JPH10150737A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

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JPH10150737A
JPH10150737A JP30641196A JP30641196A JPH10150737A JP H10150737 A JPH10150737 A JP H10150737A JP 30641196 A JP30641196 A JP 30641196A JP 30641196 A JP30641196 A JP 30641196A JP H10150737 A JPH10150737 A JP H10150737A
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JP
Japan
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rotor
coil
groove
end portion
spacer
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Application number
JP30641196A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Numata
征司 沼田
Kenichi Hattori
憲一 服部
Masayuki Shibata
将之 柴田
Ryoichi Shiobara
亮一 塩原
Iemichi Miyagawa
家導 宮川
Atsushi Ishihara
篤 石原
Tadaaki Shibuya
忠明 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】界磁巻線エンド部の温度上昇を抑制し、コイル
導体の断面積を増大することなく、回転電機の出力を増
大することおよび原価低減を図る。 【解決手段】回転子鉄心に巻装された複数の鞍形コイル
4およびコアティース6部から成る回転子1の端部にお
いて、コイルスロット5間の各コアティース端部10に
回転子軸方向断面が扇形状で、開口部が矩形状である通
気孔8を設け、界磁巻線エンド部18の鞍形コイル4相
互間に冷媒ガスの通る溝22、23を設けたスペーサ1
9、20を挿入し、このスペーサの溝と通気室24およ
び前記通気孔8とが連通して成り、この通路に冷媒ガス
を流して界磁巻線エンド部18を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機の回転子の
改良に係わり、特に回転子胴部に設けられたスロット内
に鞍形コイルの直線部が挿入されるとともに、鞍形コイ
ルのエンド部が回転子胴部端から突き出して設けられ、
かつこのコイルエンド部の隣接コイル間に冷媒ガスの通
る冷媒流通路を有し、この冷媒流通路を流れる冷媒ガス
により前記コイルエンド部が冷却されるように形成され
ている回転電機の回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、タービン発電機は体格を変えない
で容量を増大し、コスト低減および小型軽量化をはかる
傾向が益々強くなっている。これには、界磁巻線および
電機子巻線の寸法を大きくしないで界磁電流および電機
子電流を増大して発電機容量の増大を図ることになる
が、I2R損失が大きくなるので界磁巻線および電機子
巻線の温度上昇が大きくなる問題がある。殊に界磁巻線
エンド部は冷却性が悪い構造となっているために温度上
昇が大きく、界磁巻線に使用している絶縁物の熱劣化が
進み発電機の寿命を著しく短くする恐れがある。
【0003】そこで、界磁巻線エンド部における冷却効
率の向上を図り、この温度上昇を小さくする必要があ
る。改善の一例が例えば特開平7−213000号公報
に示されている。このものは、界磁巻線エンド部のコイ
ル相互間に、冷媒ガス(冷風)の通る冷却通路を有する
スペーサを軸方向および周方向挿入し、コアティース端
部および磁極端部に冷媒ガスの通気孔および排気孔を設
け、前記軸方向スペーサの冷却通路とコアティース端部
の通気孔とは通気室を介して連通させ、前記周方向スペ
ーサの冷却通路と磁極端部の排気孔とは排気室を介して
連通するようにしている。
【0004】冷媒ガスは回転子の両軸端に設けられたフ
ァンにより界磁巻線エンド部および界磁巻線中央部に圧
送され、界磁巻線を冷却する。冷却して温度上昇した冷
媒ガスは、前記通気孔および排気孔を通り、固定子側の
通気ダクトを通り抜けて電機子巻線および固定子鉄心を
冷却する。その後排気ダクトに入り、そして温度上昇し
た冷媒ガスはクーラーを通って冷却されるように形成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように形成されて
いる回転子であると、コアティース端部の通気孔はドリ
ルによって回転子軸方向および回転子軸に垂直に連通し
て削りだされるため、孔開け作業のための段取りおよび
機械加工にかなりの時間を要しコスト高となる。また、
この通気孔は断面積を大きくできないため通気抵抗が大
きくコイル間に挿入したスペーサの冷媒通路を流れる冷
媒ガスの量が少なくコイルエンド軸方向部分の冷却効率
が悪い問題がある。
【0006】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、機械加工費の低減と通気抵抗を小
さくすることが可能で、かつ発電機コストの低減と界磁
巻線エンド部の冷却効率の向上を図ることができ、コイ
ル導体断面積および発電機寸法を増大させることなく発
電機の出力を増大することができるこの種の回転電機の
回転子を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、回転
電機の回転子胴部に軸方向にのび、かつ周方向に間隔を
おいて配置された複数個のコイルスロットが設けられ、
かつこれらの各スロット内に鞍形コイルの直線部が挿入
されるとともに、鞍形コイルのエンド部が回転子胴部端
から突き出して設けられ、かつこのコイルエンド部の隣
接コイル間に冷媒ガスの通る冷媒流通路を有し、この冷
媒流通路を流れる冷媒ガスにより前記コイルエンド部が
冷却されるように形成されている回転電機の回転子にお
いて、前記隣接コイルスロットの間で、かつ回転子胴部
の軸方向端部に、軸方向および径方向に開口し、かつ回
転子の周方向に見た断面が扇形状をなした溝を設けると
ともに、この溝の胴部表面側にウェッジを挿入し、この
ウエッジ下の溝内を前記界磁巻線エンド部を冷却流通し
てきた冷媒ガスが流通し回転子表面側に排出されるよう
に形成し所期の目的を達成するようにしたものである。
【0008】またこの場合、前記界磁巻線エンド部の鞍
形コイル相互間に挿入されている溝付きのスペーサは、
巻線エンド部の長手方向に延びて配置されるとともに、
そのスペーサの側面にスペーサの長手方向にのびた溝が
設けられ、かつこの溝の位置する部分に鞍形コイルの側
面が当接するコイル支持板を取付けてスペーサの溝間を
連通させてなり、かつこのスペーサを、その溝側がコイ
ル面側となるようにコイル相互間に挿入するようにした
ものである。
【0009】すなわちこのように形成された回転電機の
回転子であると、隣接コイルスロットの間で、かつ回転
子胴部の軸方向端部に、軸方向および径方向に開口し、
かつ回転子の周方向に見た断面が扇形状をなした溝を設
けられ、かつこの溝の胴部表面側にウェッジが挿入され
ていることから、コアティース端部に通気孔を設けるの
にカッターを回転させて切削できるので作業性がよく、
従来よりも切削時間を短縮できる。
【0010】また、切削される通気孔は溝であることか
ら、深く断面積を従来よりも大きくとることが可能とな
り、したがって通気抵抗が小さく、コイル側面を流れる
冷媒ガス(冷風)の量が従来よりも多く流れコイルは良
く冷却される。
【0011】また、コアティース端部の前記通気孔の上
部に楔が打ち込まれているので、コアティース端部の周
方向の曲げ強度が補強され、界磁巻線エンド部の外周側
にリティーニングリングを焼嵌めした際および回転子が
回転した際にコアティース端部が倒れることがなく、回
転状態がアンバランスになることはない。
【0012】また、界磁巻線エンド部のコイル相互間に
挿入する溝付きのスペーサは、溝の部分が長手方向に延
びてある間隔で溝の部分が厚さ方向に深く掘られてお
り、この深溝の一部分にコイル支持板を当てがってコイ
ルの支持と冷媒ガスがスペーサの長手方向に流れるよう
にしたので、コイル支持板にコイルの側面が当りコイル
相互間の支持が良くできるとともに冷媒ガスがスペーサ
長手方向に連通して流れスペーサに隣接するコイル導体
が良く冷却される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基ずいて
本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示
すタービン発電機の界磁巻線エンド部の要部を示す一部
断面斜視図である。この図において1が回転子であり、
この回転子には回転子胴部2に界磁巻線3を形成する鞍
形のコイル4を挿入するスロット5が複数個設けられて
いる。このスロット5間にはコアティース6が形成され
ている。このうち、最も内側のスロット間には磁極7が
形成されている。
【0014】このコアティース6および磁極7の端部に
はカッターを使用して削りだした通気孔8および排気孔
9が形成される。この通気孔8を形成するコアティース
端部10にはウェッジ11が挿入され、また磁極端部1
2に形成される排気孔9にはウェッジ13が挿入され
る。回転子胴部2の各スロット5内および胴部2より突
き出ている回転子エンド部14の外周側には直線中央部
に多数の通気孔を設けた平板の導体15を鞍形に複数層
巻回し、各層間に絶縁物16を当てがい胴部2の直線中
央部にウェッジ17が挿入される。
【0015】界磁巻線エンド部18はコイル4相互間に
冷媒ガスの通る溝付きの回転子軸方向スペーサ19およ
び回転子周方向スペーサ20をそれぞれ2枚一組にして
中間に楔21を打ち込んで挿入し、コイル4および前記
スペーサ19、20の外周側に絶縁物等を当てがってそ
の外周側にはリテーニングリングが焼嵌めされる。
【0016】軸方向スペーサ19は界磁巻線エンド部1
8のコイル直線部に挿入され、スペーサの溝22,23
を流れる冷媒ガスは、コイル4の導体側面を冷却し、そ
の後スペーサの溝と連通させた通気室24を通りコアテ
ィース端部10に設けた通気孔8から排出される。
【0017】周方向スペーサ20が界磁巻線エンド部1
8の周方向コイル25相互間に挿入されることにより、
このスペーサ20の冷媒ガスの通る溝22,23と界磁
巻線エンド部18の下部に設けられた排気室26とは連
通し、またこの排気室26と磁極端部12に設けられた
排気孔9とは連通している。なお、本実施例ではスペー
サを2枚一組にして界磁巻線エンド部の鞍形コイル相互
間に挿入したが、スペーサの両側に前記と同様の溝を設
けた一体物のスペーサを鞍形コイルの相互間に挿入して
もよく、この場合はスペーサの製作費を低減できる効果
がある。
【0018】回転電機の冷却は、回転子および固定子を
冷却して温度上昇した冷媒ガスを回転子の両軸端に設け
たファン(図示せず)によって外部のクーラー(図示せ
ず)に送り出し、ここで冷却された冷媒ガスを回転電機
の内部に送風し、これを繰り返し循環させて行う。
【0019】回転子1の冷却は冷媒ガスが界磁巻線エン
ド部18の下部に送られ、ここで界磁巻線の直線中央部
27を冷却する冷媒ガスと界磁巻線エンド部18を冷却
する冷媒ガスとに分かれ、直線中央部27では各コイル
4の下部に設けられたU字形のダクト(図示せず)に冷
媒ガスが入り、コイル導体15に設けられた多数の通気
孔を通りウェッジ17に設けられた通気孔28を出るま
での過程で冷却が行われる。
【0020】界磁巻線エンド部18では冷媒ガスは各コ
イル4のコーナー部から溝付きの軸方向スペーサ19お
よび周方向スペーサ20の溝に入り、軸方向スペーサ1
9を通る冷媒ガスは軸方向コイル導体の側面を冷却して
通気室24に入りコアティース端部10に設けられた通
気孔8を通り抜け、一方の周方向スペーサ20を通る冷
媒ガスは周方向コイル導体の側面を冷却して排気室26
に入り磁極端部12に設けられた排気孔9から排気され
て冷却が行われる。
【0021】図2にコイルエンド部の断面が示されてい
る。界磁巻線エンド部18の軸方向直線部においては、
鞍形コイル4の相互間に冷媒ガスの通る溝22、深溝2
3が設けられた回転子軸方向スペーサ19が挿入されて
いる。これらの溝はコイル側に付いており、深溝23の
外側にはコイル4の側面に当たってコイル4を支持する
支持板29が取付けられている。
【0022】スペーサは2枚1組にして使用し、中間に
楔21が打ち込まれて鞍形コイル4および軸方向スペー
サ19の支持を良くしている。軸方向スペーサ19の下
部はコイル4の最下層部まで延びており、溝22を流れ
る冷媒ガスがコイル下部に漏れないようになっている。
また、コイルの外周側30には図示していないが絶縁物
およびリティーニングリング等が取付けられるので、冷
媒ガスがコイル外周側へ漏れることはない。
【0023】図3に図1のB−B線矢視断面が示されて
いる。冷媒ガスは回転子軸方向スペーサ19の溝22、
深溝23を流れて鞍形コイルの側面を冷却し、通気室2
4を経て通気孔8より回転子外周側に抜け出す。通気孔
8はカッターを回転させて削りだすため回転子軸方向断
面が扇形状となる。このような通気孔8を設けるとコア
ティース端部10の周方向曲げ強度が小さくなるため、
界磁巻線エンド部18にリティーニングリング31を焼
嵌めした際および回転子を回転させた際にコアティース
端部10が周方向に倒れる恐れがある。本発明では通気
孔8の端部で、かつ、上部にウェッジ11を挿入してコ
アティース端部10の曲げ強度が補強されている。
【0024】図4に図1のC−C線矢視断面を示す。周
方向に卷回された周方向コイル25相互間に挿入する周
方向スペーサ20は、冷媒ガスの流れる溝22、23が
軸方向スペーサ19と同様に設けられており、この溝と
排気室26とを連通させるためにスペーサ20の下部は
排気室26の冷媒ガス入口32に合わせて開口されてい
る。
【0025】このように形成された回転電機の界磁巻線
エンド部冷却構造であると、コアティース端部の通気孔
8は、カッターの歯を回転させて削りだすので従来のも
のよりも作業性がよく、作業時間が大幅に短縮され機械
加工費の大幅な低減が図れる経済的な効果がある。ま
た、通気孔8の断面積が従来よりも大幅に大きくとるこ
とが可能であり、通気抵抗が大幅に小さくでき、軸方向
スペーサ19の溝に流れる冷媒ガスの量が多くなり、コ
イル4の冷却が良くなる効果がある。
【0026】さらに、通気孔8の表面積が従来よりも大
幅に大きいのでコアティース端部10の冷却が良く、熱
電導によりコイルエンド部が冷却され温度上昇が小さく
なる効果がある。さらにまた、界磁巻線エンド部18の
コイル相互間に挿入する溝付きのスペーサ19、20
は、溝の面積を大きく取れ、冷媒ガスをコイル4の側面
に沿って流すことができるので冷却効率が良く、スペー
サ19、20のコイル支持板29はコイル4の側面に当
たってコイル4の支持を良くする効果がある。よって、
界磁巻線エンド部18の温度上昇が抑制され、界磁巻線
3に使用した絶縁物16の耐熱寿命を損なうことがなく
回転電機の大容量化を可能にする効果がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、機械加工費の低減と通気抵抗を小さくすることが可
能で、かつ発電機コストの低減と界磁巻線エンド部の冷
却効率の向上を図ることができ、コイル導体断面積およ
び発電機寸法を増大させることなく発電機の出力を増大
することができるこの種の回転電機の回転子を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転電機の回転子のエンド部の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…回転子、2…回転子胴部、3…界磁巻線、4…鞍形
コイル、5…スロット、8…通気孔、10…コアティー
ス端部、11…ウェッジ、14…回転子エンド部、15
…コイル導体、18…界磁巻線エンド部、19…軸方向
スペーサ、20…周方向スペーサ、21…楔、22…
溝、23…深溝、29…コイル支持板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩原 亮一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 宮川 家導 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 石原 篤 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 渋谷 忠明 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の回転子胴部に軸方向にのび、
    かつ周方向に間隔をおいて配置された複数個のコイルス
    ロットが設けられ、かつこれらの各スロット内に鞍形コ
    イルの直線部が挿入されるとともに、鞍形コイルのエン
    ド部が回転子胴部端から突き出して設けられ、かつこの
    コイルエンド部の隣接コイル間に冷媒ガスの通る冷媒流
    通路を有し、この冷媒流通路を流れる冷媒ガスにより前
    記コイルエンド部が冷却されるように形成されている回
    転電機の回転子において、 前記隣接コイルスロットの間で、かつ回転子胴部の軸方
    向端部に、軸方向および径方向に開口し、かつ回転子の
    周方向に見た断面が扇形状をなした溝を設けるととも
    に、この溝の胴部表面側にウェッジを挿入し、このウエ
    ッジ下の溝内を前記界磁巻線エンド部を冷却流通してき
    た冷媒ガスが流通し回転子表面側に排出されるように形
    成したことを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】 回転電機の回転子胴部に軸方向にのび、
    かつ周方向に間隔をおいて配置された複数個のコイルス
    ロットが設けられ、かつこれらの各スロット内に鞍形コ
    イルの直線部が挿入されるとともに、鞍形コイルのエン
    ド部が回転子胴部端から突き出して設けられ、かつこの
    コイルエンド部の隣接コイル間に冷媒ガスの通る溝を有
    するスペーサが挿入され、このスペーサの溝を流れる冷
    媒ガスにより前記コイルエンド部が冷却されるように形
    成されている回転電機の回転子において、 前記隣接コイルスロットの間で、かつ回転子胴部の軸方
    向端部に、軸方向および径方向に開口し、かつ回転子の
    周方向に見た断面が扇形状をなした溝を設けるととも
    に、この溝の胴部表面側にウェッジを挿入し、このウエ
    ッジ下の溝内を前記界磁巻線エンド部のスペーサ溝部を
    流通してきた冷媒ガスが流通し回転子表面側に排出され
    るように形成したことを特徴とする回転電機の回転子。
  3. 【請求項3】 前記界磁巻線エンド部の鞍形コイル相互
    間に挿入されている溝付きのスペーサは、巻線エンド部
    の長手方向に延びて配置されるとともに、そのスペーサ
    の側面にスペーサの長手方向にのびた溝が設けられ、か
    つこの溝の位置する部分に鞍形コイルの側面が当接する
    コイル支持板を取付けてスペーサの溝間を連通させるよ
    うに形成され、かつこのスペーサが、その溝側がコイル
    面側となるようにコイル相互間に挿入されてなる請求項
    2記載の回転電機の回転子。
JP30641196A 1996-11-18 1996-11-18 回転電機の回転子 Pending JPH10150737A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003516105A (ja) * 1999-12-06 2003-05-07 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 取外し可能な自動締り界磁巻線ブロック
JP2004509599A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械
DE102008054449A1 (de) 2007-12-19 2009-06-25 Alstom Technology Ltd. Verfahren zum Verbinden zweier Leiterstücke

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