について様々な検討がなされて
いる。
精製する方法としては、例えば(1)クロマトグラフィー
による方法、(2) 液-液分配による方法、(3) 低温溶剤
分別結晶化法、(4) 尿素付加による方法、(5) 二重結合
への付加物による方法、(6)蒸留による方法、およびこ
れらを組合せた方法が知られている。
剤を使用しなければならず、溶剤の除去工程が必要とな
るため、工程が煩雑である。また、(1) の方法では高純
度の精製はできるが、溶剤及びカラムの使用等で製造コ
ストが掛かり過ぎてしまうため、事業的に採算が合わな
い。(6) の方法においては、処理コストは比較的安価で
あるが、目的とするフラクションの回収率はあまり高い
ものではない。したがって、高度不飽和脂肪酸を低コス
トな処理方法によって高収率かつ高純度に精製できる方
法の開発が望まれている。
は、これまでに常温、常圧下で反応が進行するリパーゼ
を用いた方法が注目されている。リパーゼによる高度不
飽和脂肪酸の精製法には、油脂をリパーゼで加水分解し
未分解のグリセリド画分中に濃縮する方法(選択的加水
分解反応)、あるいは高度不飽和脂肪酸を含有する脂肪
酸混合物とアルコールとからなる反応混液にリパーゼを
作用させ、高度不飽和脂肪酸以外の脂肪酸をエステル化
し、高度不飽和脂肪酸を遊離脂肪酸画分中に精製する方
法(選択的エステル化反応)等が知られている。
度に精製する場合には、選択的エステル化反応による高
度不飽和脂肪酸の濃縮法の方が有効である。その例とし
て、これまでに、魚油(EPA11%、DHA8%)から尿素付加
法によりDHA27%(EPA27%)に濃縮した脂肪酸混合物を
得、該混合物、そのメチルエステル体及び低級アルコー
ルからなる反応混液に、n-ヘキサンを加えた系でリゾム
コール属(Rhizomucor属)の微生物が生産するリパーゼ
を用いてエステル化反応(この場合は、メチルエステル
とアルコールとの間のアシドリシス反応も進行してい
る。)することにより、遊離脂肪酸画分中にDHA を72%
まで濃縮する方法が知られている(JAOCS, Vol.66, no.
8, p1120(1989))。
和脂肪酸を高純度に精製するには非常に有効な方法であ
る。しかし、この方法では、油脂を一旦加水分解し遊離
脂肪酸とした上で反応させる必要があるため、遊離脂肪
酸の状態で酸化が進行してしまう懸念がある。さらに、
クロマトグラフィー等によって高度不飽和脂肪酸を高純
度に精製する場合、選択的エステル化反応により得られ
た脂肪酸混合物を低級アルコールの脂肪酸エステル体に
変換した後に精製しなければならず、その結果、二段階
の変換反応が必要となるため、非効率的である。
考慮すると、脂肪酸エステルの形態が酸化に対してより
安定であることから、脂肪酸エステルを基質として用い
たリパーゼ反応により、安定にかつ効率よく高度不飽和
脂肪酸を精製する方法の開発が要望される。
度不飽和脂肪酸エステルの精製方法を提供することを目
的とする。
に基づいて鋭意研究を行ない、リパーゼによるω−3系
高度不飽和脂肪酸の効率的な精製方法について検討した
結果、ω−3系高度不飽和脂肪酸を含有する長鎖脂肪酸
と低級アルコールとから構成される脂肪酸エステル混合
物を原料とし、直鎖高級アルコールの存在下で、有機溶
媒を含まない反応系で直接リパーゼを作用させてアルコ
リシス反応を行うと、高度不飽和脂肪酸エステルは未反
応のままで、高度不飽和脂肪酸以外の脂肪酸エステルが
優先的に高級アルコールとアルコール交換されて、容易
にワックスエステルが生成することを見出した(選択的
アルコリシス反応)。その際、生成したワックスはリパ
ーゼの作用を受けにくく、可逆的な分解反応やエステル
交換反応は起こりにくいので、未反応の脂肪酸エステル
画分中に高度不飽和脂肪酸エステルを高収率かつ高純度
に精製できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
脂肪酸を含有する長鎖脂肪酸と低級アルコールとから構
成される脂肪酸エステルを、リパーゼを用いて直鎖高級
アルコールと選択的アルコリシス反応させることを特徴
とするω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法で
ある。
肪酸を含有する長鎖脂肪酸と低級アルコールとから構成
される脂肪酸エステルを、リパーゼを用いて直鎖高級ア
ルコールと選択的アルコリシス反応させ、得られる反応
産物から脂肪酸エステルを分画し、リパーゼを用いて再
度直鎖高級アルコールと選択的アルコリシス反応させる
ことを特徴とするω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの
精製方法である。
又はリゾプス属に属する微生物由来のものが挙げられ、
ω−3系高度不飽和脂肪酸を含有する長鎖脂肪酸として
は魚油由来のものが挙げられ、ω−3系高度不飽和脂肪
酸としてはドコサヘキサエン酸が挙げられ、脂肪酸エス
テルとしてはエチルエステルが挙げられる。
酸含有油脂原料は、海産動物油、例えばマグロ、カツ
オ、イワシ、サバ、サンマ、アジ、イカ又はタラ等から
得られる魚油がEPA、DHAを多く含むため好ましい。魚油
の抽出方法としては、マグロ若くはカツオの頭部、又は
イワシ、サバ、サンマ若くはアジの全魚体、又はイカ若
しくはタラの肝臓を採取し、これを煮取り抽出、溶剤抽
出、圧搾抽出する方法等が挙げられる。
飽和脂肪酸としては、少なくとも4〜6個の二重結合を
有する脂肪酸であって、鎖式構造のメチル基末端から3
番目の位置から二重結合が始まっているω−3系高度不
飽和脂肪酸、例えばEPAやDHA等が挙げられる。
低級アルコール存在下でエステル化する。低級アルコー
ルとしては、例えば炭素数1〜4のものが挙げられる。
そして、脂肪酸エステルとなったものを、尿素付加によ
る方法、又は分子蒸留若しくは精密蒸留等の蒸留法等に
より高度不飽和脂肪酸を所望の含有量に粗濃縮する。
アルコリシス反応(以下「アルコリシス反応」という)
を行う。アルコリシス反応に使用するリパーゼとして
は、リゾムコール属(Rhizomucor属)に属する微生物、
好ましくはリゾムコール・ミーハイ(Rhizomucor miehe
i)が産生するリパーゼ(ノボノルディスク(株)製、L
ipozyme IM )、あるいはリゾプス属(Rhizopus属)に
属する微生物、好ましくはリゾプス・デレマー(Rhizop
us delemar)が生産するリパーゼ(田辺製薬(株)製、
タリパーゼ原末120,000U/g)等が挙げられる。
使用しても固定化剤に固定して使用してもよく、特に制
限されるものではないが、固定化剤(例えば、アクリル
樹脂、イオン交換樹脂、セラミックス担体、セライト
等)に固定して使用することが、リパーゼが安定化さ
れ、繰り返し反応や長時間の連続使用を行っても再現性
よく酵素活性が維持できる点で好ましい。
度不飽和脂肪酸の濃縮度によっても異なるが、適宜決定
すればよく、特に制限されるものではない。例えば、リ
ゾムコール・ミーハイ(Rhizomucor miehei)が産生す
る、イオン交換樹脂に固定化されたリパーゼ(ノボノル
ディスク(株)製、Lipozyme IM )、又はリゾプス・デ
レマー(Rhizopus delemar)が産生する、セライト若し
くはセラミックス担体で固定化したリパーゼ(田辺製薬
(株)製、タリパーゼ原末120,000U/g)を用いたとき
は、反応混液の0.1〜50%(重量%、以下同様)、好まし
くは0.5〜10%が適量である。
中の脂肪酸エステルと直鎖高級アルコールとの原料比
(モル比)は、1:1〜1:20、好ましくは1:2〜1:10程度で
行なわれる。また、水分量については、固定化リパーゼ
に対して0〜200%、好ましくは0〜100%が適量である。
なお、直鎖高級アルコールとしては、例えば炭素数8〜
18のものが挙げられる。
リパーゼ反応の条件で行なってよい。即ち、上記リパー
ゼを用いて、10〜70℃(10℃未満ではリパーゼの反応速
度が遅くなり、70℃を超えるとリパーゼの失活が著し
い。)、好ましくは15〜60℃の温度条件で、脂肪酸エス
テルの酸化的劣化を防止するため窒素気流下で、1〜72
時間、好ましくは1〜30時間行なう。なお、エステル化
反応をバッチ法で行なう場合は、静置しても反応が進行
するが、撹拌した方が好ましい。
飽和脂肪酸を含む脂肪酸エステル画分を得ることができ
るが、更に高純度化を望む場合には、一回目の反応によ
って得られた高度不飽和脂肪酸エステルを、前記と同様
の条件下で再度アルコリシス反応を繰り返せばよい。す
なわち、一回目のアルコリシス反応により得られる反応
産物から脂肪酸エステルを分画し、この脂肪酸エステル
画分を、リパーゼを用いて再度直鎖高級アルコールとア
ルコリシス反応させ、脂肪酸エステル画分を分取する。
その結果、更に高純度に高度不飽和脂肪酸エステルを精
製することができる。
せるため、固定化リパーゼを充填したカラム法を用いて
も行なうことができる。アルコリシス反応後は、反応混
液からリパーゼおよび水分を除去し、油分のみの混合物
をキャピラリーガスクロマトグラフィーにより分析す
る。本発明において、リパーゼによる脂肪酸エステルの
アルコール交換率は、次式I:
ルコール交換率を算出することによって、高度不飽和脂
肪酸を含む脂肪酸エステル画分の収率を求めることがで
きる。例えば、アルコール交換率が60%の場合には、脂
肪酸エステル画分の収率は、100%から60%を差し引いた
値(40%)となる。
後の反応混液中には、高度不飽和脂肪酸が高純度に精製
された脂肪酸エステル画分、生成したワックスエステル
画分、交換された低級アルコール、及び未反応の高級ア
ルコールが含まれている。したがって、脂肪酸エステル
画分を分取するためには、ワックス及びアルコールを除
去し精製する必要がある。脂肪酸エステル画分を分取す
る方法としては、溶剤液−液分配による方法、クロマト
グラフィーによる方法、低温結晶化分別による方法、蒸
留による方法等が挙げられる。
説明する。但し、本発明は、これら実施例にその技術的
範囲を限定するものではない。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させ、カツオ油エチル(DHA 22.7%,EPA9.2%)を得
た。このカツオ油エチル5gを原料として、ラウリルアル
コール7gを加え(モル比1:2)、リゾムコール・ミーハ
イ(Rhizomucor miehei)の固定化リパーゼ(ノボノル
ディスク(株)製、Lipozyme IM )0.5gを加えて、140
振とう/分(振幅6cm)で往復振とうしながら、30℃で2
4時間アルコリシス反応を行った。このときのアルコー
ル交換率を測定するため、反応混液中のワックスエステ
ルおよび脂肪酸エチルエステルの組成をキャピラリーガ
スクロマトグラフィーにより分析した。得られた値に基
づいて式Iによりアルコール交換率を算出した。その結
果、アルコール交換率は58.6%であった。そのときの未
反応の脂肪酸エチルエステル画分中の脂肪酸組成は、DH
A46.3%、EPA10.4%であり、DHAの回収率は86.0%であっ
た。反応混液中の酸価を測定したところ3.8であり、加
水分解反応はほとんど起こらなかった。
10g をシリカゲル(ワコーゲルC-200 、和光純薬(株)
製)750gを充填したカラム(ガラス製、内径60mm×長さ
1,000 mm) に供して、ヘキサン5L 、ヘキサン−ベンゼ
ン(85:15) 5L 、ヘキサン−ジエチルエーテル(95:5) 1
0L、ヘキサン−ジエチルエーテル(85:15) 15L の順に25
ml/分の流速で連続的に流下し、各フラクションごとに
集めた。集めたフラクションのうち、ヘキサン−ジエチ
ルエーテル(95:5)フラクションについて、ロータリーエ
バポレーターにより溶剤を留去することによって、脂肪
酸エチルエステル画分(DHA46.3%,EPA 10.4% )を得
た。これを原料として、ラウリルアルコール3.5gを加え
(モル比1:2)、リゾムコール・ミーハイ(Rhizomucor m
iehei)の固定化リパーゼ(ノボノルディスク(株)
製、Lipozyme IM )0.25g を加え、140振とう/分(振
幅6cm)で往復振とうしながら、再度24時間のアルコリ
シス反応(30℃) を行った。このときのアルコール交換
率を実施例1と同様にして算出した結果、41.3%であっ
た。そのときの未反応の脂肪酸エチルエステル画分中の
脂肪酸組成は、DHA70.3%、EPA 9.5%であり、DHAの回収
率は80.2%であった。反応混液中の酸価を測定したとこ
ろ2.1であり、加水分解反応はほとんど起こらなかっ
た。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させてカツオ油エチルを得、さらに分子蒸留機を用い
てDHAおよびEPAを粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル
(DHA44.9%,EPA12.5%)を得た。この高度不飽和脂肪酸
エチル5gを原料として、ラウリルアルコール7gを加え
(モル比1:2)、リゾムコール・ミーハイ(Rhizomucor
miehei)の固定化リパーゼ(ノボノルディスク(株)
製、Lipozyme IM )0.5gを加えて、140振とう/分(振
幅6cm)で往復振とうしながら、30℃で24時間アルコリ
シス反応を行った。このときのアルコール交換率を実施
例1と同様にして算出した結果、42.8%であった。その
ときの未反応の脂肪酸エチルエステル画分中の脂肪酸組
成は、DHA 68.2%、EPA 12.5%であり、DHAの回収率は82.
9%であった。反応混液中の酸価を測定したところ3.3で
あり、加水分解反応はほとんど起こらなかった。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させてカツオ油エチルを得、さらに尿素付加による方
法および分子蒸留機を用いた方法によりDHAおよびEPAを
粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル(DHA69.5%,EPA6.9
%)を得た。この高度不飽和脂肪酸エチル5gを原料とし
て、ラウリルアルコール7g を加え(モル比1:2)、リゾ
ムコール・ミーハイ(Rhizomucor miehei)の固定化リ
パーゼ(ノボノルディスク(株)製、Lipozyme IM )0.
5gを加えて、140振とう/分(振幅6cm)で往復振とうし
ながら、30℃で24時間アルコリシス反応を行った。この
ときのアルコール交換率を実施例1と同様にして算出し
た結果、30.5%であった。未反応の脂肪酸エチルエステ
ル画分中の脂肪酸組成はDHA89.3%、EPA5.5%であり、DHA
の回収率は73.2%であった。反応混液中の酸価を測定し
たところ3.1であり、加水分解反応はほとんど起こらな
かった。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させてカツオ油エチル(DHA22.7 %,EPA9.2%)を得
た。このカツオ油エチル5gを原料として、ラウリルアル
コール7gを加え(モル比1:2)、セラミックス担体(日
本ガイシ(株)、SM-10)で固定化したリゾプス・デレ
マー(Rhizopus delemar)のリパーゼ(田辺製薬(株)
製、タリパーゼ原末120,000U/g))0.5gおよび蒸留水0.
1mlを加えて、140振とう/分(振幅6cm)で往復振とう
しながら、30℃で24時間アルコリシス反応を行った。こ
のときのアルコール交換率を実施例1と同様にして算出
した結果、51.8%であった。未反応の脂肪酸エチルエス
テル画分中の脂肪酸組成はDHA44.1%、EPA14.5%であり、
DHAの回収率は93.6%であった。反応混液中の酸価を測定
したところ3.8であり、加水分解反応はほとんど起こら
なかった。
10g をシリカゲル(ワコーゲルC-200 、和光純薬(株)
製)750gを充填したカラム(ガラス製、内径60mm×長さ
1,000 mm) に供して、ヘキサン5L 、ヘキサン−ベンゼ
ン(85:15) 5L 、ヘキサン−ジエチルエーテル(95:5) 1
0L、ヘキサン−ジエチルエーテル(85:15) 15L の順に25
ml/分の流速で連続的に流下し、各フラクションごとに
集めた。集めたフラクションのうち、ヘキサン−ジエチ
ルエーテル(95:5)フラクションについて、ロータリーエ
バポレーターにより溶剤を留去することによって、脂肪
酸エチルエステル画分(DHA44.1%,EPA 14.5% )2.7gを
得た。このうちの2.5gを原料として、ラウリルアルコー
ル3.5gを加え(モル比1:2)、セラミックス担体(日本ガ
イシ(株)、SM-10)で固定化したリゾプス・デレマー
(Rhizopus delemar)のリパーゼ(田辺製薬(株)製、
タリパーゼ原末120,000U/g))0.25g および蒸留水を加
え、140振とう/分(振幅6cm)で往復振とうしながら、
再度24時間のアルコリシス反応(30℃)を行った。この
ときのアルコール交換率を実施例1と同様にして算出し
た結果、31.9%であった。未反応の脂肪酸エチルエステ
ル画分中の脂肪酸組成は、DHA 60.3% 、EPA 18.5% であ
り、DHAの回収率は94.2%であった。反応混液中の酸価を
測定したところ2.8であり、加水分解反応はほとんど起
こらなかった。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させてカツオ油エチルを得、さらに分子蒸留機を用い
てDHAおよびEPAを粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル
(DHA44.9%,EPA9.2%)を得た。この高度不飽和脂肪酸
エチル5gを原料として、ラウリルアルコール7gを加え
(モル比1:2)、セラミックス担体(日本ガイシ
(株)、SM-10)で固定化したリゾプス・デレマー(Rhi
zopus delemar)のリパーゼ(田辺製薬(株)製、タリ
パーゼ原末120,000U/g))0.5gおよび蒸留水0.1mlを加
えて、140振とう/分(振幅6cm)で往復振とうしなが
ら、30℃で24時間アルコリシス反応を行った。このとき
のアルコール交換率を実施例1と同様にして算出した結
果、32.4%であった。未反応の脂肪酸エチルエステル画
分中の脂肪酸組成はDHA62.3%、EPA15.0%であり、DHAの
回収率は93.9%であった。反応混液中の酸価を測定した
ところ3.5であり、加水分解反応はほとんど起こらなか
った。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させてカツオ油エチルを得、さらに尿素付加による方
法および分子蒸留機を用いた方法により、DHAおよびEPA
を粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチルエステル(DHA69.
5%,EPA6.9%)を得た。この高度不飽和脂肪酸エチルエス
テル5gを原料として、ラウリルアルコール7gを加え(モ
ル比1:2)、セラミックス担体(日本ガイシ(株)、SM-
10)で固定化したリゾプス・デレマー(Rhizopus delem
ar)のリパーゼ(田辺製薬(株)製、タリパーゼ原末12
0,000U/g))0.5gおよび蒸留水0.1mlを加えて、140振と
う/分(振幅6cm)で往復振とうしながら、30℃で24時
間アルコリシス反応を行った。このときのアルコール交
換率を実施例1と同様にして算出した結果、17.6%であ
った。未反応の脂肪酸エチルエステル画分中の脂肪酸組
成はDHA84.8%、EPA6.8%であり、DHAの回収率は99.3%で
あった。反応混液中の酸価を測定したところ3.3であ
り、加水分解反応はほとんど起こらなかった。
ラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化反
応させてカツオ油エチル(DHA22.7 %,EPA9.2%)を得
た。このカツオ油エチル1.5gを原料として、ラウリルア
ルコール10.5gを加え(モル比1:10)、リゾムコール・
ミーハイ(Rhizomucor miehei)の固定化リパーゼ(ノ
ボノルディスク(株)製、Lipozyme IM )0.5gを加え
て、140振とう/分(振幅6cm)で往復振とうしながら、
30℃で24時間アルコリシス反応を行った。このときのア
ルコール交換率を実施例1と同様にして算出した結果、
78.6%であった。未反応の脂肪酸エチルエステル画分中
の脂肪酸組成はDHA74.2%、EPA 6.4%であり、DHAの回収
率は70.0%であった。反応混液中の酸価を測定したとこ
ろ2.2であり、加水分解反応はほとんど起こらなかっ
た。
チラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化
反応させてカツオ油エチル(DHA22.7 %,EPA9.2%)を得
た。このカツオ油エチル1.5gを原料として、ラウリルア
ルコール10.5g を加え(モル比1:10)、セラミックス担
体(日本ガイシ(株)、SM-10)で固定化したリゾプス
・デレマー(Rhizopus delemar)のリパーゼ(田辺製薬
(株)製、タリパーゼ原末120,000 U/g))0.5gおよび
蒸留水0.1mlを加えて、140振とう/分(振幅6cm)で往
復振とうしながら、30℃で24時間アルコリシス反応を行
った。このときのアルコール交換率を実施例1と同様に
して算出した結果、61.7%であった。未反応の脂肪酸エ
チルエステル画分中の脂肪酸組成はDHA53.4%、EPA16.3%
であり、DHAの回収率は90.1%であった。反応混液中の酸
価を測定したところ2.4であり、加水分解反応はほとん
ど起こらなかった。
チラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化
反応させてカツオ油エチルを得、さらに尿素付加による
方法および分子蒸留機を用いた方法により、DHAおよびE
PAを粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル(DHA61.1%,EPA
8.3%)を得た。この高度不飽和脂肪酸エチル875gを原料
として、ラウリルアルコール1225g を加え(モル比1:
2)、リゾムコール・ミーハイ(Rhizomucor miehei)の
固定化リパーゼ(ノボノルディスク(株)製、Lipozyme
IM )80gを加えて、140rpmで撹拌しながら30℃で実施
例1のスケールアップ実験を行った。
ルコール交換率、未反応の脂肪酸エチルエステル画分中
のDHAおよびEPA含量、DHAの回収率をキャピラリーガス
クロマトグラフィーにより分析して下記の通り算出した
(表1)。
ところ3.0以下であり、加水分解反応はほとんど起こら
なかった。
チラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化
反応させてカツオ油エチルを得、さらに尿素付加による
方法および分子蒸留機を用いた方法により、DHAおよびE
PAを粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル(DHA61.1%,EPA
8.3%)を得た。この高度不飽和脂肪酸エチル875gを原料
として、ラウリルアルコール1225g を加えて、リゾムコ
ール・ミーハイ(Rhizomucor miehei)の固定化リパー
ゼ(ノボノルディスク(株)製、Lipozyme IM )80gを
加えて、140rpmで撹拌しながら、30℃で15時間アルコリ
シス反応を行った。この反応を30回まで繰り返して行っ
たときのアルコール交換率、未反応の脂肪酸エチルエス
テル画分中のDHAおよびEPA含量並びにDHAの回収率をキ
ャピラリーガスクロマトグラフィーにより分析して算出
した(表2)。
ところ3.0以下であり、加水分解反応はほとんど起こら
なかった。 〔実施例13〕実施例10の繰り返し反応で得られたアル
コリシス反応混液10.0kgについて、真空精留装置(日本
真空技術(株)、形式;FJ2900)を用いて反応混液中の
ラウリルアルコール(エタノールも含む)、ワックスエ
ステルおよび脂肪酸エチルエステル画分の分離実験を行
った。
rに保った真空タンクに仕込み、十分に脱ガスを行って
から、0.1torrの真空に保った薄膜式蒸留タンクに20L/h
rの割合で供給した。蒸留タンク内の蒸発面の温度は115
〜118℃とし、5.1kgの初留分を得た。
入し、精留塔内の真空度が0.1torr、塔底温度が
150〜153℃になるように操作した。精留塔の理論段
数は3段とし、塔頂部分を還流比1:2で還流し、主留分
として1.9kgの脂肪酸エチルエステル画分を得た。ま
た、塔底部から2.9kgの凝縮液を取り出した。
キャピラリーガスクロマトグラフィーにより分析したと
ころ、初留中のラウリルアルコール純度は98.1%であ
り、主留中のエチルエステル(脂肪酸組成中、DHA84.8
%, EPA3.9% であった。)は97.8%であった。なお、主留
中の2.2%の不純物はワックスエステルであった。また、
凝縮液はワックスエステルが99.1%であった。このよう
に、真空精留装置を用いることにより、反応混液から未
反応のエチルエステル画分を効率的に分離することがで
きた。このとき、初発エチルエステル原料中のDHA含量
に対するのDHA回収率は62.4%であった。
チラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化
反応させてカツオ油エチルを得、さらに尿素付加による
方法および分子蒸留機を用いた方法により、DHAおよびE
PAを粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル(DHA61.1%,EPA
8.3%)を得た。これにラウリルアルコールを3倍モル量
になるように加えた混合物200gを原料として、30℃の条
件下で、ガラスカラム(26mm×100mm)にリゾムコール
・ミーハイ(Rhizomucor miehei)の固定化リパーゼ
(ノボノルディスク(株)製、Lipozyme IM )8gを充填
した連続リアクター(ベットボリューム26mm×45mm)を
下記の流速で運転した。それぞれ反応混液中のアルコー
ル交換率、未反応の脂肪酸エチルエステル画分中のDHA
およびEPA含量、DHAの回収率をキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにより分析して下記の通り算出した(表
3)。
ところ3.0以下であり、加水分解反応はほとんど起こら
なかった。
チラートを触媒としてエタノール中でエチルエステル化
反応させてカツオ油エチルを得、さらに尿素付加による
方法および分子蒸留機を用いた方法により、DHAおよびE
PAを粗濃縮した高度不飽和脂肪酸エチル(DHA61.1%,EPA
8.3%)を得た。これにラウリルアルコールを3倍モル量
になるように加えた混合物を原料として、30℃の条件下
で、ガラスカラム(26mm×100mm)にリゾムコール・ミ
ーハイ(Rhizomucor miehei)の固定化リパーゼ(ノボ
ノルディスク(株)製、Lipozyme IM )8gを充填した連
続リアクター(ベットボリューム26mm×45mm)を8.9ml/
hの流速で90日間連続運転した。
グして、アルコール交換率、未反応の脂肪酸エチルエス
テル画分中のDHAおよびEPA含量並びにDHAの回収率をキ
ャピラリーガスクロマトグラフィーにより分析し、下記
の通り算出した(表4)。
ところ3.0以下であり、加水分解反応はほとんど起こら
なかった。本実施例に示した通り、カラム式の連続リア
クターを用いてもバッチ式反応で行ったものとほぼ同様
な値が得られた。連続運転を90日間行っても酵素に顕著
な失活は見られず、連続リアクター法でも十分に効率的
なアルコリシス反応が行えることがわかった。
酸エステルの精製方法が提供される。本発明は、ω−3
系高度不飽和脂肪酸エステルを収率よく高純度に精製で
きるため、医薬品、生化学試薬の創薬等に有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ω−3系高度不飽和脂肪酸を含有する長
鎖脂肪酸と低級アルコールとから構成される脂肪酸エス
テルを、リパーゼを用いて直鎖高級アルコールと選択的
アルコリシス反応させることを特徴とするω−3系高度
不飽和脂肪酸エステルの精製方法。 - 【請求項2】 ω−3系高度不飽和脂肪酸を含有する長
鎖脂肪酸と低級アルコールとから構成される脂肪酸エス
テルを、リパーゼを用いて直鎖高級アルコールと選択的
アルコリシス反応させ、得られる反応産物から脂肪酸エ
ステルを分画し、リパーゼを用いて再度直鎖高級アルコ
ールと選択的アルコリシス反応させることを特徴とする
ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法。 - 【請求項3】 リパーゼがリゾムコール属又はリゾプス
属に属する微生物由来のものである請求項1又は2記載
のω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法。 - 【請求項4】 ω−3系高度不飽和脂肪酸を含有する長
鎖脂肪酸が魚油由来のものである請求項1又は2記載の
ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法。 - 【請求項5】 ω−3系高度不飽和脂肪酸がドコサヘキ
サエン酸である請求項1又は2記載のω−3系高度不飽
和脂肪酸エステルの精製方法。 - 【請求項6】 脂肪酸エステルがエチルエステルである
請求項1又は2記載のω−3系高度不飽和脂肪酸エステ
ルの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31239996A JP3773315B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31239996A JP3773315B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10152693A true JPH10152693A (ja) | 1998-06-09 |
JP3773315B2 JP3773315B2 (ja) | 2006-05-10 |
Family
ID=18028783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31239996A Expired - Fee Related JP3773315B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3773315B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2350610A (en) * | 1999-06-01 | 2000-12-06 | Jfs Envirohealth Ltd | Preparation of pure unsaturated fatty acids |
JP2006506483A (ja) * | 2002-11-14 | 2006-02-23 | プロノヴァ・バイオケア・アーエス | リパーゼ触媒した海産油のエステル化 |
WO2009154369A3 (ko) * | 2008-06-20 | 2010-03-11 | 에이케이바이오텍 주식회사 | 오메가-3계 고도불포화 지방산의 고순도 정제방법 |
WO2015029364A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 備前化成株式会社 | 高純度オメガ3系脂肪酸エチルエステルの生産方法 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP31239996A patent/JP3773315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2350610A (en) * | 1999-06-01 | 2000-12-06 | Jfs Envirohealth Ltd | Preparation of pure unsaturated fatty acids |
JP2006506483A (ja) * | 2002-11-14 | 2006-02-23 | プロノヴァ・バイオケア・アーエス | リパーゼ触媒した海産油のエステル化 |
EP2602308A3 (en) * | 2002-11-14 | 2014-04-02 | Pronova BioPharma Norge AS | Lipase-catalysed esterification of marine oil |
WO2009154369A3 (ko) * | 2008-06-20 | 2010-03-11 | 에이케이바이오텍 주식회사 | 오메가-3계 고도불포화 지방산의 고순도 정제방법 |
WO2015029364A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 備前化成株式会社 | 高純度オメガ3系脂肪酸エチルエステルの生産方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3773315B2 (ja) | 2006-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4236128B2 (ja) | 精油組成物 | |
Iwasaki et al. | Enzymatic synthesis of structured lipids | |
JP4530311B2 (ja) | リパーゼを用いたグリセライドの製造方法 | |
Shimada et al. | Purification of docosahexaenoic acid by selective esterification of fatty acids from tuna oil with Rhizopus delemar lipase | |
JP5204776B2 (ja) | Epa濃縮油およびdha濃縮油の製造方法 | |
Shimada et al. | Production of structured lipid containing docosahexaenoic and caprylic acids using immobilized Rhizopus delemar lipase | |
RU96118495A (ru) | Рафинирование масляных композиций | |
JP2006506483A5 (ja) | ||
JP2006506483A (ja) | リパーゼ触媒した海産油のエステル化 | |
JP2516860B2 (ja) | 濃縮された高度不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法 | |
CN112513235B (zh) | 用于生产甘油二酯的方法 | |
Irimescu et al. | Enzymatic synthesis of 1, 3-dicapryloyl-2-eicosapentaenoylglycerol | |
JPH04504659A (ja) | トリグリセリドの製造方法およびトリグリセリド組成物 | |
JP5753963B1 (ja) | 低級アルコール脂肪酸エステル化物含有組成物の製造方法および低級アルコール脂肪酸エステル化物含有組成物 | |
JPH0416519B2 (ja) | ||
JP3072022B2 (ja) | ジグリセリドの製造法 | |
JP3840459B2 (ja) | グリセリドおよびその製造方法 | |
Irimescu et al. | Comparison of acyl donors for lipase‐catalyzed production of 1, 3‐dicapryloyl‐2‐eicosapentaenoylglycerol | |
JP3773315B2 (ja) | ω−3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法 | |
WO2008093378A1 (en) | Process of selective enzymatic enrichment of a mixture containing omega-3 | |
JP2010229114A (ja) | 高純度長鎖不飽和脂肪酸メントールエステルの製造方法 | |
JPS60234588A (ja) | 長鎖高度不飽和脂肪酸アルコ−ルエステルの製造法 | |
JPH08214891A (ja) | 高度不飽和脂肪酸含有トリグリセリドを含む油脂の製造方法 | |
JP2020174570A (ja) | 高度不飽和脂肪酸及び中鎖脂肪酸含有トリグリセリドの製造方法 | |
JP3880095B2 (ja) | 高度不飽和脂肪酸の精製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140224 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |