JPH1014085A - 保護回路の自動切り替え方式 - Google Patents
保護回路の自動切り替え方式Info
- Publication number
- JPH1014085A JPH1014085A JP16271996A JP16271996A JPH1014085A JP H1014085 A JPH1014085 A JP H1014085A JP 16271996 A JP16271996 A JP 16271996A JP 16271996 A JP16271996 A JP 16271996A JP H1014085 A JPH1014085 A JP H1014085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- protection element
- switch
- power supply
- circuit protection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電源系の過電流等を遮断する回路保護素子を持
つ装置に、あらかじめ主系統と従系統の回路保護素子を
持たせ、主系統の回路保護素子が動作した場合、自動的
にこれを検出し、タイマー等で選択的に時間を遅らせた
後、従系統に切り替えることで、保護回路の自動復帰を
図る。 【解決手段】電源電流がαから、主系統の回路保護素子
1を通り、装置側βへと流れる回路で回路保護素子1が
動作した場合、高抵抗8と直列で、回路保護素子1に比
べ限りなく容量の小さい検出素子3も動作する。この
時、スイッチ4がONになり、DC電源12がかかるこ
とで、リレー11が起動し、スイッチ5をONにする。
但し、抵抗9、コンデンサ10からなる遅延回路を持つ
ため、スイッチ4のONからリレー11の起動までには
時間がかかる。そして、スイッチ5がONになり、従系
統の回路保護素子2を通り電源電流が流れ、回路保護素
子の自動入れ替えが終了する。
つ装置に、あらかじめ主系統と従系統の回路保護素子を
持たせ、主系統の回路保護素子が動作した場合、自動的
にこれを検出し、タイマー等で選択的に時間を遅らせた
後、従系統に切り替えることで、保護回路の自動復帰を
図る。 【解決手段】電源電流がαから、主系統の回路保護素子
1を通り、装置側βへと流れる回路で回路保護素子1が
動作した場合、高抵抗8と直列で、回路保護素子1に比
べ限りなく容量の小さい検出素子3も動作する。この
時、スイッチ4がONになり、DC電源12がかかるこ
とで、リレー11が起動し、スイッチ5をONにする。
但し、抵抗9、コンデンサ10からなる遅延回路を持つ
ため、スイッチ4のONからリレー11の起動までには
時間がかかる。そして、スイッチ5がONになり、従系
統の回路保護素子2を通り電源電流が流れ、回路保護素
子の自動入れ替えが終了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時定数の大きい装
置、特に瞬間的に停電した場合でも、被処理物への影響
が少ない熱処理炉の電源系の回路保護素子の自動切り替
えに関する。
置、特に瞬間的に停電した場合でも、被処理物への影響
が少ない熱処理炉の電源系の回路保護素子の自動切り替
えに関する。
【0002】
【従来の技術】装置には電源電流を遮断する回路保護素
子が具備されており、電源系に過電流が流れた場合、回
路保護素子が動作し、装置への電源電流が遮断され、装
置の稼動が強制的に終了された。その後、回路保護素子
の交換を行い、再稼動させていた。
子が具備されており、電源系に過電流が流れた場合、回
路保護素子が動作し、装置への電源電流が遮断され、装
置の稼動が強制的に終了された。その後、回路保護素子
の交換を行い、再稼動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路で
は、電源系の回路保護素子が動作した場合、装置の稼動
が止まり、被処理物に重大なダメージを与えていた。し
かし、電源系のノイズ等に原因がある様な場合、時間を
おくことでその原因は消えるため、時定数の大きい装置
であれば、原因が消えた後、回路保護素子を切り替え、
装置を復活させることで被処理物にダメージを与えるこ
となく稼動を続けられる。ノイズフィルターやサージア
ブソーバー等を挿入することで、電源系より進入するノ
イズを阻止する方法もよく採られる対策であるが、必ず
しも全てのノイズに効力がある訳ではなく、予想外のノ
イズが原因で過電流が流れた場合には、従来の回路と同
様に装置の稼動が止まり、被処理物に重大なダメージを
与えていた。
は、電源系の回路保護素子が動作した場合、装置の稼動
が止まり、被処理物に重大なダメージを与えていた。し
かし、電源系のノイズ等に原因がある様な場合、時間を
おくことでその原因は消えるため、時定数の大きい装置
であれば、原因が消えた後、回路保護素子を切り替え、
装置を復活させることで被処理物にダメージを与えるこ
となく稼動を続けられる。ノイズフィルターやサージア
ブソーバー等を挿入することで、電源系より進入するノ
イズを阻止する方法もよく採られる対策であるが、必ず
しも全てのノイズに効力がある訳ではなく、予想外のノ
イズが原因で過電流が流れた場合には、従来の回路と同
様に装置の稼動が止まり、被処理物に重大なダメージを
与えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は電源電流を遮断
する主系統の回路保護素子と従系統の回路保護素子を具
備し、主系統の回路保護素子が動作した場合に自動的に
これを検出し、タイマーで選択的に時間を遅らせた後、
従系統の回路保護素子に切り替える構成とする。
する主系統の回路保護素子と従系統の回路保護素子を具
備し、主系統の回路保護素子が動作した場合に自動的に
これを検出し、タイマーで選択的に時間を遅らせた後、
従系統の回路保護素子に切り替える構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は自動切り替え方式の保護回路を示
す図である。図2は保護回路の一部を変更した例であ
る。図1に示される実施例では、主系統回路保護素子部
A、電流遮断検出部B、回路保護素子入れ替え制御部
C、従系統回路保護素子部Dから構成される回路で、主
系統の回路保護素子1と、従系統の回路保護素子2と、
検出素子3と、検出素子3が動作することでONとなる
スイッチ4と、リレー11が動作することでONになる
スイッチ5と、高抵抗8と、抵抗9と、コンデンサ10
と、DC電源12が配置される。
して説明する。図1は自動切り替え方式の保護回路を示
す図である。図2は保護回路の一部を変更した例であ
る。図1に示される実施例では、主系統回路保護素子部
A、電流遮断検出部B、回路保護素子入れ替え制御部
C、従系統回路保護素子部Dから構成される回路で、主
系統の回路保護素子1と、従系統の回路保護素子2と、
検出素子3と、検出素子3が動作することでONとなる
スイッチ4と、リレー11が動作することでONになる
スイッチ5と、高抵抗8と、抵抗9と、コンデンサ10
と、DC電源12が配置される。
【0006】通常、電源電流はαから、主系統の回路保
護素子1を通り、装置側βへと流れる。電流遮断検出部
Bは検出素子3へは、高抵抗8によって正常時には電流
は極わずかしか流れない。また検出素子3は回路保護素
子1に比べ限りなく容量の小さいものである。電源ライ
ンのノイズ等が原因で回路に過電流が流れ回路保護素子
1が動作した場合、電流遮断検出部Bの検出素子3に電
流が流れ、検出素子3は瞬時に動作する。この時、スイ
ッチ4がONとなり、回路保護素子入れ替え制御部Cが
作動する。回路保護素子入れ替え制御部Cはスイッチ4
がONになり、DC電源12が回路保護素子入れ替え制
御部Cの回路にかかることで、リレー11が起動し、ス
イッチ5をONにする。但し、回路保護素子入れ替え制
御部は、抵抗9コンデンサ10からなる遅延回路を持つ
ため、リレー11の起動までに時間がかかる。そして、
スイッチ5がONになり、従系統の回路保護素子2を通
り電源電流が流れ、回路保護素子の自動入れ替えが終了
する。上記の様、回路保護素子入れ替え制御部Cの抵抗
9、コンデンサ10からなる遅延回路を持たせること
で、回路保護素子切り替えに時間をかけ、ノイズ等の発
生時期を自動的に回避させ連続して従系統の回路保護素
子が動作することを防止する。
護素子1を通り、装置側βへと流れる。電流遮断検出部
Bは検出素子3へは、高抵抗8によって正常時には電流
は極わずかしか流れない。また検出素子3は回路保護素
子1に比べ限りなく容量の小さいものである。電源ライ
ンのノイズ等が原因で回路に過電流が流れ回路保護素子
1が動作した場合、電流遮断検出部Bの検出素子3に電
流が流れ、検出素子3は瞬時に動作する。この時、スイ
ッチ4がONとなり、回路保護素子入れ替え制御部Cが
作動する。回路保護素子入れ替え制御部Cはスイッチ4
がONになり、DC電源12が回路保護素子入れ替え制
御部Cの回路にかかることで、リレー11が起動し、ス
イッチ5をONにする。但し、回路保護素子入れ替え制
御部は、抵抗9コンデンサ10からなる遅延回路を持つ
ため、リレー11の起動までに時間がかかる。そして、
スイッチ5がONになり、従系統の回路保護素子2を通
り電源電流が流れ、回路保護素子の自動入れ替えが終了
する。上記の様、回路保護素子入れ替え制御部Cの抵抗
9、コンデンサ10からなる遅延回路を持たせること
で、回路保護素子切り替えに時間をかけ、ノイズ等の発
生時期を自動的に回避させ連続して従系統の回路保護素
子が動作することを防止する。
【0007】図面2に示される実施例は、図面1の回路
保護素子入れ替え制御部回路CをEに変更したものであ
る。図面1の遅延回路の変わりにタイマー14を取り付
け、タイマーを動作させるDC電源13と、その回路を
ONするためのスイッチ4に連動するスイッチ6と、タ
イマーで制御されるスイッチ7と、リレー11を作動さ
せるDC電源12からなる。図面1の説明と同様に、ス
イッチ4がONになると、連動してスイッチ6もONと
なる。これによりタイマーが作動し、選択された時間が
経過した時点でスイッチ7がONすることでDC電源1
2が作動し、リレー11が起動し、スイッチ5をONに
する。
保護素子入れ替え制御部回路CをEに変更したものであ
る。図面1の遅延回路の変わりにタイマー14を取り付
け、タイマーを動作させるDC電源13と、その回路を
ONするためのスイッチ4に連動するスイッチ6と、タ
イマーで制御されるスイッチ7と、リレー11を作動さ
せるDC電源12からなる。図面1の説明と同様に、ス
イッチ4がONになると、連動してスイッチ6もONと
なる。これによりタイマーが作動し、選択された時間が
経過した時点でスイッチ7がONすることでDC電源1
2が作動し、リレー11が起動し、スイッチ5をONに
する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回路内
に主系統と従系統の回路保護素子を持たせ、電源ライン
のノイズ等により過電流が流れ、主系統の回路保護素子
が動作した場合、タイマーによりノイズ等過電流を回避
した後、自動的に従系統の回路保護素子に切り替えるこ
とで、連続して従系統の回路保護素子が動作することを
防止し、電源の供給を止めずに装置を稼動させつづける
ことができるという効果を奏する。また本発明は、ノイ
ズ等の瞬間的なものに対してのみ有効であり、瞬間的な
過電流のみを回避するという利点を持つ。また、回路保
護素子の交換を自動的に行うため、一旦、電源を落とし
て回路保護素子を交換する必要もなく、オペレーターの
常駐性を減らすことにもつながる。また、過電流を直接
検出しているため、一過性の過電流に対しては外来ノイ
ズ起因に限らず確実に効果を発揮する。
に主系統と従系統の回路保護素子を持たせ、電源ライン
のノイズ等により過電流が流れ、主系統の回路保護素子
が動作した場合、タイマーによりノイズ等過電流を回避
した後、自動的に従系統の回路保護素子に切り替えるこ
とで、連続して従系統の回路保護素子が動作することを
防止し、電源の供給を止めずに装置を稼動させつづける
ことができるという効果を奏する。また本発明は、ノイ
ズ等の瞬間的なものに対してのみ有効であり、瞬間的な
過電流のみを回避するという利点を持つ。また、回路保
護素子の交換を自動的に行うため、一旦、電源を落とし
て回路保護素子を交換する必要もなく、オペレーターの
常駐性を減らすことにもつながる。また、過電流を直接
検出しているため、一過性の過電流に対しては外来ノイ
ズ起因に限らず確実に効果を発揮する。
【図1】自動切り替え方式の保護回路を示す図である。
【図2】図面1の回路保護素子入れ替え制御部回路Cを
Eに変更したものである。
Eに変更したものである。
A…主系統回路保護素子部、 B…電流遮断検出部、C
…回路保護素子入れ替え部、D…従系統回路保護素子
部、E…回路保護素子入れ替え部(タイマー含む)、1
〜2…回路保護素子、3…検出素子、 4〜7…スイ
ッチ、8…高抵抗、9…抵抗、10…コンデンサ、11
…リレー、12〜13…DC電源、14…タイマー、
α…電源側端子、β…装置側端子。
…回路保護素子入れ替え部、D…従系統回路保護素子
部、E…回路保護素子入れ替え部(タイマー含む)、1
〜2…回路保護素子、3…検出素子、 4〜7…スイ
ッチ、8…高抵抗、9…抵抗、10…コンデンサ、11
…リレー、12〜13…DC電源、14…タイマー、
α…電源側端子、β…装置側端子。
Claims (2)
- 【請求項1】電源系に過電流が流れたときに、電源電流
を遮断する回路保護素子を具備した装置において回路保
護素子が電流を遮断したことを検出する機能を有し、主
系統の回路保護素子が動作した場合にこれを検出し、従
系統の回路保護素子を経由するように電源系を切り替え
ることを特徴とする、保護回路の自動切り替え方式。 - 【請求項2】主系統が遮断したことを検出してから従系
統に切り替えるまでの時間をタイマーにより選択出来る
ことを特徴とする、第一項記載の保護回路の自動切り替
え方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16271996A JPH1014085A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 保護回路の自動切り替え方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16271996A JPH1014085A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 保護回路の自動切り替え方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1014085A true JPH1014085A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15759988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16271996A Pending JPH1014085A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 保護回路の自動切り替え方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1014085A (ja) |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16271996A patent/JPH1014085A/ja active Pending
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