JPH10152047A - 乗り合い車両 - Google Patents

乗り合い車両

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JPH10152047A
JPH10152047A JP32454396A JP32454396A JPH10152047A JP H10152047 A JPH10152047 A JP H10152047A JP 32454396 A JP32454396 A JP 32454396A JP 32454396 A JP32454396 A JP 32454396A JP H10152047 A JPH10152047 A JP H10152047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
floor
chair
seat surface
chairs
Prior art date
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Pending
Application number
JP32454396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Takemoto
義徳 竹本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の座席が確保できると共に、混雑緩和に
も有効な大量輸送が可能な乗り合い車両を提供する。 【解決手段】 腰掛ける部分、すなわち座席面2が床上
70cm以上、例えば80cmとなるように支柱3によ
って支持された一人掛け用の椅子1を、一方の側壁10
に沿って50cm以下、例えば35cmのピッチで列設
し、他方の側壁20には座席面2の高さが例えば40c
mの長椅子8を設置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電車やバスなど
の乗り合い車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両として、図3に示したよう
に長手方向に延設された二つの側壁10・20の内面そ
れぞれ沿って、複数、例えば4人が並んで腰掛けること
ができる長椅子8を、内側に向いて腰掛けることができ
るように配置し、対向設置した長椅子8同士の間に通路
30を設けるようにした車両100Xが周知であり、主
に大都市の近郊電車として使用されている。
【0003】車両100Xが大都市の近郊電車として使
用されている理由は、乗降口40が多く採れて乗降に要
する時間が短縮できることと、広い通路30が確保で
き、ここに大勢の乗客が乗れるために、大量輸送と混雑
緩和が図れることにある。
【0004】しかし、この車両100Xにおいては、例
えば4人掛けとして製作した長椅子8を列設して8人掛
け用として設置しても、マナーの悪い乗客が一人でもい
ると7人しか座れなかったり、ひどい場合には6人しか
座れないこともある。
【0005】このような場合は、通路30における人の
混雑が増し、所定の輸送人員が確保できなくなるばかり
でなく、マナーの悪い人の前に立っていると「この人が
もう少し何方かに寄ってくれれば私が座れるのに」など
と思って苛々し、ストレスが溜ると云った不都合もあ
る。
【0006】このため、4人/4人、あるいは4人/3
人と分かれて座れるように、長椅子8・8同士の間に破
線で示す仕切板9を設置したり、一人が座れる広さの凹
部を座席面に列設し、その凹部に一人づつ座れば目標と
する人数が丁度座れるようにするなどの工夫がなされて
いる。
【0007】しかし、このような工夫をしても、仕切板
9で区切って4人づつ座るようにした長椅子8に今度は
3人づつしか座らなかったり、凹部を無視して座る人も
いて、設計通りに乗客を座らせると云った目標は達成さ
れていない。
【0008】また、足を組んで座ったり、足を投げ出し
て座るマナーの悪い乗客もいて、通路30に立つ人が長
椅子8から離れる傾向にあり、通路30に期待した輸送
人員が一層確保できなくなると云った問題点もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、多数の座
席が確保できると共に、大量輸送が可能で混雑緩和にも
有効であり、しかも乗客が気持ち良く乗れる車両の開発
が期待されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、対峙して長手方向に延設された二
つの側壁の少なくとも一方の側壁の内面に沿って、座席
面の高さが床上70cm以上あるか、床上70cm以上
に調節し得る椅子を列設するようにした第1の構成の乗
り合い車両と、
【0011】前記第1の構成の乗り合い車両において、
座席面の高さが床上70cm以上あるか、床上70cm
以上に調節し得る椅子を、車両の長手方向に向けて50
cm以下のピッチで列設するようにした第2の構成の乗
り合い車両と、を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1・図2に基づいて本発
明の一実施形態を説明する。なお、理解を容易にするた
め、これらの図においても前記図3において説明した部
分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付し
た。
【0013】本発明になる車両100は、一方の側壁1
0側では、一人当たりの所要床面積の減少を図るため
に、起立に近い状態で腰掛けることができるように、腰
掛ける部分、すなわち座席面2が床上70cm以上、例
えば80cmとなるように支柱3により支持された一人
掛け用の椅子1を、車両の長手方向を向いて座れるよう
に50cm以下、例えば35cmのピッチで列設し、他
方の側壁20には座席面2の高さが例えば40cmであ
る従来周知の長椅子8を設置する。
【0014】なお、椅子1の座席面2は、臀部を軽く乗
せることができる程度に、例えば横幅を20cm、前後
幅を10cmの大きさに形成する。
【0015】したがって、椅子1の座席面2には深く腰
掛けることができないし、座席面2は床上80cmの位
置にあって、腰掛けた大半の乗客の足は、足先が床50
に届いたとしても足裏全体は届かず(日本人の場合)、
膝から先の足は前方ではなく下方に向くようになるの
で、座席数を増やすために前方の椅子1との間隔を前記
のように狭めて列設しても、乗客の足が前の椅子1にぶ
つかると云った不都合は生じない。
【0016】しかも、椅子1に腰掛けている乗客の足は
車両100の長手方向に向き、車両の内側には向かない
ので、通路30が広く採れる。このため、通路30に多
くの人が乗れるようになり、輸送人員の増加と共に混雑
緩和にも寄与する。
【0017】なお、他方の側壁20に沿って低い長椅子
8を設けてあるので、背の低い人、太った人、ゆれなど
に対応し難い年配者は長椅子8を利用することができ
る。
【0018】椅子1としては、ばね・油圧・エアー・螺
子・モータなど、適宜の駆動力を利用した昇降機構を備
え、座席面2の高さが自在に調節できるものであっても
勿論構わないし、むしろこのような機構を備えた椅子で
あることが好ましい。このような椅子であれば、背の低
い人も高い人も座席面2を自分に適した高さに調節して
腰掛けることができる。
【0019】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れないので、特許請求の範囲に記載の趣旨に沿って各種
の変形実施が可能である。
【0020】例えば、図2に破線で示したように、背も
たれ4を椅子1に設けるようにしても良い。このように
背もたれ4を設ける場合は、ずり落ちないように座席面
2の前後方向の幅を広くする必要がある。そして、背も
たれ自体、もしくは背もたれが座席面2と共に回転移動
可能に設けて、車両100が何れの方向に進んでも進行
方向に向いて腰掛けることができるようにすることもで
きる。
【0021】また、乗客が通路30の方を向いて腰掛け
るように、椅子1を列設することも可能である。椅子1
をこのように設置しても、腰掛けた乗客の足は前方に投
げ出されることがないので(特に、座席面2の高さが床
上70cm以上に固定された椅子の場合)、従来のよう
に通路30が狭くなると云った不都合は生じない。
【0022】また、支柱3の下部などに適宜の踏み台5
を取り付けて、高めに設置する座席面2に簡単に腰掛け
ることができるようにすることも可能である。このよう
に踏み台5を設けると、座席面2の高さを床上70cm
以上に固定して設ける椅子の場合の着席/起立時に特に
有効である。
【0023】また、側壁10・20の両側に、ピッチが
異なるように椅子1を列設し、太った人は広いピッチで
列設した側の椅子1に座るようにすることもできる。こ
のように椅子1を両方の側壁に沿って列設すると、片側
に長椅子8を設置した車両100より通路30をさらに
広げることができるので、混雑の緩和と輸送力の一層の
増強が図れる。
【0024】また、座席面2の例えば前側1/4程度を
僅かに前下がりに傾斜させ、乗客の足が一層下向きにな
るようにして、椅子1の列設ピッチがさらに狭められる
ようにしても良いし、椅子1に腰掛けたときの安定性を
高めるために、掴み棒などを添設したり、足置き台など
設けるようにすることもできる。
【0025】さらに、椅子1は二人掛け用とすることな
ども可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の乗り合い車
両によれば、中央の通路部が広がるので、過密ダイヤの
ために電車の増発がままならなくなり、混雑緩和のため
には椅子のない車両の投入まで考慮すべき深刻な事態に
至っている都市交通における混雑の緩和と、輸送人員の
大幅な増加が図れる。
【0027】そして、従来の車両と同等以上の座席が確
保できると共に、足を投げ出すスペースがないので、マ
ナーの悪い乗客も決められたスペースにきちんと座る以
外になく、社内の秩序が保たれる。このため、マナーの
悪い乗客の座り方を目にして苛々し、ストレスが溜ると
云ったこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の説明図である。
【図2】椅子の列設状態を示す説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 椅子 2 座席面 3 支柱 4 背もたれ 5 踏み台 8 長椅子 9 仕切板 10・20 側壁 30 通路 40 乗降口 50 床 100 車両

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対峙して長手方向に延設された二つの側
    壁の少なくとも一方の側壁の内面に沿って、座席面の高
    さが床上70cm以上あるか、床上70cm以上に調節
    し得る椅子を列設したことを特徴とする乗り合い車両。
  2. 【請求項2】 座席面の高さが床上70cm以上ある
    か、床上70cm以上に調節し得る椅子が、車両の長手
    方向に向けられて50cm以下のピッチで列設されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の乗り合い車両。
JP32454396A 1996-11-20 1996-11-20 乗り合い車両 Pending JPH10152047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32454396A JPH10152047A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 乗り合い車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32454396A JPH10152047A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 乗り合い車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10152047A true JPH10152047A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18166988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32454396A Pending JPH10152047A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 乗り合い車両

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JP (1) JPH10152047A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138782A (ja) * 1999-11-11 2001-05-22 Kinki Nippon Railway Co Ltd 車両用の長椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138782A (ja) * 1999-11-11 2001-05-22 Kinki Nippon Railway Co Ltd 車両用の長椅子

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