JPH10138402A - ガラス支持体上に層を含んでなる材料 - Google Patents

ガラス支持体上に層を含んでなる材料

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JPH10138402A
JPH10138402A JP30633797A JP30633797A JPH10138402A JP H10138402 A JPH10138402 A JP H10138402A JP 30633797 A JP30633797 A JP 30633797A JP 30633797 A JP30633797 A JP 30633797A JP H10138402 A JPH10138402 A JP H10138402A
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glass
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support
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい芯に巻くことができるガラス支持体上
に層を有する要素、小さい芯に巻くことができる連続的
方法で製造されたガラス支持体を含んでなる感光材料お
よび小さい芯に巻くことができる連続的方法で製造され
たガラス支持体を含んでなる乾燥像形成材料を提供する
こと。 【解決手段】 本発明は、(i)ガラス支持体の厚さが
1.2mmより薄く、(ii)ガラス支持体が5×107
aと同等であるかまたはそれより高い破損応力(引っ張
り応力下)を有し、そして(iii)縦方向にある側面が
ガラス支持体の厚さの半分程度のオーダーの半径をもつ
丸みのある境界を有することを特徴とするガラス支持体
上に層を含んでなる要素に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はガラス上に層を連続的に適用す
る方法に関する。特に本発明はガラス上に連続的な方法
でコーテイングされたハロゲン化銀写真材料に関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀写真材料の多くの用途にと
っては、寸法安定性が最も重要である。ポリエステルを
ベースとしたプラスチックフィルムを使用して良好な寸
法安定性を示す写真材料を製造することができるが、特
殊な用途、例えば顕微鏡写真、一部のグラフィックアー
ツ用途、PCB(印刷回路板)のフォトファブリケーシ
ョンなどに関しては、依然としてガラス上にコーテイン
グされたハロゲン化銀写真材料を使用することが好まし
い。材料が高い熱安定性を有していなければならない用
途でも、ガラス支持体の使用の方がプラスチックフィル
ム支持体の使用より好ましい。高い熱安定性が要求され
る用途の例は、EP−B 396 824およびEP−A
615 161に記載されているようなLCDの製造で
ある。カラーLCD製造用のカラーフィルターの製造に
おいてはガラスの光学的等方性が有利である(ほとんど
の重合体フィルムは光学的に異方性であり、すなわち複
屈折を示す)。
【0003】連続法におけるガラス板上への層の適用は
EP−A 716339に記載されている。該出願は、
(i)ガラス支持体の厚さが1.2mmより薄く、そし
て(ii)ガラス支持体が1×107Paと同等であるか
またはそれより高い破損応力(failure stress)(引っ
張り応力下)および10×1010Paと同等であるかま
たはそれより低い弾性率(elasticity modulus)(ヤン
グ率)を有することを特徴とする連続的適用機械の中で
種々の層をガラス支持体に適用する方法を開示してい
る。しかしながら、該材料は依然として二つの顕著な欠
点を示す。第一に該材料は早期破壊を避けるのに十分な
ほど安全に小さい芯に巻くことができずそして第二に該
ガラスの強度はLCD用に要求される比較的大きな寸法
での使用にとっては低すぎる。
【0004】通常のフロートガラスより大きい強度を有
する化学的に強化されたフロートガラスが知られてい
る。EP−A 286018は化学的に強化されたガラ
スからなる支持体を開示している。しかしながら、該ガ
ラスは依然として境界切断部から割れてしまう。JP−
58−208728は各々がシリカフィルムでコーテイ
ングされたホウ珪酸塩ガラスから製造された基質の間の
ある液晶カラー表示を記載している。しかしながら、該
ガラスも依然として境界切断部から割れてしまう。JP
−57−205343はガラスを一定の温度上昇速度に
おける熱処理およびイオン交換処理にかけそして金属フ
ィルムを製造することによる強化ガラスを開示してい
る。しかしながら、該ガラスも依然として境界切断部か
ら割れてしまう。JP−58−156554は酸化ナト
リウムを含有するホウ珪酸塩ガラスの表面層の中の酸化
ナトリウム含有量をイオン交換処理により減じることに
よるガラス基質表面上に生成する薄いフィルムの劣化防
止を記載している。しかしながら、該ガラスも依然とし
て境界切断部から割れてしまう。しかしながら、この文
献には小さい芯にガラスを巻きつけるという問題に対す
る解答については何も記載されていない。
【0005】さらに、化学的に硬化させたガラスでも依
然として該ガラスの境界において割れが起きる。
【0006】
【発明の要旨】本発明の目的は小さい芯に巻くことがで
きるガラス支持体上に層を有する要素を提供することで
ある。
【0007】本発明の別の目的は小さい芯に巻くことが
できる連続的方法で製造されたガラス支持体を含んでな
る感光材料を提供することである。
【0008】本発明のさらに別の目的は小さい芯に巻く
ことができる連続的方法で製造されたガラス支持体を含
んでなる乾燥像形成材料を提供することである。
【0009】本発明の別の目的および利点は以下の詳細
な記述から明らかになるであろう。
【0010】本発明によると、(i)ガラス支持体の厚
さが1.2mmより薄く、(ii)ガラス支持体が5×1
7Paと同等であるかまたはそれより高い破損応力
(引っ張り応力下)を有し、そして(iii)縦方向にあ
る側面がガラス支持体の厚さの半分程度のオーダー(ord
er ofmagnitude of half)の半径をもつ丸みのある境界
を有することを特徴とするガラス支持体上に層を含んで
なる要素が提供される。
【0011】好適な態様では、該ガラス支持体は0.0
5m〜1mの間の直径を有する芯を含んでなるロールか
ら巻きほどかれる。
【0012】最も好適には、該ガラス支持体は0.8m
mと同等であるかまたはそれより薄い厚さ、10×10
7Paと同等であるかまたはそれより高い破損応力(引
っ張り応力下)を有し、そして0.05〜0.80mの間
の直径を有する芯を含んでなるロールから巻きほどかれ
る。
【0013】
【発明の詳細な記述】いずれかの層のための支持体とし
てのガラスの主な利点はガラス支持体の寸法安定性およ
びリサイクル可能性であり、主な欠点は破壊の危険性で
ありそしてその結果として小さい芯上でのガラスの巻と
りができないことである。多くの用途では、重量を増加
させずに増加した面積を有するガラスに関する要望が存
在する。そのため、より薄いガラスに関する要望が存在
する。しかしながら、より薄いガラス支持体は例えば破
壊のような機械的な破損に対してより敏感になる。我々
は今回、1.2mmより薄い厚さおよび5×107Paと
同等であるかまたはそれより高い破損応力(引っ張り応
力下)、並びにガラス支持体の厚さの半分程度のオーダ
ーの半径をもつ丸みのある境界を有する、好適にはガラ
ス支持体の厚さの半分以下の半径をもつ丸みのある境界
を有する縦方向の側面を有するガラスが、高い機械的強
度の利点と小さい芯に巻きとる能力を兼備することを見
いだした。ガラスが1.2mmより薄い厚さを有する時
にそのような高い破損応力を有するガラスを経済的な方
法で製造できるということは驚異的である。1.2mm
より薄い厚さを有する支持体に関する要望は特別なこと
ではない。例えばLCDの製造では、0.7mm程度の
薄いガラス支持体の使用が推奨される。特にこの分野で
は、経済的理由および重量の理由の両方のために、より
薄いガラス支持体の使用が非常に望まれている。
【0014】LCDの製造における使用のためのカラー
フィルターの製造において薄いガラスが望ましいだけで
なく、プラスチックフィルムと比べて高いガラスの寸法
安定性、透明性などが望まれる全ての用途においても薄
いガラス支持体が望ましい。写真においては、その用途
は例えばグラフィックアーツ材料が考えられる。1つも
しくは複数の感光層が本質的に液体コーテイング溶液か
らコーテイングされるハロゲン化銀材料だけでなく、例
えば真空蒸着金属層(特にビスマス層)を像記録媒体と
して使用する熱方式像形成材料も薄いガラス支持体を有
することから利益が得られる。実際に、高い寸法安定性
が必要な全ての像形成材料は薄いガラス支持体に適用す
ることから利益が得られる。全てのこの用途において、
該ガラス支持体を小さい芯から巻きほどくかまたは小さ
い芯に巻けるということは、一般的なコーテイングまた
は寸法設定および包装機械中での使用の容易さのため
に、例えば輸送などのために重要である。
【0015】5×107Paと同等であるかまたはそれ
より高い、より好適には10×107Paと同等である
かまたはそれより高い、最も好適には20×107Pa
と同等であるかまたはそれより高い破損応力(引っ張り
応力下)を有するガラス支持体を化学的に強化されたガ
ラスを使用することにより得ることができる。化学的に
強化されたガラスは、二つの表面層の中で元のアルカリ
イオンがそれより大きい半径を有するアルカリイオンに
より少なくとも部分的に置換されているガラスである。
実際には、これは古典的な化学的強化用にナトリウム石
灰シリカガラスではカリウムが表面中でナトリウムを少
なくとも部分的に置換することおよびリチウム石灰シリ
カガラスではナトリウムが表面中でリチウムを置換する
ことを意味する。
【0016】化学的に強化された層の厚さは、ここでは
該置換が少なくとも25%ほど起きる場合の支持体の各
々の側面の表面における層の厚さであると定義される。
経済的理由のために、ガラス支持体の化学的に強化され
た層の厚さは好適には元のガラスの厚さ全体の1/4よ
り薄く、より好適には30μmより薄く、最も好適には
15μmより薄い。ガラス支持体の表面の外側部分だけ
が置換されておりそして置換されていないガラス支持体
の内部が(断然)主要部分のままである。ガラスの化学
的強化に関するさらに詳細な事項は、例えば、引用する
ことにより本発明の内容となる "Glass Technology, Vo
l. 6, No. 3, page 90-97, June 1965に示されている。
【0017】好適には、ガラスの該化学的強化はフロー
トガラス(floot glass)の製造と共にオンライン(on-lin
e)で実施される。
【0018】該ガラスは好適には少なくとも100μm
の厚さ、より好適には200μmの厚さを有するホウ/
珪酸塩ゾル/ゲルコート(boro/silicate sol/gel coat)
でコーテイングすることができる。
【0019】該ガラスをサンドイッチ状でまたは好適に
は少なくとも100μmの厚さ、より好適には200μ
mの厚さを有するホウ/珪酸塩ゾル/ゲルコートでコー
テイングされた普通のガラスとの他の組み合わせで使用
することができる。該サンドイッチは例えばLCD用に
使用される。
【0020】薄いガラス支持体に対する層の適用は、例
えば、WO 87/00982に開示されているように
スパッタリング(spattering)により、物理的蒸着によ
り、化学的蒸着により、層を含んでなる材料を介する
(場合により接着剤層を介する)層の一時的支持体上へ
の積層により並びに液体コーテイング溶液からのコーテ
イングにより行うことができる。
【0021】(ガラス板をコーテイングするための不連
続的方法で行われるような)端部によってのみ支持され
ている広く且つ薄いガラス板は中間部で曲がってしまい
そして容易に均一にコーテイングすることができないた
め、不連続的コーテイング方法における0.7mmと同
じまたはそれより薄いガラス支持体上に1つもしくはそ
れ以上の層をコーテイングする際の問題は比較的厚いガ
ラス支持体上での不連続的コーテイングに伴う問題より
さらに厳しくなる。
【0022】1.2mmより薄いガラス支持体上に層を
コーテイングすることが要求される時にはロール上のガ
ラス支持体を供給できることが見いだされた。これによ
り、プラスチックフィルム上で層をコーテイングするた
めの連続的コーテイング装置中でそのような支持体をコ
ーテイングできるという大きな利点が得られる。ガラス
が1.2mmより厚くない時にはそれはロール形態を呈
することができそしてその結果として巻きほどくことが
できそしてウェブ状で連続的コーテイング機械の中でコ
ーテイングすることができる。これは特に、該ガラス支
持体が10×1010Paと同等であるかまたはそれより
小さい、好適には7×1010Paより小さい、弾性率
(ヤング率)を有する時にそうである。該ガラスが本発
明に従い5×1010Paと同等であるかまたはそれより
大きい、好適には10×1010Paより大きい、破損応
力(引っ張り応力下)を有する時に、それは小さい芯上
でロール形態を呈することができる。ガラスがこれらの
条件を満たす時には、それは厚さによるが0.05m〜
1mの間の直径を有する芯に巻かれてロール状態を呈す
ることができる。
【0023】ここに引用することにより本発明の内容と
なるEP−A 716339はロール上のガラスを層で
連続的にコーテイングするための方法を開示している。
【0024】その上に層を連続的にコーテイングするた
めの本発明に従うロール上のガラスは少なくとも5cm
のコーテイング幅を有するであろう。すなわち、ガラス
は多くとも1.2mmの厚さであるが、本発明に従うガ
ラスロールの幅/厚さの比は少なくとも40である。
【0025】コーテイング前に、ロール状ガラスの1つ
または2つの側面の表面を予備処理することができ、例
えばエッチングすることができる。
【0026】本発明に従うロール上のガラスは現在平ら
なガラス板、例えばフィルター層、接着剤層などに適用
されるコーテイング溶液のいずれかでコーテイングする
ことができる。ロール上のガラスは走行するウェブの上
で溶液をコーテイングするために使用される連続的コー
テイング技術のいずれか、例えば浸漬コーテイング、棒
コーテイング、ブレードコーテイング、エアナイフコー
テイング、グラビアコーテイング、反転ロールコーテイ
ング、押し出しコーテイング、スライドコーテイングお
よびカーテンコーテイング、によりコーテイングするこ
とができる。これらのコーテイング技術の概観は、書籍
"Modern Coating and Drying Technology", Edward Co
hen and Edgar B. Gutoff Editors, VCH publishers, I
nc, NewYork, NY, 1992 に見られる。複数の層の同時コ
ーテイング用に有用である既知のコーテイング技術、例
えばスライドコーテイング、カーテンコーテイングなど
によりロール上のガラスに複数の層を同時にコーテイン
グすることができる。
【0027】連続的な層を以上で説明したコーテイング
によってだけでなく蒸着、スパッタリングおよび積層に
より適用することもできる。該層は像形成層、例えば物
理的核を含む層または耐光性のためにもしくは以下に挙
げられている印刷版のために使用される層であってもよ
い。該層は非−像形成層、例えば金属層、好適には選択
的反射性金属層、接着剤層、磁性層、ハードコート層、
インキジェットにより適用される層、配向層、ITO
層、電気メッキおよび光メッキ層、顔料層、熱接着剤層
および熱可塑性層、であってもよい。
【0028】不連続的な層をガラス上に、積層により、
インキジェットにより、電子写真により、熱昇華によ
り、印刷により、マスクを通す真空蒸着などにより、適
用することができる。該層は像−形成層または非−像形
成層であることができる。そのような層の例は以上に示
されている。
【0029】該連続または不連続層を組み合わせること
もできそしてガラス支持体の一面または両面に適用する
ことができる。該層は保護層としてまたは補助層(金
属、紙)として使用することができる。
【0030】本発明に従うロール上のガラスは好適には
感光層または感熱層用の支持体として使用することがで
きる。
【0031】本発明に従うロール上のガラスはガラス支
持体上のハロゲン化銀写真材料の製造用に特に有用であ
り、そこではハロゲン化銀結晶を含んでなる少なくとも
1種の親水性コロイド水溶液が該ガラス支持体上にコー
テイングされる。ガラスは安価であり、形態学的に良く
そして完全に再循環可能な支持体であるため、ハロゲン
化銀写真材料用の支持体としての薄い(1.2mmよ
り、好適には0.8mmより薄い厚さ)ガラスの使用が
望ましい。ロール形態でのガラスは、その厚さが50〜
300μm(0.05〜0.3mm)である時には、写真
材料用の支持体としてプラスチックフィルムを好ましく
代替するものである。そのようなガラス支持体は透明ま
たは着色(灰色、青色など)形態で使用することができ
る。本発明に従うロール化されたガラス上にコーテイン
グされたハロゲン化銀写真材料は当技術で既知であるい
ずれのタイプのもの、例えば黒色および白色材料、カラ
ー材料、グラビアアーツ用にデザインされた材料、医学
診断における使用のための材料、映画材料、ハロゲン化
銀乳剤層を用いて操作される染料拡散転移法における拡
散転移材料などであってもよい。DTR写真による銀像
形成の原則および態様は、例えば、 Andre Rott and Ed
ith Weyde による書籍 "Photographic Silver Halide D
iffusion Processes" - The Focal Press London and N
ew York (1972)に記載されており、そして染料拡散転移
によるカラー像形成の原則および態様はC. Van de Sand
e により Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 22, (1983) p.
191-209 に記載されている。
【0032】ハロゲン化銀乳剤層および補助層の組成に
関しては、例えば、 Research Disclosure 17,643 of D
ecember 1978 および Research Disclosure 307,105 of
November 1989 を参照のこと。
【0033】本発明に従うロール化されたガラス上にコ
ーテイングされたハロゲン化銀写真材料は既知の親水性
結合剤または親水性および疎水性結合剤の混合物を含ん
でなることができる。有用な結合剤は例えばゼラチン、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デキス
トラン類、合成粘土、ポリアミド類など、またはこれら
の結合剤の混合物である。乳剤は既知の重合体状ラテッ
クスを含んでなることができる。
【0034】ロール化されたガラス上にコーテイングさ
れたハロゲン化銀写真材料はハロゲン化銀乳剤の1つの
層または同一もしくは相異なるハロゲン化銀乳剤の複数
の層を含んでなることができる。ロール化されたガラス
上にコーテイングされる写真材料中で使用されるハロゲ
ン化銀乳剤はいずれのタイプの感光性ハロゲン化銀、例
えば臭化銀、塩化銀、クロロヨウ化銀、ブロモヨウ化銀
もしくはクロロブロモヨウ化銀またはそれらの混合物、
でも含んでなることができる。平均粒子寸法は好適には
0.01〜1.2μmの範囲である。ハロゲン化銀粒子の
寸法分布は均質分布であってもまたは不均質分布であっ
てもよい。
【0035】本発明に従うロール化されたガラス上にコ
ーテイングされるハロゲン化銀写真材料中で使用される
ハロゲン化銀粒子の結晶性質は当技術で既知のいずれの
タイプであってもよい。ハロゲン化銀粒子は双晶面のな
い正立方体または八面体性質を有することができる。そ
れらは双晶面のない混合した立方体/八面体性質を有す
ることもできる。ロール化されたガラス上にコーテイン
グされる乳剤の中で使用されるハロゲン化銀結晶粒子は
1つもしくはそれ以上の双晶面を有していてもよく、例
えばDE 32 41 634およびDE 32 41 64
0などに開示されているように管状であってもよい。
【0036】感光性ハロゲン化銀乳剤は、例えば、 P.
Glafkidesにより "Chimie et Physique Photographiqu
e", Paul Montel, Paris (1987) に、G.F. Duffin によ
り "Photographic Emulsion Chemistry", The Focal Pr
ess, London (1966) に、そしてV.L. Zelikman により
"Making and Coating Photographic Emulsion", The F
ocal Press, London (1966) に、そして H. Frieser に
より編集されそして Akademische Verlagsgesellschaft
(1968) により発行された "Die Grundlagen derPhotog
raphischen Prozesse mit Silberhalogeniden" に記載
されているように化学的に増感することができる。本発
明に従うガラスロール上にコーテイングされた感光性ハ
ロゲン化銀乳剤は例えば F.M. Hamer により "The Cyan
ine Dyes and Related Compounds", 1964, John Wiley
& Sons に記載されているもののようなメチン染料を用
いて分光増感することができる。分光増感の目的のため
に使用できる染料には、シアニン染料、メロシアニン染
料、複合シアニン染料、複合メロシアニン染料、ヘミシ
アニン染料、スチリル染料およびヘミオキソノール染料
が包含される。特に価値ある染料は、シアニン染料、メ
ロシアニン染料および複合メロシアニン染料に属するも
のである。しかしながら、接触日光材料の場合には、乳
剤は好適には日光安定性の点からみて分光増感されな
い。
【0037】本発明に従うガラスロール上にコーテイン
グされる1種もしくはそれ以上のハロゲン化銀乳剤は、
分光増感剤、例えばピナクリプトルイエローなどを含ん
でなる内部増感タイプまたは外部増感タイプのいずれか
の直接ポジ乳剤であってもよい。
【0038】本発明に従うガラスロール上にコーテイン
グされる1種もしくはそれ以上のハロゲン化銀乳剤は、
かぶり発生を防止するため或いは写真要素の製造もしく
は貯蔵中またはその写真処理中に写真特性を安定化する
ための化合物を含んでなることができる。多くの既知の
化合物をかぶり抑制剤または安定剤としてハロゲン化銀
乳剤に加えることができる。
【0039】本発明に従うガラスロール上にコーテイン
グされる写真材料は、さらに種々の界面活性剤を写真乳
剤の中にまたは他の親水性コロイド層の中に含んでなっ
ていてもよい。適当な界面活性剤には、非イオン性試
薬、例えばサポニン類、アルキレンオキシド類、例えば
ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール/ポ
リプロピレングリコール縮合生成物、ポリエチレングリ
コールアルキルエーテル類またはポリエチレングリコー
ルアルキルアリールエーテル類、ポリエチレングリコー
ルエステル類、ポリエチレングリコールソルビタンエス
テル類、ポリアルキレングリコールアルキルアミン類ま
たはアルキルアミド類、シリコーン−ポリエチレンオキ
シド付加物、グリシドール誘導体、多価アルコール類の
脂肪酸エステル類および糖類のアルキルエステル類;例
えばカルボキシ−、スルホ−、ホスホ−、硫酸−または
燐酸エステル基の如き酸基を含んでなるアニオン性試
薬、例えばアミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、
アミノアルキル硫酸エステル類もしくは燐酸エステル
類、アルキルベタイン類、およびアミン−N−オキシド
類、並びにカチオン性試薬、例えばアルキルアミン塩
類、脂肪族、芳香族、または複素環式環を含有するホス
ホニウムまたはスルホニウム塩類が包含される。そのよ
うな界面活性剤は種々の目的のために、例えばコーテイ
ング助剤として、帯電防止化合物として、滑動性を改良
する化合物として、分散乳化を促進させる化合物とし
て、付着を防止または減ずる化合物としてそして写真特
性、例えばより高いコントラスト、増感、および現像促
進、を改良する化合物として、使用することができる。
好適な界面活性コーテイング剤は過弗素化されたアルキ
ル基を含有する化合物である。
【0040】本発明に従うロール化されたガラス上にコ
ーテイングされるカラー写真記録材料は、3つのスペク
トル領域である赤色、緑色および青色の各々の光を記録
するための一般的には少なくとも1つのハロゲン化銀乳
剤層単位を含んでなる。本発明に従うロール化されたガ
ラス上にコーテイングされるカラー材料の種々の可能な
態様に関しては、引用することにより本発明の内容とな
る Research Disclosure December 1989, no 308119 pa
ragraph VII を参照のこと。
【0041】本発明に従うハロゲン化銀材料をガラスロ
ール上にコーテイングする前に、ガラス支持体を親水性
層に対する良好な接着性を与えるために下塗り層で予備
コーテイングすることができる。該目的に特に適する下
塗り層は珪素化合物を基にしたもの、例えば米国特許第
3,661,584号および英国特許第1,286,467
号に記載されているものである。接着性を改良するため
に、該化合物をガラス支持体に隣接する親水性コロイド
層の組成物に加えることができる。
【0042】ハロゲン化銀材料は保護層、フィルター
層、バリア層、媒染剤を含んでなる層、裏打ち層、カー
ル防止層、帯電防止層、アンダーコートとしてのおよび
材料の裏にコーテイングされた抗ハレーション層として
の両方の抗ハレーション層を含有することもできる。
【0043】ロール形態を呈するガラスは例えばEP−
B 396 824およびEP−A615 161に開示
されているような多色フィルターを含んでなる多色液晶
装置の製造における使用に特に適する。この場合には、
各々が特定の波長範囲の光に対して感光性である少なく
とも3つの乳剤層でガラスがコーテイングされる。
【0044】ロール上のガラスは上記の多色フィルター
の製造用に良く適するだけでなく、多色液晶表示で必要
な電子構成部品もそれらの構成部品をロール形態で供さ
れたガラスの上に適用できる時にはより容易に且つより
良い品質で適用できる。該電子構成部品の板ガラス上へ
の適用のためには、シルクスクリーン印刷が使用される
が、ロール上のガラスを用いるとより速く且つ信頼性の
より大きい印刷技術、例えばオフセット印刷、を使用す
ることができる。
【0045】コーテイングしそして乾燥した後に本発明
に従うガラスロール上にコーテイングされた写真材料を
シート材料に切断することができ、ロール形態のままに
保つことなどができる。
【0046】本発明に従うロールガラス上のハロゲン化
銀写真材料を使用する時には、薄い支持体を平らに保つ
ことが必要であり、フィルム支持体上にコーテイングさ
れた写真材料を平らに保つための既知の手段を使用する
ことができる。
【0047】以上で説明したように、ハロゲン化銀材料
をガラス支持体に適用することは有益であるだけでな
く、乾燥像形成材料を薄いガラス支持体に適用すること
も有益である。本発明に従うガラス支持体は乾燥像形成
材料中での使用にも非常に良く適する。乾燥像形成材料
の例は、例えば、DRAW(筆記後の直接読み取り)ま
たは高い寸法安定性を有する乾燥処理可能な(すなわち
射線露呈により形成された潜像を液体を使用せずに可視
化可能にする)記録要素である。
【0048】数種のタイプの乾燥像形成システムを本発
明に従うガラスに適用することができる。
【0049】1つの態様では、本発明に従う記録要素中
の像記録層は、 Research Disclosure (RD) Item 22202
(Oct. 1982), p328-329 に記載されているフォトデラ
ミネーション(photodelamination)層である。
【0050】他の態様によると、像記録層は、 Chapter
8 of K.I. Jacobson and R.E. Jacobson, Imaging Sys
tems, Focal press (1976) p. 143 以下に記載されてい
る光発色層である。
【0051】別の態様によると、像記録層は熱方式記録
層である。例えばWO 94/18005に記載されて
いる熱方式記録層を含んでなる像形成要素を平版印刷に
おける使用のための平版を製造するために有利に使用す
ることができる。該熱方式記録層は種々の材料からなる
ことができる。DRAW熱方式記録における使用に適し
且つ本発明に従う使用に適する金属の概観は、米国特許
第4,499,178号および第4,388,400号に示
されている。
【0052】金属層は相対的に高い反射性を有するた
め、熱方式記録中のそれらのアブレーションによってよ
り低い反射性を有する点が得られる。他の態様による
と、透明支持体上で最初は劣悪な反射性であるがレーザ
ービーム攻撃領域中でアブレーションを受けるような熱
方式記録層を使用することにより透過性の増加がレーザ
ービームで加熱された領域中で得られる。透明支持体上
にあるCOM−製造用に意図されそして共沈した低融点
金属と例えばGeSまたはSnSの如き硫化物とから製
造されるそのような層は例えば Journal of Applied Ph
otographic Engineering, Vol. 9, No. 1, Feb. 1983,
p. 12 に記載されている。情報が反射方式で読みとられ
る光学ディスクの製造のためには、該劣悪な反射性の熱
方式記録層が支持体により担持されている相対的に高融
点の反射性支持体または層、例えばアルミニウム層上に
適用される。
【0053】別の態様では、熱方式記録は例えば D.J.
Gravesteijn and J. van der Veenにより定期刊行の Ph
ilips Techn. T. 41, p. 338-346 に記載されている結
合剤を含まない有機染料層を用いて実施される。
【0054】熱方式記録用に適する金属、合金または染
料の薄い(一般的には1μmより薄い厚さ)層は真空蒸
着により有利に製造される。
【0055】本発明に従うガラス支持体上に適用される
熱方式記録材料の好適な態様では、Biの薄く真空蒸着
された層が、その低い毒性のためにそしてそれが溶融ま
たは蒸発により除去のためのエネルギーをほとんど必要
とせず且つ真空条件下での蒸着により容易にフィルムを
形成できるため、熱方式記録層として使用される。その
ようなBi(ビスマス)層は好適には例えば引っ掻き、
塵などに対して保護層により保護される。そのような保
護層を適用するためには数種の方法、例えば液体溶液か
らのコーテイング、Bi層上への保護層の噴霧、Bi層
上への保護層の積層など、が適する。好適な方法はウェ
ブ形態の保護有機樹脂層を接着剤層により且つBi層を
真空蒸着するのと同じ真空環境の中で該Bi層に積層す
ることからなっており、該Bi層は本発明に従うガラス
支持体上に蒸着される。そのような方法は詳細には引用
することにより本発明の内容となるEP−B 384 0
41に開示されている。
【0056】本発明の特に好適な態様では、本発明に従
うガラス支持体を使用する平版印刷版を製造するための
像形成要素が提供される。
【0057】像パターンに応じてインキ受容性およびイ
ンキ反撥性領域に区別されうる表面を有する平版印刷版
を製造するための材料を、高い機械的強度を有し且つ小
さい芯の上で巻きほどかれるかもしくは巻きとられるこ
とができまたは小さい印刷シリンダー上で挟むことがで
きる本発明に従うガラス支持体の上に形成しうることが
見いだされた。そのような材料用のガラス支持体は好適
には0.5mmより薄い厚さであった。
【0058】本発明の1つの態様では、この材料はさら
に架橋結合された親水性重合体から製造される親水性層
を含んでなる。特に適する架橋結合された親水性層は架
橋結合剤、例えばホルムアルデヒド、グリオキサル、ポ
リイソシアネートまたは加水分解されたオルト珪酸テト
ラアルキル、で架橋結合された親水性結合剤から得られ
る。後者が特に好ましい。親水性結合剤として、親水性
(共)重合体、例えば、ビニルアルコール、アクリルア
ミド、メチロールアクリルアミド、メチロールメタクリ
ルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸ヒド
ロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチルのホモ重
合体および共重合体、または無水マレイン酸/ビニルメ
チルエーテル共重合体を使用できる。使用される(共)
重合体および(共)重合体混合物の親水性は好適には、
少なくとも60重量%、好適には80重量%、程度まで
加水分解されたポリ酢酸ビニルの親水性と同じであるか
またはそれより高い。
【0059】架橋結合剤、特にオルト珪酸テトラアルキ
ル、の量は好適には1重量部の親水性結合剤当たり少な
くとも0.2重量部、好適には0.5〜5重量部の間、よ
り好適には1.0重量部〜3重量部の間である。
【0060】本発明に従う架橋結合された親水性層は好
適には、機械的強度および層の多孔性を高める物質も含
有する。この目的のためにコロイド状シリカを使用でき
る。使用されるコロイド状シリカは例えば40nmまで
の、例えば20nmの、平均粒子寸法を有するコロイド
状シリカのいずれの市販の水−分散液の形態であっても
よい。さらに、コロイド状シリカより大きい寸法の活性
粒子、例えば J. Colloid and Interface Sci., Vol. 2
6, 1968, pages 62 to 69 に記載されている Stoeber
法に従い製造されるシリカまたはアルミナ粒子または二
酸化チタンもしくは他の重金属酸化物の粒子である少な
くとも100nmの平均直径を有する粒子、を加えるこ
とができる。これらの粒子を加えることにより、架橋結
合された親水性層の表面に背景領域中で水のための貯蔵
場所として作用する顕微鏡的寸法の凹凸からなる均一な
粗いきめが与えられる。架橋結合された親水性層の厚さ
は0.2〜25μmの範囲内で変動できそして好適には
1〜10μmである。
【0061】本発明に従う使用に適する架橋結合された
親水性層の他の特定例はEP−A601240、GB−
P−1419512、FR−P−2300354、US
−P−3971660、US−P−4284705およ
びEP−A 514490に開示されている。
【0062】平版印刷版を製造するために非常に適する
材料は、 i)該ガラス支持体が0.5mmより厚くない厚さ、少
なくとも50×107Paの破損応力を有し、そして ii)該材料がさらに感光層も含んでなることを特徴とす
る像パターンに応じてインキ受容性およびインキ反撥性
領域に区別されうる表面をガラス支持体上に含んでなる
材料である。
【0063】平版印刷版を製造するためのより好適な材
料は、 i)該ガラス支持体が0.5mmより厚くない厚さ、少
なくとも50×107Paの破損応力を有し、 ii)該材料がさらに架橋結合された親水性重合体から製
造された親水性層も含んでなり、そして iii)インキ受容性およびインキ反撥性領域に区別され
うる表面が感光層も含んでなることを特徴とする像パタ
ーンに応じてインキ受容性およびインキ反撥性領域に区
別されうる表面をガラス支持体上に含んでなる材料であ
る。
【0064】本発明に従う感光層は、そこから像形成要
素の支持体の親水性表面上のインキ受容性像が得られる
適当な感光性組成物を含んでなっていてもよい。ここで
使用されるそのような感光性組成物の例はジアゾ化合物
を含んでなるもの、英国特許第1,235,281号およ
び第1,495,861号に開示されているようなアジド
化合物を含んでなるもの、米国特許第4,072,528
号および第4,072,527号に開示されている光−架
橋結合可能な光重合体を含んでなるもの並びに以下でよ
り詳細に記載されているものである。
【0065】これらの感光性組成物の中では、ジアゾ化
合物を含んでなるものは種々の性質、例えば感光層の貯
蔵性、現像性、例えば現像度、印刷性、例えばインキ受
容性および摩耗耐性、並びに使用する現像剤の環境汚染
を引き起こす低い可能性の如き種々の性質において総合
的に優れているためそれらが好適に使用される。
【0066】ジアゾ化合物を含有する感光性組成物を大
まかに2つの群、すなわちネガ−作用性タイプおよびポ
ジ−作用性タイプのもの、に分割することができる。
【0067】ジアゾ化合物を含有するネガ作用性の感光
性組成物は感光性ジアゾ化合物および重合体状化合物を
含んでなる。ポジ−作用性の感光性組成物中で使用され
るジアゾ化合物としては、一般的に既知の化合物を使用
することができそしてその典型的な例はo−キノンジア
ジド類および好適にはo−ナフトキノンジアジド化合物
である。これらのo−キノンジアジド化合物を単独で使
用することもできるが、好適には感光層を形成するため
にアルカリ−可溶性樹脂との混合物状で使用される。
【0068】本発明に関連する感光層は多層構造の形態
で適用できる。さらに、感光層または多層パッケージ中
の感光性組成物は随意成分、例えば染料、可塑剤および
印刷性(像通りの露光直後に可視像を与える能力)を与
えるための成分、を含んでなっていてもよい。
【0069】支持体の親水性表面上に適用される感光層
のコーテイング量は好適には0.1〜7g/m2そしてよ
り好適には0.5〜4g/m2の範囲である。
【0070】本発明で好適な光−架橋結合性材料はそれ
らの側鎖にマレイミド基を有する光−架橋結合性重合体
をベースにしている。
【0071】本発明の別の態様では、平版印刷版を製造
するための材料は2−シートおよびモノ−シート法の両
方のDTR(拡散転写材料)である。2−シートDTR
法では、ハロゲン化銀材料を含んでなるシート材料を像
通りに露光しそして次に物理的現像核を有する受像層を
含んでなる本発明に従う第二のシート材料と接触させ
る。2つのシートのサンドイッチを次に処理しそしてこ
の処理中に銀イオンが受像層に泳動しそして物理的現像
核の上に沈澱する。モノ−シートDTR法では、ハロゲ
ン化銀層および受像層が同じシート材料の中に存在す
る。
【0072】2−シートDTR材料の製造においては、
物理的現像核を含んでなる受像層が本発明に従うガラス
支持体上に付与される。該ガラス支持体には最初に架橋
結合された親水性重合体を含んでなる層が付与されてお
りそしてこの親水性重合体層の上に物理的現像核を含ん
でなる層が付与されて、受像層を形成する。この受像層
を次に2−シートDTR法で使用する。平版印刷版の製
造中に、物質が該材料の表面に像通りに転写され、それ
により転写される像パターンに応じて該表面をインキ受
容性およびインキ反撥性に区別する。
【0073】物理的現像核を含有する受像層は好適には
親水性結合剤を含まないが、該層の合計重量の30重量
%までの少量の親水性コロイド、例えばポリビニルアル
コール、を表面の親水性を改良するために含んでなって
いてもよい。
【0074】本発明に従う使用に好適な現像核は重金属
の硫化物、例えばアンチモン、ビスマス、カドミウム、
コバルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白金、銀、およ
び亜鉛の硫化物である。本発明に関して特に適する現像
核は硫化パラジウム核である。他の適する現像核は塩
類、例えばセレン化物、ポリセレン化物、ポリ硫化物、
メルカプタン類、およびハロゲン化錫(II)である。重
金属、好適には銀、金、白金、パラジウム、および水
銀、をコロイド形態で使用することができる。
【0075】本発明に従うガラス支持体はモノシートD
TR材料の製造用にも良く適する。平版印刷版を製造す
るためのモノ−シートDTR材料は2つの形態で考える
ことができる。第一の考えでは、平版印刷版製造用のD
TRモノ−シート材料は本発明に従うガラス支持体並び
に記載の順序でi)場合により架橋結合されていてもよ
い親水性重合体層、ii)物理的現像核を含んでなる受像
層およびiii)ハロゲン化銀写真乳剤層を含んでなる。
第二の考えでは、平版印刷版製造用のDTRモノ−シー
ト材料は本発明に従うガラスシート並びに記載の順序で
i)ハロゲン化銀写真乳剤層およびii)物理的現像核を
含んでなる受像層を含んでなる。
【0076】平版印刷版製造用のDTRモノ−シート材
料の第一の態様において有用な親水性重合体層は上記の
親水性重合体層であることができる。本発明に従うモノ
−シートDTR材料中で有用な物理的現像核を含んでな
る受像層は上記の受像層と同じであることができる。
【0077】このシート材料の支持体は本発明に従うガ
ラス支持体である。モノ−シートDTR材料では、受像
層には感光層が該受像層と水透過性接触状態で付与され
る。互いに水透過性接触状態の層は互いに接触している
かまたは互いに1つもしくは複数の水透過性層によって
のみ分離されている層である。水透過性層の性質はそれ
が水または水溶液中に含有される化合物、例えば現像主
薬もしくは錯形成された銀、の拡散を実質的に抑制また
は制限しないようなものである。
【0078】本発明に従う平版印刷版を製造するための
材料と共に、モノ−シートDTR法および2−シートD
TR法の両者で使用される感光性材料は、親水性コロイ
ド結合剤およびハロゲン化銀乳剤の少なくとも1種が感
光性である少なくとも1種のハロゲン化銀乳剤を含んで
なる層であってよい。
【0079】1種もしくは複数の適する写真ハロゲン化
銀乳剤は以上に記載されているものである。本発明に従
う使用のためには、1種もしくは複数のハロゲン化銀乳
剤は好適には原則的には塩化銀からなるが、臭化銀部分
が1モル%〜40モル%の範囲で存在していてもよい。
最も好適には少なくとも70モル%の塩化銀を含有する
ハロゲン化銀乳剤が使用される。好適には沈澱段階中に
または該段階後に、イリジウムおよび/もしくはロジウ
ム含有化合物または両者の混合物が加えられる。これら
の加えられる化合物の濃度は1モルのAgNO3当たり
10-8〜10-3モル、好適には1モルのAgNO3当た
り10-7〜10-5モルの間の、範囲である。
【0080】本発明に従う平版印刷版を製造するための
材料が本発明に従うガラス支持体並びに記載の順序で
i)場合により架橋結合されていてもよい親水性重合体
層、ii)物理的現像核を含んでなる受像層およびiii)
ハロゲン化銀写真乳剤層を含んでなる時には、好適には
1つもしくは複数のゼラチン層は実質的に硬膜化されて
いない。実質的に硬膜化されていないとは、下塗りされ
たポリエチレンテレフタレートフィルムベース上にその
ようなゼラチン層を1.2g/m2の乾燥厚さでコーテイ
ングし、57℃および35%相対湿度で3日間乾燥し、
そして30℃の水中に浸漬する時に該ゼラチン層が5分
間以内に95重量%より多く溶解することを意味する。
【0081】ハロゲン化銀乳剤はpH調節成分を含有し
ていてもよい。好適には、ゼラチン含有層と別の(随意
の)層との間の相互作用を避けるために少なくとも1つ
のゼラチン含有層がゼラチンの等電点以上のpHにおい
てコーテイングされる。最も好適には、全てのゼラチン
含有層はそれらのゼラチンの等電点より低くないpHに
おいてコーテイングされる。
【0082】本発明に従う平版印刷版を製造するための
材料が本発明に従うガラス支持体並びに記載の順序で
i)場合により架橋結合されていてもよい親水性重合体
層、ii)物理的現像核を含んでなる受像層およびiii)
ハロゲン化銀写真乳剤層を含んでなる時には、この材料
は好適には支持体の親水性表面上の受像層と感光層(パ
ケット)との間に中間層を含んでなっており、該層(パ
ケット)の除去を促進し、それにより像形成要素を処理
することにより受像層の中で形成された銀像を露呈す
る。該中間層の例はここに引用することにより本発明の
内容となるEP−A−410500およびEP−A−4
83415に記載されている。
【0083】本発明のさらに別の態様では、平版印刷版
製造用のドリオグラフィー材料が提供される。このドリ
オグラフィー材料は多くとも0.5mmの厚さでありそ
して少なくとも50×107Paの破損応力を有するガ
ラス支持体を含んでなる。本発明に従うガラス支持体上
で平版印刷版を製造するためにはいずれのドリオグラフ
ィー材料を供給することもできるが、ここに引用するこ
とにより本発明の内容となるEP−A− 573 091
に記載されているようなドリオグラフィー材料を使用す
ることが好適である。これらのドリオグラフィー材料の
主な利点は、現像中に有機溶媒を使用する必要が避けら
れることまたは少なくとも形態学的により許容可能な溶
媒を使用できることである。
【0084】従って、本発明に従うガラス支持体を含ん
でなるドリオグラフィー材料は熱方式記録材料である。
そのような材料はレーザーアブレーションにより像形成
され、そしてガラス支持体上に重合体を含んでなる第一
の層および該第一の層の下にある第二の層を含んでな
り、該第一および第二の層の少なくとも一つは赤外放射
線の効率的な吸収により特徴づけられておりそして印刷
流体に対して異なる親和性を示す該第一および第二の層
がインキおよびインキ用の付着性流体よりなる群から選
択される。好適には、この材料は該第一の層の中にポリ
シロキサンを含んでなりそして疎油性である。
【0085】下記の実施例は本発明を説明するものであ
るがそれらに限定するものではない。示されている百分
率は断らない限り重量による。
【0086】
【実施例】2×107Paの破損応力(引っ張り応力
下)および600μmの厚さを有する古典的なガラス支
持体は実際的な使用には適さない2mの直径を有する芯
にのみ巻くことができる。10×107Paの破損応力
(引っ張り応力下)、600μmの厚さおよび300μ
mの半径の丸みのある境界のついた側面を有する熱的に
強化されたガラスは100mmの直径を有する芯に巻く
ことができ、そのことは実際的な使用に完全に適する。
【0087】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0088】1.ガラス支持体上に層を含んでなる要素
であって、(i)該ガラス支持体の厚さが1.2mmよ
り薄く、(ii)該ガラス支持体が5×107Paと同等
であるかまたはそれより高い破損応力(引っ張り応力
下)を有し、そして(iii)縦方向にある側面がガラス
支持体の厚さの半分程度のオーダーの半径をもつ丸みの
ある境界を有する要素。
【0089】2.該ガラス支持体が化学的に強化された
ガラスである上記1の要素。
【0090】3.該ガラス支持体が10×107Paと
同等であるかまたはそれより高い破損応力(引っ張り応
力下)を有する上記1の要素。
【0091】4.支持体の表面における化学的に強化さ
れた層の厚さが元のガラスの厚さ全体の1/4より薄い
上記2の要素。
【0092】5.支持体の表面における該化学的に強化
された層の厚さが30μmより薄い上記4の要素。
【0093】6.該ガラス支持体がホウ/珪酸塩ゾル/
ゲルコートでコーテイングされた普通のガラスとの組み
合わせで存在する上記1の要素。
【0094】7.該ガラス支持体上に感光層または感熱
層が適用される上記1〜6の要素。
【0095】8.ガラス支持体上にコーテイングされた
ハロゲン化銀写真材料であって、(i)該ガラス支持体
の厚さが1.2mmより薄く、(ii)該ガラス支持体が
5×107Paと同等であるかまたはそれより高い破損
応力(引っ張り応力下)を有し、そして(iii)縦方向
にある側面がガラス支持体の厚さの半分程度のオーダー
の半径をもつ丸みのある境界を有することを特徴とする
写真材料。
【0096】9.ガラス支持体および該支持体に適用さ
れた乾燥像形成層を含んでなる乾燥像形成材料であっ
て、(i)該ガラス支持体の厚さが1.2mmより薄
く、(ii)該ガラス支持体が5×107Paと同等であ
るかまたはそれより高い破損応力(引っ張り応力下)を
有し、そして(iii)縦方向にある側面がガラス支持体
の厚さの半分程度のオーダーの半径をもつ丸みのある境
界を有することを特徴とする乾燥像形成材料。
【0097】10.ガラス支持体上に像パターンに応じ
てインキ受容性およびインキ反撥性領域に区別されうる
表面を含んでなる平版印刷版を製造するための材料であ
って、該ガラス支持体が0.5mmより厚くない厚さお
よび少なくとも5×107Paの破損応力を有し、そし
て縦方向にある側面がガラス支持体の厚さの半分程度の
オーダーの半径をもつ丸みのある境界を有することを特
徴とする材料。
【0098】11.レーザーアブレーションにより像形
成可能でありそして重合体を含んでなる第一の層および
該第一の層の下にある第二の層を該ガラス支持体上に含
んでなる上記10の材料であって、該第一および第二の
層の少なくとも1つが赤外放射線の有効な吸収により特
徴づけられ、そして該第一および第二の層がインキおよ
びインキ用の接着性流体よりなる群から選択される印刷
流体に対して異なる親和力を示す材料。
【0099】12.該ガラス支持体上に架橋結合された
親水性重合体から形成された親水性層をさらに含んでな
る上記10の材料。
【0100】13.該ガラス支持体上に感光層を含んで
なる上記10の材料。
【0101】14.該感光層がジアゾニウム塩、ジアゾ
樹脂または光−架橋結合可能な組成物を含んでなる上記
10の材料。
【0102】15.該親水性層の上部に物理的現像核を
含む層をさらに含んでなる上記12の材料。
【0103】16.物理的現像核を含んでなる該層の上
部にハロゲン化銀乳剤層を含む感光層をさらに含んでな
る上記15の材料。
【0104】17.該ガラス支持体上に、記載の順序で
ハロゲン化銀を含んでなる感光層および物理的現像核を
含んでなる受像層を含んでなる上記10の材料。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス支持体上に層を含んでなる要素で
    あって、(i)該ガラス支持体の厚さが1.2mmより
    薄く、(ii)該ガラス支持体が5×107Paと同等で
    あるかまたはそれより高い破損応力(引っ張り応力下)
    を有し、そして(iii)縦方向にある側面がガラス支持
    体の厚さの半分程度のオーダーの半径をもつ丸みのある
    境界を有することを特徴とする要素。
  2. 【請求項2】 ガラス支持体上にコーテイングされたハ
    ロゲン化銀写真材料であって、(i)該ガラス支持体の
    厚さが1.2mmより薄く、(ii)該ガラス支持体が5
    ×107Paと同等であるかまたはそれより高い破損応
    力(引っ張り応力下)を有し、そして(iii)縦方向に
    ある側面がガラス支持体の厚さの半分程度のオーダーの
    半径をもつ丸みのある境界を有することを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真材料。
  3. 【請求項3】 ガラス支持体および該支持体に適用され
    た乾燥像形成層を含んでなる乾燥像形成材料であって、
    (i)該ガラス支持体の厚さが1.2mmより薄く、(i
    i)該ガラス支持体が5×107Paと同等であるかまた
    はそれより高い破損応力(引っ張り応力下)を有し、そ
    して(iii)縦方向にある側面がガラス支持体の厚さの
    半分程度のオーダーの半径をもつ丸みのある境界を有す
    ることを特徴とする乾燥像形成材料。
  4. 【請求項4】 ガラス支持体上に像パターンに応じてイ
    ンキ受容性およびインキ反撥性領域に区別されうる表面
    を含んでなる平版印刷版を製造するための材料であっ
    て、該ガラス支持体が0.5mmより厚くない厚さおよ
    び少なくとも5×107Paの破損応力を有し、そして
    縦方向にある側面がガラス支持体の厚さの半分程度のオ
    ーダーの半径をもつ丸みのある境界を有することを特徴
    とする材料。
  5. 【請求項5】 レーザーアブレーションにより像形成可
    能であり、そして重合体を含んでなる第一の層および該
    第一の層の下にある第二の層を該ガラス支持体上に含ん
    でなる請求項4に記載の材料であって、該第一および第
    二の層の少なくとも1つが赤外放射線の有効な吸収によ
    り特徴づけられ、そして該第一および第二の層がインキ
    およびインキ用の接着性流体よりなる群から選択される
    印刷流体に対して異なる親和力を示す材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001318219A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの製造方法

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