JP3278831B2 - パケット処理装置 - Google Patents

パケット処理装置

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JP3278831B2 JP26037396A JP26037396A JP3278831B2 JP 3278831 B2 JP3278831 B2 JP 3278831B2 JP 26037396 A JP26037396 A JP 26037396A JP 26037396 A JP26037396 A JP 26037396A JP 3278831 B2 JP3278831 B2 JP 3278831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信データのプロ
トコル処理や経路情報に基づいてパケットデータの転送
処理を行うパケット処理装置に関し、特に、収容回線数
の増加や転送回線容量の増大に対しても、個々のパケッ
トデータの転送処理能力に影響を及ぼさずに、複数回線
のロードバランス処理を行うことが可能なパケット処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同一の相手先に対し複数の回線を介して
接続したパケット処理装置間では、転送時に複数の回線
を同時に使用するロードバランス処理を行っている。図
7は、従来におけるパケット処理装置間の接続を示す図
である。パケット処理装置21と22との間に、回線2
3と回線24の2本の回線が接続されている例を示して
いる。いま、パケット処理装置21からパケット処理装
置22にパケットデータを転送する場合には、ロードバ
ランス処理が行われる。ロードバランス処理を行うため
には、回線容量、回線使用数、回線間の使用割合、等の
パラメータを用いて次の処理を行う。 (a)プロセッサが、入力されたパケットの宛先ごとに
パケット長を1つずつ調査する(パケット長統計処
理)。 (b)回線間の使用割合を計算して、転送に使用する回
線を決定する(使用割合の計算処理、回線決定)。 (c)決定された転送回線を用いて、プログラム転送処
理を行う(転送処理)。 図8は、従来におけるパケット処理装置の構成例を示す
図である。従来のパケット処理装置は、複数回線を使用
する場合には、一般に図8に示すような構成で実現され
る。2本の回線が接続されている場合には、2つの回線
対応部11,12が備えられている。パケット入力部1
9から入力されたデータパケットは、パケットメモリ1
8に格納された後、CPU20がこれを参照してパケッ
ト長統計処理、使用割合の計算処理および転送処理を、
プロセッサのプログラムを用いることにより行ってい
る。
【0003】図9は、上記(a)〜(c)の方法におけ
る動作例を示すタイムチャートである。図9では、横方
向にパケット処理装置内の各回路が、また縦方向に経過
する時間が示される。各回路に対応する位置に、太線に
より各部における動作経過時間が示されている。ここで
は、連続してパケットデータの転送処理が行われる際
に、ロードバランスを行って回線23の出力と回線24
の出力とが交互に行われる場合を示している。1つ目の
パケットデータの入力処理では、先ずバッファに転送デ
ータが蓄積され、そのパケットヘッダ情報および転送長
データを基にパケット長統計処理および使用割合の計算
処理が行われた後、回線対応部11が選択されて、転送
処理が行われる(図9の左上から右下へそれぞれ動作処
理時間の経過を示す3つの縦線参照)。しかし、この出
力処理が終了するまで、次の入力処理は待たされてしま
う。次に、2つ目のパケットデータの入力処理で、同じ
ようにバッファに転送データが蓄積され、そのパケット
ヘッダ情報および転送長データを基にパケット長統計処
理および使用割合の計算処理が同じように行われ、今度
は回線対応部12が選択されて、転送処理が行われる
(図9の1つ目のパケット転送終了後に開始され、左上
から右下へそれぞれ動作処理時間の経過を示す3つの縦
線参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパケット処理装
置は、図8に示すように、パケットメモリ18に格納さ
れたデータパケットに対する各種処理を、プログラムに
より行っていたので、次のような問題点が生じていた。 (1)パケット長統計処理および使用割合の計算処理
に、CPU処理時間をとられるため、パケットの転送制
御に関する処理が遅延することがあった。 (2)パケットの転送処理にCPU処理時間をとられる
ため、他の処理が不定期に遅延することがあった。 (3)回線対応部にパケットが入力する度毎に割り込み
が上り、割り込み処理にCPU時間がとられるため、シ
ステム全体のリアルタイム性が低下していた。この場
合、接続された複数の回線がFDDI,B−ISDNの
ように高速になると、1つのパケット間隔が短かくなる
ため、上記リアルタイム性の低下は特に顕著になる。ま
た、転送処理だけを、CPUとは別個のDMA(Direc
t Memory Access)制御で実行する場合もあるが、そ
の場合には次のような問題点が生じていた。 (4)DMAの宛先を決めるために、パケット長統計処
理および使用割合の計算処理が終了した後にのみDMA
の起動が可能であるため、高速なDMAの起動ができな
い。さらに、図9に示すように、パケット長統計処理お
よび使用割合の計算処理が行われた後に初めて回線対応
部が選択されており、また1つ目のパケットデータの出
力処理が終了するまで、2つ目のパケットデータの入力
処理が待たされるので、高速処理は困難であった。この
ように、従来のパケット処理装置では、どちらの回線を
使用するかを選択するためのパケット長統計処理および
使用割合の計算処理に、CPUが介在して行うので、高
速なパケットデータの転送処理速度を得ることは難しか
った。そこで、本発明の目的は、これら従来の課題を解
決し、パケット処理装置の収容回線数の増加、転送回線
容量の増大が行われても、個々のパケットデータの転送
処理能力に影響を及ぼすことなく、複数回線のロードバ
ランス処理を行うことが可能なパケット処理装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパケット処理装置では、通信回線上のデー
タを受け取り、また通信回線上にデータを送出する複数
の回線対応部(図1の11,12)と、回線対応部単位
に設けられ、パケット宛先別の送出パケット量のカウン
タ(同13,14)と、同一宛先を持つ複数回線対応部
の使用割合を保持するレジスタ(同じく17)と、該レ
ジスタとカウンタの計測値から使用回線対応部を決定す
る比較器(同じく16)と、パケットの送出先を切替え
るセレクタ機構(同じく15)とを具備している。複数
回線を持つ本発明のパケット処理装置では、ロードバラ
ンス制御に関する処理を以下のように実現する(請求項
1参照)。 回線対応部単位に設けられたパケット宛先別の送出パ
ケット量のカウンタを用いて、実際に回線に送出する量
をカウントする。 同一宛先を持つ複数回線対応部の使用割合を予め設定
しておく。 複数のカウンタの計測値と使用割合値とを比較器によ
り比較処理を行い、その結果により使用回線対応部を決
定する。 選択した使用回線に対して転送処理を行うために、セ
レクタにより回線対応部へのデータバスを切替える。 また、セレクタにより送出先を切替える代りに、送出回
線対応部の番号を一定時間保持するキャッシュテーブル
の中味を書き替えることにより、以下のような処理を行
う(請求項2参照)。 回線対応部単位に設けられたパケット宛先別の送出パ
ケット量のカウンタを用いて、実際に回線に送出した量
をカウントする。 同一宛先を持つ複数回線対応部の使用割合を予め設定
しておく。 複数のカウンタの計測値と使用割合値とを比較器によ
り比較処理を行い、その結果から使用回線対応部を決定
して、キャッシュテーブルに送出回線対応部の値を書き
込む。 転送時には、キャッシュテーブルからエントリを読み
出し、読み出された送出回線対応部に対して転送処理を
行う。
【0006】また、宛先アドレスごとに比較器の動作の
許可を行うフィルタ機構を付加することにより、以下の
ような処理を行う(請求項3参照)。 回線対応部単位に設けられたパケット宛先別の送出パ
ケット量のカウンタを用いて、実際に回線に送出した量
をカウントする。 宛先アドレスごとに複数回線対応部の使用割合をフィ
ルタ機構に予め設定しておく。 転送しようとするパケットのヘッダの宛先をチェック
し、該当する使用割合値を抽出する。 複数のカウンタの計測値と該当の使用割合値とを比較
器により比較処理し、その結果から使用回線対応部を決
定する。 選択した使用回線に対して転送処理を行うために、セ
レクタにより回線対応部へのデータバスを切替える。 さらに、フィルタ機構の中にプロトコル単位の属性を付
加することにより、以下のような動作を行う(請求項4
参照)。 回線対応部単位に設けられたパケット宛先別の送出パ
ケット量のカウンタを用いて、実際に回線に送出した量
をカウントする。 宛先および使用プロトコル単位に、複数回線対応部の
使用割合をフィルタ機構に予め設定しておく。 転送しようとするパケットのヘッダの宛先および使用
プロトコルをチェックし、該当する使用割合値を抽出す
る。 複数のカウンタの計測値と該当の使用割合値とを比較
器により比較処理し、その結果から使用回線対応部を決
定する。 選択した使用回線に対して転送処理を行うために、セ
レクタにより回線対応部へのデータバスを切替える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を
示すパケット処理装置の構成図である。図1では、回線
対応部および対応カウンタがそれぞれ2つの場合が示さ
れている。図1において、11,12は回線対応部、1
3,14はカウンタ部、15は回線対応部を切替えるセ
レクタ、16は比較器、17は割合レジスタである。カ
ウンタ13,14は、一般的なアップダウンカウンタに
より実現でき、セレクタ15はバスセレクタで実現で
き、比較器16はコンパレータロジックで実現できる。
また、割合レジスタ17は、レジスタやメモリで実現で
き、パケットメモリ18は通常のメモリ素子で実現で
き、回線対応部11,12およびパケット入力部19の
各対応部は、プロセッサに回線インタフェースを備えた
通信ボードや、汎用のワークステーション、パソコン等
でも実現できる。
【0008】図2は、図1の接続構成を説明する図であ
る。図2により、パケット処理装置の動作を説明する。
図2は、パケット処理装置21からパケット処理装置2
2に対して、回線23と回線24の2回線を用いてデー
タを転送するものである。2つのパケット処理装置2
1,22には、それぞれユニークなアドレスが付与され
ている。使用するアドレスは、IP(Internet Prot
ocol)準拠の32ビットのアドレス体系を持つものと
し、パケット処理装置21が10.0.1.2であるとす
る。また、データ転送先のパケット処理装置22は、ア
ドレス10.1.2.3を持っているものとする。図3
は、図1の構成における実際の動作の説明図である。図
3において、パケット入力部19から入力されたデータ
には、プロトコルのヘッダ部分とコンテンツ部分の両方
が含まれるものとする。ヘッダ部分には、宛先が含ま
れ、全て図2のパケット処理装置22宛のアドレスを示
す10.1.2.3が指定されているものとする。各デ
ータパケットの長さは、順に128バイト、64バイ
ト、250バイトであり、この順に回線対応部に送出さ
れる。なお、これらのデータは、回線対応部11あるい
は12のいずれに転送しても構わないものとする。カウ
ンタ13,14には、現在までの転送値が格納されてい
る。カウンタ13は、回線対応部11の送出量1050
バイトを表わしており、カウンタ14は、回線対応部1
2の送出量800バイトを表わしている。また、割合レ
ジスタ17は、50:50の値を示している。この状態
において、比較器16の動作は以下のようになる。 (a)割合レジスタ17の値より50:50の比較を行
うことを知る。 (b)カウンタ13とカウンタ14の値を、50:50
の重みのもとに比較する。 (c)少ないカウンタ14を選択する。 (d)セレクタ15に対し、回線対応部12を選択する
ように指示する。選択された回線対応部12は、データ
メモリ18の中の最初の128バイトのデータを回線上
に出力処理する。 (e)その後、カウンタ14に転送データ長128バイ
トを加算して、928バイトとする。
【0009】図4は、図1における各回路毎の動作タイ
ムチャートである。図4では、縦方向が経過する時間を
示しており、それぞれの縦線が各部の動作処理時間の経
過を示している。パケット入力部19から連続して入力
し、パケットメモリ18に格納されたデータパケット
を、次々にパケットメモリ18から回線対応部11ま
たは12に出力する場合を示している。入力された1つ
のパケットは、比較器16で比較するだけで出力回線対
応部が決定されるため、連続転送が可能となる。また、
レングス長からカウンタ13,14の加算を行い、次に
使用される出力回線対応部の選択を事前に行うことも可
能であるため、全くオーバヘッドなしで出力転送が行え
る。また、CPUの処理の介在がないため、出力転送と
入力転送を並行して行うことが可能となる(図9に示す
ように、回線対応部11でのの出力動作と、パケット
入力部19でのの入力動作とが並列に行える)。
【0010】図5は、本発明の第2の実施例を示すパケ
ット処理装置の構成図である。図5では、図1と同じく
回線対応部および対応カウンタが2つずつの場合を示し
ている。図5において、30はキャッシュテーブル、3
1はパケット送出部、32はキャッシュエントリ書き換
え部であり、その他は図1の場合と同じ記号の対応を示
している。なお、キャッシュテーブル30は、通常のメ
モリ素子により実現でき、またパケット送出部31は、
データパケットをパケットメモリ18から回線対応部1
1または12に転送するためのシーケンス回路で、DM
Aコントローラ等で構成することができる。さらに、キ
ャッシュエントリ書き換え部32は、ランダムロジック
を組み合わせたシーケンス回路で構成することが可能で
ある。図5においては、図3の場合と同じ条件の動作の
状態が示されている。パケット入力部19から入力され
たデータパケットは、パケットメモリ18に転送され
る。パケットメモリ18内に転送されたデータは、プロ
トコルのヘッダ部分とコンテンツ部分の両方が含まれて
いるものとする。ヘッダ部分には、宛先が含まれ、全て
図2のパケット処理装置22宛のアドレスを示す10.
1.2.3が指定されているものとする。各データパケ
ットの長さは、順に128バイト、64バイト、250
バイトであり、この順に回線対応部に送出される。な
お、これらのデータは、回線対応部11および12のい
ずれに転送されても差し支えないものとする。
【0011】図5のカウンタ13,14には、現在まで
の転送値が格納されている。すなわち、カウンタ13
は、回線対応部11の送出量1050バイトを示してお
り、カウンタ14は、回線対応部12の送出量800バ
イトを示している。また、割合レジスタ17は、50:
50の値を示している。この状態において、比較器16
の動作は以下のようになる。 (a)割合レジスタ17の値より、50:50の比較を
行うことを知る。 (b)カウンタ13および14の値を、50:50の重
みのもとに比較する。 (c)少ない回線対応部12を選択する。 (d)キャッシュエントリ書き換え部32は、キャッシ
ュテーブル30の宛先10.1.2.3の箇所に回線対
応部12を示す『B』を書き込む。 (e)カウンタ14に転送データ長128バイトを加え
て、928バイトとする。 これらの動作とは独立に、パケット送出部31は、キャ
ッシュテーブル30の中から送出しようとするパケット
の宛先である10.1.2.3のエントリを読み出す。
その結果、回線対応部の値として『B』が読み出される
ことになる。次に、パケット送出部31は、ソースをパ
ケットメモリ18とし、ディスティネーションを回線対
応部12とし、送出カウントを128バイトに設定して
DMA転送を行う。次に、回線対応部12は、送られて
きた128バイトデータに対して回線上に出力処理を行
う。同じ処理が、64バイトデータおよび250バイト
データについても行われる。このように転送に使用され
るキャッシュテーブル30の書き換えを行うことによ
り、ロードバランスの処理がCPU処理の介在なしで実
現されることになる。
【0012】図6は、本発明の第3の実施例を示すパケ
ット処理装置の接続構成図である。図6において、パケ
ット処理装置21は、パケット処理装置22と回線23
および回線24を介して接続され、それぞれのパケット
処理装置21,22は中継装置として動作するものとす
る。パケット処理装置22のアドレスは、10.1.
2.3であるが、このパケット処理装置22にはネット
ワーク25とネットワーク26が接続されており、それ
ぞれにアドレス10.3.6.2のホスト27とアドレ
ス10.3.5.1のホスト28が接続されているもの
とする。このとき、図3または図5の割合レジスタ17
の代りにフィルタ機構の割合テーブルを設けるか、ある
いは割合レジスタ17の内容を図6のテーブルに変える
ことにより、その内容に従って比較器16を動作させ
る。フィルタ機構の割合テーブルは、図6(2)に示す
ような内容を持っている。すなわち、この割合テーブル
には、ロードバランスの有無、割合、ロードバランスを
しない場合の回線指定等が格納されている。先ず、転送
しようとするパケットのヘッダの宛先をチェックし、1
0.3.6.2に対しては、ロードバランスを使用し、
割合は50:50である。また、10.3.5.1に対
しては、ロードバランスを使用しないという判断がされ
る。この結果、宛先が10.3.6.2でロードバラン
スする場合には、比較器16では、前述と同じような動
作でそれぞれのカウンタ13,14の値から使用回線対
応部を決定する。また、宛先が10.3.5.1でロー
ドバランスをしない場合には、比較器16では、回線指
定が『A』の情報から指定回線対応部を必ず使用する。
なお、第4の実施例(請求項4参照)においては、割合
テーブルのエントリに宛先を加えてプロトコル情報を付
加することにより、プロトコルフィルタ機構として使用
する。割合テーブルのエントリのみが第3の実施例と異
なる点であって、動作は同じである。
【0013】このように、本発明では、(1)ロードバ
ランスに必要な出力回線をCPUを使用することなく決
定できるので、パケット長統計処理、使用割合の計算処
理にCPU時間をとられることがなく、パケットの転送
制御を遅延なく行える。 (2)接続された複数の回線がFDDI,B−ISDN
のように高速になっても、パケットの転送処理が遅延す
ることはない。 (3)回線対応部にパケットが入力しても、CPUに割
り込みを上げる必要がないので、システム全体のリアル
タイム性を低下させず、接続された複数の回線がFDD
I,B−ISDNのように高速になり、1つのパケット
間隔が短い場合でも、時間をかけずに高速転送が可能で
ある。 (4)DMAの宛先を決める場合、パケット長統計処理
および使用割合の計算処理が終了しなくても、DMAの
起動が可能であるため、高速なDMA転送が行える。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロードバランスに必要な出力回線の決定が、CPUを使
用せずに簡単な比較器の動作のみで実現できるので、パ
ケット処理装置の収容回線数の増加、転送回線容量の増
大を行っても、個々のパケットデータの転送処理能力に
何等影響を及ぼすことなく、複数回線のロードバランス
処理を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すパケット処理装置
の構成図である。
【図2】本発明におけるパケット処理装置相互間の接続
構成図である。
【図3】図1におけるパケット処理装置の動作説明図で
ある。
【図4】図1におけるパケット処理装置の動作タイムチ
ャートである。
【図5】本発明の第2の実施例を示すパケット処理装置
の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すパケット処理装置
相互間の接続構成図である。
【図7】従来のパケット処理装置相互間の接続構成図で
ある。
【図8】従来のパケット処理装置の構成例を示す図であ
る。
【図9】従来のパケット処理装置の動作タイムチャート
である。
【符号の説明】
11,12…回線対応部、13,14…カウンタ、15
…セレクタ、16…比較器、17…割合レジスタ、18
…パケットメモリ、19…パケット入力部、21,22
…パケット処理装置、23,24…回線、25,26,
29…ネットワーク、27,28…ホスト、30…キャ
ッシュエントリ、31…パケット送出部、32…キャッ
シュエントリ書き換え部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 直久 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−38257(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線上のデータを受け取り、また該通
    信回線上にデータを送出する複数の回線対応部と、 回線対応部単位に配置され、かつパケット宛先別に測定
    された送出パケット量の合計値を保持するカウンタと、 同一宛先を持つ複数の回線対応部の使用割合を保持する
    割合レジスタと、 該割合レジスタとカウンタの各値を参照して、次に使用
    すべき回線対応部を決定する比較器と、 該比較器の決定に従ってパケットの送出先を切り替える
    セレクタとを具備し、 同一宛先を持つ各通信回線の負荷に応じて、上記割合レ
    ジスタに使用割合を設定することにより、各通信回線の
    負荷に応じて複数の通信回線を切り替えてパケットを送
    出することを特徴とするパケット処理装置。
  2. 【請求項2】前記セレクタの代りに、宛先および送出先
    回線対応部の番号を一定時間だけ保持するキャッシュテ
    ーブルと、 前記比較器の動作結果を基に、該キャッシュテーブルの
    送出先回線対応部の番号を書き換えるキャッシュエント
    リ書き換え部と、 該キャッシュテーブルのエントリを読み出して、読み出
    した番号に対応する回線対応部にデータの送出先を決定
    し、転送を行うパケット送出部とを具備し、 同一宛先を持つ各通信回線の負荷に応じて、上記キャッ
    シュテーブルのエントリを書き換えることにより、各通
    信回線の負荷に応じて複数の通信回線を切り替えてパケ
    ットを送出することを特徴とする請求項1に記載のパケ
    ット処理装置。
  3. 【請求項3】前記割合レジスタの代りに、宛先アドレス
    ごとに前記比較器の動作を許可することができるフィル
    タ機構を具備し、 特定の同一宛先に対してだけ、通信回線の負荷に応じて
    上記フィルタ機構の内容を設定することにより、各通信
    回線の負荷に応じて複数の通信回線を切り替えてパケッ
    トを送出することを特徴とする請求項1または2に記載
    のパケット処理装置。
  4. 【請求項4】前記割合レジスタの代りに、パケットの使
    用プロトコルごとに前記比較器の動作を許可することが
    できるプロトコルフィルタ機構を具備し、 特定の使用プロトコルに対してだけ、通信回線の負荷に
    応じて上記プロトコルフィルタ機構の内容を設定するこ
    とにより、各通信回線の負荷に応じて複数の通信回線を
    切り替えてパケットを送出することを特徴とする請求項
    1ないし3に記載のパケット処理装置。
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