JPH1014465A - 害虫誘殺器 - Google Patents
害虫誘殺器Info
- Publication number
- JPH1014465A JPH1014465A JP8173643A JP17364396A JPH1014465A JP H1014465 A JPH1014465 A JP H1014465A JP 8173643 A JP8173643 A JP 8173643A JP 17364396 A JP17364396 A JP 17364396A JP H1014465 A JPH1014465 A JP H1014465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbamate
- cylindrical body
- insect pest
- exterminator
- luring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Catching Or Destruction (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ゴキブリ、アリ等の匍匐性害虫、特にゴキブリ
を防除するうえで有効な害虫誘殺器を提供する。 【解決手段】内側にカーバメート系殺虫性化合物が処理
されてなる筒状体であって、該筒状体側面には害虫が出
入り可能な大きさの孔が設けられてなることを特徴とす
る害虫、特にゴキブリの誘殺器。
を防除するうえで有効な害虫誘殺器を提供する。 【解決手段】内側にカーバメート系殺虫性化合物が処理
されてなる筒状体であって、該筒状体側面には害虫が出
入り可能な大きさの孔が設けられてなることを特徴とす
る害虫、特にゴキブリの誘殺器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴキブリ、アリ等
の匍匐性害虫、特にゴキブリを防除するうえで有効な害
虫誘殺器に関するものである。
の匍匐性害虫、特にゴキブリを防除するうえで有効な害
虫誘殺器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ゴキブリ、アリ等の害
虫を防除するには、殺虫剤を害虫の通り道に広範囲に散
布することが有効であるが、より効率的な殺虫剤の使用
が望まれている。
虫を防除するには、殺虫剤を害虫の通り道に広範囲に散
布することが有効であるが、より効率的な殺虫剤の使用
が望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するものであり、ゴキブリ等の害虫を効果的に誘引
し、誘引されて殺虫性化合物に接触した害虫を効果的に
駆除することのできる害虫誘殺器、即ち、内側にカーバ
メート系殺虫性化合物が処理されてなる筒状体であっ
て、該筒状体側面には害虫が出入り可能な大きさの孔が
設けられてなることを特徴とする害虫誘殺器を提供する
ものである。
決するものであり、ゴキブリ等の害虫を効果的に誘引
し、誘引されて殺虫性化合物に接触した害虫を効果的に
駆除することのできる害虫誘殺器、即ち、内側にカーバ
メート系殺虫性化合物が処理されてなる筒状体であっ
て、該筒状体側面には害虫が出入り可能な大きさの孔が
設けられてなることを特徴とする害虫誘殺器を提供する
ものである。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるカーバ
メート系殺虫性化合物としては、2−sec −ブチルフェ
ニル N−メチルカーバメート{フェノブカルブ}、2
−イソプロポキシフェニル N−メチルカーバメート
{プロポキスル}、3,4−キシリルN−メチルカーバ
メート{キシリルカルブ}、m−トリル N−メチルカ
ーバメート{メトルカルブ}、2−イソプロピル N−
メチルカーバメート{イソプロカルブ}、1−ナフチル
N−メチルカーバメート{NAC}等及び環状カーバ
メート構造を有する5−メトキシ−3−(2−メトキシ
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
H)−オン{メトキサジアゾン}等が挙げられる。
メート系殺虫性化合物としては、2−sec −ブチルフェ
ニル N−メチルカーバメート{フェノブカルブ}、2
−イソプロポキシフェニル N−メチルカーバメート
{プロポキスル}、3,4−キシリルN−メチルカーバ
メート{キシリルカルブ}、m−トリル N−メチルカ
ーバメート{メトルカルブ}、2−イソプロピル N−
メチルカーバメート{イソプロカルブ}、1−ナフチル
N−メチルカーバメート{NAC}等及び環状カーバ
メート構造を有する5−メトキシ−3−(2−メトキシ
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
H)−オン{メトキサジアゾン}等が挙げられる。
【0005】本発明の害虫誘殺器は、筒状体である害虫
誘殺器本体の内側にカーバメート系殺虫性化合物が処理
されてなるものであって、該殺虫性化合物は、化合物そ
のままで、又は適当な製剤品として処理される。粉剤を
処理する場合は害虫誘殺器本体の内側に散布すればよ
く、液剤を処理する場合は害虫誘殺器本体の内側に塗り
付け、スプレー塗布等により処理する。また、液剤を含
浸させた多孔質担体や繊維質担体を害虫誘殺器本体の内
側に貼付してもよい。一般に、カーバメート系殺虫性化
合物は、該化合物量が害虫誘殺器1個当り10〜1000mg程
度になるように処理される。尚、害虫誘殺器本体の内側
に、さらに、害虫の誘引性物質、例えば、チーズ香料、
タマネギ香料等の香料やフェロモンなどを処理又は設置
してもよい。
誘殺器本体の内側にカーバメート系殺虫性化合物が処理
されてなるものであって、該殺虫性化合物は、化合物そ
のままで、又は適当な製剤品として処理される。粉剤を
処理する場合は害虫誘殺器本体の内側に散布すればよ
く、液剤を処理する場合は害虫誘殺器本体の内側に塗り
付け、スプレー塗布等により処理する。また、液剤を含
浸させた多孔質担体や繊維質担体を害虫誘殺器本体の内
側に貼付してもよい。一般に、カーバメート系殺虫性化
合物は、該化合物量が害虫誘殺器1個当り10〜1000mg程
度になるように処理される。尚、害虫誘殺器本体の内側
に、さらに、害虫の誘引性物質、例えば、チーズ香料、
タマネギ香料等の香料やフェロモンなどを処理又は設置
してもよい。
【0006】本発明の害虫誘殺器本体の材質としては、
紙、金属、ガラス、樹脂、ゴム等種々のものが使用可能
である。害虫誘殺器本体の側面に設けられてなる孔は、
通常 0.1〜10cm2 程度の面積を有し、その形状は円形、
四角形、三角形等種々の形をとることができ、複数個の
孔が設けられてなることが好ましい。また、二種以上の
大きさの異なる孔を設けてもよい。害虫誘殺器本体の形
状は筒状体であるが、該筒状体とは、図1に示されるよ
うな断面が円形の円筒形のみならず、図2に示されるよ
うな断面が扇形の中空の柱状のもの、断面が半円形や多
角形の中空の柱状のもの等、種々の形状の中空の柱状体
を意味するものである。一般に、筒状体の断面積は1〜
100 cm2 程度、長さは3〜100 cm程度である。
紙、金属、ガラス、樹脂、ゴム等種々のものが使用可能
である。害虫誘殺器本体の側面に設けられてなる孔は、
通常 0.1〜10cm2 程度の面積を有し、その形状は円形、
四角形、三角形等種々の形をとることができ、複数個の
孔が設けられてなることが好ましい。また、二種以上の
大きさの異なる孔を設けてもよい。害虫誘殺器本体の形
状は筒状体であるが、該筒状体とは、図1に示されるよ
うな断面が円形の円筒形のみならず、図2に示されるよ
うな断面が扇形の中空の柱状のもの、断面が半円形や多
角形の中空の柱状のもの等、種々の形状の中空の柱状体
を意味するものである。一般に、筒状体の断面積は1〜
100 cm2 程度、長さは3〜100 cm程度である。
【0007】本発明の害虫誘殺器は、害虫を防除したい
場所に、通常 2.5m2 当り1個程度の割合で設置され
る。
場所に、通常 2.5m2 当り1個程度の割合で設置され
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の害虫誘殺器を実施例をあげ
て、より詳細に説明する。 実施例1 図1に示される円筒形状の、直径3cmの円形の開口部を
両端に有する長さ15cmの筒状体で、側面に直径5mmの円
形の孔12個と直径15mmの円形の孔12個とが設けられ
てなる、紙製の害虫誘殺器を作製する。筒状体の内側に
は、予めプロポキスル 100mgが全面に均一に塗布されて
いる。
て、より詳細に説明する。 実施例1 図1に示される円筒形状の、直径3cmの円形の開口部を
両端に有する長さ15cmの筒状体で、側面に直径5mmの円
形の孔12個と直径15mmの円形の孔12個とが設けられ
てなる、紙製の害虫誘殺器を作製する。筒状体の内側に
は、予めプロポキスル 100mgが全面に均一に塗布されて
いる。
【0009】実施例2 図2に示される扇形筒状の、直径6cmの四分の一円形の
開口部を両端に有する長さ20cmの筒状体で、曲面の側面
部に直径7mmの円形の孔が15個設けられてなる、紙製
の害虫誘殺器を作製する。筒状体の内側には、予めプロ
ポキスル 100mgが全面に均一に塗布されている。
開口部を両端に有する長さ20cmの筒状体で、曲面の側面
部に直径7mmの円形の孔が15個設けられてなる、紙製
の害虫誘殺器を作製する。筒状体の内側には、予めプロ
ポキスル 100mgが全面に均一に塗布されている。
【0010】実施例3 2.5m×1.25m のステンレス製トレイ(深さ15cm)の長辺
の一方の壁に沿って、実施例1で作製した害虫誘殺器を
設置した。さらに、トレイ上に三角筒状ベニヤ板製シェ
ルター(長さ 15cm 、開口部は一辺3cmの正三角形)と
水と餌を置き、チャバネゴキブリ50頭を放した。1週間
経過後にゴキブリの生死を観察したところ、74%の致
死率であった。また、2週間経過後の致死率は100%
であった。実施例1で作製した害虫誘殺器のかわりに、
プロポキスル 100mgにかえてフェニトロチオン 100mgを
使用して作製した同形状の害虫誘殺器を用いて、同様の
試験を行ったところ、2週間経過後のゴキブリの致死率
は16%であった。
の一方の壁に沿って、実施例1で作製した害虫誘殺器を
設置した。さらに、トレイ上に三角筒状ベニヤ板製シェ
ルター(長さ 15cm 、開口部は一辺3cmの正三角形)と
水と餌を置き、チャバネゴキブリ50頭を放した。1週間
経過後にゴキブリの生死を観察したところ、74%の致
死率であった。また、2週間経過後の致死率は100%
であった。実施例1で作製した害虫誘殺器のかわりに、
プロポキスル 100mgにかえてフェニトロチオン 100mgを
使用して作製した同形状の害虫誘殺器を用いて、同様の
試験を行ったところ、2週間経過後のゴキブリの致死率
は16%であった。
【0011】実施例3に示されるように、本発明の害虫
誘殺器はゴキブリを極めて効果的に誘殺する。一方、同
じ形状の害虫誘殺器を用いた場合においても、有機リン
系殺虫性化合物であるフェニトロチオンを使用した場合
には、誘殺効果は不充分な結果に終わった。
誘殺器はゴキブリを極めて効果的に誘殺する。一方、同
じ形状の害虫誘殺器を用いた場合においても、有機リン
系殺虫性化合物であるフェニトロチオンを使用した場合
には、誘殺効果は不充分な結果に終わった。
【0012】
【発明の効果】本発明の害虫誘殺器は害虫、特にゴキブ
リを防除するうえで有効である。
リを防除するうえで有効である。
【図1】図1は、本発明の害虫誘殺器の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図2は、本発明の害虫誘殺器の他の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】内側にカーバメート系殺虫性化合物が処理
されてなる筒状体であって、該筒状体側面には害虫が出
入り可能な大きさの孔が設けられてなることを特徴とす
る害虫誘殺器。 - 【請求項2】害虫がゴキブリである請求項1記載の害虫
誘殺器。 - 【請求項3】筒状体内側に処理されるカーバメート系殺
虫性化合物が、2−sec −ブチルフェニル N−メチル
カーバメート、2−イソプロポキシフェニルN−メチル
カーバメート、3,4−キシリル N−メチルカーバメ
ート、m−トリル N−メチルカーバメート、2−イソ
プロピル N−メチルカーバメート、1−ナフチル N
−メチルカーバメート及び5−メトキシ−3−(2−メ
トキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2
(3H)−オンからなる群より選ばれる一種以上である
請求項1又は請求項2記載の害虫誘殺器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8173643A JPH1014465A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 害虫誘殺器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8173643A JPH1014465A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 害虫誘殺器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1014465A true JPH1014465A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15964423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8173643A Pending JPH1014465A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 害虫誘殺器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1014465A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2408439A (en) * | 2003-11-29 | 2005-06-01 | Lequez-Sage Cindy D | Device for Protection Against Slugs |
CN100352345C (zh) * | 2006-01-24 | 2007-12-05 | 陈若霞 | 一种利用蛾类害虫性诱剂在田间排布的杀虫法 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP8173643A patent/JPH1014465A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2408439A (en) * | 2003-11-29 | 2005-06-01 | Lequez-Sage Cindy D | Device for Protection Against Slugs |
GB2408439B (en) * | 2003-11-29 | 2005-10-19 | Lequez-Sage Cindy D | Safe slug control |
CN100352345C (zh) * | 2006-01-24 | 2007-12-05 | 陈若霞 | 一种利用蛾类害虫性诱剂在田间排布的杀虫法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050621 |