JPH10146640A - プレス用金型の再利用方法 - Google Patents

プレス用金型の再利用方法

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Publication number
JPH10146640A
JPH10146640A JP30764396A JP30764396A JPH10146640A JP H10146640 A JPH10146640 A JP H10146640A JP 30764396 A JP30764396 A JP 30764396A JP 30764396 A JP30764396 A JP 30764396A JP H10146640 A JPH10146640 A JP H10146640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
mold
punch
press
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP30764396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hei Inafuku
併 稲福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
Priority to JP30764396A priority Critical patent/JPH10146640A/ja
Publication of JPH10146640A publication Critical patent/JPH10146640A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗した一方の金型を、廃棄することなく他
方の金型用として再利用する。 【解決手段】 互いに同材質により形成された上下1対
の金型11、16における一方の金型16を、型孔を有
する他方の金型11として再利用する方法であって、前
記一方の金型16の上下及び左右寸法を予め他方の金型
11よりも若干大としておき、一方の金型16の成形面
に摩耗等が発生したとき、これに焼き戻し処理を施して
前記他方の金型11とほぼ同形状に加工したのち、焼き
入れする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチとダイとよ
りなるプレス用金型の一方の成形面が摩耗した際、これ
を他方の金型用に加工して再利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、例えばエンジンバル
ブは、加熱した円柱状素材(1)を搾出鍛造して、一端が
拡径する中間品(2)とするか、あるいは丸棒状素材(3)
を電気アプセッタにより据込み鍛造して、一端が拡径す
る中間品(4)としたのち、中間品(2)(4)を、プレス装
置により熱間鍛造して、エンジンバルブの原形品(5)に
成形し、これに多段階の機械加工を施して製品化され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような金型にお
けるダイ及びパンチは、所定数のワークをプレス成形す
ると、次第に摩耗するので、交換する必要があるが、従
来は、摩耗した金型を廃棄して新品と交換しており、不
経済であった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、摩耗した一方の金型を廃棄せずに他方に金
型用に加工して再利用することにより、大幅なコスト低
減を図れるようにした、プレス用金型の再利用方法を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、互いに同材質により形成された上下1対の金型に
おける一方の金型を、型孔を有する他方の金型として再
利用する方法であって、前記一方の金型の上下及び左右
寸法を予め他方の金型よりも若干大としておき、一方の
金型の成形面に摩耗等が発生したとき、これに焼き戻し
処理を施して前記他方の金型とほぼ同形状に加工したの
ち、焼き入れすることにより解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるプレ
ス装置を略示するもので、水平をなす不動の基板(6)に
は、合金工具鋼(例えばSKD−61)製のダイケース
(7)の下部が嵌合され、固定ピン(8)により固定されて
いる。ダイケース(7)の中心軸線上には、前述した中間
品(2)または(4)における軸部(2a)または(4a)が遊嵌し
うる通孔(9)が貫設され、その下面には、内径を若干大
径とした保持筒(10)が、通孔(9)と連通するようにして
連設されている。
【0007】ダイケース(7)の上端部の拡径部中央に
は、合金工具鋼(例えばRT−90)製の原形品(5)成
形用のダイ(11)が圧入されている。
【0008】基板(6)の上方には、それと平行をなす取
付板(12)と、その上面に重着して、加圧装置(図示省
略)により昇降させられる加圧板(13)が設けられてい
る。
【0009】取付板(12)には、上記ダイケース(7)と同
材質のパンチケース(14)の上部が嵌合され、固定ピン
(8)により固定されている。パンチケース(14)の中心軸
線上には、押し出し孔(15)が貫設され、また下端部の拡
径部中央には、上記ダイ(11)と同材質で、かつ外径及び
上下寸法をダイ(11)よりも若干大としたパンチ(16)が圧
入されている。
【0010】上述のプレス装置においては、加圧板(13)
とともにパンチ(16)を上昇させて、ダイ(11)に中間品
(2)または(4)を挿入したのち、加圧装置により加圧板
(13)とともにパンチ(16)を下降させれば、中間品(2)ま
たは(4)はエンジンバルブの原形品(5)に成形される。
【0011】上述したプレス装置のダイ(11)とパンチ(1
6)は、それぞれ必要最小限の大きさとして、ダイケース
(7)とパンチケース(14)に圧入されているので、通常の
大型のダイやパンチに比して、それらの交換コストは小
さいが、さらに次のようにしてパンチ(16)を再利用する
ことにより、経済的効果を著しく高めうる。
【0012】すなわち、中実となっているパンチ(16)に
摩耗が発生した際には、まずパンチケース(14)をパンチ
(16)とともにプレス装置より取外し、押し出し孔(15)よ
り挿入した治具を利用してパンチ(16)をパンチケース(1
4)より抜き出す。
【0013】ついで、パンチ(16)を焼き戻しして軟化さ
せたのち、外径及び上下寸法をダイ(11)と同寸法に加工
するとともに、エンジンバルブの原形品(5)と補形をな
す型孔を形成する。ついで、焼入れにより硬化させれ
ば、使用不能となったパンチ(16)を、廃棄することな
く、ダイ(11)として再利用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、摩耗等により使用不能
となった一方の金型(パンチ)を、廃棄することなく、
簡単に他方の金型(ダイ)に加工して再利用することが
できるので、高価な金型の交換頻度が少なくて済み、経
済的効果が甚だ大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるプレス装置の要部の中央縦
断正面図である。
【図2】エンジンバルブの成形工程を略示する正面図で
ある。
【符号の説明】
(1)(3)素材 (2)(4)中間品 (2a)(4a)軸部 (5)原形品 (6)基板 (7)ダイケース (8)固定ピン (9)通孔 (10)保持筒 (11)ダイ(金型) (12)取付板 (13)加圧板 (14)パンチケース (15)押し出し孔 (16)パンチ(金型)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同材質により形成された上下1対
    の金型における一方の金型を、型孔を有する他方の金型
    として再利用する方法であって、前記一方の金型の上下
    及び左右寸法を予め他方の金型よりも若干大としてお
    き、一方の金型の成形面に摩耗等が発生したとき、これ
    に焼き戻し処理を施して前記他方の金型とほぼ同形状に
    加工したのち、焼き入れすることを特徴とするプレス用
    金型の再利用方法。
JP30764396A 1996-11-19 1996-11-19 プレス用金型の再利用方法 Pending JPH10146640A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101123396B1 (ko) 2010-01-21 2012-03-23 (주) 호창엠에프 금형장치의 이용방법
CN103128515A (zh) * 2011-11-28 2013-06-05 上海新安汽车隔音毡有限公司 一种制作带镶孔模具的方法
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