JPH10142465A - パイプケーブルの端末処理方法および布設管路の保管方法 - Google Patents

パイプケーブルの端末処理方法および布設管路の保管方法

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JPH10142465A
JPH10142465A JP29498096A JP29498096A JPH10142465A JP H10142465 A JPH10142465 A JP H10142465A JP 29498096 A JP29498096 A JP 29498096A JP 29498096 A JP29498096 A JP 29498096A JP H10142465 A JPH10142465 A JP H10142465A
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pipe
connector
cable
terminal
pipe cable
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JP29498096A
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Hirohiko Yanagawa
裕彦 柳川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプケーブル布設管路の一方の端末を解放
するだけで、既設のパイプケーブルの健全性を確認する
試験を実施することができるパイプケーブル端末処理方
法を提供する。 【解決手段】 光ファイバ圧送用の複数本のパイプ1,
2を内部に収納したパイプケーブル3と、複数本のパイ
プ6,7を内部に収納したパイプケーブル8とが、パイ
プケーブルコネクタ5,9により接続されたパイプケー
ブルの布設管路である。接続されたパイプケーブル3,
8の端末部分には、パイプケーブルコネクタ4,10を
有する。このパイプケーブルコネクタ4,10に、パイ
プの端末のループ機能を有するU字型管路11,12を
備えた端末コネクタ13,14を結合して端末部分を処
理したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ圧送用
パイプケーブルのパイプケーブル端末処理方法、パイプ
ケーブルの布設管路の保管方法、パイプケーブルの布設
管路、端末コネクタに関するものである。このパイプケ
ーブルは、例えば、空気圧送用光ファイバケーブルを送
通するパイプを複数本収納したものである。
【0002】
【従来の技術】通常、光ファイバケーブルは、光ファイ
バの接続点を少なくして伝送損失を抑え、かつ建設費を
抑制するため、光ファイバケーブルを長尺で布設するこ
とが望ましい。一方、光幹線網から分岐され加入者の端
末に至る部分の光配線や、ビル内、キャンバス内の光L
ANでは、配線構成を自由に設定でき、将来の配線構成
の変更にも柔軟に対応することができ、しかも経済的で
あるような配線形態が望まれている。
【0003】空気圧送用光ファイバケーブルを用いる
と、光ファイバ送通用パイプを有するパイプケーブルを
区間ごとに短尺で布設しておき、配線構成に応じて隣接
する区間の光ファイバ挿通用パイプ同士を接続した後、
長尺の光ファイバケーブルを圧縮空気の送り込みにより
一連長で布設することができる。
【0004】図9は、従来の直埋方式のパイプケーブル
布設工事の一例の説明図である。図9(A)は地中保管
の状態、図9(B)は既設パイプケーブル内のパイプの
試験状態、図9(C)は接続延長状態の説明図である。
図中、1,2,6,7はパイプ、3,8,66はパイプ
ケーブル、4,5,9,10,64,65はパイプケー
ブルコネクタ、61は地面、62,63,83,84は
補助パイプ、81,82は防水キャップである。
【0005】図9(A)に示すように、複数本のパイプ
1,2を収納したパイプケーブル3には、両端にパイプ
ケーブルコネクタ4,5が取り付けられ、複数本のパイ
プ6,7を収納したパイプケーブル8には、両端にパイ
プケーブルコネクタ9,10が取り付けられ、両者はパ
イプケーブルコネクタ5,9により結合される。パイプ
ケーブルコネクタ5,9においては、パイプ1,2,
6,7がパイプ用コネクタに接続され、パイプ用コネク
タ同士が結合されることにより、例えば、対応するパイ
プ1と6,2と7とが結合される。
【0006】パイプケーブルコネクタ4,5,9,10
は、図11を参照して後述するが、パイプケーブルおよ
びパイプケーブル内のパイプ用コネクタの接続および着
脱を一括して行なうことが可能なものである。
【0007】直埋方式のパイプケーブル布設工事におい
て、布設済み区間についてパイプケーブル3,8を地面
61へ埋める。これらの布設済み区間は、将来的には次
工区と接続されるのであるが、一時的に工事が休止され
ることがある。その場合には、パイプケーブルコネクタ
4,10のそれぞれに防水キャップ81,82をはめ、
一時的にパイプケーブル3,8等を地中に保管する。防
水キャップ81,82は、金属製またはポリエチレン製
であり、十分な防水性能と強度を有するものを用いる。
当該工区のパイプケーブルを接続延長する際には、延長
する前に既設のパイプケーブル3,8の健全性を確認す
る必要がある。
【0008】図9(B)に示されるように、ケーブル布
設を再開する際、既設のパイプケーブル3,8の区間の
パイプの試験を行なう。パイプケーブル3,8内に収納
されたパイプの試験として、気密性については、パイプ
1,2,6,7内に圧力をかけて圧力をモニタする。パ
イプの潰れの有無の確認には、パイプ1,2,6,7の
内径よりやや小さい外径をもつ硬球を片端より圧送し、
硬球の通過の可否をみる。
【0009】いずれの試験についても、試験を行なうに
は両側が解放されている必要がある。すなわち、パイプ
ケーブル3,8の両端が口出しされている必要がある。
そのため、図示左側の工区延長側だけでなく、工区延長
側と反対側の工区端付近の地面61を掘削する。両端の
防水キャップ81,82を外し、パイプケーブルコネク
タ4,10のパイプ用コネクタをパイプ1,2,6,7
から外し、パイプ1,2,6,7の口出しを行なう。両
端にパイプ接続口を有する別のパイプ用コネクタを用い
て各パイプ1,2,6,7を補助パイプ62,63,8
3,84に接続して地上に立ち上げ、圧縮空気の供給お
よび硬球の圧送を行なう。
【0010】図9(C)に示されるように、既設ケーブ
ルの健全性を確認後、工区延長方向とは反対側の端末部
は、パイプ6,7に再びパイプケーブルコネクタ10用
のパイプ用コネクタを結合するか、または、パイプ用コ
ネクタを結合しない状態で、パイプケーブルコネクタ1
0に再び防水キャップ82をはめて埋め戻しをし、復旧
を行なう。
【0011】工区延長側については、パイプ1,2に再
びパイプケーブルコネクタ4用のパイプ用コネクタを結
合する。パイプケーブルコネクタ64,65を有するパ
イプケーブル66の右端のパイプケーブルコネクタ65
にパイプケーブルコネクタ4を結合して、パイプケーブ
ルおよびこの中に収納されたパイプの結合を行なう。
【0012】上述したようなパイプケーブル布設工事で
は、工区延長側に関しては、もともと延長するために掘
削するから口出しが容易であるが、反対側は、単に試験
をするだけのために余分な掘削を行わなければならな
い。
【0013】図10は、従来の直埋方式のパイプケーブ
ル布設工事の他の一例の説明図である。地中に保管した
状態を図示している。図中、図9と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。91,92は付帯設備で
ある。
【0014】工区延長側と反対側の工区端付近の掘削お
よび埋め戻しをしたくない場合には、直埋布設されるパ
イプケーブル3,8を地中に一時保管する際に、パイプ
ケーブル3,8の両端末を地上からでも容易にアクセス
可能な位置に立上げておけばよい。しかし、パイプケー
ブル立上げ箇所の保護や、容易にパイプケーブル3,8
にアクセスできるように、立上げ箇所には付帯設備9
1,92が必要であり、邪魔な上にコストが高くつくと
いう問題がある。
【0015】また、上述したいずれの布設工事にも共通
の問題がある。防水キャップ81,82を用いてパイプ
ケーブル3,8の端末防水処理を行なうには、防水キャ
ップ81,82の長さに応じてパイプケーブル3,8の
シースとシース内のパイプ1,2,6,7とを切り揃え
る必要がある。一方、試験をするためには、パイプ1,
2,6,7をパイプケーブル3,8のシースの際より、
両端にパイプ挿入取り付け口を有する補助パイプ接続用
のパイプ用コネクタが取り付けられる程度まで口出しし
ておく必要がある。また、補助パイプ接続用のパイプ用
コネクタが一旦取り付けられたパイプの口は、パイプ用
コネクタを外すと傷が残るため、パイプケーブルコネク
タに内蔵するパイプ用コネクタを結合するにはパイプを
切り詰める必要がある。
【0016】その結果、パイプケーブル3,8の端末防
水処理に防水キャップ71,72を用いる場合、工区延
長側と反対側の工区端においては、パイプを試験の度ご
とに切り詰めることになるという問題がある。
【0017】上述した説明では、パイプケーブルコネク
タ4,5,9,10の具体的な構造について説明をしな
かった。本発明の実施の形態の説明をする前に、パイプ
ケーブルコネクタの一例について説明しておく。
【0018】図11は、パイプケーブルコネクタの一例
を説明するためのもので、接続部保護部材の一部を破断
した側面図である。図9に示したパイプケーブルコネク
タ5,9について例示するが、パイプケーブルコネクタ
4,10はそれぞれパイプケーブルコネクタ9,5と同
一のものである。図中、図9と同様な部分には同じ符号
を付して説明を省略する。31,41は接続部保護部
材、32,36はパイプ用コネクタ、33,37はパイ
プコネクタ取付部材、34は防水混和物、39は嵌合ナ
ットである。このパイプケーブルコネクタは、特開平8
−201667号公報などで知られたものである。
【0019】パイプケーブル3,8には、それぞれ例え
ば7本の光ファイバ送通用のパイプ1,2‥‥、6,7
‥‥が収容され、パイプケーブルコネクタ5,9は、こ
れら7本のパイプ1,2‥‥、6,7‥‥を同時に接続
することができる。パイプは、中心の1本の周囲に点対
称に6本のパイプが配置されたものである。パイプ1,
2‥‥の端部には、個別にパイプ用コネクタ32が取り
付けられ、パイプ6,7‥‥の端部には、個別にパイプ
用コネクタ36が取り付けられる。パイプ用コネクタ3
2,36は、それぞれ、パイプコネクタ取付部材33,
37に取り付けられ、パイプコネクタ取付部材33,3
7が取り付けられ、外径が略円筒形状の接続部保護部材
31,41によって保護されている。
【0020】接続部保護部材31,41同士を嵌合する
ことにより、パイプコネクタ取付部材33,37同士、
および、全てのパイプ1,2‥‥とパイプ6,7‥‥と
が一括して接続され、パイプケーブルコネクタ5,9を
密接に結合する。より具体的には、パイプコネクタ取付
部材33から突き出したパイプ1,2‥‥の先端が、パ
イプ用コネクタ36の左端の開口に挿入接続されること
により、パイプ1,2‥‥とパイプ6,7‥‥とが実効
的に直線状のまま接続される。あるいは、パイプ用コネ
クタ32をプラグ型(オス型)のコネクタとしパイプ用
コネクタ36をコンセント型(メス型)のコネクタとし
て、パイプ用コネクタ32の突き出した円筒部分をパイ
プ用コネクタ36の開口に嵌合させてもよい。
【0021】さらに加えて、一方の接続部保護部材41
の外周面に設けられた嵌合ナット39を、他方の接続部
保護部材31の外周面に形成されたねじ部に螺合するこ
とにより、パイプケーブルコネクタ5,9同士を密接に
結合固定する。パイプケーブル3,8の端末にあらかじ
め工場で接続部保護部材31,41等を取り付けて内部
に防水混和物34を充填しておくことにより、現場にお
ける作業工程が接続部保護部材31,41の嵌合、およ
び嵌合ナット39による固定の2工程とすることができ
る。
【0022】嵌合ナット39により、パイプケーブルコ
ネクタ5,9同士が密接に結合固定されることによりパ
イプケーブルコネクタ5,9は内部の耐水性,気密性が
保たれ防水機能を有するが、直埋する場合には、例え
ば、熱収縮性チューブ等で両コネクタの全体を覆うよう
にして、保護および防水機能を高めてもよい。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、パイプケーブル布設管路の
一方の端末を解放するだけで、既設のパイプケーブルの
健全性を確認する試験を実施することができるパイプケ
ーブル端末処理方法、パイプケーブルの布設管路の保管
方法、パイプケーブルの布設管路、端末コネクタを提供
することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、パイプケーブルの端末処理方法に
おいて、複数のパイプを収納したパイプケーブルの少な
くとも一方の端末部分に端末ハウジングを結合し、前記
端末ハウジング内で前記パイプの少なくとも1対をルー
プ結合させることを特徴とするものである。
【0025】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のパイプケーブル端末処理方法において、前記
端末部分は、前記パイプが個別に接続された複数の第1
のパイプ用コネクタを有するパイプケーブルコネクタを
有し、前記端末ハウジングは、複数の第2のパイプ用コ
ネクタおよび両端が前記第2のパイプ用コネクタに接続
された少なくとも1つの折り返し管路を有し、前記パイ
プケーブルコネクタと前記端末ハウジングを結合させる
ことにより前記第1,第2のパイプ用コネクタを結合さ
せることを特徴とするものである。
【0026】請求項3に記載の発明においては、パイプ
ケーブルの布設管路の保管方法において、複数のパイプ
を収納したパイプケーブルの1本または接続された複数
本をパイプケーブルの布設管路として布設し、前記パイ
プケーブルの布設管路の少なくとも一方の端末部分に請
求項1または2に記載のパイプケーブル端末処理方法を
施して前記パイプケーブルの布設管路を一時保管するこ
とを特徴とするものである。
【0027】請求項4に記載の発明においては、パイプ
ケーブルの布設管路において、複数のパイプを収納した
パイプケーブルの1本または複数本が接続されたパイプ
ケーブルの布設管路において、少なくとも一方の端末部
分に端末ハウジングが結合され、前記端末ハウジング内
で前記複数本のパイプの少なくとも1対がループ結合さ
れていることを特徴とするものである。
【0028】請求項5に記載の発明においては、請求項
4に記載のパイプケーブルの布設管路において、前記端
末部分は、前記パイプが個別に接続された複数の第1の
パイプ用コネクタを有するパイプケーブルコネクタを有
し、前記端末ハウジングは、複数の第2のパイプ用コネ
クタおよび両端が前記第2のパイプ用コネクタに接続さ
れた少なくとも1つの折り返し管路を有し、前記パイプ
ケーブルコネクタと前記端末ハウジングが結合すること
により前記第1,第2のパイプ用コネクタが結合するこ
とを特徴とするものである。
【0029】請求項6に記載の発明においては、請求項
4または5に記載のパイプケーブルの布設管路におい
て、前記パイプは、光ファイバ送通用パイプであること
を特徴とするものである。
【0030】請求項7に記載の発明においては、複数の
パイプを収納したパイプケーブルの一端に取り付けられ
第1の接続部保護部材および前記第1の接続部保護部材
に内蔵された第1のパイプ用コネクタを有するパイプケ
ーブルコネクタに結合される端末コネクタにおいて、第
2の接続部保護部材および前記第2の接続部保護部材に
内蔵された第2のパイプ用コネクタおよび両端が前記第
2のパイプ用コネクタに接続された少なくとも1つの折
り返し管路を有し、前記第2の接続部保護部材が前記第
1の接続部保護部材に嵌合されることにより前記第2の
パイプ用コネクタが前記第1のパイプ用コネクタに結合
されることを特徴とするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のパイプケーブル
の布設管路の実施の一形態の説明図である。図中、図9
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。1
1,12はU字型管路、13,14は端末コネクタであ
る。
【0032】図1に示すように、この実施の形態は、光
ファイバ圧送用の複数本のパイプ1,2を内部に収納し
たパイプケーブル3と、複数本のパイプ6,7を内部に
収納したパイプケーブル8とが、パイプケーブルコネク
タ5,9により縦続接続されたパイプケーブルの布設管
路である。縦続接続されたパイプケーブル3,8の端末
部分には、パイプケーブルコネクタ4,10を有する。
このパイプケーブルコネクタ4,10に、パイプの端末
をループ結合させるU字型管路11,12を備えた端末
コネクタ13,14を結合して端末部分を処理したもの
である。
【0033】パイプケーブルの布設管路は、上述した状
態で地中に直埋するか、架空に懸架するなどして保管す
る。パイプケーブルの布設管路を接続延長する際には、
図6ないし図8を参照して後述するように、U字型管路
11,12のいずれか一方を用いて掘削した延長側から
パイプケーブルの布設管路の試験を行なうことができ、
延長側とは反対側の掘削が不要となる。あらかじめパイ
プケーブルの布設管路の端部を地上に立ち上げておく必
要がないため、余計な付帯設備が不用である。
【0034】上述した説明では、パイプケーブルの布設
管路の両端末に端末コネクタ13,14を結合したが、
接続延長される側が片側であってあらかじめわかってい
る場合などには、接続延長側とは反対側の端末について
は端末コネクタ14を、接続延長側の端末には従来の図
9の防水キャップ81を取り付けてもよい。
【0035】また、上述した説明では、パイプケーブル
同士の接続をパイプケーブルコネクタを用いて行なうこ
とを前提にして説明したが、必ずしも、パイプケーブル
コネクタを用いる必要はなく、従来のパイプケーブル接
続用のクロージャを用いて接続を行なうこともできる。
この場合、端末コネクタに代えて、同様なクロージャを
端末ハウジングとしてこの中でU字型管路をパイプに接
続してもよい。
【0036】図2は、本発明のパイプケーブル端末処理
方法の第1の実施の形態の説明図である。図中、図9,
図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。21〜24はパイプ用コネクタである。パイプケー
ブル8にパイプ6,7が収納され、パイプケーブル8の
端末部分のシースは、パイプケーブルコネクタ10に差
し込まれている。パイプケーブルコネクタ10は、パイ
プ用コネクタ21,22を有し、これらにパイプ6,7
の端末が個別に接続されている。
【0037】一方、端末コネクタ14は、パイプ用コネ
クタ23,24を有し、パイプ用コネクタ23,24に
は、折り返し管路であるU字型管路12の両端末が個別
に接続されている。パイプケーブルコネクタ10と端末
コネクタ14を結合させると、パイプ用コネクタ21,
22にパイプ用コネクタ23,24を一括して結合させ
ることができ、パイプケーブル8に収納された1対のパ
イプ6,7が、U字型管路12によりループ結合される
ことになる。
【0038】端末コネクタ14は、パイプケーブルコネ
クタ10の外径にほぼ等しい外径を持ち、パイプケーブ
ルコネクタ10と密接して結合されることにより、端末
でのパイプのループ機能に加えて端末の防水機能を備え
ている。ケーブルを、屋外、例えば、地面の下あるいは
架空などに保管しておく場合、パイプケーブル8の端部
から水や異物等がパイプケーブル8内に流入することを
防ぐことができる。
【0039】図示を省略したが、パイプケーブル3側の
パイプケーブルコネクタ4と端末コネクタ13とにおけ
る端末処理状態についても同様であり説明を省略する。
パイプケーブルコネク5,9の結合部分も防水機能を備
えている。
【0040】U字型管路12は、例えば、パイプ6,7
と同様な可撓性のプラスチックパイプで構成することが
できる。また、U字型管路12およびパイプ用コネクタ
23,24に代えて、パイプ用コネクタ21,22の開
口穴に直接に接続できるようなパイプ用コネクタ21,
22と同様な金属製のU字型管路を用いてもよい。
【0041】図3は、図1,図2に示した端末コネクタ
の具体例を説明するためのもので、接続部保護部材の一
部を破断した側面図である。図中、図9,図11,図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。3
5は接続部保護部材、38はU字型管路である。この端
末コネクタ14の具体例は、図11に示した従来のパイ
プケーブルコネクタ10と組み合わせて用いるもので、
図1,図2に示した端末コネクタ14の具体例である。
【0042】端末コネクタ14においては、図11に示
したパイプケーブルコネクタ9と同様にパイプ用コネク
タ36がパイプコネクタ取付部材37に取り付けられ接
続部保護部材35に内蔵されて保護されている。接続部
保護部材35は、パイプコネクタ取付部材37が取り付
けられる開口部を除いては密閉され、内部に密閉空間を
形成し、必要に応じて防水混和物が充填される。
【0043】接続部保護部材31に接続部保護部材35
を嵌合させて、パイプケーブルコネクタ10および端末
コネクタ14を密接に結合する。さらに、接続部保護部
材35の外周面に設けられた嵌合ナット39を接続部保
護部材31の外周面に形成されたねじ部に螺合して、パ
イプケーブルコネクタ10および端末コネクタ14を密
接に結合固定する。その結果、パイプケーブルコネクタ
10および端末コネクタ14は内部の耐水性,気密性が
保たれ防水機能を有する。さらに加えて、熱収縮性チュ
ーブ等で両コネクタの全体を覆うようにして、保護およ
び防水機能を高めてもよい。
【0044】U字型管路38の両端は、2個のパイプ用
コネクタ36に接続される。パイプケーブル8に7本の
光ファイバ送通用のパイプ1,2‥‥が収納されている
場合、パイプ用コネクタ36も7個用いており、3本の
U字型管路38を用いれば、3対のパイプ用コネクタ3
6が接続される。残りの1個のパイプ用コネクタ36に
ついては、そのままにしておくか、3個のパイプ用コネ
クタ36を相互に接続するような管路を用いて接続する
こともできる。U字型管路38は、例えば、パイプ6,
7と同様な可撓性のあるプラスチックパイプで構成する
ことができる。
【0045】パイプコネクタ取付部材33,37同士を
接続することにより、パイプ6,7‥‥中の例えば3対
がU字型管路38により相互に接続される。上述した残
りの1個のパイプ用コネクタ36についても、他のパイ
プ用コネクタ36に接続するようにすれば、パイプ6,
7‥‥の全てのパイプが相互に接続される。
【0046】なお、端末コネクタ14として専用のもの
を製作する代わりに、図11を参照して説明したパイプ
ケーブルコネクタ9のパイプケーブル8の導入口に閉塞
栓をして、U字型管路38でパイプ用コネクタ36を相
互に接続するようにしてもよい。
【0047】図4は、図1,図2に示した端末コネクタ
の他の具体例を説明するためのもので、接続部保護部材
の一部を破断した側面図である。図中、図9,図11,
図1,図3と同様な部分には同じ符号を付して説明を省
略する。41は接続部保護部材である。この端末コネク
タ13の具体例は、図11に示した従来のパイプケーブ
ルコネクタ4と組み合わせて用いるものである。
【0048】端末コネクタ13においては、図11に示
したパイプケーブルコネクタ5と同様にパイプ用コネク
タ32がパイプコネクタ取付部材33に取り付けられ接
続部保護部材42によって保護されている。接続部保護
部材41に設けられた嵌合ナット39を、他方の接続部
保護部材42の外周面に形成されたねじ部に螺合して両
コネクタを密接に結合固定する。パイプコネクタ取付部
材33と接続部保護部材42は内部に密閉空間を形成
し、必要に応じて防水混和物が充填される。
【0049】U字型管路38の両端は、2個のパイプ用
コネクタ32に接続される。図3を参照しして説明した
端末コネクタ14側と同様に、3本のU字型管路38を
用いれば3対のパイプ用コネクタ36が接続され、パイ
プコネクタ取付部材33,37同士を接続することによ
り、パイプ1,2‥‥中の例えば3対がU字型管路38
により相互に接続されループ結合される。残りの1個の
パイプ用コネクタ36についても、他のパイプ用コネク
タ36に接続するようにすればパイプ1,2‥‥の全て
のパイプが相互に接続される。
【0050】図3,図4を参照して説明した具体例で
は、接続部保護部材同士を接続することにより、パイプ
コネクタ取付部材33,37同士およびパイプ用コネク
タ32,36同士を一括して接続したが、図3のパイプ
コネクタ取付部材37、図4のパイプコネクタ取付部材
33を省略するなどして、パイプ用コネクタ32,36
同士を一旦結合した上で、改めて接続部保護部材同士を
接続するような構造にすることも可能である。
【0051】図5は、本発明のパイプケーブル端末処理
方法の第2の実施の形態の説明図である。図中、図9,
図1,図2と同様な部分には同じ符号を付して説明を省
略する。51はクロージャ、52はシーリングテープ、
53はU字型管路である。この実施の形態は、図2を参
照して説明したパイプケーブル端末処理方法の第1の実
施の形態と比べて、端末コネクタ14を用いる代わり
に、パイプケーブル8の端末部分のシースをクロージャ
51に差し込んで結合し、結合部にシーリングテープ5
2を巻き付けて、端末ハウジングとしてのクロージャ5
1内にパイプケーブルコネクタ10の全体を収納するこ
とにより、パイプケーブル8の端末部分に防水処理を施
したものである。
【0052】クロージャ51内において、パイプ用コネ
クタ21,22の開口部分へこの口径にあったU字型管
路53を直接に差し込むことによって、パイプケーブル
8に収納された1対のパイプ6,7がループ結合され
る。クロージャ51は、例えば、外形状が半円筒状の2
個の半割スリーブと端面板を有するものであって、スリ
ーブを半分に分割することができ、パイプケーブル同士
の接続作業終了後に再度半割スリーブを締結して耐水
性,気密性をもたせるものである。
【0053】例えば、鈴木叙之ほか5名、「エアブロー
ンファイバシステムの開発」、住友電気、136、(1
990−3)、p.124−131に記載されているよ
うなパイプケーブル同士の接続用のクロージャを用いる
ことができる。パイプケーブル8が挿通されない端面板
の穴には閉塞栓をしておけばよい。
【0054】このパイプケーブル端末処理方法では、パ
イプケーブル8の端末部分にパイプケーブルコネクタ6
が取り付られていない場合にも同様にしてパイプ6,7
の先端にパイプ用コネクタ21,22を介してU字型管
路53に接続することができる。
【0055】また、パイプ用コネクタ21,22として
は、パイプケーブル8の布設時に取り付けたものを用い
ても、あるいは、U字型管路53の接続用に新たに取り
付けたものでもよい。U字型管路53は、例えば、パイ
プ6,7と同様な可撓性のあるプラスチックパイプで構
成することができるし、パイプ用コネクタ21,22と
同様な金属製のU字型管路を用いてもよい。図示を省略
したが、パイプケーブル3側の端末コネクタ13につい
ても同様であり説明を省略する。
【0056】図6は、本発明のパイプケーブルの布設管
路を用いた直埋方式のパイプケーブル布設工事の一例の
説明図である。図6(A)は地中保管の状態、図6
(B)は既設パイプケーブル内のパイプの試験状態、図
6(C)は接続延長状態の説明図である。図中、図9,
図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。61aは工区延長側とは反対側の地面、64,65
はパイプケーブルコネクタ、66はパイプケーブルであ
る。
【0057】図6(A)に示すように、直埋方式のパイ
プケーブル布設工事において、工区工事終了後、端末の
ループ機能および防水機能を備えた端末コネクタ13,
14により端末に処理を施して、図1に示したパイプケ
ーブルの布設管路を布設し、地面61に埋め戻して一時
的に地中に保管する。
【0058】図6(B)に示すように、工区延長工事に
伴い、工区延長側の片端から既設のパイプケーブル3,
8の区間のパイプの試験を行なう。図示左側の工区延長
側の地面61を掘削し、パイプケーブルコネクタ4と端
末コネクタ13を露出させる。端末コネクタ13とパイ
プケーブルコネクタ4内のパイプ用コネクタを取り外
し、パイプ1,2を口出しして、パイプ同士を接続する
ための別のパイプ用コネクタを介して補助パイプ62,
63を接続する。
【0059】あるいは、パイプケーブルコネクタ4を取
り外さずに、内蔵されたパイプ用コネクタに補助パイプ
62,63を差し込んで直接接続したり、または、パイ
プケーブルコネクタ4を取り外さずに、図11に示した
パイプケーブルコネクタ5と同様なパイプケーブルコネ
クタを用いて補助パイプ62,63を接続してもよい。
【0060】気密性試験については、補助パイプ62、
パイプ1、パイプ6、U字型管路12、パイプ7、パイ
プ2、補助パイプ63からなる一連のパイプ内に圧力を
かけて圧力をモニタし、パイプの潰れの有無の確認試験
については、一連のパイプの内径に近い外径をもつ硬球
を補助パイプ62,63の一方の端より圧送し、硬球の
通過の可否をみる。
【0061】図6(C)に示されるように、既設のパイ
プケーブルの布設管路の健全性を確認後、工区延長側に
ついて、パイプケーブルコネクタ64,65を有するパ
イプケーブル66の右端のパイプケーブルコネクタ65
にパイプケーブルコネクタ4を結合して、パイプケーブ
ルおよびこの中に収納されたパイプの結合を行なう。延
長側について、パイプケーブルコネクタを用いてパイプ
ケーブルを順次接続してゆく。
【0062】この順次接続の途中において、延長側の端
のパイプケーブルコネクタにおいて、同様に補助パイプ
62,63を用いて試験をすれば、新たに布設されたパ
イプケーブル66等を含むパイプケーブルの布設管路の
試験を行なうこともできる。
【0063】上述したように、工区延長側とは反対側の
地面61aを掘削することなく試験を実施することがで
きる。上述した説明では、パイプケーブルの布設管路を
土中直埋の形態で布設したが、地中管路、洞道などに布
設してもよい。また、架空に布設することもできる。
【0064】図7,図8は、本発明のパイプケーブルの
布設管路を用いた架設方式のパイプケーブル布設工事の
一例の説明図である。図7(A)は架設保管の状態、図
7(B)は既設パイプケーブル内のパイプの試験状態、
図8は接続延長状態の説明図である。図中、図9,図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。7
1は電柱である。
【0065】図7(A)に示すように、複数の電柱71
間にパイプケーブル8‥‥を架設する場合、ある一定の
期間工事を中断するために、その間パイプケーブル8を
架空に保管する。工区工事終了後、端末のループ機能、
防水機能を備えた端末コネクタ13,14により端末の
処理を行なう。
【0066】図7(B)に示すように、その後パイプケ
ーブル8の接続延長工事を行なうにあたり、既設のパイ
プケーブル8の健全性を確認するために、工区延長側の
片端からパイプケーブル8内のパイプ6,7の試験を行
なう。端末コネクタ13を取り外し、パイプケーブルコ
ネクタ9内のパイプ用コネクタに補助パイプ62,63
を接続するか、または、パイプ6,7を口出しして別の
コネクタを介して補助パイプ62,63を接続する。
【0067】気密性試験については、補助パイプ62、
パイプ6、U字型管路12、パイプ7、補助パイプ63
からなる一連のパイプ内に圧力をかけて圧力をモニタ
し、パイプの潰れの有無の確認試験については、一連の
パイプの内径に近い外径をもつ硬球を補助パイプ62,
63の一方より圧送し、硬球の通過の可否をみる。
【0068】図8に示すように、既設のパイプケーブル
8の布設管路の健全性を確認後、工区延長側について、
パイプケーブル3の右端のパイプケーブルコネクタ5に
パイプケーブルコネクタ9を結合して、パイプケーブル
およびこの中に収納されたパイプの結合を行ない、パイ
プケーブルコネクタを用いてパイプケーブルを順次接続
してゆく。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、複数のパイプを収納したパイ
プケーブルの少なくとも一方の端末部分に端末ハウジン
グを結合し、この端末ハウジング内でパイプの少なくと
も1対をループ結合させることから、ループ結合された
少なくとも1対のパイプについて、パイプケーブルの片
側のみからパイプの気密性試験やパイプの潰れの有無の
確認試験などを行なうことができ、パイプの反対側の端
末部分には手を付ける必要がないため、パイプケーブル
の試験を容易に行なうことができるという効果がある。
【0070】請求項2に記載の発明によれば、端末部分
は、パイプが個別に接続された複数の第1のパイプ用コ
ネクタを有するパイプケーブルコネクタを有し、端末ハ
ウジングは、複数の第2のパイプ用コネクタおよび両端
が第2のパイプ用コネクタに接続された少なくとも1つ
の折り返し管路を有し、パイプケーブルコネクタと端末
ハウジングを結合させることにより第1,第2のパイプ
用コネクタを結合させる。
【0071】したがって、端末部分がコネクタ化された
パイプケーブルのパイプケーブルコネクタをそのまま用
いて端末ハウジングを結合させることができるため、端
末処理が簡便であるという効果がある。また、パイプケ
ーブルコネクタと端末ハウジングに防水機能を備えるよ
うにすれば、パイプケーブルの端末部分の防水機能を持
たせることも容易になる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、複数のパ
イプを収納したパイプケーブルの1本または接続された
複数本をパイプケーブルの布設管路として布設し、この
パイプケーブルの布設管路の少なくとも一方の端末部分
に請求項1または2に記載のパイプケーブル端末処理方
法を施してパイプケーブルの布設管路を一時保管するこ
とから、接続延長工事を行なう際などに、パイプケーブ
ルの布設管路に収納され、ループ結合された少なくとも
1対のパイプについて、パイプの片側のみからパイプの
気密性試験やパイプの潰れの有無の確認試験などを行な
うことができ、パイプの反対側の端末部分には手を付け
る必要がないため、パイプケーブルの試験を容易に行な
うことができるという効果がある。
【0073】例えば、地中に直埋布設された状態でも、
接続延長される側とは反対側の端末部分に端末ハウジン
グを結合させておくことにより、延長側を掘削した際に
掘削した側からケーブルの試験を行うことができ、ケー
ブル試験のための余分な掘削が不要となる。さらに両端
を試験のために地上に立ち上げておく必要がないため、
端末部ごと地中に直埋しておけるため、ケーブルを立ち
上げておくための余計な布設設備が不用となり経済的で
ある。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、少なくと
も一方の端末部分に端末ハウジングが結合され、端末ハ
ウジング内で複数本のパイプの少なくとも1対がループ
結合されていることから、請求項1に記載の発明と同様
の効果がある。
【0075】請求項5に記載の発明によれば、端末部分
は、パイプが個別に接続された複数の第1のパイプ用コ
ネクタを有するパイプケーブルコネクタを有し、端末ハ
ウジングは、複数の第2のパイプ用コネクタおよび両端
が第2のパイプ用コネクタに接続された少なくとも1つ
の折り返し管路を有し、パイプケーブルコネクタと端末
ハウジングが結合することにより第1,第2のパイプ用
コネクタが結合することから、請求項2に記載の発明と
同様の効果がある。
【0076】請求項6に記載の発明によれば、パイプ
は、光ファイバ送通用パイプであることから、光ファイ
バ送通用パイプに空気圧送用光ファイバケーブルを送通
させることにより長尺の光ファイバケーブルを圧縮空気
の送り込みにより一連長で布設することができるという
効果がある。
【0077】請求項7に記載の発明によれば、パイプケ
ーブルの一端に取り付けられ第1の接続部保護部材およ
び前記第1の接続部保護部材に内蔵された第1のパイプ
用コネクタを有するパイプケーブルコネクタに結合され
る端末コネクタにおいて、第2の接続部保護部材および
第2の接続部保護部材に内蔵された第2のパイプ用コネ
クタおよび両端が第2のパイプ用コネクタに接続された
少なくとも1つの折り返し管路を有し、第2の接続部保
護部材が第1の接続部保護部材に嵌合されることにより
第2のパイプ用コネクタが第1のパイプ用コネクタに結
合される。
【0078】したがって、折り返し管路でループ結合さ
れた少なくとも1対のパイプについて、端末コネクタが
結合された端末部分とは反対側のパイプケーブルから、
パイプの気密性試験やパイプの潰れの有無の確認試験な
どを行なうことができ、端末コネクタはそのまま結合し
ておいてよいため、パイプケーブルの試験を容易に行な
うことができるという効果がある。端末部分がコネクタ
化されたパイプケーブルにそのまま結合させることがで
きるため、端末処理が簡便であるという効果がある。
【0079】また、第2の接続部保護部材が第1の接続
部保護部材に嵌合されることによりパイプケーブルコネ
クタと端末ハウジングを密着して結合させることがで
き、パイプケーブルの端末部分に防水機能を持たせるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイプケーブルの布設管路の実施の一
形態の説明図である。
【図2】本発明のパイプケーブル端末処理方法の第1の
実施の形態の説明図である。
【図3】図1,図2に示した端末コネクタの具体例を説
明するためのもので、接続部保護部材の一部を破断した
側面図である。
【図4】図1,図2に示した端末コネクタの他の具体例
を説明するためのもので、接続部保護部材の一部を破断
した側面図である。
【図5】本発明のパイプケーブル端末処理方法の第2の
実施の形態の説明図である。
【図6】本発明のパイプケーブルの布設管路を用いた直
埋方式のパイプケーブル布設工事の一例の説明図であ
る。
【図7】図8は、本発明のパイプケーブルの布設管路を
用いた架設方式のパイプケーブル布設工事の一例の説明
図である。
【図8】本発明のパイプケーブルの布設管路を用いた架
設方式のパイプケーブル布設工事の一例の説明図であ
る。
【図9】従来の直埋方式のパイプケーブル布設工事の一
例の説明図である。
【図10】従来の直埋方式のパイプケーブル布設工事の
他の一例の説明図である。
【図11】パイプケーブルコネクタの一例を説明するた
めのもので、接続部保護部材の一部を破断した側面図で
ある。
【符号の説明】
1,2,6,7…パイプ、3,8,66…パイプケーブ
ル、4,5,9,10,64,65…パイプケーブルコ
ネクタ、11,12,38,53…U字型管路、13,
14…端末コネクタ、21〜24,32,36…パイプ
用コネクタ、31,41…接続部保護部材、33,37
…パイプコネクタ取付部材、34…防水混和物、35,
41…接続部保護部材、39…嵌合ナット、51…クロ
ージャ、52…シーリングテープ、61…地面、61a
…工区延長側と…反対側の地面、62,63,83,8
4…補助パイプ、71…電柱、81,82…防水キャッ
プ、91,92…付帯設備。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパイプを収納したパイプケーブル
    の少なくとも一方の端末部分に端末ハウジングを結合
    し、前記端末ハウジング内で前記パイプの少なくとも1
    対をループ結合させることを特徴とするパイプケーブル
    の端末処理方法。
  2. 【請求項2】 前記端末部分は、前記パイプが個別に接
    続された複数の第1のパイプ用コネクタを有するパイプ
    ケーブルコネクタを有し、前記端末ハウジングは、複数
    の第2のパイプ用コネクタおよび両端が前記第2のパイ
    プ用コネクタに接続された少なくとも1つの折り返し管
    路を有し、前記パイプケーブルコネクタと前記端末ハウ
    ジングを結合させることにより前記第1,第2のパイプ
    用コネクタを結合させることを特徴とする請求項1に記
    載のパイプケーブル端末処理方法。
  3. 【請求項3】 複数のパイプを収納したパイプケーブル
    の1本または接続された複数本をパイプケーブルの布設
    管路として布設し、前記パイプケーブルの布設管路の少
    なくとも一方の端末部分に請求項1または2に記載のパ
    イプケーブル端末処理方法を施して前記パイプケーブル
    の布設管路を一時保管することを特徴とするパイプケー
    ブルの布設管路の保管方法。
  4. 【請求項4】 複数のパイプを収納したパイプケーブル
    の1本または複数本が接続されたパイプケーブルの布設
    管路において、少なくとも一方の端末部分に端末ハウジ
    ングが結合され、前記端末ハウジング内で前記複数本の
    パイプの少なくとも1対がループ結合されていることを
    特徴とするパイプケーブルの布設管路。
  5. 【請求項5】 前記端末部分は、前記パイプが個別に接
    続された複数の第1のパイプ用コネクタを有するパイプ
    ケーブルコネクタを有し、前記端末ハウジングは、複数
    の第2のパイプ用コネクタおよび両端が前記第2のパイ
    プ用コネクタに接続された少なくとも1つの折り返し管
    路を有し、前記パイプケーブルコネクタと前記端末ハウ
    ジングが結合することにより前記第1,第2のパイプ用
    コネクタが結合することを特徴とする請求項4に記載の
    パイプケーブルの布設管路。
  6. 【請求項6】 前記パイプは、光ファイバ送通用パイプ
    であることを特徴とする請求項4または5に記載のパイ
    プケーブルの布設管路。
  7. 【請求項7】 複数のパイプを収納したパイプケーブル
    の一端に取り付けられ第1の接続部保護部材および前記
    第1の接続部保護部材に内蔵された第1のパイプ用コネ
    クタを有するパイプケーブルコネクタに結合される端末
    コネクタにおいて、第2の接続部保護部材および前記第
    2の接続部保護部材に内蔵された第2のパイプ用コネク
    タおよび両端が前記第2のパイプ用コネクタに接続され
    た少なくとも1つの折り返し管路を有し、前記第2の接
    続部保護部材が前記第1の接続部保護部材に嵌合される
    ことにより前記第2のパイプ用コネクタが前記第1のパ
    イプ用コネクタに結合されることを特徴とする端末コネ
    クタ。
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