JPH10151016A - 肩掛け鞄のずり落ち防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】肩紐を一方の肩から反対側の脇へかけて鞄を使
用した場合、歩行等による鞄の振動で肩紐がずり落ちな
いような安全装置を提供する。 【解決手段】鞄本体と肩紐の接合部分に近い位置に、本
発明を両端の環を肩紐に通す形で装着する。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、肩掛け鞄の紐の部分を一方の肩から反対側
の脇へ斜めに掛けて使用する場合に、鞄の紐が肩から落
ちて鞄自体がずり落ちないようにするための装置（止め
具）に関するものである。従来の肩掛け鞄を上記のよう
に肩から斜めに掛けた場合、肩紐の長さを調節したとし
ても、鞄の本体を手で押さえていない限り、歩いたり走
ったりした場合その振動により紐が肩からずり落ち、鞄
本体が落ちて、それに足を取られ転倒する可能性が大き
い。実際に上記のようなの使い方をし、従来の鞄の欠点
によって被害を被っている人の多くは、保育園・幼稚園
児である。彼らの通園に必要な荷物（お弁当ｅｔｃ．）
を入れるためのカバンは、園児の小さな体や狭い肩幅に
比べると大きく、又、鞄の扱いにも慣れていないため、
歩いたり走ったりした際、簡単にずり落ちてしまい、つ
まずいたり、転倒したりしている。その様な危険を防ぐ
ため、少しでも鞄の紐部分を体にフィットさせ、歩いた
り、走ったりすることによる鞄の振動が引き起こす肩紐
への影響を最小限にするために、図１のようにカバンに
近い部分の紐にこの装置を取り付け、装置より上の環の
部分に頭と一方の肩を入れて使用する。この時、装置の
少なくとも中央部分（紐を通す部分でないところ）は、
裁縫用強力ゴムテープなどの伸縮性のある素材の布を用
いるのが好ましく、実施例として、図２のように強力ゴ
ムテープなどの両端を折り曲げて鞄の紐が通る環を作
る、又は図３のように装置全体が大きな環で構成され、
その１か所もしくは２か所を止めることによって、装置
の両端の部分に鞄の紐を通す２つの環を構成させる。装
置全体の長さは、使用する人の体の厚みと鞄の横の長さ
との間の範囲に設定することにより、鞄の中の物を出入
れする際のジッパーなどの開け閉めにも支障は無い。
又、紐を通す部分の作成方法に関しては、この装置を鞄
の一部として取り外しが不可能な構造にする、もしく
は、ストロングホックや強力なマジックテープ、ボタン
などを使って付属品として取り外し可能な構造にする。
この発明の装置によって、肩掛け鞄を肩から斜めに掛け
た場合の鞄の安全性が高まるばかりでなく、使い心地も
向上する。実際に試作し、園児の鞄に取り付けたとこ
ろ、いくら走り回っても、装置より鞄に近い部分のみ揺
れるだけで以前のように肩から紐がずり落ち、落ちた鞄
や紐に足を取られて転倒することは無くなった。

【手続補正書】 【提出日】平成９年３月４日 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】発明の名称 【補正方法】変更 【補正内容】 【発明の名称】 肩掛け鞄のずり落ち防止装置 【手続補正２】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】図面の簡単な説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【図面の簡単な説明】 【図 １】本発明の装着位置の例を示した図である。 【図 ２】本発明の実施例を示す図である。 【図 ３】本発明の他の実施例を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請 求 項 １】 帯状の紐の両端に２つの環が付随
   した肩掛け鞄ずり落ち防止装置 【請 求 項 ２】 帯状の紐の両端を折り曲げて、両
   端に２つの環を構成した請求項１の肩掛け鞄ずり落ち防
   止装置 【請 求 項 ３】 伸縮性のある帯状の布の両端を折
   り曲げて、２つの環を構成した請求項１の肩掛け鞄ずり
   落ち防止装置 【請 求 項 ４】 鞄の紐を通すことの出来る２つ又
   は３つの環の部分により構成された肩掛け鞄ずり落ち防
   止装置 【請 求 項 ５】 鞄の紐を通すことの出来る２つ又
   は３つの伸縮性のある環の部分により構成された肩掛け
   鞄ずり落ち装置