JPH1013878A - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JPH1013878A
JPH1013878A JP16573496A JP16573496A JPH1013878A JP H1013878 A JPH1013878 A JP H1013878A JP 16573496 A JP16573496 A JP 16573496A JP 16573496 A JP16573496 A JP 16573496A JP H1013878 A JPH1013878 A JP H1013878A
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JP
Japan
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data
highway
key telephone
isdn
line interface
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JP16573496A
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English (en)
Inventor
Masafumi Ishida
雅史 石田
Tamotsu Wakabayashi
保 若林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ入力系のデータ伝送量に応じてISD
N回線網からの着信を制限することにより常に安定した
通信処理を行うこと。 【解決手段】 制御ユニット11のメインCPU111
はデュアルポートRAM112の残容量からデータハイ
ウェイ13のデータ伝送量を監視し、又ISDN回線イ
ンタフェースユニット12のメインCPU123はデュ
アルポートRAM122の残容量からデータハイウェイ
13のデータ伝送量を監視する。これによりデータハイ
ウェイ13のデータ伝送量が所定値を越えると、メイン
CPU111又はメインCPU123のいずれか又は両
方が入力拒否要求をISDN回線インタフェースユニッ
ト12のライン内部バスインタフェース/HDLCコン
トローラ124に出すことによりこのコントローラ12
4からISDN回線網2へ着信拒否要求を送出させて、
以降のデータの着信を制限することにより受信データの
入力系の過負荷を防止して安定な通信処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はISDN回線を使用
するボタン電話装置に係り、特にISDN回線からの受
信データの入力制限に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来この種のボタン電話装置の構
成例を示したブロック図である。ボタン電話装置1は呼
処理を行う制御ユニット11と、ISDN網2に対して
呼の発着信を行うISDN回線インタフェースユニット
12と、制御ユニット11及びISDN回線インタフェ
ースユニット12を接続して両者間のデータを伝送する
データハイウェイ13を有している。但し、ISDN回
線インタフェースユニット12は通常複数あるが、ここ
では便宜上1個のみを図示している。
【0003】ISDN回線インタフェースユニット12
のライン内部バスインタフェース/HDLCコントロー
ラ124はISDN回線網2からデータを受信し、メイ
ンCPU123が、アドレス/データバス125を通し
て受信したデータの内のレイヤ2情報を一旦RAM12
6に格納する。その後、レイヤ2情報はメインCPU1
23によりデュアルポートRAM122に書き込まれた
後、サブCPU121によって読み出されてデータハイ
ウェイ13を通して制御ユニット11のサブCPU11
3に送られる。サブCPU113は送られてきたレイヤ
2情報をデュアルポートRAM112に書き込む。
【0004】制御ユニット11のメインCPU111は
デュアルポートRAM112からデータを読み出して、
これに対する呼処理等を行う。ISDN回線網2への送
信についても上述の逆のルート、即ち、メインCPU1
11、デュアルポートRAM112、サブCPU11
3、データハイウェイ13、サブCPU121、デュア
ルポートRAM122、メインCPU123、ラインバ
ス内部バスインタフェース/HDLCコントローラ12
4、ISDN回線網2のルートで、同様に行われる。
【0005】ところで、上記のようなISDN回線網2
とボタン電話装置1との間で同時多発的な着信が発生す
ると、データハイウェイ13に接続されている複数のI
SDN回線インタフェースユニット12の受信データが
極端に多くなり、データハイウェイ13に流れ込む受信
データ量がデータハイウェイ13の伝送容量を越えると
共に、制御ユニット11のデータ入力バッファが過負荷
状態になってオーバーフローが発生する。
【0006】図7は従来のISDN回線インタフェース
ユニット12における受信データ処理の過程を示すフロ
ーチャートである。メインCPU123はステップ70
1にて、ISDN回線網2からデータを受信すると、ス
テップ702にてデュアルポートRAM122に設定さ
れている上りバッファ容量が一杯かどうかを判定し、上
りバッファが一杯であれば、ステップ705にて上りバ
ッファの空き待ち処理に移行する。尚、このステップ7
05の処理において、メインCPU123は受信データ
の切り捨てを行う。
【0007】一方、ステップ702にて、デュアルポー
トRAM122の上りバッファ容量が一杯でなかった場
合は、メインCPU123は、ステップ703にて上り
バッファのライトポインタの示す位置に受信データの書
き込みを行う。その後、ステップ704でライトポイン
タを更新する。
【0008】この時、上記した同時多発的な着信が発生
して、上りバッファに一度に大量の情報がストックされ
た場合、サブCPU121がこの大量のデータを上りバ
ッファから読み出してデータハイウェイ13を通して制
御ユニット11に順次伝送するのに時間がかかり、制御
ユニット11における処理にも上記したデュアルポート
RAM112のオーバーフロー等により時間がかかって
しまう。
【0009】そこで、上記のようなデータハイウェイ1
3のデータ伝送量の増大により、このハイウェイ13の
伝送容量を越えるデータの流入の阻止やデュアルポート
RAM112のオーバーフローを防止するため、メイン
CPU123はライン内部バスインタフェース/HDL
Cコントローラ124で受信した入力データの切り捨て
を過負荷状態が治まるまで行うことになる。しかし、こ
のようなデータの切り捨てが行われると、ISDN回線
網2からの再送などが多くなるため、この間、ユーザに
とっては、ボタン電話装置1の動作が止まってしまった
か、又は動作が遅くなってしまったかのように見え、通
信処理が滞るという不具合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のボ
タン電話装置では、データ入力系の容量に関わりなく、
同時多発的な発着信が生じた時でも、ISDN回線ユニ
ット12が入力データを全て受信してしまうことによる
データ入力系のオーバーフローを防止する目的で、入力
データの切り捨てを行っているため、この間、ユーザに
とって、ボタン電話装置の動作が止まってしまったか、
又は動作が遅くなってしまったかのように見え、通信処
理が滞るという不具合があった。
【0011】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、データ入力系のデータ伝送量
に応じて、ISDN回線網からの着信を制限することに
より、常に安定した通信処理を行うことができるボタン
電話装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、IS
DN回線を収容して呼の発着信及びデータの送受信を行
う回線インタフェースユニット複数個と、これら複数の
回線インタフェースユニットとデータハイウェイを通し
て制御データを送受することにより呼処理を行う制御ユ
ニットとを有するボタン電話装置において、前記データ
ハイウェイのデータの伝送量が所定値以上になったかど
うかを監視する監視手段を前記制御ユニットに具備し、
且つ、この監視手段により前記伝送量が所定値以上にな
ったことが分かると、前記ISDN回線からの着信を制
限する着信制限手段を具備した構成を備えている。
【0013】請求項2の発明は、ISDN回線を収容し
て呼の発着信及びデータの送受信を行う回線インタフェ
ースユニット複数個と、これら複数の回線インタフェー
スユニットとデータハイウェイを通して制御データを送
受することにより呼処理を行う制御ユニットとを有する
ボタン電話装置において、前記データハイウェイのデー
タの伝送量が所定値以上になったかどうかを監視する監
視手段を前記回線インタフェースユニットと前記制御ユ
ニットの両方に具備し、且つ、これら監視手段のいずれ
か1方又は両方により前記伝送量が所定値以上になった
ことが分かると、前記ISDN回線からの着信を制限す
る着信制限手段を具備した構成を備えている。
【0014】請求項3の発明は、前記監視手段は複数の
回線インタフェースユニットの一部、又は全部に具備す
る構成を備えている。
【0015】請求項4の発明は、前記着信制限手段は前
記ISDN回線からチャネル占有メッセージが着信する
と、着信拒否要求を前記ISDN回線に送信する構成を
備えている。
【0016】請求項5の発明は、前記監視手段は前記I
SDN回線から入力されて前記データハイウェイに送出
する受信データ量か、又は前記データハイウェイから前
記制御ユニットに入力される受信データ量を計測する計
測手段と、この計測手段により計測された前記受信デー
タ量が所定値を越えたかどうかを判定する判定手段とか
ら成り、この判定手段により前記受信データ量が所定値
を越えたと判定された場合に、前記着信制限手段は前記
ISDN回線からの着信を制限する構成を備えている。
【0017】請求項6の発明は、前記計測手段は前記デ
ータハイウェイに送出する受信データを一旦蓄えるバッ
ファの残容量、又は前記データハイウェイから入力する
受信データを一旦蓄えるバッファの残容量をカウンタで
カウントすることにより前記データハイウェイのデータ
の伝送量を計測する構成を備えている。
【0018】請求項7の発明は、前記判定手段の判定基
準になる前記所定値として、前記カウンタのカウント値
が前記バッファの残容量ゼロを示す値よりもマージンを
取った値に設定した構成を備えている。
【0019】請求項8の発明は、前記制御ユニットに具
備された前記監視手段の前記計測手段に設定されている
前記マージンの値と、前記回線インタフェースユニット
に具備された前記監視手段の前記判定手段に設定されて
いる前記マージンの値をそれぞれ別々に異ならせた構成
を備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のボタン電話装置の
一実施の形態の構成を示したブロック図である。ボタン
電話装置1は、ISDN回線網2に対して発着信を行っ
てデータの送受信を行う複数のISDN回線インタフェ
ースユニット12、データハイウェイ13を通じてIS
DN回線インタフェースユニット12と制御データのや
りとりを行ったり、或いは呼処理を行う制御ユニット1
1及び制御ユニット11とISDN回線インタフェース
ユニット12間のデータ伝送を行うデータハイウェイ1
3を有している。
【0021】ここで、ISDN回線インタフェースユニ
ット12はデュアルポートRAM122へのデータの読
み書きを行うサブCPU121、メインCPU123と
サブCPU121間のデータ伝送を行うデュアルポート
RAM122、発着信処理及びデータ伝送処理等を行う
メインCPU123、ISDN回線網2へのデータの送
受信及びデータのフォーマット変換等を行うと共に、受
信データからレイヤ2情報を取り込むライン内部インタ
フェース/HDLCコントローラ124、メインCPU
123、デュアルポートRAM122、RAM126、
ライン内部インタフェース/HDLCコントローラ12
4間のアドレス及びデータを伝送するアドレスデータバ
ス125、受信データ等を一時的に蓄えるRAM126
を有している。
【0022】また、制御ユニット11は発着信に関わる
データ処理を行うメインCPU111、メインCPU1
11とサブCPU113間のデータ伝送を行うデュアル
ポートRAM112及びデュアルポートRAM112へ
のデータの読み書きを行うサブCPU113を有してい
る。尚、メインCPU111とメインCPU123はそ
れぞれ別個に監視手段を構成し、メインCPU111及
びライン内部インタフェース/HDLCコントローラ1
24と、メインCPU123及びライン内部インタフェ
ース/HDLCコントローラ124はそれぞれ別個に着
信制限手段を構成している。又、メインCPU111と
メインCPU123はそれぞれ別個に計測手段と判定手
段を構成している。デュアルポートRAM112、デュ
アルポートRAM122はバッファを構成している。
【0023】次に本実施の形態の動作について説明す
る。ISDN回線網2からの受信データはライン内部バ
スインタフェース/HDLCコントローラ124で内部
バスのフォーマットに変換されてからレイヤ2情報(デ
ータ)を取り込む。メインCPU123はこのレイヤ2
情報をアドレス/データバス125を通してRAM12
6の各チャネル毎のメモリエリアにストックする。その
後、メインCPU123は各チャネル情報(データ)を
分割してまとめたものをディアルポートRAM122に
転送し、サブCPU121からデータハイウェイ13を
通して制御ユニット11に送る。制御ユニット11内で
は、サブCPU113がデータハイウェイ13を通して
送られてきた上記のデータを受け取り、受け取ったデー
タをデュアルポートRAM112を介してメインCPU
111に渡す。メインCPU111は上記のデータを受
け取って呼処理等を行う。着信数が通常レベル以下であ
る場合、ボタン電話装置1は上記のような通常の着信処
理を行う。
【0024】図2はボタン電話装置(着呼側)が上記の
ような通常の着信処理を行っている時の発呼側と着呼側
間の通話に至までのプロトコルのシーケンスを示してい
る。まず、発呼側装置がステップ201にてサービス開
始要求を、ステップ202にて複数の後続要求をISD
N回線網2に出すと、ISDN回線網2はステップ20
3にてチャネル占有メッセージ、ステップ204にて入
力指示メッセージを着呼側装置に出す。
【0025】着呼側装置はこれらメッセージを受け取る
と、ステップ205にて呼び受付メッセージをISDN
回線網2に出すため、ISDN回線網2はステップ20
6にて呼応答メッセージを発呼側装置に出した後、ステ
ップ207にて呼到着メッセージを着呼側装置に出す。
このメッセージを受けた着呼側装置はステップ208に
て呼接続メッセージをISDN回線網2に出すと、IS
DN回線網2はステップ209にて呼接続メッセージを
発呼側装置に出す。尚、上記のような通信プロトコル処
理は制御ユニット11のメインCPU111が行ってい
る。
【0026】ここで、ISDN回線インタフェースユニ
ット12がISDN回線網2に対し、発呼及び着呼を行
うと、それに関わるデータ情報が上記したようにデータ
ハイウェイ13を通して制御ユニット11とISDN回
線インタフェースユニット12との間で伝送されるが、
制御ユニット11のメインCPU111及びISDN回
線インタフェースユニット12のメインCPU123は
それぞれデュアルポートRAM112及び122に設定
されたバッファ容量を監視することにより、上述のデー
タハイウェイ13のデータ伝送量を監視する。
【0027】ここで、データハイウェイ13のデータ伝
送量が増大するということはこのデータハイウェイ13
の残りの伝送容量が低下するという関係にある。
【0028】仮に、ボタン電話装置1の着呼が一時的に
増大したとすると、このデータ量が急激に増大し、複数
のISDN回線インタフェースユニット12から制御ユ
ニット11への上りデータが多量に送られるため、制御
ユニット11がこれを処理し切れずにオーバーフローを
起こす可能性がある。そこで上述のように、制御ユニッ
ト11及びISDN回線インタフェースユニット12が
それぞれのバッファ容量を監視し、ある限界値を越えた
場合、各ISDN回線インタフェースユニット12が回
線毎に着信制限のコントロールを行うと共に、制御ユニ
ット11が各ISDN回線インタフェースユニット12
毎の着信制限のコントロールを行う。
【0029】図3は制御ユニット11のメインCPU1
11による受信データ処理過程を示したフローチャート
である。制御ユニット11のメインCPU111は、ス
テップ301にてデータハイウェイ13を通してISD
N回線網2からデータを受信すると、ステップ302に
てデュアルポートRAM112に設定してある上りバッ
ファ容量が一杯かどうかを判定し、上りバッファが一杯
ならば、ステップ307に進んで、受信データがチャネ
ル占有メッセージであるかどうかを判断し、そうである
場合はステップ310に進み、そうでない場合はステッ
プ308に進んで、上りバッファの空き待ち処理に移行
する。
【0030】一方、ステップ302にて上りバッファ容
量がいっぱいでないと判断された場合、ステップ303
に進み、メインCPU111はデュアルポートRAM1
12上に設定されているカウンタのカウンタ値≧MAX
×0.8かどうかを判断し、この条件を満足した場合は
ステップ309に進み、満足しない場合はステップ30
4に進む。ステップ309に進んだ場合、メインCPU
111は受信データがチャネル占有メッセージであるか
どうかを判断し、そうでない場合はステップ304に進
み、チャネル占有メッセージである場合はステップ31
0に進む。
【0031】メインCPU111はステップ310にて
上記したデータを受信したISDN回線インタフェース
ユニット12のメインCPU123にデータハイウェイ
13を通して入力拒否要求を出す。これを受けたメイン
CPU123はライン内部バスインタフェース/HDL
Cコントローラ124を介して着信拒否要求のメッセー
ジをISDN回線網2に出して処理を終了する。これに
より、以降、このISDN回線インタフェースユニット
12への着信が制限される。一方、上記したカウンタ値
≧MAX×0.8の条件を満足する場合、ステップ30
4にて、サブCPU113はデュアルポートRAM12
2の上りバッファのライトポインタが示す位置へ受信デ
ータを書き込み、その後、ステップ305でライトポイ
ンタを更新してからステップ306にて前記カウンタ値
をインクリメントして処理を終了する。尚、ライン内部
バスインタフェース/HDLCコントローラ124はス
テップ310で入力拒否要求を受けると、着信拒否要求
のメッセージをISDN回線網2へ送り、このISDN
回線インタフェースユニット12への着信を制限する。
【0032】ここで、サブCPU113はデュアルポー
トRAM112に設定してある上りバッファに受信デー
タを書き込む度に前記カウンタの値をインクリメントす
るため、カウント値は前記上りバッファの残容量に対応
すると共に、主にデータハイウェイ13のデータ伝送速
度により計算されるこのデータハイウェイの残り伝送容
量値、即ちデータ伝送量に対応している。このため、前
記カウンタのカウント値が大きい程、前記上りバッファ
の残容量は少なくなると共に、データハイウェイ13が
混みだして、新たなデータを伝送するための残りの伝送
容量が低下していることを示し、MAX値で残容量はゼ
ロで、データハイウェイ13がオバーフローしたことに
なる。但し、前記ボーダーとなる値はマックス値に0.
8を掛けてマージンがとられている。
【0033】図4はISDN回線インタフェースユニッ
ト12のメインCPU123による受信データ処理過程
を示したフローチャートである。ISDN回線インタフ
ェースユニット12のメインCPU123は、ステップ
401にてISDN回線網2からデータを受信すると、
ステップ402にてデュアルポートRAM122に設定
してある上りバッファ容量が一杯かどうかを判定し、こ
の上りバッファが一杯ならば、ステップ407にてその
受信データがチャネル占有メッセージかどうか判断し、
そうであるならばステップ410にて入呼拒否要求をラ
イン内部バスインタフェース/HDLCコントローラ1
24に送出し、そうでなければ、ステップ408にて上
りバッファの空き待ち状態に入る。
【0034】ステップ402にて、上りバッファ容量が
一杯でなければ、ステップ403に進み、メインCPU
123はデュアルポートRAM122に設定されている
カウンタのカウンタ値≧Max×0.8を満足するかど
うかを判断し、これを満足すればステップ409にて受
信データがチャネル占有メッセージかどうかを判断しに
行く。ここでチャネル占有メッセージと判断された場
合、メインCPU123はライン内部バスインタフェー
ス/HDLCコントローラ124を介して入呼拒否要求
をISDN回線網2に出して処理を終了する。
【0035】一方、ステップ403にてカウンタ値≧M
ax×0.8を満足しない判断された場合、メインCP
U123はステップ404にてデュアルポートRAM1
22内の上りバッファのライトポインタが示す位置へ受
信データを書き込み、その後ステップ405でライトポ
インタを更新してからステップ406で前記カウンタ値
をインクリメントして処理を終了する。尚、ライン内部
バスインタフェース/HDLCコントローラ124はス
テップ410で入力拒否要求を受けると、着信拒否要求
のメッセージをISDN回線網2へ送り、このISDN
回線インタフェースユニット12への着信を制限する。
【0036】ここで、メインCPU123はデュアルポ
ートRAM122に設定してある上りバッファに受信デ
ータを書き込む度に前記カウンタの値をインクリメント
するため、カウント値は前記上りバッファの残容量に対
応すると共に、主にデータハイウェイ13のデータ伝送
速度により計算されるこのデータハイウェイ13の残り
伝送容量値に対応している。このため、前記カウンタの
カウント値が大きい程、前記上りバッファの残容量は少
なくなると共に、データハイウェイ13が混みだして、
新たなデータを伝送するための残りの伝送容量が低下し
ていることを示し、MAX値で残容量はゼロで、データ
ハイウェイ13がオバーフローしたことになる。但し、
前記ボーダーとなる値はマックス値に0.8を掛けてマ
ージンがとられている。
【0037】図5は図1のデュアルポートRAM11
2、又はデュアルポートRAM122内に設定されてい
る上りバッファ容量が一杯になった時に、メインCPU
111又はメインCPU123(着呼側装置として動
作)が入呼拒否要求を発呼側装置に送出した場合の着呼
側装置と発呼側装置間の通信プロトコルを示したシーケ
ンスである。まず、発呼側装置がステップ501にてサ
ービス開始要求を、ステップ502にて複数の後続要求
をISDN回線網2を出すと、ISDN回線網2はステ
ップ503にてチャネル占有メッセージを着呼側装置に
出す。着呼側装置はこのチャネル占有メッセージを受け
ると、ステップ504にて着信拒否要求をISDN回線
網2に出す。これを受けた、ISDN回線網2は着信拒
否認識を着呼側装置にステップ505にて返送した後,
ステップ506にて着信拒否要求を発呼側装置に出す。
発呼側装置は着信拒否要求を受けると、ステップ507
にて着信拒否認識をISDN回線網2に出す。
【0038】本実施の形態によれば、制御ユニット11
のメインCPU111とISDN回線インタフェースユ
ニット12のメインCPU123の双方がそれぞれ独立
にデュアルポートRAM112とデュアルポートRAM
122の上りバッファ容量を監視することにより、デー
タハイウェイ13のデータ伝送量を監視し、この伝送量
が限界値を越えた場合にISDN回線網2からの新たな
着信を拒否して着信制限することができるため、デュア
ルポートRAM122、サブCPU121、データハイ
ウェイ13、サブCPU113、デュアルポートRAM
112等から成るボタン電話装置1のデータ入力系がオ
ーバーフローを起こすことがなくなり、常に安定なペー
スで呼処理を行って円滑な通信処理を行うことができ
る。特に、本例では、データハイウェイ13のデータ伝
送量をISDN回線インタフェースユニット12に加え
て、制御ユニット11でも監視しているため、制御ユニ
ット11での入力データのオーバーフローを有効に防止
することができる。
【0039】また、前記着信制限はISDN回線網2か
らチャネル占有メッセージが入力された場合のみ着信拒
否要求を出して行うため、既にISDN回線網2との通
話状態になってデータを受信している回線を途中で切断
してしまう不具合を回避することができる。
【0040】更に、上記のようにデータハイウェイ13
に接続される複数のISDN回線インタフェースユニッ
ト12がそれぞれ接続回線制限を行うことができるた
め、データハイウェイ13のデータ伝送能力に限度があ
っても、見掛け上、多数の回線を扱う(データハイウェ
イ13に多数のISDN回線インタフェースユニット1
2を接続することに対応)ことが可能になり、特にIS
DN回線のようにデータ伝送量の多い回線に対しては有
効である。
【0041】尚、上記実施例では、データハイウェイ1
3のデータ伝送量の増大をデュアルポートRAM112
に設定してある上りバッファの残容量を計測することで
監視したが、要するにデータハイウェイ13のデータ伝
送量を知ることができれば、どのような方法又は構成を
用いても同様の効果を得ることができる。
【0042】また、上記実施例では、データハイウェイ
13が混んできた場合に、ISDN回線網2からの新た
な着信の制限をデータハイウェイ13に接続されている
全てのISDN回線インタフェースユニット12で行う
構成としたが、ユーザの使用環境に応じて新たな着信の
制限は一部のISDN回線インタフェースユニット12
のみで行う構成としても、上記と同様の効果を得ること
ができる。
【0043】尚、制御ユニット11とISDN回線イン
タフェースユニット12の両方でバッファ容量を監視し
ているが、ISDN回線インタフェースユニット12の
収容する局線数が少ない場合(例えば2B+D)は制御
ユニット11側における監視の比重を重くするため、こ
ちら(ステップ303)のカウンタ値のマージン0.8
より小さく設定し、局線数が多い場合(例えば30B+
D)はISDN回線インタフェースユニット12側にお
ける監視の比重を重くするため、こちら(ステップ40
3)のカウンタ値のマージンを0.8より大きく設定す
ることにより、制御ユニット11とISDN回線インタ
フェースユニット12の監視の比重を状況に応じて変え
ることが可能である。
【0044】又、図1に示した実施の形態では、制御ユ
ニット11とISDN回線インタフェースユニット12
の両方で、データハイウェイ13のデータ伝送量の増大
を監視したが、制御ユニット11側でのみ上記データ伝
送量の監視を行って、データ伝送量が所定値を越える
と、ISDN回線インタフェースユニット12の着信を
制限する構成にしても、実用的な効果を得ることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、制御ユニットに設けられた監視手段によりデータハ
イウェイのデータ伝送量を監視することによって、デー
タ入力系のデータ伝送量に応じて、ISDN回線網から
の着信を制限するため、データ入力系の過負荷を避けて
常に安定した通信処理を行うことができる。
【0046】請求項2又は3の発明によれば、制御ユニ
ットと回線インタフェースユニットの両方に設けられた
監視手段によりデータハイウェイのデータ伝送量を監視
することによって、データ入力系のデータ伝送量に応じ
て、ISDN回線網からの着信を制限するため、データ
入力系の過負荷を確実に避けて常に安定した通信処理を
行うことができる。
【0047】請求項4の発明によれば、新たな着信のみ
に対して着信拒否を行うことができ、既に通話状態とな
ってデータを受信している回線を途中で切断することを
回避することができる。
【0048】請求項5、6の発明によれば、データ入力
系のデータ伝送量の増大を確実に判定することができ
る。
【0049】請求項7の発明によれば、データ入力系が
過負荷に至る前に新たな着信を制限して、前記過負荷を
余裕を持って回避することができる。
【0050】請求項8の発明によれば、制御ユニット側
のデータハイウエイのデータ伝送量の監視と回線インタ
フェース側のデータハイウエイのデータ伝送量の監視の
比重を状況に応じて変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボタン電話装置の一実施の形態の構成
を示したブロック図。
【図2】図1に示したボタン電話装置(着呼側)が通常
の着信処理を行っている時の発呼側と着呼側間の通話に
至までのプロトコルを示したシーケンス図。
【図3】図1に示した制御ユニットの受信データ処理過
程を示したフローチャート。
【図4】図1に示したISDN回線インタフェースユニ
ットによる受信データ処理過程を示したフローチャー
ト。
【図5】図1に示したデュアルポートRAM内に設定さ
れている上りバッファ容量が一杯になった時の着呼側装
置と発呼側装置間の通信プロトコルを示したシーケンス
図。
【図6】従来のボタン電話装置の構成例を示したブロッ
ク図。
【図7】図6に示したISDN回線インタフェースユニ
ットにおける受信データ処理過程を示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 ボタン電話装置 2 ISDN回線網 11 制御ユニット 12 ISDN回線インタフェースユニット 13 データハイウェイ 111、123 メインCPU 112、122 デュアルポートRAM 113、121 サブCPU 124 ライン内部バスインタフェース/HDLCコン
トローラ 125 アドレス/データバス 126 RAM

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線を収容して呼の発着信及び
    データの送受信を行う回線インタフェースユニット複数
    個と、 これら複数の回線インタフェースユニットとデータハイ
    ウェイを通して制御データを送受することにより呼処理
    を行う制御ユニットとを有するボタン電話装置におい
    て、 前記データハイウェイのデータの伝送量が所定値以上に
    なったかどうかを監視する監視手段を前記制御ユニット
    に具備し、 且つ、この監視手段により前記伝送量が所定値以上にな
    ったことが分かると、前記ISDN回線からの着信を制
    限する着信制限手段を具備したことを特徴とするボタン
    電話装置。
  2. 【請求項2】 ISDN回線を収容して呼の発着信及び
    データの送受信を行う回線インタフェースユニット複数
    個と、 これら複数の回線インタフェースユニットとデータハイ
    ウェイを通して制御データを送受することにより呼処理
    を行う制御ユニットとを有するボタン電話装置におい
    て、 前記データハイウェイのデータの伝送量が所定値以上に
    なったかどうかを監視する監視手段を前記回線インタフ
    ェースユニットと前記制御ユニットの両方に具備し、 且つ、これら監視手段のいずれか1方又は両方により前
    記伝送量が所定値以上になったことが分かると、前記I
    SDN回線からの着信を制限する着信制限手段を具備し
    たことを特徴とするボタン電話装置。
  3. 【請求項3】 前記監視手段は複数の回線インタフェー
    スユニットの一部、又は全部に具備することを特徴とす
    る請求項2記載のボタン電話装置。
  4. 【請求項4】 前記着信制限手段は前記ISDN回線か
    らチャネル占有メッセージが着信すると、着信拒否要求
    を前記ISDN回線に送信することを特徴とする請求項
    1乃至3いずれか1記載のボタン電話装置。
  5. 【請求項5】 前記監視手段は前記ISDN回線から入
    力されて前記データハイウェイに送出する受信データ量
    か、又は前記データハイウェイから前記制御ユニットに
    入力される受信データ量を計測する計測手段と、 この計測手段により計測された前記受信データ量が所定
    値を越えたかどうかを判定する判定手段とから成り、 この判定手段により前記受信データ量が所定値を越えた
    と判定された場合に、前記着信制限手段は前記ISDN
    回線からの着信を制限することを特徴とする請求項1乃
    至4いずれか1記載のボタン電話装置。
  6. 【請求項6】 前記計測手段は前記データハイウェイに
    送出する受信データを一旦蓄えるバッファの残容量、又
    は前記データハイウェイから入力する受信データを一旦
    蓄えるバッファの残容量をカウンタでカウントすること
    により前記データハイウェイのデータの伝送量を計測す
    ることを特徴とする請求項5記載のボタン電話装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段の判定基準になる前記所定
    値として、前記カウンタのカウント値が前記バッファの
    残容量ゼロを示す値よりもマージンを取った値に設定し
    たことを特徴とする請求項5又は6記載のボタン電話装
    置。
  8. 【請求項8】 前記制御ユニットに具備された前記監視
    手段の前記計測手段に設定されている前記マージンの値
    と、前記回線インタフェースユニットに具備された前記
    監視手段の前記判定手段に設定されている前記マージン
    の値をそれぞれ別々に異ならせたことを特徴とする請求
    項7記載のボタン電話装置。
JP16573496A 1996-06-26 1996-06-26 ボタン電話装置 Withdrawn JPH1013878A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056608A1 (fr) * 2001-01-10 2002-07-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Autocommutateur prive et procede de controle d'autocommutateur prive
US7206881B2 (en) 2002-09-16 2007-04-17 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Arrangement and method for controlling dataflow on a data bus

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