JPH10149144A - ディスプレイへの電源供給オン/オフ制御方法、並びにディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイへの電源供給オン/オフ制御方法、並びにディスプレイ装置

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JPH10149144A
JPH10149144A JP8310700A JP31070096A JPH10149144A JP H10149144 A JPH10149144 A JP H10149144A JP 8310700 A JP8310700 A JP 8310700A JP 31070096 A JP31070096 A JP 31070096A JP H10149144 A JPH10149144 A JP H10149144A
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JP
Japan
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display
user
power supply
time
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JP8310700A
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Inventor
Hatsuo Shimizu
初男 清水
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Hitachi Information Technology Co Ltd
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Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がディスプレイ装置近傍に存在してい
ない場合、ディスプレイへの電源供給が自動的にオフる
されことで、不要な電磁波を発生させないこと。 【解決手段】 ディスプレイ装置1近傍での利用者の存
否を検出部21で検出した上、計時部22での利用者不
存在時間が設定時間を超過した場合には、制御部20に
より補助スイッチ23がオフされディスプレイ14への
電源供給が自動的にオフされることによって、以降、再
び利用者の存在が検出部21により検出されるまでの間
に亘って、ディスプレイ14からの電磁波の発生は停止
されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるパーソナ
ルコンピュータやワードプロセッサ等が稼働状態にある
場合に、各種入出力情報等を可視表示するために使用さ
れているディスプレイ装置から電磁波が極力発生されな
いようにした、ディスプレイへの電源供給オン/オフ制
御方法、更には、そのディスプレイ装置そのものに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、パーソナルコンピュータ等の普及
には目覚ましいものがあるが、その一方では、その1周
辺入出力装置としてのディスプレイ装置(VDT)、特
にCRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)が表示管素子
として使用されているものにおいては、CRTから発生
されている電磁波の人体に対する悪影響が、携帯電話機
での場合と同様、最近、マスコミを頻繁に賑わしてお
り、次第に社会問題化しつつあるのが実情である。
【0003】これまでにも、CRTを使用したディスプ
レイ装置に関しては、その近傍周囲に存在している各種
電子機器への電磁波の悪影響が知られており、そのため
の対策は各種講じられてはいたが、人体に対する電磁波
の影響については、これまで、あまり配慮されていなか
ったというわけである。現在、人体に対する電磁波の影
響について配慮された電磁波低減化の基準としては、各
国メーカで標準的に採用されつつあるのがMPR−II規
格(スウェーデン政府による規制)や、国際的に最も厳
しいTCO 1992規格(スウェーデン最大の労働組
合連合による規制)が知られている。しかしながら、日
本国内では、そのTCO 1992規格を満足する製品
はまだ少なく、たとえ、TCO 1992規格が満足さ
れたとしても、その製品は比較的高価なものとなってい
るのが現状である。
【0004】ところで、ディスプレイ装置から外部に漏
れる電磁波を低減化する方法としては、例えば遮蔽板を
強化することで電磁波の外部への漏れを抑える方法が知
られており、また、電磁波の低減化が直接の狙いではな
いが、結果的にある程度電磁波の低減化に役立っている
ものとしては、いわゆる省エネルギー法にもとづく節電
機能が挙げられる。具体的には、一定時間に亘ってキー
ボード上でのキー入力操作やHDD(Hard Disk Driv
e) へのアクセス等がない場合には、CPUスピードを
落としたり、画面表示を消したり、HDDモータを停止
したりすることで、消費電力の低下が図られているもの
であるが、これにより電磁波の発生はある程度抑制され
得、その分、外部への電磁波の漏洩もまた低減化された
ものとなっている。因みに、上述の画面表示を消すこと
とよく似ているが、発光面での疲労を抑えるスクリーン
セーバー等の画面保護機能についても、動くものではな
く、模様なし(黒の静止画)を選択することで、僅かで
はあるが省エネルギー上、有効となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パーソナル
コンピュータシステム等においては、人体への影響が心
配されている電磁波の殆どがディスプレイ装置の主構成
要素としてのCRTから発生されており、しかも、その
ディスプレイ装置の近傍周囲のうちでも、電磁波の強度
が強い方向としては、ディスプレイ装置の上面・下面・
背面・側面方向であることが既に知られており、したが
って、オフィス等のレイアウトでは、隣人がディスプレ
イ装置の背面・側面方向に位置しないような配慮が必要
であると云える。また、ディスプレイ上での表示が入出
力内容確認や表示内容確認に積極的に利用されていない
場合には、極力ディスプレイ装置の主電源スイッチがオ
フされるぐらいの配慮が必要であると云える。換言すれ
ば、利用者が不存在でないにしても、長時間以上に亘っ
てディスプレイ装置が入出力内容や表示内容の確認に積
極的に利用されていない場合や、利用者が長時間に亘っ
て不存在状態となる場合には、可能な限りこまめにディ
スプレイ装置の主電源スイッチはオフされるのが望まし
いというわけである。
【0006】しかしながら、LANや電子メールの使用
環境上からか、ディスプレイ装置を含むパーソナルコン
ピュータシステムへの電源投入により一旦そのシステム
立上げが行われた場合には、その後、利用者が不在状態
となるか否かとは無関係に、そのパーソナルコンピュー
タシステム全体は一般に長時間に亘って電源投入状態に
おかれているのが実情である。その結果、その間、ディ
スプレイ装置からは不要な電磁波が周囲に放射されるだ
けではなく、地球環境保全に繋がる省エネルギーという
面からしても問題であると云える。
【0007】本発明の第1の目的は、ディスプレイ装置
における主構成要素としての、電源供給状態で電磁波を
発生するディスプレイに対し、利用者がディスプレイ装
置近傍に存在していない場合には、ディスプレイへの電
源供給が自動的にオフされることによって、オフ状態に
ある間、ディスプレイからは電磁波が発生され得ないよ
うにした、ディスプレイへの電源供給オン/オフ制御方
法を供するにある。本発明の第2の目的は、利用者が装
置近傍に存在していない場合には、その間、その主構成
要素としてのディスプレイへの電源供給がオフ可とされ
たディスプレイ装置を供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、ディ
スプレイ装置近傍での利用者の存否を検出した上、利用
者の存否が連続的に計時されている場合に、利用者の不
存在時間が設定時間TOFF を超過した場合には、ディス
プレイへの電源供給が自動的にオフされた上、ディスプ
レイへの電源供給がオフ状態にあることを表示する一
方、利用者の存在時間が設定時間TON(<<TOFF )を超
過した場合は、ディスプレイへの電源供給が自動的にオ
ンされるべく制御することで達成される。
【0009】上記第2の目的は、利用者の存否を検出す
る利用者検出部と、利用者の存否を連続的に計時する計
時部と、ディスプレイへの電源供給をオン/オフする補
助スイッチと、ディスプレイへの電源供給がオフ状態に
あることを表示する表示部と、上記利用者検出部からの
存否検出信号にもとづき、上記計時部で計時されている
利用者の不存在時間が設定時間TOFF を超過した場合に
は、上記補助スイッチをオフ状態におくと同時に、上記
表示部にディスプレイへの電源供給がオフ状態にあるこ
とを表示する一方、上記計時部で計時されている利用者
の存在時間が設定時間TON(<<TOFF )を超過した場合
は、上記補助スイッチをオン状態におくと同時に、上記
表示部での電源供給オフ状態表示を解除すべく制御する
制御部と、を少なくとも具備せしめることで達成され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1,図2を参照しつつ説明する。先ず本発明によるディ
スプレイ装置の構成について説明すれば、図1はその一
例での概要構成を示したものである。図示のように、一
般にディスプレイ装置1には、主電源スイッチ11がオ
ン操作された場合、電源コード10、主電源スイッチ1
1を介し外部からの商用電源が電源部12に供給可とさ
れており、その電源部12で作成された各種電源はま
た、主電源スイッチ11がオン状態におかれていること
を表示する主電源ランプ13や、CRT等から構成され
たディスプレイ14等に供給されるものとなっている。
一方、本発明に直接係わる構成要素としては、利用者の
存否を検出する利用者検出部(反射形赤外線センサ等か
ら構成)21と、利用者の存否を連続的に計時する計時
部(タイマ等から構成)22と、ディスプレイ14への
電源供給をオン/オフする補助スイッチ(リレースイッ
チ等から構成)23と、ディスプレイ14への電源供給
がオフ状態にあることを表示する表示部(発光ダイオー
ド表示器等から構成)24と、利用者検出部21からの
存否検出信号にもとづき、計時部22で計時されている
利用者の不存在時間が設定時間TOFF を超過した場合に
は、補助スイッチ23をオフ状態におくと同時に、表示
部24にディスプレイ14への電源供給がオフ状態にあ
ることを表示する一方、計時部22で計時されている利
用者の存在時間が設定時間TON(<<TOFF )を超過した
場合は、補助スイッチ23をオン状態におくと同時に、
表示部24での電源供給オフ状態表示を解除すべく制御
する制御部(マイクロプロセッサ等から構成)20とが
新たに具備されたものとなっている。
【0011】さて、そのディスプレイ装置1での動作に
ついて説明すれば、以下のようである。即ち、主電源ス
イッチ11、補助スイッチ23がともにオン状態におか
れている状態で、ディスプレイ装置1上での作業が一旦
終了し、利用者が何等かの理由により不存在(離席)状
態となった場合を想定すれば、この旨は利用者検出部2
1で検出された上、制御部20による制御下に、計時部
22での計時動作が初期状態からスタートされることに
よって、利用者の不存在時間が連続的に計時されるもの
となっている。この間、制御部20では、利用者検出部
21からの不存在検出信号と計時部22からの計時時間
が周期的に監視されているが、やがて、その計時時間が
設定時間TOFF (例えば5分とか10分)を超過したな
らば、制御部20による制御下に、補助スイッチ23が
オフ状態におかれることによって、ディスプレイ14へ
の電源供給は自動的にオフされると同時に、表示部24
にはディスプレイ14への電源供給がオフされた旨が、
例えば点滅状態として表示されているものである。これ
以降も利用者が不存在状態である限りにおいては、この
状態が継続されるわけである。尤も、設定時間TOFF
超過する前に利用者が自席に戻り着席した場合には、こ
の旨は利用者検出部21で検出された上、制御部20に
よる制御下に、計時部22での計時動作は継続的に初期
状態におかれることによって、補助スイッチ23がオフ
状態におかれることは回避されているものである。
【0012】一方、設定時間TOFF 超過後に利用者が自
席に戻り着席した場合を想定すれば、この旨は利用者検
出部21で検出された上、制御部20による制御下に、
計時部22での計時動作は初期状態からスタートされる
ことによって、利用者の存在時間が連続的に計時される
ものとなっている。この間も、利用者が不存在の場合と
同様、制御部20では、利用者検出部21からの存在検
出信号と計時部22からの計時時間が周期的に監視され
ているが、やがて、その計時時間が設定時間TON(例え
ば5秒とか15秒)を超過したならば、制御部20によ
る制御下に、補助スイッチ23がオン状態におかれるこ
とによって、ディスプレイ14への電源供給は自動的に
オンされると同時に、表示部24での電源供給オフ表示
は解除されているものである。因みに、設定時間T
OFF ,TONは固定的に設定されてもよいが、利用者が外
部からスイッチ操作等で随時任意に可変設定するように
してもよい。
【0013】ここで、利用者検出部21について若干補
足説明すれば、利用者検出部21での利用者存否検出感
度としては、利用者がディスプレイ装置1の前方1m程
度の範囲内に存在しているか否かを検出し得る程度にし
ておけば十分である。また、その利用者が別のデスクワ
ークをするために、そのディスプレイ装置1の真正面前
から若干外れて着席している場合には、着席状態にある
として検出されないよう、反射形赤外線センサの立体放
射角度は必要最小限にとどめるべく狭く設定しておくの
がよい。このように、利用者存否検出感度と立体放射角
度が設定される場合には、たとえ、利用者の着席位置が
本来の位置よりずれた状態にあって、ディスプレイ装置
が入出力内容や表示内容の確認に積極的に利用されてい
ない場合には、ディスプレイ14への供給電源は自動的
にオフされ得るものである。
【0014】最後に、利用者検出部21と表示部24の
取付位置について簡単に説明する。図2にディスプレイ
装置1の一例での正面外観構成を示す。図示のように、
利用者検出部21、表示部24各々の取付位置はディス
プレイ画面下部とされているが、勿論これに限定はされ
ない。尤も、利用者検出部21としては、利用者の存否
をその頭部部分で検出するよりも胴体部分で検出するほ
うがより確実であることから、その取付位置は必然的に
図示のような位置になると考えられる。その際に、キー
ボード装置や反射グレア防止フィルタ等が障害物となっ
て利用者の存否検出が不可とならないように注意しなけ
ればならないが、このような事情は表示部24について
も同様である。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1による
場合は、ディスプレイ装置における主構成要素として
の、電源供給状態で電磁波を発生するディスプレイに対
し、利用者がディスプレイ装置近傍に存在していない場
合には、ディスプレイへの電源供給が自動的にオフされ
ることによって、オフ状態にある間、ディスプレイから
は電磁波が発生され得ないディスプレイへの電源供給オ
ン/オフ制御方法が、また、請求項2による場合には、
利用者が装置近傍に存在していない場合には、その間、
その主構成要素としてのディスプレイへの電源供給がオ
フ可とされたディスプレイ装置がそれぞれ得られるもの
となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるディスプレイ装置の一例
での概要構成を示す図
【図2】図2は、そのディスプレイ装置の一例での正面
外観構成を示す図
【符号の説明】
1…ディスプレイ装置、11…主電源スイッチ、12…
電源部、14…ディスプレイ、20…制御部、21…利
用者検出部、22…計時部、23…補助スイッチ、24
…表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ装置における主構成要素と
    しての、電源供給状態で電磁波を発生するディスプレイ
    に対し、利用者がディスプレイ装置近傍に存在していな
    い場合には、ディスプレイへの電源供給が自動的にオフ
    されるようにしたディスプレイへの電源供給オン/オフ
    制御方法であって、ディスプレイ装置近傍での利用者の
    存否を検出した上、利用者の存否が連続的に計時されて
    いる場合に、利用者の不存在時間が設定時間TOFF を超
    過した場合には、ディスプレイへの電源供給が自動的に
    オフされた上、ディスプレイへの電源供給がオフ状態に
    あることを表示する一方、利用者の存在時間が設定時間
    ON(<<TOFF )を超過した場合は、ディスプレイへの
    電源供給が自動的にオンされるようにしたディスプレイ
    への電源供給オン/オフ制御方法。
  2. 【請求項2】 主構成要素としての、電源供給状態で電
    磁波を発生するディスプレイに対し、利用者が装置近傍
    に存在していない場合には、ディスプレイへの電源供給
    が自動的にオフされるようにしたディスプレイ装置であ
    って、利用者の存否を検出する利用者検出部と、利用者
    の存否を連続的に計時する計時部と、ディスプレイへの
    電源供給をオン/オフする補助スイッチと、ディスプレ
    イへの電源供給がオフ状態にあることを表示する表示部
    と、上記利用者検出部からの存否検出信号にもとづき、
    上記計時部で計時されている利用者の不存在時間が設定
    時間TOFF を超過した場合には、上記補助スイッチをオ
    フ状態におくと同時に、上記表示部にディスプレイへの
    電源供給がオフ状態にあることを表示する一方、上記計
    時部で計時されている利用者の存在時間が設定時間TON
    (<<TOFF )を超過した場合は、上記補助スイッチをオ
    ン状態におくと同時に、上記表示部での電源供給オフ状
    態表示を解除すべく制御する制御部と、を少なくとも具
    備してなるディスプレイ装置。
JP8310700A 1996-11-21 1996-11-21 ディスプレイへの電源供給オン/オフ制御方法、並びにディスプレイ装置 Pending JPH10149144A (ja)

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Cited By (4)

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