JPH10151111A - 送気装置 - Google Patents

送気装置

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JPH10151111A
JPH10151111A JP8313874A JP31387496A JPH10151111A JP H10151111 A JPH10151111 A JP H10151111A JP 8313874 A JP8313874 A JP 8313874A JP 31387496 A JP31387496 A JP 31387496A JP H10151111 A JPH10151111 A JP H10151111A
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JP
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gas
pressure
gas supply
supply source
connection
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JP8313874A
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English (en)
Inventor
Takeo Usui
健夫 碓井
Kenji Noda
賢司 野田
Satoshi Takekoshi
聡 竹腰
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる圧力レベルの気体供給源に接続でき、
安全性に優れ、かつ容易に腹腔内を所望の設定圧力に設
定する。 【解決手段】 接続ホース5は、施設のCO2供給コネ
クタに接続されるソケット9と気腹装置1の接続コネク
タ6に接続されるソケット10とを両端に備え、これら
ソケット9、10にはそれぞれバルブが内蔵されてい
る。また、接続ホース3の両端にもバルブをそれぞれ内
蔵した、接続コネクタ4に接続されるソケット及びCO
2ボンベ2に接続されるプラグが設けられている。さら
に、接続コネクタ4及び接続コネクタ6にもそれぞれバ
ルブが内蔵されている。これらの内蔵したバルブは、接
続されない開放状態では流路が閉止され、ガス流出を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送気装置、更に詳し
くは内部管路への気体供給源からの気体供給の制御部分
に特徴のある送気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、腹腔内において、例えば内視
鏡観察下で医療処置を行なう場合、処置する腹腔内に炭
酸ガス等の気体を注入し、処置対象の腹腔内部を拡張さ
せ処置に必要な観察視野を確保し、処置課程が十分把握
できるように、前記の気体を腹腔内に供給することので
きる気腹装置が使用されている。
【0003】このような気腹装置では、ガスボンベ等の
気体供給源からの気体を弁や減圧器等を用いて圧力制御
を行い、腹腔内を設定圧力に保つようになっている。
【0004】例えば、特開平5−329098号公報で
は、2つのガスボンベを並列に逆止弁を介して接続し、
この2つのガスボンベを気体供給源として気体を入力し
設定圧力に保ちながら腹腔内を拡張する気腹装置が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
特開平5−329098号公報等のように気体供給源と
してはガスボンベのみを対象としていたが、最近では、
病院等の施設において、酸素供給などと同様、炭酸ガス
等の気体も集中管理を行い、各手術室の壁のコネクタか
ら使用できるように配管されている施設がある。このよ
うな配管施設からのガスの供給では、ガスボンベの供給
圧力(例えば約60kgf/cm2 )と比較して、低圧
の供給圧力、例えば約4kgf/cm2 の圧力で供給さ
れる。
【0006】ところが、前述のように特開平5−329
098号公報のような従来の気腹装置ではガスボンベに
よる供給のみを前提にしているため、このような配管施
設からの低圧の供給源を考慮してはいないため、配管施
設からの気体をそのまま使用すると、ガス圧力の違いに
より腹腔内を設定圧力に保つことができず、処置対象の
腹腔内部を拡張させ処置に必要な観察視野を確保するこ
とができないといった問題がある。
【0007】また、低圧用の気腹装置も考えられるが、
高圧用と低圧用の気腹装置を準備する必要があり、設備
面でのコスト問題になる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、異なる圧力レベルの気体供給源に接続でき、安
全性に優れ、かつ容易に腹腔内を所望の設定圧力に設定
できる送気装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の送気装置は、気
体供給源からの気体を気腹管を介して腹腔内に注入する
送気装置において、異なる圧力の気体を供給する少なく
とも2つの前記気体供給源と接続するための少なくとも
2つの入力接続口金と、前記少なくとも2つの入力接続
口金に接続した少なくとも2つの内部管路と、前記気体
供給源のうち高圧の前記気体供給源の圧力を低圧の前記
気体供給源の圧力レベルに減圧する第1の減圧手段と、
前記低圧の気体供給源からの気体及び前記第1の減圧手
段を介した気体を入力し、所定の圧力まで減圧する第2
の減圧手段とを備えて構成される。
【0010】本発明の送気装置では、前記入力接続口金
が前記気体供給源と接続されたときのみ、前記内部管路
との接続状態を連通状態とし、前記気体を前記内部管路
に導くことで、異なる圧力レベルの気体供給源に接続で
き、安全性に優れ、かつ容易に腹腔内を所望の設定圧力
に設定することを可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0012】図1は本発明の第1の実施の形態に係る気
腹装置の構成を示す構成図である。
【0013】(構成)図1に示すように、第1の実施の
形態の気腹装置1は、第1の気体供給源としてのCO2
ボンベ2からの高圧、例えば約60kgf/cm2の高
圧CO2ガスを接続ホース3を介して接続する接続コネ
クタ4と、第2の気体供給源としての病院等の施設の壁
に設置されているCO2供給コネクタ(図示せず)から
の低圧、例えば約4kgf/cm2 の低圧CO2ガスを
接続ホース5を介して接続する接続コネクタ6とを備
え、高圧CO2ガス及び低圧CO2ガスに対して設定パネ
ル7により設定された圧力に圧力制御を行い、この設定
された圧力の気体を送気口金8に接続される図示しない
チューブ先端に設けている気腹針やトラカール等より患
者体内までガスを送気するようになっている。
【0014】接続ホース5は、病院等の施設の壁に設置
されているCO2供給コネクタ(図示せず)に接続され
るソケット9と気腹装置1の接続コネクタ6に接続され
るソケット10とを両端に備え、これらソケット9及び
ソケット10にはそれぞれバルブ(図示せず)が内蔵さ
れている。また、同様に、接続ホース3の両端にもバル
ブ(図示せず)をそれぞれ内蔵した、接続コネクタ4に
接続されるソケット(図示せず)及びCO2ボンベ2に
接続されるプラグ(図示せず)が設けられている。さら
に、接続コネクタ4及び接続コネクタ6にもそれぞれバ
ルブ(図示せず)が内蔵されている。
【0015】なお、図示しないこれらの内蔵したバルブ
は、接続されない開放状態では流路が閉止され、ガス流
出を防止するようになっている。
【0016】そして、気腹装置1では、CO2ボンベ2
からの高圧CO2ガスがCO2ボンベ2のボンベ内圧力を
測定するボンベ圧センサ21及び1次減圧器22の入力
側とにチューブ23により接続されている。ここで、1
次減圧器22は、CO2ボンベ2に封入されている約6
0kgf/cm2 の高圧CO2ガスを、約4kgf/c
2 程度に減圧して出力するようになっている。
【0017】1次減圧器22の出力は、チューブ24を
介し閉止バルブ25に送られ、閉止バルブ25を経由し
てチューブ26を介し2次減圧器27の入力側に送ら
れ、さらに、チューブ28を介し2次減圧器26の出力
ガスがダンパ29に、ダンパ29からチューブ30を介
しガス流量を測定する流量センサ31に、流量センサ3
1からチューブ32を介し電磁弁マニホールド33に順
次送られ、電磁弁マニホールド33を経由してチューブ
34を介して送気口金9に導かれるようになっている。
また、電磁弁マニホールド33にはチューブ35を介し
圧力センサ36が接続されており、2次減圧器27によ
り減圧された出力の圧力を測定するようになっている。
【0018】ここで、2次減圧器27では、1次減圧器
22で減圧された約4kgf/cm2 程度のCO2ガス
を50〜100mmHgまで減圧し、ダンパ29は2次
減圧器27によるCO2ガスの圧力振動を吸収する働き
をしている。
【0019】一方、病院等の施設によって集中して管理
されれているCO2ガスを供給する配管の出力部である
図示しないCO2供給コネクタからの約4kgf/cm2
程度の低圧CO2ガスは、接続ホース5を接続すること
により接続コネクタ6より入力し、チューブ37を介し
オイル成分やゴミなどを除去するためのフィルタ38を
経由して、チューブ24により閉止バルブ25に出力さ
れるようになっている。
【0020】また、チューブ24によりフィルタ38の
出力は、圧力センサ39にも出力されており、圧力セン
サ39がフィルタ38を介した低圧CO2ガスのガス圧
を測定するようになっている。
【0021】上記のボンベ圧センサ21、圧力センサ3
6、39及び流量センサ31の各検出出力は、それぞれ
制御回路41に電気的に出力されており、閉止バルブ2
5、電磁弁マニホールド33を駆動信号により駆動する
駆動回路42を制御するようになっている。
【0022】また、制御回路41は設定パネル7を制御
するパネルコントローラ43に接続され、設定パネル7
によって各種スイッチ入力に基づき、設定パネル7にお
ける測定値設定値等の表示を制御するようになってい
る。
【0023】なお、気腹装置1では、電源プラグを図示
しない例えば商用電源コンセントに接続することで電力
を得ており、電源スイッチ45により供給(ON/OF
F)制御を行い、電源回路46により内部電源に適した
電力に変換し、制御回路41や駆動回路42等に電力を
供給するようにっている。
【0024】(作用)次に、このように構成された本実
施の形態の作用について説明する。
【0025】使用する病院等の施設に低圧CO2ガスを
供給する配管があり接続ホース5のCO2供給コネクタ
が設置されている場合には、術者は接続ホース5のソケ
ット9をCO2供給コネクタに接続し他方のソケット1
0を気腹装置1の接続コネクタ6に接続して4kgf/
cm2 の低圧CO2ガスを気腹装置1に導く。このと
き、接続コネクタ4では接続ホース3のCO2ボンベ2
に接続されるプラグが接続されないので、開放状態とな
り接続コネクタ4内のプラグが閉じ、フィルタ38及び
1次減圧器22を通した接続コネクタ6からの低圧CO
2ガスの逆流によるCO2ガスの流出を防止している。
【0026】逆に、使用する病院等の施設に低圧CO2
ガスを供給する配管が無い場合は、術者は接続コネクタ
4に接続ホース3を接続し接続コネクタ6を開放する
が、接続コネクタ6の内部バルブが閉じ、接続コネクタ
4からのCO2ボンベ2の高圧CO2ガスの逆流を防止す
る。
【0027】CO2ボンベ2からの約60kgf/cm2
の高圧CO2ガスはチューブ23により1次減圧器22
に送られ、1次減圧器22で減圧されチューブ24によ
り閉止バルブ25へ導かれる。
【0028】なお、CO2供給コネクタからは、1次減
圧器8の出力値とほぼ同程度の圧力(4kgf/cm
2 )でチューブ24に接続されているので、CO2ボン
ベ2、CO2供給コネクタのどちらを接続しても、閉止
バルブ25からのチューブ26を介した2次減圧器27
へのCO2ガスの入力圧は変わらない。
【0029】2次減圧器27から出たCO2ガスは、チ
ューブ28、ダンパ29及びチューブ30を介し流量セ
ンサ31を通過し、流量センサ31で流量を計測され
る。
【0030】このとき、術者により所望の流量及び腹腔
圧力が設定パネル7を用いて設定されており、制御回路
41は、設定パネル7の設定値と、流量センサ31及び
圧力センサ36の測定値から、電磁弁マニホールド33
の適切な開閉時間を決定し、駆動信号を駆動回路43へ
送出する。これにより、電磁弁マニホールド33の開閉
は制御され、CO2ガスが送気口金8から患者腹腔へ送
られる。
【0031】(効果)このように本実施の形態の気腹装
置1では、使用する病院等の施設に応じて術者が選択的
に圧力レベルの異なる2つのCO2ガス源を接続するこ
とができ、接続コネクタ4及び接続コネクタ6に内蔵さ
れているバルブにより未接続時におけるCO2ガスの逆
流を防ぐと共に、圧力レベルの異なる2つのCO2ガス
源を切り換える切換操作を行うことなく所望の腹腔圧力
で患者腹腔を拡張することを可能とする。
【0032】図2ないし図4は本発明の第2の実施の形
態に係わり、図2は気腹装置の構成を示す構成図、図3
は図2の設定パネルの構成を示す構成図、図4は図2の
設定パネルの変形例の構成を示す構成図である。
【0033】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0034】(構成)本実施の形態では、接続ホース5
の両端に設けられるソケット9a、10a及び接続コネ
クタ6aにはバルブは内蔵されておらず、常に流路が開
放されている。また、接続コネクタ4aにもバルブは内
蔵されておらず、常に流路が開放されている。
【0035】ここで、接続コネクタ6a、4aは接続部
の呼び径の異なるものを使用しており、間違えて接続す
ることはない。なお、接続コネクタ6aには接続、コネ
クタ4aと異なる形状のもの、例えば市販のワンタッチ
コネクタを使用しても良い。
【0036】接続コネクタ6aは、チューブ51により
電磁弁52に接続され、電磁弁52の出力側がチューブ
24に接続されている。同様に、接続コネクタ4aは、
チューブ53により電磁弁54に接続され、電磁弁54
の出力側がチューブ23に接続されている。
【0037】接続コネクタ6a及び接続コネクタ4aに
は、接続ホース5及び接続ホース3との接続状態を検出
するマイクロスイッチからなる検出部55、56がそれ
ぞれ設けられている。なお、図示では省略しているが、
電磁弁52、54及び検出部55、56はそれぞれ制御
回路41に接続されている。
【0038】接続ホース5及び接続ホース3の各ソケッ
トが接続コネクタ6a、接続コネクタ4aに接続された
場合、検出部55、56の出力がONとなって、この信
号が制御回路41に出力されるようになっている。そし
て、制御回路41では、検出部55、56からのON/
OFF信号に基づいて、電磁弁52、54の開閉制御を
行うようになっている。
【0039】つまり、制御回路41は、検出部55、5
6からのON/OFF信号に基づき、例えば検出部55
がONのときは電磁弁52を開き、OFFのときは電磁
弁52を閉じるように制御する。同様に、検出部56が
ONのときは電磁弁54を開き、OFFのときは電磁弁
54を閉じるように制御する。なお、検出部55、56
が共にONのときは、先に接続された方を優先し、制御
回路41は電磁弁52、54を制御する。
【0040】図3に示すように、本実施の形態の設定パ
ネル7では、供給源である配管及びCO2ボンベ2を示
すLED61、62が、それぞれ配管圧、ボンベ圧の表
示及び単位表示の近辺に配置されている。単位表示は、
配管圧に対しては「kgf/cm2」であって、ボンベ
圧に対しては「MPa」となっている。また、LED6
3A〜63Lは圧力を示すバーグラフとして直線に配列
されている。LED63Aから1個のLEDにつき数量
0.5づつが対応し、LED63Lでは数量6となる。
【0041】その他、腹腔圧の表示用としてバーグラフ
LED64及び数値表示LED65、流量表示用として
バーグラフLED66及び数値表示LED67、積算流
量表示用としての数値表示LED68、設定・操作用ス
イッチ71〜80が配置されている。
【0042】そして、設定パネル7では、例えば接続ホ
ース5がコネクタ6aに取り付けられると、検出部55
によりその接続が検出され、制御回路41がLED61
を点灯させ術者に接続ホース5が接続されていることを
知らしめる。また、制御回路41は圧力センサ15の出
力信号を取り込み、その測定値に基づきLED63A〜
63Lを点灯表示させる。例えば、測定結果が「4kg
f/cm2 」だった場合には、LED63A〜63Hま
でを点灯して表示する。
【0043】同様に、接続ホース3が接続された場合
は、LED62が点灯して、さらにボンベ圧センサ21
の出力値によりLED63A〜63Lが点灯してボンベ
圧測定値を表示される。
【0044】また、一方の接続ホースが接続された状態
で2本目の接続ホースを接続した場合は、先に接続した
ホースが優先されるので、先に接続された接続ホースに
対応した表示が行われる。
【0045】この結果、本実施の形態では、設定パネル
7により複数のCO2ガス入力経路を持つ気腹装置にお
いて、接続されているCO2ガス入力経路とその圧力を
容易に確認することができるようになっている。
【0046】その他の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。
【0047】(作用)次に、このように構成された本実
施の形態の作用について説明する。
【0048】検出部55、56は、接続コネクタ6a及
び接続コネクタ4aに接続ホース5及び接続ホース3が
接続されていない状態では出力がOFFになっており、
制御回路41はその信号を受け、電磁弁52、54を閉
じたままにする。
【0049】接続コネクタ6a、接続コネクタ4aのい
ずれか、または両方の接続ホース5、接続ホース3が接
続されて、検出部55、56の出力がONとなると、制
御回路41はその信号を受け、ONとなった方の電磁弁
を開く。
【0050】これにより、接続ホースを接続したときの
み管路が開くようになり、一方の接続コネクタが開いて
いるときに他方の接続コネクタからのCO2ガスの流出
を防止する。
【0051】また、コネクタ6a、4aは互いに形状あ
るは径が異なるので、互いに異なる接続ホースを接続す
ることはできない。
【0052】(効果)このように本実施の形態では、第
1の実施の形態の効果に加え、それぞれの圧力の専用管
路の開閉を制御する電磁弁をとすることで、より適した
動作をさせることが容易になる。
【0053】なお、設定パネル7を図3に示すように構
成するとしたが、LED61、62及びLED63A〜
63Lの代わりに、例えば図4に示すように、ガス残量
の「有り」を示すLED91、「無し」を表すLED9
2、供給源を示すLED93、94を配置して構成して
もよい。
【0054】図4の設定パネル7の場合、例えば接続ホ
ース5がコネクタ6aに取り付けられると、検出部55
が接続を検出し、制御回路41がLED94を点灯し
て、術者に気腹装置1がCO2供給コネクタと接続され
ていることを知らしめる。また、制御回路41は圧力セ
ンサ39の出力信号を取り込み、例えば測定値が2kg
f/cm2 以上であればLED91を点灯させ、それを
下回った場合にはLED91を消しLED92を点灯さ
せ、注意を促す。
【0055】同様に、接続ホース3がコネクタ22に接
続した場合には、検出手部56からの信号に基づきを制
御回路16がLED93を点灯させ、気腹装置1にCO
2ボンベ2が接続していることを術者に認知させる。ま
た、制御回路はボンベ圧センサ21からのCO2ボンベ
2の圧力信号に基づき、その値が例えば15kgf/c
2 だった場合はLED91を、それ以下の時はLED
92をそれぞれ点灯させる、注意を促す。
【0056】いずれの場合もLED92が点灯するとき
は、制御回路41は図示しないスピーカ等により警告音
を発して術者に注意を促す。
【0057】従って、図4の設定パネル7でも、複数の
ガス入力経路を持つ気腹装置において、接続されている
ガス供給源の種類と、そのガス源の残量を有無を容易に
確認することができる。
【0058】図5ないし図7は本発明の第3の実施の形
態に係わり、図5は気腹装置の構成を示す構成図、図6
は図5の設定パネルの構成を示す構成図、図7は図5の
管路切換部の構成を示す構成図である。
【0059】第3の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0060】(構成)図5に示すように、本実施の形態
の気腹装置本体101は、CO2ボンベ2及び施設配管
のガス供給口102との両方とに接続ホースを介して接
続される。ここで、それぞれの供給圧は通常6MPa及
び0.4MPaである。
【0061】それぞれの供給源に接続された管路10
3、104は、装置内部の管路切換部105に接続され
ている。管路切換部105には、後述する一般的な3方
向電磁弁が配されており、この3方向電磁弁は電気的に
制御回路41からの制御信号により制御されるようにな
っている。また、操作パネル107上にはガス供給源選
択スイッチ108が設けられている。
【0062】図6に示すように、操作パネル107に
は、前述のガス供給源選択スイッチ108が設けられて
おり、ガス供給源選択スイッチ108によってガス供給
源をCO2ボンベ2か、施設配管のガス供給口102か
を術者が選ぶことができるようになっている。また、ガ
ス供給源選択スイッチ108の上方には、LED10
9、110を配置されており、点灯により選択されてい
る管路を示すようになっている。さらに、LED10
9、110の上方に設けられるバーグラフ111、11
2は、管路の選択に応じて、選択された側のバーグラフ
を点灯して圧力を表示するようになっている。
【0063】図7に示すように、管路切換部105は、
1次減圧器22、3方向電磁弁115及び2次減圧器2
7とにより構成されている。
【0064】その他の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。
【0065】(作用)次に、このように構成された本実
施の形態の作用について説明する。
【0066】操作パネル107において、例えばガス供
給源選択スイッチ108によりCO2ボンベ2を選ぶこ
とによって、制御回路41が3方向電磁弁115に対し
てCO2ボンベ2側の管路103が導通するような制御
信号を送り制御する。その結果、CO2ボンベ2側の管
路が導通され、CO2ボンベ2から約6MPaのガスが
供給される。このときCO2ボンベ2からの約6MPa
のCO2ガスは1次減圧器22により約0.4MPaの
CO2ガスとなって2次減圧器27に送られ、2次減圧
器27により80から100mmHgに減圧され体腔へ
と送られる。
【0067】また逆に、ガス供給源選択スイッチ108
で施設配管側を選ぶと、施設配管側の管路104が導通
され約0.4MPaのガスが2次減圧器27に供給され
る。
【0068】(効果)このように本実施の形態では、第
1の実施の形態の効果に加え、ガス供給源選択スイッチ
108で供給源を選択することで1つの3方向電磁弁1
15により、どちらかの供給源が接続されているか、あ
るいは使えるかを検出することなく、安価かつ容易に所
望のCO2ガスを確実に得ることができる。
【0069】[付記] (付記項1) 気体供給源からの気体を気腹管を介して
腹腔内に注入する送気装置において、異なる圧力の気体
を供給する少なくとも2つの前記気体供給源と接続する
ための少なくとも2つの入力接続口金と、前記少なくと
も2つの入力接続口金に接続した少なくとも2つの内部
管路と、前記気体供給源のうち高圧の前記気体供給源の
圧力を低圧の前記気体供給源の圧力レベルに減圧する第
1の減圧手段と、前記低圧の気体供給源からの気体及び
前記第1の減圧手段を介した気体を入力し、所定の圧力
まで減圧する第2の減圧手段とを備え、前記入力接続口
金は、前記気体供給源と接続されたときのみ、前記内部
管路との接続状態を連通状態とし、前記気体を前記内部
管路に導くことを特徴とする送気装置。
【0070】(付記項2) 気体供給源からの気体を気
腹管を介して腹腔内に注入する送気装置において、異な
る圧力の気体を供給する少なくとも2つの前記気体供給
源と接続するための少なくとも2つの入力接続口金と、
前記少なくとも2つの入力接続口金に接続した少なくと
も2つの内部管路と、前記気体供給源のうち高圧の前記
気体供給源の圧力を低圧の前記気体供給源の圧力レベル
に減圧する第1の減圧手段と、前記低圧の気体供給源か
らの気体及び前記第1の減圧手段を介した気体を入力
し、所定の圧力まで減圧する第2の減圧手段と、前記入
力接続口金と前記気体供給源との接続状態を検出する接
続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づき、
前記入力接続口金が前記気体供給源と接続されたときの
み、前記入力接続口金と前記内部管路との接続状態を連
通状態とし、前記気体を前記内部管路に導く気体導通制
御手段とを備えたことを特徴とする送気装置。
【0071】(付記項3) 少なくとも2つの前記入力
接続口金は、互いに異なる形状をしていることを特徴と
する付記項1または2に記載の送気装置。
【0072】(付記項4) 少なくとも2つの前記入力
接続口金のうち少なくとも1つは、ワンタッチコネクタ
であることを特徴とする付記項3に記載の送気装置。
【0073】(付記項5) 前記気体供給源からの気体
の圧力を表示する圧力表示手段と、前記入力接続口金と
前記内部管路との接続状態を表示する接続状態表示手段
とのうち少なくとも一方を備えた表示手段を設けたこと
を特徴とする付記項1または2に記載の送気装置。
【0074】(付記項6) 前記圧力表示手段は、前記
気体供給源に応じて圧力表示上限値を変更することを特
徴とする付記項5に記載の送気装置。
【0075】(付記項7) 気体供給源からの気体を気
腹管を介して腹腔内に注入する送気装置において、異な
る圧力の気体を供給する少なくとも2つの前記気体供給
源と接続するための少なくとも2つの入力接続口金と、
前記少なくとも2つの入力接続口金に接続した少なくと
も2つの内部管路と、前記気体供給源のうち高圧の前記
気体供給源の圧力を低圧の前記気体供給源の圧力レベル
に減圧する第1の減圧手段と、前記低圧の気体供給源か
らの気体及び前記第1の減圧手段を介した気体を入力し
選択的に一方の気体を出力する気体切換手段と、前記気
体切換手段から出力される気体を所定の圧力まで減圧す
る第2の減圧手段と、前記入力接続口金と前記気体供給
源との接続状態を検出する接続検出手段と、前記気体切
換手段により出力される気体の前記気体供給源を指定す
る供給源指定手段と、前記供給源指定手段からの指定信
号に基づき前記気体切換手段を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする送気装置。
【0076】(付記項8) 前記気体供給源からの気体
の圧力を表示する圧力表示手段と、前記供給源指定手段
により指定された前記気体供給源を表示する表示手段と
のうち少なくとも一方を備えた表示手段を設けたことを
特徴とする付記項7に記載の送気装置。
【0077】(付記項9) 前記圧力表示手段は、前記
気体供給源に応じて圧力表示上限値を変更することを特
徴とする付記項8に記載の送気装置。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送気装置に
よれば、入力接続口金が気体供給源と接続されたときの
み、内部管路との接続状態を連通状態とし、気体を内部
管路に導くので、異なる圧力レベルの気体供給源に接続
でき、安全性に優れ、かつ容易に腹腔内を所望の設定圧
力に設定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る気腹装置の構
成を示す構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る気腹装置の構
成を示す構成図
【図3】図2の設定パネルの構成を示す構成図
【図4】図2の設定パネルの変形例の構成を示す構成図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る気腹装置の構
成を示す構成図
【図6】図5の設定パネルの構成を示す構成図
【図7】図5の管路切換部の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…気腹装置 2…CO2ボンベ 3、5…接続ホース 4、6…接続コネクタ 7…設定パネル 8…送気口金 9、10…ソケット 21…ボンベ圧センサ 22…1次減圧器 23、24、26、28、30、32、34、35、3
7…チューブ 25…閉止バルブ 27…2次減圧器 29…ダンパ 31…流量センサ 33…電磁弁マニホールド 36、39…圧力センサ 38…フィルタ 41…制御回路 42…駆動回路 43…パネルコントローラ 45…電源スイッチ 46…電源回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体供給源からの気体を気腹管を介して
    腹腔内に注入する送気装置において、 異なる圧力の気体を供給する少なくとも2つの前記気体
    供給源と接続するための少なくとも2つの入力接続口金
    と、 前記少なくとも2つの入力接続口金に接続した少なくと
    も2つの内部管路と、 前記気体供給源のうち高圧の前記気体供給源の圧力を低
    圧の前記気体供給源の圧力レベルに減圧する第1の減圧
    手段と、 前記低圧の気体供給源からの気体及び前記第1の減圧手
    段を介した気体を入力し、所定の圧力まで減圧する第2
    の減圧手段とを備え、 前記入力接続口金は、前記気体供給源と接続されたとき
    のみ、前記内部管路との接続状態を連通状態とし、前記
    気体を前記内部管路に導くことを特徴とする送気装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043130A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Olympus Corp 内視鏡システム
JP2006167299A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Olympus Corp 送気装置
JP2014094238A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Olympus Medical Systems Corp 送気システム
CN104096276A (zh) * 2014-07-28 2014-10-15 重庆金山科技(集团)有限公司 一种二氧化碳送气装置

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