JPH10142554A - 光学変調装置及び光量バランスの調整方法及び投影装置 - Google Patents

光学変調装置及び光量バランスの調整方法及び投影装置

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JPH10142554A
JPH10142554A JP8314241A JP31424196A JPH10142554A JP H10142554 A JPH10142554 A JP H10142554A JP 8314241 A JP8314241 A JP 8314241A JP 31424196 A JP31424196 A JP 31424196A JP H10142554 A JPH10142554 A JP H10142554A
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JP
Japan
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light
diffraction grating
color
optical modulation
optical
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Application number
JP8314241A
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Inventor
Saburo Sugawara
三郎 菅原
Osamu Koyama
理 小山
Junko Kuramochi
純子 倉持
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US08/965,300 priority patent/US6176585B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色分解回折格子と液晶より成る光学変調素子
とを用いてカラー画像情報を高い光学性能で投影するこ
とのできる光学変調装置及び光量バランスの調整方法及
び投影装置を得ること。 【解決手段】 複数の光学変調素子を各々、互いに異な
った色光で照明し、該複数の光学変調素子からの色光を
投影光学系の入射瞳近傍に集光し、該集光した各色光の
うち少なくとも一部の色光を該入射瞳近傍に設けた、該
入射瞳を面積的に分割するミラーを介して投影光学系に
導光し、該投影光学系により該各光学変調素子に表示さ
れた画像を所定面上に投影する際、該ミラーの位置を調
整して各色光の該所定面上における光量バランスを調整
していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学変調装置及び光
量バランスの調整方法及び投影装置に関し、例えば液晶
パネル(液晶表示素子)等の画像変調素子(光学変調素
子ともいう。)に表示された投影像原画(カラー画像)
をスクリーン面上に拡大投影する際の光学変調素子や投
影装置の各要素を適切に設定することによってカラー画
像を良好なる状態で観察することができる例えばカラー
液晶プロジェクター等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルム画像や液晶ライトバ
ルブ等の投影像原画をスクリーン面上に拡大投影するよ
うにした投影装置が種々と提案されている。
【0003】図11(A),(B)は特開平4−428
号公報で提案されているカラー液晶プロジェクターの全
体図と、その一部分の要部概略図である。同図において
はR,G,B光で液晶10,11,12を照明してい
る。各色光で照明された液晶10,11,12からの光
束は補助レンズ13,14,15によって投影レンズ3
0の入射瞳EnP近傍に集光されている。このうち補助
レンズ14からの光束は投影レンズ30に直接入射して
いる。補助レンズ13からの光束はミラー40を介して
投影レンズ30に導光されている。又補助レンズ15か
らの光束はミラー41を介して投影レンズ30に導光さ
れている。投影レンズ30は各液晶10,11,12に
表示された画像をスクリーン20上に投影している。
【0004】図11では各投影系について夫々中心にな
る1本の主光線Pr1,Pr2,Pr3を示しており、
図11では夫々3本ずつの主光線を示している。中央投
影系Bの補助レンズ14の光軸は、投影レンズ30の光
軸と一致し、周辺投影系A,Cの補助レンズ13,15
の光軸は、投影レンズの光軸に対して垂直となる。
【0005】又、投影レンズの入射瞳EnPは3つの補
助レンズの光軸が交差する位置にあり、ミラー40,4
1は中心側の端点が入射瞳EnPに一致し、かつ、投影
レンズ30の光軸に対して45°をなしている。
【0006】LCDは、中央投影系Bにおいてはその中
心軸が補助レンズ14の光軸に一致して設けられてお
り、周辺投影系A,Cではそれらの中心軸が夫々の補助
レンズの光軸に対して相対的に図中左側にシフトして設
けられている。
【0007】従って、中央投影系Bの主光線Pr2は、
投影レンズ30の光軸を通ってスクリーン20に対して
垂直となり、周辺投影系A,Cの主光線Pr1,Pr3
はスクリーンに対して斜めとなる。3本の主光線は、ス
クリーン上で交差している。
【0008】一方、光学変調素子として液晶を用いた光
学変調装置を利用し、カラー画像情報を所定面上に投影
するようにした単板型の投影装置も種々と提案されてい
る。液晶より成る光学変調素子を用いた単板型のカラー
光学変調装置は光学変調素子(液晶)の画素周辺部にあ
る光学変調制御部の配線を遮光するブラックマトリクス
面積が光学変調素子に占める割合が高く、この結果装置
全体の光利用効率を低下させる要因となっていた。
【0009】図21は光利用効率の向上を図った液晶を
用いた光学変調装置200の要部概略図である。同図に
おいてマイクロレンズアレイ121をカラーフィルター
151R,151G,151Bの前面に配置し、白色光
源からの照明光Wを光学変調素子120の各画素B,
G,Rに集光させている。これにより、光学変調装置2
00の光利用効率を向上させている。ここで、図21に
おける122は透明基板、205はブラックマトリクス
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すカラー液
晶プロジェクターは3つの色光を投影レンズ30の入射
瞳EnPで合成して投影レンズ30に導光している。ス
クリーン20面上でのカラーバランスは入射瞳EnPに
設けたミラー40,41の配置状態に依存してくる。こ
の為、ミラー40,41を精度良く配置しないと、スク
リーン20面上でのカラーバランスを良好に維持するの
が難しいという問題点があった。
【0011】一方、図21に示す光学変調装置では、 (イ-1).白色光Wから各光学変調素子の画素に応じた色光
を取り出す部材としてカラーフィルターを用いている
が、カラーフィルターは各画素へ入射する白色光のう
ち、ある波長成分の光のみを透過するため、それ以外の
波長成分の光に関しては無駄になっており、光利用効率
が非常に低いこと。
【0012】(イ-2).画面を拡大して投影したり、画面に
近づいて観察すると、RGB光の各画素がモザイク状の
パターンに見えてしまうこと。等の問題点があった。
【0013】本発明は、液晶等の光学変調素子で光変調
された各色光に基づく画像情報を投影レンズで所定面上
に投影する際に、投影系の各要素を適切に設定すること
によって照明効率の低下を防止しつつ、明るい色バラン
スの良いカラー投影画像が容易に得られる光量バランス
の調整方法及び投影装置の提供を目的とする。
【0014】又本発明は光学変調素子を構成する各色光
に基づく複数の画素に色分解手段で色分解した各色光を
照射する際に色分割手段と光学変調素子とを適切に設定
することによって光量損失が少なく、良好なる状態で光
変調を行い、該光学変調素子に基づく画像情報を所定面
上に高い光学性能で投影することができる光学変調装置
及び投影装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の投影装置は、 (1-1) 複数の光学変調素子を各々、互いに異なった色光
で照明し、該複数の光学変調素子からの色光を投影光学
系の入射瞳近傍に集光し、該集光した各色光のうち少な
くとも一部の色光を該入射瞳近傍に設けた、該入射瞳を
面積的に分割するミラーを介して投影光学系に導光し、
該投影光学系により該各光学変調素子に表示された画像
を所定面上に投影する際、該ミラーの位置を調整して各
色光の該所定面上における光量バランスを調整している
ことを特徴としている。
【0016】特に、(1-1-1) 前記複数の光学変調素子を
光源手段からの光束より色分解手段によって複数の色光
に色分解した複数の色光により照明していること。
【0017】(1-1-2) 前記ミラーは前記投影光学系の光
軸に対して45度方向に可動となっていること。
【0018】(1-1-3) 前記ミラーは複数個設けられてお
り、該複数のミラーが前記入射瞳領域を面積的に分割す
るように設けられていること。
【0019】(1-1-4) 前記光源手段からの光束を反射手
段により平行光として前記色分解手段に入射させている
こと。
【0020】(1-1-5) 前記色分解手段は回折格子である
こと。
【0021】(1-1-6) 前記各光学変調素子の前方には各
々前記投影光学系側に凸面を向けた正レンズが設けられ
ていること。
【0022】(1-1-7) 前記正レンズの前記投影光学系側
の凸面は光軸から離れるに従って正の屈折力が弱くなる
形状の非球面より成っていること。
【0023】(1-1-8) 前記非球面は双曲面であること。
等を特徴としている。
【0024】本発明の投影装置は、 (2-1) 構成(1-1) の光量バランスの調整方法を利用し
て、前記複数の光学変調素子に表示された画像情報を所
定面上に投影していることを特徴としている。
【0025】本発明の光学変調装置は、 (3-1) 入射光を複数の色光に色分解して出射させる回折
格子と、複数の画素を有し、各画素毎に入射光を光変調
して出射させる光学変調素子とを有し、該回折格子に斜
め方向から光束を入射させたときに該回折格子から生じ
る各色光を該光学変調素子の色光毎に設けた画素に各々
入射させて光変調を行う光学変調装置において該回折格
子は1次元格子より成り、該回折格子に入射する光束の
中心軸と該回折格子からの0次回折光の中心軸とが作る
平面と該回折格子の格子方向が平行となるようにしてい
ることを特徴としている。
【0026】(3-2) 入射光を複数の色光に色分解して出
射させる回折格子と、複数の画素を有し、各画素毎に入
射光を光変調して出射させる光学変調素子を該複数の色
光毎に設け、該回折格子に斜め方向から光束を入射させ
たときに該回折格子から生じる各色光を該複数の光学変
調素子に入射させ、該各光学変調素子で光変調を行う光
学変調装置において該回折格子は1次元格子より成り、
該回折格子に入射する光束の中心軸と該回折格子からの
0次回折光の中心軸とが作る平面と該回折格子の格子方
向が平行となるようにしていることを特徴としている。
【0027】特に、構成(3-1) 又は構成(3-2) におい
て、 (3-2-1) 前記回折格子は1次元バイナリー型の回折格子
であること。
【0028】(3-2-2) 前記1次元バイナリー型の回折格
子はステップ幅が不等間隔の階段ステップ構造より成っ
ていること。
【0029】(3-2-3) 前記回折格子からの各色光を集光
レンズを介して前記光学変調素子の各画素に入射させて
いること。
【0030】(3-2-4) 前記光学変調素子の複数の画素に
入射する各色光の光路中であって各色光が空間的に分離
している位置に各色光に対応した色フィルターを設けて
いること。
【0031】(3-2-5) 前記複数の画素を液晶より構成し
たこと。
【0032】(3-2-6) 前記液晶は高分子分散型液晶より
成っていること。
【0033】(3-2-7) 前記複数の画素の各画素間に遮光
壁を設けたこと。
【0034】(3-2-8) 前記液晶はTN型液晶であるこ
と。
【0035】(3-2-9) 前記光学変調素子は各画素で光変
調した光束を反射手段で反射し、出射させていること。
等を特徴としている。
【0036】本発明の投影装置は、 (4-1) 構成(3-1) 又は構成(3-2) の光学変調装置の光学
変調素子に表示された画像を所定面上に投影しているこ
とを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】図1〜図4は順に本発明の実施形
態1の要部側面図、要部裏面図、要部上面図、要部下面
図である。図5は本発明の実施形態1の一部分の要部斜
視図である。図中、光源1から発せられた白色光は反射
鏡(放物面鏡)2で反射された後に平行光束となり色分
解の回折格子3により複数の色光、例えば青色(B),
緑色(G),赤色(R)の3色に色分解され、各々異な
る角度で射出している。回折格子3で各々異なる角度で
色分解された3色の光束は集光レンズ4で集光され、高
反射ミラー5,6,7で反射している。このうち高反射
ミラー6で反射された光(青色光)は高反射ミラー8を
介して平凸レンズ11に向けて射出され画像変調素子
(光学変調素子)としての反射型の青色用の液晶パネル
14を平行光束で照明している。
【0038】又、高反射ミラー5で反射された光(緑色
光)は平凸レンズ10に向けて射出され、平凸レンズ1
0で平行光束として反射型の緑色用の液晶パネル13を
照明している。又、高反射ミラー7で反射された(赤色
光)は高反射ミラー9を介して平凸レンズ12に向けて
射出され反射型の赤色用の液晶パネル15を照明してい
る。32は絞りである。
【0039】次に液晶パネル14で反射された光は図4
に示すように平凸レンズ11で集光され、投影光学系1
8の瞳内に設けた可動の高反射ミラー16に反射され
る。高反射ミラー16で反射された光は投影光学系18
に導光されている。これによって液晶パネル13に表示
した投影像原画(画像)を投影光学系(投影レンズ)1
8によってスクリーン19に投影している。同様に液晶
パネル15で反射された光は平凸レンズ12と投影光学
系18の入射瞳近傍に設けた可動の高反射ミラー17を
介して投影光学系18に導光されている。
【0040】これによって液晶パネル15に表示した投
影像原画を投影光学系18によってスクリーン19に投
影している。液晶パネル13に表示された投影像原画も
同様に平凸レンズ10を介して投影光学系18によって
スクリーン19に投影している。
【0041】ここで反射型の液晶パネル13,14,1
5では各色に応じた画像変調(光変調)が行われるので
スクリーン19上にはカラー画像情報が投影されてい
る。
【0042】ミラー5,6,7は図2に示すように各々
投影光学系18の入射瞳近傍の該入射瞳面を半円状に2
分割したときの片側の領域に配置している。
【0043】又ミラー16,17は各々投影光学系18
の入射瞳近傍の該入射瞳面を半円状に2分割したときの
片側の領域のミラー5,6,7が配置されている領域と
は逆の領域に入射瞳を面積的に分割するように配置して
いる。ミラー(反射鏡)16,17は偏向手段の一要素
を構成している。ミラー5〜9は色分解系の一要素を構
成している。
【0044】液晶パネル13,14,15を各集光レン
ズ10,11,12の光軸に対して斜方向から平行光束
で照明し、各液晶パネル13,15からの光束の中心光
線がミラー16,17を介して、又液晶パネル13から
の中心光線は直接投影光学系18に、その入射瞳の片側
半円領域から斜方向から入射させている。
【0045】本実施形態では正レンズ10,11,12
のスクリーン側のレンズ面を凸形状として照明光のレン
ズ面における反射光を拡散させて投影光学系18の入射
瞳に反射光がほとんど入らないようにして、これによっ
てゴーストの発生を少なくしている。
【0046】本実施形態では図4に示すようにミラー1
6,17を矢印の方向(投影光学系の光軸38に対して
45度)に移動するように構成することにより投影レン
ズ18の入射瞳における各色の瞳の面積比を自由に変化
させることができるようにしている。これによってBG
R各色の光強度比(光量バランス)を自由に変えて、色
バランスを良好に保っている。
【0047】例えば、G色の光が強すぎてスクリーン1
9上に合成された画像の白が緑がかっているときは、反
射鏡16,17を投影光学系18の光軸38に近づく方
向に移動させてG色の瞳の面積を減少させ、B色とR色
の瞳の面積を増加させている。結果としてG色の光量は
減少し、B色とR色の光量を増加するので全体としてス
クリーン19上に合成された白のホワイトバランスを良
好にしている。
【0048】本実施形態では多すぎる色を減少させると
きや、他の不足している色を増加させることが容易にで
きるので、全体としての照明効率をあまり下げずに色バ
ランスの調整を容易にしている。また、反射鏡16,1
7を投影光学系18の光軸38にたいして45度の方向
に移動するのはこの方向のときだけ反射型の画像変調素
子14,15のスクリーン19上の投影像のピントずれ
が生じないためである。
【0049】尚、反射鏡16,17の移動方向は光軸3
8に対して45度方向以外の方向であっても、色バラン
スを調整することができる。
【0050】尚、反射型の画像変調素子13,14,1
5は反射型の高分子分散型液晶や、ツイストネマチック
液晶等が適用可能である。
【0051】以上のように本実施形態では色分解手段と
して回折格子を用い、投影光学系18の入射瞳近傍に複
数のミラー5〜9,16,17を適切に配置することに
よって各色光の液晶パネル13〜15をスクリーン19
に高い光学性能を有して投影している。
【0052】図6,図7は本発明の実施形態2の要部側
面図、要部裏面図である。本実施形態は図1〜図4の実
施形態1に比べて色分解用の回折格子として透過型の回
折格子の代わりに反射型の回折格子20を用いた点が異
なっているだけであり、その他の構成は同じである。
【0053】図6,図7において20は色分解用の反射
型の回折格子であり、光源1からの白色光であって反射
鏡2で反射した白色光束を青色(B),緑色(G),赤
色(R)の3色光に分解して反射させて集光レンズ4に
入射させている。集光レンズ4以降は実施形態1と同じ
である。反射型の回折格子は透過型の回折格子に比べて
格子溝の深さを浅くでき、製作しやすいという長所があ
る。
【0054】図8,図9は本発明の実施形態3の要部側
面図、要部裏面図である。本実施形態は図1〜図4の実
施形態1に比べて色分解手段として回折格子の代わりに
配置角度の異なる積層した3枚のダイクロイックミラー
21,22,23を用いて色分解をしている点が異なっ
ているだけであり、その他の構成は同じである。
【0055】図8,図9において光源1からの白色光で
あって反射鏡2で反射した白色光束をダイクロイックミ
ラー21,22,23で順次反射させて青色(B),緑
色(G),赤色(R)の3つの色光に色分解して互いに
異なった角度で集光レンズ4に入射させている。集光レ
ンズ4以降は実施形態1と同じである。
【0056】図10は本発明の実施形態4の要部上面図
である。本実施形態は図1〜図4の実施形態1に比べて
色分解手段として回折格子の代わりに3枚のダイクロイ
ックミラー24,25を分離して用いていること、反射
型の液晶パネルの代わりに透過型の液晶パネル35,3
6,37を用いていることが異なっているだけであり、
その他の基本的な構成は同じである。
【0057】図10において光源1から発せられた白色
光は放物面鏡2により反射された後に平行光となり、こ
のうちダイクロイックミラー24により青色光(B光)
が反射されて、ミラー26に入射し、緑色光(G光)と
赤色光(R光)は透過して、ダイクロイックミラー25
に入射する。ダイクロイックミラー25に入射したG光
とR光のうちR光が反射されG光が透過する。
【0058】これによって光源1からの白色光を3つの
色光に分解している。ミラー26で反射したB光は反射
鏡27を介して透過型の画像変調素子37を照明してい
る。同様にダイクロイックミラー26で反射したR光は
反射鏡28,29を介して透過型の画像変調素子36を
照明している。そしてダイクロイックミラー25を透過
したG光で透過型の画像変調素子35を照明している。
【0059】透過型の画像変調素子35により変調され
たG光の画像は正レンズ10により投影レンズ18の入
射瞳に集光された後に、投影光学系18によりスクリー
ン19に投影される。透過型の画像変調素子36で変調
されたB光の画像は正レンズ11により投影光学系18
の入射瞳内に配置される反射鏡16に集光され、反射鏡
16で反射した後、投影光学系18によりスクリーン1
9に投影される。同様に透過型の画像変調素子37で変
調されたR光の画像は正レンズ12により投影光学系1
8の入射瞳内に配置される反射鏡17に集光され、反射
鏡17で反射した後、投影光学系18によりスクリーン
19に投影される。
【0060】本実施形態では入射瞳内に配置される2枚
の可動の反射鏡16,17により3色の画像の画像合成
を行っており、このとき2枚の反射鏡16,17を投影
光学系18の光軸に対して45度の方向に移動すること
により投影光学系18の入射瞳における各色の瞳の面積
比を自由に変化させている。これによって各色の光強度
を自由に変化させている。このため、全体としての光量
の損失が少ない状態で色バランスの調整を可能としてい
る。
【0061】透過型の画像変調素子に本実施形態を適用
する場合も正レンズ10,11,12の形状は歪曲収差
の発生を少なくするために投影光学系18側に凸状の平
凸レンズより構成するのが良い。
【0062】図12は本発明の実施形態5の要部概略図
である。図13,図14は図12の一部分の拡大説明図
である。図12,図13,図14において112は放物
面鏡であり、その焦点位置におかれた白色光源111か
らの光束を平行光として反射型1次元バイナリー型の回
折格子101に斜め方向から入射させている。反射型1
次元バイナリー型の回折格子101は入射光束を赤色
(R光),緑色(G光),青色(B光)の3つの色光に
分解して反射させている。
【0063】102は光学変調素子であり、液晶等から
成り、各色光の画像情報を表示している。113はコン
デンサーレンズであり、光学変調素子102からの光束
を集光して投影光学系(投影レンズ)114の入射瞳
(絞り)115に導光している。投影光学系114は光
学変調素子102に表示された各色光の画像情報(画
素)をスクリーン116面上に投影している。
【0064】本実施形態では白色光源111から出射し
た光を放物鏡112により略平行光にし、回折格子10
1に斜め方向から入射させている。その後、回折格子1
01から出射するRGBの各色光で、色光毎に設けた光
学変調素子102を照明している。光学変調素子102
により表示された各色光の画像情報をコンデンサーレン
ズ113を介して投影光学系114でスクリーン116
上に投影している。
【0065】尚、本実施形態では回折格子101と光学
変調素子102は各々光学変調装置の一要素を構成して
いる。
【0066】次に図12の反射型1次元バイナリー型の
回折格子101について図13,図14を用いて説明す
る。
【0067】反射型1次元バイナリー型の回折格子10
1は、図13,図14に示すように断面形状が階段状に
なるように格子を形成したものであり、樹脂等で成形し
たものの表面にアルミ等の反射膜をコーティングして作
られる。
【0068】本実施形態では、格子ピッチP内にステッ
プ幅L1,L2,L3,L4の4段形状より成り、回折
格子の格子ピッチ、位相変化量を特定することにより、
回折格子からの0次光(G光)と±1次光(R光,B
光)の回折光に入射光のエネルギーの大半を集中させ、
かつ0次光と±1次光それぞれの最もエネルギーの高い
波長(以下主波長)がRGB光のどれかに対応するよう
に構成している。尚、ステップ幅は不等間隔となるよう
にしている。
【0069】本実施形態における1次元バイナリー型の
回折格子は反射型でも透過型でも適用可能である。本実
施形態では反射型より構成している。
【0070】次に回折格子を反射型より構成したときの
特長について透過型の1次元バイナリー型の回折格子と
比較して述べる。
【0071】透過型の回折格子はAppliedOpt
ics 誌17巻15号2273〜2279頁(197
8.8.1号)に開示されているように、該透過型の回
折格子に入射した入射光束は透過回折されて主に3方向
に分離されている。この透過型の回折格子は例えばブレ
ーズド波長をλ0とした時、該ブレーズド波長λ0に対
し必要な格子厚dTは dT=m・λ0/(n−1) となる。
【0072】ここでnは回折格子の媒質の屈折率、mは
整数であり、今、m=2,λ0=530nmとし、屈折
率n=1.5程度として算出した場合、透過型の回折格
子の格子厚dTはdT=2120nm必要になる。
【0073】一方、反射型の1次元バイナリー型の回折
格子の場合(例えば光軸上の光束の入射角が45°)は
格子厚dRは749.5nm必要となる。このことから
分かるように透過型の回折格子は、その格子厚dTが反
射型の回折格子の格子厚dRに比べ約3倍深い段差を必
要とする。
【0074】一般に装置内のスペース効率から考えると
反射型の回折格子を用いると装置全体のコンパクト化に
は有利となる。
【0075】本実施形態においては図13に示すように
反射型の回折格子101に斜め方向から入射する白色光
束Wの中心軸(光軸)と回折格子から出射する0次回折
光(G光)の中心軸(光軸)が作る平面(XZ面)と、
回折格子の格子方向が平行になるように配置している。
このため、各RGB光の分離色光の光軸は図中xz面内
で存在するようにしている。
【0076】次に図15に光学変調素子102と反射型
の回折格子からの出射色光の関係を示す。図15におい
て、102は光学変調制御部(不図示)及び光学変調被
制御部120を有する光学変調素子である。
【0077】図中121は入射光を集光する集光レンズ
としてのマイクロレンズアレイであり、複数のマイクロ
レンズより成っている。122は光学変調素子の被制御
部(画素)120を挟持する透明基板である。
【0078】図中、R(赤),G(緑),B(青)の添
字は、それぞれの光学変調素子が入出射する光の波長領
域を表している。図15において、任意の1つのマイク
ロレンズをA,マイクロレンズAの光軸(集光光束の中
心線)を含む光学変調素子102の被制御部120を構
成する1つの画素をTG、画素TGに隣接した画素をT
R,TBとする。光学変調素子102の入射側に設けら
れたマイクロレンズAに、異なる任意の角度で入射した
RGB各色光はマイクロレンズAにより異なる画素T
R,TG,TB内で集光し光学変調を受け画像情報をも
った光束として光学変調素子102を出射する。
【0079】ここで、本実施形態においては光学変調素
子102の被制御部120に高分子分散型の液晶を用い
ておりシュリーレン光学配置と組み合わせているためR
GB各色光の画像情報は光学変調素子102による光束
の拡散度に依存する。
【0080】図12のように光軸上に開口を有するよう
な絞り115を用いる場合では、拡散度の低い光束が投
影光学系114の絞り115を通過して投射スクリーン
116に到達し、拡散度の高い光束は絞り115に遮光
され、投射スクリーン116に到達しない。すなわち、
光学変調素子102による光束の拡散性を変えることで
投射スクリーン116に到達する光線数を変えることが
でき、これにより画像の階調表示を可能としている。
【0081】ただし高分子分散型の液晶による光学変調
原理については一般的に知られているため、ここでは省
略する。
【0082】このように構成することで、光源111か
らの白色光を1次元バイナリー型の回折格子101によ
り、階段部の側面で有効光束がけられることなく3色の
色光に分解し、マイクロレンズアレイ121を介して、
それぞれの色光に対応する光学変調素子102の画素T
B,TG,TRに無駄なく集光させて、光利用効率を大
幅に向上させている。
【0083】同時に反射型の回折格子に入射する白色光
束(W)の光軸と前記回折格子101から出射する0次
回折光(G光)の光軸が作る平面(XZ面)と、回折格
子の格子方向が平行になるように配置して、反射型の回
折格子に入射する白色光束の光軸と前記回折格子から出
射する0次回折光の光軸が作る平面(XZ面)と、回折
格子の格子方向を垂直に配置した構成に比べて、RGB
色光分離後の光束径を一定に保つことができ、光学変調
素子上を均一照明することを可能としている。
【0084】また格子形状を適切に選択することでTV
信号等に用いられるNTSC信号の色の3原色に近い分
光特性を持った色光に分離して、光学変調後に色光合成
した時、色再現性の高い画像を表示している。
【0085】1次元バイナリー型の回折格子は光学変調
素子への入射光の角度調整が1次元バイナリー型の回折
格子の1素子で済むことから、組み立て性も向上し、安
価なカラー画像表示装置を提供することができる。
【0086】また本実施形態の、回折格子1ピッチ内の
格子厚を各段毎に若干変えること、及び回折格子1ピッ
チ内の格子幅が不等間隔になるように回折格子の形状を
設計することにより±1次回折光の内側帯成分を低減さ
せて理想的な色分解を更に容易にしている。
【0087】本実施形態においては格子幅L1,L2,
L3,L4の比を0.9:1.3:1.3:0.9とし
±1次回折光の内側帯成分の低減を図っている。本実施
形態では、光軸上の光束の入射角が30°、各段の深さ
を615nmの回折格子を用いている。このときの分光
特性を図16に示す。ただし、本実施形態においては、
G色を0次光として設計しているが、他の色を0次光に
することで理想的な分光をとることも可能である。
【0088】また、図17に示すように、各色光が分離
した箇所に色補正用カラーフィルター151を設けても
良い。この構成では、回折格子で分解された各色光の分
光特性が画像信号のもつ分光特性と異なる場合、各色光
を色補正用カラーフィルター151の各色フィルターF
R,FG,FBに入射させ、理想的な色情報を得ること
によって忠実な画像色再現を容易としている。この場
合、各色光に分解したあとにカラーフィルター151を
透過させるので、それほど光利用効率の低下も生じな
い。
【0089】また、図18に示すように、光学変調素子
102の画素間に高分子分散型の液晶の拡散光が隣接素
子に入射し、クロストークの発生を防止するために遮光
壁161を設けるのが良い。この構成により、更に高い
画質のカラー画像の表示を容易にしている。
【0090】また、図17に示したカラーフィルター1
51、図18に示した遮光壁161を同時に併用するよ
うに構成しても良い。
【0091】図19は本発明の実施形態6の要部概略図
である。図12の実施形態5では色分解手段として反射
型の回折格子を用いているが本実施形態では透過型の回
折格子171を用いて、それを光学変調素子102を構
成するマイクロレンズアレイ121と被制御部120と
の間に配置し、1つの光学部材107として構成した点
が実施形態5と異なっており、その他の構成は同じであ
る。
【0092】本実施形態では回折格子171に入射する
白色光束の光軸と前記回折格子171から出射する0次
回折光の光軸が作る平面(XZ面)と、回折格子の格子
方向が平行となるようにし、かつ0°以外の任意の入射
角でXZ面内で斜め入射させる構成をとっている。この
ため、透過型の回折格子に垂直に入射させた場合と比べ
て、光量ロスを起こすことなく格子厚を薄くでき、より
コンパクト化を図っている。このように構成すること
で、実施形態5と同様の効果を得ている。
【0093】本実施例においては回折格子171と光学
変調素子102を一体で示したが、別体で構成しても良
い。また、マイクロレンズアレイ121と回折格子10
2の配置が逆であっても良い。
【0094】光学変調素子102の画素出射後にRGB
の各色光を合成して光学変調素子を出射する構成(透過
・反射含む)であっても、同様の効果が得られる。
【0095】図20は本発明の実施形態7の要部概略図
である。同図において101は反射型1次元バイナリー
型の回折格子である。回折格子101に入射する白色光
束光軸と回折格子101から出射する0次回折光光軸が
作る平面(XZ面)と、回折格子101の格子方向が平
行となるようにし、かつ0°以外の任意の入射角で入射
させる構成をとっている。
【0096】113及び186,187,188は各々
コンデンサーレンズ、181,182は高反射ミラー、
183,184,185は各々透過型の光学変調素子で
ある。光学変調素子183〜185は実施形態5と同様
に光学変調制御部(不図示)及び光学変調被制御部及
び、TN液晶である光学変調素子被制御部を挟持する透
明基板、2枚の透明基板に隣接し互いにクロスニコルの
配置をした2枚の偏光板等から成っている。
【0097】本実施形態ではマイクロレンズアレイを用
いずに光利用効率の高い光学変調素子を実現している。
【0098】本実施形態では、光学変調素子183,1
84,185を出射した光束を3本の投影レンズ(不図
示)を介してスクリーン上で画像を合成して、又はダイ
クロイックミラー等で3つの画像を合成した後に1つの
投影光学系でスクリーン面上に投影して実施形態5と同
様の効果を得ている。本実施形態において光学変調素子
のサイズを一定にした場合にはさらに高解像度のカラー
画像表示装置が容易となる。
【0099】また、本実施形態においては透過型の光学
変調素子を用いたが、光学変調素子制御部を反射面で被
ったような反射型の光学変調素子を用いて、それより出
射した光束を1本の投影光学系を介してスクリーン上で
画像を合成しても、同様の効果が得られる。
【0100】また、本実施形態においてTN液晶を光学
変調素子被制御部に用いたが、その他の液晶であっても
構わない。実施形態5と同様に高分子分散型の液晶を用
いる場合は前記、一対の偏光板は用いずにシュリーレン
光学系と組み合わせて用いることで同様の効果が得られ
る。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、液晶等の
光学変調素子で光変調された各色光に基づく画像情報を
投影光学系で所定面上に投影する際に、投影系の各要素
を適切に設定することによって照明効率の低下を防止し
つつ、明るい色バランスの良いカラー投影画像が容易に
得られる光量バランスの調整方法及び投影装置を達成す
ることができる。
【0102】又本発明によれば以上のように、光学変調
素子を構成する各色光に基づく複数の画素に色分解手段
で色分解した各色光を照射する際に色分割手段と光学変
調素子とを適切に設定することによって光量損失が少な
く、良好なる状態で光変調を行い、該光学変調素子に基
づく画像情報を所定面上に高い光学性能で投影すること
ができる光学変調装置及び投影装置を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部側面図
【図2】本発明の実施形態1の要部裏面図
【図3】本発明の実施形態1の要部上面図
【図4】本発明の実施形態1の要部下面図
【図5】本発明の実施形態1の一部分の要部斜視図
【図6】本発明の実施形態2の要部側面図
【図7】本発明の実施形態2の要部裏面図
【図8】本発明の実施形態3の要部側面図
【図9】本発明の実施形態3の要部裏面図
【図10】本発明の実施形態4の要部概略図
【図11】従来のカラー画像投影装置の要部概略図
【図12】本発明の実施形態5の要部概略図
【図13】図12の一部分の拡大説明図
【図14】図12の一部分の拡大説明図
【図15】図12の一部分の拡大説明図
【図16】本発明に係る反射型の回折格子の分光特性図
【図17】本発明に係る光学変調装置の要部概略図
【図18】本発明に係る光学変調装置の要部概略図
【図19】本発明の実施形態6の要部概略図
【図20】本発明の実施形態7の要部概略図
【図21】従来の光学変調装置の要部概略図
【符号の説明】
1 光源 2 放物面鏡 3 回折格子 4 集光レンズ 5〜9,16,17,20,26〜29 反射鏡 10〜12 正レンズ 13〜15 反射型画像変調素子 18 投影光学系 19 スクリーン 21〜25 ダイクロイックミラー 35〜37 透過型画像変調素子 101 反射型1次元バイナリー型回折格子 102 光学変調素子 111 白色光源 112 放物鏡 113 コンデンサーレンズ 114 投影光学系 115 投射レンズ絞り 116 スクリーン 120 光学変調素子画素 121 マイクロレンズアレイ 122 透明基板 151 カラーフィルター 161 遮光壁 171 透過型1次元バイナリー型回折格子 181,182 高反射ミラー 183〜185 光学変調素子 187〜189 コンデンサーレンズ 200 光学変調素子 205 ブラックマトリクス

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学変調素子を各々、互いに異な
    った色光で照明し、該複数の光学変調素子からの色光を
    投影光学系の入射瞳近傍に集光し、該集光した各色光の
    うち少なくとも一部の色光を該入射瞳近傍に設けた、該
    入射瞳を面積的に分割するミラーを介して投影光学系に
    導光し、該投影光学系により該各光学変調素子に表示さ
    れた画像を所定面上に投影する際、該ミラーの位置を調
    整して各色光の該所定面上における光量バランスを調整
    していることを特徴とする光量バランスの調整方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の光学変調素子を光源手段から
    の光束より色分解手段によって複数の色光に色分解した
    複数の色光により照明していることを特徴とする請求項
    1の光量バランスの調整方法。
  3. 【請求項3】 前記ミラーは前記投影光学系の光軸に対
    して45度方向に可動となっていることを特徴とする請
    求項1又は2の光量バランスの調整方法。
  4. 【請求項4】 前記ミラーは複数個設けられており、該
    複数のミラーが前記入射瞳領域を面積的に分割するよう
    に設けられていることを特徴とする請求項1又は2の光
    量バランスの調整方法。
  5. 【請求項5】 前記光源手段からの光束を反射手段によ
    り平行光として前記色分解手段に入射させていることを
    特徴とする請求項2の光量バランスの調整方法。
  6. 【請求項6】 前記色分解手段は回折格子であることを
    特徴とする請求項2又は5の光量バランスの調整方法。
  7. 【請求項7】 前記各光学変調素子の前方には各々前記
    投影光学系側に凸面を向けた正レンズが設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2の光量バランスの調整
    方法。
  8. 【請求項8】 前記正レンズの前記投影光学系側の凸面
    は光軸から離れるに従って正の屈折力が弱くなる形状の
    非球面より成っていることを特徴とする請求項7の光量
    バランスの調整方法。
  9. 【請求項9】 前記非球面は双曲面であることを特徴と
    する請求項8の光量バランスの調整方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか1項記載の
    光量バランスの調整方法を利用して、前記複数の光学変
    調素子に表示された画像情報を所定面上に投影している
    ことを特徴とする投影装置。
  11. 【請求項11】 入射光を複数の色光に色分解して出射
    させる回折格子と、複数の画素を有し、各画素毎に入射
    光を光変調して出射させる光学変調素子とを有し、該回
    折格子に斜め方向から光束を入射させたときに該回折格
    子から生じる各色光を該光学変調素子の色光毎に設けた
    画素に各々入射させて光変調を行う光学変調装置におい
    て該回折格子は1次元格子より成り、該回折格子に入射
    する光束の中心軸と該回折格子からの0次回折光の中心
    軸とが作る平面と該回折格子の格子方向が平行となるよ
    うにしていることを特徴とする光学変調装置。
  12. 【請求項12】 入射光を複数の色光に色分解して出射
    させる回折格子と、複数の画素を有し、各画素毎に入射
    光を光変調して出射させる光学変調素子を該複数の色光
    毎に設け、該回折格子に斜め方向から光束を入射させた
    ときに該回折格子から生じる各色光を該複数の光学変調
    素子に入射させ、該各光学変調素子で光変調を行う光学
    変調装置において該回折格子は1次元格子より成り、該
    回折格子に入射する光束の中心軸と該回折格子からの0
    次回折光の中心軸とが作る平面と該回折格子の格子方向
    が平行となるようにしていることを特徴とする光学変調
    装置。
  13. 【請求項13】 前記回折格子は1次元バイナリー型の
    回折格子であることを特徴とする請求項11又は12の
    光学変調装置。
  14. 【請求項14】 前記1次元バイナリー型の回折格子は
    ステップ幅が不等間隔の階段ステップ構造より成ってい
    ることを特徴とする請求項13の光学変調装置。
  15. 【請求項15】 前記回折格子からの各色光を集光レン
    ズを介して前記光学変調素子の各画素に入射させている
    ことを特徴とする請求項11,12,13又は14の光
    学変調装置。
  16. 【請求項16】 前記光学変調素子の複数の画素に入射
    する各色光の光路中であって各色光が空間的に分離して
    いる位置に各色光に対応した色フィルターを設けている
    ことを特徴とする請求項11,13,14又は15の光
    学変調装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の画素を液晶より構成したこ
    とを特徴とする請求項11から16のいずれか1項記載
    の光学変調装置。
  18. 【請求項18】 前記液晶は高分子分散型液晶より成っ
    ていることを特徴とする請求項17の光学変調装置。
  19. 【請求項19】 前記複数の画素の各画素間に遮光壁を
    設けたことを特徴とする請求項18の光学変調装置。
  20. 【請求項20】 前記液晶はTN型液晶であることを特
    徴とする請求項17の光学変調装置。
  21. 【請求項21】 前記光学変調素子は各画素で光変調し
    た光束を反射手段で反射し、出射させていることを特徴
    とする請求項11から20のいずれか1項記載の光学変
    調装置。
  22. 【請求項22】 請求項11から21のいずれか1項記
    載の光学変調装置の光学変調素子に表示された画像を所
    定面上に投影していることを特徴とする投影装置。
JP8314241A 1996-11-06 1996-11-11 光学変調装置及び光量バランスの調整方法及び投影装置 Pending JPH10142554A (ja)

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EP97119347A EP0841821A3 (en) 1996-11-06 1997-11-05 Projection apparatus
US08/965,300 US6176585B1 (en) 1996-11-06 1997-11-06 Projection apparatus
US09/290,498 US6188529B1 (en) 1996-11-06 1999-04-12 Projecting apparatus for a high-resolution color liquid crystal projector

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