JPH10146412A - スキーシミュレーション運動装置 - Google Patents

スキーシミュレーション運動装置

Info

Publication number
JPH10146412A
JPH10146412A JP34232596A JP34232596A JPH10146412A JP H10146412 A JPH10146412 A JP H10146412A JP 34232596 A JP34232596 A JP 34232596A JP 34232596 A JP34232596 A JP 34232596A JP H10146412 A JPH10146412 A JP H10146412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
scaffold
rotating
simulation exercise
ski simulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34232596A
Other languages
English (en)
Inventor
Utako Katou
詩子 河▲トウ▼
Keiko Katou
慶子 河▲トウ▼
Tetsuya Katou
鉄也 河▲とう▼
Mitsuo Sugimoto
満郎 杉本
Hitoshi Ueda
仁志 上田
Tsutomu Katou
勉 河▲トウ▼
Ryoichi Yoshida
良一 吉田
Hirohiko Seto
裕彦 勢登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP34232596A priority Critical patent/JPH10146412A/ja
Publication of JPH10146412A publication Critical patent/JPH10146412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スキーシミュレーション運動装置の新規の付加
手段および改良手段に関する。 【解決手段】モーグルのように両脚を激しく動かすスキ
ーシミュレーションを可能とし、またよりスキー運動に
近い運動が可能なように、味噌すり運動をする回転椅子
1の付加や、左右足台の前後スライド手段の新たな手段
36や、左右足台の捻り回転の新たな負荷手段の付加
や、足台の新たな上下駆動手段の付加や、足場の新たな
上下駆動手段の付加をした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキーやスノーボード
やサーフィンおよびそれに類似した運動(以下スキー運
動という)を行うスキー運動装置と、そのスキー運動装
置を使ったスキー運動の動きを検出するスキー運動検出
装置と、そのスキー運動装置やスキー運動検出装置を使
ったスキー運動のトレーニング装置や、フィットネス機
器や、リハビリテーション機器や、健康機器や、スキー
シミュレーション装置や、ゲーム装置や、及びそれらの
応用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願は、スキーシミュレーション運動
装置に関する平成7年特許願第143853号や、平成
7年特許願205027号や、PCT−JP96/01
199の出願中特許に関しての改良技術に関してであ
る。
【0003】上記出願中のスキーシミュレーション運動
装置においては、図1と図2に示すようにプレーヤーが
座る椅子(1)を備え、プレーヤーの腰部の左右への回
動運動に伴い椅子(1)が左右に回動するように椅子
(1)に回動手段(椅子回転軸)(2)、(13)(軸
受け)を備え、またさらに、前記の回動する椅子(1)
の前方に両脚および両足を乗せる足場(4)を備え、そ
してその足場(4)が両脚の左右への押し出し運動に伴
い左右に回動するように、前記の椅子(1)の回転軸系
かまたはその椅子(1)の回転軸系の周辺の固定台(1
4)の1点(または無限遠点でもよい)を軸として左右
に回動(または無限遠点の場合は直線運動)するように
足場(4)に回動手段(または摺動手段)(5)、(1
3)(軸受け)を備え、また、回動する(または摺動す
る)足場(4)の上に、さらに両足を乗せる足台(7)
を備え、両脚および両足首の左右への捻り運動に伴っ
て、足台7がさらに足場(4)の上で左右に回動するよ
うに足場(4)の回転軸(5)とは異なる足場(4)上
の任意の一点にさらに回転軸(8)を設け、その回転軸
(8)を軸として足台(7)が左右に回動するように足
台(7)に回動手段(8)、(13)(軸受け)を備え
たことを特徴とするものであった。
【0004】また、図3と図4に示すように前記のスキ
ーシミュレーション運動装置の回動する足台(7)の上
に(または、回動する足台(7)を設けない場合は足場
(4)の上の任意の足台相当部分の上に)、さらに左右
の足を各々別々に乗せる左足台(21)と右足台(2
2)を設け、またその左右の足台が互いに前後にスライ
ドして動く様に、左右の足台に左右足台の前後スライド
手段(36)を設けたことを特徴とするものであった。
(尚、参考のために、図5〜13には左右足台の前後ス
ライド手段の例を示してある。)
【0005】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置の回動する足場(4)の回転軸(5)
と足台(7)の回転軸(8)との距離が伸縮するよう
に、回動する足場(4)に足場(4)が前後に伸縮する
足場伸縮手段(4−1)、(4−2)を設けたことを特
徴とするものであった。
【0006】またさらに、回動する椅子(1)の左右
に、椅子(1)といっしょにくっついて左右に回転をし
ない左右に固定された肘をかける為の肘掛け(16−
1)(または、脇を支える為の脇に抱える脇抱えパッ
ド)を設けたことを特徴とするものであった。
【0007】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置の回動する椅子(1)の前方に、例え
ば2本のストックのような把握部(16)を設けたこと
を特徴とするものであった。また、把握部(16)は前
記の肘掛け(16−1)や脇抱えパッドの先に設けるよ
うにしても良いものであった。
【0008】そして、さらに図1、2、3、4に示すよ
うにスキー運動の動きを検出する為に、以下の手段を設
けていた。前記の全てのスキーシミュレーション運動装
置において、腰部の回転運動を検出するために、椅子
(1)の回動手段(2)、(3)の回転軸系に椅子
(1)の左右への回動を検出する椅子の回転検出手段
(3)を付加した事を特徴とするものであった。
【0009】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置において、回動する足場(4)に乗せ
た両脚の左右への押し出し運動を検出するために、足場
(4)の回動手段(5)(足場回転軸)の回転軸系に、
足場(4)の左右への回動を検出する足場の回転検出手
段(6)を付加した事を特徴とするものであった。
【0010】またさらに、前記の足台(7)を備えた全
てのスキーシミュレーション運動装置において、回動す
る足台(7)に乗せた両脚および両足首の左右への捻り
運動を検出するために、足台の回動手段(8)、(1
3)(軸受け)の回転軸系に足場(4)を基準とした足
台(7)の左右への回動を検出する足台の回転検出手段
(9)を付加した事を特徴とするものであった。
【0011】またさらに、前記の左右の足台の前後スラ
イド手段(36)を備えた全てのスキーシミュレーショ
ン運動装置において、足台(7)(または、足場(4)
の足台相当部分)を基準として左足台(21)と右足台
(22)が互いに前後にスライドするスライド量を検出
するために、左右足台の前後スライド手段(36)に左
右足台の前後スライド検出手段(32)を付加した事を
特徴とするものであった。
【0012】またさらに、前記の把握部(16)(スト
ック)を備えた全てのスキーシミュレーション運動装置
において、把握部(16)に把握部(ストック)の左右
上下または回転等の操作の動きを検出するジョイステッ
キ検出手段(20)を付加した事を特徴としたものであ
った。
【0013】そして、スキー運動の運動負荷抵抗感を与
える為に、以下の手段を設けていた。前記の全てのスキ
ーシミュレーション運動装置において、足場(4)の左
右への回動運動にたいし運動負荷抵抗が生じるように、
固定台(14)の任意の一点と足場(4)の任意の一点
とを弾性体(33)で結合した事を特徴とするものであ
った。
【0014】またさらに、前記の足場伸縮手段(4−
1)を備えた全てのスキーシミュレーション運動装置に
おいて、足場(4)の回転軸(5)と足台(7)の回転
軸(8)との距離が弾性をもって伸び縮みする事により
足場(4)の伸縮運動にたいし伸縮方向の運動負荷抵抗
が生じるように、足場伸縮手段(4−1)の伸縮する一
方と固定された他方とを弾性体(4−2)で結合した事
を特徴とするものであった。
【0015】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置において、足場(4)や足台(7)の
回転軸系に電磁ブレーキ等のブレーキ手段を設けてもよ
いものであった。
【0016】そして、前記のようなスキー運動の動きを
検出する手段を備えた全てのスキーシミュレーション運
動装置において、各検出手段の出力信号をグラフィック
コンピューターやシミュレーションコンピューターやゲ
ームコンピューターやその他の制御手段等のI/O手段
の入力とし、その検出信号を分析し制御する事を特徴と
したものであった。尚、上記の全ての構成手段の各構成
要素において、各構成要素を必要に応じて取捨選択し構
成しても良ものであった。例えば、各種の回転検出手段
は必ずしも全て使う必要は無く、必要に応じ付加すれば
良いものであった。
【0017】そして、上記のように構成されたスキーシ
ミュレーション運動装置において、プレーヤーは、左右
に回動する椅子(1)に座り、左右に回動する足場
(4)の上の足台相当部分に左右の足を乗せ(または足
台(7)が有る場合は左右に回動する足台(7)の上
に、または左右の足台が有る場合は左足台(21)およ
び右足台(22)の上に、左右の足を乗せ)、把握部
(16)(ストック)を握り、また肘掛け(16−1)
があれば肘掛け(16−1)に肘を掛ける(または脇抱
えパッドがあれば脇に脇抱えパッドを抱える)。そし
て、ストック(16)や肘掛け(16−1)や脇抱えパ
ッドを上体の支えとして使うことにより、肩が下半身に
対し一緒に動かないように働き、肩の固定手段とするこ
とが出来るものであった。
【0018】この姿勢で、例えば上体と下肢の逆捻りを
伴った外向傾姿勢や、腰の捻りや、両脚および両足の前
後左右への捻り押し出しや、足首の捻りによる左右の足
の前後差の動き等のスキー運動の動作を行うと、これら
の運動の相互作用の結果、把握部(16)(ストック)
を握った腕(または肘掛け(16−1)の肘や脇抱えパ
ッドの脇)を支え点として、椅子(19が左右に回動
し、さらに足場(4)が左右に回動し、さらに(足台
(7)がある場合は)足場(4)を基準にして足台
(7)が左右に回動し、さらに(左右足台がある場合
は)足台(7)を基準にして左足台(21)と右足台
(22)に前後差が生まれるものであった。
【0019】そして、これらの各々の回動運動を、各々
椅子の回転検出手段(3)や、足場の回転検出手段
(6)や、足台の回転検出手段(9)や、左右足台の前
後スライド検出手段(32)が、左右への回動量やスラ
イド量を検出するものであった。
【0020】尚、足台の回転検出手段(9)は、回転す
る足場(4)を基準とした足台(7)の相対的な回転量
を検出することになる。また、左右足台の前後スライド
検出手段(32)は、足台(7)を基準とした左右の足
台の前後への相対的なスライド量を検出することになる
ものであった。
【0021】また、足場(4)の回動軸(5)の近傍の
固定台(14)の一点と足場(4)の一点とを弾性体
(33)で結合することにより、足場(4)が左右に回
動する時の回転量に比例した力が足場に働き、足場
(4)を椅子(1)の前方中央の元の位置に引き戻すよ
うに作用すると共に、この力により脚や足の左右への回
動運動に対して左右への運動抵抗感を生じさせる効果が
あるものであった。
【0022】また、足場(4)や足台(7)の回転軸系
に電磁ブレーキ等の可変なブレーキ手段を設けることに
より、足場(4)の左右への回動に対し可変な負荷抵抗
感を生じさせる効果があるものであった。
【0023】また、足場伸縮手段(4−1)により、足
場回転軸(5)と足台(7)との距離が自由に伸縮する
ようになり、足場(4)(または足台7)に乗った下肢
の前後への自由な運動が可能となるものであった。また
さらに、弾性体(4−2)で結合された足場(4)の足
場伸縮手段(4−1)は、足場(4)(または足台7)
に乗った下肢の前後への運動の運動抵抗感を生じさせる
効果がある。そして、足場伸縮手段(4−1)と前記の
回転する足場(4)と足台(7)とがあいまって足台
(7)に乗った下肢の前後左右への自由な運動が可能に
なるとともに、さらに足場(4)や足場伸縮手段(4−
1)の弾性体(33)や足場(4)の可変ブレーキ及び
足台(7)の可変ブレーキ等とがあいまって、足台
(7)に乗った下肢の前後左右や捻りの運動抵抗感を生
じさせる効果があるものであった。
【0024】また、肘掛け(16−1)や脇抱えパッド
を設けた場合、それに肘や脇を支えることにより肩また
は上体を安定に正面に固定させる働きをする効果があ
り、その結果、手首が自由に使える状態となるものであ
った。したがってその自由になった手首で把握部(1
6)(ストック)を握り操作すると、よりウエーデルン
などの運動に似たストックワークが行い易くなる効果が
ある。そしてさらに把握部(16)に設けたジョイステ
ッキ検出手段(20)により、ストックワークの手首の
返し運動の検出や上体の向きやターンのマッキシマムの
姿勢の検出等ができるようになる効果があるものであっ
た。(上記の詳細は例えば、PCT出願PCT−JP9
6/01199を参照)
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキーシミュレ
ーション運動装置は上記のような物であったが、しかし
従来のスキーシミュレーション運動装置でスキー運動を
行った場合、下記のような問題点があった。
【0026】第1の問題点は、従来の物は、スキー運動
を行うと回転する回転椅子は回転軸にたいして直行する
面で平坦な回転を行うのみであった。即ち、腰は平坦な
水平面で水平回転運動しかできなかった。従って、スキ
ー運動独特の外向傾姿勢をとった時の腰の傾斜の姿勢が
とれず、腰の回転がスムーズに行えないと言う問題点が
あった。このため本発明はこの傾斜を伴った腰が傾斜を
伴って味噌すり回転運動のように動く回転椅子を提供す
ることを目的とする。
【0027】第2の問題点は、従来の物は、左右の足の
前後差を伴った捻り押し出し運動を行う時、この運動を
実現する機構は、足台の回転の動きと、左右の足台の前
後差の動きとを合成する2つの機構でできており、すな
わち回転する足台と前後に動く左右の足台の2つの機構
の動きが必ず伴う物であった。従って左右の足の捻り押
し出し運動を検出するには、足台の回転の検出手段と左
右足台の前後差の検出(左右足台リンク回転盤の回転)
手段の両方の検出手段を設けなければならない物であっ
た。本発明はこの捻りといった回転と前後差運動の複合
合成運動をよりシンプルな機構で提供すると共に、1個
の検出手段で前後差を伴った捻りを検出する機構を提供
する事を目的とする。
【0028】第3の問題点は、従来の物は、捻った時に
捻り抵抗感を出す負荷手段として電磁ブレーキ等を回転
足台や左右足台リンク回転盤の回転軸系に取り付けてい
たが、機構が複雑であると言う問題点があった。従って
本発明はよりシンプルな機構でかつ前記第2の問題点を
解決すると同時に捻った時に捻り抵抗感をも出せる負荷
手段を提供する事を目的とする。
【0029】第4の問題点は、従来の物は、足台が上下
するモーグル運動をシミュレーションする為に、足台を
上下する方法や回転椅子と足場をシーソウ運動させる方
法があったが、回転椅子を上下させるには体重がかかっ
た状態では回転椅子に荷重負荷がかかり過ぎて大きな駆
動力を必要とした。従って足場や足台のみをより少ない
駆動力で上下駆動ができるその具体的な実現手段を提供
する事を目的とする。また,同時に前記第2の問題点を
も加味した実現手段を提供する事を目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
為に、本発明は下記の方法と手段で構成される。
【0031】第1の問題点を解決する為には、図1の回
転椅子(1)に味噌すり回転運動をする機構を設ける。
この味噌すり回転運動を行う回転椅子(1)の構成は、
図14〜18に示すように上面椅子台(1−A)と下面
椅子台(1−B)を備え、また上面椅子台(1−A)と
下面椅子台(1−B)にサンドイッチされるように略球
面をした部分球面台(1−C)を備えて構成される。そ
して上面椅子台(1−A)の略中心を支点にして、上面
椅子台(1−A)が部分球面台(1−C)の球面をなぞ
るように360度全周に渡り前後左右に傾斜するよう
に、上面椅子台(1−A)と下面椅子台(1−B)と部
分球面台(1−C)を取り付ける。
【0032】また,第2の問題点を解決する為の、第1
の方法は図30に示すように、足台(7)か又は足場
(4)の足台相当部分(4−3)に左右対象に2本の回
転軸(スライド軸)(30)を設け、その2本の回転軸
(30)の各々を回転軸として回転する左右の足をのせ
る左足台(21−a)と右足台(22−a)を設けて構
成される。
【0033】また,第2の方法は図31に示すように、
足場(4)の足台相当部分(4−3)に左右対称に2本
の回転軸(30)を設け、左足台(21)と右足台(2
2)を2本の回転軸(30)の対象面で平行に面接触す
るような形状で構成され、また左足台(21)と右足台
(22)の回転軸(30)の軸穴を従来のように縦長穴
ではなく横長穴溝(29)として構成される。
【0034】また,第3の問題点を解決する為には、図
33、34に示すように、上記第2の問題点の解決手段
の第2の方法(図31)に於いて、左右足台(21)
(22)の横長穴溝(29)の溝の中に例えばコイルバ
ネのような弾性体(45)を設け、その弾性体(45)
の一方の端を回転軸(30)にけいごうし他方の端を左
(右)足台(21)(22)にそれぞれけいごうする。
左右の足台(21)(22)はともにこのように弾性体
(45)を設ける。また、さらに左右の足台(21)
(22)のつま先部分と踵部分を互いに弾性体(46)
で結合するようにけいごうする。
【0035】また,第4の問題点を解決する為に、第1
の方法は図41に示すように、回転する足台(7)とそ
の軸受けとなる足場(4)との間に回転する足台(7)
の回転軸(8)を巻き込むように例えばコイルスプリン
グのような弾性体(48)を設ける。またその回転する
回転軸(8)の先端を磁性体(55)で作りその磁性体
(55)を引き込むようにブラケット(51)にプラン
ジャーマグネット(54)を設ける。この例では左右足
台の前後スライド手段(36)は図31ならびに図11
〜13の例で示してある。尚、断面の図は便宜上、左右
の足台(21)(22)の向きは足場(4)の向きと9
0度異にして記してある。
【0036】また,第2の方法は回転する足場(4)に
おいて、図47、48に示すように、足場(4)を平行
四辺形の形をした4本のアーム(4−A),(4−
B),(4−F),5で構成し各アームを4本のピン
(4−E)で結合する。そしてその平行四辺形の適当な
位置の各対角線上を対角にけいごうする2本の弾性体
(4−D)で各アームを結合する。この弾性体(4−
D)は油圧(空圧)で制御できる油圧(空圧)スプリン
グなどであると望ましい。
【0037】また,第3の方法は、図49、50に示す
ように、回転する足場(4)において、足場(4)をア
ーム(4−G)と,弾性体(4−D),足場回転軸
(5)とで三角形を構成し、アームの代わりをしている
回転する足場(4)の足場回転軸(5)以外の2本のア
ーム(4−G),(4−D)の内一方のアームを例えば
この図では(4−D)を油圧(空圧)で制御できる油圧
(空圧)スプリングのような弾性体(4−D)で構成す
る。
【0038】
【作用】第1の問題点の解決手段(図14〜18)にお
いて、上面の椅子台(1−A)に腰掛けて腰を味噌すり
運動風に運動を行うと、上面の椅子台(1−A)は部分
球面台(1−C)の球面をなぞるようにその球面が構成
する立体角の範囲内で味噌すり運動を行う。下面の椅子
台(1−B)と部分球面台(1−C)は回転椅子(1)
の回転軸に従って回転も同時に行うので、上面の椅子台
(1−A)は回転を伴った味噌すり回転運動を行う事も
可能となる。
【0039】第2の問題点の解決手段の第1の方法(図
30)は、左右の足台(21−a)、(22−a)が各
々独立の回転軸(30)を軸として回転する事により左
右の足が回転と前後差が同時に生まれ捻られる。しかし
この動きは左右の足台に乗せた平行な左右の足を捻るこ
とにより左右の足が左右に接近する動きをする特徴があ
る。
【0040】第2の問題点の解決手段の第2の方法(図
31)は、図32に示すように足場(4)(または、足
場の足台相当部分(4−3))の上の2点に設けた左右
の足台(21)、(22)の回転軸(30)を軸として
左右の足台(21)、(22)を捻ると(図の場合右へ
少し捻る)、接するようにして平行におかれた左右の足
台(21)と(22)は横長穴溝(29)にそってスラ
イドして上下に逃げるようにして前後差を作りながら回
転する。この動きは回転する従来の足台(7)を設けな
くとも足場(4)上で左右の足台(21)、(22)の
捻り動作が行える事を意味し、シンプルな構造を特徴と
する。従って足台(7)の動きを検出する必要は無く、
左右の足台(21)または(22)の何れかの動きを検
出するのみで捻りの検出が可能となる。
【0041】また,その他の実施例として、図40に示
すように、第2の方法(図31)の左右の足台(21)
(22)の横長穴溝(29)の形状を(21−b)(2
2−b)のように空洞の横長穴溝(29)とし、左右足
台(21)と(22)の裏面には線形のギア部分(21
−c),(22−c)が切ってあり、また、左右足台リ
ンク回転盤(31)には周囲にギア部分(31−a)が
切ってあり、軸B(35)を備えている。そして、左右
足台(21)、(22)の線形のギア部分(21−
c)、(22−c)と左右足台リンク回転盤(31)の
ギア部分(31−a)とがラックとピニオンの関係のよ
うに結合されて、左右足台(21)と(22)とが前後
にスライドすると、ギア部分(21−c)、(22−
c)と結合されたギア部分(31−a)により左右足台
リンク回転盤(31)が左右に回転する。そしてその回
転量と回転方向は軸B(35)より足台の回転検出手段
(9)により取り出せるように働く。
【0042】第3の問題点の解決手段の第1の方法(図
33)は、第2の問題点の解決手段の第2の方法(図3
2)と同じように図34に示すように、左右の足台(2
1)と(22)が左右に捻られた時、左右の足台の回転
軸(30)は左右の足台の横長穴溝(29)の中であた
かも中心方向に移動したかのごとく横長穴溝(29)に
沿って動くように作用する。このとき横長穴溝(29)
の中の弾性体(45)は伸びて長くなる状態となる。し
たがってこの弾性体(45)は左右の足台(21)、
(22)を回転軸(30)のある中心の方向に引き付け
られるように作用する。したがってこの弾性体(45)
の伸びた状態の応力が捻りの応力として働き、捻りの負
荷運動抵抗感として作用する。また、さらに弾性体(4
5)は左右の足台(21)と(22)とが離れて分離し
ないようにも作用し働いている。また左右足台(21)
と(22)のつま先部分と踵部分に設けた弾性体(4
6)は左右の足台(21)と(22)が捻られることに
より遠ざかるように動きそれに伴って弾性体(46)も
伸びる。この弾性体(46)が生成する応力も前記弾性
体(45)と同様な作用と働きをする。
【0043】第4の問題点の解決手段の第1の方法(図
41)は、回転する足台(7)の回転軸(8)に巻き込
まれたコイルスプリングでできた弾性体(48)は足台
(7)の上下方向の運動に対し弾力をもって作用すると
ともに、もしこの弾性体(48)を足台(7)と足場
(4)に結合しておくことにより、足台(7)の左右の
回転方向の運動に対して弾性体(48)は左右のネジ巻
き方向の弾力をもって作用する。またプランジャーマグ
ネット(54)は足台(7)の回転軸(8)に取り付け
た磁性体(55)を引き込むように働き、前記弾性体
(48)の反力に打ち勝って足台(7)を下方に引くよ
うに作用する。したがってプランジャーマグネット(5
4)をON/OFFさせることにより足台全体を上下に
駆動するように作用する。
【0044】第4の問題点の解決手段の第2の方法(図
47、48)は、四辺のアーム(4−A),(4−
B),(4−F),足場回転軸(5)で構成された平行
四辺形をした足場(4)は、対角の弾性体(4−D)の
伸縮により平行四辺形の形状が変形することにより足台
(7)を垂直に上下に駆動するように作用する。
【0045】また,第4の問題点の解決手段の第3の方
法(図49、50)は、三角形のアーム(4−G),
(4−D),足場回転軸(5)により構成された足場
(4)はいずれか1つの伸縮するアームである弾性体
(4−D)により押し上げる(又は吊り上げる)ように
作用し、足場(4)は上下に傾斜するとともに足台
(7)も足場(4)とともに傾斜するように作用する。
【0046】
【実施例】以下に、本発明の好ましい複数の実施例を図
面を参照しながら説明する。本発明の第1の問題点を解
決する為の、実施例の構成図を図19に、またその組み
合わせ実施例を図20〜24に示す。図19に示すよう
に回転椅子(1)は、上面椅子台(1−A)と、下面椅
子台(1−B)と、部分球面台(1−C)とにより構成
され、また上面椅子台(1−A)には曲面または円形の
座ぐり穴(1−D)を設けた事を特徴とした例である。
そして部分球面台(1−C)を上面椅子台(1−A)と
下面椅子台(1−B)とでサンドイッチするように挟み
込む。
【0047】その挟み込む組み合わせ方の実施例として
その断面図を図20〜24に示すように、上面椅子台
(1−A)と下面椅子台(1−B)とが上下の関係が逆
になった例を示す。また、部分球面台(1−C)の球面
の曲率半径の大小の相違の例を示す。また、図24では
上面椅子台(1−A)の座ぐり穴(1−D)が円形の穴
の例の場合で、座ぐり穴(1−D)のコーナーが部分球
面台(1−C)に接するような形になっている。この例
も図には記さないが上下逆でも良い。
【0048】また、図25〜29においては、前記実施
例にさらに上面椅子台(1−A)と下面椅子台(1−
B)との間にコイルスプリング(1−E)を挟み込んだ
例である。部分球面台(1−C)の形状は部分円柱や円
錐形や三角柱等でも良い。また、図27に示すように部
分球面台(1−C)が無くとも良い。また図28に示す
ようにコイルスプリング(1−E)が円錐形でも良い
し、また図29に示すようにドウナツ型のクッション材
でできた物でも良い。尚、前記の全ての部分球面台(1
−C)は硬度が硬めの弾性体であると座り心地や滑らか
さや静かさにおいてなお良い。
【0049】次に、第2の問題点を解決する為の第1の
方法の実施例として、図30に示す例の足場(4)は、
回転する足台(7)であっても良い。また第2の方法の
実施例として、図31に示す足場(4)は、足場(4)
の一部である回転しない足台相当部分(4−3)であっ
ても良い。また第2のその他の実施例として、図35〜
37に示すように、回転軸(8)を備えた回転する足台
(7)に左右対称に2本の回転軸(30)を設け、左足
台(21)と右足台(22)を2本の回転軸(30)の
対象面で平行に面接触するような形状で構成され、左足
台(21)と右足台(22)の回転軸(30)の軸穴を
縦長穴溝(27)として構成する。そして、左右の足台
(21)と(22)を前後にスライドすると図36のよ
うな状態になり、さらに右に少し回転すると図37のよ
うな状態となる。この状態は左右の足台(21)と(2
2)を回転軸(8)を中心に右に捻った状態である。
【0050】次に、第3の問題点を解決する為の実施例
として、図33、34に示すように、シリコンゴムのよ
うな弾性体(47)を横長穴溝(29)と回転軸(3
0)の間に挿入し、図34のように左右の足台(21)
と(22)を右に少し捻った時に回転軸(30)に圧縮
されるようにしても良い。また、図38、39に示すよ
うに、前記第2の問題点の第2のその他の方法(図3
5)における、左右足台(21)、(22)の2つの縦
長穴溝(27)の溝の中に例えばコイルバネのような弾
性体(45)を各々2本づつ設け、その弾性体(45)
の一方の端を回転軸(30)にけいごうし他方の端を左
(右)足台(21)、(22)にそれぞれけいごうす
る。左右の足台(21)、(22)ともにこのような弾
性体(45)を設ける。また、さらに左右の足台(2
1)、(22)のつま先部分と踵部分に左右の足台を弾
性体(46)で結合するようにけいごうする。図39は
左右の足台(21)と(22)を右に捻った場合の状態
を示す図である。足台(7)が回転軸(8)を中心にし
て少し回転し、左右の足台(21)(22)が前後にず
れ、そのずれに伴って各々の弾性体(45)、(46)
の伸縮が行われる。
【0051】次に、第4の問題点の第1の方法のその他
の方法として、図42、43に示すように、足場(4)
の下方に、足場(4)と、回転軸(8)に取り付けた止
め輪(53)との間に、キー溝とキー(49)で回転を
しないようにした足場(4)の上の足台相当部分(4−
3)の回転軸(8)を巻き込むように例えばコイルスプ
リングのような弾性体(48)を設けても良い。また、
この弾性体(48)はその回転する回転軸(8)の先端
を磁性体(55)で作りその磁性体(55)を引き込む
ようにブラケット(51)にプランジャーマグネット
(54)を設ける。そして、プランジャーマグネット
(54)のON/OFFにより足台全体を上下に駆動す
ることができる。この例では左右足台の前後スライド手
段(36)は図40に示す例で示してある。
【0052】また、その他の例として、図43のように
図42の例にさらにこの弾性体(48)を足場(4)の
上方にも設けた例である。また、その他の例として、図
44のように回転する足台(7)や、または足場(4)
の足台相当部分(4−3)を足場(4)と弾性体(4
8)で結合しても良い。図44では左右足台の前後スラ
イド手段(36)は図40の例で示してある。
【0053】また、その他の例として、図45のように
左右の足台(21)と(22)を各々弾性体(48)で
足場(4)や回転する足台(7)と結合しても良い。
【0054】また、その他の例として、図46のように
左右の足台(21)(22)と足場(4)または足台
(7)で部分球面台(1−C)をサンドイッチするよう
にして弾性体(48)で結合するようにしても良い。
尚、図41〜46の弾性体(48)は左右の足台(2
1)(22)の左右への負荷抵抗感と生む手段としても
働く。
【0055】また、第3の方法のその他の実施例とし
て、図51に示すようにアーム(4−D)と(4−G)
を上下に入れ替えた例でも良い。また、図51に示すよ
うに第1の問題点の解決手段の回転する椅子(1)には
上面椅子台(1−A)と下面椅子台(1−B)と部分球
面台(1−C)をジョイントワイヤー(57)で図のよ
うに結合してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1〜4】本発明の改良前の実施例の全体図の斜視図
【図5】回転する足台の左右足台の前後スライド手段の
実施例の構成図
【図6】図5の実施例の左右足台の前後スライド手段の
上面図
【図7】図6の実施例の左右足台の前後スライド手段の
A−A断面図
【図8】左右足台の前後スライド手段の他の実施例の構
成図
【図9】図8の左右足台の前後スライド手段の斜視図
【図10】図9の左右足台の前後スライド手段のI−I
断面図
【図11】左右足台の前後スライド手段の他の実施例の
左右の足台21と22と左右足台リンク回転盤31の上
面図と側面図
【図12】図11の実施例の左右足台の前後スライド手
段の回転足台7の上面図とK−K断面図
【図13】左右足台の前後スライド手段の他の実施例の
上面図とL−L断面図
【図14】第1の問題点を解決するための手段の味噌す
り回転運動をする回転椅その他の付随する実施例の断面
図である。
【符号の説明】
1 回転椅子 1−A 上面椅子台 1−B 下面椅子台 1−C 部分球面台 1−D 座グリ穴 1−E コルスプリング 2 椅子回転軸(椅子の回動手段) 3 椅子の回転検出手段 4 足場 4−1 足場伸縮手段 4−2 弾性体 4−3 足台相当部分 4−A アーム 4−B アーム 4−D 弾性体 4−E ピン 4−F アーム 4−G アーム 5 足場回転軸(足場の回動手段) 6 足場の回転検出手段 7 足台 8 足台回転軸(足台の回動手段) 9 足台の回転検出手段 13 軸受け 14 固定台 16 ストック(把握部) 16−1 肘掛け 20 ジョイステッキ検出手段 21 左足台 21−a 左足台 21−b 左足台 21−c ギア部分 22 右足台 22−a 右足台 22−b 右足台 22−c ギア部分 27 縦穴溝A 28 軸受け穴 29 横長穴溝 30 スライド軸(回転軸) 31 左右足台リンク回転盤 31−a ギア部分 32 左右足台の前後スライド検出手段 33 弾性体 35 軸B 36 左右足台の前後スライド手段 45 弾性体 46 弾性体 47 弾性体 48 弾性体 49 キー溝とキー 51 ブラケット 53 止め輪 54 プランジャーマグネット 55 磁性体 57 ジョイントワイヤー
【0057】
【発明の効果】本発明は、上記に説明したように構成さ
れているので、下記に記すような効果がある。プレーヤ
ーが回転椅子(1)に座り、回転足場(4)上の回転足
台(7)に両足を乗せて、そしてストック(16)を握
り(また、肘掛け(16−1)があるときは肘掛け(1
6−1)に肘をかけ、また、脇抱えパッドがあるときは
脇抱えパッドに脇を支え)、そして外向傾姿勢を伴った
下肢や足の捻り押し出し動作を行うと、回転椅子(1)
と一緒に回転をしない固定された把握部(ストック)
(16)(または肘掛けや脇抱えパッド(16−1))
はプレーヤーの上体(または肩)を正面に固定する役目
を行うので、上体を正面に向けた位置を基準として上体
を捻って腰が回転した分だけ、回転椅子(1)と回転足
場(4)が少し回転し、その腰の回転からさらに下肢を
捻った分だけ、回転足場(4)と回転足台(7)がさら
に少し回転し、また、下肢の捻りに対しさらに足首を捻
った分だけ、回転足場(4)上の回転足台(7)がさら
に少し回転する。
【0058】このような従来のスキーシミュレーション
運動装置において、従来はスキー運動を行うと回転する
回転椅子(1)は回転軸にたいして直行する平面で平坦
な回転を行うのみであり、腰は平坦な水平面で水平回転
運動しかできなかったが、本発明による味噌すり回転運
動をする回転椅子(1−A,1−B,1−C)は、スキ
ー運動独特の外向傾姿勢をとった時の腰の傾斜の姿勢を
とることができ、また腰の回転がスムーズに行えるよう
になった。
【0059】また、従来の物は、左右の足の前後差を伴
った捻り押し出し運動を行う時、この運動を実現する機
構は、足台(7)の回転の動きと、左右の足台(21)
と(22)の前後差の動きとを合成する2つの機構でで
きており、すなわち回転する足台(7)と前後に動く左
右の足台(21)と(22)の2つの機構の動きが必ず
伴う物であり、また左右の足の捻り押し出し運動を検出
するには、足台の回転の検出手段(9)と左右足台の前
後差の検出(左右足台リンク回転盤の回転)手段(3
2)の両方の検出手段を設けなければならない物であっ
たが、本発明はこの捻りといった回転と前後差運動の複
合合成運動をよりシンプルな機構で提供すると共に、1
個の検出手段(図40、42、43の50)で前後差を
伴った捻りを検出する事が可能となった。
【0060】また、従来の物は、捻った時に捻り抵抗感
を出す負荷手段として電磁ブレーキ等を回転足台や左右
足台リンク回転盤の回転軸系に取り付けていたが、機構
が複雑であると言う問題点があったが、本発明はよりシ
ンプルな機構でかつ捻った時に捻り抵抗感をも出せる負
荷手段(図33、34、38、39)を提供する事が可
能となった。
【0061】また、従来の物は、足台が上下するモーグ
ル運動をシミュレーションする為に、足台を上下する方
法や回転椅子と足場をシーソウ運動させる方法があった
が、回転椅子を上下させるには体重がかかった状態では
回転椅子に荷重負荷がかかり過ぎて大きな駆動力を必要
としたが、本発明の足台を上下に駆動する手段(図47
〜51)は足場や足台をより少ない駆動力で上下駆動が
でき、またプランジャーマグネット(54)のON/O
FFや、油圧や空圧で制御できるアーム(4−D)によ
り足台を上下に駆動することによりモーグル運動のよう
な両脚の屈伸運動を伴った運動にも対応ができるように
なった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキーやスノーボード
やサーフィンおよびそれに類似した運動(以下スキー運
動という)を行うスキー運動装置と、そのスキー運動装
置を使ったスキー運動の動きを検出するスキー運動検出
装置と、そのスキー運動装置やスキー運動検出装置を使
ったスキー運動のトレーニング装置や、フィットネス機
器や、リハビリテーション機器や、健康機器や、スキー
シミュレーション装置や、ゲーム装置や、及びそれらの
応用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願は、スキーシミュレーション運動
装置に関する平成7年特許願第143853号や、平成
7年特許願205027号や、PCT−JP96/01
199の出願中特許に関しての改良技術に関してであ
る。
【0003】上記出願中のスキーシミュレーション運動
装置においては、図1と図2に示すようにプレーヤーが
座る椅子(1)を備え、プレーヤーの腰部の左右への回
動運動に伴い椅子(1)が左右に回動するように椅子
(1)に回動手段(椅子回転軸)(2)、(13)(軸
受け)を備え、またさらに、前記の回動する椅子(1)
の前方に両脚および両足を乗せる足場(4)を備え、そ
してその足場(4)が両脚の左右への押し出し運動に伴
い左右に回動するように、前記の椅子(1)の回転軸系
かまたはその椅子(1)の回転軸系の周辺の固定台(1
4)の1点(または無限遠点でもよい)を軸として左右
に回動(または無限遠点の場合は直線運動)するように
足場(4)に回動手段(または摺動手段)(5)、(1
3)(軸受け)を備え、また、回動する(または摺動す
る)足場(4)の上に、さらに両足を乗せる足台(7)
を備え、両脚および両足首の左右への捻り運動に伴っ
て、足台7がさらに足場(4)の上で左右に回動するよ
うに足場(4)の回転軸(5)とは異なる足場(4)上
の任意の一点にさらに回転軸(8)を設け、その回転軸
(8)を軸として足台(7)が左右に回動するように足
台(7)に回動手段(8)、(13)(軸受け)を備え
たことを特徴とするものであった。
【0004】また、図3と図4に示すように前記のスキ
ーシミュレーション運動装置の回動する足台(7)の上
に(または、回動する足台(7)を設けない場合は足場
(4)の上の任意の足台相当部分の上に)、さらに左右
の足を各々別々に乗せる左足台(21)と右足台(2
2)を設け、またその左右の足台が互いに前後にスライ
ドして動く様に、左右の足台に左右足台の前後スライド
手段(36)を設けたことを特徴とするものであった。
(尚、参考のために、図5〜13には左右足台の前後ス
ライド手段の例を示してある。)
【0005】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置の回動する足場(4)の回転軸(5)
と足台(7)の回転軸(8)との距離が伸縮するよう
に、回動する足場(4)に足場(4)が前後に伸縮する
足場伸縮手段(4−1)、(4−2)を設けたことを特
徴とするものであった。
【0006】またさらに、回動する椅子(1)の左右
に、椅子(1)といっしょにくっついて左右に回転をし
ない左右に固定された肘をかける為の肘掛け(16−
1)(または、脇を支える為の脇に抱える脇抱えパッ
ド)を設けたことを特徴とするものであった。
【0007】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置の回動する椅子(1)の前方に、例え
ば2本のストックのような把握部(16)を設けたこと
を特徴とするものであった。また、把握部(16)は前
記の肘掛け(16−1)や脇抱えパッドの先に設けるよ
うにしても良いものであった。
【0008】そして、さらに図1、2、3、4に示すよ
うにスキー運動の動きを検出する為に、以下の手段を設
けていた。前記の全てのスキーシミュレーション運動装
置において、腰部の回転運動を検出するために、椅子
(1)の回動手段(2)、(3)の回転軸系に椅子
(1)の左右への回動を検出する椅子の回転検出手段
(3)を付加した事を特徴とするものであった。
【0009】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置において、回動する足場(4)に乗せ
た両脚の左右への押し出し運動を検出するために、足場
(4)の回動手段(5)(足場回転軸)の回転軸系に、
足場(4)の左右への回動を検出する足場の回転検出手
段(6)を付加した事を特徴とするものであった。
【0010】またさらに、前記の足台(7)を備えた全
てのスキーシミュレーション運動装置において、回動す
る足台(7)に乗せた両脚および両足首の左右への捻り
運動を検出するために、足台の回動手段(8)、(1
3)(軸受け)の回転軸系に足場(4)を基準とした足
台(7)の左右への回動を検出する足台の回転検出手段
(9)を付加した事を特徴とするものであった。
【0011】またさらに、前記の左右の足台の前後スラ
イド手段(36)を備えた全てのスキーシミュレーショ
ン運動装置において、足台(7)(または、足場(4)
の足台相当部分)を基準として左足台(21)と右足台
(22)が互いに前後にスライドするスライド量を検出
するために、左右足台の前後スライド手段(36)に左
右足台の前後スライド検出手段(32)を付加した事を
特徴とするものであった。
【0012】またさらに、前記の把握部(16)(スト
ック)を備えた全てのスキーシミュレーション運動装置
において、把握部(16)に把握部(ストック)の左右
上下または回転等の操作の動きを検出するジョイステッ
キ検出手段(20)を付加した事を特徴としたものであ
った。
【0013】そして、スキー運動の運動負荷抵抗感を与
える為に、以下の手段を設けていた。前記の全てのスキ
ーシミュレーション運動装置において、足場(4)の左
右への回動運動にたいし運動負荷抵抗が生じるように、
固定台(14)の任意の一点と足場(4)の任意の一点
とを弾性体(33)で結合した事を特徴とするものであ
った。
【0014】またさらに、前記の足場伸縮手段(4−
1)を備えた全てのスキーシミュレーション運動装置に
おいて、足場(4)の回転軸(5)と足台(7)の回転
軸(8)との距離が弾性をもって伸び縮みする事により
足場(4)の伸縮運動にたいし伸縮方向の運動負荷抵抗
が生じるように、足場伸縮手段(4−1)の伸縮する一
方と固定された他方とを弾性体(4−2)で結合した事
を特徴とするものであった。
【0015】またさらに、前記の全てのスキーシミュレ
ーション運動装置において、足場(4)や足台(7)の
回転軸系に電磁ブレーキ等のブレーキ手段を設けてもよ
いものであった。
【0016】そして、前記のようなスキー運動の動きを
検出する手段を備えた全てのスキーシミュレーション運
動装置において、各検出手段の出力信号をグラフィック
コンピューターやシミュレーションコンピューターやゲ
ームコンピューターやその他の制御手段等のI/O手段
の入力とし、その検出信号を分析し制御する事を特徴と
したものであった。尚、上記の全ての構成手段の各構成
要素において、各構成要素を必要に応じて取捨選択し構
成しても良ものであった。例えば、各種の回転検出手段
は必ずしも全て使う必要は無く、必要に応じ付加すれば
良いものであった。
【0017】そして、上記のように構成されたスキーシ
ミュレーション運動装置において、プレーヤーは、左右
に回動する椅子(1)に座り、左右に回動する足場
(4)の上の足台相当部分に左右の足を乗せ(または足
台(7)が有る場合は左右に回動する足台(7)の上
に、または左右の足台が有る場合は左足台(21)およ
び右足台(22)の上に、左右の足を乗せ)、把握部
(16)(ストック)を握り、また肘掛け(16−1)
があれば肘掛け(16−1)に肘を掛ける(または脇抱
えパッドがあれば脇に脇抱えパッドを抱える)。そし
て、ストック(16)や肘掛け(16−1)や脇抱えパ
ッドを上体の支えとして使うことにより、肩が下半身に
対し一緒に動かないように働き、肩の固定手段とするこ
とが出来るものであった。
【0018】この姿勢で、例えば上体と下肢の逆捻りを
伴った外向傾姿勢や、腰の捻りや、両脚および両足の前
後左右への捻り押し出しや、足首の捻りによる左右の足
の前後差の動き等のスキー運動の動作を行うと、これら
の運動の相互作用の結果、把握部(16)(ストック)
を握った腕(または肘掛け(16−1)の肘や脇抱えパ
ッドの脇)を支え点として、椅子(19が左右に回動
し、さらに足場(4)が左右に回動し、さらに(足台
(7)がある場合は)足場(4)を基準にして足台
(7)が左右に回動し、さらに(左右足台がある場合
は)足台(7)を基準にして左足台(21)と右足台
(22)に前後差が生まれるものであった。
【0019】そして、これらの各々の回動運動を、各々
椅子の回転検出手段(3)や、足場の回転検出手段
(6)や、足台の回転検出手段(9)や、左右足台の前
後スライド検出手段(32)が、左右への回動量やスラ
イド量を検出するものであった。
【0020】尚、足台の回転検出手段(9)は、回転す
る足場(4)を基準とした足台(7)の相対的な回転量
を検出することになる。また、左右足台の前後スライド
検出手段(32)は、足台(7)を基準とした左右の足
台の前後への相対的なスライド量を検出することになる
ものであった。
【0021】また、足場(4)の回動軸(5)の近傍の
固定台(14)の一点と足場(4)の一点とを弾性体
(33)で結合することにより、足場(4)が左右に回
動する時の回転量に比例した力が足場に働き、足場
(4)を椅子(1)の前方中央の元の位置に引き戻すよ
うに作用すると共に、この力により脚や足の左右への回
動運動に対して左右への運動抵抗感を生じさせる効果が
あるものであった。
【0022】また、足場(4)や足台(7)の回転軸系
に電磁ブレーキ等の可変なブレーキ手段を設けることに
より、足場(4)の左右への回動に対し可変な負荷抵抗
感を生じさせる効果があるものであった。
【0023】また、足場伸縮手段(4−1)により、足
場回転軸(5)と足台(7)との距離が自由に伸縮する
ようになり、足場(4)(または足台7)に乗った下肢
の前後への自由な運動が可能となるものであった。また
さらに、弾性体(4−2)で結合された足場(4)の足
場伸縮手段(4−1)は、足場(4)(または足台7)
に乗った下肢の前後への運動の運動抵抗感を生じさせる
効果がある。そして、足場伸縮手段(4−1)と前記の
回転する足場(4)と足台(7)とがあいまって足台
(7)に乗った下肢の前後左右への自由な運動が可能に
なるとともに、さらに足場(4)や足場伸縮手段(4−
1)の弾性体(33)や足場(4)の可変ブレーキ及び
足台(7)の可変ブレーキ等とがあいまって、足台
(7)に乗った下肢の前後左右や捻りの運動抵抗感を生
じさせる効果があるものであった。
【0024】また、肘掛け(16−1)や脇抱えパッド
を設けた場合、それに肘や脇を支えることにより肩また
は上体を安定に正面に固定させる働きをする効果があ
り、その結果、手首が自由に使える状態となるものであ
った。したがってその自由になった手首で把握部(1
6)(ストック)を握り操作すると、よりウエーデルン
などの運動に似たストックワークが行い易くなる効果が
ある。そしてさらに把握部(16)に設けたジョイステ
ッキ検出手段(20)により、ストックワークの手首の
返し運動の検出や上体の向きやターンのマッキシマムの
姿勢の検出等ができるようになる効果があるものであっ
た。(上記の詳細は例えば、PCT出願PCT−JP9
6/01199を参照)
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキーシミュレ
ーション運動装置は上記のような物であったが、しかし
従来のスキーシミュレーション運動装置でスキー運動を
行った場合、下記のような問題点があった。
【0026】第1の問題点は、従来の物は、スキー運動
を行うと回転する回転椅子は回転軸にたいして直行する
面で平坦な回転を行うのみであった。即ち、腰は平坦な
水平面で水平回転運動しかできなかった。従って、スキ
ー運動独特の外向傾姿勢をとった時の腰の傾斜の姿勢が
とれず、腰の回転がスムーズに行えないと言う問題点が
あった。このため本発明はこの傾斜を伴った腰が傾斜を
伴って味噌すり回転運動のように動く回転椅子を提供す
ることを目的とする。
【0027】第2の問題点は、従来の物は、左右の足の
前後差を伴った捻り押し出し運動を行う時、この運動を
実現する機構は、足台の回転の動きと、左右の足台の前
後差の動きとを合成する2つの機構でできており、すな
わち回転する足台と前後に動く左右の足台の2つの機構
の動きが必ず伴う物であった。従って左右の足の捻り押
し出し運動を検出するには、足台の回転の検出手段と左
右足台の前後差の検出(左右足台リンク回転盤の回転)
手段の両方の検出手段を設けなければならない物であっ
た。本発明はこの捻りといった回転と前後差運動の複合
合成運動をよりシンプルな機構で提供すると共に、1個
の検出手段で前後差を伴った捻りを検出する機構を提供
する事を目的とする。
【0028】第3の問題点は、従来の物は、捻った時に
捻り抵抗感を出す負荷手段として電磁ブレーキ等を回転
足台や左右足台リンク回転盤の回転軸系に取り付けてい
たが、機構が複雑であると言う問題点があった。従って
本発明はよりシンプルな機構でかつ前記第2の問題点を
解決すると同時に捻った時に捻り抵抗感をも出せる負荷
手段を提供する事を目的とする。
【0029】第4の問題点は、従来の物は、足台が上下
するモーグル運動をシミュレーションする為に、足台を
上下する方法や回転椅子と足場をシーソウ運動させる方
法があったが、回転椅子を上下させるには体重がかかっ
た状態では回転椅子に荷重負荷がかかり過ぎて大きな駆
動力を必要とした。従って足場や足台のみをより少ない
駆動力で上下駆動ができるその具体的な実現手段を提供
する事を目的とする。また,同時に前記第2の問題点を
も加味した実現手段を提供する事を目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
為に、本発明は下記の方法と手段で構成される。
【0031】第1の問題点を解決する為には、図1の回
転椅子(1)に味噌すり回転運動をする機構を設ける。
この味噌すり回転運動を行う回転椅子(1)の構成は、
図14〜18に示すように上面椅子台(1−A)と下面
椅子台(1−B)を備え、また上面椅子台(1−A)と
下面椅子台(1−B)にサンドイッチされるように略球
面をした部分球面台(1−C)を備えて構成される。そ
して上面椅子台(1−A)の略中心を支点にして、上面
椅子台(1−A)が部分球面台(1−C)の球面をなぞ
るように360度全周に渡り前後左右に傾斜するよう
に、上面椅子台(1−A)と下面椅子台(1−B)と部
分球面台(1−C)を取り付ける。
【0032】また,第2の問題点を解決する為の、第1
の方法は図30に示すように、足台(7)か又は足場
(4)の足台相当部分(4−3)に左右対象に2本の回
転軸(スライド軸)(30)を設け、その2本の回転軸
(30)の各々を回転軸として回転する左右の足をのせ
る左足台(21−a)と右足台(22−a)を設けて構
成される。
【0033】また,第2の方法は図31に示すように、
足場(4)の足台相当部分(4−3)に左右対称に2本
の回転軸(30)を設け、左足台(21)と右足台(2
2)を2本の回転軸(30)の対象面で平行に面接触す
るような形状で構成され、また左足台(21)と右足台
(22)の回転軸(30)の軸穴を従来のように縦長穴
ではなく横長穴溝(29)として構成される。
【0034】また,第3の問題点を解決する為には、図
33、34に示すように、上記第2の問題点の解決手段
の第2の方法(図31)に於いて、左右足台(21)
(22)の横長穴溝(29)の溝の中に例えばコイルバ
ネのような弾性体(45)を設け、その弾性体(45)
の一方の端を回転軸(30)にけいごうし他方の端を左
(右)足台(21)(22)にそれぞれけいごうする。
左右の足台(21)(22)はともにこのように弾性体
(45)を設ける。また、さらに左右の足台(21)
(22)のつま先部分と踵部分を互いに弾性体(46)
で結合するようにけいごうする。
【0035】また,第4の問題点を解決する為に、第1
の方法は図41に示すように、回転する足台(7)とそ
の軸受けとなる足場(4)との間に回転する足台(7)
の回転軸(8)を巻き込むように例えばコイルスプリン
グのような弾性体(48)を設ける。またその回転する
回転軸(8)の先端を磁性体(55)で作りその磁性体
(55)を引き込むようにブラケット(51)にプラン
ジャーマグネット(54)を設ける。この例では左右足
台の前後スライド手段(36)は図31ならびに図11
〜13の例で示してある。尚、断面の図は便宜上、左右
の足台(21)(22)の向きは足場(4)の向きと9
0度異にして記してある。
【0036】また,第2の方法は回転する足場(4)に
おいて、図47、48に示すように、足場(4)を平行
四辺形の形をした4本のアーム(4−A),(4−
B),(4−F),5で構成し各アームを4本のピン
(4−E)で結合する。そしてその平行四辺形の適当な
位置の各対角線上を対角にけいごうする2本の弾性体
(4−D)で各アームを結合する。この弾性体(4−
D)は油圧(空圧)で制御できる油圧(空圧)スプリン
グなどであると望ましい。
【0037】また,第3の方法は、図49、50に示す
ように、回転する足場(4)において、足場(4)をア
ーム(4−G)と,弾性体(4−D),足場回転軸
(5)とで三角形を構成し、アームの代わりをしている
回転する足場(4)の足場回転軸(5)以外の2本のア
ーム(4−G),(4−D)の内一方のアームを例えば
この図では(4−D)を油圧(空圧)で制御できる油圧
(空圧)スプリングのような弾性体(4−D)で構成す
る。
【0038】
【作用】第1の問題点の解決手段(図14〜18)にお
いて、上面の椅子台(1−A)に腰掛けて腰を味噌すり
運動風に運動を行うと、上面の椅子台(1−A)は部分
球面台(1−C)の球面をなぞるようにその球面が構成
する立体角の範囲内で味噌すり運動を行う。下面の椅子
台(1−B)と部分球面台(1−C)は回転椅子(1)
の回転軸に従って回転も同時に行うので、上面の椅子台
(1−A)は回転を伴った味噌すり回転運動を行う事も
可能となる。
【0039】第2の問題点の解決手段の第1の方法(図
30)は、左右の足台(21−a)、(22−a)が各
々独立の回転軸(30)を軸として回転する事により左
右の足が回転と前後差が同時に生まれ捻られる。しかし
この動きは左右の足台に乗せた平行な左右の足を捻るこ
とにより左右の足が左右に接近する動きをする特徴があ
る。
【0040】第2の問題点の解決手段の第2の方法(図
31)は、図32に示すように足場(4)(または、足
場の足台相当部分(4−3))の上の2点に設けた左右
の足台(21)、(22)の回転軸(30)を軸として
左右の足台(21)、(22)を捻ると(図の場合右へ
少し捻る)、接するようにして平行におかれた左右の足
台(21)と(22)は横長穴溝(29)にそってスラ
イドして上下に逃げるようにして前後差を作りながら回
転する。この動きは回転する従来の足台(7)を設けな
くとも足場(4)上で左右の足台(21)、(22)の
捻り動作が行える事を意味し、シンプルな構造を特徴と
する。従って足台(7)の動きを検出する必要は無く、
左右の足台(21)または(22)の何れかの動きを検
出するのみで捻りの検出が可能となる。
【0041】また,その他の実施例として、図40に示
すように、第2の方法(図31)の左右の足台(21)
(22)の横長穴溝(29)の形状を(21−b)(2
2−b)のように空洞の横長穴溝(29)とし、左右足
台(21)と(22)の裏面には線形のギア部分(21
−c),(22−c)が切ってあり、また、左右足台リ
ンク回転盤(31)には周囲にギア部分(31−a)が
切ってあり、軸B(35)を備えている。そして、左右
足台(21)、(22)の線形のギア部分(21−
c)、(22−c)と左右足台リンク回転盤(31)の
ギア部分(31−a)とがラックとピニオンの関係のよ
うに結合されて、左右足台(21)と(22)とが前後
にスライドすると、ギア部分(21−c)、(22−
c)と結合されたギア部分(31−a)により左右足台
リンク回転盤(31)が左右に回転する。そしてその回
転量と回転方向は軸B(35)より足台の回転検出手段
(9)により取り出せるように働く。
【0042】第3の問題点の解決手段の第1の方法(図
33)は、第2の問題点の解決手段の第2の方法(図3
2)と同じように図34に示すように、左右の足台(2
1)と(22)が左右に捻られた時、左右の足台の回転
軸(30)は左右の足台の横長穴溝(29)の中であた
かも中心方向に移動したかのごとく横長穴溝(29)に
沿って動くように作用する。このとき横長穴溝(29)
の中の弾性体(45)は伸びて長くなる状態となる。し
たがってこの弾性体(45)は左右の足台(21)、
(22)を回転軸(30)のある中心の方向に引き付け
られるように作用する。したがってこの弾性体(45)
の伸びた状態の応力が捻りの応力として働き、捻りの負
荷運動抵抗感として作用する。また、さらに弾性体(4
5)は左右の足台(21)と(22)とが離れて分離し
ないようにも作用し働いている。また左右足台(21)
と(22)のつま先部分と踵部分に設けた弾性体(4
6)は左右の足台(21)と(22)が捻られることに
より遠ざかるように動きそれに伴って弾性体(46)も
伸びる。この弾性体(46)が生成する応力も前記弾性
体(45)と同様な作用と働きをする。
【0043】第4の問題点の解決手段の第1の方法(図
41)は、回転する足台(7)の回転軸(8)に巻き込
まれたコイルスプリングでできた弾性体(48)は足台
(7)の上下方向の運動に対し弾力をもって作用すると
ともに、もしこの弾性体(48)を足台(7)と足場
(4)に結合しておくことにより、足台(7)の左右の
回転方向の運動に対して弾性体(48)は左右のネジ巻
き方向の弾力をもって作用する。またプランジャーマグ
ネット(54)は足台(7)の回転軸(8)に取り付け
た磁性体(55)を引き込むように働き、前記弾性体
(48)の反力に打ち勝って足台(7)を下方に引くよ
うに作用する。したがってプランジャーマグネット(5
4)をON/OFFさせることにより足台全体を上下に
駆動するように作用する。
【0044】第4の問題点の解決手段の第2の方法(図
47、48)は、四辺のアーム(4−A),(4−
B),(4−F),足場回転軸(5)で構成された平行
四辺形をした足場(4)は、対角の弾性体(4−D)の
伸縮により平行四辺形の形状が変形することにより足台
(7)を垂直に上下に駆動するように作用する。
【0045】また,第4の問題点の解決手段の第3の方
法(図49、50)は、三角形のアーム(4−G),
(4−D),足場回転軸(5)により構成された足場
(4)はいずれか1つの伸縮するアームである弾性体
(4−D)により押し上げる(又は吊り上げる)ように
作用し、足場(4)は上下に傾斜するとともに足台
(7)も足場(4)とともに傾斜するように作用する。
【0046】
【実施例】以下に、本発明の好ましい複数の実施例を図
面を参照しながら説明する。本発明の第1の問題点を解
決する為の、実施例の構成図を図19に、またその組み
合わせ実施例を図20〜24に示す。図19に示すよう
に回転椅子(1)は、上面椅子台(1−A)と、下面椅
子台(1−B)と、部分球面台(1−C)とにより構成
され、また上面椅子台(1−A)には曲面または円形の
座ぐり穴(1−D)を設けた事を特徴とした例である。
そして部分球面台(1−C)を上面椅子台(1−A)と
下面椅子台(1−B)とでサンドイッチするように挟み
込む。
【0047】その挟み込む組み合わせ方の実施例として
その断面図を図20〜24に示すように、上面椅子台
(1−A)と下面椅子台(1−B)とが上下の関係が逆
になった例を示す。また、部分球面台(1−C)の球面
の曲率半径の大小の相違の例を示す。また、図24では
上面椅子台(1−A)の座ぐり穴(1−D)が円形の穴
の例の場合で、座ぐり穴(1−D)のコーナーが部分球
面台(1−C)に接するような形になっている。この例
も図には記さないが上下逆でも良い。
【0048】また、図25〜29においては、前記実施
例にさらに上面椅子台(1−A)と下面椅子台(1−
B)との間にコイルスプリング(1−E)を挟み込んだ
例である。部分球面台(1−C)の形状は部分円柱や円
錐形や三角柱等でも良い。また、図27に示すように部
分球面台(1−C)が無くとも良い。また図28に示す
ようにコイルスプリング(1−E)が円錐形でも良い
し、また図29に示すようにドウナツ型のクッション材
でできた物でも良い。尚、前記の全ての部分球面台(1
−C)は硬度が硬めの弾性体であると座り心地や滑らか
さや静かさにおいてなお良い。
【0049】次に、第2の問題点を解決する為の第1の
方法の実施例として、図30に示す例の足場(4)は、
回転する足台(7)であっても良い。また第2の方法の
実施例として、図31に示す足場(4)は、足場(4)
の一部である回転しない足台相当部分(4−3)であっ
ても良い。また第2のその他の実施例として、図35〜
37に示すように、回転軸(8)を備えた回転する足台
(7)に左右対称に2本の回転軸(30)を設け、左足
台(21)と右足台(22)を2本の回転軸(30)の
対象面で平行に面接触するような形状で構成され、左足
台(21)と右足台(22)の回転軸(30)の軸穴を
縦長穴溝(27)として構成する。そして、左右の足台
(21)と(22)を前後にスライドすると図36のよ
うな状態になり、さらに右に少し回転すると図37のよ
うな状態となる。この状態は左右の足台(21)と(2
2)を回転軸(8)を中心に右に捻った状態である。
【0050】次に、第3の問題点を解決する為の実施例
として、図33、34に示すように、シリコンゴムのよ
うな弾性体(47)を横長穴溝(29)と回転軸(3
0)の間に挿入し、図34のように左右の足台(21)
と(22)を右に少し捻った時に回転軸(30)に圧縮
されるようにしても良い。また、図38、39に示すよ
うに、前記第2の問題点の第2のその他の方法(図3
5)における、左右足台(21)、(22)の2つの縦
長穴溝(27)の溝の中に例えばコイルバネのような弾
性体(45)を各々2本づつ設け、その弾性体(45)
の一方の端を回転軸(30)にけいごうし他方の端を左
(右)足台(21)、(22)にそれぞれけいごうす
る。左右の足台(21)、(22)ともにこのような弾
性体(45)を設ける。また、さらに左右の足台(2
1)、(22)のつま先部分と踵部分に左右の足台を弾
性体(46)で結合するようにけいごうする。図39は
左右の足台(21)と(22)を右に捻った場合の状態
を示す図である。足台(7)が回転軸(8)を中心にし
て少し回転し、左右の足台(21)(22)が前後にず
れ、そのずれに伴って各々の弾性体(45)、(46)
の伸縮が行われる。
【0051】次に、第4の問題点の第1の方法のその他
の方法として、図42、43に示すように、足場(4)
の下方に、足場(4)と、回転軸(8)に取り付けた止
め輪(53)との間に、キー溝とキー(49)で回転を
しないようにした足場(4)の上の足台相当部分(4−
3)の回転軸(8)を巻き込むように例えばコイルスプ
リングのような弾性体(48)を設けても良い。また、
この弾性体(48)はその回転する回転軸(8)の先端
を磁性体(55)で作りその磁性体(55)を引き込む
ようにブラケット(51)にプランジャーマグネット
(54)を設ける。そして、プランジャーマグネット
(54)のON/OFFにより足台全体を上下に駆動す
ることができる。この例では左右足台の前後スライド手
段(36)は図40に示す例で示してある。
【0052】また、その他の例として、図43のように
図42の例にさらにこの弾性体(48)を足場(4)の
上方にも設けた例である。また、その他の例として、図
44のように回転する足台(7)や、または足場(4)
の足台相当部分(4−3)を足場(4)と弾性体(4
8)で結合しても良い。図44では左右足台の前後スラ
イド手段(36)は図40の例で示してある。
【0053】また、その他の例として、図45のように
左右の足台(21)と(22)を各々弾性体(48)で
足場(4)や回転する足台(7)と結合しても良い。
【0054】また、その他の例として、図46のように
左右の足台(21)(22)と足場(4)または足台
(7)で部分球面台(1−C)をサンドイッチするよう
にして弾性体(48)で結合するようにしても良い。
尚、図41〜46の弾性体(48)は左右の足台(2
1)(22)の左右への負荷抵抗感と生む手段としても
働く。
【0055】また、第3の方法のその他の実施例とし
て、図51に示すようにアーム(4−D)と(4−G)
を上下に入れ替えた例でも良い。また、図51に示すよ
うに第1の問題点の解決手段の回転する椅子(1)には
上面椅子台(1−A)と下面椅子台(1−B)と部分球
面台(1−C)をジョイントワイヤー(57)で図のよ
うに結合してもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明は、上記に説明したように構成さ
れているので、下記に記すような効果がある。プレーヤ
ーが回転椅子(1)に座り、回転足場(4)上の回転足
台(7)に両足を乗せて、そしてストック(16)を握
り(また、肘掛け(16−1)があるときは肘掛け(1
6−1)に肘をかけ、また、脇抱えパッドがあるときは
脇抱えパッドに脇を支え)、そして外向傾姿勢を伴った
下肢や足の捻り押し出し動作を行うと、回転椅子(1)
と一緒に回転をしない固定された把握部(ストック)
(16)(または肘掛けや脇抱えパッド(16−1))
はプレーヤーの上体(または肩)を正面に固定する役目
を行うので、上体を正面に向けた位置を基準として上体
を捻って腰が回転した分だけ、回転椅子(1)と回転足
場(4)が少し回転し、その腰の回転からさらに下肢を
捻った分だけ、回転足場(4)と回転足台(7)がさら
に少し回転し、また、下肢の捻りに対しさらに足首を捻
った分だけ、回転足場(4)上の回転足台(7)がさら
に少し回転する。
【0057】このような従来のスキーシミュレーション
運動装置において、従来はスキー運動を行うと回転する
回転椅子(1)は回転軸にたいして直行する平面で平坦
な回転を行うのみであり、腰は平坦な水平面で水平回転
運動しかできなかったが、本発明による味噌すり回転運
動をする回転椅子(1−A,1−B,1−C)は、スキ
ー運動独特の外向傾姿勢をとった時の腰の傾斜の姿勢を
とることができ、また腰の回転がスムーズに行えるよう
になった。
【0058】また、従来の物は、左右の足の前後差を伴
った捻り押し出し運動を行う時、この運動を実現する機
構は、足台(7)の回転の動きと、左右の足台(21)
と(22)の前後差の動きとを合成する2つの機構でで
きており、すなわち回転する足台(7)と前後に動く左
右の足台(21)と(22)の2つの機構の動きが必ず
伴う物であり、また左右の足の捻り押し出し運動を検出
するには、足台の回転の検出手段(9)と左右足台の前
後差の検出(左右足台リンク回転盤の回転)手段(3
2)の両方の検出手段を設けなければならない物であっ
たが、本発明はこの捻りといった回転と前後差運動の複
合合成運動をよりシンプルな機構で提供すると共に、1
個の検出手段(図40、42、43の50)で前後差を
伴った捻りを検出する事が可能となった。
【0059】また、従来の物は、捻った時に捻り抵抗感
を出す負荷手段として電磁ブレーキ等を回転足台や左右
足台リンク回転盤の回転軸系に取り付けていたが、機構
が複雑であると言う問題点があったが、本発明はよりシ
ンプルな機構でかつ捻った時に捻り抵抗感をも出せる負
荷手段(図33、34、38、39)を提供する事が可
能となった。
【0060】また、従来の物は、足台が上下するモーグ
ル運動をシミュレーションする為に、足台を上下する方
法や回転椅子と足場をシーソウ運動させる方法があった
が、回転椅子を上下させるには体重がかかった状態では
回転椅子に荷重負荷がかかり過ぎて大きな駆動力を必要
としたが、本発明の足台を上下に駆動する手段(図47
〜51)は足場や足台をより少ない駆動力で上下駆動が
でき、またプランジャーマグネット(54)のON/O
FFや、油圧や空圧で制御できるアーム(4−D)によ
り足台を上下に駆動することによりモーグル運動のよう
な両脚の屈伸運動を伴った運動にも対応ができるように
なった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1〜4】本発明の改良前の実施例の全体図の斜視図
【図5】回転する足台の左右足台の前後スライド手段の
実施例の構成図
【図6】図5の実施例の左右足台の前後スライド手段の
上面図
【図7】図6の実施例の左右足台の前後スライド手段の
A−A断面図
【図8】左右足台の前後スライド手段の他の実施例の構
成図
【図9】図8の左右足台の前後スライド手段の斜視図
【図10】図9の左右足台の前後スライド手段のI−I
断面図
【図11】左右足台の前後スライド手段の他の実施例の
左右の足台21と22と左右足台リンク回転盤31の上
面図と側面図
【図12】図11の実施例の左右足台の前後スライド手
段の回転足台7の上面図とK−K断面図
【図13】左右足台の前後スライド手段の他の実施例の
上面図とL−L断面図
【図14】第1の問題点を解決するための手段の味噌す
り回転運動をする回転椅子の構成図
【図15〜18】図14の実施例の断面図
【図19】第1の問題点のその他の実施例の構成図
【図20〜24】図19の実施例の断面図
【図25〜29】第1の問題点のその他の実施例の断面
【図30〜32】第2の問題点の実施例の上面図と各A
−A断面図
【図33〜34】第3の問題点の実施例の上面図とA−
A断面図
【図35〜37】第2の問題点の実施例の上面図とA−
A断面図
【図38〜39】第2の問題点の更なる実施例の上面図
【図40】図11〜13の実施例の変形実施例の上面図
とA−A断面図
【図41〜43】第4の問題点の解決手段の例とその実
施例の断面図
【図44〜46】第4の問題点の解決手段の例とその実
施例の断面図
【図47〜50】第4の問題点の解決手段の例とその実
施例の断面図
【図51】その他の付随する実施例の断面図である。
【符号の説明】 1 回転椅子 1−A 上面椅子台 1−B 下面椅子台 1−C 部分球面台 1−D 座グリ穴 1−E コルスプリング 2 椅子回転軸(椅子の回動手段) 3 椅子の回転検出手段 4 足場 4−1 足場伸縮手段 4−2 弾性体 4−3 足台相当部分 4−A アーム 4−B アーム 4−D 弾性体 4−E ピン 4−F アーム 4−G アーム 5 足場回転軸(足場の回動手段) 6 足場の回転検出手段 7 足台 8 足台回転軸(足台の回動手段) 9 足台の回転検出手段 13 軸受け 14 固定台 16 ストック(把握部) 16−1 肘掛け 20 ジョイステッキ検出手段 21 左足台 21−a 左足台 21−b 左足台 21−c ギア部分 22 右足台 22−a 右足台 22−b 右足台 22−c ギア部分 27 縦穴溝A 28 軸受け穴 29 横長穴溝 30 スライド軸(回転軸) 31 左右足台リンク回転盤 31−a ギア部分 32 左右足台の前後スライド検出手段 33 弾性体 35 軸B 36 左右足台の前後スライド手段 45 弾性体 46 弾性体 47 弾性体 48 弾性体 49 キー溝とキー 51 ブラケット 53 止め輪 54 プランジャーマグネット 55 磁性体 57 ジョイントワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河▲トウ▼ 鉄也 石川県松任市千代野西3丁目2番6号 (72)発明者 杉本 満郎 石川県松任市千村井町13番地 (72)発明者 上田 仁志 石川県金沢市中央道町4番8号 (72)発明者 河▲トウ▼ 勉 茨城県竜ヶ崎市松葉1丁目3番16号 (72)発明者 吉田 良一 石川県金沢市彦三町2丁目6番14号 (72)発明者 勢登 裕彦 石川県金沢市上荒屋7丁目26番

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スキーシミュレーション運動装置におい
    て、固定台にプレーヤーが座る左右に回動する回転椅子
    を備え、回転椅子の回転軸またはその周辺(または無限
    遠点でもよい)の固定台の1点を軸として左右に回動
    (または無限遠点の場合は直線運動)する両脚および両
    足を乗せる回転足場を備えた事を特徴とするスキーシミ
    ュレーション運動装置Aや、 スキーシミュレーション運動装置Aにおいて、さらに、
    回動する(または摺動する)回転足場の上に、回転足場
    の回転軸とは異なる任意の一点を軸として左右に回動す
    る回転足台を備えた事を特徴とするスキーシミュレーシ
    ョン運動装置Bや、 スキーシミュレーション運動装置において、固定台にプ
    レーヤーが座る左右に回動する回転椅子を備え、また、
    その回転椅子の前方の固定台に回転椅子の周辺の1点を
    軸として左右に回動する両脚および両足を乗せる回転足
    台を備えた事を特徴とするスキーシミュレーション運動
    装置Cや、 スキーシミュレーション運動装置A,B,Cにおいて、
    回動する回転足台の上に(または、回転足台を設けない
    場合は回転足場の上の任意の足台相当部分の上に)、さ
    らに、左右の足を各々別々に乗せる左足台と右足台を設
    け、またその左右の足台が互いに前後にスライドして動
    く様に、左右の足台に左右足台の前後スライド手段を設
    けたことを特徴とするスキーシミュレーション運動装置
    Dや,スキーシミュレーション運動装置A,B,Dにお
    いて、回転足場の回転軸と回転足台の回転軸との距離が
    伸縮するように、回転足場に足場が前後に伸縮する足場
    伸縮手段を設けたことを特徴とするスキーシミュレーシ
    ョン運動装置Eや、 スキーシミュレーション運動装置A,B,C,D,Eに
    おいて、回転椅子の左右に、椅子と共に回転をしない固
    定された肘をかける為の肘掛け(または、脇を支える為
    の脇に抱える脇抱えパッド)を設けたことを特徴とする
    スキーシミュレーション運動装置Fや、 スキーシミュレーション運動装置Fにおいて、肘掛けや
    脇抱えパッドの先に把握部を設けたスキーシミュレーシ
    ョン運動装置Gや、 スキーシミュレーション運動装置A,B,C,D,E,
    F,Gにおいて、回転椅子の前方に把握部を設けたこと
    を特徴とするスキーシミュレーション運動装置Hや、 スキーシミュレーション運動装置A,B,C,D,E,
    F,G,Hにおいて、回転椅子の回転軸系に椅子の左右
    への回動を検出する椅子の回転検出手段を付加した事を
    特徴とするスキーシミュレーション運動装置Iや、 スキーシミュレーション運動装置A,B,D,E,F,
    G,H,Iにおいて、回転足場の回転軸系に足場の左右
    への回動を検出する足場の回転検出手段を付加した事を
    特徴とするスキーシミュレーション運動装置Jや、 スキーシミュレーション運動装置B,C,D,E,F,
    G,H,I,Jにおいて、回転足台の回転軸系に足場を
    基準とした足台の左右への回動を検出する足台の回転検
    出手段を付加した事を特徴とするスキーシミュレーショ
    ン運動装置Kや、 左右足台の前後スライド手段を備えたスキーシミュレー
    ション運動装置において、左右足台の前後スライド手段
    に、足台(または、足場の足台相当部分)を基準として
    左足台と右足台が互いに前後にスライドするスライド量
    を検出するための左右足台の前後スライド検出手段を付
    加した事を特徴とするスキーシミュレーション運動装置
    Lや、 スキーシミュレーション運動装置A,B,D,E,F,
    G,H,I,J,K,Lにおいて、固定台の任意の一点
    と回転足場または回転足台の任意の一点とを弾性体で結
    合した事を特徴とするスキーシミュレーション運動装置
    Mや、 スキーシミュレーション運動装置E,F,G,H,I,
    J,K,L,Mで足場伸縮手段を備えた物において、足
    場伸縮手段の伸縮する一方と固定された他方とを弾性体
    で結合した事を特徴としたスキーシミュレーション運動
    装置Nや、 スキーシミュレーション運動装置G,H,I,J,K,
    L,M,Nで把握部を備えた物において、把握部に把握
    部の左右上下または回転等の操作の動きを検出するジョ
    イステッキ検出手段を付加した事を特徴としたスキーシ
    ミュレーション運動装置Pなど、これらのスキーシミュ
    レーション運動装置A〜Pにおいて、回転する椅子に、
    椅子台が傾斜や傾斜を伴った味噌すり運動が可能な味噌
    すり回転運動手段を備えた事を特徴としたスキーシミュ
    レーション運動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスキーシミュレーション運
    動装置A〜Pにおいて、左右足台の前後スライド手段
    に、回転をしない足台すなわち足場の足台相当部分の上
    に左右の足台を備え、その左右の足台に左右対称の横長
    穴溝を備え、その横長穴溝に対応して左右対称に左右の
    足台に左右の足台が回転とスライドをする回転軸を備え
    た事を特徴とした、回動する足台と左右の足台の前後ス
    ライド手段を兼ね備えた回動する足台を備えた事を特徴
    とするスキーシミュレーション運動装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のスキーシミュレーション運
    動装置において、左右の足台の横長穴溝に、左右の回転
    軸と左右の足台を各々結合する弾性体を設けた左右足台
    の回動負荷手段を備えた事を特徴としたスキーシミュレ
    ーション運動装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のスキーシミュレーション運
    動装置A〜Pにおいて、左右足台の前後スライド手段に
    おいて、すなわち、回動する足台を備えその回動する足
    台の上に、左右の足台を備え、その左右の足台に左右対
    称の縦長穴溝を備え、その縦長穴溝に対応して左右対称
    に左右の足台に左右の足台が前後にスライドをする回転
    軸を備えた事を特徴とした、左右足台の前後スライド手
    段において、左右の足台の縦長穴溝に、左右の回転軸と
    左右の足台を各々結合する弾性体を設けた左右足台の回
    動負荷手段を備えた事を特徴としたスキーシミュレーシ
    ョン運動装置。
  5. 【請求項5】スキーシミュレーション運動装置におい
    て、回動する足台や左右足台の前後スライド手段を備え
    た足台において、足台全体が弾性をもって上下に運動す
    るように、足台または足台相当部分と足場の上または下
    との間にコイルスプリングを備えた事を特徴としたスキ
    ーシミュレーション運動装置。
  6. 【請求項6】請求項5のスキーシミュレーション運動装
    置において、回動する足台を備える場合は回動する足台
    の回転軸に、また、回動する足台を備えない場合は回動
    をしない足台すなわち足場の足台相当部分の回転をしな
    い上下にスライドをするのみの回転軸相当部分の軸に、
    プラジャーマグネットを取り付け、足台や足台相当部分
    が上下に駆動する事を特徴としたスキーシミュレーショ
    ン運動装置。
  7. 【請求項7】スキーシミュレーション運動装置の、回動
    する足場において、足台や足台相当部分を上下に動くよ
    うにするために、回動する足場が傾斜を伴って動くよう
    に稼動する平行四辺形の四辺や三角形の三辺でできた足
    場を備え、その平行四辺形の対角線や三角形の一辺が弾
    性体でできた足場上下駆動手段を備えた事を特徴とした
    スキーシミュレーション運動装置。
JP34232596A 1996-11-18 1996-11-18 スキーシミュレーション運動装置 Pending JPH10146412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34232596A JPH10146412A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 スキーシミュレーション運動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34232596A JPH10146412A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 スキーシミュレーション運動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10146412A true JPH10146412A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18352860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34232596A Pending JPH10146412A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 スキーシミュレーション運動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10146412A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107261458A (zh) * 2017-07-14 2017-10-20 阎东 用于滑行运动模拟设备的上身稳定装置
CN107519633A (zh) * 2017-07-14 2017-12-29 阎东 滑行运动模拟设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107261458A (zh) * 2017-07-14 2017-10-20 阎东 用于滑行运动模拟设备的上身稳定装置
CN107519633A (zh) * 2017-07-14 2017-12-29 阎东 滑行运动模拟设备
CN107519633B (zh) * 2017-07-14 2022-11-11 阎东 滑行运动模拟设备
CN107261458B (zh) * 2017-07-14 2022-11-11 阎东 用于滑行运动模拟设备的上身稳定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7465253B2 (en) Proprioception machine
US4306714A (en) Iso-energetic ankle exerciser
CA2056019C (en) Rowing exercise apparatus
US7780577B2 (en) Pendulous exercise device
US4979737A (en) Apparatus for exercising lower leg muscles
TW200934553A (en) Standing-position type passive exercise machine
JP2007037974A (ja) 可動プラットフォームを有する運動器具
JPS58500106A (ja) 運動装置および方法
US6821234B1 (en) Motorized exercise and rehabilitation chair
JP3394890B2 (ja) 腰痛予防訓練装置
JP2009066224A (ja) 揺動型運動装置
JPH10146412A (ja) スキーシミュレーション運動装置
US20090005223A1 (en) Back twister
US7559878B2 (en) Compact multimode device and method for low impact therapeutic exercise
JPH10500880A (ja) 運動用器具
CN113018810B (zh) 一种武术弓马步训练装置
JP2007021120A (ja) ローラーボール運動具
US11660499B2 (en) Upper leg and hip exercise method and device to preserve knee and ankle joint while exercising
JP2005168514A (ja) 運動用器具の腰掛けおよび運動用器具
JP2021108980A (ja) 運動具
CN109568888A (zh) 一种具有腰部保健功能的腿部肌肉锻炼装置及其使用方法
CN200970440Y (zh) 多自由度肌力增进器
CN220860578U (zh) 训练装置
JP2002336374A (ja) 下肢機能訓練装置およびそれに使用する吊り上げ具
US11660498B2 (en) Upper leg and hip exercise method and device to preserve knee and ankle joint while exercising