JPH10139645A - オゾン封入粘稠体及びその生成装置 - Google Patents

オゾン封入粘稠体及びその生成装置

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JPH10139645A
JPH10139645A JP30260796A JP30260796A JPH10139645A JP H10139645 A JPH10139645 A JP H10139645A JP 30260796 A JP30260796 A JP 30260796A JP 30260796 A JP30260796 A JP 30260796A JP H10139645 A JPH10139645 A JP H10139645A
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ozone
viscosity
viscous body
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substance
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JP30260796A
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Hiroshi Murakami
弘 村上
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AICHI RINSHIYOU SHIKAGAKU KENK
AICHI RINSHIYOU SHIKAGAKU KENKYUSHO KK
MERUBUAISU KK
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AICHI RINSHIYOU SHIKAGAKU KENK
AICHI RINSHIYOU SHIKAGAKU KENKYUSHO KK
MERUBUAISU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間にわたって殺菌力などのオゾンの効果
を継続して保持するオゾン封入粘稠体及びその生成装置
を提供すること。 【解決手段】 本発明のオゾン封入粘稠体生成装置1
は、オゾンを発生させるオゾン発生器11と、高粘度物
質4を入れる容器3と、オゾン発生器11から容器3内
にまで延設されたオゾン供給管18と、容器3内の高粘
度物質4を攪拌する攪拌器13,14,15,17,1
9とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚疾患に対する
殺菌等の効果をもたらすオゾンを高粘度な物質内に封入
したオゾン封入粘稠体及びその生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば口臭は、主として口腔内疾患によ
るものと全身的疾患によるものに分類できるが、そのう
ち口腔内疾患によるものには齲蝕、下苔、歯周病による
ものが最も多く、全身的疾患によるものには鼻咽頭疾
患、消化器系疾患、気管支・肺疾患、血液疾患などによ
る。また、この口臭の主因物質には、硫化水素、メチル
メルカプタン、ジメチルサルファイド、エタノール、ア
セトン、それに蛋白分解産物などが挙げられる。そこ
で、従来から口臭除去の方法としてオゾンが利用されて
いる。
【0003】オゾンを利用したものとしては、一般的に
はオゾンを気体として使用したり、水に溶解させオゾン
水として使用されている。オゾン水として使用するもの
として、特開平5―123264号公報が開示されてい
る。図4は、当該公報に開示された口臭除去装置を示し
た外観斜視図である。この口臭除去装置には、フレキシ
ブルチューブを介して取り付けられた吐水ノズル51が
吐水ユニット52に設けられ、そのケース下部には洗面
化粧台等への取付ネジ部53が延設されている。この取
付ネジ部53の中空部には温水の通水接続管54と配線
55が通るよう設けられている。一方、吐水ユニット5
2から離間して設けられた熱交換器56、電気制御部5
7はケース内に納められている。この熱交換器56には
水道水の導入・遮断を行うソレノイドバルブ58が一体
に構成され、さらに通水接続管59を介してオゾン発生
装置60に接続されている。また、電気制御部57は、
ソレノイドバルブ58の開閉及び吐水ユニット52の表
示機構等に接続されている。
【0004】オゾン発生装置60は、箱型のボディから
構成され、上流側が前述したように通水接続管59を介
して熱交換器56に接続される一方、下流側は通水接続
管54に接続され吐水ユニット52に連結されている。
また、このオゾン発生装置60には、ボディの天井部を
貫通してオゾン供給管61が固設され、その一端はボデ
ィ内の温水に浸かっている。外部に導出した他端側に
は、その管内に放電電極、誘電電極及び外部の高周波高
圧電源からなるオゾン発生機構が構成され、その他端か
らオゾン供給管61内に不図示のエアポンプからエアが
供給される。
【0005】このような構成からなる従来の口臭除去装
置は、吐水ユニット52を洗面化粧台に取付ネジ部53
を組み込んで取り付ける。そして、電気制御部57によ
るソレノイドバルブ58の開閉により水道水が熱交換器
56内に流入し、そこで暖められた水道水は温水となっ
て通水接続管59を流れてオゾン発生装置60内に供給
される。オゾン発生装置60内ではオゾンが発生し、そ
のオゾンがオゾン供給管61に送られたエアによってボ
ディ内に貯った温水内に排気され、その温水にオゾン化
した気体が添加されてオゾン水が得られる。 オゾン発
生装置60によって生成されたオゾン水は、通水接続管
54を通って吐水ユニット52へ送られ、そこで吐水ノ
ズル51の操作により吐水ユニット52へ供給されたオ
ゾン水が噴出される。そのため、その噴出されるオゾン
水を口腔内へ含み、それによって口腔内を殺菌し衛生的
に優れた口腔洗浄が行われ口臭の除去が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オゾン
を気体として使用したり、水に溶解させて使用したので
は、オゾンの効果を得ることはできるが、気体の場合に
はすぐさま散失してしまい、その利用が不便であった。
このことはオゾン水についても同様にいえることであ
り、水に溶解させたオゾン水の場合には半減期が30分
程度と多少は長いものの、長時間にわたって殺菌力を継
続して保存しておくことができない。そのため、やはり
利用が不便であるという欠点を克服するものではなかっ
た。また、気体としてオゾンを使用したり水に溶かした
オゾン水は、長時間の保存ができない点に加え、気体又
は液体としての使用に対して用途が狭い点にも問題があ
った。即ち、気体としてオゾンを使用する場合にはすぐ
さま散失してしまうため、吸引或いは吹き付けといった
用途しかなく、水に溶かしたオゾン水を使用する場合に
は定着性がないため、うがいや洗い流し或いは浸けおき
といった用途に限定されるものであった。
【0007】そこで、本発明は、かかる問題点を解消す
べく、長時間にわたって殺菌力などのオゾンの効果を継
続して保持するオゾン封入粘稠体及びその生成装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のオゾン封入粘稠
体は、粘度が1〜106 Pa・sである高粘度物質に対
して濃度0.01〜500ppmのオゾン化した気体を
溶解又はマイクロバブル化して封入したことを特徴とす
る。また、本発明のオゾン封入粘稠体は、前記高粘度物
質が、洗顔クリーム、マッサージクリーム、歯磨きペー
スト、創傷用軟膏、塗布用ペーストであることが好まし
い。また、本発明のオゾン封入粘稠体は、前記高粘度物
質の組成が、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、トリエタノールアミン、グリセリン、ワセリ
ン、酢酸トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン
溶液、エデト酸塩溶液、ソルビトール、アイリッシュモ
ス、カラヤガム、メチルセルロース及びカルボキシメチ
ルセルロースナトリウム溶液について、いずれか一の単
体または任意の組み合わせによる混合体であることが好
ましい。また、本本発明のオゾン封入粘稠体は、オゾン
が封入された前記組成を有する高粘度物質にオゾンと高
い反応性を持たない保存料、着色料を加えたものである
ことが好ましい。
【0009】一方、本発明のオゾン封入粘稠体生成装置
は、オゾンを発生させるオゾン発生器と、高粘度物質を
入れる容器と、前記オゾン発生器から前記容器内にまで
延設されたオゾン供給管と、前記容器内の高粘度物質を
攪拌する攪拌器とを有することを特徴とする。また、本
発明のオゾン封入粘稠体生成装置は、前記攪拌器は、前
記容器内にある前記オゾン供給管の吐出口部で攪拌運動
する攪拌部を備えたものであることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるオゾン封入
粘稠体及びその生成装置の一実施の形態について図面を
示して説明する。そこで、先ずオゾン封入粘稠体を供給
するオゾン封入粘稠体生成装置(以下、単に「生成装
置」という)について説明する。図1は、生成装置の構
成を示した概念図である。本実施の形態の生成装置1
は、本体2から独立したコップなどの容器3内に高粘度
物質4を充填し、その容器3内で高粘度物質4を攪拌し
てオゾン封入粘稠体を生成するものである。その具体的
な構成は、本体2は、容器3を載置する水平なステージ
5に対し垂直に立設された支持柱6にレール7が形成さ
れ、そのレール7に係合した駆動部8が支持柱6を上下
に移動するよう構成されている。駆動部8の移動は手動
で行うものであってもよく、また後述するスイッチに連
動して移動するようにしてもよい。
【0011】一方、駆動部8にはオゾンを発生するオゾ
ン発生器11が内装されている。このオゾン発生器11
は、放電電極、誘電電極及び外部の高周波高圧電源から
なるオゾンを発生させるオゾン発生部に対してエアを供
給するエアポンプから構成されたものでる。また、駆動
部8には更に電源12、モータ13及び駆動部8から懸
垂された回転軸14とモータ13との間に介在されたギ
ヤボックス15が内装されている。電源12は、オゾン
発生器11及びモータ13に電源を供給するためのもの
であり、電池であってもよく、またプラグを介して外部
電源に接続するようにしたものであってもよい。なお、
駆動部8が本体2内に構成された不図示の昇降手段によ
ってレール7を昇降するものであるならば、その昇降手
段への電源も供給される。そして、この電源12は、電
源スイッチ16に接続されている。
【0012】モータ13は、225Wの高速モータが使
用され、その回転軸先端の駆動ギヤ17には、モータ1
3の回転を6段階に変速して伝達可能な複数のギヤを備
えたギヤボックス15内のギヤが噛合されている。そし
て、そのギヤボックス15には回転軸14のギヤ部14
aが噛合されている。回転軸14は、駆動部8から懸垂
した状態で回転可能に支持されたものであり、その軸心
部にはオゾン発生器11のオゾン吐出ポートに連通した
オゾン供給管18が嵌挿されている。ただし、オゾン供
給管18は回転軸14内に遊嵌され、回転軸14の回転
に伴って回転することはない。また、回転軸14の下端
にはスクリュー19が固設されている。ところで、図1
は、駆動部8が下死点の位置にある場合を示した図であ
るが、この場合、即ちオゾン封入粘稠体の生成時には回
転軸14下端のスクリュー19が容器3内に充填された
高粘度物質4内に浸るような位置まで駆動部8がレール
7を下降するよう構成されている。一方、非生成時には
駆動部8がレール7を上昇し上死点に位置したところで
は、容器3を取り出せるよう回転軸14下端のスクリュ
ー19が干渉しない高さにある。
【0013】そして、このような構成からなる本実施の
形態の生成装置1では、次のようにしてオゾン封入粘稠
体が生成される。先ず、高粘度物質4を充填した容器3
を、本体2のスクリュー19の直下に位置するようにス
テージ5上に載置する。そして、駆動部8に対して下方
に荷重を加えることによってレール7を摺動させて下降
させる。そのため、駆動部8とともに下降するスクリュ
ー19の位置を確認しながら荷重を加え、スクリュー1
9が容器3内の高粘度物質4内に浸漬されたところで止
める。一方、昇降手段を内蔵するものであれば、駆動部
8に設けられた電源スイッチ16がONされることによ
り、スクリュー19が容器3内の高粘度物質4内に浸漬
する下死点までレール7に沿って下降する。そして、例
えば下死点まで下降したところで、センサーによって高
粘度物質4を確認したならば後述するような封入される
オゾンの攪拌を実行する。
【0014】そこで、手動によって駆動部8をおろした
後、電源スイッチ16がONすることにより電源8に通
電したオゾン発生器11及びモータ13が駆動する。従
ってオゾン発生器11では、エアポンプからのエアによ
って放電電極、誘電電極及び外部の高周波高圧電源から
なるオゾンの発生部を介してオゾン化された空気が吐出
される。オゾン発生器11から吐出されたオゾン化され
た空気は、オゾン供給管18を介して先端の開口から吐
出される。そのオゾン供給管18の開口は、図示するよ
うに高粘度物質4内に浸漬されているため、大気へ散失
されることなく高粘度物質4内に送り込まれることとな
る。このように送り込まれたオゾン濃度は、オゾン発生
器11での濃度で0.01〜500ppmである。な
お、使用する高粘度物質4の液体粘度によって溶存オゾ
ン濃度が変化することから、発生直後の濃度で規定して
いる。
【0015】また、オゾン発生器11からのオゾン化し
た空気の供給と同時にモータ13が駆動する。モータ1
3の回転出力は、駆動ギヤ17に噛合されたギヤボック
ス15のギヤを介して回転軸14へ伝達される。このと
き、駆動ギヤ17及び回転軸14のギヤ部14aに噛合
したギヤボックス15内のギヤによって回転速度(10
0〜20000rpm)が決定される。ギヤの選択は、
不図示の変速スイッチによって切り替えられ、高粘度物
質4の粘度などに基づいて決定される。
【0016】ところで、この生成装置1によって生成さ
れるオゾン封入粘稠体は、その高粘度物質4として粘度
が1〜106 Pa・sである高粘度物質を使用する。こ
の粘度に含まれる高粘度物質には、我々が一般に使用し
ている洗顔クリーム、マッサージクリーム、歯磨きペー
スト、創傷用軟膏、塗布用ペースト等が該当する。本実
施の形態の生成装置1は、特にこのような洗顔クリー
ム、マッサージクリーム、歯磨きペースト、創傷用軟
膏、塗布用ペースト等にオゾンを封入することで、オゾ
ンの殺菌力、脱臭力、脱色力、生体活性作用を活用した
ものを提供しようとするものである。
【0017】従って、オゾンを封入する前記洗顔クリー
ム、マッサージクリーム等には、そのオゾンの効果を継
続して保持することが可能であり、一般生活において人
体に対して無害である高粘度物質を対称とする。具体的
には、その組成が、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、トリエタノールアミン、グリセリン、ワ
セリン、酢酸トコフェロール、ジブチルヒドロキシトル
エン溶液、エデト酸塩溶液、ソルビトール、アイリッシ
ュモス、カラヤガム、メチルセルロース及びカルボキシ
メチルセルロースナトリウム溶液などについて、いずれ
か一の単体または任意の組み合わせによる混合体であ
る。また、生成装置1によって生成されたオゾン封入粘
稠体に対しては、オゾンとの間で高い反応性を持たない
ことを条件に保存料(パラペンなど)や着色料などが加
えられる。
【0018】つまり、前記構成からなる生成装置1によ
って任意の組成からなる高粘度物質4は、容器3内に充
填され、そこへオゾンを送り込むと同時にスクリュー1
9の回転によって攪拌してマイクロバブル化すること
で、オゾン封入粘稠体、即ち、オゾンがマイクロバブル
化して封入された洗顔クリーム、マッサージクリーム、
歯磨きペースト、創傷用軟膏、塗布用ペースト等を生成
する。スクリュー19の回転は、10〜30秒程度であ
る。
【0019】そこで、このようにして生成されたオゾン
封入粘稠体は、例えば次のような用途に使用される。図
2は、創傷部、炎症部若しくは皮膚表面などに、マイク
ロバブル化してオゾンが封入されたオゾン封入粘稠体で
ある軟膏をぬった状態を示した図である。図示するよう
にオゾン封入粘稠体21は、オゾン22が封入されたま
ま皮膚表面23に粘着され、後述する殺菌作用などの発
揮する。また、図3は、マイクロバブル化したオゾンが
封入された歯磨きペーストを使用した状況を示した図で
ある。即ち、歯磨きに使用した歯磨きペースト31は、
歯ブラシによるブラッシングにより歯32表面で歯磨き
ペースト31が更に攪拌されることにより、より歯32
や歯肉33にオゾン34が接触する頻度が高くなり、後
述する殺菌作用などの効果を発揮する。
【0020】よって、このように生成したオゾン封入粘
稠体によれば、例えば次に示すような各種用途において
それぞれの効果が得られる。例えば、顔面、胸部及び全
身を対象とする美容関係では、オゾンを封入した洗顔ク
リーム、マッサージクリームなどを使用することによ
り、にきび、ふきでもの類に対する殺菌作用、しみ、そ
ばかす類に対する脱色作用、日焼け後の抗炎症作用、又
は皮膚に対する組織活性化作用などに有効である。ま
た、例えば、歯及び口腔内を対象とする歯科関係では、
オゾンを封入した歯磨きペースト、創傷用軟膏などを使
用することにより、齲蝕歯、歯周病、擦過傷、口角炎若
しくは手術・抜歯後の殺菌作用、抗炎症作用、組織活性
化作用、口臭に対する脱臭作用、又は歯に対する脱色作
用などに有効である。また、例えば、皮膚疾患、創傷を
対象とする医科関係では、オゾンを封入した塗布用ペー
スト、軟膏などを使用することにより、種々の皮膚疾患
に対する殺菌、抗炎症、脱臭、脱色若しくは組織活性化
作用、又は種々な創傷に対する殺菌、抗炎症、脱臭、脱
色若しくは組織活性化作用に有効である。
【0021】そして、本実施の形態では、このような効
果を奏するオゾン封入粘稠体を上記生成装置1によって
容易に生成することが可能となった。特に、本生成装置
1によって生成したオゾン封入粘稠体は、オゾン化した
空気を高粘度物質4内に供給しスクリュー19による攪
拌操作によってマイクロバブル化して封入することとし
たので、オゾンの散失防止効果が極めて高く上記効果の
持続性が高まった。そのため、従来の気体又は液体とし
ての使用に比してその用途の幅が格段に広がり、上記各
種分野における使用の他にも多種分野への応用が可能で
ある。また、生成装置1は、スクリュー19の回転速度
を調節することができるよう構成したので、高粘度物質
4の粘度に応じた攪拌操作をすることで適切なオゾン封
入粘稠体の生成が可能となった。
【0022】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な
変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、生成
装置1の攪拌器としてモータ13の出力を受けたスクリ
ュー19が容器3内で回転するよう構成したが、ミキサ
ーのように予め容器3内にスクリューを設け、容器の載
置によってステージ5に設けた動力側と嵌合させること
によって回転を得るようにしてもよい。また、オゾン封
入粘稠体は、高粘度物質4の粘度、オゾンの濃度又は高
粘度物質4に対するオゾンの含有量など、或いは生成装
置1の攪拌時間など各種条件の下で生成される。
【0023】
【発明の効果】本発明は、粘度が1〜106 Pa・sで
ある高粘度物質に対して濃度0.01〜500ppmの
オゾン化した気体を溶解又はマイクロバブル化して封入
したので、長時間にわたって殺菌力などのオゾンの効果
を継続して保持するオゾン封入粘稠体を提供することが
可能となった。また、本発明は、オゾンを発生させるオ
ゾン発生器と、高粘度物質を入れる容器と、オゾン発生
器から前記容器内にまで延設されたオゾン供給管と、容
器内の高粘度物質を攪拌する攪拌器とを有すことによ
り、長時間にわたって殺菌力などのオゾンの効果を継続
して保持するオゾン封入粘稠体を生成する生成装置を提
供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるオゾン封入粘稠体生成装置の一
実施の形態の構成を示した概念図である。
【図2】創傷部、炎症部若しくは皮膚表面などに、マイ
クロバブル化してオゾンが封入されたオゾン封入粘稠体
である軟膏をぬった状態を示した図である。
【図3】マイクロバブル化したオゾンが封入された歯磨
きペーストを使用した状況を示した図である。
【図4】口臭除去装置を示した外観斜視図である。
【符号の説明】
1 生成装置 2 本体 3 容器 4 高粘度物質 5 ステージ 6 支持柱 7 レール 8 駆動部 11 オゾン発生器 12 電源 13 モータ 14 回転軸 15 ギヤボックス 16 電源スイッチ 18 オゾン供給管 19 スクリュー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度が1〜106 Pa・sである高粘度
    物質に対して濃度0.01〜500ppmのオゾン化し
    た気体を溶解又はマイクロバブル化して封入したことを
    特徴とするオゾン封入粘稠体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオゾン封入粘稠体にお
    いて、 前記高粘度物質が、洗顔クリーム、マッサージクリー
    ム、歯磨きペースト、創傷用軟膏、塗布用ペーストであ
    ることを特徴とするオゾン封入粘稠体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のオゾン封入粘稠体にお
    いて、 前記高粘度物質の組成が、プロピレングリコール、ポリ
    エチレングリコール、トリエタノールアミン、グリセリ
    ン、ワセリン、酢酸トコフェロール、ジブチルヒドロキ
    シトルエン溶液、エデト酸塩溶液、ソルビトール、アイ
    リッシュモス、カラヤガム、メチルセルロース及びカル
    ボキシメチルセルロースナトリウム溶液について、いず
    れか一の単体または任意の組み合わせによる混合体であ
    ることを特徴とするオゾン封入粘稠体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のオゾン封入粘稠体にお
    いて、 オゾンが封入された前記組成を有する高粘度物質にオゾ
    ンと高い反応性を持たない保存料、着色料を加えたもの
    であることを特徴とするオゾン封入粘稠体。
  5. 【請求項5】 オゾンを発生させるオゾン発生器と、高
    粘度物質を入れる容器と、前記オゾン発生器から前記容
    器内にまで延設されたオゾン供給管と、前記容器内の高
    粘度物質を攪拌する攪拌器とを有することを特徴とする
    オゾン封入粘稠体生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のオゾン封入粘稠体生成
    装置において、 前記攪拌器は、攪拌運動の運動速度を変速させる変速手
    段を有するものであることを特徴とするオゾン封入粘稠
    体生成装置。
JP30260796A 1996-11-14 1996-11-14 オゾン封入粘稠体及びその生成装置 Pending JPH10139645A (ja)

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