JPH10143074A - 医療容器用粘着ラベル - Google Patents
医療容器用粘着ラベルInfo
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- JPH10143074A JPH10143074A JP8303098A JP30309896A JPH10143074A JP H10143074 A JPH10143074 A JP H10143074A JP 8303098 A JP8303098 A JP 8303098A JP 30309896 A JP30309896 A JP 30309896A JP H10143074 A JPH10143074 A JP H10143074A
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Abstract
るものである。更に、詳しく述べるならば、採血後の血
液を血液型、バーコード等で管理するために用いられる
血液バック用管理ラベルに関するものである。 【解決手段】木材パルプを主原料とする原紙にガラス転
移点温度が40℃以下の熱可塑性樹脂を0.5〜30g
/m2 含浸してなる含浸紙、該含浸紙の少なくともラベ
ル表面となる面に顔料塗工層、ラベル裏面となる面には
粘着剤層を具備することを特徴とする医療容器用粘着ラ
ベル。
Description
医療容器用粘着ラベルに関するものである。更に、詳し
く述べるならば、採血後の血液を血液型、バーコード等
で管理するために用いられる血液バック用管理ラベルに
関するものである。
可撓性医療容器に保存されるが、血液型、血液成分、内
容物の容量等の情報を示すためにこれらを印刷したラベ
ルを貼着し管理されている。さらに、近年、バーコード
による管理システムが整備されているため、バーコード
を複数印刷し、ミシン目を設けた構成のものも採用され
ており、血液バック表面だけでなく、血液バックのチュ
ーブ、試験管、管理台帳であるノートなどに貼着し、使
用されている。
ラベルとしては、上質紙を基材とする粘着ラベルが使用
されていることが多い。しかしながら、このようなラベ
ルを血液バックに適用した場合、通常の血球成分、血漿
成分等の成分に分離するための遠心分離装置での処理の
際に、ラベル基材の強度不足のため、遠心力に耐えうる
ことができず破れてしまったり、印刷面が、壁面や血液
バック面等との摩擦によってバーコードなどの情報が不
鮮明となる等の問題を有するものであった。
が貼られた状態で−20℃以下で最長1年間冷凍保存さ
れ、使用時に35℃前後の温水で解凍されることがあ
り、この使用条件において破れない湿潤強度が必要であ
るが、上質紙を基材とする粘着ラベルでは、湿潤強度に
乏しく、湿度変化に伴う寸法変化が著しい。この結果、
冷凍保存後の解凍時に結露水が基材にしみ込みやすく破
れてしまったり、温水解凍の際も同様に水がしみ込みや
すいため破れやすく、印刷が不鮮明になる。さらに、試
験管、管理台帳であるノートに貼る際に、バーコードを
印刷したミシン目で囲まれた部分のラベルを剥離シート
から剥がす場合、ミシン目にそわずにラベルが破れてし
まいやすい等いくつかの問題点があった。
造前のパルプにあらかじめ尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド−ポ
リアミン−エピクロルヒドリン樹脂等の熱硬化性樹脂を
添加し、セルロースに吸着させる方法が試みられている
が、この場合、紙自身が樹脂により硬化されているため
柔軟性に乏しく、冷凍保存の際にラベルが浮き易い問題
点を有している。
状に臨み、遠心分離、冷凍保存、温水解凍にも耐えうる
強度をもち、冷凍条件でラベル浮きのない粘着ラベルに
ついて鋭意研究を行った。その結果、特定のガラス転移
温度を有する熱可塑性樹脂を含浸した含浸紙を用い、更
にラベル表面側に顔料塗工層を設けることにより、湿潤
強度、低温での接着性、バーコード等の印刷適性に優れ
た粘着ラベルが得られることを見いだしたのである。
る原紙にガラス転移点温度が40℃以下の熱可塑性樹脂
を0.5〜30g/m2 含浸してなる含浸紙、該含浸紙
の少なくともラベル表面となる面に顔料塗工層、ラベル
裏面となる面には粘着剤層を具備することを特徴とする
医療容器用粘着ラベルである。
製及び/又はポリオレフィン製の血液バックを被着体と
した際のJIS Z0237に準じた22℃での粘着力
が900g/25mm以上である(1)の医療容器用粘
着ラベルである。
酸エステル共重合樹脂である(1)又は(2)に記載の
医療容器用粘着ラベルである。
ラス転移点温度が40℃以下の熱可塑性樹脂を0.5〜
30g/m2 含浸してなる含浸紙に顔料塗工層を設けた
シートであって、JIS P8135における湿潤引張
強さが1.0〜3.0Kghであるシートに粘着剤層を
設けた(1)〜(3)の何れか一項に記載の医療容器用
粘着ラベルである。
含浸する熱可塑性樹脂としては、スチレン−アクリル酸
エステル共重合樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリ
ル酸エステル共重合樹脂、酢酸ビニル−マレイン酸樹
脂、フタル酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂等
が例示され、これらの樹脂の中でガラス転移点温度が4
0℃以下のものが使用される。ガラス転移点温度が40
℃を越えると、紙中に形成された樹脂が硬いため、冷凍
保存でのラベル浮きが生じ易くなる。特に、血液バック
用ラベルには、スチレン−アクリル酸エステル共重合樹
脂含浸紙が、耐水性を向上するので好ましい。本発明は
このような熱可塑性樹脂を含浸した含浸紙を用いること
により、湿度変化に伴う寸法変化を極力抑制することが
でき、湿潤強度に優れたラベルが得られるのである。
は、含浸紙用の内添サイズ無添加原紙に樹脂を含浸させ
るドライウェッブ法と、紙抄きの際に湿潤状態の紙にサ
イズプレスコーター、ゲートロールコーター等で含浸さ
せるウェットウェッブ法の二法があるが、いづれの方法
でも構わない。含浸量は、絶乾重量で0.5〜30g/
m2 のものを使用する。因みに、0.5g/m2 未満の
含浸では、耐水性、湿潤強度に乏しく、30g/m2 を
越えるような含浸では、ラベルに加工しラベルを低温で
保存した際、ラベル浮きが起こりやすくなる。また、耐
水性の効果が飽和し、含浸薬品が多量に必要となるため
経済的面からも好ましくない。なお、好ましい含浸量は
5〜20g/m2 程度である。
晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ等の化学パ
ルプ、GP、RGP、TMP等の機械パルプを原料とし
て用い、長網多筒型抄紙機、長網ヤンキー型抄紙機ある
いは円網抄紙機で抄紙される上質紙、中質紙、片艶紙及
びクラフト紙等の酸性紙、中性紙、アルカリ性紙を包含
するものである。原紙中には紙力増強剤、サイズ剤、填
料、歩留向上剤等の抄紙補助薬品が含まれていてもよ
い。
に、基材の表面となる面に顔料層を設けるが、この顔料
層の顔料には、カオリン、クレー、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、石膏、硫
酸バリウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、サチ
ンホワイト、タルク、酸化亜鉛等の無機顔料やポリスチ
レン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒子、微少中空
粒子等の有機顔料などの通常の塗被紙用顔料から適宣選
択して使用される。もちろん、二種以上の顔料の併用も
可能である。
しては、例えば、澱粉、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カ
ゼイン、大豆蛋白等の蛋白質類、スチレン−ブタジエン
共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン共重合体ラテックス、スチレン−メチルメタクリレー
ト−ブタジエン共重合体ラテックス等の共役ジエン系ラ
テックス、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリ
ル酸エステルの重合体または共重合体ラッテクス等のア
クリル系ラテックス、塩化ビニルラテックス、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ラッテクス等のビニル系ラテック
ス、あるいは、これらの各種重合体ラテックスをカルボ
キシル基等の官能基含有単量体で変性した重合体または
共重合体ラッテクスなどの通常の塗被紙用接着剤から適
宣選択して使用される。中でも、スチレン−ブタジエン
共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン共重合体ラテックス、アクリル酸エステルおよび/ま
たはメタクリル酸エステルの重合体または共重合体ラッ
テクス、塩化ビニルラテックスは、耐水性に優れるので
好ましい。更に、前記接着剤は、ジルコニウム化合物、
ポリアミン−ポリアミド化合物、酸化亜鉛化合物等公知
の耐水化剤を併用することができる。特にメチルメタク
リレート−ブタジエン共重合体ラテックスを用い、耐水
化剤としてジルコニウム化合物を組み合わせた塗被層
は、耐水性に優れ、バーコードなど印刷情報の保存適性
が優れるので特に好ましい。
ものではないが、一般に顔料に対し、固形分比で2〜5
0重量%、好ましくは、5〜30重量%の範囲で調節さ
れる。なお、顔料層を形成する水性塗被液中には、必要
に応じて硬化剤、架橋剤、消泡剤、着色剤、離型剤、流
動変性剤等の各種助剤が適宣配合され、二種以上の助剤
の併用も可能である。
た顔料層用塗被液を、例えば、エアナイフコーター、バ
ーコーター、ブレードコーター、カーテンコーター等の
塗工装置等を適宜使用して形成することができる。ま
た、裏面側にも顔料層を設けることも可能である。
料塗工層を形成したシートが、JIS P8135の測
定法にて測定した湿潤引張り強度をいい、1.0〜3.
0Kghのものが好ましい。特に好ましくは、1.5〜
2.5Kghである。1.0Kgh未満であると、温水
解凍での強度が不十分であり、一方、3.0Kghを超
えるとその効果が飽和し、含浸薬品が多量に必要となる
ため経済的面からも好ましくない。
される粘着剤の構成成分としては、特に限定されるもの
ではなく、天然ゴム、ポリイソブチレン、スチレン−ブ
タジエン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体、再生ゴム、合成ゴム等のゴム系、アル
キル部分の炭素数が4〜18であるアクリル酸エステル
またはメタクリル酸エステルを主成分とするアクリル
系、ウレタン系、シリコーン系、ビニルエーテル系等の
粘着剤が挙げられる。これら粘着剤の形態としては、感
圧性接着タイプ、感熱性接着タイプが適宜使用でき、溶
剤型、エマルション型、ホットメルト型、液状硬化型等
が使用される。また、必要に応じて、粘着付与剤、軟化
剤、充填剤、顔料、希釈剤、老化防止剤、紫外線吸収
剤、紫外線安定剤等を適宜配合したものである。
てしまったり、意図的に貼り替えが可能であっては重大
な事故が起きてしまうため、貼替えを防止することがで
きる程度の粘着力が必要である。具体的には、ポリ塩化
ビニル製、ポリオレフィン製の血液バックを被着体とし
て、JIS Z0237に準じたラベルの22℃での粘
着力が900g/25mm以上となる粘着剤を選択する
ことが望ましい。さらに、温水解後の前記粘着力は50
0g/25mm以上であって、冷凍、温水解凍にも耐え
る粘着剤の使用が好ましい。特に、アクリル系溶剤型の
永久接着型粘着剤が、その接着性能および安定性から好
ましい。
えばリバースロールコーター、リバースグラビアコータ
ー、リップコーター、バリオグラビアコーター、ナイフ
コーター、バーコーター、ダイコーター、グラビアコー
ター、スクリーン印刷機等が適宜使用される。粘着剤の
塗工量は、乾燥重量で5〜40g/m2 、より好ましく
は7〜25g/m2 程度の範囲で節される。因みに、5
g/m2 に満たない塗工量では、得られるラベルの粘着
性能が不十分となり、40g/m2 を越えるような塗工
量は、粘着剤がはみ出したり、剥離時に凝集破壊の原因
となるおそれがある。
材上に粘着剤塗液や粘着剤熱溶融液を直接塗工し、その
後、剥離シートと貼り合わせる方法や、剥離シートの剥
離剤層上に粘着剤を塗工、必要により乾燥して粘着剤層
を設け、この粘着剤層と基材裏面を貼り合わせる転写方
式が例示される。
限定されるものではなく、グラシン紙のような高密度原
紙、クレーコート紙、クラフト紙または上質紙にポリエ
チレン等のフィルムをラミネートした紙、上質紙にポリ
ビニルアルコールやアクリル酸エステル共重合体樹脂等
を塗布したシートに、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等の
剥離剤を乾燥重量で0.1〜3g/m2 程度になるよう
に塗布し、熱硬化や電離放射線硬化等によって剥離剤層
を設けたものが適宜使用される。この場合の塗布装置と
しては、バーコーター、エアーナイフコーター、ダイレ
クトグラビアコーター、オフセットグラビアコーター、
多段ロールコーター等が適宜使用することができる。
説明するが、勿論本発明は、これらによって限定される
ものではない。なお、各実施例中、「部」および「%」
は、特に断らない限り、それぞれ「固形分重量部」およ
び「固形分重量%」を示すものである。
2 の原紙を抄造し、乾燥後サイズプレス装置により、ガ
ラス点移転温度18℃のスチレン−アクリル酸共重合樹
脂(商品名:ポリゾールAM260,昭和高分子社製)
を絶乾塗布量15g/m2 となるようにして含浸紙を得
た。
炭酸カルシウム(商品名:ハイドロカーブ90,備北粉
化工業社製)70部、カオリン(商品名:HTクレー,
エンゲルハード社製)30部、接着剤として、スチレン
−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:JSR06
96,日本合成ゴム社製)10部、酸化澱粉(商品名:
王子エースA,王子コーンスターチ社製)5部を加え、
さらに、潤滑剤(商品名:ノプコートC−104,サン
ノプコ社製)0.3部、分散剤(商品名:エマルゲン1
08,花王社製)0.05部加え、さらに水加えて固形
分52%の水性塗料を得た。この塗料を前記の含浸紙上
に片面あたり乾燥重量が15g/m2 となるようにエア
ーナイフコーターで両面塗被、乾燥を行い、スーパーカ
レンダー設備で、仕上げ表面基材を得た。
着剤を調整した。 ・アクリル系溶剤型粘着剤 (商品名:ニッセツKP−1954,日本カーバイト社製) 100部 ・硬化剤(商品名:ニッセツD−201) 1.5部 市販の剥離紙(商品名:セパレート80EPSクリー
ム,本州製紙社製)のシリコーン塗工面に、上記粘着剤
を、コンマコーターで乾燥重量が25g/m2 となるよ
うに塗布し、130℃の熱風乾燥機で乾燥した。次いで
この粘着剤上に、上記表面基材をプレスロールで貼り合
わせ、医療容器用粘着ラベルを得た。
にし、顔料層を設けていない面に粘着剤層を形成した以
外は、実施例1と同様にして医療容器用粘着ラベルを得
た。
布量8g/m2 をにした以外は実施例1と同様にして医
療容器用粘着ラベルを得た。
点移転温度−4℃のアクリル共重合樹脂(商品名:ナク
リリック125−4280,カネボウNSC社製)にし
た以外は実施例1と同様にして医療容器用粘着ラベルを
得た。
面基材として用いた以外は実施例1と同様にして医療容
器用粘着ラベルを得た。
含浸塗工紙の代わりの表面基材として用いた以外は実施
例1と同様にして医療容器用粘着ラベルを得た。
樹脂の代わりに、ガラス点移転温度60℃のスチレン−
エチルアクリレート共重合樹脂(配合比:スチレン/エ
チルアルリレート=75/25)を含浸させた以外は実
施例1と同様にして医療容器用粘着ラベルを得た。
用いた以外は実施例1と同様にして医療容器用粘着ラベ
ルを得た。 ・叩解度:450mlCSF(針葉樹クラフトパルプ) 65部 ・叩解度:500mlCSF(広葉樹クラフトパルプ) 35部 ・30%強化ロジンサイズ剤(商品名:SPE,荒川化学工業社製)0.3部 ・30%硫酸アルミニウム 3部 ・メラミン樹脂(商品名:スミレーズレジン8%AC,住友化学工業社製) 2.0部 この紙料を、長網多筒型抄紙機により米坪量92g/m
2 の原紙を抄造し、実施例1と同様に両面顔料層を設け
た。
ベルについて、下記の評価を行い、結果を表1に示し
た。
浸水時間を1時間として表面基材の強度を測定した。
法に準じ、表面基材の強度を測定した。
ラベルをJIS Z 0237に準じ、25mm×12
0mmに切断し、ポリ塩化ビニル製血液バックとポリオ
レフィン製血液バックにそれぞれ貼付け、2kgの圧着
ローラーで一往復させた後、180度引き剥がし法によ
り引張り速度300mm/分で引き剥がした時の22℃
での粘着力を測定した。
バックの紙ラベルと塩ビ基材をまたがるように貼着し、
−20℃で一週間凍結した後のラベルの貼着性を以下の
基準に従って目視で評価した。 ○:ラベルは剥がれない △:ラベルの一部に浮きが見られる ×:ラベルが剥がれる
温水で解凍した後のラベルの耐水性、貼着性を以下の基
準に従って目視で評価した。 ○:ラベルの耐水性は良好かつラベル剥がれなし。 ×:ラベルが水を多量に含み、ラベル浮きが生じる。
温水解凍性評価後、ラベル表面のバーコード印刷の読み
取り適性を評価した。 ○:バーコードの読み取りは、解凍前と同様問題ない。 △:バーコードの読み取りは解凍前と比べされにくい。 ×:バーコードの読み取りができない。
の粘着ラベルは、遠心分離、凍結、温水解凍などの処理
条件に耐えることができ、バーコード等の印刷適性も良
好であって、且つ、医療用の可撓性医療容器、試験管及
び紙に強固に貼着可能である粘着シートを提供できるも
のであり、実用性において極めて優れたものであった。
れる粘着剤の構成成分としては、特に限定されるもので
はなく、天然ゴム、ポリイソブチレン、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体、再生ゴム、合成ゴム等のゴム系、アルキ
ル部分の炭素数が4〜18であるアクリル酸エステルま
たはメタクリル酸エステルを主成分とするアクリル系、
ウレタン系、シリコーン系、ビニルエーテル系等の粘着
剤が挙げられる。これら粘着剤の形態としては、感圧性
接着タイプ、感熱性接着タイプが適宜使用でき、溶剤
型、エマルション型、ホットメルト型、液状硬化型等が
使用される。また、必要に応じて、粘着付与剤、軟化
剤、充填剤、顔料、希釈剤、老化防止剤、紫外線吸収
剤、紫外線安定剤等を適宜配合したものである。
限定されるものではなく、グラシン紙のような高密度原
紙、クレーコート紙、クラフト紙または上質紙にポリエ
チレン等のフィルムをラミネートした紙、上質紙にポリ
ビニルアルコールやアクリル酸エステル共重合体樹脂等
を塗布したシートに、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等の
剥離剤を乾燥重量で0.1〜3g/m2 程度になるよう
に塗布し、熱硬化や電離放射線(電子線,紫外線等)硬
化等によって剥離剤層を設けたものが適宜使用される。
この場合の塗布装置としては、バーコーター、エアーナ
イフコーター、ダイレクトグラビアコーター、オフセッ
トグラビアコーター、多段ロールコーター等が適宜使用
することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】木材パルプを主原料とする原紙にガラス転
移点温度が40℃以下の熱可塑性樹脂を0.5〜30g
/m2 含浸してなる含浸紙、該含浸紙の少なくともラベ
ル表面となる面に顔料塗工層、ラベル裏面となる面には
粘着剤層を具備することを特徴とする医療容器用粘着ラ
ベル。 - 【請求項2】粘着ラベルが、ポリ塩化ビニル製及び/又
はポリオレフィン製の血液バックを被着体とした際のJ
IS Z0237に準じた22℃での粘着力が900g
/25mm以上である請求項1記載の医療容器用粘着ラ
ベル。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂がスチレン−アクリル酸エス
テル共重合樹脂である請求項1又は請求項2記載の医療
容器用粘着ラベル。 - 【請求項4】木材パルプを主原料とする原紙にガラス転
移点温度が40℃以下の熱可塑性樹脂を0.5〜30g
/m2 含浸してなる含浸紙に顔料塗工層を設けたシート
であって、JIS P8135における湿潤引張強さが
1.0〜3.0Kghであるシートに粘着剤層を設けた
請求項1〜3の何れか一項に記載の医療容器用粘着ラベ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8303098A JPH10143074A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 医療容器用粘着ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8303098A JPH10143074A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 医療容器用粘着ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10143074A true JPH10143074A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17916873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8303098A Pending JPH10143074A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 医療容器用粘着ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10143074A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004270064A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Asahi Kasei Corp | 構造体 |
JP2013177489A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 粘着テープ及び粘着テープ巻取体 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP8303098A patent/JPH10143074A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004270064A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Asahi Kasei Corp | 構造体 |
JP2013177489A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 粘着テープ及び粘着テープ巻取体 |
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