JPH1014112A - 系統連系型インバータ装置 - Google Patents
系統連系型インバータ装置Info
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- JPH1014112A JPH1014112A JP8168030A JP16803096A JPH1014112A JP H1014112 A JPH1014112 A JP H1014112A JP 8168030 A JP8168030 A JP 8168030A JP 16803096 A JP16803096 A JP 16803096A JP H1014112 A JPH1014112 A JP H1014112A
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
ータ主回路部の安定動作を実現する電力変換効率の高い
系統連系型インバータ装置を提供すること 【解決手段】 太陽電池1から入力される大きさの変化
する入力電圧を昇圧制御回路10によって所定の大きさ
に昇圧する昇圧回路部4と、その昇圧回路部4からの入
力を交流に変換するインバータ主回路部6と、を備える
系統連系型インバータ装置において、昇圧制御回路10
を、昇圧回路部4の出力電圧V2が、系統連系する商用
電力系統9の電源電圧を検出する電圧検出手段の出力に
よって、該出力電圧と商用電源電圧のピーク値との差が
一定となるよう制御する。
Description
ータ装置であり、特に太陽電池等の直流電源から出力さ
れる直流電力を交流電力に変換し、商用電力系統と連系
して負荷に供給する系統連系型インバータ装置に関す
る。
家に対し、商用電源の100Vと200Vとを効率よく
供給する配電方式として、現在最も普及している。
して、環境汚染の無い太陽光エネルギ利用による太陽光
発電システムによる分散電源システム開発が進みつつあ
る。そして、太陽電池等の直流電源から出力される直流
電力を交流電力に変換し、商用電力系統と連系して負荷
に供給する系統連系型インバータ装置としては、例えば
図3に示す、特開平6−332554に開示された構成
のものがある。このものは、太陽電池1から入力される
大きさの変化する入力電圧を昇圧制御回路10によって
所定の大きさに昇圧する昇圧回路部4と、その昇圧回路
部4からの入力を交流に変換して単相2線式線路に出力
するインバータ主回路部6と、を備えて構成されてい
る。
池であり、2は、逆流防止ダイオードで、アノードが太
陽電池1の正極側に接続されている。3は、電解コンデ
ンサによって形成された平滑用コンデンサで、一端が逆
流防止ダイオード2のカソード、他端が太陽電池1の負
極側にそれぞれ接続されて太陽電池1からの出力電圧を
平滑し安定化している。
チ素子Q1、リアクトルL1、ダイオードD1、D6を
有して構成されている。そして、平滑用コンデンサ3の
両端に接続されて太陽電池1からの直流電力が平滑用コ
ンデンサ3によって電圧が安定化されてこの昇圧回路部
4に入力される。昇圧回路部4は、出力端の出力電圧が
昇圧制御回路10によって検知されてスイッチング制御
され、大きさの変化する入力電圧を所定の電圧値に昇圧
する。
平滑用コンデンサで、両端がそれぞれ昇圧回路部4の出
力に接続されて昇圧のスイッチングによる高周波成分を
吸収し電圧を平滑化している。
2、Q3、Q4、Q5及び各スイッチ素子のそれぞれに
通電方向と逆方向に並列接続されたダイオードD2、D
3、D4、D5と、ローパスフィルター用のリアクトル
L2、L3及びコンデンサC1とにより構成されてい
る。そして、昇圧回路部4からの出力である所定の電圧
値の直流が入力されて商用交流に電力変換し出力する。
回路部6の一方の出力端子に、他端が、8の負荷の一端
に接続されている。また、この負荷8は、その他端がイ
ンバータ主回路部6の他方の出力端子に接続されてい
る。9は商用電源で、負荷8の両端に接続されている。
従って、インバータ主回路部6の出力である交流電力
は、開閉器7を介して商用電力系統に連系し負荷8に供
給される。なお、11は、インバータ制御回路で、太陽
電池1の出力電力がほぼ最大となって変換されて出力さ
れるよう、インバータ主回路部6のスイッチ素子Q2、
Q3、Q4、Q5に対してパルス幅変調による変調信号
を生成するための制御回路である。
電圧V2の出力は、後段のインバータ主回路部6が安定
動作を行うため、原理的な値の出力交流電圧の波高値す
なわち実効電圧値の大略1.4倍の値に対し、スイッチ
素子による電圧降下、ローパスフィルターによる電圧降
下などを考慮し、さらに商用電力系統の商用電圧の最も
高い値を想定して電圧値が設定される。そして、単相3
線式の商用電力系統と連系し使用される系統連系型イン
バータ装置においては大略350Vに設定される。
の系統連系型インバータ装置は、高い効率の電力変換が
望まれるもので、インバータ主回路部のスイッチ素子も
高速応答性及びオン抵抗の小さいものが用いられる。し
かし、このスイッチ素子からみた場合、インバータ主回
路部の入力である直流電圧と出力である交流電圧の波高
値との差が大きく、従って、スイッチ素子そのものが損
失の高い条件によってスイッチングされるものであっ
た。
で、その目的とするところは、スイッチ素子による損失
を低く抑えてインバータ主回路部の安定動作を実現する
電力変換効率の高い系統連系型インバータ装置を提供す
ることにある。
に、請求項1記載の系統連系型インバータ装置は、直流
電源から入力される大きさの変化する入力電圧を昇圧制
御回路によって所定の大きさに昇圧する昇圧回路部と、
その昇圧回路部からの入力を交流に変換するインバータ
主回路部と、を備える系統連系型インバータ装置におい
て、前記昇圧制御回路を、前記昇圧回路部の出力電圧
が、系統連系する商用電力系統の電源電圧を検出する電
圧検出手段の出力によって、該出力電圧と商用電源電圧
のピーク値との差が一定となるよう制御するようにして
いる。これにより、昇圧回路部の出力電圧が昇圧制御回
路により、系統連系する商用電力系統の電源電圧を検出
する電圧検出手段の出力によって出力電圧と商用電源電
圧のピーク値との差が一定となるよう制御される。
装置は、請求項1記載の電圧検出手段を、商用電力系統
の単相3線式線路のU相とV相とのそれぞれから電圧信
号を入力し前記ピーク値を出力するようにしている。こ
れにより、電圧検出手段によって、商用電力系統の単相
3線式線路のU相とV相とのそれぞれから電圧信号が入
力されピーク電圧が検出される。
ータ装置の一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明
する。図1は、系統連系型インバータ装置の構成を示す
構成図である。図2は、図1に示す系統連系型インバー
タ装置の要部である昇圧制御回路の構成を示すブロック
図である。これらの図において、従来例のものと同じも
のは同一の符号を符してあり、詳細な説明は省略する。
池1の直流電力を交流電力に変換し単相3線式線路の商
用電力系統9と連系して負荷8、8に電源供給する単相
3線式線路に用いる系統連系型インバータ装置で、逆流
防止ダイオード2と、平滑用コンデンサ3と、昇圧回路
部4と、平滑用コンデンサ5と、インバータ主回路部6
と、開閉器7と、昇圧制御回路10と、インバータ制御
回路11とを主要構成部とする。
部4の出力電圧信号V2と、商用電力系統9の交流電源
のU相とV相からの交流電圧信号V31、V32とを入
力し、昇圧回路部4の出力電圧V2を制御する。そし
て、図2に示すように、昇圧回路出力電圧検出部101
と、系統連系する商用電力系統9の電源電圧を検出する
電圧検出手段である商用系統ピーク電圧検出部102
と、差動増幅回路103と、基準電源104と、加算回
路105と、PWM比較器106と、三角波発振器10
7と、ドライバ回路108とを有し、昇圧回路部4のス
イッチ素子Q1をパルス幅変調制御によってスイッチン
グ制御する。
出力端に接続された電圧センサの出力電圧V2と、商用
電力系統9のU相とV相のそれぞれから電圧センサを介
して電圧信号V31、V32を入力して商用系統ピーク
電圧検出部102にて検出された大きい方の値とを差動
増幅器103に入力し、その差を出力する。そして、こ
の差動増幅器103の出力と、スイッチ素子による電圧
降下、ローパスフィルターによる電圧降下などを考慮す
るための所定の大きさの基準電圧を出力する基準電源1
04の出力とを、加算回路105によって加算し、その
出力をPWM比較器106に入力して三角波発振器10
7の基準三角波の波形と比較する。そして、太陽電池1
の出力端に接続された電圧センサの出力電圧V1あるい
は商用電力系統9の電圧センサの出力電圧V31、V3
2の変化に合わせて、 V2−(V31又はV32のうち大きい値) が一定となるようスイッチ素子Q1のゲートに与えるパ
ルス幅を変化させる出力をドライバ回路108を介して
Q1のゲートに向けて出力する。上式による差は、イン
バータ主回路部のスイッチ素子Q2、Q3、Q4、Q5
が安定して動作し且つスイッチ素子Q2、Q3、Q4、
Q5の損失を低く抑え得るよう設定されている。すなわ
ち、この差が小さい場合は商用電力系統9からインバー
タ主回路6に向けて電流が流れ込むこととなり、この差
が必要以上に大きい場合はスイッチ素子Q2、Q3、Q
4、Q5の損失が大きくなる。
装置によって太陽電池1の直流電源を交流電源に変換す
る動作について説明する。太陽電池1から直流電力が出
力されると、まず、平滑用のコンデンサ3に蓄電され
る。太陽電池1から入力される直流電圧は、0〜大略3
50Vまで変化して絶えず変動するが、このコンデンサ
3によって平滑化され、昇圧回路部4のスイッチ素子Q
1に安定化され入力される。スイッチ素子Q1は、昇圧
制御回路10の制御信号によって、昇圧回路部4の出力
電圧V2を、 V2−(V31又はV32のうち大きい値) を一定とすべくスイッチング幅が制御されてオン、オフ
動作する。
は、ダイオードD6を介して接続されたインバータ主回
路部6に、上式による差を有する直流電圧V2に昇圧さ
れて供給される。直流電圧V2は、インバータ主回路部
6のスイッチブリッジを形成するスイッチ素子Q2、Q
3、Q4、Q5によりスイッチングされ、高周波成分を
含む、商用電源に同期した略正弦波交流電流に変換され
る。そしてこの略正弦波交流電流は、リアクトルL2、
L3及びコンデンサC1、C2とによるローパスフィル
タにより高周波成分が除去され平滑された商用電源に変
換され、出力電流として出力される。そして、この出力
は、商用電源9からの供給電流と合成され、単相3線式
線路の負荷電流として負荷8、8に入力されるものとな
る。
よると、昇圧回路部4の出力電圧が昇圧制御回路10に
より、系統連系する商用電力系統9の電源電圧を検出す
る電圧検出手段である商用系統ピーク電圧検出部102
の出力によって出力電圧V2と商用電源電圧V31、V
32のピーク値との差が一定となるよう制御されるの
で、従来例の場合のように例えば商用電源電圧が低いと
きに出力電圧V2との差が大きくなってスイッチ素子Q
2、Q3、Q3、Q4による損失が大きくなるといった
ことがなく、商用電源電圧の低いときにスイッチ素子に
よる損失が低く抑えられるとともに商用電源電圧の高い
ときにはインバータ主回路部の安定動作をが達成され、
電力変換効率の高いものとなる。また、電圧検出手段で
ある商用系統ピーク電圧検出部102によって、商用電
力系統9の単相3線式線路のU相とV相とのそれぞれか
ら電圧信号が入力されピーク電圧が検出されるので、単
相3線式線路において安定した直流交流電力変換動作が
達成される。
商用電力系統を単相3線式線路のものについて説明した
が、本発明はそのもののみに限定するものでなく商用電
力系統が単相2線式線路のものであっても良い。
置は、昇圧回路部の出力電圧が昇圧制御回路により、系
統連系する商用電力系統の電源電圧を検出する電圧検出
手段の出力によって出力電圧と商用電源電圧のピーク値
との差が一定となるよう制御されるので、商用電源電圧
の低いときにスイッチ素子による損失が低く抑えられる
とともに商用電源電圧の高いときにインバータ主回路部
の安定動作をが達成され、電力変換効率の高いものとな
る。
タ装置は、請求項1記載のものの効果に加え、電圧検出
手段によって、商用電力系統の単相3線式線路のU相と
V相とのそれぞれから電圧信号が入力されピーク電圧が
検出されるので、単相3線式線路において安定した直流
交流電力変換動作が達成される。
態の構成を示す構成図である。
ある昇圧制御回路の構成を示すブロック図である。
態の構成を示す構成図である。
チ素子Q1、リアクトルL1、ダイオードD6を有して
構成されている。そして、平滑用コンデンサ3の両端に
接続されて太陽電池1からの直流電力が平滑用コンデン
サ3によって電圧が安定化されてこの昇圧回路部4に入
力される。昇圧回路部4は、出力端の出力電圧が昇圧制
御回路10によって検知されてスイッチング制御され、
大きさの変化する入力電圧を所定の電圧値に昇圧する。
ルス幅を変化させる出力をドライバ回路108を介して
Q1のゲートに向けて出力する。上式による差は、イン
バータ主回路部のスイッチ素子Q2、Q3、Q4、Q5
が安定して動作し且つスイッチ素子Q2、Q3、Q4、
Q5の損失を低く抑え得るよう設定されている。すなわ
ち、この差が小さい場合は商用電力系統9からインバー
タ主回路6に向けて電流が流れ込むこととなり、この差
が必要以上に大きい場合はスイッチ素子Q2、Q3、Q
4、Q5の損失が大きくなる。
装置によって太陽電池1の直流電源を交流電源に変換す
る動作について説明する。太陽電池1から直流電力が出
力されると、まず、平滑用のコンデンサ3に蓄電され
る。太陽電池1から入力される直流電圧は、0〜大略3
50Vまで変化して絶えず変動するが、このコンデンサ
3によって平滑化され、昇圧回路部4のスイッチ素子Q
1に安定化され入力される。スイッチ素子Q1は、昇圧
制御回路10の制御信号によって、昇圧回路部4の出力
電圧V2を、 V2−(V31又はV32のうち大きい値)×2 を一定とすべくスイッチング幅が制御されてオン、オフ
動作する。
Claims (2)
- 【請求項1】 直流電源から入力される大きさの変化す
る入力電圧を昇圧制御回路によって所定の大きさに昇圧
する昇圧回路部と、その昇圧回路部からの入力を交流に
変換するインバータ主回路部と、を備える系統連系型イ
ンバータ装置において、 前記昇圧制御回路を、前記昇圧回路部の出力電圧が、系
統連系する商用電力系統の電源電圧を検出する電圧検出
手段の出力によって、該出力電圧と商用電源電圧のピー
ク値との差が一定となるよう制御するようにしたことを
特徴とする系統連系型インバータ装置。 - 【請求項2】 前記電圧検出手段を、商用電力系統の単
相3線式線路のU相とV相とのそれぞれから電圧信号を
入力し前記ピーク値を出力するようにしたことを特徴と
する請求項1記載の系統連系型インバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16803096A JP3862320B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 系統連系型インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16803096A JP3862320B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 系統連系型インバータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1014112A true JPH1014112A (ja) | 1998-01-16 |
JP3862320B2 JP3862320B2 (ja) | 2006-12-27 |
Family
ID=15860525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16803096A Expired - Lifetime JP3862320B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 系統連系型インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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1996
- 1996-06-27 JP JP16803096A patent/JP3862320B2/ja not_active Expired - Lifetime
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