JPH10145249A - 音声復号方式 - Google Patents
音声復号方式Info
- Publication number
- JPH10145249A JPH10145249A JP8314167A JP31416796A JPH10145249A JP H10145249 A JPH10145249 A JP H10145249A JP 8314167 A JP8314167 A JP 8314167A JP 31416796 A JP31416796 A JP 31416796A JP H10145249 A JPH10145249 A JP H10145249A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice
- speech
- signal
- decoder
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】無線通信路による低ビットレートの音声符号化
通信における受信側の再生音声品質の劣化を軽減するた
めに行われている誤り訂正符号による伝送情報量の増加
を削減し、かつ、再生音声品質を確保する。 【解決手段】誤り訂正符号を付加しないで音声符号化器
1から伝送した音声符号化信号bを受信側の音声復号器
2で復号した後、音声認識器3において隠れマルコフ過
程を用いた音声認識方式による音声認識を行って再生音
声信号dを得るようにした。
通信における受信側の再生音声品質の劣化を軽減するた
めに行われている誤り訂正符号による伝送情報量の増加
を削減し、かつ、再生音声品質を確保する。 【解決手段】誤り訂正符号を付加しないで音声符号化器
1から伝送した音声符号化信号bを受信側の音声復号器
2で復号した後、音声認識器3において隠れマルコフ過
程を用いた音声認識方式による音声認識を行って再生音
声信号dを得るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信における
音声符号化通信方式に係わり、特に、受信側の再生音声
の明瞭性を向上した音声復号方式に関するものである。
音声符号化通信方式に係わり、特に、受信側の再生音声
の明瞭性を向上した音声復号方式に関するものである。
【0002】従来、低ビットレートの音声符号化方式の
再生音声の品質向上については、符号化と復号の両者に
おける方式の検討、背景雑音抑圧処理や誤り訂正機能の
付加などといった2次的手段を用いるなどの検討が行わ
れてきた。ビットレートの低速化は、受信側で音声を再
生する際に必要な情報量が少なくなるため、必然的に再
生音の品質が劣化し、かつ通信路の影響を受け易くな
る。近年各所で音声符号化方式の検討が多々行われ、実
際に採用されて製品化されている方式も何件か存在す
る。こうした背景から、今後、符号化方式の見直しによ
って再生音声の品質質が飛躍的に良くなる可能性は低
い。
再生音声の品質向上については、符号化と復号の両者に
おける方式の検討、背景雑音抑圧処理や誤り訂正機能の
付加などといった2次的手段を用いるなどの検討が行わ
れてきた。ビットレートの低速化は、受信側で音声を再
生する際に必要な情報量が少なくなるため、必然的に再
生音の品質が劣化し、かつ通信路の影響を受け易くな
る。近年各所で音声符号化方式の検討が多々行われ、実
際に採用されて製品化されている方式も何件か存在す
る。こうした背景から、今後、符号化方式の見直しによ
って再生音声の品質質が飛躍的に良くなる可能性は低
い。
【0003】一般に、無線通信を行うことによって、符
号化された音声信号は通信路の影響を受け、復号結果で
ある再生音声の品質は劣化する。この品質劣化に対する
改善手段として、送信側の符号化時に冗長ビット(誤り
訂正符号)を付加し、受信側の復号時にこの冗長ビット
(誤り訂正符号)を用いて誤り訂正処理を施す方法が用
いられている。この際用いられる誤り訂正処理として
は、RS(リード・ソロモン)符号や、BCH(Bose C
haudhuri Hocquengbem)符号を用いた誤り訂正処理、畳
み込み符号−ビタビ復号法による誤り訂正処理などがあ
り、これらは代表的な公知の技術である。
号化された音声信号は通信路の影響を受け、復号結果で
ある再生音声の品質は劣化する。この品質劣化に対する
改善手段として、送信側の符号化時に冗長ビット(誤り
訂正符号)を付加し、受信側の復号時にこの冗長ビット
(誤り訂正符号)を用いて誤り訂正処理を施す方法が用
いられている。この際用いられる誤り訂正処理として
は、RS(リード・ソロモン)符号や、BCH(Bose C
haudhuri Hocquengbem)符号を用いた誤り訂正処理、畳
み込み符号−ビタビ復号法による誤り訂正処理などがあ
り、これらは代表的な公知の技術である。
【0004】しかし、上述の冗長ビット(誤り訂正符
号)の付加は、ビットレートの低速度化と相反する手段
であり、現状では、音声復号の際に最も重要となる(復
号音声品質への影響の大きい)ビットに対してのみ行う
ことによって、伝送する情報量の増加を抑えているのが
実状である。
号)の付加は、ビットレートの低速度化と相反する手段
であり、現状では、音声復号の際に最も重要となる(復
号音声品質への影響の大きい)ビットに対してのみ行う
ことによって、伝送する情報量の増加を抑えているのが
実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、無線通
信路の影響による再生音声品質の劣化に対する対策とし
て、符号化時の誤り訂正符号の付加および復号時の誤り
訂正処理を用いる方法が一般的である。しかし、誤り訂
正符号を付加することにより、伝送する情報量が増加す
るという問題が生じている。本発明の目的は上記の問題
を解決するために行ったものであり、誤り訂正符号を用
いないで再生音声品質を改善した音声復号方式を提案す
ることにある。
信路の影響による再生音声品質の劣化に対する対策とし
て、符号化時の誤り訂正符号の付加および復号時の誤り
訂正処理を用いる方法が一般的である。しかし、誤り訂
正符号を付加することにより、伝送する情報量が増加す
るという問題が生じている。本発明の目的は上記の問題
を解決するために行ったものであり、誤り訂正符号を用
いないで再生音声品質を改善した音声復号方式を提案す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の音声符復号方式
は、送信側から無線伝送路を介して送られてくる誤り訂
正符号を含まない音声符号化信号を受信して復号を行い
音声復号信号を出力する音声復号器と、該音声復号器か
ら出力される音声復号信号の音声認識処理を行いその結
果を合成して再生音声信号を出力する音声認識器とを備
えたことを特徴とするものである。
は、送信側から無線伝送路を介して送られてくる誤り訂
正符号を含まない音声符号化信号を受信して復号を行い
音声復号信号を出力する音声復号器と、該音声復号器か
ら出力される音声復号信号の音声認識処理を行いその結
果を合成して再生音声信号を出力する音声認識器とを備
えたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例を示
すブロック図であり、音声認識を用いた音声復号方式の
一実施例である。図において、1は送信側の音声符号化
器、2は受信側の音声復号器、3は本発明によって付加
した音声認識器である。
すブロック図であり、音声認識を用いた音声復号方式の
一実施例である。図において、1は送信側の音声符号化
器、2は受信側の音声復号器、3は本発明によって付加
した音声認識器である。
【0008】図1において、入力音声信号aは音声符号
化器1に入力され、その出力として音声符号化信号bが
得られる。ここで、音声符号化器1が低ビットレートに
よる音声符号化方式である場合、音声復号方式はディジ
タル処理となる。その場合は、符号化を行う前処理とし
てA/D変換を行う必要があるので、音声符号化器1の
前段にA/D変換器が必要となる。同様に音声復号器2
の後処理にD/A変換を行う必要がある。
化器1に入力され、その出力として音声符号化信号bが
得られる。ここで、音声符号化器1が低ビットレートに
よる音声符号化方式である場合、音声復号方式はディジ
タル処理となる。その場合は、符号化を行う前処理とし
てA/D変換を行う必要があるので、音声符号化器1の
前段にA/D変換器が必要となる。同様に音声復号器2
の後処理にD/A変換を行う必要がある。
【0009】図2は本発明の第1の実施例の更に詳しい
ブロック図であり、前述のようにA/D,D/A変換が
必要な場合のブロック図である。図において、10はA
/D変換器、11は音声符号化器、12は音声復号器、
13はD/A変換器である。
ブロック図であり、前述のようにA/D,D/A変換が
必要な場合のブロック図である。図において、10はA
/D変換器、11は音声符号化器、12は音声復号器、
13はD/A変換器である。
【0010】図1の音声符号化器1からの出力である音
声符号化信号bは、無線通信路を伝送され音声復号器2
に入力される。ここで、無線通信は公知の技術である通
信路符復号方式を用いて行われる。上述の音声復号器2
からの出力である復号音声信号cは、音声認識器3に入
力される。音声認識器3で用いられる音声認識方式は、
大語彙・連続音声認識でなければならない。現在検討及
び報告されている音声認識方式において、上記の条件を
満足する音声認識方式は、HMM(隠れマルコフ過程)
を用いた音声認識方式が代表的なものである。上述の音
声認識器3からの出力が再生音声信号dとなる。
声符号化信号bは、無線通信路を伝送され音声復号器2
に入力される。ここで、無線通信は公知の技術である通
信路符復号方式を用いて行われる。上述の音声復号器2
からの出力である復号音声信号cは、音声認識器3に入
力される。音声認識器3で用いられる音声認識方式は、
大語彙・連続音声認識でなければならない。現在検討及
び報告されている音声認識方式において、上記の条件を
満足する音声認識方式は、HMM(隠れマルコフ過程)
を用いた音声認識方式が代表的なものである。上述の音
声認識器3からの出力が再生音声信号dとなる。
【0011】図3は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図であり、復号音声信号cと音声認識結果信号kとを
手動で切り換えて再生音声信号mとして出力する出力ス
イッチ4を付加した構成例である。
ク図であり、復号音声信号cと音声認識結果信号kとを
手動で切り換えて再生音声信号mとして出力する出力ス
イッチ4を付加した構成例である。
【0012】
【発明の効果】復号音声に対して音声認識を行うことに
より、従来、行っていた誤り訂正符号を付加する必要が
なくなり、再生音声品質の劣化を改善することができ、
かつ、無線通信の際の伝送すべき情報量を削減すること
ができる。
より、従来、行っていた誤り訂正符号を付加する必要が
なくなり、再生音声品質の劣化を改善することができ、
かつ、無線通信の際の伝送すべき情報量を削減すること
ができる。
【図1】本発明の原理を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
1 音声符号化器 2 音声復号器 3 音声認識器 4 切替器 10 A/D変換器 11 音声符号化器 12 音声復号器 13 D/A変換器
Claims (2)
- 【請求項1】 送信側から無線伝送路を介して送られて
くる誤り訂正符号を含まない音声符号化信号を受信して
復号を行い音声復号信号を出力する音声復号器と、 該音声復号器から出力される音声復号信号の音声認識処
理を行いその結果を合成して再生音声信号を出力する音
声認識器とを備えた音声復号方式。 - 【請求項2】 送信側から無線伝送路を介して送られて
くる誤り訂正符号を含まない音声符号化信号を受信して
復号を行い音声復号信号を出力する音声復号器と、 該音声復号器から出力される音声復号信号の音声認識処
理を行いその結果を合成して出力する音声認識器と、 前記音声復号器の出力と前記音声認識器の出力とを切り
換え出力して再生音声信号をするスイッチとを備えた音
声復号方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8314167A JPH10145249A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 音声復号方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8314167A JPH10145249A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 音声復号方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10145249A true JPH10145249A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=18050061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8314167A Pending JPH10145249A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 音声復号方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10145249A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001356792A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-12-26 | Lucent Technol Inc | 自動音声認識実行方法および装置 |
JP2006099124A (ja) * | 1998-11-30 | 2006-04-13 | Lucent Technol Inc | デジタル無線チャネル上の自動音声/話者認識 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP8314167A patent/JPH10145249A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006099124A (ja) * | 1998-11-30 | 2006-04-13 | Lucent Technol Inc | デジタル無線チャネル上の自動音声/話者認識 |
JP2001356792A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-12-26 | Lucent Technol Inc | 自動音声認識実行方法および装置 |
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