JPH10143278A - 携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置及び電子機器 - Google Patents

携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置及び電子機器

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Publication number
JPH10143278A
JPH10143278A JP8302257A JP30225796A JPH10143278A JP H10143278 A JPH10143278 A JP H10143278A JP 8302257 A JP8302257 A JP 8302257A JP 30225796 A JP30225796 A JP 30225796A JP H10143278 A JPH10143278 A JP H10143278A
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JP
Japan
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portable electronic
function expansion
unit
electronic device
base unit
Prior art date
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Application number
JP8302257A
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English (en)
Inventor
Hidemi Doi
秀美 土肥
Shoichi Sunakawa
正一 砂川
Toshio Ikeuchi
敏男 池内
Tomonori Ota
友紀 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Shimane Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Shimane Sanyo Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、分離可能に設けられたベースユ
ニットと機能拡張用オプションユニットからなる携帯用
電子機器の分離型機能拡張装置において、上記機能拡張
用ユニットにセットされる電子機器の盗難防止を図るこ
とを目的とする。 【解決手段】 ノートパソコンが載置される底支持偏平
部、ポートリプリケータ部、及び施錠手段を備えて成る
ベースユニットと、携帯用電子機器の拡張機能用機材を
収納し上端面に前記携帯用電子機器のベースユニットの
底支持偏平部が取り付けられるようになっているととも
に、前記携帯用電子機器のベースユニットのポートリプ
リケータ部の端子部が着脱可能に接続される端子部とカ
ード装填部とが備えられている携帯用電子機器の機能拡
張用ユニットと、が分離可能に設けられた携帯用電子機
器の分離型機能拡張用装置であって、機能拡張用オプシ
ョンユニット3に、ウルトラベイ用トレイ35を引き出
し可能に装着し、ウルトラベイ用トレイ35の引き出し
を阻止するロック部材350とを設け、ウルトラベイ用
トレイ35の引き出しを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯用電子機器
の分離型機能拡張用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平3−119220号公報
に開示されているように、いわゆるノートブック型パソ
コンやラップトップ型パソコンなどの携帯用電子機器の
携帯性を確保するとともにその機能を拡張するために、
携帯型電子機器の機能を拡張する回路を収納した機能拡
張用ユニットを設け、この機能拡張用ユニットに携帯用
電子機器を着脱することが提案されている。
【0003】この機能拡張用ユニットと携帯用電子機器
とは、例えば携帯用電子機器に設けた雄コネクタを機能
拡張用ユニットに設けた雌コネクタに差し込むことによ
り電気的に接続するようにしてあり、また、これらコネ
クタが不用意に離脱されないようにするため、コネクタ
の挿抜方向への両者の相対的な移動を禁止する手段を設
けるようにしている。
【0004】また、携帯用電子機器には、プリンターや
スキャナー等の機器をケーブルを用いて接続するための
コネクタが設けられているが、プリンターやスキャナー
等を使用する度にケーブルの着脱を行うのでは使い勝手
が悪いことから、プリンターやスキャナー等の機器とポ
ートリプリケータとを恒常的にケーブルにて接続してお
く一方で、携帯用電子機器をポートリプリケータ(この
明細書において、ポートリプリケータ及びポートリプリ
ケータ部とは、携帯用電子機器の端子群が接続される第
1の端子群と、プリンター等の機器の端子群が接続され
る第2の端子群を備えるものをいう。)に着脱自在に設
けるようにし、上記のケーブルの接続作業の煩わしさを
軽減することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した携
帯用電子機器の分離型機能拡張用装置を複数人で共同使
用する場合に、一人の使用者が自己の携帯用電子機器を
ベースユニットから取り外し、他の使用者が使用を待っ
ているにもかかわらず、施錠手段により施錠しこの拡張
装置を他の使用者がベースユニット等を使用できない状
態のまま放置してしまう場合があった。
【0006】また、携帯用電子機器の分離型機能拡張用
装置を使用者している者が、機能拡張装置に内蔵してい
るハードディスクドライバや光ディスクドライバ等の交
換を希望する場合があるが、その都度ベースユニットを
機能拡張ユニットから取り外すのでは、その作業が煩わ
しい。そこで、ベースユニットを取り外さずに、ハード
ディスクドライバや光ディスクドライバ等の交換できる
ようにウルトラベイ用トレイを用いて、機能拡張用ユニ
ットから引き出せるように構成することが考えられる。
【0007】しかしながら、分離型機能拡張装置には、
ハードディスク、ICカードなどの電子機器が内蔵され
ており、分離型機能拡張装置には、ハードディスク、I
Cカードなどの電子機器が内蔵されており、使用者が不
在の際に、このような電子機器が盗難に遭うおそれがあ
った。
【0008】この発明は、上記の事情に鑑み、ポートリ
プリケータに相当する部分と拡張ユニットに相当する部
分を分離可能に構成し、ポートリプリケータに相当する
部分に施錠手段を設け、携帯用電子機器の盗難を防止し
た分離型機能拡張装置において、多人数で分離型機能拡
張用装置を使用する場合に使用性が良く且つ分離型機能
拡張装置に内蔵されている電子機器の盗難を防止できる
携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の携帯用電子機
器の分離型機能拡張用装置は、携帯用電子機器が載置さ
れる底支持偏平部、この底支持偏平部の後端部に設けら
れ前記携帯用電子機器の背面側に設けられた端子部が着
脱可能に接続される端子部が備えられているポートリプ
リケータ部、及び施錠手段を備えて成る携帯用電子機器
のベースユニットと、携帯用電子機器の拡張機能用機材
を収納し上端面に前記携帯用電子機器のベースユニット
の底支持偏平部が取り付けられるようになっているとと
もに、前記携帯用電子機器のベースユニットのポートリ
プリケータ部の端子部が着脱可能に接続される端子部
と、が備えられている携帯用電子機器の機能拡張用ユニ
ットと、が分離可能に設けられた携帯用電子機器の分離
型機能拡張用装置であって、前記機能拡張ユニットに、
ウルトラベイ用トレイが摺動自在に装着されると共に、
前記ウルトラベイ用トレイの引き出しを阻止するロック
部材とが設けられていることを特徴とする。
【0010】このような構成でれば、ロック部材によ
り、ウルトラベイ用トレイの引き出しが阻止できるの
で、使用者が不在の際に内蔵の電子機器が盗難に遭うこ
とが防止できる。また、ウルトラベイ用トレイをロック
部材で、ロックしない場合には、ウルトラベイ用トレイ
の引き出しが行えるので、ハードディスクドライバや光
ディスクドライバ等の交換が容易に行える。
【0011】さらに、前記ベースユニットが機能拡張ユ
ニットに取り付けられた際に、前記ベースユニットによ
り覆われる位置に、前記ロック部材を操作する操作部材
を設けるとよい。
【0012】このように構成することにより、ベースユ
ニットを外さない限り、ロック部材の態様が変えること
ができないため、誤った使用態様が未然に防げる。
【0013】また、前記ロック部材は、前記ウルトラベ
イ用トレイの一部に設けられた係合孔に係合する山部を
有する板ばね材で形成され、この板ばね材が前記機能拡
張用ユニットの底板部に揺動自在に取り付けるように構
成するとよい。
【0014】さらに、前記ロック部材は、前記係合孔と
係合する位置と非係合の位置に移動可能に取り付るとよ
い。
【0015】上記のように構成することで、ウルトラベ
イ用トレイのロックとロックの解除が容易に行える。
【0016】また、この発明は、電子機器本体内に、ウ
ルトラベイ用トレイが摺動自在に装着されると共に、前
記ウルトラベイ用トレイの引き出しを阻止するロック部
材が設けられていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0018】図1の斜視図には、携帯用電子機器として
のノート型パーソナルコンピュータ1と、携帯用電子機
器のベースユニット2と、携帯用電子機器の機能拡張用
オプションユニット3とが示してある。そして、上記の
携帯用電子機器のベースユニット2と携帯用電子機器の
機能拡張用オプションユニット3とによって携帯用電子
機器の分離型機能拡張用装置4が構成される。すなわ
ち、携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置4は、携帯
用電子機器のベースユニット2と携帯用電子機器の機能
拡張用オプションユニット3とに分離できる構成になっ
ている。ベースユニット2には、施錠手段26が設けら
れ、この施錠手段26にキー26aが差し込まれ、後述
するように、これらユニットの施錠動作等が行われる。
【0019】図2の斜視図は、前記の携帯用電子機器の
ベースユニット(以下、単にベースユニットという)2
にノート型パーソナルコンピュータ(以下、単にノート
パソコンという)1を搭載し、このベースユニット2を
携帯用電子機器の機能拡張用オプションユニット(以
下、単に拡張用オプションユニットという)3に搭載し
た状態で、これらを連結施錠手段5にて連結施錠した状
態を示している。連結施錠手段5には連結ロープ51が
連結されており、この連結ロープ51を例えば非携帯部
材であるパソコンラックに結び付けることで、これらベ
ースユニット2や拡張用オプションユニット3の盗難を
防止することができる。なお、上記連結施錠手段5とし
ては、ケンジントンロックと呼ばれるものがある。
【0020】図3の斜視図には、ベースユニット2を拡
張用オプションユニット3に搭載した状態を示してい
る。ベースユニット2は、ノートパソコン1が載置され
る底支持偏平部23と、この底支持偏平部23の後部に
設けられたポートリプリケータ部22とから成る。ポー
トリプリケータ部22の前面側には、ノートパソコン1
の背面側に設けられた端子部(図示せず)が着脱可能に
接続される端子部21が設けられている。また、ポート
リプリケータ部22の背面側には、プリンター等を接続
するためのケーブルが接続される端子部が設けられてい
る。
【0021】前記拡張用オプションユニット3は、上端
面が開放されたボックス31内に、ノートパソコン1の
拡張機能用機材、例えば、ハードディスクドライバや、
光ディスクドライバ等が搭載されるウルトラベイ用トレ
イ或いは、PCMCIA(Personal Comp
uter Memory Card Internat
ional Association)カードのデータ
読出部などを収納している。ウルトラベイ用トレイに
は、ハードディスクドライバ、光ディスクドライバなど
が搭載される。そして、前記ボックス31の上端面に前
記ベースユニット2の底支持偏平部23が取り付けられ
るようになっているとともに、前記ボックス31の後端
部に設けられた立設部の前面側には、前記ベースユニッ
ト2のポートリプリケータ部22の背面側に形成された
端子部(図示せず)が着脱可能に接続される端子部が設
けられている。
【0022】後述するように、拡張用オプションユニッ
ト3の左後端部には、連結施錠手段5の施錠係止体が挿
入される小判型穴形状の第1の施錠穴311aが形成さ
れている(図8参照)。一方、ベースユニット2の左端
後部には、施錠部225が形成されている。この施錠部
225は中が空洞の略方形箱状をなし、この略方形箱状
をなす施錠部225の背面部には、前記第1の施錠穴3
11aに対応した第2の施錠穴(図示せず)が形成され
ている。そして、これらに前記の連結施錠手段5の施錠
係止体が挿入されて施錠されることで、上記図2に示し
たように、連結施錠を行うことができる。
【0023】図4の斜視図にはベースユニット2を拡大
して示している。底支持偏平部23の左右両側部には、
ベースユニット2の筐体を成す樹脂カバー28にてガイ
ド部23a,23bが形成されている。このガイド部2
3a,23bのガイド面により、ノートパソコン1を当
該底支持偏平部23上に置きその背面に形成された端子
部をポートリプリケータ部22の端子部21に嵌合させ
る際の案内及び嵌合後のノートパソコン1の左右方向移
動規制が行えるようになっている。また、ガイド部23
a,23bには、ベースユニット2を拡張用オプション
ユニット3から離脱させるときの操作を容易にするため
の指の引っかけ部23c,23cが形成されている。
【0024】右ガイド部23bの上面には、カードシャ
ッタ25が設けられている。このカードシャッタ25
は、底支持偏平部23にセットされたノートパソコン1
の側に設けられたPCMCIAカード挿入口(図1およ
び図2参照)11に対応する位置に設けられる。カード
シャッタ25は、後述する施錠手段26の回動操作によ
って前後方向に駆動され、施錠手段26の施錠位置では
前記PCMCIAカード挿入口11の一部を覆うような
位置に移動し、解錠位置ではPCMCIAカード挿入口
11から退いた位置に移動するようになっている。施錠
手段26及びカードシャッタ25の駆動機構については
後述する。
【0025】また、底支持偏平部23には、アース部材
296が樹脂カバー28内に没入可能に且つ突出して設
けられている。このアース部材296は、ノートパソコ
ン1のアースをとるとともにノートパソコン1を係止す
る。このアース部材296の詳細については後述する。
更に、底支持偏平部23の下面には、機能拡張用オプシ
ョンユニット3のボックス31の上端面から突設された
鉤状突起33a(図8参照)が挿入される係止穴29e
(図9参照)、及び後述する屈曲立上片37a(図8参
照)が挿入される長穴29f(図9参照)が形成されて
いる。
【0026】そして、前記ポートリプリケータ部22の
背面側には、機能拡張用オプションユニット3の端子部
32に嵌合する前述の端子部24、及び図示しないプリ
ンターやスキャナー等の機器にケーブルにて接続される
端子群が設けらる。
【0027】図4に示したように、ポートリプリケータ
部22の前面側には、前述した端子部21が設けられ、
この端子部21にノートパソコン1の端子部が嵌合する
ようになっているが、その嵌合が適正に行われるように
前記端子部21にはガイドピン21a,21aが設けら
れており、また、これに対応してノートパソコン1の背
面側にはガイド穴(図示せず)が設けられている。更
に、ポートリプリケータ部22の前面側の両端の近傍位
置には、底支持偏平部23上にセットされたノートパソ
コン1を離脱させるための押圧突起22a,22bが出
没可能に設けられている。これら押圧突起22a,22
bは、施錠手段26の回動操作によって駆動力が与えら
れて出没するようになっている。そのための具体的構成
については後述する。
【0028】ポートリプリケータ部22の側面側には、
施錠手段26が設けられている。この施錠手段26にキ
ー26aを差し込んでこれを回動させることにより、施
錠手段26の施錠状態と解錠状態とを作り出すことがで
きるとともに、施錠手段26の施錠状態を解錠状態とす
るときの操作の方向に解錠状態よりも更に施錠手段26
を操作したときに前記押圧突起22a,22bを突出さ
せる(以下、この突出状態をエジェクト状態という)こ
とができるようになっている。
【0029】図5及び図6はベースユニット2における
樹脂カバー28およびポートリプリケータ部22の構成
部材を取り外し、鉄板製のボトム29を露呈させて示し
た斜視図であり、図5は施錠手段26による解錠状態
を、図6は施錠手段26による施錠状態をそれぞれ示し
ている。
【0030】図7は、施錠手段26およびその周辺の機
構部分を示した側面図であり、同図(a)は施錠手段2
6による施錠状態を示し、同図(b)は解錠状態を示
し、同図(c)はエジェクト状態をそれぞれ示してい
る。施錠手段26には、前記のキー26aの回動操作に
て回動する回動部26bが設けられている。この回動部
26bには作動突起26c(図5及び図6では作動板2
21の裏面側に位置しているので見えない)が突設され
ている。作動突起26cは、上記のエジェクト状態にお
いて作動板221を押圧するようになっており、この作
動板221が図7(c)に示すように作動突起26cに
押されて傾倒すると、作動板221に連結されている前
記押圧突起22aが突出方向に移動され、ポートリプリ
ケータ部22を構成している樹脂カバー28から突出す
るようになっている。作動板221には、回動軸222
が固着されおり、作動板221の傾倒によって回動軸2
22が回動する。回動軸222の他方の端部には、作動
板223(図5及び図6参照)が固着されており、回動
軸222の回動によって作動板223が傾倒するように
なっている。そして、作動板223には前記の押圧突起
22bが連結されており、作動板223の傾倒によって
押圧突起22bが突出方向に移動され、ポートリプリケ
ータ部22を構成している樹脂カバー28から突出す
る。
【0031】図5及び図6に示してあるように、回動軸
222の端部には、巻きばね224が外嵌されている。
巻きばね224の一端側は、前記の作動片221に係止
されており、この作動片221は、巻きばね224によ
って、前記押圧突起22a,22bをポートリプリケー
タ部22の樹脂カバー28内に退避させる方向に付勢さ
れている。従って、キー26aの操作にて、図7(c)
に示すように、前記押圧突起22a,22bを突出させ
た後、キー26aから手を離すと、前記巻きばね224
及び施錠手段26に内蔵されたばね(図示せず)の付勢
力によって、図7(b)に示すように、押圧突起22
a,22bはポートリプリケータ部22の樹脂カバー2
8内に没入すると共に、作動突起26cも解錠位置に復
帰する。
【0032】図5および図6に示したように、前記ボト
ム29上には、前後方向にスライドするように設けられ
た第1前後スライド板291、前後方向にスライドする
ように設けられた第2前後スライド板292、前後方向
にスライドするように設けられた第3前後スライド板2
93、軸294aにて回動支持された第1回動板29
4、軸295aにて回動支持された第2回動板295、
前記アース部材296を弾性支持する支持板297、お
よび前記カードシャッタ駆動片27が配置されている。
【0033】上記の第1前後スライド板291等のスラ
イド又は回動のための支持はボトム29を覆う樹脂カバ
ー28に形成された突起等によって行われ、更に、上記
の突起に螺合されたねじ(図示せず)の傘部分にて上記
第1前後スライド板291等の樹脂カバー28からの離
脱が阻止されている。
【0034】図5及び図6に示してあるように、第1回
動板294は、左右方向に長く、その右側端部が前記の
第1前後スライド板291に連結されている。これによ
り、第1回動板294は、第1前後スライド板291の
前後スライドにて駆動力を得て軸294aを中心に回動
する。
【0035】第2前後スライド板292の後端部292
aは、前記第1回動板294の右端と前記軸294aと
の間の略中間位置において上記の第1回動板294に連
結されている。これにより、第2前後スライド板292
は、第1回動板294の回動動作にて駆動力を得て前後
方向にスライドする。後方にスライドしたとき(施錠状
態)には、前端L字部292bをアース部材296の下
方に位置させて当該アース部材296が樹脂ケース28
内に没入するのを阻止する一方、前方にスライドしたと
き(解錠状態)には、前端L字部292bを前記アース
部材296の真下から外れた位置に位置させて当該アー
ス部材296の没入を許容する。アース部材296の没
入が阻止された状態では、ノートパソコン1を外そうと
しても、ノートパソコン1の底面に形成された係止アー
ス穴(図示せず)にアース部材296が係合している状
態を解除できず、ノートパソコン1の離脱が阻止され
る。
【0036】前記アース部材296を支持する支持板2
97は、金属製板ばねから成っており、アース部材29
6が固着された先端側を弾性力にて上方向に持ち上げ、
アース部材296を底支持偏平部23の樹脂ケース28
の上面から突出させ得るようになっている。支持板29
7は、その略中央部において樹脂ケース28にねじ止め
されるとともに、先端部を上方向に持ち上げ、後端部を
ボトム29に接触させている。
【0037】第3前後スライド板293の後端部293
aは、前記第1回動板294の左端部に連結されてい
る。これにより、第3前後スライド板293は、第1回
動板294の回動動作にて駆動力を得て前後方向にスラ
イドする。第3前後スライド板293には、表面にラッ
クが形成されたラック穴部293b(図6参照)が形成
されている。このラック穴部293bの形成位置に対応
した位置には、水平軸82が樹脂カバー28に回動自在
に支持されており、前記水平軸82には回動係止爪81
が固着されている。回動係止爪81には歯車部81aが
形成され、これが前記のラック穴部293bのラックに
係合されている。
【0038】第3前後スライド板293が前後スライド
することにより、いわゆるラックとピニオンの関係によ
って、回動係止爪81が回動し、回動係止爪81の横倒
し状態と、回動係止爪81が立ち上がる状態とが得られ
るようになっている。回動係止爪81の立ち上げ状態で
は、ノートパソコン1の底面に形成された係止穴(図示
せず)に回動係止爪81の爪が係合し、ノートパソコン
1の離脱が阻止される。
【0039】第2回動板295の一端側は、前記第1回
動板294の右端から前記軸294a側へ幾分距離をお
いた位置に連結されている。また、第2回動板295の
他端側は、カードシャッタ駆動片27に連結されてい
る。カードシャッタ駆動片27は、前後方向にスライド
可能に設けられている。第2回動板295は、第1回動
板294の回動動作にて駆動力を得て回動することによ
って、カードシャッタ駆動片27を前後にスライドさせ
る。
【0040】カードシャッタ駆動片27には、屈曲部2
7aが形成されている。この屈曲部27aは、底支持偏
平部23におけるガイド部23aのガイド面よりも右側
に形成されている。即ち、底支持偏平部23へのノート
パソコン1の搭載を阻害しない位置に前記の屈曲部27
aを形成してある。また、屈曲部27aは、樹脂カバー
28に形成された長穴28a(図4参照)から突出する
ようになっている。屈曲部27aには、カードシャッタ
25(図4参照)が着脱可能に装着される。カードシャ
ッタ25は、カードシャッタ駆動片27が前方向にスラ
イドしたとき(施錠状態)、PCMCIAカード挿入口
11の一部を覆い、カードシャッタ駆動片27が後方向
にスライドしたとき(解錠状態)、PCMCIAカード
挿入口11から退いて当該挿入口11を開放する。
【0041】図8は、機能拡張用オプションユニット3
を拡大して示した斜視図である。ボックス31は、樹脂
からなる周囲壁体311と底面を成す鉄板製のボトム3
3とから成る。ボックス31内には、電源部34及びP
CMCIAカード装填部36等が配置され、これらは前
記ボトム33にねじによって固定されている。さらにボ
ックス31内には、ウルトラベイ用トレイ35がボック
ス31より出入自在に取り付けられている。このウルト
ラベイ用トレイ35には、搭載されるハードディスク等
とのデータの読み出し、書き込み行うための端子部35
aが設けられている。
【0042】また、機能拡張用オプションユニット3の
立設部の前面側には、前述した端子部32が設けられ、
この端子部32にベースユニット2のポートリプリケー
タ部22の端子部が嵌合するようになっているが、その
嵌合が適正に行われるように前記端子部32にはガイド
ピン32a,32aが設けられており、また、これに対
応してポートリプリケータ部22の背面側にはガイド穴
(図示せず)が設けられている。
【0043】機能拡張ユニット3の本体部31の側面部
には、PCMCIAカードが挿入される挿入口36a、
36bが設けられている。この実施の形態においては、
2つの挿入口36a、36bが設けられている(図10
参照)。
【0044】拡張用オプションユニット3の立設部の後
面側には電子基板搭載ケースであるISAカードケース
部37が設けられている。
【0045】ボックス31の上面には、前記のボトム3
3に形成された鉤状突起33a…が突出している。鉤状
突起33a…は、ボックス31上にベースユニット2が
装着されたとき、そのボトム29に形成されている係止
穴29e(図9参照)に係合するようになっている。
【0046】図9の平面図に示しているように、上記係
止の対象となる鉤状突起33aは、ボトム29に形成さ
れた係止穴29eを貫通し、前記第1前後スライド板2
91にて駆動される係止作動片90の近傍に至る。係止
作動片90は、一方の片部90cと他方の片部90eを
略“く”の字形状に有している。この係止作動片90は
その略中央部において軸90bにより回動自在に支持さ
れ、前記一方の片部90cに形成した長穴90dが前記
第1前後スライド板291の突起に連結されている。
【0047】そして、図中実線で示すように、第1前後
スライド板291の施錠時位置においては、係止作動片
90の他方の片部90eが前記鉤状突起33aの後端側
に位置し、ベースユニット2が機能拡張用オプションユ
ニット3から前方に移動するのを阻止するので、ベース
ユニット2が拡張用オプションユニット3から外し取ら
れるのを防止できる。一方、図中仮想線で示すように、
第1前後スライド板291の解錠時位置においては、係
止作動片90の他方の片部90eが前記鉤状突起33a
の後端から退いて位置し、ベースユニット2の取り外し
を許容することになる。なお、ベースユニット2と機能
拡張用オプションユニット3との間のアース接続は、ボ
トム29と鉤状突起33aの接触により行えるが、前記
の係止作動片90を導電性材料で形成し、施錠状態にお
いて前記係止作動片と前記鉤状突起33aとを接触させ
るようにすれば、上記のアース接続を一層確実に行わせ
ることができる。
【0048】前記周囲壁体311の右縁奥部分(図8参
照)は、ボックス31外側に張り出して形成されてい
る。この張出部分の上面には、シャッタ駆動つまみ38
が前後スライド可能に設けられている。そして、このシ
ャッタ駆動つまみ38のスライドにより、PCMCIA
カード装填部36の挿入口36a、36bのPCMCI
Aカード取り出しつまみ360a、360bに対するシ
ャッタとなるシャッタ板38aが出入するように装着さ
れている。
【0049】前記のシャッタ駆動つまみ38が一番後退
した位置では、図10に示すように、前記シャッタ板3
8は挿入口の取り出しつまみ360a、360bの双方
を開放する。この状態では、挿入口36a、36bにP
CMCIAカードの出し入れが行える。シャッタ駆動つ
まみ38が1つ前進した位置では、図11に示すよう
に、上の挿入口36aの取り出しつまみ360aをシャ
ッタ38が覆う。この状態では、挿入口36bのみPC
MCIAカードの出し入れが行える。さらに前進した位
置では、図12に示すように、挿入口の取り出しつまみ
360aおよび360bの双方を覆うようになってい
る。この状態では、挿入口36a、36bに挿入されて
いるPCMCIAカードの取り出しは行えない。
【0050】また、シャッタ駆動つまみ38には、突出
部(図示せず)が設けられており、それぞれの位置でク
リック感を有するように、周囲壁体311には、対応す
る位置で切り欠き(図示せず)が設けられている。
【0051】さらに、前記周囲壁体311の右縁奥部分
の張出部分の上面には、プレートロックつまみ43aが
左右に移動可能に設けられており、このつまみ43aを
ロック状態にすると、ベースユニット2を拡張用オプシ
ョンユニット3に搭載した状態で、施錠手段26による
施錠を禁止する。この動作については、後述する。
【0052】シャッタ駆動つまみ38は、図13ないし
図18に示すように、シャッタ駆動板380のつまみ装
着部381に取り付けられる。このシャッタ駆動板38
0は、一対の長孔を設けたスライド部382とこのスラ
イド部382より直交して折曲された台形状の作動部3
83を有する。スライド部382の長孔と周囲体311
に設けられたボス部(図示せず)とがネジ(図示せず)
により取り付けられる。そして、シャッタ駆動つまみ3
8を前後にスライドさせることにより、この駆動板38
0が前後にスライドするように構成されている。
【0053】作動部383には、カム溝384が設けら
れ、このカム溝384に、シャッタプレート385に植
設されたピン386がはめ込まれる。シャッタプレート
385はネジ385aにより、周囲体311に取り付け
たプレート387に揺動自在に取り付けられている。前
記した作動部383のカム溝384は、シャッタ38a
が開放状態、すなわち、2つの挿入口36a、36bの
取り出しつまみ360a、360bの双方が開放された
状態と、上の挿入口36aの取り出しつまみ360aの
み覆う状態と、2つの挿入口36a、36bの取り出し
つまみ360a、360bを覆う状態に対応してその形
状が決められいる。そして、それぞれの状態が維持する
ようにカム溝384にはそれぞれ平行な部分が設けられ
ている。この実施の形態においては、カム溝384は、
階段状に形成されている。
【0054】これは、第3者がシャッタ38aを無理に
上に押し上げて、挿入されているカードを盗み出そうと
したとき、平行部がなければ、そのままシャッタ38a
が上昇するが、平行部を設けることにより、ピン386
は上方向には移動せずに、シャッタ38aの移動を防止
し、セキュリティを確保するためである。また、この平
行部を設けたことで、シャッタ駆動つまみ38の移動に
対して、この平行部を乗り越えるときに、それぞれの位
置におけるクリック感を操作者に与えることにも寄与す
る。
【0055】上記したシャッタプレート385にシャッ
タ38aが揺動自在に取り付けられている。このシャッ
タ38aは本体の周囲壁体311に樹脂成形された案内
溝(図示せず)により上下方向に移動可能なように案内
される。
【0056】上記したように、シャッタ駆動板380の
作動部383のカム溝384とこのカム溝384と係合
するピンを有するシャッタプレート385とでリンク機
構からなるシャッタ駆動手段を構成し、シャッタつまみ
38の前後の動作に連動して、シャッタ板38が上下に
移動する。
【0057】また、上記したシャッタ駆動板380のス
ライド部382と本体の周囲壁体311の間には、一対
の長孔を有するスイッチ板40が設けられている。スイ
ッチ41はプレート387に取り付けられている。スイ
ッチ板40はバネ40aにより、スイッチ41とは離間
する方向に付勢されている。このスイッチ板40とスイ
ッチ41との動作については後述する。
【0058】図13および図14に示すように、取り出
しつまみ360a、360bの双方をシャッタ38aで
覆う場合には、カム溝384の一番下の平行部にピン3
86が位置するように、つまみ38を図中一番手前まで
移動させる。
【0059】上側の取り出しつまみ360aのみ覆う場
合には、図13の状態から図15の状態になるようにつ
まみ38をスライドさせると、図16に示すように、プ
レート385は上方へ揺動し、シャッタ38aが上昇す
る。そして、カム溝384の中間の平行部に移動したと
ころで、つまみ38のスライドを停止させる。
【0060】さらに、双方の取り出しつまみ360a、
360bを開放するときには、つまみ38をさらにスラ
イドさせ、図17および図18に示すように、ピン38
6がカム溝384の一番上の平行部の位置になるところ
まで動かすと、シャッタ38aは双方の取り出しつまみ
360a、360bを開放する位置に保持される。
【0061】シャッタ駆動つまみ38は、機能拡張用オ
プションユニット3上にベースユニット2が搭載された
ときに、ベースユニット2の下に隠れ、キー26aによ
り、ベースユニット2が機能拡張用オプションユニット
3から外されない状態にあるときには、シャッタ38a
は、シャッタ駆動つまみ38のスライド位置の状態が保
たれる。例えば、双方の取り出しつまみ360a、36
0bを覆う状態に保つと、挿入口36a、36b内に挿
入されているPCMCAカード361、361の盗難を
防止することができる。
【0062】第1前後スライド板291の解錠状態を示
す斜視図である図19(a)および施錠状態を示す斜視
図である図19(b)に示すように、第1前後スライド
板291の後端部には、屈曲部291aが形成されてい
る。この屈曲部291aは、前記施錠手段26の回動部
26bにおける作動突起26cから横方向に突出された
ピン26dに係止されている。施錠手段26の回動部2
6bが施錠方向に回動されると、ピン26dが屈曲部2
91aを後方に押すため、第1前後スライド板291が
後退スライドする。一方、施錠手段26の回動部26b
が解錠方向に回動されると、ピン26dが屈曲部291
aから離れるが、第1前後スライド板291は、コイル
ばね80にて前進方向に付勢されているため前進スライ
ドする。なお、コイルばね80は、樹脂カバー28に形
成されている支柱部(図示せず)に係止されている。
【0063】スイッチ板40には屈曲立上片401が形
成されている。この屈曲立上片401は、機能拡張用オ
プションユニット3上にベースユニット2が搭載された
ときに、図19に示したように、前述の第1前後スライ
ド板291に形成された長穴291bに係合される。こ
れにより、スイッチ板40は、施錠手段26の操作にて
移動される第1前後スライド板291によって駆動力を
与えられ、第1前後スライド板291の被移動板として
第1前後スライド板291が後方にスライドすると(施
錠状態)、前記コイルばね40aの付勢に抗して後方に
移動する。そして、スイッチ板40の先端部402によ
って、スイッチ41を押下し、スイッチ41がON状態
となる(図19(b)参照)。また、第1前後スライド
板291が前方に移動する(開錠状態)と、スイッチ板
40の屈曲立上片401が前後スライド板291の長孔
291b内でスライドし、コイルばね40aの付勢力で
スイッチ41とスイッチ板40の当接が開放され、スイ
ッチ41がOFF状態となる(図19(a)参照)。
【0064】このように、施錠手段26の操作とスイッ
チ41の動作を連動させるのは、この装置を多人数で使
用する場合や機能拡張用オプションユニット3内に内蔵
したハードディスク等のソフトウェアの盗難を防ぐため
のセキュリティ確保のためである。
【0065】図20は上記したスイッチ板40の移動を
禁止するためのロックレバーの動作を示す斜視図であ
り、(a)はロックレバー43が開放状態、(b)はロ
ックレバー43がロック状態である場合を示している。
ロックレバーつまみ43aを開放状態にすると、前後ス
ライド板291の移動に伴いスイッチ板40が移動す
る。また、ロックレバーつまみ43aをロック状態に移
動させると、スイッチ板40の凹所40bとロックレバ
ー43とが係合する。このように、スイッチ板40をロ
ックレバー43でロックすると、施錠手段26を施錠方
向に回動させようとしても、スイッチ板40はロックさ
れているので、前後スライド板291の動きが禁止さ
れ、キー26aは施錠方向への回転が不能になり、施錠
はできない。
【0066】また、ロックレバーつまみ43aはシャッ
タ駆動つまみ38と同様、機能拡張用オプションユニッ
ト3上にベースユニット2が搭載されたときに、ベース
ユニット2の下に隠れるので、ベースユニット2を外さ
ない限り、ロックレバー43の状態を変えることはでき
ない。
【0067】ところで、機能拡張用オプションユニット
3には、外部から操作する電源スイッチが設けられてい
ない。このため、この実施の形態においては、セキュリ
ティの確保の意味から、機能拡張用オプションユニット
3にベースユニット2を搭載し、そして、ノートパソコ
ン1をセットした状態と、施錠手段26の施錠状態によ
り、オプションユニット3を使用できるか否かが決めら
れている。すなわち、拡張用オプションユニット3の電
源プラグをAC電源のコンセントに差し込む時に、図2
1(a)の(イ)に示すように、ノートパソコン1がベ
ースユニット2上に搭載され、施錠手段26が開錠状態
の場合には、オプションユニット3内の主電源がONと
なり、機能拡張用オプションユニット3が使用できるよ
うにしている。その後、図21(a)の(ロ)に示すよ
うに、施錠手段26を施錠状態にしても使用は継続でき
るようにしている。すなわち、AC電源のコンセントに
プラグを差し込んだ後では、施錠手段26を施錠状態に
しても主電源はON状態を継続するようになっている。
【0068】前述したように、キー26aは施錠状態
(ロック状態)でないと、ベースユニット2の施錠手段
26から離すことはできない。例えば、使用者が拡張用
オプションユニット3の使用を終え、拡張用オプション
ユニット3のプラグをAC電源のコンセントに差したま
まで、ノートパソコン1をベースユニット2から外し、
図21(b)の(イ)の状態にする。続いて、キー26
aを回して施錠手段26を施錠状態にし、キー26aを
装置から取り外していたとする((ロ)の状態)。この
状態から(ハ)に示すように、第3者が無理矢理ノート
パソコン1をベースユニット2に搭載し、拡張用オプシ
ョンユニット3を駆動しようとしても、この状態では主
電源はOFF状態になるように設定されている。すなわ
ち、施錠手段26が施錠状態でノートパソコン1をベー
スユニット2に搭載した場合には、主電源はOFFにな
るように制御される。これは、第3者が無理矢理ノート
パソコン1をベースユニット2に搭載し、拡張用オプシ
ョンユニット3に内蔵したハードディスク等よりソフト
ウェアを盗み出そうとしても、拡張用オプションユニッ
ト3の主電源をOFFにして、ソフトウェア等の盗難を
防止するためである。
【0069】また、図21(c)のように、ベースユニ
ット2にノートパソコン1を搭載した状態で、施錠手段
26を施錠状態にし、AC電源のコンセントからプラグ
を抜いた状態にしておく、図21(a)の(ロ)の状態
とはコンセントが差し込まれているかいないかの違いが
ある。装置を使用せずに、ノートパソコン1をベースユ
ニット2にロック状態にし、さらに、連結施錠手段5に
よりこれらを施錠しておく場合には、AC電源のコンセ
ントよりプラグを抜いた状態にしておく。このように一
旦コンセントからプラグを抜くと、施錠手段26が施錠
状態であれば、コンセントにプラグを差しても主電源へ
の電源はOFFになるようにしている。このようにする
ことで、図21(c)の(ロ)に示すように、第3者が
コンセントへプラグを差し、拡張用オプションユニット
3に内蔵したハードディスク等よりソフトウェアを盗み
出そうとしても、拡張用オプションユニット3の主電源
がOFF状態であるので、ソフトウェア等の盗難が防止
できる。
【0070】上記したように、拡張用オプションユニッ
ト3の主電源のON/OFFを制御するために、施錠手
段26と連動するスイッチ板40とスイッチ41が設け
ている。
【0071】上記した制御を行うため、この装置は、ス
イッチ41と端子部32の中の例えば、アース端子の状
態により、主電源を制御している。図22にこの制御部
のブロック図を示す。図22に示すように、AC電源の
コンセントからプラグ410を介してサブ電源411お
よび主電源413に電源が与えられる。主電源413
は、ハードディスクドライブやCDドライブ装置へ電源
を与え、サブ電源412はマイコンなどからなるコント
ローラ412に電源を与える。コントローラ412はス
イッチ41、ノートパソコン1の着脱状態に応じた端子
部32の状態で主電源413の電源のON/OFFを制
御する。すなわち、AC電源のコンセントにプラグ41
0が差し込まれると、コントローラ412は、まず、ノ
ートパソコン1の着脱状態とスイッチ41を確認する。
ノートパソコン1が搭載されている、例えば、ノートパ
ソコン1のアースが確認され、さらに、スイッチ41の
OFF、すなわち、施錠手段26が開錠状態であること
をコントローラ412が確認すると、主電源413の電
源をONにして、ハードディスク等へ電源が供給され
る。また、コントローラ412はノートパソコン1の搭
載が確認できない時には、主電源413の電源をOFF
にする。
【0072】一方、AC電源のコンセントにプラグ41
0が差し込まれるとき、コントローラ412がノートパ
ソコン1の搭載を確認し、スイッチ41がON、すなわ
ち、施錠手段26が施錠状態にあるときには、コントロ
ーラ412は、主電源413の電源をOFFにする。
【0073】尚、コントローラ412は、スイッチ41
の確認はAC電源のコンセントへプラグ410を入れた
ときにのみ確認するように制御しているので、一旦主電
源413への電源供給がONになった状態において、施
錠手段26を施錠状態にしても主電源413の電源はオ
フにはならない。
【0074】上記したように、この装置はAC電源のコ
ンセントにプラグ410を差し込むときには、施錠手段
26が開放状態でなければ使用できない。このため多人
数で使用する場合には、キー26aが誤って、施錠手段
26から取り外されていると、そのキー26aを探して
もう一度キー26aを差し込んで、施錠手段26を開錠
状態にしない限り、主電源413への電源はONになら
ない。このため、この装置においては、施錠手段26を
施錠状態にできないように構成できる。すなわち、スイ
ッチ板40の凹部40bに係合するロック部材43が設
けられている。このロック部材43をスライドさせ、ス
イッチ板40の凹部40bと係合させることにより、ス
イッチ板40のスライドが禁止されるので、施錠手段2
6と連動する前後スライド板291は移動が阻止され
る。このため施錠手段26は施錠状態への回転が阻害さ
れ、施錠できず、キー26aが誤って持ち出されること
はない。また、スイッチ41はOFFの状態のままであ
るので、ノートパソコン1を入れ換えたりして、プラグ
410を差し替えても、主電源413には、電源が与え
られ、拡張用オプションユニット3を使用することがで
きる。
【0075】図23は、ウルトラベイ用トレイ35をボ
ックス31より引き出した状態を示す斜視図である。こ
の装置においては、拡張オプションユニット3上にベー
スユニット2を装着した状態でも、ハードディスクドラ
イバ等の交換を容易にするために、ウルトラベイ用トレ
イ35がボックス31より引き出し可能に構成されてい
る。しかし、このウルトラベイ用トレイ35が常に引き
出しが可能であれば、トレイ35に載置されたハードデ
ィスクドライバ等が盗難に遭うおそれがある。このた
め、この実施の形態例では、板ばね材で構成したロック
部材350を設けてある。このロック部材350は底板
33に設けたボス部33B(図25参照)に、ネジ35
1により揺動自在に取り付けられている。このロック部
材350には、ウルトラベイ用トレイ35の引き出しを
阻止するための方形状に屈曲されて形成された山部35
2と、このロック部材350の付勢力に抗して、ロック
部材350を下方に押し下げるためのつまみ部353が
形成されている。さらにロック部材350の先端部に
は、ロック部材350の位置を決めるための突起354
が設けられている。
【0076】ウルトラベイ用トレイ35は、トレイ載置
板35a上に摺動自在に支持されている。トレイ載置板
35にはロック部材350をロック位置と非ロック位置
に固定するための孔35b、35cが設けられており、
孔35bとロック部材350の先端突起354が係合し
ているときには、ロック部材350の係合位置にある。
また図26および図27に示すように、ロック部材35
0の突起354と孔35cが係合しているときには、非
ロック位置にある。
【0077】ウルトラベイ用トレイ35の下面には、ウ
ルトラベイ用トレイ35をボックス31内に収納したと
きに上記ロック部材350の山部352と係合する角穴
35dが設けられている。
【0078】図23及び図24に示すように、このロッ
ク部材350の山部352がウルトラベイ用トレイ35
の孔35dに位置する状態にあるとき、この孔35dと
ロック部材350の山部352が係合し、ウルトラベイ
用トレイ35の引き出しが禁止される。
【0079】この状態で、ウルトラベイ用トレイ35を
引き出そうとすると、ベースユニット2を拡張用オプシ
ョンユニット3から取り外し、板ばねからなるロック部
材350のつまみ部353をばね力に抗して下げると、
図25(a)の状態から(b)の状態に変わる。そし
て、図25(b)に示すように、孔35dとのロック部
材350の山部352の係合を解除した状態でウルトラ
ベイ用トレイ35を引き出せばよい。
【0080】常に、ウルトラベイ用トレイ35を引き出
し可能にする場合には、図26及び図27に示すよう
に、ロック部材350を斜めの位置に保持する。このよ
うにすることにより、ウルトラベイ用トレイ35とロッ
ク部材350との係合はなくなるので、ベースユニット
2を拡張ユニット3に取り付けた状態でもウルトラベイ
用トレイ35の引き出しが行える。従って、必要に応じ
て、ウルトラベイ用トレイ35の出し入れのロック状態
と非ロック状態を選択できる。
【0081】機能拡張用オプションユニット3の周囲壁
体311の右側部にベースユニット2の移動を禁止する
ロック装置86が設けられている。このロック装置86
は、図28及び図29に示すように、上記のロック部材
86aと、つまみ部86bと、巻きばね86cとから成
る。つまみ部86bは、ロック部材86aの側面に固着
され、周囲壁体311の側面上に露呈し、周囲壁体31
1に形成されたガイド溝311bにて上下方向にスライ
ド可能に設けられている。また、巻きばね86cは、そ
の一端側が周囲壁体311に形成された穴311aに係
合され、他端側がロック部材86aに係合されている。
【0082】そして、巻きばね86cは、その一端側と
他端側の間隔が、前記ロック部材86aが上下スライド
中間位置に位置するときに自然長状態よりも短くなるよ
うになっている。従って、図30に示すように、上記ロ
ック部材86aが上下スライド中間位置を上方向に越え
た状態では、このロック部材86aを上方向に付勢する
ことになるので、ロック部材86aの突出状態を保持
し、図31に示すように、上下スライド中間位置を下方
向に越えた状態ではロック部材86aを下方向に付勢す
ることになるのでロック部材86aの没入状態を保持す
るようになっている。そして、突出状態のロック部材8
6a上にベースユニット2が載せられると、その重みで
ロック部材86aに没入する。また、ベースユニット2
が機能拡張用オプションユニット3上に装着された状態
でロック部材86aを突出させると、ベースユニット2
のボトム29に形成された係止穴29g(図8も参照)
にロック部材86aが係合し、ベースユニット2の前方
向移動を規制することができる。
【0083】以上説明したように、前記機能拡張用オプ
ションユニット3の上面には係止突起33aが形成さ
れ、前記ベースユニット2における底支持偏平部23の
ボトム29には、図8に示したように、前記係止突起3
3aが挿入される係止穴29eが形成されるとともに、
前記底支持偏平部23には、前記施錠手段26の操作に
て移動する第1前後スライド板291が設けられ、前記
施錠手段26の施錠時操作によって前記第1前後スライ
ド板291が前記係止突起33aに係合して前記機能拡
張用オプションユニット3上でベースユニット2が前方
に移動するのを阻止するようになっているので、施錠手
段26によって施錠した状態においては、機能拡張用オ
プションユニット3からベースユニット2を取り外すこ
とができず、盗難防止が図れる。
【0084】また、前記機能拡張ユニット3には、シャ
ッタ駆動つまみ38及びこれに連動するシャッタ板38
aから成るシャッタ装置が設けられ、このシャッタ駆動
つまみ38はベースユニット2の下に隠れるので、カー
ド挿入口36a、36bの取り出しつまみ360a、3
60bが閉じられるような状態にシャッタ駆動つまみ3
8を動かしておけば、施錠手段26によって施錠した状
態においては、機能拡張用オプションユニット3からP
CMCIAカードを取り出すことができず、カードの盗
難防止が図れる。
【0085】分離型機能拡張用装置4を複数人で共同使
用する場合に、一人の使用者が自己のノートパソコン1
をベースユニット2から取り外し、他の使用者が次ぎに
使おうとしているにもかかわらず施錠手段26にて施錠
を行ってキー26aを外してしまうおそれがある(キー
26aは施錠手段26の施錠位置でのみ抜き取りが可
能)。そして、施錠を行ってしまうと、底支持偏平部2
3上に回動係止爪81が起き上がるため、ノートパソコ
ン1をベースユニット2に取り付けることができなくな
ってしまう。そこで、このような共同使用時には、ロッ
クレバー43で施錠手段26のロックを禁止でき、施錠
手段26による施錠を防止できる。
【0086】また、施錠手段26の施錠状態とベースユ
ニット2へのノートパソコン1に応じて、機能拡張用オ
プションユニット3内の主電源のON/OFFが制御で
きるので、機能拡張用オプションユニット3に内蔵して
いるハードディスク等に格納されているソフトウェアの
盗難を防ぐことができる。
【0087】機能拡張用オプションユニット3に、ウル
トラベイ用トレイ35を引き出し可能に装着し、ウルト
ラベイ用トレイ35の引き出しを阻止するロック部材3
50とを設けることで、ロック部材350により、ウル
トラベイ用トレイ35の引き出しが阻止できるので、使
用者が不在の際に内蔵の電子機器が盗難に遭うことが防
止できる。また、ウルトラベイ用トレイ35をロック部
材350で、ロックしない場合には、ウルトラベイ用ト
レイ35の引き出しが行えるので、ハードディスクドラ
イバや光ディスクドライバ等の交換が容易に行える。
【0088】尚、上記した実施の形態においては、ウル
トラベイ用トレイ35を機能拡張用オプションユニット
3に設けているが,電子機器本体にウルトラベイ用トレ
イ35を引き出し可能に装着し、ウルトラベイ用トレイ
35の引き出しを阻止するロック部材350を設けるよ
うに構成することもできる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ポートリプリケータに相当する部分と拡張ユニット
に相当する部分を分離可能に構成し、ポートリプリケー
タに相当する部分に施錠手段を設け、携帯用電子機器の
盗難を防止した分離型機能拡張装置において、機能拡張
用ユニットに、ウルトラベイ用トレイを引き出し可能に
装着し、ウルトラベイ用トレイの引き出しを阻止するロ
ック部材とを設けることで、ロック部材350により、
ウルトラベイ用トレイの引き出しが阻止できるので、使
用者が不在の際に内蔵の電子機器が盗難に遭うことが防
止できる。また、ウルトラベイ用トレイをロック部材
で、ロックしない場合には、ウルトラベイ用トレイの引
き出しが行えるので、ハードディスクドライバや光ディ
スクドライバ等の交換が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の携帯用電子機器のベースユニットと
携帯用電子機器の機能拡張用ボックスとノートパソコン
とを示した斜視図である。
【図2】この発明の携帯用電子機器の分離型機能拡張用
装置に連結施錠手段による施錠を行った状態を示した斜
視図である。
【図3】この発明の携帯用電子機器の機能拡張用ボック
ス上に携帯用電子機器のベースユニットを配置した状態
を示した斜視図である。
【図4】この発明の携帯用電子機器のベースユニットを
拡大して示した斜視図である。
【図5】図4の携帯用電子機器のベースユニットにおい
て樹脂カバーおよびポートリプリケータ部を取り外して
示した解錠時の斜視図である。
【図6】図4の携帯用電子機器のベースユニットにおい
て樹脂カバーおよびポートリプリケータ部を取り外して
示した施錠時の斜視図である。
【図7】この発明の施錠手段を示す図であって、同図
(a)は施錠状態を、同図(b)は解錠状態を、同図
(c)はエジェクト状態をそれぞれ示している。
【図8】この発明の携帯用電子機器の機能拡張用オプシ
ョンユニットを拡大して示した斜視図である。
【図9】この発明の携帯用電子機器のベースユニットに
設けられた第1前後スライド板と機能拡張用オプション
ユニットに設けられた鉤状突起との関係における施錠時
の状態を示した平面図である。
【図10】この発明のシャッタ駆動つまみが一番後退し
た位置におけるシャッタ板とカード挿入口部分を示す斜
視図である。
【図11】この発明のシャッタ駆動つまみが中間の位置
におけるシャッタ板とカード挿入口部分を示す斜視図で
ある。
【図12】この発明のシャッタ駆動つまみが一番前進し
た位置におけるシャッタ板とカード挿入口部分を示す斜
視図である。
【図13】この発明のシャッタ駆動つまみが一番前進し
た位置におけるシャッタ駆動手段部分を示す斜視図であ
る。
【図14】この発明のシャッタ駆動つまみが一番前進し
た位置におけるシャッタ駆動手段部分を示す正面図であ
る。
【図15】この発明のシャッタ駆動つまみが中間の位置
におけるシャッタ駆動手段部分を示す斜視図である。
【図16】この発明のシャッタ駆動つまみが中間の位置
におけるシャッタ駆動手段部分を示す正面図である。
【図17】この発明のシャッタ駆動つまみが一番後退し
た位置におけるシャッタ駆動手段部分を示す斜視図であ
る。
【図18】この発明のシャッタ駆動つまみが一番後退し
た位置におけるシャッタ駆動手段部分を示す正面図であ
る。
【図19】この発明の携帯用電子機器のベースユニット
に設けられた第1前後スライド板と機能拡張用オプショ
ンユニットに設けられたスイッチ板との関係を示した斜
視図であり、(a)は解錠時の状態を、(b)は施錠時
の状態をそれぞれ示す。
【図20】この発明の携帯用電子機器のベースユニット
に設けられた第1前後スライド板と機能拡張用オプショ
ンユニットに設けられたスイッチ板との関係を示した斜
視図であり、(a)はスイッチ板の非ロック時の状態
を、(b)はスイッチ板のロック時の状態をそれぞれ示
す。
【図21】この発明の分離型機能拡張装置の使用態様を
示す模式図である。
【図22】この発明の機能拡張用オプションユニットの
電源部の制御回路を示すブロック図である。
【図23】この発明の機能拡張用オプションユニットか
らロック部材がロック位置にあるときにウルトラベイ用
トレイを引き出した状態を示す斜視図である。
【図24】この発明の機能拡張用オプションユニットか
らロック部材がロック位置にあるときにウルトラベイ用
トレイをボックス内に収納した状態を示す平面図であ
る。
【図25】この発明の機能拡張用オプションユニットか
らロック部材がロック位置にあるときのウルトラベイ用
トレイとロック部材との関係を示す断面図であり、
(a)はロック状態、(b)はウルトラベイ用トレイを
引き出す状態を示す。
【図26】この発明の機能拡張用オプションユニットか
らロック部材が非ロック位置にあるときにウルトラベイ
用トレイを引き出した状態を示す斜視図である。
【図27】この発明の機能拡張用オプションユニットか
らロック部材が非ロック位置にあるときにウルトラベイ
用トレイをボックス内に収納した状態を示す平面図であ
る。
【図28】ベースユニットの移動を禁止するロック部材
及びその周辺機構を示した平面図である。
【図29】ベースユニットの移動を禁止するロック部材
及びその周辺機構を示した断面図である。
【図30】ロック部材の突出状態を示した側面図であ
る。
【図31】ロック部材の没入状態を示した側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ノートパソコン(携帯用電子機器) 2 携帯用電子機器のベースユニット 3 携帯用電子機器の機能拡張用オプションユニッ
ト 4 携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置 5 連結施錠手段 23 底支持偏平部 26 施錠手段 26e 係止部材 28 樹脂ケース 28b 挿入穴 29 ボトム 33a 鉤状突起 35 ウルトラベイ用トレイ 36 PCMCIAカード装填部 36a 挿入口 36b 挿入口 38 シャッタ駆動つまみ 38a シャッタ板 40 スイッチ板 41 スイッチ 90 係止作動片 86 ロック装置 86a ロック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂川 正一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 池内 敏男 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 太田 友紀 島根県大原郡木次町山方320番地1 島根 三洋工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用電子機器が載置される底支持偏平
    部、この底支持偏平部の後端部に設けられ前記携帯用電
    子機器の背面側に設けられた端子部が着脱可能に接続さ
    れる端子部が備えられているポートリプリケータ部、及
    び施錠手段を備えて成る携帯用電子機器のベースユニッ
    トと、 携帯用電子機器の拡張機能用機材を収納し上端面に前記
    携帯用電子機器のベースユニットの底支持偏平部が取り
    付けられるようになっているとともに、前記携帯用電子
    機器のベースユニットのポートリプリケータ部の端子部
    が着脱可能に接続される端子部と、が備えられている携
    帯用電子機器の機能拡張用ユニットと、が分離可能に設
    けられた携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置であっ
    て、 前記機能拡張ユニットに、ウルトラベイ用トレイが摺動
    自在に装着されると共に、前記ウルトラベイ用トレイの
    引き出しを阻止するロック部材とが設けられていること
    を特徴とする携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースユニットが機能拡張ユニット
    に取り付けられた際に、前記ベースユニットにより覆わ
    れる位置に、前記ロック部材を操作する操作部材を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の携帯用電子機器の
    分離型機能拡張用装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材は、前記ウルトラベイ用
    トレイの一部に設けられた係合孔に係合する山部を有す
    る板ばね材で形成され、この板ばね材が前記機能拡張用
    ユニットの底板部に揺動自在に取り付けられたことを特
    徴とする請求項1または2の携帯用電子機器の分離型機
    能拡張用装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック部材は、前記係合孔と係合す
    る位置と非係合の位置に移動が可能に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の携帯用電子機器の
    分離型機能拡張用装置。
  5. 【請求項5】 電子機器本体内に、ウルトラベイ用トレ
    イが摺動自在に装着されると共に、前記ウルトラベイ用
    トレイの引き出しを阻止するロック部材が設けられてい
    ることを特徴とする電子機器。
JP8302257A 1996-11-13 1996-11-13 携帯用電子機器の分離型機能拡張用装置及び電子機器 Pending JPH10143278A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010094561A (ko) * 2000-03-31 2001-11-01 구자홍 디바이스 베이 시스템
KR100431350B1 (ko) * 2002-07-02 2004-05-12 삼성전자주식회사 컴퓨터
KR100539810B1 (ko) * 2000-07-08 2006-01-10 엘지전자 주식회사 노트북 컴퓨터용 모듈 착탈 장치
WO2008089320A3 (en) * 2007-01-19 2008-09-18 55 Consultants Inc Apparatus for improved security and connectivity of a computer display and other secured items
WO2020215422A1 (zh) * 2019-04-24 2020-10-29 李佳洋 一种笔记本电脑用的扩展底座

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