JPH10145251A - 無線放送受信装置内蔵電子機器 - Google Patents

無線放送受信装置内蔵電子機器

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JPH10145251A
JPH10145251A JP8296984A JP29698496A JPH10145251A JP H10145251 A JPH10145251 A JP H10145251A JP 8296984 A JP8296984 A JP 8296984A JP 29698496 A JP29698496 A JP 29698496A JP H10145251 A JPH10145251 A JP H10145251A
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JP
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broadcast
tuner
time
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broadcast receiving
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JP8296984A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sugiyama
伸一 杉山
Yasuhisa Nakajima
康久 中嶋
Hiroo Ueda
啓夫 上田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の時刻合わせ、選局、地域設定など
を安価に行える電子機器を得ることを目的とするもので
ある。 【解決手段】 本発明の電子機器、例えば、VTR1は
本来の録画再生部2とTVチューナ3と時計装置4の他
に、これらを制御する、1セットのFMチューナ5、F
M多重デコーダ7、マイコン8を内蔵し、購入時などに
FM文字多重放送の電波を受信して、そのFM多重デー
タから時刻情報、放送局情報などを抽出し、これらを基
に、その電子機器の時計装置4の時刻合わせ、TVチュ
ーナ3の選局、地域設定などを自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵の時計装置を
正しい時刻に自動的に合わせることができ、そして設置
した場所における放送局が受信できるように、その地域
の放送局を自動的に選局できる機能を備えた無線放送受
信装置内蔵電子機器(以下、単に「電子機器」と略記す
る)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来技術のこの種電子機器を説明
する。従来、時計装置やAM放送受信チューナ、FM放
送受信チューナ、テレビジョン放送受像チューナ(以
下、これらをそれぞれ「AMチューナ」、「FMチュー
ナ」、「TVチューナ」と略記する)などの無線放送受
信チューナのいずれかが内蔵された、例えば、テレビジ
ョン受像機、ビデオテープレコーダ(VTR)、CDラ
ジカセなどの電子機器は、メーカーが工場出荷時に内蔵
の時計装置の時刻合わせを行い、また、地域を設定して
出荷する場合がある。このような場合は、通常、リチウ
ム電池などの電池でバックアップするものであるが、電
池切れ、長年にわたる在庫などによる時刻ずれには対応
することができない。
【0003】従って、通常、このような電子機器は、ユ
ーザーが購入して設置した場所で、ユーザーが時刻合わ
せや地域設定を行わなければならない状態で出荷されて
おり、そのためユーザーは日時、曜日などを確認し、取
扱説明書を読みながらそれらの設定を手動で行う必要が
あった。この設定は煩わしい操作を行わなければなら
ず、その煩わしさのために放送受信の予約、特にVTR
の場合は録画予約を行えないユーザーが多数存在するの
が実情である。
【0004】また、サマータイムが日本でも導入された
場合、時刻合わせは更に煩雑となる。更にまた、録画或
いは録音しようとタイマー予約したTV番組やラジオ番
組の放送時刻が放送局側の事情で変更された場合には、
全く異なった、不所望の番組が録画或いは録音されてし
まう。
【0005】以上記したような不便さを取り除くため
に、幾つかの発明が公開されている。以下、その代表的
な発明を説明する。先ず、公開実用新案公報平2−10
1638に時計付き受信機の自動時刻合わせの技術が披
瀝されている。この考案の時計付き受信機は、FM多重
信号を復調するFM多重復調器(FM多重デコーダ)
と、復調されたFM多重信号からFM多重時刻信号を抽
出するデータ復号器と、FM多重時刻信号の有無を検出
する検出手段と、FM多重時刻信号が検出された際に時
計回路にFM多重時刻信号を導入し、時計回路の時刻を
修正させるスイッチとから構成されていて、受信された
FM多重信号中に時刻データ信号が検出された際には、
その時刻データ信号に基づいて受信機に内蔵されている
時計回路を修正して時刻合わせを行うようにし、前記の
不都合を解決している。
【0006】また、公開特許公報平5−206784に
プリセットチューナの技術が披瀝されている。この発明
のプリセットチューナは、ROM(リードオンリーメモ
リー)などの記憶手段に地域記号として電話の市外局番
か郵便番号とこれらに対応する複数の放送局の周波数デ
ータ群を関連付けて記憶させておき、地域入力手段で地
域記号を入力することにより、プリセット制御手段が入
力された地域記号に対応する周波数データ群を所定のア
ルゴリズムにしたがって選択し、これをチューナ部へ転
送し、自動的にプリセットさせて、前記の不都合を解決
している。
【0007】更にまた、公開特許公報平3−30140
にVTRにおける録画予約、及びその自動修正の技術が
披瀝されている。この発明の録画予約、及びその自動修
正装置は、マイクロコンピュータにより、放送番組のコ
ード番号、日付、チャンネル、放送開始時刻、終了時刻
などのTV番組情報をVTR本体内の番組メモリに記憶
しておき、録画予約時には、入力装置から入力された予
約指令により、その日以降のTV番組表が番組メモリか
ら取り出され、画面表示され、この画面表示から番組コ
ードを入力するか、カーソルを希望のTV番組上に動か
して実行キーを押すなどして、入力装置を用いて自動的
に予約メモリに所望のデータが設定される。また、受信
しているTV番組情報に変更があれば、前記マイクロコ
ンピュータが番組メモリ上のデータを変更するととも
に、そのTV番組が録画予約されている場合には予約メ
モリ上のデータも同時に変更するように構成して、前記
の不都合を解決している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記前記段落番号〔0
005〕に記した従来技術の電子機器における時刻合わ
せは、FM放送局から常時FM放送で送られているFM
多重時刻信号を受信して時刻合わせを行っているため、
比較的ローコストで製造することができる。しかし、前
記段落番号〔0006〕に記した従来技術の電子機器に
おける地域設定は、市外局番表や郵便番号表を必要と
し、それらを参照しながら一々電話の市外局番か郵便番
号の地域記号を入力しなければならないという煩わし
さ、不便さがあり、また特別な装置を用意する必要があ
る。また、前記段落番号〔0007〕に記した従来技術
の電子機器における予約録画の変更は、TV放送に多重
した番組変更情報で予約の変更を行うように構成されて
いるため、TV放送の番組変更はその受信中の放送局の
番組変更のみで他局のそれは行うことができないという
欠点がある。また、その装置は大げさになり、コストも
高くなる。
【0009】本発明はこのような課題を解決しようとす
るものであって、コストの面で有利なことから、FMチ
ューナを内蔵させ、これを制御手段として用い、時報デ
ータが常時放送されているFM放送の多重信号を受信し
て時刻合わせができ、そしてまた、そのFM多重データ
に重畳させた放送局識別及び受信周波数で地域設定を自
動的に行い、更にTV番組の放送時刻変更情報を重畳し
たFM多重データを用いて、自動的に番組予約の時刻変
更を行うことができる電子機器を得ることを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、FM文字多重放送信号が、メインチャンネル、サ
ブチャンネル、パイロット信号及び多重信号とから構成
されているFM文字多重放送信号の前記多重信号の付加
情報として、時刻情報の他に、カバーエリアコード、ネ
ットワーク識別、放送局識別、放送局周波数、或いは番
組変更情報から構成された放送局情報が付加されてい
て、このFM文字多重放送信号をFM放送する。
【0011】そして本発明の電子機器は、時計装置と、
放送受信チューナと、FMチューナと、このFMチュー
ナで受信した前記FM文字多重放送信号から付加情報を
復調するFM多重デコーダと、このFM多重デコーダで
復調した付加情報から時刻情報を抽出して、前記時計装
置の時刻合わせを行わせ、また、前記FM多重デコーダ
で復調した付加情報から放送局情報を抽出して、この電
子機器を設置した場所が存在する地域の地域コードを特
定し、この地域コードに基づいて前記放送受信チューナ
を前記地域における放送局の無線放送周波数に自動的に
設定するマイクロコンピュータとから構成して、前記課
題を解決している。
【0012】従って、本発明の電子機器によれば、1セ
ットの比較的安価なFMチューナ及びFM多重デコーダ
を具備するだけで、時刻合わせのみならず、この電子機
器を設置した地域の設定が自動的に行うことができ、電
子機器に組み込まれているTVチューナなどの無線放送
受信チューナそのものを、TV放送局など、その地域に
おける放送局の無線放送周波数に自動的に設定すること
ができる。そして、例えば、録画予約をしている番組が
時刻変更された場合、現在、どのTV局の番組を視聴し
ていても、前記FM多重文字放送により、他のどのTV
局の番組録画予約の設定時刻を自動的に変更することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照しながら、本発
明の電子機器の実施例を説明する。図1は本発明の第1
実施例の電子機器(VTR)の構成図であり、図2はF
M文字多重放送信号の構成図であり、図3は図2に示し
たFM文字多重放送信号の付加情報からセグメント識別
により抽出した時刻情報のデータ構成図であり、図4は
本発明の電子機器の自動選局の実施例を示すフローチャ
ートであり、図5は本発明の電子機器の自動時刻合わせ
の実施例を示すフローチャートであり、図6は本発明の
電子機器の自動地域設定の実施例を示すフローチャート
であり、図7はFM多重データの付加情報である放送局
識別の一例を示す構成図であり、図8は本発明の電子機
器の録画予約自動修正の実施例を示すフローチャートで
あり、図9は番組時刻変更情報のデータ構成例を示す図
であり、図10はFM文字多重放送受信回路の動作を説
明するための図であって、同図Aはその受信情報、同図
Bはそのフラグを示し、そして図11は他の電子機器を
制御する状態を示す本発明の第2実施例の電子機器(T
V受像機)の構成図である。
【0014】図1において、符号1は本発明の第1実施
例の電子機器であって、その一つであるVTRを指す。
このVTR1は、このVTR本来の、例えば、通常のヘ
リカルスキャン型回転磁気ヘッドアセンブリ、磁気テー
プ駆動機構、システム制御機構、ビデオ信号の記録再生
回路などを備えた録画再生部2と放送受信チューナの一
つであるTVチューナ3と液晶などの表示装置で構成さ
れた時計装置4などから構成されていて、これらの構成
装置の他に、FMチューナ5及びその受信アンテナ6
と、このFMチューナ5の出力側に接続されたFM多重
デコーダ7と、このFM多重デコーダ7の出力側に接続
され、そして前記TVチューナ3や時計装置4を直接制
御するマイクロコンピュータ8などを内蔵している。こ
れらFMチューナ5、受信アンテナ6、FM多重デコー
ダ7、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略
記する)8は前記TVチューナ3や時計装置4を制御す
る制御装置である。
【0015】FM文字多重放送信号は、図2に示したよ
うに、通常のメインチャンネル(L+R)、サブチャン
ネル(L−R)、パイロット信号Pから構成されている
FM放送の信号の隙間を利用し、デジタル信号をL−M
SK変調して多重信号とした信号であって、FM文字多
重放送はこれら全体でキャリア周波数をFM変調して送
信されるFM文字多重放送である。
【0016】本発明は、サービス識別により、この多重
データの付加情報だけを抽出して利用するものである。
図3にその付加情報からセグメント識別により抽出した
時刻情報のデータ構成を示した。記号b1〜b8はビッ
ト番号を、記号PBa1〜PBa8はバイト番号を指
す。
【0017】先ず、本発明の自動選局の動作手順の実施
例を図4を用いて説明する。VTR1のAC電源がリセ
ットされたかどうかを判定する(ST1)。FMチュー
ナ5の電源を「ON」にし、マイコン8の制御の下にF
M放送の選局をスタートさせる(ST2)。受信アンテ
ナ6、FMチューナ5を用いてFM文字多重放送の電波
を受信し、そのFM文字多重放送信号をFM多重デコー
ダ7で復調して多重データを得る。マイコン8で、順次
選局し、全ての放送局を調べ終わったらステップST7
の処理を行う(ST3)。選局した放送局に多重データ
の時刻情報、放送局識別データが送信されているかどう
かを判定する(ST4)。もし、それらのデータが送信
されてきていたら、FM多重デコーダ7でその放送局を
抽出し、マイコン8のメモリに記憶する(ST5)。時
刻情報のブロック番号が送信されているかを判別し(S
T6)、ブロック番号が送信されていなければ、次の順
次選局手順(ST2)へ戻る。ブロック番号が送信され
ていれば、時計装置4の時刻を秒単位で合わせ、そして
メモリされている放送局をTVチューナ3にセットし、
選局を終了する(ST7)。
【0018】次に、本発明のVTR1の自動時刻合わせ
の実施例を図5に示したフローチャートを用いて説明す
る。ユーザーが購入した時に、VTR1のAC電源がリ
セットされたかどうかを判定する(ST8)。そして、
マイコン8の制御の下に、受信アンテナ6、FMチュー
ナ5を用いてFM文字多重放送の電波を受信し、そのF
M文字多重放送信号をFM多重デコーダ7で復調して多
重データを得る。自動選局手順でセットされたFM放送
を選局し、FM多重データの受信を行う(ST9)。受
信したデータのサービス識別から付加情報を、セグメン
ト識別から時刻情報を検索し、時刻情報だけを取り出す
(ST10)。その時刻情報をローカルオフセットによ
ってエラーチェックし、エラーがあれば再度FM多重デ
ータの受信(ST10)を行う(ST11)。エラーが
なければ、VTR1の時刻情報の表示フォーマットに合
わせて変換する(ST12)。受信したデータのブロッ
ク番号が「0」であるか否かを判定し(ST13)、
「0」以外ならば指定されたブロック数×18ms待っ
て(ST14)から時刻情報を時計装置4に転送する
(ST15)。
【0019】次に、本発明のVTR1の自動地域設定の
実施例を図6に示したフローチャートを用いて説明す
る。先ず、VTR1のAC電源がリセットされたかどう
かを判定する(ST16)。そしてマイコン8の制御の
下に、受信アンテナ6とFMチューナ5とでFM多重デ
ータの受信を行う(ST17)。受信した多重データの
サービス識別から付加情報を、セグメント識別から放送
局識別を検索し、放送局情報が抽出されなかった場合に
はステップST17に戻る(ST18)。放送局情報を
エラーチェックし、エラーがあれば再度ステップST1
7へ戻る(ST19)。エラーがなければ放送局情報と
受信周波数から地域コードを割り出す(ST20)。そ
の地域コードをVTR1のフォーマットに合わせて変換
する(ST21)。そして地域コードを設定し、地域設
定を完了する(ST22)。
【0020】前記地域コードの割り出し方の一例を図7
を用いて説明する。FM多重データの付加情報として、
図7に示した構成の放送局情報を挿入し、FM文字多重
放送信号として送信されているものとする。この放送局
情報は、第2バイトPBa2の下位4ビットをカバーエ
リアコードを、第3バイトPBa3の上位3ビットをネ
ットワーク識別を、そして第3バイトPBa3の下位5
ビットを放送局を表すように構成されている。
【0021】図7において、放送局識別のカバーエリア
コードが「11」であることから、例えば、「北海道」
であることが判る。次に、ネットワーク識別が「0」で
あることから、例えば、「NHK放送網」であることが
判る。そして前記の情報と放送局が「4」であることか
ら「NHK釧路FM」であることが判る。このようにし
てGコードの地域番号「51」(釧路)を自動的に設定
する。更に細分化された、或いは精度向上のため地域設
定を行う場合は、中継局を含めた放送局の送信周波数を
併用するとよい。
【0022】次に、本発明のVTR1で予約した予約時
刻の自動修正の実施例を図8に示したフローチャートを
用いて説明する。先ず、FM放送局から番組時刻変更情
報がFM文字多重放送のデータ領域を使用して、FM多
重データの付加情報として挿入され、送信されているも
のとする。その番組時刻変更情報のデータ構成例を図9
に示した。この図9において、この番組時刻変更情報
は、第1バイトPBa1の上位7ビットで「時刻変更番
組のチャンネル」を、次の第1バイトPBa1の下位1
ビットと第2バイトPBa2の上位4ビットとで「変更
前の開始時」を、その次の第2バイトPBa2の下位4
ビットと第3バイトPBa3の上位2ビットとで「変更
前の開始分」を、その次の第3バイトPBa3の中位5
ビットとで「変更後の開始時」を、更にその次の第3バ
イトPBa3の下位1ビットと第4バイトPBa4の上
位5ビットとで「変更後の開始分」を、そしてその次の
第4バイトPBa4の下位3ビットと第5バイトPBa
5の上位2ビットとで「変更後の終了時」を、そして最
後に、その次の第5バイトPBa5の6ビットで「変更
後の終了分」を表して構成されている。
【0023】図8において、受信アンテナ6とFMチュ
ーナ5とで受信し、FM多重デコーダ7でFM多重デー
タから前記番組時刻変更情報を取り出す(ST23)。
マイコン8の制御の下に、録画再生部2に録画予約した
番組と番組時刻が変更になった番組とを照合し、もし異
なっていた場合にはステップST23に戻す(ST2
4)。もし一致したら、録画予約時刻を、受信した時刻
に修正し(ST25)、完了する。
【0024】FM文字多重放送受信回路の実施例を図1
0に示した。受信アンテナ6、FMチューナ5及びFM
多重デコーダ7でFM文字多重放送を受信し、サービス
識別とセグメント識別とによって時刻情報を認識し、時
刻情報を出力する時だけフラグを出力する。フラグ出力
の方法はこれに限らない。FM多重デコーダ7と接続し
ている電子機器は、このフラグを使用することにより容
易に時刻情報のみを抽出することができる。時刻情報以
外のデータ抽出のために、別々のフラグを用意してもよ
いし、外部からの制御により前記のフラグ回路を切り替
えて使用してもよい。
【0025】図11に本発明の電子機器の応用例を示し
た。この第2実施例の電子機器であるTV受像機11
は、送信装置12を備え、マイコン8で制御されてい
る。その他の構成は、図1に示した第1実施例のVTR
1における構成と同一であって、TVチューナ3、時計
装置4の他に、受信アンテナ6、FMチューナ5、FM
多重デコーダ7及びマイコン8からなる制御装置を備え
ている。
【0026】TV受像機11は、購入時に前記の各動作
フローチャートにしたがって、自動的に時刻合わせが行
われ、TVチューナ3の地域設定、選局が行われ、その
後、通常の映像受信動作にしたがってテレビジョン放送
を受像できるものである。そして、受信アンテナ6とF
Mチューナ5を用いてFM文字多重放送の電波を受信
し、そのFM文字多重放送信号をFM多重デコーダ7で
復調して多重データを得る。マイコン8で、その多重デ
ータの内の時刻情報をだけを抽出し、時計装置4の時計
表示フォーマットと送信装置12の送信フォーマットに
合わせて変換し、それぞれ時計装置4、送信装置12に
転送する。
【0027】符号21A、21Bは、例えば、時刻情報
や天気予報を文字表示する他の電子機器であって、それ
ぞれ受信部22A、22Bとマイコン23A、23Bと
時計装置の時刻表示や天気予報などの文字表示を行う表
示部24A、24Bとから構成されている。
【0028】TV受像機11の前記送信装置12から、
例えば、時刻情報を赤外線、微弱電波、有線などを用い
て前記他の電子機器21A、21Bに送信する。これら
の電子機器21A、21Bでは、それぞれ受信部22
A、22Bにより時刻情報を受信する。受信した時刻情
報をそれぞれのマイコン23A、23Bで処理し、それ
ぞれの表示部24A、24Bに転送すると、その時刻情
報を表示することができる。
【0029】以上、本発明の電子機器として、VTR1
とTV受像機11とを例示したが、本発明の電子機器は
これらの例に限定されるものではない。この他、FMチ
ューナを備え、本来のFM放送を受信するためのFM放
送受信機、AMチューナを備えたAM放送受信機、AM
チューナ及びFMチューナ、場合によってはTVチュー
ナを内蔵した、所謂ラジカセやCDラジカセなどにも、
前記制御装置であるFMチューナ5、FM多重デコーダ
7及びマイコン8を内蔵させて、必要に応じて、前記時
刻合わせ、選局、地域設定などを行わすことができる。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の電子機
器によれば、VTRの場合には、予約録画の前提となる
時計合わせやGコードなどに必要な地域設定が完全自動
化でき、複雑な各種操作は一切不要となる。また、任意
に現在時刻を確認することで、時計のずれを無くすこと
ができる。そしてサマータイムが導入されたとしても、
時刻のシフト操作は不要である。そしてまた、録画予約
した番組の放送時刻が変更された時、その予約時刻が自
動的に変更され、録画したい番組を確実に録画できる。
【0031】更に、本発明の電子機器では、従来技術の
ような高価な電子機器を用いることなく、1セットの比
較的安価なFMチューナ及びFMデコーダを内蔵させる
だけで、そのFMチューナで受信したFM文字多重放送
の電波により、その電子機器に内蔵されているこのFM
チューナとは別個の無線放送受信装置の時刻合わせ及び
その無線放送受信チューナの選局、地域設定を自動的に
行うことができ、そして、例えば、録画予約をしている
番組録画予約の自動時刻修正を、現在、どのTV局の番
組を視聴していても、他のどのTV局の番組録画予約の
設定時刻を自動的に変更することができる。また、電子
機器そのものも安価に提供することができる。以上、説
明したように、本発明の電子機器は数々の優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の電子機器(VTR)の
構成図である。
【図2】 FM文字多重放送信号の構成図である。
【図3】 図2に示したFM文字多重放送信号の付加情
報からセグメント識別により抽出した時刻情報のデータ
構成図である。
【図4】 本発明の電子機器の自動選局の実施例を示す
フローチャートである。
【図5】 本発明の電子機器の自動時刻合わせの実施例
を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の電子機器の自動地域設定の実施例を
示すフローチャートである。
【図7】 FM多重データの付加情報である放送局識別
の一例を示す構成図である。
【図8】 本発明の電子機器の録画予約自動修正の実施
例を示すフローチャートである。
【図9】 番組時刻変更情報のデータ構成例を示す図で
ある。
【図10】 FM文字多重放送受信回路の動作を説明す
るための図であって、同図Aはその受信情報、同図Bは
そのフラグを示す。
【図11】 他の電子機器を制御する状態を示す本発明
の第2実施例の電子機器(TV受像機)の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…本発明の第1実施例の(無線放送受信装置内蔵)電
子機器(VTR)、2…録画再生部、3…TVチュー
ナ、4…時計装置、5…FMチューナ、6…受信アンテ
ナ、7FM多重デコーダ、8…マイクロコンピュータ
(マイコン)、11…本発明の第2実施例の電子機器
(TV受像機)、12…送信装置、21A,21B…他
の電子機器、22A,22B…受信部、23A、23B
…マイコン、24A、24B…表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインチャンネル、サブチャンネル、パ
    イロット信号及び多重信号とから構成されており、その
    多重信号の付加情報として、時刻情報の他に放送局識別
    などで構成された放送局情報が付加されているFM文字
    多重放送信号を受信できるFM放送受信チューナと、 このFM放送受信チューナとは別個の無線放送受信チュ
    ーナと、 前記FM放送受信チューナで受信した前記FM文字多重
    放送信号から付加情報を復調するFM多重デコーダと、 このFM多重デコーダで復調した付加情報から放送局情
    報を抽出し、この無線放送受信装置内蔵電子機器を設置
    した場所が存在する地域の地域コードを特定し、この地
    域コードに基づいて前記無線放送受信チューナを前記地
    域における放送局の無線放送周波数に自動的に設定する
    マイクロコンピュータとを備えていることを特徴とする
    無線放送受信装置内蔵電子機器。
  2. 【請求項2】 時計装置を備え、前記付加情報から前記
    マイクロコンピュータで時刻情報を抽出し、前記時計装
    置の時刻合わせを行わせる機能を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の無線放送受信装置内蔵電子機
    器。
  3. 【請求項3】 時計装置を備え、セグメント識別から時
    刻情報を検索し、時刻情報だけを取り出し、その時刻情
    報をローカルオフセットによってエラーチェックし、エ
    ラーがあれば再度FM多重データの受信を行わせ、エラ
    ーがなければ、前記時計装置の時刻合わせを行わせる機
    能を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線
    放送受信装置内蔵電子機器。
  4. 【請求項4】 時計装置を備え、前記時刻情報がサービ
    ス識別とセグメント識別とによって抽出され、その時刻
    情報を出力する時のみ出力されるフラグにより前記時計
    装置の時刻合わせを行わせる機能を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の無線放送受信装置内蔵電子機
    器。
  5. 【請求項5】 送信装置を備え、前記マイクロコンピュ
    ータで文字情報及び又は付加情報を抽出し、これら文字
    情報及び又は付加情報を無線または有線で他の電子機器
    を制御するために送信する送信装置を具備していること
    を特徴とする請求項1に記載の無線放送受信装置内蔵電
    子機器。
  6. 【請求項6】 前記無線放送受信チューナがテレビジョ
    ン放送受像チューナであることを特徴とする請求項1に
    記載の無線放送受信装置内蔵電子機器。
  7. 【請求項7】 前記無線放送受信チューナがAM放送受
    信チューナであることを特徴とする請求項1に記載の無
    線放送受信装置内蔵電子機器。
  8. 【請求項8】 前記無線放送受信チューナがFM放送受
    信チューナであることを特徴とする請求項1に記載の無
    線放送受信装置内蔵電子機器。
  9. 【請求項9】 メインチャンネル、サブチャンネル、パ
    イロット信号及び多重信号とから構成されており、そし
    てその多重信号の付加情報として、時刻情報、放送局識
    別の他に、番組時刻変更情報から構成された放送局情報
    が付加されていることを特徴とするFM文字多重放送信
    号。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7281061B2 (en) 2000-12-06 2007-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Time managing apparatus for managing time to synchronize with other apparatuses

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