JPH101405A - 被覆農薬粒剤混合物とその使用方法 - Google Patents

被覆農薬粒剤混合物とその使用方法

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JPH101405A
JPH101405A JP23254896A JP23254896A JPH101405A JP H101405 A JPH101405 A JP H101405A JP 23254896 A JP23254896 A JP 23254896A JP 23254896 A JP23254896 A JP 23254896A JP H101405 A JPH101405 A JP H101405A
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coated
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pesticide
active ingredient
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JP23254896A
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Shigetoshi Kimoto
成年 木元
Kichiya Kutsuzawa
吉也 沓沢
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種農作物の栽培管理上必要な殺虫・殺菌作
用のある農薬活性成分溶出量を、一度の施用で全生育期
間中持続させることができる被覆農薬粒剤混合物、およ
び該被覆農薬粒剤混合物を効率的に作用させることので
きる使用方法を提供するものである。 【解決手段】 少なくとも1種以上の殺虫および/また
は殺菌作用を有する農薬活性成分からなる農薬活性成分
と少なくとも1種以上の水膨潤性物質とからなる農薬粒
剤の表面に、熱可塑性樹脂を主成分とする被膜材料が被
覆されており、圃場に施用後一定期間内部から該農薬活
性成分の溶出を抑える如くしてなる被覆農薬粒剤におい
て、該粒剤が複数の異なる溶出抑制期間を有する被覆農
薬粒子群である被覆農薬粒剤混合物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる溶出抑制期
間を有する被覆農薬粒剤混合物およびその使用方法に関
する。さらに詳しくは、圃場に施用したときに一定期間
農薬活性成分の溶出を抑えることができ、溶出後は長期
間の薬効を持続させることができる異なる溶出抑制期間
を有する被覆農薬粒剤混合物、および該被覆農薬粒剤混
合物を効率的に作用させることのできる使用方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】日本の農業において、農作物を栽培する
際、殺虫作用および/または殺菌作用のある農薬(以
後、殺虫・殺菌剤という。)を農作物に直接散布した
り、殺虫・殺菌剤を圃場に施用したりするなどの防除が
行われている。しかし、通常の殺虫・殺菌剤では、持続
性が乏しいので、一定期間の間隔をあけて、収穫までに
数回の防除作業を行わなければならず、農作業省力化に
とって大きな障害となっている。
【0003】例えば、水稲では、イモチ病の防除が問題
となっている。イモチ病には、葉イモチ病と穂イモチ病
があり、田植えからおよそ1ヶ月後に発生する傾向があ
る葉イモチ病と田植えからおよそ2.5ヶ月後に発生す
る傾向がある穂イモチ病とをともに防除するためには、
田植えから1ヶ月後と2.5ヶ月後に殺虫・殺菌剤が効
いていることが好ましいが、葉イモチ病は田植えから1
ヶ月後以降、長期にわたっても発生しやすいので、農作
物の全生育期間中において、殺虫・殺菌剤が効いている
ことが特に好ましい。一方、イモチ病以外にも、病原菌
を媒介するツマグロヨコバイ等のヨコバイ類、セジロウ
ンカ等のウンカ類に代表される害虫を防除する必要があ
る。従って、農作物の全生育期間中に殺虫・殺菌剤が効
いているように、農作物の全生育期間に該殺虫・殺菌剤
を数度散布もしくは施用しなければならないのが現状で
あった。このような殺虫・殺菌剤による防除作業を、全
生育期間中において一度で済ますことができれば、高齢
化している農業従事者の労力軽減に大きく寄与し、大規
模な耕作面積を有する農業従事者にとってはさらなる規
模拡大が可能になる。
【0004】そこで、農作物の全生育期間を通じて、そ
の農作物の栽培管理上必要な時期に必要な量の殺虫作用
および/または殺菌作用を有する農薬活性成分(以後、
農薬活性成分という。)を供給するために、農薬活性成
分のまわりを溶出制御可能な被膜で被覆した農薬粒剤の
研究が行われている。特公昭64−5002号公報に
は、農薬活性成分を熱可塑性樹脂で被覆することによる
農薬活性成分の徐放化と安全性に関する発明が開示され
ている。この発明は、熱可塑性樹脂被膜の透過性を利用
して、内部の農薬活性成分を溶出するため、水溶性が大
きく蒸散性の大きい農薬活性成分の徐放化には効果があ
る。しかし、水溶性が大きい農薬活性成分は種類が少な
いので、該発明において使用できる農薬活性成分は、極
めて選択幅が狭いものであった。確かに、水溶解度の大
きな物質ならば、被膜を透過して徐々に、外部へ溶出さ
れてゆくため、該発明においても有効に作用するが、農
薬活性成分においては、水溶解性の小さいものが多く、
大部分が難水溶性のものであるため、通常用いられる農
薬活性成分を該発明に使用すると、透過速度が極めて小
さくなり、実用に供せなくなる。また、農作物が収穫さ
れた後でも、被膜の中に農薬活性成分が残存しているの
で、使用効率が低下したり、安全性が悪化したりする。
さらに、初期溶出を充分に抑制することができないとい
う欠点を有いている。
【0005】また、特開平6−9304号公報、特開平
6−72805号公報には、被膜を溶解させることによ
り内部の農薬活性成分を溶出させる被覆農薬粒剤が開示
されており、特開平6−9303号公報、特開平6−8
0514号公報には、被膜に複数の亀裂を発生させるこ
とにより内部の農薬活性成分を溶出させる被覆農薬粒剤
が開示されている。これらの被覆農薬粒剤は、内部の農
薬活性成分が一定の期間溶出しないが、溶出が開始する
と、内部の農薬活性成分が外部へ徐々に放散してゆくも
のである。しかしながら、このような被覆農薬粒剤は、
被膜構造が二層構造のため、製造工数が多く、製品価格
が高価になる傾向がある。また、溶解もしくは亀裂によ
ってポーラス化した被膜を通して、内部の農薬活性成分
を溶出するため、農薬活性成分に水溶解度の小さいもの
を使用すると、農薬活性成分の溶出が極めて緩慢にな
る。そのため、多量の被覆農薬粒剤を使用しなければな
らなくなったり、生育期間中に溶出が終了できず環境を
悪化させる原因になる。また、このような緩やかな溶出
曲線を有する該被覆農薬粒剤では、溶出曲線の異なる複
数の該被覆農薬粒剤を組み合わせて、農作物の栽培管理
上必要な農薬活性成分溶出量を調整することは非常に難
しい。農薬活性成分の水溶解度に大きく依存せず、初期
溶出を抑える反面、溶出後の短期間で完全溶解し、種々
の農作物の栽培に必要な溶出量を適宜調整できる被覆農
薬粒剤が求められている。
【0006】また、農薬においては、一般に殺虫・殺菌
剤と除草剤とを挙げることができるが、両者の使用方法
は、基本的に異なっている。殺虫・殺菌剤は、農作物に
直接関わる害虫、病原菌およびウイルス等を対象とする
ものである。これらの防除のためには、農薬活性成分を
直接農作物に散布するか、農薬活性成分を農作物の根よ
り吸収させるかのいずれかの方法を取るのが通常であ
る。一方、除草剤は、農作物の栽培を阻害する農作物以
外の植物体すなわち雑草のみを取り除くものである。し
たがって、雑草に対してのみ作用するように広く圃場に
施用するのが通常である。この際、除草剤を殺虫・殺菌
剤のように施用すると、農作物に直接作用してしまい農
作物まで枯らしてしまう恐れがある。このように殺虫・
殺菌剤は、農作物に対して必要量を効果的に与えれるこ
とが好ましく、除草剤は、圃場全面に施用する全層施用
が好ましい。よって、殺虫・殺菌剤と除草剤とを一緒に
扱うこと、つまり同じ施用方法で実施することは、非常
に難しいという欠点を有している。
【0007】特開平6−80514号公報、特願平7−
293663号、特願平7−258184号等には、一
定期間後に農薬活性成分を溶出させることのできる被覆
農薬粒剤を、農作物の防除に使用する方法が開示されて
いる。特に、特願平7−293663号に開示されてい
る被覆農薬粒剤は、被膜が破壊されて内部の農薬活性粒
剤が外部に放出され、水分によって速やかに溶解される
ため、完全に溶解するまでの時間が短く溶出曲線のシャ
ープなものであるため、完全に溶解するまでの時間が長
く溶出曲線のブロードな挙動を示す特開平6−8051
4号公報に開示の被覆農薬粒剤と比較し、溶出開始時期
の異なる被覆農薬粒剤を組み合わせて、農作物の栽培管
理上必要とする時期に速やかに農薬活性粒剤溶出量を確
保することが極めて容易である。しかし、特願平7−2
93663号には、除草剤の施用方法として、最適溶出
を得るための配合技術が開示されているに過ぎないの
で、この方法を利用して、殺虫・殺菌剤からなる被覆農
薬粒剤を施用しても、充分な殺虫・殺菌効果が得られな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記問
題点を鋭意検討した結果、殺虫作用および/または殺菌
作用を有する農薬活性成分の少なくとも1種と水膨潤性
物質の少なくとも1種とからなる農薬粒剤の表面を、熱
可塑性樹脂を主成分とする被膜材料で被覆することによ
り、圃場に施用したときに一定期間該農薬活性成分の溶
出を抑える機能を有する被覆農薬粒剤であって、該粒剤
が異なる溶出抑制期間を有する被覆農薬粒剤の混合物で
ある被覆農薬粒剤混合物を用いることにより、前記問題
点を解決できることを見い出し、本発明を完成させた。
本発明は、各種農作物の栽培管理上必要な殺虫・殺菌作
用のある農薬活性成分溶出量を、一度の施用で全生育期
間中持続させることができる被覆農薬粒剤混合物、およ
び該被覆農薬粒剤混合物を効率的に作用させることので
きる使用方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明は下記の(1)ない
し(7)の構成を有している。 (1)殺虫作用および/または殺菌作用を有する農薬活
性成分の少なくとも1種と水膨潤性物質の少なくとも1
種とからなる農薬粒剤の表面を、熱可塑性樹脂を主成分
とする被膜材料で被覆することにより、圃場に施用した
ときに一定期間該農薬活性成分の溶出を抑える機能を有
する被覆農薬粒剤であって、該粒剤が異なる溶出抑制期
間を有する被覆農薬粒剤の混合物である被覆農薬粒剤混
合物。 (2)被膜材料で被覆されて成る被膜が、一層構造であ
る前記第(1)項記載の被覆農薬粒剤混合物。 (3)被覆農薬粒剤の混合物が、農薬活性成分が異なる
被覆農薬粒剤の混合物である前記第(1)項もしくは前
記第(2)項記載の被覆農薬粒剤混合物。 (4)被覆農薬粒剤の混合物が、圃場に施用後第2週か
ら第5週の間に溶出が開始する短期溶出開始型被覆農薬
粒剤と第6週から第9週の間に溶出が開始する長期溶出
開始型被覆農薬粒剤との混合物である前記第(1)項な
いし前記第(3)項のいずれか1項に記載の被覆農薬粒
剤混合物。 (5)前記第(1)項ないし前記第(4)項のいずれか
1項に記載の被覆農薬粒剤混合物を、圃場において苗移
植と同時に施用する被覆農薬粒剤混合物の使用方法。 (6)苗移植と同時に苗側面の穴または側条の溝に施用
し、覆土する前記第(5)項記載の被覆農薬粒剤混合物
の使用方法。 (7)苗移植直前に育苗培地へ施用した後、直ちに圃場
に苗移植とする前記第(5)項記載の被覆農薬粒剤混合
物の使用方法。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
被覆農薬粒剤混合物は、異なる溶出抑制期間を有する被
覆農薬粒剤の混合物である。これは、農作物の栽培管理
上必要となる殺虫・殺菌作用のある農薬活性成分の溶出
量を、溶出抑制期間の異なる被覆農薬粒子を複数組み合
わせることによって調整するためである。
【0011】溶出抑制期間の異なる被覆農薬粒子の組み
合わせに関しては、農作物の栽培管理上必要となる殺虫
・殺菌作用のある農薬活性成分の溶出を、農作物の全生
育期間中持続的に供与できれば特に限定はないが、圃場
に施用後第2週から第5週の間に溶出が開始する短期溶
出開始型被覆農薬粒剤と第6週から第9週の間に溶出が
開始する長期溶出開始型被覆農薬粒剤とからなる被覆農
薬粒子を適宜組み合わせることが好ましい。このような
短期溶出開始型被覆農薬粒剤および長期溶出開始型被覆
農薬粒剤は、水稲におけるイモチ病の防除(田植えから
およそ1ヶ月後に発生する傾向がある葉イモチ病と田植
えからおよそ2.5ヶ月後に発生する傾向がある穂イモ
チ病)を目的としたものであるが、これらは溶出曲線が
シャープであるため、両者の配合比率を変えることによ
り、あらゆる農作物に対して対応可能である。
【0012】また、本発明に用いられる被覆農薬粒子
は、初期溶出を極度に抑制でき、かつ溶出後は短期間で
溶出が終了するものであることが望ましい。これは、長
期間で溶出が終了するものは農薬活性成分を必要な時期
に必要量与えるための組み合わせが困難であり、収穫後
にも溶出し続ける危険性があるからである。本発明に用
いられる被覆農薬粒子としては、特願平7−21291
0号の被覆農薬粒剤が適しており、特公昭64−500
2号公報、特開平6−9303号公報および特開平6−
9304号公報の徐放型の被覆農薬粒剤は適してしな
い。
【0013】このような被覆農薬粒子は、特願平7−2
12910号に記載されている方法によって製造するこ
とができる。すなわち、本発明に使用される被覆農薬粒
剤は、殺虫・殺菌作用を有する農薬活性成分の少なくと
の1種と水膨潤性物質の少なくとも1種とからなる農薬
粒剤の表面を、熱可塑性樹脂を主成分とする被膜材料で
被覆したものである。このような被覆農薬粒剤は、被膜
材料で完全に被覆されているので、該被膜材料が破壊さ
れるまでの一定期間は、農薬粒剤が外部放出されず、農
薬粒剤に含まれている農薬活性成分が外部に溶出される
ことがない。
【0014】本発明において、このような機能を発現さ
せるには、殺虫・殺菌作用を有する農薬活性成分の少な
くとも1種と水膨潤性物質の少なくとも1種とからなる
農薬粒剤の表面を、透湿性の小さい被膜材料で被覆させ
ることが効果的である。透湿性の小さい被膜材料を使用
すると、外部に存在する水分を、徐々に被覆農薬粒剤の
内部に浸透させることができ、ゆっくりと水膨潤性物質
に水分を作用させることができ、農薬粒剤の周りで被膜
を形成している被膜材料に対して、内部応力を与えるこ
とができる。そして、被膜材料の限界まで応力がかかる
と、被膜材料に亀裂が発生し、亀裂が生じた被覆農薬粒
剤は、亀裂の部分から水分の進入が急速に進み、被膜材
料を速やかに破壊し、農薬粒剤を外部に放出させ、農薬
粒剤に含まれている農薬活性成分の溶出が始まる。溶出
抑制期間の調整は、このような被膜材料の透湿性、限界
強度および農薬粒剤の膨潤性を適宜考慮することによっ
て行うことができる。
【0015】被膜材料の透湿性、限界強度は、被膜材料
の構成成分と被膜材料の厚みに依存している。厚みの均
一性が高く、透湿性の小さい被膜材料を用い、被膜材料
を厚くすることにより、確実に農薬粒剤の放出を抑制す
ることができ、農薬活性成分の溶出を抑制することがで
きるが、限界強度が高すぎると、亀裂が起こり難くなっ
たり、亀裂の発生時間にバラツキが起こり易くなる。ま
た、被膜が厚すぎると被覆材料の量が増すため不経済的
となる。
【0016】本発明に用いられる被膜材料としては、主
成分として、オレフィン重合体、オレフィンを含む共重
合体、塩化ビニリデンを含む共重合体、ジエン系重合
体、ワックス類、石油樹脂、天然樹脂、油脂およびその
変性物から選ばれた1種または2種以上の物質を使用す
ることが好ましく、中でもオレフィン重合体およびその
共重合体がより好ましい。
【0017】具体例として、オレフィン重合体には、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共
重合体、エチレン・一酸化炭素共重合体、ポリブテン、
ブテン・エチレン共重合体、ブテン・プロピレン共重合
体、ポリスチレン等を例示でき、オレフィンを含む共重
合体には、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体、エチレン・アクリル
酸共重合体、エチレン・メタアクリル酸エステル共重合
体等を例示でき、塩化ビニリデンを含む共重合体には、
塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合体を例示でき、ジエ
ン系重合体には、ブタジエン重合体、イソプレン重合
体、クロロプレン重合体、ブタジエン・スチレン共重合
体、EPDM重合体、スチレン・イソプレン共重合体等
を例示でき、ワックス類には、密ロウ、木ロウ、パラフ
ィン等を例示でき、天然樹脂には、天然ゴム、ロジン等
を例示でき、油脂及びその変性物には、硬化物、固形脂
肪酸および金属塩等を例示することができる。
【0018】本発明に用いられる農薬粒剤としては、農
薬活性成分の少なくとも1種と水膨潤性物質の少なくと
も1種とが配合されていなくてはならない。水膨潤性物
質とは、水を吸収して体積が増加する性質を有するもの
であり、農薬粒剤を膨張させ被膜材料を破壊させるため
のものである。農薬粒剤の膨潤性は、この水膨潤性物質
により調節することができる。具体的には、ベントナイ
ト、澱粉、高吸水性高分子等を挙げることができる。
【0019】本発明で用いられる農薬活性成分は、殺虫
作用および/または殺菌作用を有するものであり、好ま
しくは浸透移行性のものである。該農薬活性成分の具体
例としては、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)
−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン、
O,O−ジエチル−S−2−(エチルチオ)エチルホス
ホロジチオエート、1,3−ビス(カルバモイルチオ)
−2−(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩、
2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ
〔b〕フラニル=N−ジブチルアミノチオ−N−メチル
カルバマート、(2−イソプロピル−4−メチルピリミ
ジル−6)−ジエチルチオホスフェート、5−ジメチル
アミノ −1,2,3−トリチアンシュウ酸塩、O,O−
ジプロピル−O−4−メチルチオフェニルホスフェー
ト、エチル=N−〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)
アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニナート、
1−ナフチル−N−メチルカーバメート、2−イソプロ
ポキシフェニル−N−メチルカーバメート、ジイソプロ
ピル−1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネー
ト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−
b〕ベンゾチアゾール、1,2,5,6−テトラヒドロ
ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−4−オン、3−
アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1
−ジオキシド等を挙げることができが、これらに限定さ
れるものではない。
【0020】本発明に用いられる被覆農薬粒剤の製造方
法としては、流動状態の農薬粒剤に対し、熱可塑性樹脂
を主成分とする被膜材料が溶媒により溶解された混合溶
解液を噴霧する一方、高速熱風流により、該農薬粒剤上
の溶媒を除去乾燥し、農薬粒剤の表面に被膜材料を被覆
する製造方法を挙げることができる。
【0021】該製造方法に使用し得る被覆装置の一例
を、添付図面を参照しながら説明する。該製造方法は、
図1に示される噴流層を用いて行うのが最も好ましい。
この噴流層は、転動または流動状態にある農薬粒剤5に
対し、被膜材料の混合溶解液12をポンプ6によって、
スプレーノズル4により噴霧し、農薬粒剤5の表面に吹
き付けて、該表面を被覆すると同時並行的に、熱交換器
8で加熱された高温気体をブロアー10によって噴流塔
1に下部から流入させ、該高速熱風流によって、該粒体
表面に付着している混合溶解液中の溶媒を瞬時に蒸発乾
燥させるものである。
【0022】また、本発明に用いられる被覆農薬粒剤を
構成する熱可塑性樹脂を主成分とする被膜は、一層であ
っても多層であってもいずれでもよいが、一層の薄膜で
あることが好ましい。二層以上の多層にすると、煩雑な
製造工程を必要とし、得られる製品も高価なものとなっ
てしまうからである。例えば、一層の被覆農薬粒剤を製
造する装置で多層のものを製造するには、被膜材料を供
給するタンクやそれの供給ラインを各層ごとに用意する
必要があり、そのような装置を新たに設置しなければな
らなくなる。また、一層の被覆農薬粒剤を製造する装置
どうしを連結して多層の被覆農薬粒剤を製造する場合、
移送で被膜を損傷したり、各被膜ごとに異なる装置が必
要となり、1つの製品を製造するために複数の装置と該
装置どうしを連結する装置が必要となり、極めて生産コ
ストおよび生産効率が悪くなる。
【0023】本発明の被覆農薬粒剤混合物の使用方法
は、圃場において苗の移植と同時に、該被覆農薬粒剤混
合物を施用する方法である。本発明では、農薬活性成分
が必要となる時期に合わせて、農薬活性成分を溶出させ
ることができ、農作物に対し薬害を発生させず、環境を
悪化させることのない低濃度で溶出を持続させることが
できる。
【0024】また、農薬活性成分は、農作物が吸収する
ことによって殺虫・殺菌剤としての効果を示すので、薬
効を示すのに最低限必要な下限濃度と薬害を起こす恐れ
のある上限濃度が存在する。したがって、この範囲内で
効果的に効かせることが最も理想的である。そのために
は、農作物の根の近くに本発明の被覆農薬粒剤混合物を
施用することが好ましく、苗移植と同時に苗側面の穴ま
たは側条の溝に施用したり、苗移植直前に育苗培地へ施
用した後、直ちに圃場に苗移植したりする方法が特に好
ましい。本発明の被覆農薬粒剤混合物と市販の農薬とを
組み合わせて、被覆農薬粒剤混合物の溶出制御期間に市
販の農薬が溶出するように施用しても良い。
【0025】
【実施例】以下に実施例によって本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により限定されるべきものではな
い。尚、以下の実施例における「%」は特に断りがない
限り「重量%」である。
【0026】「農薬粒剤の製造」 農薬粒剤A(殺菌剤) 殺菌作用のある農薬活性成分として5−メチル−1,
2,4−トリアゾロ(3,4−b)ベンゾチアゾール
(75%)7重量部、ベントナイト30重量部およびク
レー63重量部をニーダーで均一になるよう混合しなが
ら、加水した後、スクリュー押し出し式造粒機(スクリ
ーン径0.8mmφ)で押し出して造粒した。該造粒物
を球形になるように整粒した後、乾燥し、0.8〜1.
4mmφの農薬粒剤Aを得た。 農薬粒剤B(殺虫剤) 用いる原料として、5−メチル−1,2,4−トリアゾ
ロ(3,4−b)ベンゾチアゾール(75%)7重量
部、ベントナイト30重量部およびクレー62重量部の
代わりに、殺虫作用のある農薬活性成分として1,3−
ビス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルア
ミノ)プロパン塩酸塩(50%)10重量部、ベントナ
イト30重量部およびクレー60重量部を使用した以外
は、農薬粒剤Aの製造に準拠して、農薬粒剤Bを得た。 農薬粒剤C(殺菌・殺虫剤) 用いる原料として、5−メチル−1,2,4−トリアゾ
ロ(3,4−b)ベンゾチアゾール(75%)7重量
部、ベントナイト30重量部およびクレー62重量部の
代わりに、殺菌作用のある農薬活性成分として5−メチ
ル−1,2,4−トリアゾロ(3,4−b)ベンゾチア
ゾール(75%)7重量部、殺虫作用のある農薬活性成
分として1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−
(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩(50%)
10重量部、ベントナイト30重量部およびクレー53
重量部を使用した以外は、農薬粒剤Aの製造に準拠し
て、農薬粒剤Cを得た。
【0027】「被覆農薬粒剤の製造」図1に示される噴
流層被覆装置を用いて、前記「農薬粒剤の製造」によっ
て得られた農薬粒剤A〜Cを、表1記載の被膜材料組成
のもので、被覆率20%となるよう被覆し、表1に示す
被覆農薬粒剤1〜6を製造した。製造方法は、以下の方
法に準拠して行った。
【0028】
【表1】
【0029】被覆農薬粒剤の製造を図1のフローシート
により説明すると、塔径250mm、高さ2000m
m、空気噴出口径50mm、円錘角50度の形状を有す
る噴流塔1内へ、高温熱風を下部から上部に向けて流入
する。高温熱風は、ブロアー10から送風され、オリフ
ィス流量計9を通り、熱交換器8によって高温に加熱さ
れて、噴流塔1に流入され、噴流塔1の上部に設置され
ている排ガス用出口3から排出される。この高温熱風が
循環している噴流塔1の内部に、表1に示される農薬粒
剤A〜C(農薬粒剤5)を、噴流塔1の側面に設置され
ている粒剤投入口2から3Kg投入し、図1に示される
ように農薬粒剤5を流動させる。この際、流量および熱
風温度は、各サンプル毎に適宜調節する必要があり、流
量はオリフィス流量計で測定しながら調節し、熱風温度
は、T1の熱風温度、T2の粒剤温度、T3の排気温度
を測定しながら調節する。本実施各例においては、流量
(オリフィス流量計9)4m3 /min、熱風温度(熱
風温度T1)100℃±2℃で実施した。他方、溶解槽
11に、表1に示される被膜材料組成の各成分と溶媒と
してテトラクロロエチレンを投入し、混合撹拌すること
によって、5重量%の均一な被膜材料溶解液を得る。該
溶解液は、ポンプ6によって噴流塔1の下部に設置され
ている開口0.6mmフルコーン型一流体ノズルである
スプレーノズル4に、流速0.3kg/minで輸送さ
れ、流動中の農薬粒剤5に、噴霧され、吹き付けられ
る。該吹き付け行程は、流動中の農薬粒剤5の粉体温度
T2が所定の温度に達した時点から開始し、所定時間ス
プレーした後、所定時間の乾燥を実施し、乾燥が終了し
た時点で、ブロアー10を止め、被覆された農薬粒剤5
を、噴流塔1の最下部にある抜き出し口7より排出し、
表1に記載する被覆農薬粒剤1〜6を得た。
【0030】表1における溶出抑制期間は、各種被覆農
薬粒剤1〜6を25℃の水中に浸した後、被覆農薬粒剤
から10%の農薬粒剤が放出した日数、すなわち被膜が
崩壊した日数である。これらの測定には100粒を用い
て行い、1週間毎に観察し、その都度崩壊した被覆農薬
粒剤の個数を数えた。
【0031】「被覆農薬粒剤混合物の製造」「被覆農薬
粒剤の製造」により得られた被覆農薬粒剤を、以下の比
率で配合し、ニーダーで均一になるまで攪拌して以下の
各種被覆農薬粒剤混合物(実施例1〜10)を製造し
た。 実施例1 被覆農薬粒剤1:被覆農薬粒剤2=1:1 実施例2 被覆農薬粒剤1:被覆農薬粒剤2=2:1 実施例3 被覆農薬粒剤1:被覆農薬粒剤2=1:2 実施例4 被覆農薬粒剤3:被覆農薬粒剤4=1:1 実施例5 被覆農薬粒剤3:被覆農薬粒剤4=2:1 実施例6 被覆農薬粒剤3:被覆農薬粒剤4=1:2 実施例7 被覆農薬粒剤1:被覆農薬粒剤3=1:1 実施例8 被覆農薬粒剤2:被覆農薬粒剤4=1:1 実施例9 被覆農薬粒剤2:被覆農薬粒剤5=1:1 実施例10 被覆農薬粒剤1:被覆農薬粒剤6=1:1
【0032】実施例1〜3(被覆農薬粒剤混合物1〜
3)を、25℃の水中に浸した後、被覆農薬粒剤から溶
出される農薬活性成分の溶出率を7日毎に測定し、期間
溶出率を得た。経過日数に対する期間溶出率を求め、図
2にグラフ化した。また、同様に、単体物である被覆農
薬粒剤1、2の期間溶出率を得、経過日数に対する期間
溶出率を求め、図3にグラフ化した。単体物である被覆
農薬粒剤1と被覆農薬粒剤2は、溶出率の高いピークを
有し、溶出期間の短いものであった。これより、速やか
に溶出するが、溶出の持続性は乏しいものであることが
判る。これに対し、被覆農薬粒剤混合物2、3は、単体
物である被覆農薬粒剤1、2と比較し溶出率のピークは
低いが、ピークの前後に対し、長い期間比較的高い溶出
率を維持していることが判る。また、被覆農薬粒剤混合
物1は、ピークと言えるものは認められないが、非常に
長い期間比較的高い溶出率を維持していることが判る。
実施例4〜6は、殺虫作用を有する被覆農薬粒剤混合物
である。これらの期間溶出率を測定したところ、実施例
1〜3と同様の傾向を示すことが判った。実施例7の被
覆農薬粒剤混合物は、殺菌作用を有する被覆農薬粒剤と
殺虫作用を有する被覆農薬粒剤との混合物であり、該混
合物の期間溶出率を調べたところ、被覆農薬粒剤5の期
間溶出率と同様の傾向を示すことが判った。同様に、実
施例8と被覆農薬粒剤6も近似の傾向を示すことが判っ
た。つまり、農薬粒剤Cのように作用の異なる農薬活性
成分からなる農薬粒剤を被覆した単粒子の被覆農薬粒剤
を用いても、実施例7、8のように作用の異なる被覆農
薬粒剤を複数混合しても、同様の効果が得られることが
判った。各種農作物に対応するには、異なる作用を有す
る被覆農薬粒剤を任意に組み合わせる方が扱い易く好ま
しい。実施例9の被覆農薬粒剤混合物は、殺菌作用のあ
る農薬活性成分を持続的に溶出させる一方で、殺虫作用
のある農薬活性成分を栽培後期に溶出するように配合し
たものであり、実施例10の被覆農薬粒剤混合物は、殺
虫作用のある農薬活性成分を栽培初期に溶出するように
配合したものである。
【0033】「効果確認試験」1/2000aのワグネ
ルポットでミニチュア水田を作り、該ポットに水稲稚苗
(品種:ヒノヒカリ)を3本植えて水稲栽培を行った。
移植時の水深は、3cmの水田条件で行う他は慣行栽培
法に準じておこなった。この栽培法において、農薬活性
成分の施用方法を変えて、その効果を調べた。施用方法
は、以下の3種類の方法である。 施用法A:移植と同時に、稲苗の側溝に被覆農薬粒剤混
合物0.1gと農薬粒剤Aに用いた農薬活性成分を4%
含有している市販粒剤0.1gとを施用し、直後に覆土
する方法。 施用法B:育苗箱に種を播き、稚苗に育てた段階で、該
育苗箱に被覆農薬粒剤混合物と該市販粒剤を施用(施用
量は、施用法Aと同等量になるように調整して施用)し
た後、稚苗を該ワグネルポットへ移植する方法。 施用法C:被覆農薬粒剤混合物および該市販粒剤とを全
く施用しないで稚苗を移植する方法。 実施例1〜3のサンプルを用いて、施用法A、Bをおこ
ない、それぞれの生育状態を観察した。その結果は表2
の通りである。対照区として、被覆農薬粒剤混合物を用
いずに施用法Bをおこない、生育状態を観察した。その
結果は表2の通りである。無処理区として、施用法Cを
おこなって、生育状態を観察した。その結果は表2の通
りである。
【0034】
【表2】
【0035】表2より、本発明の被覆農薬粒剤混合物で
ある実施例1〜3を側条施用(施用法A)もしくは育苗
箱施用(施用法B)することにより、一度の施用で、葉
イモチ、穂イモチの防除ができることが明らかとなっ
た。
【0036】
【発明の効果】本発明には、以下の効果があることが判
明した。 (1)被覆農薬粒剤を単体で使用すると、栽培管理上必
要な農薬活性成分を必要量持続的に溶出させることは困
難であるが、溶出抑制期間の異なる被覆農薬粒剤の混合
物である本発明の被覆農薬粒剤混合物を使用すると、農
作物にあわせて薬効を長期間持続させることができる。 (2)農薬活性成分の溶出ピークを抑えることができる
ため、農薬活性成分が一時的に過剰に溶出されることに
よる農作物への薬害を防止することができる。 (3)従来の殺虫・殺菌剤では、農作物の全生育期間中
に数度の施用をおこなわなければならなかったが、本発
明の被覆農薬粒剤混合物を使用すると、1度の施用で済
ますことができるようになり、農作業のさらなる省力化
が可能となった。特に水稲では、葉イモチ、穂首イモチ
を一度に防除できる。 (4)農薬活性成分の溶出量の調整が極めて容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】噴流層のフローシートの図
【図2】被覆農薬粒剤混合物1〜3の期間溶出率グラフ
【図3】被覆農薬粒剤1、2の期間溶出率グラフ
【符号の説明】
1.噴流塔 2.粒剤投入口 3.排ガス出口 4.スプレーノズル 5.農薬粒剤 6.ポンプ 7.抜き出し口 8.熱交換器 9.オリフィス流量計 10.ブロアー 11.溶解槽 12.被膜材料の混合溶解液 T1.熱風温度 T2.粒体温度 T3.排気温度 SL.スチーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺虫作用および/または殺菌作用を有する
    農薬活性成分の少なくとも1種と水膨潤性物質の少なく
    とも1種とからなる農薬粒剤の表面を、熱可塑性樹脂を
    主成分とする被膜材料で被覆することにより、圃場に施
    用したときに一定期間該農薬活性成分の溶出を抑える機
    能を有する被覆農薬粒剤であって、該粒剤が異なる溶出
    抑制期間を有する被覆農薬粒剤の混合物であることを特
    徴とする被覆農薬粒剤混合物。
  2. 【請求項2】被膜材料で被覆されて成る被膜が、一層構
    造であることを特徴とする請求項1記載の被覆農薬粒剤
    混合物。
  3. 【請求項3】被覆農薬粒剤の混合物が、農薬活性成分が
    異なる被覆農薬粒剤の混合物であることを特徴とする請
    求項1もしくは請求項2記載の被覆農薬粒剤混合物。
  4. 【請求項4】被覆農薬粒剤の混合物が、圃場に施用後第
    2週から第5週の間に溶出が開始する短期溶出開始型被
    覆農薬粒剤と第6週から第9週の間に溶出が開始する長
    期溶出開始型被覆農薬粒剤との混合物であることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
    被覆農薬粒剤混合物。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    記載の被覆農薬粒剤混合物を、圃場において苗移植と同
    時に施用することを特徴とする被覆農薬粒剤混合物の使
    用方法。
  6. 【請求項6】苗移植と同時に苗側面の穴または側条の溝
    に施用し、覆土することを特徴とする請求項5記載の被
    覆農薬粒剤混合物の使用方法。
  7. 【請求項7】苗移植直前に育苗培地へ施用した後、直ち
    に圃場に苗移植とすることを特徴とする請求項5記載の
    被覆農薬粒剤混合物の使用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10212205A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Chisso Corp 時限放出制御型被覆農薬粒剤
JP2004503567A (ja) * 2000-07-13 2004-02-05 シンジエンタ パーテイスィペイシヨンズ アクチエンゲゼルシヤフト 被覆した有害生物殺滅剤組成物

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