JPH10141573A - 脈動吸収器 - Google Patents
脈動吸収器Info
- Publication number
- JPH10141573A JPH10141573A JP31862396A JP31862396A JPH10141573A JP H10141573 A JPH10141573 A JP H10141573A JP 31862396 A JP31862396 A JP 31862396A JP 31862396 A JP31862396 A JP 31862396A JP H10141573 A JPH10141573 A JP H10141573A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulsation
- pressure
- buffer body
- absorber
- hose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/04—Devices damping pulsations or vibrations in fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は往復ポンプを用いた圧力流体機器
における脈動吸収装置に関し、人体に対する悪影響を防
止するようにした脈動吸収装置に係る。 【解決手段】 ケーシング内に複数個のフィンを備えた
緩衝体を密嵌し、このケーシング内に多数のダンパー室
を形成し、この多数のダンパー室内の空気の膨張,収縮
によって圧力流体の調整を行う。
における脈動吸収装置に関し、人体に対する悪影響を防
止するようにした脈動吸収装置に係る。 【解決手段】 ケーシング内に複数個のフィンを備えた
緩衝体を密嵌し、このケーシング内に多数のダンパー室
を形成し、この多数のダンパー室内の空気の膨張,収縮
によって圧力流体の調整を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は脈動吸収器に関
し、具体的には流体装置における送出ポンプで発生する
脈動吸収器に関する。
し、具体的には流体装置における送出ポンプで発生する
脈動吸収器に関する。
【0002】
【従来の技術】送出ポンプとして往復ポンプを使用する
方式の塗装装置の場合、送出流体は間欠的に送り出され
るので塗装具に対しては脈動力が作用し、この塗装具を
握っている者の手にはほぼ毎分1800回(通常往復ポ
ンプの回転数)程度の振動数の脈動力が加えられ、この
結果作業者の手には長時間の塗装具握りのために例えば
白ろう病とか握力低下の疾病を生じさせていた。
方式の塗装装置の場合、送出流体は間欠的に送り出され
るので塗装具に対しては脈動力が作用し、この塗装具を
握っている者の手にはほぼ毎分1800回(通常往復ポ
ンプの回転数)程度の振動数の脈動力が加えられ、この
結果作業者の手には長時間の塗装具握りのために例えば
白ろう病とか握力低下の疾病を生じさせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の脈動吸収手段と
しては、図8に示すように、送出ポンプ1’と塗装具
2’間のホース3’の所定部位に脈動圧吸収具4’を設
けたものであり、前記吸収具としては伸縮するいわゆる
フーセンタイプ(アキャムレーター)の吸収具であり圧
力上昇時に収縮(4’参照)し圧力下降時に膨張(4”
参照)するものであった。
しては、図8に示すように、送出ポンプ1’と塗装具
2’間のホース3’の所定部位に脈動圧吸収具4’を設
けたものであり、前記吸収具としては伸縮するいわゆる
フーセンタイプ(アキャムレーター)の吸収具であり圧
力上昇時に収縮(4’参照)し圧力下降時に膨張(4”
参照)するものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は脈動圧力の平
均化を図るために脈動吸収器内の吸収部を流体の流路中
に位置させ、しかも脈動圧の振動数に対応させるため流
体の流れ方向に所定長さをもった吸収部をケーシング内
に密閉することで上記課題を解決したものである。
均化を図るために脈動吸収器内の吸収部を流体の流路中
に位置させ、しかも脈動圧の振動数に対応させるため流
体の流れ方向に所定長さをもった吸収部をケーシング内
に密閉することで上記課題を解決したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明に係る脈動吸収器の実施
態様を図1により説明すれば次のとおりである。脈動吸
収器10は圧力緩衝体1とこの緩衝体の両側に取付けら
れたインサート金具2と前記両インサート金具と圧力緩
衝体1を内包する内筒3とケーシング4とで構成されて
いる。
態様を図1により説明すれば次のとおりである。脈動吸
収器10は圧力緩衝体1とこの緩衝体の両側に取付けら
れたインサート金具2と前記両インサート金具と圧力緩
衝体1を内包する内筒3とケーシング4とで構成されて
いる。
【0006】上記した各構成部の詳細を説明すれば次の
とおりである。図2で示す圧力緩衝体1は全体をゴム等
の弾性材から形成されており、流路11を備えた中空体
の外側に複数個のフィン12を備えた波型筒13として
形成されている。しかも前記筒の両サイドには耳穴状の
周溝14,14が形成されている。
とおりである。図2で示す圧力緩衝体1は全体をゴム等
の弾性材から形成されており、流路11を備えた中空体
の外側に複数個のフィン12を備えた波型筒13として
形成されている。しかも前記筒の両サイドには耳穴状の
周溝14,14が形成されている。
【0007】図3は圧力緩衝体1の両サイドにインサー
ト金具2を取付けた場合を示したもので、前記金具2は
いずれも緩衝体1の周溝14は嵌着しており、耳穴形状
のため両者は一体的に結合されている。また前記両部材
を一体化した段階でインサート金具の外表面21より緩
衝体の端面が些少突出するように形成されており、この
突出面は後で詳述するシール部15として機能するもの
である。
ト金具2を取付けた場合を示したもので、前記金具2は
いずれも緩衝体1の周溝14は嵌着しており、耳穴形状
のため両者は一体的に結合されている。また前記両部材
を一体化した段階でインサート金具の外表面21より緩
衝体の端面が些少突出するように形成されており、この
突出面は後で詳述するシール部15として機能するもの
である。
【0008】両サイドをインサート金具2,2によって
保持された緩衝体1に内筒3を取付ける場合を図4およ
び図5によって説明すれば次のとおりである。両図から
明らかなように、図4に示すように両端をインサート金
具2の端面とほぼ同長さとする内筒3の両端部を図5に
示すように所用巾hだけかしめ部31を形成することで
両部材は封密状に結合されて脈動吸収部材が形成され
る。
保持された緩衝体1に内筒3を取付ける場合を図4およ
び図5によって説明すれば次のとおりである。両図から
明らかなように、図4に示すように両端をインサート金
具2の端面とほぼ同長さとする内筒3の両端部を図5に
示すように所用巾hだけかしめ部31を形成することで
両部材は封密状に結合されて脈動吸収部材が形成され
る。
【0009】緩衝体1、両インサート金具2,2および
内筒3より成る脈動吸収材は図6に示すようにケーシン
グ4内に保持されて脈動吸収器10を構成するものであ
る。ケーシング4はそれぞれ端部に装着部43および4
4を備えたボデー41,42で形成されており、一方の
ボデー41と他方のボデー42をねじ着45し、前記両
ボデーのそれぞれの端面46,47を緩衝体の両端のシ
ール部15,15に圧着した状態で取付けられている。
そしてこの脈動吸収器の内部にはフィン12,12と内
筒2によって形成される閉塞空間としての複数個のダン
パー室5,5が形成されている。このダンパー室5,5
はインサート金具2のかしめ部31と両ボデーに対接す
るシール部15,15によって流体の流入を阻止された
完全な閉塞空間が形成される。
内筒3より成る脈動吸収材は図6に示すようにケーシン
グ4内に保持されて脈動吸収器10を構成するものであ
る。ケーシング4はそれぞれ端部に装着部43および4
4を備えたボデー41,42で形成されており、一方の
ボデー41と他方のボデー42をねじ着45し、前記両
ボデーのそれぞれの端面46,47を緩衝体の両端のシ
ール部15,15に圧着した状態で取付けられている。
そしてこの脈動吸収器の内部にはフィン12,12と内
筒2によって形成される閉塞空間としての複数個のダン
パー室5,5が形成されている。このダンパー室5,5
はインサート金具2のかしめ部31と両ボデーに対接す
るシール部15,15によって流体の流入を阻止された
完全な閉塞空間が形成される。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を図1および特に図7を参
照にして説明すれば次のとおりである。この発明に係る
脈動吸収器10は一方の装着部43をポンプなどの駆動
部Dに取付け、他方の装着部44を先端の塗装具に連接
するホースHに取付けた状態で使用される。
照にして説明すれば次のとおりである。この発明に係る
脈動吸収器10は一方の装着部43をポンプなどの駆動
部Dに取付け、他方の装着部44を先端の塗装具に連接
するホースHに取付けた状態で使用される。
【0011】この状態で往復ポンプDを作動させるとポ
ンプからの圧力流体Fは所定圧力をもって脈動吸収器内
に流入するが、この段階で緩衝体1が拡開することで流
入圧力Pを所定圧P1に低下させる。この圧力低下量は
緩衝体1の材質およびダンパー室5の数形状によって決
定される。次のポンプDの動作が行なわれる間に前記流
体P1は前記流入圧力Pによって押圧されてダンパー室
5内で圧縮されるエアの膨張にもどづく緩衝体1の常態
(図1参照)への復元力によりホースH側に所定圧P1
をもった流体F1として送出される。
ンプからの圧力流体Fは所定圧力をもって脈動吸収器内
に流入するが、この段階で緩衝体1が拡開することで流
入圧力Pを所定圧P1に低下させる。この圧力低下量は
緩衝体1の材質およびダンパー室5の数形状によって決
定される。次のポンプDの動作が行なわれる間に前記流
体P1は前記流入圧力Pによって押圧されてダンパー室
5内で圧縮されるエアの膨張にもどづく緩衝体1の常態
(図1参照)への復元力によりホースH側に所定圧P1
をもった流体F1として送出される。
【0012】この発明は上記実施例に限定されるもので
なく、緩衝体の材質フィンの形状大きさあるいはダンパ
ー室の形状大きさまたはかしめ部の形状大きさ等に設計
変更を行うことで、所望の圧力流体に対して最適な脈動
吸収器を提供できるものである。また、往復ポンプ方式
の流体機器の脈動吸収器としても利用できる。
なく、緩衝体の材質フィンの形状大きさあるいはダンパ
ー室の形状大きさまたはかしめ部の形状大きさ等に設計
変更を行うことで、所望の圧力流体に対して最適な脈動
吸収器を提供できるものである。また、往復ポンプ方式
の流体機器の脈動吸収器としても利用できる。
【0013】
【発明の効果】この発明は間欠的にもしかも高振幅数を
もって送出される高圧流体を緩衝体と緩衝体外表面に形
成した複数個のダンパーの膨張力によってほぼ平均化し
た圧力流体をホース側に送出するもので、人体に対する
疲労疾病を生じさせることがなく、しかもホース等の脈
動流を原因とする損傷等を生じさせることがない。ま
た、この発明はポンプよりの圧力流体の流れ方向に一致
させて脈動吸収器内の流路を設定してあるので従来生じ
ていた流路変更による圧力低下の不均一化を生じさせる
ことがない。
もって送出される高圧流体を緩衝体と緩衝体外表面に形
成した複数個のダンパーの膨張力によってほぼ平均化し
た圧力流体をホース側に送出するもので、人体に対する
疲労疾病を生じさせることがなく、しかもホース等の脈
動流を原因とする損傷等を生じさせることがない。ま
た、この発明はポンプよりの圧力流体の流れ方向に一致
させて脈動吸収器内の流路を設定してあるので従来生じ
ていた流路変更による圧力低下の不均一化を生じさせる
ことがない。
【図1】脈動吸収器の要部断面図である。
【図2】圧力緩衝体である。
【図3】インサート金具の取付状態の説明図である。
【図4】内筒の取付状態の説明図である。
【図5】脈動吸収部材の要部断面図である。
【図6】ケーシングの取付状態の説明図である。
【図7】実施例の要部断面図である。
【図8】従来の説明図である。
1 緩衝体 12 フィン 14 周溝 15 シール部 2 インサート金具 3 内筒 31 かしめ部 4 ケーシング 41 ボデー 42 ボデー 5 ダンパー室 D ポンプ駆動部 H ホース
Claims (1)
- 【請求項1】 フィンを形成した緩衝体の両側にインサ
ート金具を取付け、また前記緩衝体に内筒を嵌挿して内
筒の両端部をインサート金具にかしめて両部材を一体化
して脈動吸収部材を形成し、この部材を装着部を備えた
ケーシングで一体化し、緩衝体の外表面に閉塞空間とし
てのダンパー室を形成したことを特徴とする脈動吸収
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31862396A JPH10141573A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 脈動吸収器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31862396A JPH10141573A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 脈動吸収器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10141573A true JPH10141573A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=18101211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31862396A Pending JPH10141573A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 脈動吸収器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10141573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7497233B2 (en) * | 2002-09-09 | 2009-03-03 | Conrad Frey | Pressure damper and silencer, in particular for connections of sanitary fittings |
CN110145463A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-20 | 江阴亿达机械制造有限公司 | 一种压裂泵减震泵阀装置 |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP31862396A patent/JPH10141573A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7497233B2 (en) * | 2002-09-09 | 2009-03-03 | Conrad Frey | Pressure damper and silencer, in particular for connections of sanitary fittings |
CN110145463A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-20 | 江阴亿达机械制造有限公司 | 一种压裂泵减震泵阀装置 |
CN110145463B (zh) * | 2019-04-28 | 2020-07-07 | 江阴亿达机械制造有限公司 | 一种压裂泵减震泵阀装置 |
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