JPH10142039A - 定重量計量方法及び定重量計量装置 - Google Patents

定重量計量方法及び定重量計量装置

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JPH10142039A
JPH10142039A JP31272996A JP31272996A JPH10142039A JP H10142039 A JPH10142039 A JP H10142039A JP 31272996 A JP31272996 A JP 31272996A JP 31272996 A JP31272996 A JP 31272996A JP H10142039 A JPH10142039 A JP H10142039A
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Katsuzo Kawanishi
勝三 川西
Yoshitaka Mikata
義孝 見方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量速度を比較的速くすると共に、組合せが
できないことが原因して計量が停止する可能性を低減す
ること。 【解決手段】 物品の重量ランクを判定する段階(S1
02)と、各重量ランクごとにホッパが定めてありラン
ク判定済み物品を対応するホッパにより保持する段階
(S106)と、合計重量が許容重量範囲内となる重量
ランクの予め定めた規定の組合せを排出する段階(S1
10)と、ランク判定済み物品を供給すべきホッパが物
品を保持していることによりその物品を対応するホッパ
に供給できないときに(S104でYES)、当該ラン
ク判定済み物品を対応するホッパ以外のホッパに供給す
る段階(S116)と、ランク判定済み物品との合計重
量が許容重量範囲内となる重量の物品をホッパに保持さ
れている物品のうちから選択して当該ランク判定済み物
品と当該選択した物品を排出する段階(S110)と、
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にネギ、ニラ
等の野菜、果物、水産物、畜産物等を一定重量ずつ計量
する定重量計量方法及び定重量計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばネギを100gずつ1パッ
クに包装する場合、まず、作業者がネギを手で台秤に載
せて、台秤の表示が予め定めた許容重量範囲内となるよ
うに台秤上のネギの量を手で加減して約100gのネギ
を計量する。そして、この計量済みのネギを手作業によ
り、又は包装機により1パックずつ包装し、これによっ
て1パック100gのネギの包装ができあがる。
【0003】しかし、上記手作業で計量する方法では、
能率が悪いので、ネギを計量し初めてから包装するまで
に相当の時間を要し、この計量作業によってネギの鮮度
が低下するという問題がある。また、多くの作業者を必
要とすると共に、多大な人件費が掛かるという問題もあ
る。
【0004】この問題を解決するために、全自動式組合
せ秤を使用する方法がある。しかし、全自動式組合せ秤
を使用する場合、この組合せ秤への被計量物の供給や各
計量ホッパへの被計量物の供給を自動的に行う必要があ
り、このような自動供給は、被計量物の形状、性状、重
量等に応じて使用する供給装置等を変更しなければなら
ないことがある。このように、全自動式組合せ秤を使用
する場合は、1台の全自動式組合せ秤により計量できる
被計量物の種類が少なく、従って、多種類の被計量物を
計量するには、その被計量物の種類に応じて形式の異な
る複数種類の全自動式組合せ秤を用意する必要があり、
コストが嵩むという問題がある。
【0005】そこで、比較的多種類の被計量物を計量す
ることができ、しかも費用が比較的低廉な半自動式組合
せ秤を使用することができる。この半自動式組合せ秤
は、図10に示すように、傾斜させて設けた合計14台
の計量ホッパ1−1〜1−14を備えている。各計量ホ
ッパ1−1〜1−14は、ロードセル2−1〜2−14
により支持されており、下部には排出ゲート3−1〜3
−14が設けられている。この半自動式組合せ秤を使用
して1組が100gのネギ4を計量する場合は、まず、
作業者が各計量ホッパにネギ4を例えば約25gずつ投
入する。すると、各計量ホッパに投入されたネギの重量
が計量されて、この組合せ秤に設けられている中央演算
処理装置(図示せず)がこれら計量値を種々に組合わせ
て合計重量が目標重量の100g又は許容重量範囲内の
計量値の組合せを選択し、この選択された計量値と対応
するネギを各計量ホッパから排出させて集合コンベア5
上に落下させる。集合コンベア5は、この組合せに選択
された合計重量が約100gのネギ4を図10(a)の
矢印6の方向に搬送して取り出し位置7に送り込むこと
ができる。作業者は、この取り出し位置7に送り出され
たネギ4を束ねて包装機(図示せず)にかけることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
半自動式組合せ秤では、作業者は、ネギ4が排出されて
空になった計量ホッパを探してその空の計量ホッパにネ
ギをできるだけ素早く順次投入するのであるが、作業者
は組合せに選択されて空になった計量ホッパを予測する
ことができないので、この空になった計量ホッパを探す
ことが作業者にとって大きな負担となっており、計量速
度の低下の原因の一つとなっている。また、例えば4台
の計量ホッパ1−1〜1−4内のネギ4が組合せに選択
されて集合コンベア5上に排出されると、これらの4束
のネギ4は集合コンベア5の右端から左端までの略全域
に亘って分散し、これら全てのネギ4が排出位置7に到
達する時間はこの集合コンベア5の略全長の距離を移動
する時間を要し、搬送能率が悪く、この事も計量速度の
低下の原因の一つとなっている。更に、各計量ホッパか
ら排出されて排出位置7に搬送されてくるネギ4を作業
者が1つに束ねる必要があり、この束ねる時間によって
も計量時間を実質的に長びかせている。このように、こ
の半自動式組合せ秤により計量する方法でも、計量速度
が比較的遅く、しかも多くの手間が掛かるという問題が
ある。
【0007】本発明は、計量速度が比較的速く、作業者
の労力を軽減できると共に、組合せができないことが原
因して計量が停止する可能性を低減した定重量計量方法
及び定重量計量装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る定重量
計量方法は、複数の各重量範囲に対して夫々重量ランク
が定められており、これら複数の重量ランクのうち物品
の重量の属する重量ランクを判定する段階と、上記各重
量ランクごとに保持手段が定められておりランク判定済
みの夫々の物品を重量ランクごとに上記保持手段により
保持する段階と、合計重量が目標重量又はそれに近い重
量となる重量ランクの組合せが1又は2以上予め定めら
れており、これら予め定めた組を構成する重量ランクの
物品を1つの組として上記各保持手段から排出する段階
と、を有する定重量計量方法において、物品の判定され
た重量ランクと対応する上記保持手段が物品を保持して
いることにより当該ランク判定済み物品をその対応する
保持手段に供給できないときに、当該ランク判定済み物
品を当該対応する保持手段以外の上記保持手段に供給す
る段階と、当該ランク判定済み物品との合計重量が上記
目標重量又はそれに近い重量となる重量の物品を上記1
又は2以上の保持手段に保持されている物品のうちから
選択して当該ランク判定済み物品と当該選択した物品を
排出する段階と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0009】第2の発明に係る定重量計量装置は、物品
の重量を計量する計量手段と、複数の各重量範囲に対し
て夫々定められている複数の重量ランクのうち上記計量
済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判
定手段と、各重量ランクと対応して設けられ対応する重
量ランクの物品が供給される保持手段と、合計重量が目
標重量又はそれに近い重量となる重量ランクの組合せが
1又は2以上予め定められており、この重量ランクの組
合せを構成する物品を1つの組として上記保持手段から
排出する排出手段と、を有する定重量計量装置におい
て、物品の判定された重量ランクと対応する上記保持手
段が物品を保持していることにより当該ランク判定済み
物品をその対応する保持手段に供給できないときに、当
該ランク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の上
記保持手段に供給する供給手段を設け、上記排出手段
は、当該ランク判定済み物品との合計重量が上記目標重
量又はそれに近い重量となる重量の物品を上記1又は2
以上の保持手段に保持されている物品のうちから選択し
て当該ランク判定済み物品と当該選択した物品を排出す
ることを特徴とするものである。
【0010】第3の発明に係る定重量計量装置は、物品
の重量を計量する計量手段と、複数の各重量範囲に対し
て夫々定められている複数の重量ランクのうち上記計量
済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判
定手段と、各重量ランクと対応して設けられ対応する重
量ランクの物品が供給される保持手段と、合計重量が目
標重量又はそれに近い重量となる重量ランクの組合せが
1又は2以上予め定められており、この重量ランクの組
合せを構成する物品を1つの組として上記保持手段から
排出する排出手段と、を有する定重量計量装置におい
て、物品の判定された重量ランクと対応する上記保持手
段が物品を保持していることにより当該ランク判定済み
物品をその対応する保持手段に供給できないときに、当
該ランク判定済み物品を当該重量ランクと組を成す重量
ランクと対応して定めた上記保持手段に供給する供給手
段を設け、上記排出手段は、当該ランク判定済み物品が
供給された上記保持手段と対応して定めた重量ランクの
物品が計量されたときに、当該計量された物品と当該ラ
ンク判定済み物品を排出することを特徴とするものであ
る。
【0011】第4の発明に係る定重量計量装置は、物品
の重量を計量する計量手段と、複数の各重量範囲に対し
て夫々定められている複数の重量ランクのうち上記計量
済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判
定手段と、各重量ランクと対応して設けられ対応する重
量ランクの物品が供給される保持手段と、合計重量が目
標重量又はそれに近い重量となる重量ランクの組合せが
1又は2以上予め定められており、この重量ランクの組
合せを構成する物品を1つの組として上記保持手段から
排出する排出手段と、を有する定重量計量装置におい
て、組合せ排出手段を設け、合計重量が目標重量又はそ
れに近い重量となる重量ランクの上記予め定めた組合せ
が存在しないときに、上記組合せ排出手段が、合計重量
が上記目標重量又はそれに近い重量となる重量の物品を
上記各保持手段に保持されている物品のうちから選択し
て排出することを特徴とするものである。
【0012】第5の発明に係る定重量計量方法は、複数
の各重量範囲に対して夫々重量ランクが定められてお
り、これら複数の重量ランクのうち物品の重量の属する
重量ランクを判定する段階と、上記各重量ランクに対し
て保持手段が定められておりランク判定済みの夫々の物
品を対応する上記保持手段により保持する段階と、合計
重量が目標重量又はそれに近い重量となる重量ランクの
物品を保持する上記保持手段の組合せが1又は2以上予
め定められており、これら予め定めた組を構成する上記
保持手段に保持されている物品を1つの組として上記各
保持手段から排出する段階と、を有する定重量計量方法
において、合計重量が目標重量又はそれに近い重量とな
る上記重量ランクの組合せ又は上記重量ランクとは別に
定めた重量ランクに基づく組合せを予め定めておく段階
を有し、物品の判定された重量ランクと対応する上記保
持手段が物品を保持していることにより当該ランク判定
済み物品をその対応する保持手段に供給できないとき
に、当該ランク判定済み物品を当該対応する保持手段以
外の上記保持手段に供給する段階と、当該ランク判定済
み物品との組合せが上記予め定めた重量ランクの組合せ
のうちの1つの組合せとなる重量ランクの物品を上記1
又は2以上の保持手段に保持されている物品のうちから
選択して当該ランク判定済み物品と当該選択した物品を
排出する段階と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0013】第6の発明に係る定重量計量装置は、物品
の重量を計量する計量手段と、複数の各重量範囲に対し
て夫々定められている複数の重量ランクのうち上記計量
済み物品の重量の属する重量ランクを判定するランク判
定手段と、各重量ランクと対応して設けられ対応する重
量ランクの物品が供給される保持手段と、合計重量が目
標重量又はそれに近い重量となる重量ランクの物品を保
持する上記保持手段の組合せが1又は2以上予め定めら
れており、この予め定めた組を構成する上記保持手段に
保持されている物品を1つの組として上記保持手段から
排出する排出手段と、を有する定重量計量装置におい
て、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる上記
重量ランクの組合せ又は上記重量ランクとは別に定めた
重量ランクに基づく組合せが予め定められており、物品
の判定された重量ランクと対応する上記保持手段が物品
を保持していることにより当該ランク判定済み物品をそ
の対応する保持手段に供給できないときに、当該ランク
判定済み物品を当該対応する保持手段以外の上記保持手
段に供給する供給手段を設け、上記排出手段は、当該ラ
ンク判定済み物品との組合せが上記予め定めた重量ラン
クの組合せのうちの1つの組合せとなる重量ランクの物
品を上記1又は2以上の保持手段に保持されている物品
のうちから選択して当該ランク判定済み物品と当該選択
した物品を排出することを特徴とするものである。
【0014】本発明によると、物品の重量の属する重量
ランクを判定して各物品を各重量ランクごとに保持し、
そして予め定めた組を構成する重量ランクの物品を1つ
の組として排出する。この排出した1つの組を成す物品
の合計重量は、目標重量又はそれに近い重量である。
【0015】そして、物品の重量が計量されて重量ラン
クが判定されると、このランク判定済み物品をその重量
ランクと対応する保持手段に供給するのであるが、その
保持手段には、既に計量済み物品が供給されていること
等による原因によって当該ランク判定済み物品をその対
応する保持手段に供給できない場合がある。
【0016】そこで、第1及び第2の各発明によると、
当該ランク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の
保持手段に供給し、当該ランク判定済み物品との合計重
量が予め定めた目標重量又はそれに近い重量となる物品
を既に保持手段に保持されている1又は2以上の物品の
うちから選択して、当該ランク判定済み物品と当該選択
した物品を保持手段から排出し、これによって合計重量
が目標重量又はそれに近い重量となる物品を組として排
出することができる。
【0017】そして、第3の発明によると、当該ランク
判定済み物品を、当該重量ランクと組を成す重量ランク
に対応させて定めた空の保持手段に供給し、当該ランク
判定済み物品が供給された当該保持手段に対応させて定
めた重量ランクの物品が計量されたときに、当該計量さ
れた物品と当該ランク判定済み物品を排出し、これによ
って合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる物品
を組として排出することができる。
【0018】第4の発明によると、通常は、予め定めた
重量ランクの組合せを構成する物品を、その組合せが成
立した時に排出することにより定重量計量を行うが、そ
の予め定めた組合せが成立せず、組合せを構成する一方
の重量ランクに属する物品のみが保持手段に多く溜まっ
てきた場合に、それら各保持手段に保持されている物品
を排出することを目的として、これら保持手段に保持さ
れている物品の重量に基づいて組合せ演算を行うことと
し、合計重量が予め定めた目標重量又はそれに近い重量
となる物品の組合せを排出することができる。
【0019】第5及び第6の各発明によると、物品の重
量の属する重量ランクを判定して各物品を各重量ランク
と対応する保持手段により保持し、そして予め定めた組
を構成する保持手段に保持されている物品を1つの組と
して排出する。この排出した1つの組を成す物品の合計
重量は、目標重量又はそれに近い重量である。
【0020】そして、第1乃至第4の発明と同様に、ラ
ンク判定済み物品をその重量ランクと対応する保持手段
に供給するのであるが、その保持手段には、既に計量済
み物品が供給されていること等による原因によって当該
ランク判定済み物品をその対応する保持手段に供給でき
ない場合がある。
【0021】そこで、第5及び第6の各発明によると、
当該ランク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の
保持手段に供給し、当該ランク判定済み物品との組合せ
が予め定めた重量ランクの組合せのうちの1つの組合せ
となる重量ランクの物品を既に保持手段に保持されてい
る物品のうちから選択して、当該ランク判定済み物品と
当該選択した物品を保持手段から排出し、これによって
合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる物品を組
として排出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1実施形態の定重
量計量装置を説明する。この定重量計量装置は、本発明
の定重量計量方法を使用している。まず、この実施形態
に係る定重量計量装置により物品を定重量に計量する理
論について説明する。例えばネギを定重量の100g
(合計目標重量TW)を計量する場合において、作業者
が集積されたネギの中から目安でその半分の約50gを
2回取り上げて合計重量が約100gとなるように計量
する方法があるが、作業者が1回に取り上げたネギの計
量値の分布は、図5に示すように正規分布曲線に近い曲
線となる。この分布曲線の平均重量は、1回取り出し目
標重量Cの50gに近い重量となる。これは、作業者に
は秤に表示される計量値を読み取って、できるだけ目標
重量Cに近い重量のネギを取り上げようとする修正心が
働くからである。
【0023】ここで、この計量値のばらつきR(35〜
65g)をn=6個の重量ランク(重量ランク1〜6)
にランク分けする。重量ランク1〜6の夫々の重量範囲
の幅(ランク幅e)を5gとする。この重量ランク1〜
6において、中心重量Cを中心として重量の重い側と軽
量側の互いに対称関係にある2つの各重量ランク、即
ち、重量ランク1と6、重量ランク2と5、重量ランク
3と4に属する物品の計量値の和の範囲は、 となる。
【0024】即ち、いずれの重量ランクの組合せ(1)
〜(3)においてもその計量値の和は、100±5gの
範囲となる。一方、作業者が目標重量Cを50gとして
勘でネギを2回取り上げたときの重量は、 Min35g+Min35g=Min 70g Max65g+Max65g=Max130g となり、計量値の和は、100±30gの範囲となり、
上記取り出し方法は作業者の勘で取り出した場合のばら
つきの約6倍(30/5=6)の精度となる。
【0025】次に、上記の予め定めた重量ランク(1と
6)、(2と5)、(3と4)の各組合せを構成する物
品の合計重量のばらつきrを式で表すと、 r=2R/n ・・・・(1) と表すことができる。ただし、Rは、作業者の勘によっ
て1回に取り上げた物品の計量値のばらつきであり、n
は、重量ランクの数である。図5の例ではR=30g、
n=6であり、従って、r=10gでる。(1)式よ
り、ランク数nを多くすれば計量精度が向上するし、作
業者が1回に取り上げる物品の重量のばらつきRが小さ
くなってきたときに各重量ランクの重量範囲の幅を狭め
ることによっても計量精度が向上することを意味する。
【0026】また、上記例では、合計目標重量TW=1
00gに対して誤差が±5gとするアベレージシステム
として説明したが、計量値の下限を規制するいわゆるミ
ニマムシステムとして管理する場合は、1回取り出しの
目標重量CをTW/2(合計目標重量/2)よりプラス
側にe/2だけずらせばよい。即ち、 1回取り出しの目標重量C=TW/2+e/2 ・・・・(2) とすればよい。ただし、eは、ランク幅であり、図5の
例では である。従って、 1回取り出しの目標重量C=100/2+5/2=5
2.5g となる。
【0027】次に、上記計量理論を適用した第1実施形
態に係る定重量計量装置を各図を参照して説明する。こ
の実施形態の定重量計量装置は請求項1及び2に係る発
明と対応している。図7はこの定重量計量装置の構造を
示す概略縦断面図である。図に示す42はランク秤、4
3−2、43−3、43−4、43−6は保持ホッパ、
44−1〜44−3は集合ホッパ、45−1〜45−3
は補助集合ホッパである。ランク秤42は、被計量物で
あるネギ4を保持する計量ホッパ46と、この計量ホッ
パ46内のネギの重量を計量する計量部と、ランク判定
手段と、を具備している。計量ホッパ46は、作業者が
多量のネギ4が揃えて載置されている溜容器47から1
回取り出しの目標重量C=50gをねらって取り出した
ネギ4の束がその作業者によって投入されるホッパであ
る。
【0028】計量部は、計量ホッパ46に投入されたネ
ギ4の束の重量Wを計量することができるものである。
この計量部は、図8に示すように、ロードセル48及び
CPU(中央演算処理装置)49を備えており、ロード
セル48の出力信号をA/D変換器14を介してCPU
49に入力させ、このCPU49で演算処理して計量信
号を生成する。ランク判定手段は、計量ホッパ46に1
回で投入されたネギ4の束の重量(計量信号)が上述し
た重量ランク1〜6のうちいずれの重量ランクに属する
かを判定してその判定結果を出力すると共に、いずれの
重量ランクにも属していないと判定した場合はその旨を
示す信号を出力するものである。なお、この重量ランク
を判定するプログラムは、図8に示す記憶部50に記憶
されており、この判定プログラムに基づいてCPU49
が重量ランクの判定を行う。
【0029】保持ホッパ43−2、43−3、43−
4、43−6、集合ホッパ44−1〜44−3、及び補
助集合ホッパ45−1〜45−3は、図7に示すよう
に、互いに組み合わされて全体の輪郭形状が菱形に形成
されている。そして、この菱形は、合計9つの小さい菱
形に区画されており、この9つの小さい菱形は、外側の
輪郭を形成する大きい菱形の互いに対向する各辺を3等
分する各点のうち互いに向かい合う点どうしを結ぶ合計
4本の直線とその大きい菱形の4つの辺によって区画さ
れている。そして、上部にある1つの小さい菱形及びこ
の菱形の下部と隣接する2つの小さい菱形の3つの各区
画は、夫々が中央の仕切り板51によって左右に仕切ら
れて小三角形に区画されている。このようにして、この
大きな菱形は、6つの小三角形と6つの小菱形に区画さ
れている。そして、上部の1段目の2つの小三角形の各
区画は、左から重量ランク3、4に属するネギ4の束を
保持する為の保持ホッパ43−3、43−4が形成され
ており、その下側の2段目の4つの小三角形の各区画
は、左から重量ランク6、3、4、2に属するネギ4の
束を保持する為の保持ホッパ43−6、43−3、43
−4、43−2が形成されており、その下側の3段目の
3つの小菱形の各区画は、左から重量ランク1と6、3
と4、2と5に属する予め定めた組を成す両方の重量ラ
ンクのネギ4の束を集合させて保持する為の集合ホッパ
44−1、44−2、44−3が形成されている。そし
て、その下側の4段目の2つの小菱形の各区画は、左か
ら重量ランク(1と6又は3と4)、(3と4又は2と
5)に属する予め定めた組を成す重量ランクのネギ4の
束を集合させて保持する為の補助集合ホッパ45−1、
45−2が形成されており、最下部の5段目の1つの小
菱形の区画は、重量ランク(1と6)、(3と4)、又
は(2と5)に属する重量ランクの組合せのネギ4の束
を集合させて保持する為の補助集合ホッパ45−3が形
成されている。この補助集合ホッパ45−3から排出さ
れたネギ4の束は、包装機(図示せず)の受入れ部に直
接投入される。
【0030】また、図7に示すように、計量ホッパ46
により重量が計量されて重量ランクが判定されたネギ4
の束を、その重量ランクと対応する各保持ホッパ43、
集合ホッパ44、補助集合ホッパ45−1、45−2を
通して最終的に最下部の補助集合ホッパ45−3から排
出することができるように、計量ホッパ46の左側と右
側の各下方位置、及び各ホッパにゲート52−1〜52
−28を設けてある。そして、同図に示す53−1、5
3−2は排除ホッパである。この排除ホッパ53−1、
53−2は、いずれの重量ランクにも属していないラン
ク外重量の計量済みのネギ4、及び今回計量したネギ4
の束が投入されるべき重量ランクの保持ホッパに既に前
回計量済みのネギ4の束が投入されている場合(満杯で
ある場合)にその今回計量されたネギ4の束が供給され
る。この排除ホッパ53−1、53−2は、いずれか一
方を省略してもよい。
【0031】なお、重量ランク1〜6の各重量範囲は、
図5に示すように、35〜40g、40〜45g、45
〜50g、50〜55g、55〜60g、60〜65g
である。ただし、各重量ランクの境界重量は、軽量側の
重量ランクに含めている。従って、集合ホッパ及び補助
集合ホッパに夫々保持されているネギの重量は、100
±5gとなり、この重量精度で計量されたネギ4の束を
包装機に供給することができる。
【0032】また、計量ホッパ46から排出されたネギ
4の束がそのネギ4の束の重量ランク、例えば3又は4
と対応する保持ホッパ43−3又は43−4に投入され
ると、その保持ホッパの下方に設けられている同重量ラ
ンクの保持ホッパ43−3又は43−4に投入されるよ
うになっている。そして、この2種類の各保持ホッパ4
3−3、43−4にネギ4が投入されたときに、その下
方の集合ホッパ44−2に組を構成するこれら2種類の
重量ランク3と4のネギ4の束が投入されて、その下方
に設けられている補助集合ホッパ45−1又は45−2
を通過して最下部の補助集合ホッパ45−3に投入され
るようになっている。
【0033】そして、まず、計量ホッパ46から排出さ
れたネギ4の束の重量ランクが6であると、そのネギ4
は保持ホッパ43−6に投入され、次に、重量ランク1
のネギ4の束が計量されたときに、この重量ランク1と
6の2種類のネギ4の束がその保持ホッパ43−6の左
下方に設けられている集合ホッパ44−1に投入される
ようになっている。そして、集合ホッパ44−1に組を
構成する2種類の重量ランク1と6のネギ4の束が投入
されると、その下方に設けられている補助集合ホッパ4
5−1を通過して最下部の補助集合ホッパ45−3に投
入されるようになっている。ただし、まず、重量ランク
1のネギ4の束が計量された場合は、この重量ランク1
のネギ4の束を投入する保持ホッパを設けていないの
で、集合ホッパ44−1に投入して保持し、重量ランク
6のネギ4の束が計量されたときに、この重量ランク6
のネギ4の束を集合ホッパ44−1に投入して、これら
重量ランク1と6のネギ4の束が、補助集合ホッパ45
−1を通過して最下部の補助集合ホッパ45−3に投入
されるようになっている。
【0034】更に、まず、計量ホッパ46から排出され
たネギ4の束の重量ランクが2であると、そのネギ4は
保持ホッパ43−2に投入され、次に、重量ランク5の
ネギ4の束が計量されたときに、この重量ランク2と5
の2種類のネギ4の束がその保持ホッパ43−2の右下
方に設けられている集合ホッパ44−3に投入されるよ
うになっている。そして、集合ホッパ44−3に組を構
成する2種類の重量ランク1と6のネギ4の束が投入さ
れると、その下方に設けられている補助集合ホッパ45
−2を通過して最下部の補助集合ホッパ45−3に投入
されるようになっている。ただし、まず、重量ランク5
のネギ4の束が計量された場合は、この重量ランク5の
ネギ4の束を投入する保持ホッパを設けていないので、
集合ホッパ44−3に投入して保持し、重量ランク2の
ネギ4の束が計量されたときに、この重量ランク2のネ
ギ4の束を集合ホッパ44−3に投入して、これら重量
ランク2と5のネギ4の束が、補助集合ホッパ45−2
を通過して最下部の補助集合ホッパ45−3に投入され
るようになっている。
【0035】上記のようにして、最下部の補助集合ホッ
パ45−3に組を構成する2種類の重量ランクのネギ4
の束が投入されると、所定のタイミングで包装機にその
ネギ4の束を投入するようになっている。ただし、各保
持ホッパは、計量ホッパ46から1回計量分のネギ4の
束が投入されている場合にはその後の計量分のネギ4の
束が投入されないようになっており、同様に、集合ホッ
パ44及び補助集合ホッパ45も、1組の予め定められ
ている2種類の重量ランクのネギ4の束が投入されてい
る場合にはその後の計量分のネギ4の束が投入されない
ようになっている。つまり、作業者が、1回取り出しの
目標重量C=50gをねらって取り出したネギ4の束を
計量ホッパ46に投入すると、自動的に対応する2種類
の重量ランクのネギ4の束が組み合わされて包装機に投
入される。
【0036】次に、本発明の特徴をなす供給手段、及び
排出手段を説明する。この供給手段、及び排出手段は、
請求項2に記載の供給手段、及び排出手段と対応してい
る。供給手段は、今回判定されたネギ4の束の重量ラン
ク(例えば重量ランク4)と対応する2台の保持ホッパ
(図7に示す例えば43−4)がネギ4を保持している
ことにより、当該ランク判定済みネギ4の束をその対応
する保持ホッパに供給することができないときに、当該
ランク判定済みネギ4の束を対応する保持ホッパ以外の
空の保持ホッパ(例えば43−3)に供給する手段であ
る。ただし、図7に示す保持ホッパ43−2、43−
3、43−4、43−6のうち、重量ランクにハッチン
グを描いたものはネギ4が供給されており、ハッチング
を描いていないものはネギ4が供給されていないことを
示す。また、2台の保持ホッパ43−4がネギ4を保持
しているということは、組合せを構成する他方の重量ラ
ンク3のネギ4が2台の保持ホッパ43−3に保持され
ていないということである。
【0037】排出手段は、各ゲート52−1〜52−2
8を具備し、上記対応する保持ホッパ(例えば43−
4)以外の保持ホッパ(例えば43−3)に供給された
当該ランク判定済みネギ4(例えば重量ランク4のネギ
の束)との合計重量が、予め定めた許容重量範囲内(9
5g〜105g)となる重量のネギ4の束を各保持ホッ
パに供給されているネギ4の束うちから選択して、当該
ランク判定済みネギ4と当該選択したネギ4(例えば保
持ホッパ43−2に供給されている重量ランク2のネギ
4の束)とを排出する手段である。
【0038】図8は、この定重量計量装置の電気回路を
示すブロック図である。同図に示す26は入力部であ
る。この入力部26を操作して重量ランクのランク数
n、各重量ランクの重量範囲等を入力することができ
る。そして、同図に示すように、CPU49には、ゲー
ト制御部54を介してゲート駆動回路55が接続してお
り、このゲート駆動回路55には各ゲート52−1〜5
2−28を開閉させるエアーシリンダ等の駆動部(図示
せず)が接続している。CPU49は、記憶部50に記
憶されている所定のプログラムに従って各ゲート52−
1〜52−28を所定のタイミングで開閉するように駆
動部を駆動させることができる。
【0039】次に、上記構成の定重量計量装置の動作手
順を図1に示すフローチャートを参照して説明する。こ
こで、1パックに包装するネギ4の合計目標重量WTを
100gとし、1回取り出しの目標重量Cを50gとす
る。まず、作業者が溜容器47に載置されている多量の
ネギ4から1回取り出しの目標重量C=50gをねらっ
て1束のネギ4を取り出してその取り出したネギ4の束
を計量ホッパ46に投入する。すると、計量手段がその
投入されたネギ4の束の重量を計量し(S100)、ラ
ンク判定手段がネギ4の束の重量に基づいてその重量の
属する重量ランクを判定する(S102)。次に、この
重量ランクが判定されたネギ4の束を投入すべき保持ホ
ッパ、又は集合ホッパが満杯であるか否かを判定し(S
104)、その投入すべき保持ホッパ等が満杯でなく空
であり、NOと判定した場合は、その重量ランクが判定
されたネギ4の束を対応する保持ホッパ等に投入する
(S106)。例えば計量したネギ4の束の重量ランク
を1と判定すると、ゲート52−1、52−3、52−
7、52−14を順に開閉してそのネギ4の束を集合ホ
ッパ44−1に投入する。そして、予め設定されている
規定の組合せである重量ランク1と6、3と4、2と5
のうちのいずれかが成立しているか否かを判定し(S1
08)、例えば保持ホッパ43−6内に重量ランク6の
ネギ4の束が収容されており、重量ランク1と6の組合
せが成立し、YESと判定した場合は、その重量ランク
1と6の組合せのネギ4の各束を最下部の補助集合ホッ
パ45−3に投入し、所定のタイミングで排出ゲート5
2−27、52−28を開閉してこのネギ4を包装機に
投入する(S110)。
【0040】また、例えば計量ホッパ46に投入された
ネギ4の束の重量ランクを3と判定すると、ゲート52
−1、52−4、52−9を順に開閉してそのネギを保
持ホッパ43−3に投入し、次に計量ホッパ46に投入
されたネギの重量ランクを4と判定すると、ゲート52
−2、52−5、52−10を順に開閉してそのネギ4
の束を保持ホッパ43−4に投入する。重量ランクを
2、5と判定した場合も、同様にして、重量ランク2の
ネギ4の束を保持ホッパ43−2に投入することができ
るし、重量ランク5のネギ4の束を集合ホッパ44−3
に投入することができる。このようにして各保持ホッパ
43−2、43−3、43−4、43−6、及び各集合
ホッパ44−1、44−3に投入されたネギ4の束は、
上記と同様にして所定のタイミングで排出ゲート52−
27、52−28を開閉してネギ4の束を包装機に投入
することができる。このようにして包装機に投入された
各ネギ4の重量は、予め定めた組をなす重量ランク(1
と6)、(3と4)、(2と5)の夫々の合計重量であ
り、図5を参照して説明したように、100±5gとな
る。
【0041】ただし、ステップ108において、規定の
重量ランク(1と6)、(3と4)、(2と5)の組合
せが存在せず、NOと判定した場合は、ネギ4の束の排
出を行うことができないので、ステップ100に戻って
次の計量を行い、上記と同様の処理を行う。
【0042】そして、ステップ104において、重量ラ
ンクが判定されたネギ4の束を投入すべき保持ホッパ又
は集合ホッパが満杯であるか否かを判定し、その投入す
べき保持ホッパ等が満杯であり、YESと判定した場合
は、今回計量して重量ランクを判定したネギ4の束の重
量と、保持ホッパ43−2、43−3、43−4、43
−6、及び各集合ホッパ44−1、44−3のうちのい
ずれかに収容されているネギ4のうち規定の重量ランク
の組合せ(1と6)、(3と4)、(2と5)以外の組
合せとなる重量ランクのネギ4の束の重量と、の合計重
量を演算する組合せ演算を行い(S112)、合計重量
が予め設定されている許容重量範囲(95g〜105
g)内となる組合せが存在するか否かを判定し(S11
4)、組合せが存在し、YESと判定した場合は、その
ランク判定済みネギ4の束を、組合せが成立する相手側
のネギ4の束が収容されているホッパに最も接近するホ
ッパに投入して(S116)、その組合せが成立する1
組のネギ4の束を最下部の補助集合ホッパ45−3に投
入し、所定のタイミングで排出ゲート52−27、52
−28を開閉してネギ4を包装機に投入する(S11
0)。
【0043】ただし、ステップ114において、ランク
判定済みネギ4の重量との合計重量が許容重量範囲内と
なる重量のネギ4の束がホッパに保持されておらず、N
Oと判定した場合は、そのランク判定済みネギ4の束を
排除ホッパ53−1又は53−2に排出して溜容器47
に戻すこととし(S118)、次のネギ4の束の重量を
計量するためにステップ100に戻って上記と同様の処
理を行う。
【0044】上記ステップ116は、請求項2に記載の
供給手段に含まれており、ステップ110は、請求項2
に記載の排出手段に含まれている。
【0045】次に、図1において、ネギ4の束の重量が
計量されて重量ランクが判定されると、このランク判定
済みのネギ4の束をその重量ランクと対応する保持ホッ
パ43−2、43−3、43−4、43−6、及び各集
合ホッパ44−1、44−3のうちのいずれかに投入す
るのであるが、その投入すべきホッパには、既にネギ4
の束が投入されていることにより当該ランク判定済みの
ネギ4の束をその対応するホッパに投入できず、従っ
て、次のネギ4の束の計量を行うことができない場合
に、図1のステップ112、114、116、及び11
0の各処理を行うようにしているので、この処理の内容
を詳細に説明する。
【0046】今、例えば図5及び図7に示すように重量
ランク2と4のネギ4の束を収容することができる全て
の保持ホッパ(この実施形態では1台の保持ホッパ43
−2と2台の保持ホッパ43−4)にネギ4の束が収容
されていて、保持ホッパが満杯状態であるとし、重量ラ
ンク1、3、5、6に属するネギ4の束は対応するホッ
パに全く収容されていない状態とする。この状態では、
重量ランクの規定組合せ(1と6)、(3と4)、(2
と5)が成立するネギ4の束が存在せず、各保持ホッパ
に収容されているネギ4の束は排出されずに保持された
ままである。この状態で重量ランク2に属するネギ4の
束が計量された場合、ランク対応ホッパ43−2が満杯
であり投入することができないので(ステップ104で
YES)、ステップ112において、この重量ランク2
のネギ4の束の重量と、規定組合せの重量ランク5以外
のネギ4の束の重量(ここでは重量ランク4の2つのネ
ギ4の束のうち排出可能な下側の保持ホッパ43−4に
収容されているネギ4の束の重量)と、の合計重量を演
算する。
【0047】図6は、この演算結果を示す図である。こ
の図は、例えば今回計量されたネギ4の束の重量ランク
が2(40gを越えて45g以下の重量)であってその
重量が41gである場合は、図7に示す下側の保持ホッ
パ43−4に収容されている重量ランク4のネギ4の束
の重量が54g〜55gの範囲内であれば、その合計重
量が95g〜96gとなり、許容重量範囲95g〜10
5gに含まれることを示している。従って、下側の保持
ホッパ43−4に収容されているネギ4の束の重量が例
えば54gであれば、その合計重量が95gとなり、許
容重量範囲95g〜105gに含まれることとなるので
(ステップ114でYES)、この重量が41gの計量
済みのネギ4の束を下側の保持ホッパ43−4に最も接
近する集合ホッパ44−2に投入して(S116)、こ
れら41gと54gのネギ4の束を補助集合ホッパ45
−3を介して包装機に供給することができる。
【0048】このように、ステップ112、114、1
16、及び110の各処理を行うことによって、規定の
重量ランクの組合せ(1と6)、(3と4)、(2と
5)が存在しない場合でも、合計重量が許容重量範囲内
の組合せを作って排出することができ、これによってこ
の定重量計量装置を停止させることなく定重量計量を続
行させることができる。
【0049】なお、図6において、今回計量したネギ4
の束の重量が42g、43g、44g、45gの各場合
には、図6に示す4つの各重量範囲(53〜55g)、
(52〜55g)、(51〜55g)、(50.1〜5
5g)内のネギ4の束が下側の保持ホッパ43−4に収
容されておれば、その重量のネギ4の束と組み合わせる
ことによって合計重量が許容重量範囲95g〜105g
に含まれるネギ4を排出することができることを示して
いる。そして、図6に示す組合せられる「重量ランク
6」の下方に記載した各計算式は、保持ホッパ43−6
に重量ランク6のネギ4の束が収容されていたとした場
合の演算結果を示している。例えば、今回計量したネギ
4の束の重量が41g、42g、43g、又は44gで
ある場合には、図6に示す4つの各重量範囲(60.1
〜64g)、(60.1〜63g)、(60.1〜62
g)、又は(60.1〜61g)内のネギ4の束が保持
ホッパ43−6内に存在しておれば、その重量のネギ4
の束と組み合わせることによって合計重量が許容重量範
囲95g〜105gに含まれるネギ4を排出することが
できることを示している。なお、50.1g、60.1
gは、50g、60gを越える重量の一例を示してい
る。
【0050】上記定重量計量装置によると、作業者が1
台の計量ホッパ46にネギ4の束を順次供給するだけ
で、その計量ホッパ46に供給されたネギ4の束が自動
的に予め定められた重量ランクどうしのものが組み合わ
されて最下部の保持集合ホッパ45−3から所定のタイ
ミングで包装機に投入される。これによって、図10に
示す従来の半自動式組合せ秤のように作業者がネギ4の
束を投入する計量ホッパ1−1〜1−14を探す作業が
不要であるし、広い範囲に亘って配置された14台の各
計量ホッパ1−1〜1−14にネギ4の束を投入する作
業も不要であるので、作業が簡単で容易に行うことがで
きる。つまり、計量速度の向上を図ることができる。
【0051】そして、図7に示すように、計量ホッパ4
6、保持ホッパ、集合ホッパ、及び補助集合ホッパは、
夫々の底に設けられているゲート52−1〜52−28
の先端部でネギ4の束を保持するが、これらゲートの先
端部は略真っ直ぐに形成され、その長さがネギ4の長さ
よりも少し長い目に形成されている。従って、計量ホッ
パ46に投入されたネギ4の束は、ゲートの先端部に沿
う纏まった状態で保持ホッパ、集合ホッパ、及び補助集
合ホッパに順次投入されてその纏まった状態で包装機に
投入することができる。
【0052】また、組合せを構成する重量ランク(1と
6)、(3と4)、(2と5)のネギ4の束を最下部の
1台の補助集合ホッパ45−3に投入し、この1台の補
助集合ホッパから1組の重量が約100gのネギ4の束
を包装機に投入することができる。従って、図10に示
す従来の半自動式組合せ秤では、1つの組を構成する複
数の束のネギ4を取り出し位置7の一か所に纏めるため
の搬送時間を必要とするが、この搬送時間を省略するこ
とができるし、集合コンベア5の取り出し位置7に排出
されたネギ4を纏める作業も不要とすることができ、こ
れによっても計量速度の向上と作業の簡単化を図ること
ができる。
【0053】更に、図7に示すように、2台の補助集合
ホッパ45−1、45−2は、3台の各集合ホッパ44
−1〜44−3から排出されたネギ4の束を傷付けず
に、絡み合わないようにして最下部の補助集合ホッパ4
5−3に供給する役目を果たすと共に、略合計目標重量
TWに組み合わされたネギ4を溜めておき、途切れない
ように順次これらのネギ4を最下部の補助集合ホッパ4
5−3から包装機に投入することができるようにしてこ
の定重量計量装置の計量速度の向上を図る役目を果たし
ている。ただし、構造を簡単にする為に、この2台の補
助集合ホッパ45−1、45−2を省略し、3台の各集
合ホッパ44−1〜44−3から排出されるネギ4の束
を最下部の補助集合ホッパ45−3で受け入れることが
できるようにこの最下部の補助集合ホッパの上方にシュ
ートを設けた構成としてもよい。
【0054】勿論、図7に示すように、組み合わせられ
る重量ランクのネギ4の束を保持する保持ホッパ43−
3と43−4を互いに隣接させて設けたが、互いに離れ
た位置に設けてもよい。要は、組み合わせられる重量ラ
ンクのネギ4の束を集合ホッパ44−1〜44−3に投
入することができるように、保持ホッパと集合ホッパと
を接続した構成とすればよい。
【0055】次に、第2実施形態の定重量計量装置を説
明する。第2実施形態に係る定重量計量装置は、第1実
施形態に係る定重量計量装置に図2のフローチャートで
示す供給排出機能を付加したものであり、図7に示す計
量ホッパ、保持ホッパ、集合ホッパ、補助集合ホッパ等
を備えており、図8にブロック図で示す電気回路を備え
ている。これら各ホッパ及び電気回路は、第1実施形態
と同等であるので詳細な説明を省略する。上記供給排出
機能は、供給手段と排出手段から成っており、この供給
手段と排出手段は請求項3に記載の供給手段と排出手段
と対応している。この図2に示す供給排出機能は、図1
に示すステップ118で行われるリジェクト排出に代え
て設けられている機能であり、第1実施形態の定重量計
量装置では、ステップ114において、規定の重量ラン
クの組合せ(1と6)、(3と4)、(2と5)以外の
組合せが存在せず、NOと判定した場合には今回計量し
たネギ4の束を組合せ不良として排除ホッパ53−1又
は53−2にリジェクト排出していたが、第2実施形態
の定重量計量装置では、この時にリジェクト排出せず
に、その今回計量されたネギ4の束をその重量ランクと
規定の組合せとなる他方の重量ランクと対応して定めた
空のホッパに特定投入して保持しておき、次回以降に当
該他方の重量ランクに属するネギ4の束が計量された際
に、この計量されたネギ4の束を先に計量されて特定投
入されているホッパに追加投入して、これら今回計量さ
れたネギ4の束と先に特定投入されているネギ4の束を
補助集合ホッパ45−3から排出して包装機に供給する
ようにしてある。
【0056】これによって、第1実施形態の定重量計量
装置では規定又は規定以外の組合せが成立しないのでリ
ジェクト排出していたネギ4の束を、規定の重量ランク
の組合せとして包装機に供給することが可能となり、そ
の結果、第1実施形態の定重量計量装置よりも計量速度
の向上を図ることができるし、排除ホッパ53−1等に
リジェクト排出されるネギ4の束を減少させることがで
きるので、溜容器47に戻す手間も軽減することができ
る。
【0057】つまり、図1において、重量ランクが判定
されたネギ4の束をその重量ランクと対応するホッパに
投入する際に、当該ホッパがネギ4を保持していること
によりそのランク判定済みのネギ4の束を当該ホッパに
投入することができず(ステップ104でYES)、し
かも、規定以外の組合せも成立しないと判定した場合に
(ステップ114でNO)、図2において、今回判定さ
れた重量ランクと規定の組を成す他方の重量ランクと対
応するホッパが空であるか否かを判定し(S200)、
空でありYESと判定した場合は、その空のホッパにそ
の今回重量ランクが判定されたネギ4の束を特定供給し
てその旨を記憶し(S202)する。そして、次回のネ
ギ4の束の計量、及び重量ランクの判定を行い(S20
4、S206)、この判定された重量ランクは、特定供
給された各ホッパと対応する重量ランクのうちの1つで
あるか否かを判定する(S208)。そして、ステップ
204において、YESと判定した場合は、その判定さ
れた重量ランクと対応するホッパ(このホッパは特定供
給されたホッパである。)にランク判定済みのネギ4の
束を投入し(S210)、この規定の組合せが成立した
2つのネギ4の束を補助集合ホッパ45−3から排出し
て包装機に供給する(S110)。これにより、上述し
たように、第1実施形態の定重量計量装置ではリジェク
ト排出される予定であったネギ4の束を規定の組合せと
して排出することができる。
【0058】ただし、ステップ200において、判定さ
れた重量ランクと規定の組を成す他方の重量ランクと対
応するホッパにネギ4の束が収容されており、NOと判
定した場合は、排除ホッパ53−1等にリジェクト排出
して(S212)、ステップ100に戻り次の計量を順
次行う。このように、規定の又は規定以外の組合せが存
在せず、しかも先に特定供給されており、今回の特定供
給するための空のホッパも存在しない場合はリジェクト
排出することとしている。
【0059】そして、ステップ208において、判定さ
れた重量ランクは、特定供給された各ホッパと対応する
重量ランクではなく、NOと判定した場合は、ステップ
104に戻り、それ以降の上記各ステップの処理を行
う。
【0060】次に、第3実施形態の定重量計量装置を説
明する。第3実施形態に係る定重量計量装置と第1実施
形態に係る定重量計量装置が相違するところは、供給手
段と排出手段からなる供給排出機能である。ただし、第
3実施形態に係る定重量計量装置は、図7に示す計量ホ
ッパ、保持ホッパ、集合ホッパ、補助集合ホッパ等を備
えており、図8にブロック図で示す電気回路を備えてい
る。これら各ホッパ及び電気回路は、第1実施形態と同
等であるので詳細な説明を省略する。即ち、第1実施形
態に係る定重量計量装置の供給排出機能では、図1に示
すように、計量及びランク判定済みのネギ4の束を対応
するホッパに供給する際に、そのホッパにネギ4が収容
されていて供給することができないと判定した時に(ス
テップ104でYES)初めてそのランク判定済みのネ
ギ4を規定の組合せ以外の組合せ演算を行い、可能であ
れば規定以外の組合せとして排出する構成としている
が、第3実施形態に係る定重量計量装置の供給排出機能
では、第1実施形態と同様に、計量及びランク判定済み
のネギ4の束を対応するホッパに供給する際に、そのホ
ッパにネギ4が収容されていて供給することができない
と判定した時に、そのランク判定済みのネギ4を規定の
組合せ以外の組合せ演算を行うと共に、図3に示すよう
に、計量及びランク判定済みのネギ4の束を対応するホ
ッパに供給することができたが、次回に当該重量ランク
のネギ4を供給する為の空のホッパが存在していないと
判定した時(ステップ310でYES)からそのランク
判定済みのネギ4を規定の組合せ以外の組合せ演算を行
うところである。これ以外は、第1実施形態と同等であ
るので詳細な説明を省略する。
【0061】この供給排出機能によると、ランク判定済
みのネギ4の束を供給すべきホッパが存在していないと
判定するまでは、規定以外の組合せを行わないのではな
く、ランク判定済みのネギ4の束を供給すべきホッパが
存在していないと判定する前の段階で規定以外の組合せ
を行っているので、各ホッパからネギ4を排出する可能
性を高くすることができ、これによってランク判定済み
のネギ4を組合せ不成立としてリジェクト排出する可能
性を低くすることができる。その結果、計量速度の向上
を図ることができる。
【0062】次に、第3実施形態の定重量計量装置の動
作手順を図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。まず、第1実施形態と同様にして、作業者が目標重
量C=50gをねらって1束のネギ4を取り出してその
取り出したネギ4の束を計量ホッパ46に投入する。す
ると、計量手段がネギ4の束の重量を計量し(S30
0)、ランク判定手段がネギ4の束の重量ランクを判定
する(S302)。そして、この重量ランクが判定され
たネギ4の束を対応する保持ホッパ、又は集合ホッパに
供給する(S304)。次に、規定の組合せである重量
ランク1と6、3と4、2と5のうちのいずれかが成立
しているか否かを判定し(S306)、組合せが成立
し、YESと判定した場合は、その重量ランクの組合せ
のネギ4の各束を最下部の補助集合ホッパ45−3を介
して包装機に投入する(S308)。
【0063】ただし、ステップ306において、規定の
組合せが成立せず、NOと判定した場合は、今回計量し
たネギ4をホッパに供給したことによって、当該ネギ4
の重量ランクと対応して定めた1又は2台のホッパの全
てにネギ4が収容されて満杯となったか否かを判定する
(S310)。そして、このステップで満杯でなくNO
と判定した場合は、ステップ300に戻って次の計量を
行うが、満杯でありYESと判定した場合は、第1実施
形態と同様に、今回計量したランク判定済みのネギ4の
重量と排出可能なホッパに収容されているネギ4の各重
量との間で組合せ演算を行う(S312)。そして、合
計重量が許容重量範囲内であって、規定以外の組合せが
成立したか否かを判定し(S314)、規定以外の組合
せが成立し、YESと判定した場合は、その組合せのネ
ギ4の2つの束を補助集合ホッパ45−3を介して包装
機に投入する(S308)。
【0064】しかし、ステップ314において、規定以
外の組合せが存在せず、NOと判定した場合は、次のネ
ギ4の重量計量、重量ランクの判定を行い(S316、
S318)、当該ランク判定済みのネギ4を供給すべき
ホッパが満杯であるか否かを判定する(S320)。そ
して、満杯でなく空のホッパが存在し、YESと判定し
た場合は、ステップ304に戻ってこのネギ4を対応す
るその空のホッパに供給して上記と同様の処理を順次行
う(S304、・・・)。ただし、ステップ320にお
いて、ネギ4を供給すべきホッパが満杯であり、YES
と判定した場合は、今回計量したランク判定済みのネギ
4の重量と排出可能なホッパに収容されているネギ4の
各重量との間で組合せ演算を行い(S322)、合計重
量が許容重量範囲内であって、規定以外の組合せが成立
したか否かを判定し(S324)する。規定以外の組合
せが成立し、YESと判定した場合は、その組合せのネ
ギ4の2つの束を補助集合ホッパ45−3を介して包装
機に投入する(S328、S308)。しかし、組合せ
が成立せず、NOと判定した場合は、その今回計量した
ネギ4を排除ホッパ53−1又は53−2に排出して溜
容器47に戻すこととし(S326)、次のネギ4の束
の重量を計量するためにステップ100に戻って上記と
同様の処理を行う。
【0065】次に、第4実施形態の定重量計量装置を説
明する。第4実施形態に係る定重量計量装置は、第3実
施形態に係る定重量計量装置に図4のフローチャートで
示す供給排出機能を付加したものであり、図7に示す計
量ホッパ、保持ホッパ、集合ホッパ、補助集合ホッパ等
を備えており、図8にブロック図で示す電気回路を備え
ている。これら各ホッパ及び電気回路は、第3実施形態
と同等であるので詳細な説明を省略する。上記供給排出
機能は、供給手段と排出手段から成っている。この図4
に示す供給排出機能は、図3に示すステップ326で行
われるリジェクト排出に代えて設けられている機能であ
り、第3実施形態の定重量計量装置では、ステップ32
4において、規定の重量ランクの組合せ(1と6)、
(3と4)、(2と5)以外の組合せが存在せず、NO
と判定した場合には今回計量したネギ4の束を組合せ不
良として排除ホッパ53−1又は53−2にリジェクト
排出していたが、第4実施形態の定重量計量装置では、
この時にリジェクト排出せずに、その今回計量されたネ
ギ4の束をその重量ランクと規定の組合せとなる他方の
重量ランクと対応して定めた空のホッパに特定投入して
保持しておき、次回以降に当該他方の重量ランクに属す
るネギ4の束が計量された際に、この計量されたネギ4
の束を先に計量されて特定投入されているホッパに追加
投入して、これら今回計量されたネギ4の束と先に特定
投入されているネギ4の束を補助集合ホッパ45−3か
ら排出して包装機に供給するようにしてある。
【0066】これによって、第3実施形態の定重量計量
装置では規定又は規定以外の組合せが成立しないのでリ
ジェクト排出していたネギ4の束を、規定の重量ランク
の組合せとして包装機に供給することが可能となり、そ
の結果、第3実施形態の定重量計量装置よりも計量速度
の向上を図ることができるし、排除ホッパ53−1等に
リジェクト排出されるネギ4の束を減少させることがで
きるので、溜容器47に戻す手間も軽減することができ
る。
【0067】ただし、この第4実施形態の供給排出機能
における図4に示す各ステップ200〜212の処理内
容は、第2実施形態の供給排出機能における図2に示す
各ステップ200〜212の処理内容と同一であるの
で、各ステップ200〜212を同一の符号で示し、各
処理内容の詳細な説明を省略する。
【0068】第5実施形態を図9を参照して説明する。
第5実施形態の定重量計量装置は、図7に示す第1実施
形態の定重量計量装置の保持ホッパ43−6、43−
3、43−4、43−2と集合ホッパ44−1〜44−
3との間に各重量ランク1、6、3、4、2、5に属す
る重量のネギ4の束を保持する為の上記と同等の保持ホ
ッパ43−1、43−6、43−3、43−4、43−
2、43−5を各重量ランクごとに2台ずつ設けた構成
としたものであり、これ以外は第1実施形態と同等であ
り、同様に作用するので詳細な説明を省略する。このよ
うに、保持ホッパ43を増加させた目的は、予め定めた
重量ランクのネギ4の束の組合せのできる確率が小さく
なった状況においては組合せの成立しないネギ4の束を
対応する各保持ホッパで溜めておき、組合せのできる確
率が高くなった状況においてこれら保持ホッパに溜めて
あるネギ4の束を排出できるようにする為である。これ
によって、定重量計量装置の稼働率を高めることができ
る。なお、この増設した各保持ホッパ43に設けられて
いる各ゲートは第1実施形態の各保持ホッパに設けられ
ている各ゲートと同様に適切なタイミングで開閉する。
【0069】ただし、上記第1及び第2実施形態では、
図1に示すステップ112において、ランク判定済み物
品と規定の組合せ物品以外の物品との組合せ演算を行
い、ステップ114において、この組合せ演算の結果、
規定以外の組合せであって、合計重量が許容重量範囲内
の組合せが成立したか否かを判定する構成としたが、こ
のステップ112と114の処理を行う代わりに、上記
規定の組合せに使用した上記重量ランク1〜6とは別に
合計12の重量ランク1−1、1−2、・・・・、6−
1、6−2(図13参照)を予め定めると共に、この1
2の重量ランクに基づいて合計重量が許容重量範囲(9
5〜105g)内となる規定以外の組合せを予め定めて
記憶しておき、そして図11のステップ400に示すよ
うに、ランク判定済み物品との組合せがその別に定めた
重量ランクの規定以外の組合せのうちの1つの組合せと
なる重量ランクの物品がホッパに収容されているか否か
を判定することとしてもよい。なお、ステップ102に
おける計量された物品の重量ランクの判定は、重量ラン
ク1〜6のうちのいずれの重量ランクであるかを判定す
ると共に、重量ランク1−1、1−2、・・・・、6−
1、6−2のうちのいずれの重量ランクであるかも判定
し、この2つの判定結果を記憶することとしている。勿
論、ステップ102において、重量ランク1〜6の判定
を行わずに、計量した物品の重量が重量ランク1−1、
1−2、・・・・、6−1、6−2のうちのいずれの重
量ランクであるかのみを判定し、この判定結果に基づい
て物品を対応するホッパに供給するようにしてもよい。
【0070】この構成とすることにより、図1に示すス
テップ112における組合せ演算の処理を不要とするこ
とができ、計量速度の向上とCPUの計量処理の簡単化
を図ることができる。
【0071】図13は、重量ランク1〜6とは別に定め
た合計12の上記重量ランク1−1、1−2、・・・
・、6−1、6−2を示す図である。同図で分かるよう
に、重量ランク1−1は重量35〜37.5g、1−2
は重量37.5〜40g、2−1は重量40〜42.5
g、・・・・、5−2は重量57.5〜60g、6−1
は重量60〜62.5g、6−2は重量62.5〜65
gとそれぞれ対応している。そして、重量ランク(3−
1と5−1)、(2−2と4−2)、(2−1と6−
1)、(1−2と5−2)の組合せ(規定以外の組合
せ)が予め記憶部に記憶されている。ステップ400に
おいて、今回計量した物品の重量ランクが例えば2−2
である場合は、ホッパに重量ランク4−2の物品が収容
されているか否かを判定し、上記実施形態と同様に以降
の処理を行う。そして、12の重量ランク1−1〜6−
2の各境界重量値は、互いに隣合う重量ランクのうち重
量の軽い方の重量ランクに属するものとする。
【0072】また、上記第3及び第4実施形態におい
て、図3に示すステップ312と314の代わりに上記
図11に示すステップ400と同等の判定処理(ステッ
プ400−1)を行うようにすると共に、ステップ32
2と324の代わりに同ステップ400と同等の判定処
理(ステップ400−2)を行うようにしてもよい(図
12参照)。これによって上記と同様の効果が得られ
る。
【0073】上記第1乃至第5の実施形態において、図
5に示すように、重量ランク1〜6の各重量範囲の幅を
全て同一の5gとしたが、各重量範囲の幅を例えば10
g等のように5g以外としてもよいし、各重量範囲の幅
を同一の5gとしたが、互いに異なる重量範囲の幅とし
てもよい。また、6つの重量ランク1〜6としたが、こ
れ以外の重量ランク数としてもよい。同様に、図13に
示すように、重量ランク1〜6とは別に12の重量ラン
ク1−1〜6−2を定めたが、12以外のランク数の重
量ランクを定めてもよいし、各重量ランクの重量範囲の
幅を3g等のように2.5g以外の範囲としてもよい。
更に、12の各重量ランク1−1〜6−2の重量範囲を
図13に示す各範囲とせずに、これ以外の範囲としても
よい。
【0074】
【発明の効果】本発明によると、合計重量が予め定めた
目標重量又はそれに近い重量となるように、予め定めた
組を構成する重量ランクの物品を対応する保持手段から
排出させるものであるから、この組を構成する重量ラン
クの物品を保持する保持手段を互いに接近して設けてお
くことにより、これら組を構成する物品を纏まった状態
で一か所に排出することができ、これによって、1つの
組をなす物品を一か所に纏めるための搬送時間を省略す
ることができるし、改めて束ねる必要もなく、従って、
計量速度の向上と作業の簡単化を図ることができるとい
う効果がある。
【0075】そして、計量手段により計量された物品の
保持手段への供給は、ランク判定手段の判定結果に基づ
いて自動的に行われるので、作業者は、物品が排出され
て空になった保持手段を探してその保持手段に物品を供
給する必要がない。つまり、作業者は、計量済み物品が
順次排出される計量手段に被計量物品を順次供給すれば
よいので、計量手段への物品供給作業を簡単で素早く行
うことができ、これによって計量速度の向上を図ること
ができる。
【0076】また、物品の重量が計量されて重量ランク
が判定されると、このランク判定済み物品をその重量ラ
ンクと対応する保持手段に供給するのであるが、その保
持手段には、既に計量済み物品が供給されていること等
による原因によって当該ランク判定済み物品をその対応
する保持手段に供給できず、この定重量計量装置が停止
することがある。
【0077】そこで、第1及び第2の各発明によると、
当該ランク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の
保持手段に供給し、当該ランク判定済み物品との合計重
量が予め定めた目標重量又はそれに近い重量となる物品
を既に保持手段に保持されている1又は2以上の物品の
うちから選択して、当該ランク判定済み物品と当該選択
した物品を保持手段から排出することができ、これによ
り、組合せ不成立として排出するはずの物品を組合せ成
立として排出することができる。その結果、計量能力の
向上を図ることができる。
【0078】なお、第1及び第2の各発明において、当
該ランク判定済み物品との合計重量が予め定めた目標重
量又はそれに近い重量となる物品を既に保持手段に保持
されている物品のうちから選択している理由は、ランク
判定済み物品を供給すべき保持手段に物品が保持されて
いるということによって、物品が保持されている保持手
段と組を成す他の保持手段は空になっていて組合せがで
きないからである。
【0079】また、第3の発明によると、当該ランク判
定済み物品を、当該重量ランクと組を成す重量ランクに
対応させて定めた空の保持手段に供給し(ランク判定済
み物品を供給すべき保持手段が満杯であるということ
は、この満杯である保持手段と組を成す保持手段が空に
なっている可能性が高い。)、当該ランク判定済み物品
が供給された当該保持手段に対応させて定めた重量ラン
クの物品が計量されたときに、当該計量された物品と当
該ランク判定済み物品を排出することができる。これに
より、上記組合せ不成立として排出するはずの物品を、
第1及び第2の各発明と同様に、組合せ成立として排出
することができ、その結果、計量能力の向上を図ること
ができる。
【0080】第4の発明は、予め定めた重量ランクの組
合せが成立せず、組合せを構成する一部の重量ランクに
属する物品のみが保持手段に多く溜まってきた場合に、
これら各保持手段に保持されている物品の重量に基づい
て組合せ演算を行い、合計重量が予め定めた目標重量又
はそれに近い重量の物品の組合せを排出することができ
る構成である。従って、予め定めた重量ランクの物品の
組合せが不成立の為に、一部の重量ランクに属する物品
のみが保持手段に多く溜まって保持手段が満杯となり、
物品の計量を続行することができなくなる事態を効果的
に回避することができる。その結果、物品の計量が停止
する可能性を低くすることができ、能率良く定重量計量
を続けることができる。
【0081】第5及び第6の発明によると、ランク判定
済み物品をその重量ランクと対応する保持手段に供給す
ることができない場合に、当該ランク判定済み物品を当
該対応する保持手段以外の保持手段に供給し、当該ラン
ク判定済み物品との組合せが予め定めた重量ランクの組
合せのうちの1つの組となる重量ランクの物品を、既に
保持手段に保持されている物品のうちから選択する構成
である。つまり、ランク判定済み物品と組み合わせよう
とする物品を選択する際に、予め定めた重量ランクの組
合せであるか否かを判定すればよく、演算処理が簡単で
あり、処理時間が比較的短くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る定重量計量装置
の動作手順を示すフローチャートである。
【図2】同発明の第2実施形態に係る定重量計量装置の
動作手順の一部を示すフローチャートである。
【図3】同発明の第3実施形態に係る定重量計量装置の
動作手順を示すフローチャートである。
【図4】同発明の第4実施形態に係る定重量計量装置の
動作手順の一部を示すフローチャートである。
【図5】同第1実施形態に係る定重量計量装置に予め設
定されている重量ランクの規定の組合せを示す図であ
る。
【図6】同第1実施形態に係る定重量計量装置における
規定以外の組合せ例を示す図である。
【図7】同第1実施形態に係る定重量計量装置の概略構
成を示す図である。
【図8】同第1実施形態に係る定重量計量装置の電気回
路を示すブロック図である。
【図9】同発明の第5実施形態に係る定重量計量装置の
概略構成を示す図である。
【図10】(a)は従来の半自動式組合せ秤の平面図、
(b)は同組合せ秤の横断面図、(c)は同組合せ秤の
縦断面図である。
【図11】同発明の他の実施形態に係る定重量計量装置
の動作手順を示すフローチャートである。
【図12】同発明の更に他の実施形態に係る定重量計量
装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】同発明の実施形態に係る定重量計量装置に予
め設定されている重量ランクの規定の組合せ及び規定以
外の組合せを示す図である。
【符号の説明】
42 ランク秤 43 保持ホッパ 44 集合ホッパ 45 補助集合ホッパ 46 計量ホッパ 52 ゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の各重量範囲に対して夫々重量ラン
    クが定められており、これら複数の重量ランクのうち物
    品の重量の属する重量ランクを判定する段階と、上記各
    重量ランクごとに保持手段が定められておりランク判定
    済みの夫々の物品を重量ランクごとに上記保持手段によ
    り保持する段階と、合計重量が目標重量又はそれに近い
    重量となる重量ランクの組合せが1又は2以上予め定め
    られており、これら予め定めた組を構成する重量ランク
    の物品を1つの組として上記各保持手段から排出する段
    階と、を有する定重量計量方法において、 物品の判定された重量ランクと対応する上記保持手段が
    物品を保持していることにより当該ランク判定済み物品
    をその対応する保持手段に供給できないときに、当該ラ
    ンク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の上記保
    持手段に供給する段階と、当該ランク判定済み物品との
    合計重量が上記目標重量又はそれに近い重量となる重量
    の物品を上記1又は2以上の保持手段に保持されている
    物品のうちから選択して当該ランク判定済み物品と当該
    選択した物品を排出する段階と、を具備することを特徴
    とする定重量計量方法。
  2. 【請求項2】 物品の重量を計量する計量手段と、複数
    の各重量範囲に対して夫々定められている複数の重量ラ
    ンクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランク
    を判定するランク判定手段と、各重量ランクと対応して
    設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手
    段と、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる重
    量ランクの組合せが1又は2以上予め定められており、
    この重量ランクの組合せを構成する物品を1つの組とし
    て上記保持手段から排出する排出手段と、を有する定重
    量計量装置において、 物品の判定された重量ランクと対応する上記保持手段が
    物品を保持していることにより当該ランク判定済み物品
    をその対応する保持手段に供給できないときに、当該ラ
    ンク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の上記保
    持手段に供給する供給手段を設け、上記排出手段は、当
    該ランク判定済み物品との合計重量が上記目標重量又は
    それに近い重量となる重量の物品を上記1又は2以上の
    保持手段に保持されている物品のうちから選択して当該
    ランク判定済み物品と当該選択した物品を排出すること
    を特徴とする定重量計量装置。
  3. 【請求項3】 物品の重量を計量する計量手段と、複数
    の各重量範囲に対して夫々定められている複数の重量ラ
    ンクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランク
    を判定するランク判定手段と、各重量ランクと対応して
    設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手
    段と、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる重
    量ランクの組合せが1又は2以上予め定められており、
    この重量ランクの組合せを構成する物品を1つの組とし
    て上記保持手段から排出する排出手段と、を有する定重
    量計量装置において、 物品の判定された重量ランクと対応する上記保持手段が
    物品を保持していることにより当該ランク判定済み物品
    をその対応する保持手段に供給できないときに、当該ラ
    ンク判定済み物品を当該重量ランクと組を成す重量ラン
    クと対応して定めた空の上記保持手段に供給する供給手
    段を設け、上記排出手段は、当該ランク判定済み物品が
    供給された上記保持手段と対応して定めた重量ランクの
    物品が計量されたときに、当該計量された物品と当該ラ
    ンク判定済み物品を排出することを特徴とする定重量計
    量装置。
  4. 【請求項4】 物品の重量を計量する計量手段と、複数
    の各重量範囲に対して夫々定められている複数の重量ラ
    ンクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランク
    を判定するランク判定手段と、各重量ランクと対応して
    設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手
    段と、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる重
    量ランクの組合せが1又は2以上予め定められており、
    この重量ランクの組合せを構成する物品を1つの組とし
    て上記保持手段から排出する排出手段と、を有する定重
    量計量装置において、 組合せ排出手段を設け、合計重量が目標重量又はそれに
    近い重量となる重量ランクの上記予め定めた組合せが存
    在しないときに、上記組合せ排出手段が、合計重量が上
    記目標重量又はそれに近い重量となる重量の物品を上記
    各保持手段に保持されている物品のうちから選択して排
    出することを特徴とする定重量計量装置。
  5. 【請求項5】 複数の各重量範囲に対して夫々重量ラン
    クが定められており、これら複数の重量ランクのうち物
    品の重量の属する重量ランクを判定する段階と、上記各
    重量ランクに対して保持手段が定められておりランク判
    定済みの夫々の物品を対応する上記保持手段により保持
    する段階と、合計重量が目標重量又はそれに近い重量と
    なる重量ランクの物品を保持する上記保持手段の組合せ
    が1又は2以上予め定められており、これら予め定めた
    組を構成する上記保持手段に保持されている物品を1つ
    の組として上記各保持手段から排出する段階と、を有す
    る定重量計量方法において、 合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる上記重量
    ランクの組合せ又は上記重量ランクとは別に定めた重量
    ランクに基づく組合せを予め定めておく段階を有し、物
    品の判定された重量ランクと対応する上記保持手段が物
    品を保持していることにより当該ランク判定済み物品を
    その対応する保持手段に供給できないときに、当該ラン
    ク判定済み物品を当該対応する保持手段以外の上記保持
    手段に供給する段階と、当該ランク判定済み物品との組
    合せが上記予め定めた重量ランクの組合せのうちの1つ
    の組合せとなる重量ランクの物品を上記1又は2以上の
    保持手段に保持されている物品のうちから選択して当該
    ランク判定済み物品と当該選択した物品を排出する段階
    と、を具備することを特徴とする定重量計量方法。
  6. 【請求項6】 物品の重量を計量する計量手段と、複数
    の各重量範囲に対して夫々定められている複数の重量ラ
    ンクのうち上記計量済み物品の重量の属する重量ランク
    を判定するランク判定手段と、各重量ランクと対応して
    設けられ対応する重量ランクの物品が供給される保持手
    段と、合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる重
    量ランクの物品を保持する上記保持手段の組合せが1又
    は2以上予め定められており、この予め定めた組を構成
    する上記保持手段に保持されている物品を1つの組とし
    て上記保持手段から排出する排出手段と、を有する定重
    量計量装置において、 合計重量が目標重量又はそれに近い重量となる上記重量
    ランクの組合せ又は上記重量ランクとは別に定めた重量
    ランクに基づく組合せが予め定められており、物品の判
    定された重量ランクと対応する上記保持手段が物品を保
    持していることにより当該ランク判定済み物品をその対
    応する保持手段に供給できないときに、当該ランク判定
    済み物品を当該対応する保持手段以外の上記保持手段に
    供給する供給手段を設け、上記排出手段は、当該ランク
    判定済み物品との組合せが上記予め定めた重量ランクの
    組合せのうちの1つの組合せとなる重量ランクの物品を
    上記1又は2以上の保持手段に保持されている物品のう
    ちから選択して当該ランク判定済み物品と当該選択した
    物品を排出することを特徴とする定重量計量装置。
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WO2018139221A1 (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社イシダ 組合せ計量装置、組合せ計量システム、領域設定装置

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WO2018139221A1 (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社イシダ 組合せ計量装置、組合せ計量システム、領域設定装置
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