JPH10137015A - 装身具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の、着脱可能なパーツによって、随
時、随意に、装着者の気に入った構成の装身具とする。 【解決手段】 ネックレスなどのループ状にして用いら
れる構成としてあり、しかも、この装身具Ａが、複数個
のパーツＡ’よりなり、しかも、この装身具Ａを構成す
る各パーツＡ’を着脱可能に連結する連結手段Ｂを備え
ており、この装身具Ａを構成する各パーツＡ’が取替え
可能に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はネックレスなどの
ループ状にして用いられる装身具、例えば、チェーンな
どで構成される装身具において、この装身具を構成する
各チェーン単体などを取替え可能とした装身具の提供に
関する。

【０００２】

【従来の技術】身を飾る手段には種々のものがあり、そ
の典型的な装身手段の一つに、頭部、頚部、手首部、足
首部などにチェーン類を巻きつけ、あるいは嵌めつけ、
あるいは引っ掛けることによって身を飾る装身具があっ
た。

【０００３】このような装身具は、装身具が本来的に、
身を飾り、しかも、でき得れば、自らのオリジナリティ
を効果的に示す手段として機能できる構成を備えている
ことが多くの場合求められていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多くの
装身具は、比較的高価であることが多く、この結果、例
えば、装身具の使用目的、使用時間、使用場所などに合
せて、しかも、装身時におけるコスチューム、などに合
せた態様で、夫々に対応するように、装身具を、個別
に、しかも納得できる態様で取揃え用意することは一般
的には無理な場合が多かった。

【０００５】この発明は、複数個の、着脱可能なパーツ
によって、随時、随意に、装着者の気に入った装身具を
構成、用い得るようにした装身具の提供を目的としてお
り、これによって、より少ない取揃えコストによって取
揃えられた各パーツを用いて、多種多様の、しかも、装
身者に特有の、個性を揃えた装身具の構成を容易に可能
とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、前記の目的
を達成するために、装身具Ａを、ネックレスなどのルー
プ状にして用いられる構成としてあり、しかも、この装
身具Ａが、複数個のパーツＡ’よりなり、しかも、この
装身具Ａを構成する各パーツＡ’を着脱可能に連結する
連結手段Ｂを備えており、この装身具Ａを構成する各パ
ーツＡ’が取替え可能に構成してある。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る典型的な各実
施の形態に係る装身具Ａについて、詳細に説明する。

【０００８】図１及び図２は、第１の実施の形態に係る
装身具Ａを示すものであり、図１は、その全体を、ま
た、図２は、その要部を拡大して、夫々正面から見て示
している。図３及び図４は、第２の実施の形態に係る装
身具Ａを示すものであり、図３は、その全体を、また、
図４では、その要部を拡大して、夫々正面から見て示し
ている。

【０００９】この実施の形態に係る装身具Ａは、ネック
レスなどのループ状にして用いられる構成としてあり、
しかも、この装身具Ａが、複数個のパーツＡ’よりな
り、しかも、この装身具Ａを構成する各パーツＡ’を着
脱可能に連結する連結手段Ｂを備えており、この装身具
Ａを構成する各パーツＡ’が取替え可能に構成してあ
る。

【００１０】このように構成される装身具Ａにおいて
は、各パーツＡ’、Ａ’…を、適宜用意し、自分の希望
する素材よりなるパーツＡ’を、自分の希望する形態で
連設し、また自分の希望する長さを備えたものとして、
それぞれに趣の異なった装身具Ａを構成することができ
る。

【００１１】また、既に構成されている装身具Ａの一部
のパーツＡ’を、適宜、他のパーツＡ’と取替えること
によって、あるいは、自分の好みの長さに調整し直すこ
とによって、趣の異なった装身具Ａを構成することがで
きる。

【００１２】さらに、既に構成用いられている２種以上
の装身具Ａ…Ａにおける各パーツＡ’を、他の装身具Ａ
の構成手段として組み替えることによって、自分の趣に
あった形態の装身具Ａを、別途、新たな部品の購入なし
に作り出すことができる。

【００１３】（１）第１の実施の形態に係る装身具 先ず、図１及び図２に示される第１の実施の形態に係る
装身具Ａについて説明する。この第１の実施の形態に係
る装身具Ａは、ネックレスなどのループ状にして用いら
れる構成としてあり、しかも、この装身具Ａが、複数個
のパーツＡ’よりなり、しかも、この装身具Ａを構成す
る各パーツＡ’を着脱可能に連結する連結手段Ｂを備え
ており、この装身具Ａを構成する各パーツＡ’が取替え
可能に構成してある。

【００１４】ここで、装身具Ａを構成するパーツＡ’
は、主として、装身具Ａの装身主体をなすものであっ
て、この図示例においては、もっとも典型的な装身用チ
ェーンの構成体を所定の長さのものとして、取替え可能
なパーツＡ’として構成してある。

【００１５】この装身用チェーンを構成する所定の長さ
のパーツＡ’は、順次に連結されて、これが、一本の連
続したチェーンとして装身具Ａを構成する手段、即ち、
連結手段Ｂを備えた構成としてある。

【００１６】かかるパーツＡ’の連結手段Ｂは、この装
身具Ａを構成する各パーツＡ’を、着脱可能に連結する
ものであって、この図示例においては、Ｓ字状に屈曲
し、しかも、両端部が弾性変形可能な保持桿部１１とさ
れた連結具１０と、この連結具１０によって連結される
丸かん２２とを備えた構成としてある。

【００１７】先ず、ここで用いられている連結具１０
は、Ｓ字状に屈曲されることで、隙間３２を備えた一対
の環状部３１、３１を設けるように、両環状部３１、３
１の一部を構成する延設桿部１２を、この延設桿部１２
から、互に逆向きに湾曲した円弧状桿部１３として構成
してある。

【００１８】また、前記延設桿部１２に近づくように湾
曲された前記円弧状桿部１３の少なくとも、その先端部
分が、弾性変形可能な保持桿部１１としてあり、この保
持桿部１１の先端に設けた球状部１１ａの先端と、前記
延設桿部１２との間に、丸かん２２の導入隙間３２を設
け得る構成としてある。

【００１９】このように構成される連結具１０にあって
は、延設桿部１２の両端に、一対の環状部３１、３１
を、夫々、この延設桿部１２との間に所定の導入隙間３
２を構成可能の状態で有しており、しかも、この導入隙
間３２を構成する円弧状桿部１３における保持桿部１１
を、所定の弾性変形可能な態様に構成してある。

【００２０】従って、この保持桿部１１における弾性変
形を利用して、この導入隙間３２から、丸かん２２を、
前記保持桿部１１を弾性変形させながら環状部３１内に
導き入れると共に、保持桿部１１における弾性変形を解
くことによって、丸かん２２を、このパーツＡ’におけ
る環状部３１内に取り入れ保持状態に維持することがで
きる。

【００２１】かかる点から、連結具１０に構成される環
状部３１の隙間３２は、保持桿部１１などの弾性変形に
よって拡き出された際に、この拡き出し隙間３２から、
丸かん２２が、環状部３１内に導き入れられると共に、
この保持桿部１１の弾性変形を解いた際に、この隙間３
２から、丸かん２２が抜け出さない隙間幅として構成す
るのが好ましい。

【００２２】次いで、前記連結具１０によって連結され
るパーツＡ’は、チェーン２１と、このチェーン２１の
両端に設けられた丸かん２２とを備えた構成としてあ
り、連結手段Ｂの一方を構成する各丸かん２２、２２に
対して、前記連結手段Ｂの他方を構成する連結具１０を
組み付けることによって、一連に連続した装身具Ａとし
て構成される。

【００２３】かくして構成される一連の鎖体としての、
各パーツＡ’の連続体の一端側に設けた丸かん２２に対
して引き輪４１を、また他方側の丸かん２２に対してプ
レート４２を設け、この構成された一連の各パーツＡ’
…Ａ’の連続体を、このプレート４２に設けた孔４２ａ
に引き輪４１のピン部４１ａを差し入れることによっ
て、ループ状に留めつけ得る構成としてある。

【００２４】かくして構成される装身具Ａにおいては、
連結手段Ｂとして、このパーツＡ’に丸かん２２を備え
させると共に、この丸かん２２に引っ掛けられる連結具
１０を他方の連結手段Ｂとして用意することで、各パー
ツＡ’を、任意の順序で連結し、あるいは、所定の長さ
に連結して用いることができる。

【００２５】また、用いられる各パーツＡ’を、他の装
身具Ａを構成しているパーツＡ’と取替え、組付けるこ
とで、装身具Ａを構成すことができる。

【００２６】更に、この各チェーン２１、２１間に、チ
ェーン以外の装身物、例えば、宝玉類を組付け用いるこ
とができると共に、この組付け用いている宝玉類を、随
時、随意に他の宝玉類と取替え、その趣きの異なった装
身具Ａを構成することができる。

【００２７】（２）第２の実施の形態に係る装身具 次いで、図３及び図４に示される第２の実施の形態に係
る装身具Ａについて説明する。

【００２８】この第２実施の形態に係る装身具Ａにおい
ては、前記第１の実施の形態に係る装身具Ａを構成する
パーツＡ’の両端部分に、互に引っ掛け状態に組付け保
持される連結具５０、５０を連設手段Ｂとして設け、こ
のパーツＡ’における一方の連結具５０に対して、他方
の連結具５０を引っ掛け保持するようにした以外の構成
を、前記第１の実施の形態に係る装身具Ａの構成と同
一、又は実質的に同一の構成としてある。

【００２９】従って、前記第１の実施の形態に係る装身
具Ａの構成と同一、又は実質的に同一の構成部分につい
ては同一の番号を付して、その説明を省略する。

【００３０】ここで用いられる連設手段Ｂを構成する連
結具５０は、隙間６２を残して略Ｃ型の環状体に湾曲構
成されていると共に、夫々の端部に球状部５０ａを設け
た構成としてある。

【００３１】すなわち、このＣ型をなす環状体としての
連結具５０は、両方に設けられる円弧状桿部５３、５３
相互を延設桿部５２によって連設した構成としてあり、
この円弧状桿部５３と延設桿部５２とによって、隙間６
２を備えた環状部６１を構成してある。また、この円弧
状桿部５３の夫々の側端部分が、弾性変形可能な保持桿
部５１として構成してある。また、この各保持桿部５１
の先端部分が球状部５１ａとして構成してある。

【００３２】このようにして構成される連結具５０にお
いては、各円弧状桿部５３の先端にある球状部５１ａ、
５１ａ間の隙間６２を、この連結具５０を構成する保持
桿部５１などの弾性変形によって拡き出し可能としてあ
り、この拡き出された各球状部５１ａ、５１ａ間から、
他の連結具５０における延設桿部５２などを、この連結
具５０の構成する環状体内に導き入れを得る構成として
ある。

【００３３】かくして構成される連結具５０にあって
は、延設桿部５２の両端部分に、円弧状桿部５３を連設
し、しかも、この各円弧状桿部５３の球状部５１ａ、５
１ａを近接させた構成とすることによって、環状部６１
を構成すると共に、前記球状部５１ａ、５１ａ間に他の
連結具５０を導き入れる隙間６２を、前記環状部６１を
内外に連通するように設ける構成としてある。

【００３４】次いで、装身具Ａを構成する各パーツＡ’
の側端に、チェーン２１のリング２３を用いて、この連
結具５０を、回動可能に組み付ける。

【００３５】ここで、パーツＡ’の側端に対する連結具
５０の組み付けは、パーツＡ’を構成しているチェーン
２１におけるリング２３を、このリング２３を開き出し
た状態で、この開き出しリング２３に対して、連結具５
０の延設桿部５２、あるいは円弧状桿部５３を収め入れ
ると共に、このリング２３を環状に閉じることによっ
て、このリング２３に対して、連結具５０を回動可能に
組みつける。

【００３６】かくして構成される各連結具５０における
保持桿部５１、５１を互に拡き出す向きに押し拡げ、こ
の保持桿部５１、５１の開き出された隙間６２から、他
の連結具５０における延設桿部５２などを、環状部６１
内に収め入れ、この状態で、各保持桿部５１、５１の弾
性変形を解くことによって、各連結具５０、５０相互を
連結状態に連結保持する。

【００３７】かくして構成される一連の鎖体としての、
各パーツＡ’の連続体の一端側に設けた丸かん２２に対
して引き輪４１を、また他方側の丸かん２２に対してプ
レート４２を設け、この構成された一連の各パーツＡ’
…Ａ’の連続体を、このプレート４２に設けた孔４２ａ
に引き輪４１のピン部４１ａを差し入れることによっ
て、ループ状に留めつけ得る構成としてある。

【００３８】かくして構成される装身具Ａにおいては、
連結手段Ｂとしての連結具５０が、各パーツＡ’の両側
部に設けてあることから、この連結具５０を用いて、各
パーツＡ’を、任意の順序で連結し、あるいは、所定の
長さに連結して用いることができる。

【００３９】また、用いられる各パーツＡ’を、他の装
身具Ａを構成しているパーツＡ’と取替え、組付けるこ
とで、趣の異なる別段の装身具Ａを構成すことができ
る。

【００４０】更に、この各チェーン２１、２１間に、チ
ェーン以外の装身物、例えば、宝玉類を組付け用いるこ
とができると共に、この組付け用いている宝玉類を、随
時、随意に他の宝玉類と取替え、これによって、趣きの
異なった別段の装身具Ａを構成することができる。

【００４１】（３）その他の実施の形態に係る装身具 前記第１の実施の形態に係る装身具Ａにおいては、パー
ツＡ’が丸かん２２を備えると共に、この各丸かん２２
に対して、連結具１０を、着脱可能に連結用いる構成と
してあるが、各パーツＡ’の両端に直接、連結具１０を
組み付け用意し、この各連結具１０相互を係合すること
で、装身具Ａを構成するようにしてあっても良い。

【００４２】また、前記パーツＡ’の一方側に丸かん２
２を、他方端側に連結具１０を直接組み付け用意し、こ
の連結具１０を、丸かん２２に対して、着脱可能に連結
することで、装身具Ａを構成するようにしてあっても良
い。

【００４３】更に、前記第２の実施の形態に係る装身具
Ａにおいては、パーツＡ’の両側端に直接、連結具５０
を組み付け用意し、この連結具５０相互を着脱可能に連
絡、用いる構成としてあるが、パーツＡ’の両側端に、
前記第１の実施の形態に係る装身具ＡのパーツＡ’を構
成する丸かん２２と同様の丸かんを組み付け用意し、こ
のパーツＡ’に備えられた各丸かんを、前記連結具５０
を用いて着脱可能に連絡することで、装身具Ａを構成す
るようにしてあっても良い。

【００４４】また、前記のパーツＡ’の一方端に連結具
５０を直接組み付け用意すると共に、該パーツＡ’の他
方端側に丸かん２２を組み付け用意し、この丸かん２２
に対して、連結具５０を着脱可能に連結することで、装
身具Ａを構成するようにしてあっても良い。

【００４５】

【発明の効果】この発明に係る装身具Ａは、前記の特長
ある構成、特に、ネックレスなどのループ状にして用い
られる構成としてあり、しかも、この装身具Ａが、複数
個のパーツＡ’よりなり、しかも、この装身具Ａを構成
する各パーツＡ’を着脱可能に連結する連結手段Ｂを備
えており、この装身具Ａを構成する各パーツが取替え可
能に構成してあることから、各パーツＡ’、Ａ’…を、
適宜用意し、自分の希望する素材よりなるパーツＡ’
を、自分の希望する趣きを持ったものとして連設し、ま
た自分の希望する長さを備えたものとして連設して装身
具Ａを構成することができる。

【００４６】また、既に構成されている装身具Ａの一部
のパーツＡ’を、適宜、他のパーツＡ’と取替えること
によって趣の異なる別段の装身具Ａを構成し、あるい
は、自分の好みの長さに調整した装身具Ａとして構成す
ることができる。

【００４７】さらに、既に構成用いられている２種以上
の装身具Ａ…Ａにおける各パーツＡ’を、他の装身具Ａ
の構成手段として組み替えることによって、自分の好み
に合った別段の装身具Ａを、新たな部品の購入なしに作
り出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】典型的な第１の実施の形態に係る装身具の正面
図

【図２】同要部の拡大正面図

【図３】典型的な第２の実施の形態に係る装身具の正面
図

【図４】同要部の拡大正面図

【符号の説明】 Ａ 装身具 Ａ’パーツ Ｂ 連結手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネックレスなどのループ状にして用いら
   れる装身具であって、この装身具が、複数個のパーツよ
   りなり、しかも、この装身具を構成する各パーツを着脱
   可能に連結する連結手段を備えており、この装身具を構
   成する各パーツが取替え可能としてあることを特徴とす
   る装身具。