JPH10149239A - 双方向通信パラレルポート用クロスケーブル - Google Patents

双方向通信パラレルポート用クロスケーブル

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JPH10149239A
JPH10149239A JP30619496A JP30619496A JPH10149239A JP H10149239 A JPH10149239 A JP H10149239A JP 30619496 A JP30619496 A JP 30619496A JP 30619496 A JP30619496 A JP 30619496A JP H10149239 A JPH10149239 A JP H10149239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ECPインタフエース上のコンピュータ間転送
速度において、従来の約1.3Mbit/Secに対し
て、約16Mbit/Secに向上できる双方向通信パ
ラレルポート用クロスケーブルの提供。 【解決手段】ECPパラレルポートを有する2つのコン
ピュータ間において、相互に、Data n端子(n=1〜
8)を対応するData n端子に接続する接続線と、HostCl
k 端子をPeriphClk 端子に接続する接続線と、HostAck
端子をPeriphAck 端子に接続する接続線と含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双方向通信パラレル
ポート用クロスケーブルに関し、特にコンピュータに備
えられたパラレルポートインタフエース(以下I/F)
同士を接続し双方向高速データ転送を行なえる双方向通
信パラレルポート用クロスケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンピュータには周辺機器、とり
わけプリンタと接続するために、パラレルポートI/F
が備えられており、セントロニクス社製プリンタのI/
Fに準拠した仕様が、ほぼ標準といえる状態である。
【0003】図6はセントロニクス社製プリンタとのI
/Fに準拠したパラレルポート(以下「セントロニクス
準拠パラレルポート」と呼称)間で授受される信号の入
出力端子名(信号名に関連して表示)とその信号の転送
方向とを示す図である。
【0004】図6に示すように、セントロニクス準拠パ
ラレルポートではコンピュータからプリンタへのデータ
信号8本(Data1 〜8 、以下「データバス信号」と呼
称)と、コンピュータがプリンタをコントロールするた
めの信号4本(Strobe# (データを転送するタイミング
信号)、AutoFd# (給紙の指示信号)、SelectIn# (予
め定義された要求を行なう信号)、Init# (初期化信
号)、以下これらを「制御信号」と呼称)と、プリンタ
がコンピュータに対して自らのステータスを知らせる信
号5本(Busy(データ受信中を示す信号)、Ack#(デー
タ受領を示す信号)、Fault#(エラー発生通知信号)、
Select(データ受信可能を示す信号)、PError(用紙が
なくなったことを示す信号)、これらを以下「状態監視
信号」と呼称)と、図示されていないその他数本の電
源、グランド線で定義されている。
【0005】そして、このコンピュータとプリンタとを
接続するケーブルは、同じ端子名の端子間を接続してい
るので、ストレートケーブルといわれている。
【0006】コンピュータ間のデータ転送を行なう目的
で、この周辺機器のために用意されたコンピュータのセ
ントロニクス準拠パラレルポート同士を接続するものと
して、「Inter−Link」というアプリケーショ
ンソフトウエアで制御することを前提にした専用クロス
ケーブルおよび同等仕様のケーブル(以下「従来の双方
向通信パラレルポート用クロスケーブル」と呼称する)
が最も普及している。
【0007】図7は従来の双方向通信パラレルポート用
クロスケーブルの結線を示す図である。
【0008】従来の双方向通信パラレルポート用クロス
ケーブルは、図7に示すように、一方のコンピュータの
データバス信号端子のうち5本を他方のコンピュータの
状態監視信号端子(5本)に接続した対象構造であり、
順転送、逆転送の各方向ごとにこれら5本の信号線に対
し、4本のデータバス信号(例えばData1 〜4 )と1本
のタイミング制御信号(例へばData5 )を割り当てて、
双方向のデータ転送を可能としている。
【0009】この場合、両コンピュータを接続するケー
ブルは図示のように双方向対象構造でかつ特定の異なる
端子名間を相互に接続しているのでクロスケーブルとい
われている。
【0010】「Inter−Link」は、このクロス
ケーブルを使用し、データ転送については1回の転送で
転送できるデータ量を通常の8ビットから4ビットに減
じて転送するとともに、転送方向の切り換え等の制御を
行なっている。
【0011】一方、1994年以降に開発されたコンピ
ュータは、高速で快適な印刷を可能とするために、IE
EE1284で規定されているパラレルポートの1つで
あるExtended Capabilities P
ort(拡張機能ポート、以下ECPと呼称する)機能
を備えている場合が多い。
【0012】ECP機能は、具体的には、Bidire
ctionalなデータバス、16段のFIFOバッフ
アを備え、従来はソフトウエアのI/Oアクセスにより
行なっていた送信、受信のタイミング制御をFIFOバ
ッフアと同期したハードウエアで行なう。また、圧縮さ
れたデータを受信した場合には、ハードウエアで自動伸
長する等の機能も備え、従来よりシステムにかかる負荷
を軽減しつつ、2Mbyte/Sec(16Mbit/
Sec)という高転送レートでのデータ授受を可能とし
ている。
【0013】ECP機能のパラレルポートは、セントロ
ニクス準拠パラレルポートのスーパーセットで、インタ
フエース信号線を追加せずに、従来からある信号の役割
を変更した新プロトコルを定義し、その新プロトコルを
効率よく運用するために上述した専用ハードウエアを追
加したものである。
【0014】図5はECP機能を有するパラレルポート
間でコンピュータと周辺機器との間で授受される信号の
入出力端子名(信号名に関連して表示)とその信号の転
送方向とを示す図である。なお、参考のために、図4に
はECP機能を有するパラレルポート時とセントロニク
ス準拠パラレルポート時における対応する端子の端子名
が示してある。また、図4には後述の2種のケーブルコ
ネクタのピン番号との対応も示してある。
【0015】図5を参照すると、図示のインタフエース
回路にはFIFOバッフア(図示せず)を備えており、
転送方向の切り換えが可能なデータバス信号(Data1 〜
Data8 )、データバスのFIFOバッフアと連動してハ
ードウエアで制御されるコンピュータから周辺機器への
データ転送時のタイミング同期信号(HostClk (ホスト
クロック信号),PeriphAck(周辺機器データ受諾信
号))、同じくデータバスのFIFOバッフアと連動し
てハードウエアで制御される周辺機器からコンピュータ
へのデータ転送時のタイミング同期信号(PeriphClk
(周辺機器クロック信号),HostAck(ホストデータ受諾
信号))、ソフトウエアで監視する周辺機器からコンピ
ュータへの監視信号(PeriphRequest#(周辺機器逆方向
転送切替要求信号),Xflag(ECPモード対応信号),A
ckReverse#(周辺機器逆方向転送切替受諾信号))、ソ
フトウエアで制御するコンピュータから周辺機器への制
御信号(1284Active(ECPモード遷移信号),Reverse
Request#(ホスト逆方向転送切替要求信号))が存在す
る。ここで、逆方向とは周辺機器からホストへの方向を
いう。
【0016】ここで、データ転送速度に関係する信号と
しては、データバス信号およびタイミング同期信号であ
り、それ以外の上記の信号はデータ転送の転送方向の切
り換えに関係する信号等である。
【0017】図5で示すように、ECP機能を備えるコ
ンピュータとECPを備える周辺機器を接続するケーブ
ルは、同じ端子名の端子間を接続しているのでストレー
トケーブルである。
【0018】上述のように、ECP機能のパラレルポー
トは、セントロニクス準拠パラレルポートのスーパーセ
ットであるので、ECP機能を有するコンピュータ同士
のパラレルポート間を従来の双方向通信パラレルポート
用クロスケーブルで接続しても双方向のデータ転送を行
なうことはできる。
【0019】しかしながら、従来の双方向通信パラレル
ポート用クロスケーブルではECPのプロトコルで使用
する信号が結線されていないため、ECP機能を有する
コンピュータの高速転送能力を発揮させることができ
ず、低速の転送を強いられることとなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の双方向通信パラ
レルポート用クロスケーブルでECP機能を有する2台
のコンピュータ同士を接続した場合は、ソフトウエアに
よる転送タイミング制御を行なっている従来のパラレル
ボート自体の転送速度の低さに加えて、もともとはコン
ピュータから周辺機器への方向に限定したデータ転送を
行なうためのインタフエースであったパラレルポートに
双方向転送機能を持たせたことにより、1回の転送で送
ることができるデータ量を通常の8bitから4bit
に減じ、低い転送能力をさらに半減させているために、
最高転送は、1.3Mbit/Sec程度であり、転送
速度が低いという問題点がある。
【0021】このような低転送速度は、コンピュータに
一般的に装備されているナショナルセミコンダクタ社製
NS16550互換のUARTで制御するシリアルポー
トを使用した転送速度の限界である115.2Kbit
/Secに比べれば遥かに高速であるものの、ストレー
ジデバイスのバックアップなどの用途で、画像情報に代
表されるような大容量データを転送する局面を想定する
と能力不足である。
【0022】さらに、従来の双方向通信パラレルポート
用クロスケーブルでECP機能を有する2台のコンピュ
ータ同士を接続した場合は、転送タイミングの制御をソ
フトウエアで行なっているので、転送の度にCPUがI
/Oサイクルを起動する必要があり、転送能力を高くす
る程、CPUにかかる負荷も高くなるという問題点があ
る。
【0023】また、従来の双方向通信パラレルポート用
クロスケーブルでECP機能を有する2台のコンピュー
タ同士を接続した場合は、データ転送を行なう2台のコ
ンピュータのうち、いずれか一方のCPUの処理能力が
低かったり、他のソフトウエアがCPUに高負荷をかけ
ていてデータ転送に割り当てられる処理能力が減少した
場合は、データ転送の速度が低下してしまう、すなわ
ち、転送速度がCPUの処理能力に依存してしまうとい
う問題点がある。
【0024】本発明の目的は、インタフエース上の転送
速度において、従来の約1.3Mbit/Secに対し
て、約16Mbit/Secに向上できる双方向通信パ
ラレルポート用クロスケーブルを提供することにある。
【0025】本発明の他の目的は、データ転送のタイミ
ング制御にCPUを用いないことで、CPUにかかる負
荷を軽減し、その余剰処理能力を他の用途に使用するこ
とができ、コンピュータのシステムとしてトータル性能
向上ができる双方向通信パラレルポート用クロスケーブ
ルを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明の双方向通信
パラレルポート用クロスケーブルは、IEEE1284
で規定されているExtended Capabilities Port(拡張機
能ポート)機能をそれぞれ有する第1のコンピュータと
第2のコンピュータとを接続する双方向通信パラレルポ
ート用クロスケーブルにおいて、第1のコンピュータの
データバス信号n端子(Data n)(n=1〜8)をそれ
ぞれ対応する第2のコンピュータのデータバス信号n端
子に接続する接続線と、第1のコンピュータのホストク
ロック信号端子(HostClk)を第2のコンピュータの周辺
機器クロック信号端子(PeriphClk )に接続する接続線
と、第2のコンピュータのホストクロック信号端子(Ho
stClk)を第1のコンピュータの周辺機器クロック信号端
子(PeriphClk )に接続する接続線と、第1のコンピュ
ータのホストデータ受諾信号端子(HostAck )を第2の
コンピュータの周辺機器データ受諾信号端子(PeriphAc
k )に接続する接続線と、第2のコンピュータのホスト
データ受諾信号端子(HostAck )を第1のコンピュータ
の周辺機器データ受諾信号端子(PeriphAck )に接続す
る接続線とを含んで構成されている。
【0027】第2の発明の双方向通信パラレルポート用
クロスケーブルは、第1の発明の双方向通信パラレルポ
ート用クロスケーブルにおいて、第1のコンピュータの
ECPモード遷移信号端子(1284Active)を第1のコン
ピュータのECPモード対応信号端子(Xflag )と第2
のコンピュータの周辺機器逆方向転送切替要求信号端子
(PeriphRequest#)とに接続する接続線と、第2のコン
ピュータのECPモード遷移信号端子(1284Active)を
第2のコンピュータのECPモード対応信号端子(Xfla
g )と第1のコンピュータの周辺機器逆方向転送切替要
求信号端子(PeriphRequest#)とに接続する接続線と、
第1のコンピュータのホスト逆方向転送切替要求信号端
子(ReverseRequest# )を第2のコンピュータの周辺機
器逆方向転送切替受諾信号端子(AckReverse# )に接続
する接続線と、第2のコンピュータのホスト逆方向転送
切替要求信号端子(ReverseRequest# )を第1のコンピ
ュータの周辺機器逆方向転送切替受諾信号端子(AckRev
erse# )に接続する接続線とを含んで構成されている。
【0028】第3の発明の双方向通信パラレルポート用
クロスケーブルは、第1または第2の発明の双方向通信
パラレルポート用クロスケーブルにおいて、両端にIE
EE1284に規定されている1284−A型コネクタ
を有して構成されている。
【0029】第4の発明の双方向通信パラレルポート用
クロスケーブルは、第1または第2の発明の双方向通信
パラレルポート用クロスケーブルにおいて、両端にIE
EE1284に規定されている1284−C型コネクタ
を有して構成されている。
【0030】第5の発明の双方向通信パラレルポート用
クロスケーブルは、第1または第2の発明の双方向通信
パラレルポート用クロスケーブルにおいて、一端にIE
EE1284に規定されている1284−A型コネクタ
を有し、他端にIEEE1284に規定されている12
84−C型コネクタを有して構成されている。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0032】図1は本発明の第1の実施の形態の双方向
通信パラレルポート用クロスケーブルの結線を示す図で
ある。
【0033】図1に示すように、第1の実施の形態の双
方向通信パラレルポート用クロスケーブルはFIFOバ
ッフアを備えた双方向のデータバス信号(Data1 〜Data
8 )はストレートケーブルと同様に互いに同じ端子名の
端子間を接続している。
【0034】ハードウエアで制御する各転送方向別のハ
ンドシェーク信号は、相互に一方のHostClk 端子を他方
のPeriphClk 端子に、一方のHostAck 端子を他方のPeri
phAck 端子に接続し、一方のコンピュータの順転送ハン
ドシェーク信号が、もう一方のコンピュータの逆転送ハ
ンドシェーク信号となるようにクロス結線されている。
【0035】かくすることにより、第1の実施の形態の
双方向通信パラレルポート用クロスケーブルにより一回
のデータ転送で8ビットのデータ転送を行なうことがで
き、かつ、データ転送のハンドシェークは、ハードウエ
アで制御されることとなり、データ転送については、E
CP機能に付随する既存のソフトウエアを利用して、E
CP機能をフルに活用することができ高速転送が可能と
なる。
【0036】第1の実施の形態での未結線の残りの5本
はECP機能を用いたデータ転送に直接関与する信号で
はなく、ソフトウエアの制御により、転送方向の決定等
の前準備を行なう用途として使用されるものであり、一
方のコンピュータの制御信号が、もう一方のコンピュー
タの状態監視信号に反映するように少なくとも2組を結
線すればよい。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態の双方向
通信パラレルポート用クロスケーブルについて説明す
る。
【0038】図2は本発明の第2の実施の形態の双方向
通信パラレルポート用クロスケーブルの結線を示す図で
ある。
【0039】図2に示すように、第2の実施の形態の双
方向通信パラレルポート用クロスケーブルは第1の実施
の形態の双方向通信パラレルポート用クロスケーブルの
結線と同様に、FIFOバッフアを備えた双方向のデー
タバス信号(Data1 〜Data8)はストレートケーブルと
同様に互いに同じ端子名の端子間を接続し、ハードウエ
アで制御する各転送方向別のハンドシェーク信号は、相
互に一方のHostClk 端子を他方のPeriphClk 端子に、一
方のHostAck 端子を他方のPeriphAck 端子に接続し、一
方のコンピュータの順転送ハンドシェーク信号が、もう
一方のコンピュータの逆転送ハンドシェーク信号となる
ようにクロス結線されている。
【0040】第2の実施の形態の双方向通信パラレルポ
ート用クロスケーブルが第1の実施の形態の双方向通信
パラレルポート用クロスケーブルの結線と相違する点
は、転送方向切り換えのための信号は、相互に一方の12
84Active端子を他方のPeriphRequest#端子に、一方のRe
verseRequest# 端子を他方のAckReverse# 端子に接続す
るとともに、自コンピュータの1284Active端子とXflag
端子とを接続している点である。
【0041】このように接続することに関連して、EC
P転送時においては、相対峙する2つのコンピュータの
一方はホストコンピュータの役割をし(このコンピュー
タをコンピュータHと略称する)、他方のコンピュータ
は周辺機器の役割をする(このコンピュータをコンピュ
ータPと略称する)こととなるが、コンピュータPには
下記のような制御を行なわせる。
【0042】コンピュータPのPeriphRequest#端子には
コンピュータHの1284Active端子が接続されているの
で、コンピュータPはPeriphRequest#端子に到来するコ
ンピュータHからの1284Active信号の監視によりコンピ
ュータHがECP転送が可能なモードへの移行を要求し
ていると判断したら、自コンピュータをECP転送が可
能なモードに遷移させる。
【0043】反対に、コンピュータHのPeriphRequest#
端子にはコンピュータPの1284Active端子が接続されて
いるので、コンピュータPがコンピュータHに対して逆
方向転送の要求を行ないたい場合には、1284Active信号
の制御によりその意志を伝える。
【0044】さらに、コンピュータPのAckReverse# 端
子にはコンピュータHのReverseRequest# 端子が接続さ
れ、かつ、コンピュータPのReverseRequest# 端子には
コンピュータHのAckReverse# 端子が接続されているの
で、コンピュータPはAckReverse# 端子に到来するコン
ピュータHからのReverseRequest# 信号の監視によりコ
ンピュータHが逆方向転送を要求していると判断した
ら、データバスの転送方向をそれまでの受信モードから
送信モードに変更するなどの準備を完了させた後、自コ
ンピュータのReverseRequest# 信号の制御によりコンピ
ュータHに対し逆方向転送要求の受諾の意を伝える。
【0045】かくすることにより、ECP転送時にコン
ピュータHにおいては、第2の実施の形態の双方向通信
パラレルポート用クロスケーブルにより、データ転送の
みならず、モード遷移、転送方向切り換え等についても
既存のECP機能制御用ソフトウエアを利用して、EC
P機能をフルに活用することができ高速転送が可能とな
る。
【0046】次に、上述のケーブルの両端に配されるコ
ネクタについて説明する。
【0047】IEEE1284では、コンピュータのパ
ラレルポートに使用されるコネクタを定義しており、1
284−A型(25ピン),1284−C型(36ピ
ン)の2種である。実際に、市場には1284−A型コ
ネクタを備えたコンピュータと、1284−C型コネク
タを備えたコンピュータが存在している。
【0048】図4にIEEE1284で定義された2種
のコネクタのピン番号とそのピンに割り当てられたEC
P機能時の信号名とセントロニクス準拠時の信号名とが
図示されている(図には本発明と関係のないピン情報は
省略してある)。例えば1284−A型コネクタではピ
ン番号1はHostClk 端子に使用されているが、1284
−C型コネクタではピン番号1はPeriphAck 端子に使用
されている。
【0049】そこで、クロスケーブルの構成としては、
上記コネクタを含めると、図3に示すような3種類の構
成がある。
【0050】すなわち、第1は、図3(a)に示すケー
ブルの両端に1284−A型コネクタを配す構成であ
り、第2は、図3(b)に示すケーブルの両端に128
4−C型コネクタを配す構成であり、第3は、図3
(c)に示すケーブルの一方の端に1284−A型コネ
クタを持ち、もう一方の端に1284−C型コネクタを
配す構成である。
【0051】
【発明の効果】第1の効果はデータ転送速度の向上であ
る。
【0052】従来の双方向通信パラレルポート用クロス
ケーブルで接続した場合の約1.3Mbit/Secに
対して、ECP機能を持つコンピュータを、本発明のク
ロスケーブルで接続して、ECPでデータ転送した場合
のデータ転送速度は、約16Mbit/Secまで向上
する。
【0053】この転送速度の差は、従来の双方向通信パ
ラレルポート用クロスケーブルでは、コンピュータがE
CP機能を備えていても、ケーブルの結線仕様の不備に
よりECP転送ができなかったのに対して、本発明のク
ロスケーブルはECP転送が可能であるように配慮した
結線仕様であるので、ECPによる高速転送が可能だか
らである。
【0054】第2の効果は、データ転送時のCPU負荷
の軽減である。
【0055】1Byteのデータを転送する際に、CP
Uが起動するI/Oサイクルの数で比較する。従来の双
方向通信パラレルポート用クロスケーブルを用いて、ソ
フトウエアによってタイミング制御した場合は6回。対
して、本発明のクロスケーブルを用いてECP転送した
場合は1回である。
【0056】この回数差も、本発明のクロスケーブルの
場合だけECP機能が使用可能であることによる。従来
の双方向通信パラレルポート用クロスケーブルでは、1
回のデータ転送が4bit単位であり、そのためにはI
/Oサイクルを3回起動する必要がある。したがって、
1Byteの転送には倍の6回のサイクルが必要であ
る。
【0057】本発明のクロスケーブルではECP機能が
利用できるので、転送したいデータを1ByteずつF
IFOバッフアに書き込むだでけでよいので、起動する
I/Oサイクル数も1回でよい。
【0058】また、転送のためのCPU負荷が軽減され
た分のCPUパワーを、他の用途に使用することができ
るので、コンピュータのシステムとしてトータルな性能
向上も期待できる。
【0059】第3の効果は、コンピュータが搭載するC
PUの処理能力に関係なく、ある程度の転送速度が期待
できることである。
【0060】従来の双方向通信パラレルポート用クロス
ケーブルを用いてコンピュータを接続し、ソフトウエア
による転送タイミング制御でデータ転送を行なう場合、
CPUに高負荷がかかり、データ転送タイミングを指示
するI/Oサイクルの起動が遅れると、データ転送速度
は低下してしまう。
【0061】しかし、本発明のクロスケーブルで接続し
てECP機能を利用した場合は、FIFOバッフアに連
動した転送タイミング制御のハードウエアが、FIFO
バッフア内に蓄積されたデータを感知して、自動的にデ
ータ転送を実行してくれる。また、多段のFIFOバッ
フアの緩衝効果により、データを書き込むI/Oサイク
ルの起動も不定期でよいので、CPUに高負荷がかかっ
ている場合でも転送速度の低下度は少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向通信パラレルポート用クロスケ
ーブルの第1の実施の形態を示す結線図である。
【図2】本発明の双方向通信パラレルポート用クロスケ
ーブルの第2の実施の形態を示す結線図である。
【図3】コネクタを含めた本発明の双方向通信パラレル
ポート用クロスケーブルの3種の構成(a)、(b)お
よび(c)を示す構成図である。
【図4】ECP機能およびセントロニクス準拠パラレル
ポートの各信号名と1284Aおよび1284Cコネク
タのピン番号との対応を示す図である。
【図5】ECP機能のパラレルポートのストレートケー
ブルの結線図である。
【図6】セントロニクス準拠パラレルポートのストレー
トケーブルの結線図である。
【図7】従来の双方向通信パラレルポート用クロスケー
ブルの結線図である。
【符号の説明】
1 双方向通信パラレルポート用クロスケーブル 2 1284−A型コネクタ 3 1284−C型コネクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IEEE1284で規定されているExte
    nded CapabilitiesPort(拡張機能ポート)機能をそれ
    ぞれ有する第1のコンピュータと第2のコンピュータと
    を接続する双方向通信パラレルポート用クロスケーブル
    において、第1のコンピュータのデータバス信号n端子
    (Data n)(n=1〜8)をそれぞれ対応する第2のコ
    ンピュータのデータバス信号n端子に接続する接続線
    と、第1のコンピュータのホストクロック信号端子(Ho
    stClk)を第2のコンピュータの周辺機器クロック信号端
    子(PeriphClk )に接続する接続線と、第2のコンピュ
    ータのホストクロック信号端子(HostClk)を第1のコン
    ピュータの周辺機器クロック信号端子(PeriphClk )に
    接続する接続線と、第1のコンピュータのホストデータ
    受諾信号端子(HostAck )を第2のコンピュータの周辺
    機器データ受諾信号端子(PeriphAck )に接続する接続
    線と、第2のコンピュータのホストデータ受諾信号端子
    (HostAck )を第1のコンピュータの周辺機器データ受
    諾信号端子(PeriphAck )に接続する接続線とを含むこ
    とを特徴とする双方向通信パラレルポート用クロスケー
    ブル。
  2. 【請求項2】 第1のコンピュータのECPモード遷移
    信号端子(1284Active)を第1のコンピュータのECP
    モード対応信号端子(Xflag )と第2のコンピュータの
    周辺機器逆方向転送切替要求信号端子(PeriphRequest
    #)とに接続する接続線と、第2のコンピュータのEC
    Pモード遷移信号端子(1284Active)を第2のコンピュ
    ータのECPモード対応信号端子(Xflag )と第1のコ
    ンピュータの周辺機器逆方向転送切替要求信号端子(Pe
    riphRequest#)とに接続する接続線と、第1のコンピュ
    ータのホスト逆方向転送切替要求信号端子(ReverseReq
    uest# )を第2のコンピュータの周辺機器逆方向転送切
    替受諾信号端子(AckReverse# )に接続する接続線と、
    第2のコンピュータのホスト逆方向転送切替要求信号端
    子(ReverseRequest# )を第1のコンピュータの周辺機
    器逆方向転送切替受諾信号端子(AckReverse# )に接続
    する接続線とを含むことを特徴とする請求項1記載の双
    方向通信パラレルポート用クロスケーブル。
  3. 【請求項3】 両端にIEEE1284に規定されてい
    る1284−A型コネクタを有することを特徴とする請
    求項1または2記載の双方向通信パラレルポート用クロ
    スケーブル。
  4. 【請求項4】 両端にIEEE1284に規定されてい
    る1284−C型コネクタを有することを特徴とする請
    求項1または2記載の双方向通信パラレルポート用クロ
    スケーブル。
  5. 【請求項5】 一端にIEEE1284に規定されてい
    る1284−A型コネクタを有し、他端にIEEE12
    84に規定されている1284−C型コネクタを有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の双方向通信パ
    ラレルポート用クロスケーブル。
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